ラジオの再開と映画の紹介
はい、こんばんは、ミワです。
めちゃくちゃ久しぶりにラジオを上げます。
この間の飽き方?更新の頻度が空いている感じ?
飽きただろこいつ、みたいな感じの飽き方なんですけど、
全然そんなことはなくてですね、単にめちゃめちゃ仕事が忙しくて、
休日返上で働くみたいな日もあったりして、
結構忙しい時期が続いたので、久々にラジオを撮ってます。
もし更新を楽しみにしてくださってた方がいたら、
待たせてしまってすいませんでした、っていう風な感じです。
まだまだ喋り倒したいことはたくさんあるんで、
このラジオは続けていきたいと思います。
本当にもうマイペースに続けていきたいと思います。
今日のテーマなんですけど、実は私、昨日ですね、
映画国宝を見てきまして、めちゃめちゃ良かったから、
その感想をちょっと残しておこうと思ってラジオに撮ってます。
このラジオの構成として、まずふわっとした感想というか、
ネタバレをあんまり含まない感想を話して、
そこからちょっと映画を見た方向けに、
ここが良かったよね、みたいな話をするネタバレありパート、
みたいな感じで話していこうと思うので、
もしまだ見てない人がいたら、ネタバレありパートの前で
引き返していただければと思います。
早速なんですけど、この映画国宝ですね、
元からSNSとかで評判がすごかった、
めちゃめちゃすごいみたいな話を見てたっていうのもあるし、
私が紙版機、2025年の紙版機で映画館に映画を見に行った時に、
予告として結構流れてて、その時からそもそも私は興味があって、
見たいなっていうふうに思ってたんですね。
すごい歌舞伎を題材にしてて、お顔が綺麗で有名な吉澤亮さんが演じられるっていう、
国宝になるであろう人を演じるみたいな感じのことが察せられる、
内容だったんで、めっちゃ面白そうじゃんって思ってて、
やっぱり歌舞伎にそういうイメージがあったっていうか、
芸能界、芸能の世界に生きる人って、
舞台の上ではすごく輝くけれども、裏ではやっぱり、
酸いも甘いも噛み分けるじゃないですけど、
一筋縄じゃいかない人生があって、
そういうところも描いていくんだろうな、みたいな想像をしてたので、
もうしんどい映画だろうなっていうのは思ってたんですよ。
だけど、見たいなっていうふうに思ってて、つい先日やっと見る機会があったんで、
映画の感想と感情の振り幅
日が空いたので、6月の27日?土曜日に見ました。
ん?合ってる?28日土曜日か。に見ました。
朝一の回で見ました。
9時半?9時35分とか開始の回を見たんですけど、
それでも結構広めのシアターが、もう8割くらい?7、8割は絶対埋まってたと思います。
朝一の回でここまで埋まってるのすごいなっていうふうに思ってました。
はい。で、もう見て3時間くらいあるのかな?3時間くらいあるんですけど、
SNSの感想であっという間だったみたいな感じのやつを見かけたんですけど、
私はちゃんと3時間分じっくり長かったなっていう印象はあって、
話がすごく分かりやすく展開されていてというか、
すごい見やすかったからスルッと見れるっていう感じはあるかなって思いました。
でも3時間分の長さはあって腰痛くなったりとかはしたんですけど、
でもそれでもボリュームはすごかったですね。
で、この映画もまず感想として言うと、もう良かった。良かったなんですけど、
一言で言うならもう壮絶でした。壮絶な映画でした。
何が壮絶かっていうと、もう何だろうな。
あのね、難しいですね。ちょっと待ってください。
ちゃんと言いたいことを、すいません、まとめてきたんですけど、いつもグダグダになっちゃう。
うん、何だろう。
もうその、思ってた通りしんどい映画だったっていうところなんですけど、
1日で摂取していい人の感情の揺れ動き?方?
あの、何だろう、感情のキビ?キビじゃないな。何て言うのかな。振り幅?
嬉しい?悲しい?しんどい?みたいな。
そういう物語を見ると何かしら思うことがあるじゃないですか。
で、それが嬉しくなったり悲しくなったりってあると思うんですけども、その振り幅がすごくて、
1日に摂取していい量を超えた。
1週間分?1ヶ月分ぐらい摂取したんじゃないかっていうぐらいすごかったです。振り幅がすごいというか。
そんな感じでした。
で、私ね、あんまり日本のドラマーとか映画を見ない人なんですよ。
普段結構アイドルとかアニメとかゲームとかそっち系の動画を見たりとか、
あと普通にゲームで遊んだりとかする人なので、あんまり俳優さんっていうところに詳しくなくて。
で、吉澤亮はさすがに知ってたんですよ。
なんか顔が綺麗な人だなっていう印象だったんですけど、
この映画を見てすさまじい役者さんだなっていうことがすごいよくわかりました。
なんか私、顔がいいだけで芸能界をやっていけると思っている人があまり好きじゃないんですね。
ちゃんと芸を持っていて欲しいって私は思っちゃうタイプなんですよ。
で、吉澤亮さん。吉澤亮、なんかどう読んじゃうんだろう。わかんないけども。
吉澤亮さんはなんかもう本当にそれに値するというか、
もう素晴らしい芸を持った俳優さんだなって演じるということに関して、
命を燃やせる、命を削れる、魂燃やせる方だなっていうのがすごいわかる映画になってました。
で、吉澤亮さんが演じる橘貴雄っていう方ですね。
その人と対になるというか、同じく歌舞伎役者として花開くというか、
高め合う存在、ライバルとして出てくるのが横浜流星さんなんですけど、
私横浜流星さんの顔知らなかったんで、知らなかったんですよ。
名前は知ってたんですけど。なので映画見てて、
すごいこの春助っていう役、春坊っていう役をやるんですけど、
その人の顔がめちゃくちゃ好みで、私吉澤亮の役よりも横浜流星の役の方が好きで、
この春坊の役やってる人誰だろうというふうに思って、最後エンドロール見たら横浜流星で、
あなたが横浜流星さんだったんですねっていうぐらい物を知らない私無知だったんですけど、
横浜流星さんもすごい上手かったです。何がすごかったかっていうと、
やっぱりこの話っていうのはその歌舞伎役者の話だから、
しかも人間国宝になるっていうところの説得力を持たせなきゃいけない役だったし、
人間国宝になるのは吉澤亮なんですけど、これはもうぶっちゃけネタバレじゃないというか、
予告見たらさせられるかなって思うから言っちゃうんですけど、
そこの説得力を持たせなきゃいけないのが吉澤亮だし、
吉澤亮以外の役者さんも同じぐらいやっぱり上手いというか、
そこを取り巻く人たちなんで説得力を持たせる演技をしなきゃいけない、
歌舞伎役者としての演技をしなきゃいけないというところで、
めちゃめちゃレベルが高い話だったと思うんですけど、
全然違和感ないというか、その迫力っていうのをすごいビンビン感じたというか、
めちゃくちゃ圧というか迫力とかがすごかったです。
キャラクターとストーリーの魅力
本当に劇場で見るべきっていう意見がすごくあって、
私もこれはめちゃくちゃそうだと思います。劇場でぜひ見てほしいなって思う。
本当にあのデカいスクリーンとすごい圧を感じる音響で、
ぜひぜひ見てほしいなって思います。
その主な理由が歌舞伎を実際に演じているそのレベルの高さっていうところ、
芸として、やっぱり伝統的な芸だと思うので、歌舞伎って。
そういうところのおごそかな感じとかがすごい伝わってくるから、
めちゃくちゃいいな、すごい体験ができると思うから、
映画でしかできない体験があると思うから、
ぜひ映画館で見ていただきたいなって思います。
ここから先はネタバレパートにしようかなと思います。
なので、もし見てない方はここで戻っていただければと思います。
早速なんですけど、
立場を明かしておくとですね、
私はこの国宝に関して前提知識をほとんど入れずに見に行きました。
歌舞伎についても詳しくないです。
この演目はこういう意味が、こういう話だみたいな感じがパッと出てくるレベルでは全然ないです。
原作の小説が多分あるんですけど、それも読んでないで行きました。
という立場で行かせていただいたんですけど、
ストーリーがすごかったですね。
本当にもう何度こう自分の心臓を取り出してかきむしりたいと思ったことかみたいな。
もう殺してくれみたいな。
本当にそういう自分が苦しくなるような感じがすごいありまして、
もうしんどかったです。本当に。
でもなんか話がすごく上手かったっていうとなんかチープな感じになっちゃうんですけど、
いやでもなんかあの本当に描写すべてに無駄がない。
セリフすべてに無駄がないっていう感じで、
あのセリフがここにつながってるんだみたいな感じのがすごいあってめちゃくちゃ良かったです。
なんか一個の作品としての完成度がめちゃくちゃ高くて、
高いからこそしんどいみたいな感じがありました。
吉澤亮、田柴奈菊夫、花井桃一郎ですね。菊ちゃん。
本当にねすごい役者としても吉澤亮の技量が本当にすごかったんですけど、
もうなんかこういう人出会ったことないけどいるよなって思わせるなんかこの説得力がすごくて、
あまりにも美しすぎるがゆえに、美しくて才能も持ち合わせているがゆえに、
周りの人を狂わせるじゃないけれど引きつける引力がある。
この人を国宝というかその舞台に立たせたいと思う。
いろんな人に知ってほしいと思うみたいな感情が湧き出るっていうのはすごいわかる気がするなっていう感じでした。
顔が良くてなんだろう、そういう才能もあってみたいな人って
旬風満々の人生だっていうふうに思っちゃうところがあると思うけど、
その一方での裏のドロドロっていうところが本当にいろんなものを抱えてるんだろうなっていうのを察せざるを得ないというか、
本当にいろんな人の何かを乗り越えて生きていくみたいな、なんていうのかな。
私の言い方で言うとすごい薄っぺらいな。でも本当にすごかった。
すごかったし、この役って本当に吉澤陽にしかできないと思ってて、この顔の綺麗さっていうところがまずなんですけど、
吉澤陽がこの作品に真摯に向き合う精神を持ち合わせた人で本当に良かったなと思ってて、
あの顔とこの役に成り切ろう、頑張ろう、全てを賭けようみたいな精神がないと、この役って成立しないものだと思うし、
この話が成立しないものだと思うから、本当にすごいなって思いました。
同じくらいの都心の横浜流星っていう俳優さんがいるっていうところの巡り合わせも本当にすごいなと思いました。
吉澤陽がいないと成り立たないっていうのは、私が映画を見た後に初めて公式ページを見て、公式のページで監督さんがおっしゃってたことでもあったんですけど、
本当に吉澤陽がいて成り立つこの映画だったら、この話だったなっていうふうに思います。
次、旬暮です。横浜流星が演じる。
私、二人が並んでだんだん仲良くなっていく過程とか、その後の大人になってからの顔を見てっていうか、感じを見て、
私の好きなキャラとしては本当に旬ちゃんがすごい好きなキャラなんですよ。
なんか愛嬌がある人が私は好きなんですよね。
キクちゃんは愛嬌があるっていうよりも義理に生きつつ、真摯に芸事に打ち込む、無欲みたいな感じの人だと思うんですけど、旬ちゃんはもう人間味っていうところがすごくあって、
秀才っていう感じ、ちゃんとやったことはちゃんとこなすし上手いけど、吉澤陽が天才、キクちゃんが天才で旬暮が秀才っていう感じ。
すごい可愛げがあって、すごいいいキャラだったなあっていうふうに思いますね。
この二人の最初に出会ってから仲良くなっていくっていう描写がすごい、ここの描写がすごかったんですよ。
詐欺娘と歌舞伎の魅力
やっぱり最初旬介はなんか自分が花井半夜、だからこいつが私が、自分は半なのに、吉澤陽、キクちゃんは花井東一郎っていう名前になるから、なんでこいつは1で僕が半なの?みたいな感じですごい不手札されるんですけど、
その後にめちゃくちゃ厳しい稽古のシーンが挟まって、その後に二人が仲良くなるというか、稽古でこういうこと言われるよねみたいな感じとか、後で合わせてみようかみたいな感じになっていくところが、
やっぱりあの稽古、きつい稽古を乗り越えた二人だからこそ、なんか共通して語れるものがあるみたいな、説得力のある感じの話の流れになってて、めちゃくちゃ二人が仲良くなるっていう事実への説得力がすごいあるなあっていうふうに思ってよかったんですよね。
もうなんか、あの二人が幸せでいるというか、7年8年ぐらいだけのを永遠に見ていたかったっていう気持ちがやっぱりあります。幸せになってほしかったみたいな気持ちがすごいある。
私がすごいって思ったポイントをじゃあここからどんどん話していきたいなって思うんですけど、一つ目が詐欺娘の話なんですね。この詐欺娘って話の中で、この映画の中で2回出てくるんじゃないですか。
1回目の詐欺娘は、当時の人間国宝であった万菊さんっていう方の見学にこの少年の二人が、少年時代の菊ちゃんと春宝が来るっていうシーン、あの時に詐欺娘の演目があると思うんですけど。
そこでの詐欺娘って、私が歌舞伎の知識がまずないっていう前提なんですけど、そのない人からすると、白い雪景色の中を真っ白に詐欺に踏んした女型?女型?女型?どっちかな?ちょっと読み方がわからない。
尾山?尾山かな?尾山かな?うん。尾山?女型?どっちだろう?わかんないんですけど、女型にするか。女型で統一します。
そこで、見るんですけど、そういう白い詐欺の話みたいな感じなのかな?みたいなぐらいの印象なわけですよ。
それで最後のラストシーン、最後の最後、菊緒が人間国宝になった後に、詐欺娘を演じるっていうラストシーンがあると思うんですけど、そこで初めて、詐欺娘の真っ白なやつがパッて赤に変わる?衣装が変わる?演目なんだってことを知るわけですよ。
で、そこがもう画面が一気に変わって、印象がガラリと変わるというか、そこが一番驚くわけですよ。え?みたいな。そこの感情の揺さぶられ方がすごくて、そこで私たぶん訳もわからず泣いてた気がします。
なんか安永すごいなと思って、その詐欺娘とは途中で衣装チェンジっていうか早着替えじゃないですけど、バッていう着替えがあるっていうことをあそこまで隠して、最後のラストシーンでそれを持ってくる。しかもその後にセリフが全くない。
ただただ吉澤亮が舞い踊って、あと観客というか春江とかが姿を見てるみたいな感じのシーンが挟まったりみたいな感じで、でも基本もう音楽だけでセリフなしで進んでいくみたいなラストシーンにつながっていって、あの最高のラストシーンを作ったのは、
その詐欺娘の全貌を見せなかったっていうその前段のあれがめちゃくちゃ効いてるなぁと私は思ったんで、あれはめちゃくちゃ脚本の妙というかだなっていうふうに感じました。
複雑な人間関係
2つ目のうわすごーって思ったところが、春江が菊穂から駿助に乗り換えるじゃないですけども、駿助の方を選ぶっていう風になったシーンのところで、あそこの持ってき方がやばいなと思ってて。
まずそのシーンのちょっと前に菊穂と春江は普通に恋人同士でいるけれども、菊穂が春江に結婚しようって言うけれども春江は遠回しにそれを断るんですよね。
私は働いてパンでいるみたいな感じの答えをして結婚私もしたいっていうふうには言わないわけなんですよね。そこでの春江の心境は正直わかんなかったんですけど。
その次のシーンというか決定的なその駿助の手を取るシーンの前に、
半次郎ですね渡辺謙ですねが自分の大役、怪我した大役曽根崎真次郎のお発を自分の直の息子である駿助じゃなくて養子というか迎え入れた子である菊穂の方に任せるっていう風にそれで決めたっていう風に言うシーンがあって。
すごい駿助はそれでめちゃくちゃ落ち込んで、春江のアパートの部屋の前に行くっていう描写がありました。
そこで春江がそれを見つけてどうしたのって言って部屋に上がっていくって言うけど駿助はいいって断って明るく振る舞って帰っていくっていうシーンが、部屋に入らず帰っていくっていうシーンがあったと思うんですけど。
あそこで駿助は春江を心の拠り所としているというか、自分が落ち着かない時とかちょっと落ち込んだ時とかに行きたい場所になっているんだなっていうことが分かって、春江も家の中に入っていくって言うっていうことは少なからず行為を持っているっていうことも分かった。
だけどそれを駿助としては断るっていうところで、駿助はなんだかんだでやっぱり秋江のことを大事にしているというか、その一線は最後の最後まで理性で越えなかったっていう義理があるっていう感じもすごいあるなっていうふうに思ったんですよね。
私はすごいそこが印象的で、その後に実際に初日、半次郎の大役として秋江がお初を演じるその日の演技を2人とも見ていって。
で、その演技を見ていた途中で悔しさなのかな、なんかこういう気持ちで耐えきれずに駿某が席を立つ。で、それに気づいた春江も外に出る。で、そこで初めて春江は駿某の手を掴んで、どっちだっけ、忘れちゃったけど、手を繋ぐわけです。
手を繋いで掴んで引いていくんですけれど、その時に実際の演目の曽根崎駿柩のお初として吉澤良が手を引かれていくシーンがリフレインされるというか、対比されるわけですよ。
で、実際に舞台上で吉澤良が別の人のというか、お初として別の人の手を取っている時に、駿某は春江の手を取ったのかっていう感じになっていて。
で、これ何がすごいかって、その直前に半次郎が菊をあと5日間で大役に仕立てなきゃいけないからビシビシ仕立てるみたいなシーンがあったと思うんですけど、そこでお前が全然ダメだみたいな感情が伝わってこないみたいな感じで叱るんですけど、
お前がお初になりきってないからダメなんだ、そういう感情が全く伝わってこないんだみたいな。お前はお初として生きろみたいな感じのことを言うんですよね、アドバイスとして上手くなるためにですね。
で、菊緒も歌舞伎が好きで上手くなりたいし、大役に選ばれたその務めを果たしたいという責任感から、そのアドバイスを聞き入れて演じるんですけど。
だから、あの初日の日、立花菊夫、花井東一郎という人物はあの瞬間にいなかった。なぜならお初になりきってたから。お初という人の人生を生きる、自分の存在を消すというか、お初になってていなかったから、なんだろうな。
その世界に吉沢菊夫という人がいなかったから、晴江と駿介はくっついたというか、手を取る関係になれたんじゃないかみたいな感じの、ちょっとこれは私の解釈が入ったんですけど。
でもなんかそういうふうに読み解けて、そうだとしたらめちゃくちゃそれ持ってき方が上手いし、各描写が上手いなーって思って、勝手に舌を撒いてました。
演技がもたらす力
で、そうだなーすごいなーと思ったのが、全部すごかったんですけどね。
で、あとあれか、私が話したかったところで言うと、綾子?綾野か、ごめんなさい。綾野かな。
今、人物創刊を見ながら話してるんですけど、公式の。公式の人物創刊に菊夫と藤駒という芸子さんの、舞子さんの間にできた子供が載ってないんですけど、これ載ったらネタバレになるから載ってないんですね、きっとね。
で、その綾野が、一番最初に綾野が写った子供時代で、パパ帰ってきたみたいな、お父さん帰ってきたみたいな、お父ちゃん帰ってきたみたいに言うところで、カメラのおもちゃを持ってたんですよね。
で、それが人間ごっこになった後の写影を撮る、写影?あってる?初映?なんだっけ。あれを撮る、あの女性のカメラマンが実は綾野だったっていうところに繋がってるんだっていうところが、もうなんかゾッとしちゃって、うわ、すごいっていうふうに思いました。
で、綾野もなんかすごいというか、私はこれもテーマなのかなっていうふうに思ったのが、飯次郎が死ぬ前に吉澤綾と菊尾に、お前は芸を磨き続けろって。
で、磨き続けた芸は刀やピストルよりも強いっていうふうに、だからお前は芸を続けろっていうふうに言って、菊尾も分かりましたっていうふうに答える、約束を交わすっていうふうなシーンがあったんですけど、それに繋がってるのかなって私が解釈した部分なんですけど。
刀やピストルより強いってどういうことだっていうふうに思ったんですけど、これはその最初にそもそも橘菊尾という人物が橘組である父を殺したヤクザに一回ちょっと本気で報復をしに行こうと、少年時代にしたけど失敗したっていう過去を持っていると。
つまり復讐を果たそうとした憎しみを晴らすための方法というところのメタファー?メタファーなのか合ってる?象徴みたいなものかと思ってて。
で、実際この綾野は父を恨んでる。菊尾のことを恨んでる。母のことを全く顧みずに歌舞伎役者としての道を自分勝手にどんどん突き進んでいったから。
だけど、すごい憎んでるっていう話があったけど、歌舞伎役者として立ってる、東一郎として立っている、舞台に立っているあなたを見ると、不思議と幸せな気持ちというか、唯一無二みたいな気持ちになるんだよっていうことも合わせて、菊尾に綾野が伝えたわけですよ。
で、それって復讐する気をなくさせるじゃないですけど、復讐を思い留まらせるじゃないですけど、憎しみとかっていう気持ちを全部芸というものが晴らすことができる。
自分に対して憎しみを持っているものも、この演技を見たらもうその演技の前では何も言えなくなるみたいな感じで、それっていうのこと、ペンは剣より強し、北風と太陽みたいな話と同じカテゴリーに入るかなって私は思ってるんですけど、なんかそういう感じのことを言ってるのかなっていうふうに私は解釈して、それもすごい説得力があるなって自分の中の解釈ですけど勝手に思って。
すごいっていうふうに思ってました。
そうだね、そんな感じかな。いやーもうねすごかった。
あともうこれは私が今話したのは演出ですごかったなと思ったところです。
はい、他にも話したいこといっぱいあります。
いやーもう私この菊音俊介の関係がものすごくやっぱり好き、いいなっていうふうに思ったうちの一人なんですけど、もうなんかね、そうあとこの親子が似てるっていうところもすごいなって思いました。
血がつながっている親子のところですね。
半二郎と俊介ですね。
半夜ですかね。
が、借金を、なんだろう、こういう舞台の上に立つスターは借金してでも自らを華やかに見せるのが、なんか勤めだみたいな、なんかノブリスオブリージュみたいなことを言ってましたけど、
なんかそれがあの実はあのあんな傾きそうに見えた、あの半二郎も実はそうだったっていう借金が残ってるってことが後々分かったりとか、
あとなんか舞台の上で最後まで芸を全うしようと思った、あのその姿勢ってところのすごい血っていうところが共通してるっていう話がすごいあるなって思いました。
で、あのね、きくきくもそれを多分すごくそばにいたから誰よりもその血のことを理解して、あの最後のあの、
しんすけ、半夜と東一郎の、まあ就名したからもう半二郎か、半夜半二郎の半々コンビでやった住崎真珠のあの最後まであのやるっていうところがすごいなっていう、あのなんだ、やったんだろうなっていうふうに思いました。
うん、あそこの演出もすごかったな、その半々コンビでやった住崎真珠のところで、その直前に自分の足はもう片方も餌食したら自分はもう命が危ないっていう風な話があってからの住崎真珠をやりたい。
で、住崎真珠の映像になって、あの右足首のところで足首に顔をこすりつけるみたいなシーンのところを映すところで餌食してる足を映すっていうところで、もう先が長くないんだなみたいな感じのことを表現する描写もすごかったですね。
演目の選び方がすごいなって思いました。
いやー、そう、でね、なんかその、なんかその自分勝手なところがね、なんか憎めないなって、あの残される側って辛いじゃないですか。
歌舞伎役者の人生と孤独
なんていうか、もちろんそのこの世を去るっていう余命戦国を受けてる側も辛いけど、でもやっぱりそのなんだろうな、そもそもその前段のところで藩次郎の残したものを引き継いだ、引き継いで生きていった菊王がどんだけ壮絶な目にあったかっていうのは、もう私が見てきた、映画の中で見てきたわけだから、その残される側って辛いよなっていう話は多分みんなわかると。
映画見てる人ならみんなわかると思うんですけど。で、それをなまた藩屋が、藩屋というか駿助がね、自分の願いを叶えてほしいっていう、まあすごいこの話ってめっちゃこの駿助が主人公だったら超美談な感じするじゃないですか。
なんか一回ちょっとなんか自分は二世として頑張ってきたけど、やっぱなんか後ろ盾の父のおかげで自分も強くなったみたいな自覚はあって。
そんな時に才能があるライバル、だけど血のつながってない兄弟のような人が入ってきて、切磋琢磨するけど役を取られて一回逃げたけどまた歌舞伎県に復帰して、でも予兵宣告を受けて、でも最後自分のやりたいと思った、あの時できなかったおはつをやるっていう夢を叶えて、
もう安らかに行くっていう、安らかじゃないかもしれないけど行くっていうところはすごい綺麗な美談だと思うんですけど、そこをね気候目線で描くとね、残された者側の方ですから、すごいしんどいだろうなっていうふうに思いますね。
でその後の描写として次に出てくる、実際しんすけが亡くなって、半夜が亡くなってから何年か経ちましたみたいなところで、その人間国宝になられましたねみたいな記者の導入の言葉が入ってきて、そこでなんかもう順風満帆な人生だと思いますがみたいな感じのことを記者が言って、見てる側の私たちからしたら何を見てきたんだみたいな。
全然順風満帆じゃなかったよみたいな感じの文句を言いたくなる感じのシーンになると思うんですけど。
でもそれをこう飲み込んだからこそのなんかね、ああいうラストにつながっていったわけだし、だからね、でもその残していく側はさぞ気持ちよかろうなっていうなんか、けっていう感じもありつつも、でもしんすけも一生懸命に生きてたことっていうのがすごいわかるから、なんかもうすごい絵型なって思いました。
そこもわからされて、だからどっちを恨むでもなく、なんかもううわー、もうただただもうなんか、うわーっていう感じ。語彙力ゼロ。そんな感じでした。もうすごかった本当に。
あとね、そう寺嶋忍さんが演じる、はい、幸子さんかな?幸子さん?幸子さんかな?奥様。もうね、しんどかったですこれ見てても。なんかあの火垂るの光のおばさんの話を思い出しますよね。なんかみんなすごいおばさんのこと悪役みたいに最初見た時は見えるけど、
なんかやっぱり大人になってみるとおばさんの立場もわかるというか、自分の息子でもない人を引き取って育てて、でその人のせいでは息子が辛くなったりしたら、なんか激怒りを感じる、やらせなくなるっていうのも当然のことでみたいな。
それを平然とね、血が繋がってないからみたいな、うちの息子を優先しなさいよみたいな感じのことを本人の前で平然と言うっていうのはやっぱりちょっとその、歌舞伎は何よりも血が大事であるっていうその傲慢さっていうところが見え隠れするところでもあるけど、そこはちょっと嫌だなって思いましたけど。
でもなんか私ももうみそじすぎた人なので、なんかもうそこのなんか重さっていうか、いろいろあるんだろうなみたいな感じのことはすごい思いながら見てましたね。
完全に悪とはちょっと思い切れない。嫌な気持ちにはなるけど、自分の中にこの幸子さんのような要素があるかないかって言われると、ないとは言い切れないみたいな。だから、うかつに叩けないみたいな感じがありますね。
そうですね。いやまだまだ語りたいことあるな。あるんですけど、実はもう1時16分でもう37分しゃべり倒してるっていうのがあるので、ちょっと今日はもうここでおしまいにしようかなと思います。
また何かちょっとあったら付け足しで話そうかなと思うんですけれども、今日は一旦こんな感じで、どうしてもちょっと感想を話しておきたかったです。
なんかもしあの、見たよっていう方がいたらコメントとかで教えてくれると嬉しいです。
はい、そんな感じでここまで聞いてくださってどうもありがとうございました。ではおやすみなさい。