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2025-10-30 18:02

#14 純国産のヒューマノイドロボットが出来る!?【KyoHA】

🎙️内容
製造業ニュース紹介回
純国産のヒューマノイドロボットの開発が進んでいる!?

参考👇
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2510/10/news014.html

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サマリー

プロジェクトKYOHAは純国産のヒューマノイドロボットの開発を進めており、日本のものづくりの復活を目指しています。彼らは技術と産業の融合を志向し、特に精密性や信頼性に焦点を当てて、日本独自の製品づくりに取り組んでいます。日本のヒューマノイドロボット開発は進展しており、AIと現実を結ぶ重要な役割が期待されています。この技術の進展は、製造業においてフィジカルな要素がますます求められる時代を示唆しています。

KYOHAの立ち上げ
どうも、しぶちょーです。ものづくりの視点は、産業機械の現役エンジニアである私、しぶちょーが、ものづくりに関するトピックを独自の視点で解説する番組です。
今日は、ものづくりニュース紹介会です。不定期ながら定期的に製造業関係のニュースに触れていこうかと思います。
最近あまりやってなかったからね、こういうニュース紹介。今日紹介するのは、純国産のヒューマノイドロボットが誕生するかもしれないという話です。
最近、何かと話題に上がることが多いヒューマノイドロボット、人型のロボットですね。
こいつを日本でもしっかりと開発しようぜと、そういうプロジェクトが動き始めています。
今日はそんなお話です。それでは早速いきましょう。
いやいや、何言ってるんですかしぶちょーさん。日本といえばロボットだろうと考える人もいるかもしれませんけれども、
残念ながらそのイメージはね結構昔の話なんですよ。
人型ロボット、いわゆるヒューマノイドロボットの分野において、日本は今完全に出遅れています。
出遅れてるっていう言い方はちょっと厳密には正しくなくって、出るのは早かったんだけど、失速してしまったっていうのが今の状態です。
例えば代表的なヒューマノイドロボットで言えば、ホンダのアシもありますよね。有名ですよね。
あとペッパー君とかもあるんだけどさ、そういう世界をリードするようなロボット、技術が日本にはいろいろあったんですけど、かつてはね。
けれども開発はして、さてね、いろいろ技術開発は進んでいたんですけども、その後に商業化とか社会実装っていうのはなかなか進まなくて、
研究が企業や大学ごとにバラバラに進むようになってしまったんですね。
日本がロボットの研究をしていないかって言ったら全然そんなことはないんですけども、結局力を合わせるっていうことができなくて、
ヒューマノイドロボットの開発においてはすごく下弁になってしまって、どんどん失速してしまったっていうのが事実です。
実際ね、アシモの開発ってもう止まっちゃってますからね。
その一方で世界ではテスラとかボストンダイナミックスとかね、あと中国のヒューマノイドロボットの開発も非常に加速してるんですよ。
後で話すんだけど、このヒューマノイドロボットの開発の加速の影というかね、裏側にはAIの発展っていうのはすごく影響してるんですよね。
そういうAIの技術と並行するように今、世界では人型のロボット、ヒューマノイドロボットが注目されていて、
ヒューマノイドロボットが次の産業革命を起こすのではないかと、そういうムーブメントの中にあるわけです。
そんな流れの中、客観的に日本を見た時に明らかに遅れをとっていると。
かつてはね、ロボットこそ日本だみたいな感じだったんだけど、露骨にヒューマノイドロボットを海外に負けちゃってると。
いやそれじゃ日本はいかんだろうということで立ち上がったのが、KYOHAという団体です。
正式には京都ヒューマノイドアソシエーションの略でKYOHAです。
名前の通り京都を拠点においた日本初のヒューマノイドロボット産業を再び立ち上げようということを目的で設立された団体です。
設立は2025年の6月とめっちゃ最近できた団体なんですよ。
中心となっているのはロボット研究で世界的に有名な早稲田大学とか、医療や防災ロボットを手掛けるサムザック、
精密部品のトップメーカーである村田製作所、そしてAIやデータ活用の領域を広げているSREホールディングスと、
この4社が連携して純国産のヒューマノイドロボットをもう一度日本から発信しようと動き出したんですね。
一度は失速してしまったヒューマノイドロボット開発、その技術を繋ぎ直して三角環が手を取り合って復活させようと。
KYOHAはまさにそのために誕生した組織なんです。
京都が拠点に選ばれているというのも意味があるらしいですよ。
京都は古くからものづくりの町で、精密加工とか電子部品の産業が非常に根付いてますから、
大学とか企業、行政が非常に近い距離で連携できる都市でもあるようです。
試作から実証までを一気に進められるその環境が京都であって、ヒューマノイドロ開発にぴったりだと。
ヒューマノイドロボットのデザイン計画
だから京都でやるんだということらしいです。
そしてこのKYOHAの目標は、ただロボットを作ることだけではないんですね。
ヒューマノイドを産業にすること、ここを目指しているんです。
つまり部品とか制御、AIソフトウェア、そして社会実装までを一つの産業構造として日本に根付かせると、こういうことをやろうとしているわけですね。
去年の6月に立ち上がったKYOHAですが、早くも体制の拡大を行っています。
設立当初、当初としても今年の6月なんだけどね。
早稲田大学、テムザック村田製作所、SREホールディングスと、さっき言った4社で始まったんですけど、そこから多くの企業や研究機関が参加し始めています。
沖縄科学技術大学院大学、マブチモーター、かやばNOK、ヒーハイストなどなど、日本のものづくりを支える名だたる企業が次々と加わって、
ヒューマノイドのための産業連携、連合みたいな形になってきています。
結構機械要素部品メーカーが多いなっていう印象、パッと見た感じね。
これも面白いですよね。みんなで部品持ち合ってヒューマノイド作ろうぜ感がすごくあってワクワクします。
ただちょっと気になるのは、この中に主要ロボットメーカーがいないっていうことかな。
ハナーク、ヤスカ、川崎とか、そこら辺がガッツリ入ってきてないんで、そのあたり何かしらの事情とか意味がありそうな気もするんだけど、
かぐっていても仕方がないんで、そのあたりは一旦ひとまず置いておいて、
次にロードマップの話です。キョウハがどういうふうにヒューマノイドを開発しようとしているかという話ね。
これね、2025年末までにロボットの仕様を固めて、2026年の3月、来年の3月には初期プロトタイプを完成させると言ってるんですよ。
結構早いですよね、スケジュールが。さらにその年の年末、2026年の末までには2種類のロボットを発表すると言ってます。
一つは防災現場など過酷な環境で働くパワー系、パワー重視モデル。
そしてもう一つは研究や教育の現場でも使える俊敏性重視モデルと、
パワー系のヒューマノイドと俊敏系のヒューマノイド、スピードタイプとパワータイプを2種類作るらしいです。
実際のものづくりの現場とか災害の現場で使える強さと、実証実験の場で使えるような俊敏性柔軟さ、
この両輪を2台作ってやっていこうということなんですよね。
来年には純国産のヒューマノイド、プロトタイプから完成品までがお目にかかれるだろうということなんですよ。
これは非常に楽しみですよ。
さっきも言ったけど、強化が特に重視しているのは産業化という視点です。
つまりヒューマノイドを作って終わり、できましたロボットやったねだけじゃなくて、
それをどう社会に実装していくのか、どう広げていくのかという段階を見据えて今開発を進めていこうということなんですよ。
部品から制御から何から何まで国内で完結できるようにして、災害対策、建築、教育、介護等々、広い現場で働ける国産のロボットを作ると。
日本のヒューマノイドの未来
それが強化の掲げる大きな方向性ですね。
だから部品のサプライチェーンも日本で完結させようということなんですよ。
今、ロボットを作ろうと思っても部品って結構海外の部品に頼る部分があるんだけど、
それはやっぱり日本で作るというところに、潤国さんという意味でこだわりを持っているみたいですね。
世界を見ても、やっぱり今はアメリカ中国が猛烈なスピードでヒューマノイドを開発を進めています。
SNSとかでもさ、よくヒューマノイドロボット最近流れてくるんですけど、皆さん見たことあります?
結構ね、私がそういうものばっかり見てるからお勧めされるのかもしれないんだけど、
展示会でヒューマノイドが活躍してたりとか、後ろから蹴り入れられるけどこけないみたいな、そういうヒューマノイドも非常によく見ます。
ちょっとフェイクも混じっているからね、どれが正しいかどうかっていうのはちょっとちゃんと判断しなきゃいけないんだけど、
それでもかなりの性能というか制御、すごいとんでもないようなヒューマノイドいっぱい出てきてますし、
あととにかく安いんですよね。
これも噂レベルの話ではあるんですけど、中国製のヒューマノイドマジで安いらしくて、
乗用車1台買うぐらいの値段でヒューマノイド1台買えてしまうと、これとんでもないですよ。
もうめちゃくちゃ量産重視、そういう形でコストダウンが進んでいて、
量産重視のすごくいっぱい作って広めるんだっていうヒューマノイドがすでに作られ始めているんですよ。
ここまで進んでいるんです。
一方で日本のヒューマノイドはどうあればいいのかという話。
コストで勝負してもさ、これもう勝てないのが自明の利なんですよね。
もう中国めっちゃ安いから。しかも安くて性能はいいからね。
強波はどういうロボットがいいって言ってるかというと、やっぱり日本らしい精密信頼性安全性を軸にして、
人と共に働けるロボット、こういうものを目指しましょうねと言ってます。
日本らしいしっかりとした信頼性が高い技術で差別化をしていくんだと。
どっちかと言ったらハイエンドのモデルになってくるんですかね。
そういうところで世界の市場を取っていこうということらしいです。
技術で勝とうぜっていう感じは日本っぽいっちゃ日本っぽいですよね。
技術で勝ってビジネスで負けてきた日本っていう意味ではちょっと不安があるっちゃあるんですけど、歴史的に見てね。
ただやっぱり純国産のヒューマノイド、日本製なんだ、メイドインジャパンなんだっていうところをアピールするロボットってどういうものなのか。
というのがやっぱりワクワクしますよね。
しかも出てきたらさ、これが日本製のロボットなんだ、純国産なんだっていう製造業に関わる人たちの自己肯定感っていうのがね、そういうのもなんか上がりそうですよね。
日本のものづくりにもっと自信が持てるようなロボットができたら非常にいいなと思いますんで、すごく応援したいプロジェクトですよね。
ヒューマノイドが次世代のものづくりをどう変えていくのかっていうのは、2026年がもしかしたらヒューマノイド元年、日本の元年っていうとね、前からあったんだけど、新ヒューマノイド元年になるかもしれませんね。
最近よく耳にするフィジカルAIという言葉、これ少し前にも私の番組の中で解説してますけども、
ヒューマノイドがこれだけ注目されているのもやはりこのフィジカルAIが流行っているからというか、ここにすごく注目されているっていうのが一つ影響としてあるんですね。
これまでのAIってテキストを書いたりとか、あと画像を生成したり、言葉を理解したりと、あくまでもデジタル上の知能なんですよね。
ヒューマノイドロボットの重要性
しかしこれがこれからはAIは目の前の世界に触れて働き動くと、つまりAIが体を持って現実に触れ始めると、こういうことが次のステップ、次の世界では必要になるだろうということで非常にヒューマノイドが注目されているんですね。
ヒューマノイドっていうのは言わばAIの体みたいなもんですよ。AIの知能を語る上でよく言われている言葉が身体性というものです。
これはAIって身体を持ってないから、我々が今生きている現実世界のことを我々と同じような見方では理解できてないよねという話なんですよ。
あくまでも言葉があふれるテキストの世界の中で、この世界の常識を学んでいっていると。
でもやっぱりテキストだけでは理解しきれない世界の常識、特に物理法則みたいなものはいっぱいあって、そういうものを学ばせるためにAIに体を与えて、
実世界での経験とか物理法則を体験しながら学んでもらう、学ばせると。これがさらに次にAIを進化させる方法なんじゃないかと言われているんですね。
そのためにAIに体を与えると。そこでヒューマノイドが必要だという話です。AIと現実をつなぐデバイスっていうのはヒューマノイドということだよね。
ただこの身体性っていう話にもいろいろと視点があってさ、ちょっと話が飛んじゃうんだけど、別に物事を理解する上で体って必ずしも必要ではないよねっていう考え方も一応あるんですよ。
最近読んだ本に結構面白いことが書いてあって、リンゴあるじゃん。リンゴで果物の。リンゴを理解するのに味の情報は必須かどうかという話なんですよ。
そりゃさ、リンゴ食べたことのない人にリンゴ語れねえだろと。本当のリンゴを理解したことにならないだろう。食べたことないんだったらと思えるっちゃ思えるけど。
実際さ、概念としてのリンゴっていろんな情報があって、その色もあるし形もあるし、リンゴの成り立ちもあるよね。どういう風にリンゴが生まれたのかと。
あとどうやってリンゴを育てるか。歴史。あとはリンゴの商流だよね。商業としてのリンゴの扱われ方。あとはリンゴ単体の栄養価などなどですね。
リンゴ1個を取り上げても、リンゴを取り巻く情報とかリンゴそのものの情報っていろいろあるんですよ。
そのいろいろある中で、一つの情報として味という情報があるだけ。それは体がなければ確かに触れることはできないんだけど。
じゃあその味という情報を知らなければ、そのいろいろあるリンゴの情報を理解できないかといったら全然そんなことはなくて。
あくまでもリンゴの味ってリンゴに関する情報のごくごく一部でしかないんですよね。だからリンゴを理解する上で、リンゴを食べなくてもいいんですよ。
リンゴを食べる体を持たないAIだって別にリンゴを理解することはできるよねと。そういう話だよね。
身体性が必ずしもいるかって言われたら、そうでもないよねみたいな議論が読んだ本の中に書いてあって、これはなかなか深い議論だなと思いました。
というのは今日まさに読んだ話だから喋ったんだけど、これは本質と関係ないから一旦置いといて。
身体いらない用法も5つも、AIに身体を持たせるというのはやっぱり重要で、特に実際の社会実装をするなら、やっぱりAIの出すアウトプットとして、
デジタルデータだけじゃなくて、フィジカルなアウトプットというのもどうしても必要になりますからね。現場で使おうと思ったら。
AIが現実世界で働く時代の始まりっていうのは、やっぱりヒューマノイドがもしかしたら作るかもしれないということです。
製造業の未来
もちろん課題はたくさんあると思いますよ。安全性、コスト、倫理とか、人と共に働くとはどういうことかとかね。
でもそれこそが次の時代の技術者が考えていく必要のあるテーマで、そのためにはまずヒューマノイドという土台がなければ話が始まらないんですよ。
その土台の部分が中国が作ったものですよ、アメリカが作ったものですよ、日本では作ってないんですよって言うと、やっぱりちょっと技術の基盤たるところを取れてないっていうのは、確かにこれいかがなものかなって思うわけですね。
だからやっぱりAIを作るだけじゃなくて、AIの開発の基盤となるようなヒューマノイドを自分たちで作ると。
もっと言えばAIとどう生きていくのかっていうのをロボットを設計するところから設計していくみたいな、そういうフェーズに入ってきていると言っても過言ではないかもしれないですね。
AIの分野って基本的にChatGPTとかGeminiとか、ああいうメジャーな部分は海外のビッグテックにだいぶ先を行かれてしまってますからね。
日本がここからこういう技術で巻き返すためには、やっぱり日本が得意なフィジカルな部分が加わっていくといいのかもしれません。
それはヒューマノイドっていうAIにとってのフィジカルを開発するっていう意味かもしれないし、馬車馬のごとく働くっていうね。
かつてのバブル、高度経済成長期を彷彿させるような働き方、24時間働けませんみたいな人間のフィジカルの話かもしれないです。
もしかしたらその両方かもしれない。これからの製造業は色んな意味でフィジカルが求められる時代になるかもしれないというお話でございました。
ということで今日は日本の超注目の製造業ニュース紹介させていただきました。
というわけで今回はここまでとさせていただきます。私は技術ブログ、支部長技術研究所も運営していますのでそちらの方も是非チェックしてください。
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