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  2. 第4回 素直になれない人たちの..
2021-05-14 1:06:20

第4回 素直になれない人たちのモラトリアムな生態系『街の上で』

映画の話したすぎるBARの店長メンバーで『街の上で』の話をしました。あと、東京憧れとかの話。

映画の話したすぎるBAR店長メンバー
  • 山口
  • 原口
  • まえだ
  • マリオン
映画の話した過ぎるBAR 開催のお知らせ

大阪の南森町にある、日替わり店長によるカフェバー「週間マガリ」において、恒例の『映画の話したすぎるBAR』を開催したいと思います。

大阪府の緊急事態宣言を踏まえて、週間マガリの通常時より営業時間を繰り上げたカフェタイム営業、かつアルコールの提供なしでのオープンとなります。

日時:2021年5月29日(土)  OPEN~ CLOSE

場所:週刊マガリ

南森町、大阪天満宮、北浜、そのちょうど真ん中あたり。日替わりの間借り店長がそれぞれのテーマで営業するカフェバーです。

詳細:http://virtualeigabar.com/2021/05/11/eiga-bar_2021-05/

00:13
はい、始まりました。ポッドキャスト、映画の話したすぎるBAR、ポッドキャスト視点、リニューアル後第4回になります。
映画の話したすぎるBAR、店長の山口です。
関西の映画シーンを伝えるサイト、キネ坊主を運営している原口です。
ホラー映画好きの前田です。
マリオンです。よろしくお願いします。
はい、ゴーディーンウィークを明けて翌週の、今日が5月13日に収録してます。
はい、ゴーディーンウィーク以降、皆さん、何か映画見てたりしてましたか?
原口さんはどうされてました?
見れてないんですけど、割と今週は、これから公開される作品のオンライン試写を頑張って毎日見てます。
なるほど。
特に、そういう中で、ハーザーを見まして、ハーザー決着です。今年の俺の中で今のところ。
あ、マジですか?
ハーザーすごいっすよ。
どこで見れるんです?今だと。
あ、今からか。
今週末でね。
はいはいはい。
だから、空いてるところだと、今週末か、京都シネマでは見れます。
なるほど。
どこ行ったよ、どこ行ったよ。
もう、予備知識なしで見れると、ほんといろいろとすごいっす。
予備知識ない方がいいんですね。
ね、はい、もういろいろとすごいっす。もうこれ以上言えない。
なるほど。じゃあ、情報ゼロで行きますわ。
はい。
はい。
さすがアカデミー試合取ったねっていう感じですね。
なるほど。じゃあ、期待しておきます。だいぶ盛られたんで。
はい、じゃあ前田さんはどうされてました?
私は最近ネットフリー映画を結構見てて、ちょうど今日、アレクサンドラジャーっていう監督の新作が今日公開なので、ちょっとこの週度終わったら見たいなと思ってます。
アレクサンドラジャー好きっすよね、前田さん。
好きですね。
キシジエンでしたっけ?確か、タイトルなんか。
あ、そうですそうです。そん中にの。
そうですか。
ナタリに上がってました。
前田さんの後ろに見えてるポスターあれ何でしたっけ?ブレインデッドでしたっけ?
あ、そうです。ブレインデッドのポスターですね。サイン入りです。書いてる。
え、どこに?
育成経過です。
えー、すげー。
とってこそだろ。
いや、もうあの、撮影。
材料が足りない。
いや、ちょっとあまりに目がついてしまった。
はい、マリオンさんどうされてました?
映画はちょっと見れてないんですけど、
物責にむしゃくしゃすることがあったので、
はい。
ブルーレイを7本ぐらい一気に買いましたっていう話ぐらいしかないですけど。
まだ見てない、これからまだ見てはないけど、お金を使ったという。
03:02
そうですね。好きな映画でお手軽な値段のやつを買い漁ってっていう感じですかね。
なるほど。僕はですね、京都の出町柳にある出町座にちょっと1日こもってきまして、
あの子は貴族と、今回話しする街の上でとサスペリアパート2とフェノミナを見てきたわけなんですけど、
あの子は貴族はね、もう長々大傑作でしたよ、本当に。
いいですよね。
これを見たかったなと思って、上流とか下層とか、男と女とか、世の中分断が溢れてるわけじゃないですか。
それに対してね、一発かましたるぜっていう気概に満ちててね、
これを見たかったなっていう感じでしたよ。
ちょっと前の回で、霧島部活辞めるっていうのはちょっと古くなってるみたいな話をしたんですよね。
僕が一人で喋ってた回の時に。
霧島の価値観からさらにアップデートしていくんだみたいな話をしたんですけど、
霧島の先来たなと思って、これを待ってたって感じでした。
これだけ言っておきたくて、ちょっと熱こもって喋っちゃいました。
じゃあ今回話しするのがですね、今泉力也監督の街の上でですね。
はい、ではまず映画ドットコムから解説読ませていただきます。
愛がなんだの今泉力也監督が下北沢を舞台に一人の青年と4人の女性たちの出会いをオリジナル脚本で描いた恋愛群蔵劇。
下北沢の古着屋で働く青年、荒川青はたまにライブを見たり、行きつけの古本屋や飲み屋に行ったりしながら基本的に一人で行動している。
生活圏は異常なほどに狭く、行動範囲も下北沢を出ることはない。
そんな彼のもとに自主映画への出演依頼という非日常的な出来事が舞い込む。
愛がなんだにも出演した若葉達也が単独初支援を務め、少女解講の…えーと、なんだろう、読めないな。
稲穂の穂に志で…ちょっと…
ほしもえか。
ほしさん。ほしもえかさん。
ほしもえかさん。
で、12人の死にたい子供達の古川琴音。
お嬢ちゃんの萩原実かな。
えーと、ミスミソーの中田聖名が4人のヒロインを演じる。
成田涼が友情出演と。
あのー、じゃあ、それぞれどんな感じだったかっていう触りだけ聞いていってもいいです。
えーと、原口さんどうでした?
だから、あのー、最初からね、クスクスって笑えるシーンがこうずっと続いて、
クライマックスぐらいかな、大談演、みんな大集合の、そこがもう笑い出したら止まらなかった。
あ、そこね。
前田さんは?
私もなんかあの、普段あんまり見るタイプの映画じゃないんですけど、
あのー、監督の愛がなんだがすごい好きだったので、
今回も気になって見に行ったんですけど、面白かったですね。
06:03
なんかこういう、なんていうんですかね、
何が起こるってわけでもないのに面白い話が作れるっていうのはすごいなと思いました。
うんうんうん。
マリオンさんはいかがですか?
もう、個人的には今年暫定ベスト級かなと思うぐらい大好きですね。
もう、みんな素直になれなくても愛おしいって感じの映画で大好きですね。
えーと、僕としてはちょっと想像と違った部分はありつつ、
ちょっとやりすぎなのではと思うところもありつつ、
総合としてはめちゃめちゃ面白かったって感じでしたね。
どこから話し始めたらいいんだろう?
結構、どこ切っても割と喋れる感じもあって、
入口がパッと出ないですね。
どこから取り掛かるのがいいんだろう?
結構その、意外とフィクション感強いのかなって初めに思ったのが、
フルギアの店員してて、若いカップルが服買いに来たシーンのやり取りのリアリティのバランスとか、
自然なリアル感から少しはみ出したぐらいの感じで進んでいくのかなっていうのはちょっと、
あそこで予感はしたんですよね。
えーと、どんなくらいやったかな?
あんまりにこっけすぎて、複雑にこっけすぎて。
女の子が2番目に好きな女の子にされて悲しいけどっていう。
ですよね。だから、女の子が自分が好きな男の子が一番好きな女の子に告白するために服を買いに行くと。
で、それを服に買いに行くのを促して、一緒に買いに行って服を選んでるのを立ち会いして、
この服どうって似合うかどうかっていうのを男の子から聞かれて、
なんで私がそれに答えないといけないのっていう問答があるっていう。
あそこのすったもんだ感というか、この話全体に象徴をしているようなくだりだと思うんですよね。
個々の中では理屈は通ってるけど、それを受け取る相手からしたら何も筋が通ってないっていう思いのすれ違いというか、
ちぐはぐ感ですね。相互の感情のちぐはぐさが、これからそういう話をやりますよみたいな。
この映画はそういう話ですよみたいなのが冒頭でポンとあって、そこからそれを想定しながら見ていくっていう。
で、クライマックスでそれが究極まで高まったシーンが来るわけですよね。
出したらちょっとコント番組みたいな、ショートコントを見てるような感じのやりとりみたいになっちゃうと思うんですけど、
前澄監督の映画ってなんか、非常にリアル。こういう人本当にいそうみたいな感がめちゃくちゃ出てくるのがやっぱすごいなって思うんですよね。
普通に撮ってても多分、女いるわけないやんとか嘘くさく見えると思うんですけど、
すごく妙にリアルで、愛着もあってみたいな感じの切り取り方をしてるので、そこが不思議な感じがすごく楽しいんですよね。
09:09
なんかギリギリリアルとリアルじゃないの境界線を行ったり来たりしてる感じというか、
実際にそれがそういう下北沢っていう街なわけではないんだろうけど、
少しだけ現実から片足だけはみ出してるような人たちがちょこちょこと出てきて、
なんて言ったらいいんだろう。みんなの中にある下北沢の街のイメージというか、下北沢の街って言ってもちょっと違うのかな。
みんなの中のモラトリアを煮詰めたような街だなって思いながら見てたんですよね。
そういうちょっと下北沢憧れを刺激しますよね。そういういろんなカルチャーがごった返してて、
妙に居心地が良くてずっと居座っちゃうような感じというか。
そこの街に生きてる人たちも多分多くの人が学生時代にああいうノリを生きて、
やがて切り捨てていった生き方を割と20後半以降も続けてる人たちの話だなっていう。
東京全体であってとか日本全体のモラトリアムがなんか切り離されて残された街みたいな感じでちょっと見てて、
その当人たちにとっては現実なのかもしれないけど、その周囲にいる人たちからしたらもはや非現実的なまでの
ちょっと逸脱した人々の人間像みたいなのがギリギリのリアリティバランスで描かれてて、
そこのまあ滑稽さと愛らしさみたいなのが合わせ持った話として、
まあしんみり見つつたまに笑えつつみたいな感じですっげー楽しんで見てましたね。
男性から見て主人公には共感できるもんなんですか?
いや、あの青くんはね、なんだろう。
基本的に青くん受け身やから。
まあでもああいうちょっと受け身な感じはわかるかな、すごい。
コミュニケーション取るのドミシリがあってちょっと難しい人みたいな感じは僕はすごくよくわかりますけど。
なんか青くんのキャラクターってあんまり実は背景見えないよなっていうのは。
結構その本編で描かれてた以前の過去像って微妙にわからないというか、
その学生時代に音楽やってて、で今はやってなくてみたいな、
そのそこの辺りは見るんですけど、なんであの街にたどり着いたかみたいなのはないじゃないですか。
なんかあの瞬間だけいる人間みたいな感じがするなと思ったんですよね。
過去があるとより具体的な人間になっちゃうと思うんですけど、
あんまり過去が描かれなくて、ちょっとおそらくその過去に対して追い目というか、
音楽やってたけどおそらく体制しなかったことで今やってなくて、
ちょっとそれは忘れたいと思ってて、以外のことあんまわかんない。
12:02
でも結構それってみんなかぶるかなと思うんですよ、そういう感じって。
学生時代にやろうと思ってたことは今やれてないけど、
その頃の残り顔を今も描きたくて、この街にまだいるみたいな感じがするなと思ったんですよね。
ちょっと見てて思い出したのは、あのアンダー・ザ・シルバー・レイクっていう映画をちょっと見てて思い出して、
まいださん見てます?
見てます。
僕あの映画死ぬほど好きなんですけど。
あれはもう完全にそのモラトリアムから呪われてそこから抜け出せなくなった人の話でしたけど、
こっちは割とそこまで深刻見えなくて、抜け出せなくなったというよりは、
なんかダラダラノーノーと生きていけてる感じだなと思って、
結構かぶって見てたんですよね、アンダー・ザ・シルバー・レイクとは。
そうですね、僕もアンダー・ザ・シルバー・レイク大好きで、
あれなんか山下さんとめっちゃ熱い話をした記憶があるぐらい好きなんですけど、
確かにそういうところはあるかもしれないですね。
確かに。
山井さん監督の愛が何での時もそうだったんですけど、
主人公が自分のことを好きじゃない相手のことをずっと好きじゃないですか、
それが結構なんかちょっとなんかこう悲壮感が出ちゃうというか、
かわいそうになっちゃうと思うんですけど、
この監督の作品でその悲壮感がないなっていうのはすごい良くて、
今回も浮気されたのに振られちゃう、だけどそんな相手が好きっていう、
そこに肯定があるっていうのがすごくいいなと思うんですよね。
それぐらい恋愛って自由だし、傷つくことも含めて、
好きの一部になってるようなポジティブさっていうのは、
結構見てて気持ちがいいなと思ったのと、
最後のシーンで成田涼君が出てきて、
いいの?あっちに行かなくていいの?っていうところで、
すごいあの人柄がいいな、こういう人を選んだら幸せになるよなっていう、
あの人柄を最後に見せてくれたのも個人的にはすごく良かったです。
ヒロインって言っていいのかな?のユキさんの星萌花さんが、
めちゃめちゃ可愛くないですか?
めっちゃ可愛いですよね。
めっちゃ可愛いですよね。めちゃめちゃ可愛い。
あの耳大きいところとかめっちゃ可愛い。
耳が大きくて、ちょっと上目についてるんで、
そこがなんかすごい私もめちゃくちゃ好みで。
漫画にした時にどんなビジュアルなのかめちゃめちゃ想像しやすいんですよね。
あの耳の大きさと目のつぶらさとかもめちゃめちゃキュートやなと思って、
初め振られるところとかの浮気したのに振られるのっていうのを、
ものすごい感情的に言ってるけど、めちゃめちゃ妥当なのじゃないですか。
あなたに興味なくしてるから浮気するし、興味なくしてるから別れるって言い出すのめちゃめちゃ筋取ってるのに、
それを飲み込めない感情が先端してる感じとか、
15:06
だっせえと思いつつ、まあまあそうだよねと。
なんかね、別れたいの?いや別れたくないみたいなことを言うあたりの、
なんていうんですかね、基本みんな天の弱というか、
演技自然にやってくださいって言ってもできないとか、
みんな天の弱で素直になれんくてもうなんかめんどくさいんですけど、
そこがもうおかしくて大好きっていう、たまんないですね。
和歌場梨央屋さんがすごくちょっとダサい感じが上手いですよね。
あの人ね、愛がなんだの時からこの人やべえなって思ってたんですよ。
幸せになりたいっすねって愛がなんだって言ってた役の時から、
この人だせえよ、恋愛弱者を演じさせたらめちゃめちゃ強いなって思いながら見てて、
今回がね、それを主役としてやりきったなっていうのが、
ほんとね、あの存在感すごいなって思うんですよね。
途中で成田梨央が出てきた時のダサさが同じっていうか、
ダサさが同レベルっていうところ、もうめちゃめちゃたまらんなと思って、
今泉監督のとる成田梨央、最高やなって思うんですよね。
かっこよく見えるから、いかにダサく撮ろうと努力してるっていう。
あそこね、ほんと。あんなダサい男、僕久しぶりに映画で見たなと思って。
ユキさんに追いすがるというか、別れ話きりを撮れてめちゃめちゃボロボロになってるの。
なんでしょうね、セリフの口調からしてもなんかちょっとダメ感が漂ってる感っていうんですかね。
あれがたまんないですね、ほんとね。
ダメ男だけど俳優っていう役柄やからかっこよくいこうとするっていうのかな。
成田梨央の顔をアップにした絵とか、ほんとかっこいいというか、
僕めっちゃエロいなって思うんですよ、成田梨央の顔見てたら。
ちょっとタレ目気味なとことか、今回だと口ひげとかもなんかエロい顔してんなと思いつつ、
めちゃめちゃダサくてもうそこがね、グイグイくるんですよね。
今回女の子が4人出てくるじゃないですか。
結構私、自分の周りの街の上で見た男性人にリサーチすると、伊波ちゃんが圧倒的に人気なんですけど。
伊波ちゃんって大学生でヘア行ってお話ししてた子。
そうです、関西弁の。
ジョージョー、ジョージョー監督と同じジョージョーってやつですね。
いやー、分かるけど、それね、ずるいやつなんですよ。
18:01
男友達の延長で付き合える女の子って男めっちゃ好きじゃないですか。
それね、ずるいんですよ。
で、僕あのシーン見てずるいキャラ出してきたなってめっちゃ思ってて。
ユキさんとか、あとその古本屋の店員さんの女の子とか、映画監督の子とかって、ちょっとそのすんなりとは付き合えないタイプというか、理解しきれないちょっとわからなさみたいなのとどう付き合っていくかみたいなキャラだと思うんですよね。
あの伊波ちゃんに関してはいきなりガッチリ噛み合うキャラ出てきて、もうずるーっと思って。
なんか、そのずるさね、ちょっと飲み込んだらダメな奴やなって思ったりもするんですよ。
いやー、この映画ベストシーンはやっぱ部屋で伊波ちゃんと喋ってるシーンじゃないですか。
いや、それはねそうなんです。それはそうなんですよ。
これはそうで、あやってその誰かと人生で抱えてきた何かを誰かと語られる夜って、人間ってああいう夜のために生きてるなって思うんですよね。
あの瞬間のために生きてきてるんだなと思うし、今はこうやって例えばポッドキャストで皆さんと映画の話したりするのも、ああいう瞬間のトライを待ってるんですよ。
なんかこの、今語ってることがこの世界の秘密と繋がったような気がするみたいな、そういう瞬間を待ってるんですよね。
大事なこと全部言ってくれますよね、ほんとね。
あそこに詰まってるのも本当に巨大なんですけど、巨大すぎてそれずるいわっていう気持ちがね、ちょっとあって。
それはもう絶対にホームラン撃ってるやつやから、そのホームラン撃つために出てきて、あのイハちゃんってキャラはずるいキャラやなって思いながら見てたんですよ。
確かにもうなんか憧れが全部詰まってるみたいなシーンですからね、あそこねほんと。
いず知らずぐらいの、初対面ぐらいのことをたまたま喋って、なんかちょっとお互いつきものが落ちたかのように変えるっていう憧れって言うんですかね。
ビフォーアサンライズとかああいう類の憧れに近いですよね。
で、その上で止まるけどとこを共にしないとかね。
もうエロ目的じゃないんでみたいね。そこがまたね、そのエロ目的じゃないんでっていうのを出してくる男、嫌じゃないですか。
嫌じゃないって言うか、な、な、え?
いやもうプラトニックな流れなんでみたいな言うやつ、信用しちゃダメやなって思って。
自分の主人公のキャラは信用しちゃいますよね。
あれはもうそれが不自然じゃないというか、ほんとに逆に女の子の方がもしかしたら期待があったかもしれないけど、
21:08
それをなんかすごい片透かしを食らうぐらいの自然な感じが、やっぱり若葉竜也さんじゃなかったらできなかったんじゃないかなって思いますよね。
ごめんなさい、あの今さなんですけど、若葉竜也なんですか?
竜也ですよ、あれは。
あーごめんなさい、僕さっき立ちやってたな、ごめんなさい。若葉竜也ですね。制しました。
あの古本、古本屋じゃない、あの古着屋ってバイトっすよね?さすがに。
バイトじゃないかな。
さすがに。そこの描写もないから、ずっと店入ってるだけだからまさか店持ってるんじゃないよなって。
ほんとそのあたり、どういう雇用形態なのかみたいな話もないじゃないですか。
そういう世知辛い話はなくて、本当にこれで生活していけるのかみたいな、ちょっと世知辛い話は全く出てこなくて、
なんかふわふわと今この瞬間を生きていけてちゃうみたいな、そういうバランスになってたのかなって思って。
ちょっとそういう意味ではファンタジーって感じもするのかな。
そうですね。そんな感じはちょっとしながら見てたりとか。
さっきの話で言うと、やっぱ僕、ユキさんがいいなって思うんですよ。
青くんにとってのミューズじゃないですか。
ちょっとその互いに振り回し合うというか、互いに理解しきれないけど、噛み合った瞬間にすごいホッとするというか。
実際その映画の本当ラストのラストまであんだけ吸ったもんだしてて、
ラストシーンで部屋来て一緒に古くなったケーキ食べてるシーンのほっこり具合すごかったでしょ。
あんなに吸ったもんだったのに、まるで老夫婦かのような落ち着き合った関係になってて。
なんか互いにめちゃめちゃ気まぐれなんだなとか。
互いが互いにとって猫みたいな感じというか。
そんな感じなのかなと思って。
そこがすごいいいなというか、ある種の割れ鍋に閉じぶたというか、噛み合ったんだろうなっていう。
またいつかあの二人が冒頭のように訳のわからない別れ話とか喧嘩をする日が来るんだと思うんですけど、
それでもラストはあの二人の関係が肯定されるに十分な理由かなというか。
あの関係がずっと続くとしても、あの後終わったとしても、あの瞬間いいよねってすごい思えるんですよね。
なんかその作品のテーマ的にもそこはちょっと意識してるのかなっていうのがあって、
いはちゃんと話してる時に、今しかないみたいな話ちょっとしてたじゃないですか。
あれ?なんか明日以降とかどうでもいいって、今しかないみたいな話してませんでしたっけ?
24:01
割と作品テーマ的な部分を、あんまりこれが作品テーマですみたいな感じ、これ見よがしじゃなくて、
割と自然と作品のセリフの中でポロッと入れてきてるのすごい上手だなと思って。
またそのいはちゃんがそういうセリフを言ってても全然おかしくないキャラだから、そこの違和感のなさとか、
すごいすんなり飲み込めたというか、本当にいわゆる大人になりきらない人たちの話だと思うんですよね。
街全体が大人になりきらないというか。
で、もしかしたらこれってずっと続かないかもしれないけど、
だからいつか終わるからって、じゃあ今この瞬間がいいのには関係なくないですかみたいなのが、
ちょっとその裏テーマというか、まあ多分表テーマだと思うんですけど、
忍ばされてるんだろうなって。
それが大看板に掲げられない形で自然のセリフとして出てくるのとかすごいいいなとか思いながら見てました。
そういえばあの相撲鳥の人は、いはちゃんの思い人ってことでいいんすかね。謝りに来た人は。
そうなんですか、やっぱりあれって。
なんですかね。
元関鳥っていうあれやから。
全体的に結構人間関係が思ってたより狭い話でしたよね。
転在する話で、割とオムニバスというか群像劇というか、
青くんが振り合ったあっちこっちに人々の話なのかなと思ったら割と一箇所に収束していくというか、
路地裏のところで一度返すっていう。
あの面倒くさい喧嘩、もう爆笑でしたね本当に。
笑いが止まらなかった。
これオンライン視写で見たのでちょっとわかんないんですけど、
映画館で野口さん見たってことですけど、なんか笑いは結構起きてたんですか。
いやめちゃめちゃ大爆笑でしたよ。
割とそこに至るまでちょこちょこ笑えるシーンは入ってきてたんですよね。
で、ただみんなこの映画が笑うモードの映画なのかどうかっていうのを確信しきってないから、
アハハって笑うけどみんなそこまで笑わないんですよね。
笑う人が転在してて、ただだんだんその頻度が増えてきて、
ちょっと僕も笑う頻度が増えてきて、僕だけ笑ってるシーンとかもちょっとあったりはしたんですけど、
で、ラストのクライマックスのみんな会議するシーンは、
劇場中爆笑みたいな感じにはなってましたね。
お前は黙れ!とかも都合で。
ちょっとあそこでリアリティのラインがさらにぶっ飛んじゃったなっていうので、
ギリギリ保ってる映画だと思ってたから、あそこで一気にポンって飛び越えちゃうから、
そこは飲み込むのは時間かかったりしました。
なんかここまで笑うつもりの映画として来てなくって、
爆笑する映画じゃなくて、違和感を笑うみたいな映画なのはそこに至るまではそういうつもりで見てて、
27:01
あそこで一気に爆笑映画になっちゃったんで、ちょっと喉につっかえた部分はあったりはしたんですよね、正直。
ちょっとやりすぎなのでは?って思うところもあったんですけど、
純粋に本当にめちゃめちゃ笑ったから面白かったですね、あそこ。
あの後の、また再び警官が出てきて、お前どこでも言っとんのかっていうのが好きなんですけど。
あの警官の人だけ演技下手じゃなかったですか?
うまいか下手かというか、愛着が湧く。
あの人は基本は普段漫画家の人。
あ、そうなんですか。
そうなんですか。
パンフを見てるけども。
てか、脚本家自体が漫画家っすよね。
そうそうそう、大橋さん。
音楽とか続記書いてる人っすよね。
そうそうそう。
そうなんですね。
その大橋さんの作品に警官の人が結構出てるらしい。
そうなんですね。
漫画家仲間的な感じだよな。
ちょっとバランス逸脱してるキャラだったな、警官。
一人だけ恋愛も割とインモラル踏み込んでるし。
変な話してましたもんね。
ちょっと急にギョッとなっちゃうというか、
あんたの話のとこだけ倫理観が別ラインの問題をはらんでてちょっと怖いんですけどみたいな。
個人的にはバーの店長が一番いそうだなって思いました。
いますよね、あれ。めっちゃいますよね、あの人。
あの話の中で一番下北沢にいそうなのはあの人だと思うんですよ。
一番リアルな下北沢はあの人だなって思うんですよね。
僕、お嬢人物がみんな素直じゃないっていうとこが好きっていう話したと思うんですけど、
それでいうと、自分の思いとか気持ちみたいなのを本人には全然伝えられないけど、
ここでたまたま会ったような人とか、そんなに距離感がないような人にはその思い結構ストレートに伝えちゃうみたいなところがすごく僕好きで。
さっきの警官のわけのわからない話を延々と聞かされるとか、
いはちゃんとの部屋で話すあたりの親密さとか、
ああいうところが僕いいというか、
そこそこさっき知り合ったぐらいの距離感だからこそ話せるみたいな関係っていうのが結構僕すごい好きだなっていうか、
結構わかるなって僕は思ったので。
なんか親しすぎない学生同士が会話しているみたいな感じがずっと続くというか、
距離があるから顔見知り程度だから話せる関係性みたいなのがすごいいっぱい多かったのかなとかちょっと思ったりはしますね。
30:04
そのバランスだからこそ持ってる調和みたいなのがちょっと後半でだんだん崩れていったりはするわけですけどね。
そうですね。ちょっと崩れたりもするあたりが面白いしっていう。
基本的には人と人との距離って最初は一線みたいなのが引かれてるじゃないですか。
それの中でどうその距離感を縮めていったりとか、
たまにどうこして踏み込んでしまうとか、
そういうあたりの見というか、
そういうあたりが見ててめんどくさいし厳しいなって思うときもあれば、
すっごいそれが面白かったりするよなっていう。
そういうところにやっぱり人生の喜びみたいなのを感じたりとかすごくしました。
ちょっと話すと言っちゃうんですけど、
アナナン・キリコの漫画が出てきてたんですけど、アナナン・キリコの漫画読んだことある方います?
ちょうど。ちょうどっていうか最近読み直したりしてて、アナナン・キリコ出てきたと思います。
作中に出てきたのはカボチャとマヨネーズでしたけど、何読んだことあったかな。
ストロベリーショートケークスとか読んだことあってすごい好きだったんですけど、
なんか久しぶりにアナナン・キリコちょっと読みたいなとか、
まだカボチャとマヨネーズ読んでないから読みたいなとかね。
なんかあんまり、でもシム・キタザワっていうにはアナナン・キリコ以外そこまでサブカル感なかったっすね。
サブカル要素というか、小ネタみたいななんもなかったなと思って。
例えば、花旅みたいな恋をしたとかやったらカルチャー要素結構埋め込まれてたと思うんですけど、
あんまりなかったなって思ったんですよね。
セリフとしては出てこない。写ってはあるけどもね、ライブハウス含め。
対象的なセリフとかね。
シム・キタでは有名なお店が次々と出てくるけども、セリフとしては出てこない。
なんて言ったらいいのかな。
知らないとわからない話としては描いてなかったんだなと思って。
ある程度のその普遍性を担保してるというか、
シム・キタのサブカルな人たちの話ですっていう風にはしてないというか、
シム・キタザワっていうこの映画の中では架空の街の中に住んでるちょっとめんどくさい人たちの話ですみたいなバランスに、
サブカル要素を散りばめてそっちの路線での見方をあんまりさせないようにブレーキかけてたのかなとかちょっと思ったりはしましたね。
なんかもっと埋め込んでもおかしくないと思うんですよ、その要素を。
知ってたらね、あそこだとかって言い方できると思うんですけど、
なんかそれはその作中で漫画読んでその聖地巡りしてた人と一緒で知ってる人がたどればいいけど、
あくまで話は何かその人間の話だから、何かそういうサブカル方面での話じゃないですよみたいなのはちょっと明言した作り方になってたのかなとかちょっと思ったりはしましたね。
33:06
なんか街の上で見終わった後に自分が何だろう、
目指すべきサブカルってここだったのではないかと自分の過ちを気づかされましたね。
そんなに。
そんなにこの辺は下北沢だったのか、中野じゃなかったのかって思いました。
なぜ?
中野はオタク要素じゃない?
いやもうサブカルという括りで言ったら、
ここも下北沢だったのか、本当の正解のサブカルだと思いました。
それは自分がそっちに行くべきだったって意味で、それとも自分がサブカルの中でも脇道でしかなかったって意味ですか?
生まれ変わったら下北沢に行きたいっていう話です。
生まれ変わったら。
そういう話なのかな。
どこにその、作中の下北沢のどこにその憧れがあったんですか?
えー、なんですかね。
いやまあでも、全体的にオシャレじゃないですか。
まあ、なんだかんだね。
なんだかんだ。
もう行きつけの店とか、学生で映画撮るとか、
なんか、あれ?私の知ってるサブカルじゃないって思いました。
今の前田さんがそんなになんか、おかしいというか、
下北沢サブカル感に対して何かが足りてないとか、そういう感じでは全然受けないんですけどね。
あ、本当ですか?嬉しい?
下北沢、だから映画とか音楽の文化で行くと、下北で生まれて育っていく場所かな。
ここから新宿、渋谷に旅立っていくべきところかな。
なるほど。
インディーズ文化が強いところなので、そこからメジャーに行くための第一ステップかな。
そこからメジャーになっていくものもあれば、マイナーなまま消えていくものとかが蠢いている街って感じですかね。
インディーズで活動するにはもってこいで、居心地のいい場所ではある。
インディーのままでいいならば。
そこが危険な街ですよね。
やっぱりアンダー・ザ・シルバー・レイクじゃないかっていう。
日本のシルバー・レイクというか、アンダー・ザ・シルバー・レイクで描かれたハリウッドの街がどこかって言われたら下北沢ですよね。
何者かになりたいっていう気持ちが要請集まって凝り固まった何かの街じゃないですかね。
そこでうだうだと過ごしていっても、ギリギリシーンはしないっていう。
36:00
だから小劇場も多いと。
学園が舞台かな。
めちゃめちゃ狭い生態系ですよね。サイクルが。
下北沢は大きくないから。
最終的にみんな集まっちゃうところもあるし、そこの象徴でもあるのかな。
狭い生態系であると。
劇場ってやったじゃないですか、又吉さん。
あれも下北沢ですけども、
あれは完全にそういう人が心地の良さだけで集まって、
もう完全にグズグズな状態まで近くなるみたいな。
吐き溜めとか、吹き溜まりに近い状態までになっていくっていう映画だったので、
そっちは完全にちょっと負の要素入ってるなみたいな感じでよく考えた。
そこのうだうだしてる吹き溜まりではありつつ、
そこにあんまりネガティブな、あれは込めてない映画でしたもんね、街の上では。
青君とかどうやって生きてるんだろうっていう、
多分めちゃめちゃ収入とか低いと思うんですけど、
いい生き方だなと思うんですよね。
ずっとカウンターの中で本読んでて、割といいなって。
ただちょっと見てて思ったのが、この映画って多分2019年とかに撮ってる感じですかね、撮影自体。
去年撮ったとかじゃないというか、なんか今その…
世界観としては去年より前の世界観で作られてる映画ですよね。
今このコロナウイルスの感染拡大状況とか下手上で見てると、
あの人たちってめちゃめちゃ今の状況で生きていきにくい立場の人たちがめっちゃいるなって思うんですよね。
だから酒場とか劇場とかめちゃめちゃ喰らう人たちというか、
必要じゃないもので生きてる人たちじゃないですか、生み出してるものが。
何だったらその本当はいらないものを生み出して、
その人の生み出した本当はいらないものを循環させて生きてる街だと思うんですよね。
まあその酒場であるとか劇場であるとか。
それがこのコロナ禍を経た後だと、そのサイクルってもう持たないんじゃないかなっていう気持ちがあって、
2019年以前だったら普通にあの人たちってダラダラとノンノンと生きていけたんだろうなって思うんですけど、
2020年を経って今見てしまうと、
あの人たちのあの生活って実はもう壊れてたりするんじゃないかなってちょっと思っちゃったりはするんですよね。
結果的になんかそれがモラトリアムというか、
その世の中全体がモラトリアムを終わらせられちゃったのかなってちょっと思ったりはするんですよ。
もう必要なことだけをしないといけない。
もうずっと不要不急でって言われて、
もう不要不急の街じゃないですか。
あの街って。
不要不急が循環して生きてた街がそうなった時に、
もうあのファンタジーというか、
39:01
ある種そのダラッと生きていけた時代が終わっちゃったのかなって見るとすごい切ないのかなとも思ったりはしたんですよね。
古着屋っていうお店もそういうお店ですよね。よく考えたら。
誰かの必要がなくなったものをまた循環させてみたいな。
そういうとこも繋がってくるかなって今ちょっと思いましたね。
単に服着るだけだったら古着では必要ないというか、しかも汎用性の低い服ばっか売ってるでしょ。
特殊なやつですよね。
あの街でしか着れない服じゃないですかね。
あの街でしか理解されないし。
送り手も受け手もすごい狭い範囲の中で、
これから先どうしても絶対に必要じゃないものを巡り巡らせて生きてた街とか生きてた人々が、
実はそこが滞ってしまったらどうなってしまうんだろうっていう、
そういう見方もしたりとかは思わされたりはしましたね。
ちなみに皆さんは下着隊行ったことあるんですか。
ないです。
ないです。
私1回だけあるんですけど忘れました。
1回ライブ演説行ったことあると、実は東京住んでる時期があるのでちょいちょい行ってて。
へー。
あのカフェ、シティカントリーシティはサニー・ディエサービスのそかべきさんが経営してるところで、
わりと俺気に入って下北行くとよく行ってるところで。
へー。
僕の東京憧れって、もう北じゃなくて神保町とゴーデン街なんですよね。
僕の東京憧れって。
だから何をするでもなくそのゴーデン街をうろうろして、
どこの店も入りにくいなって言ってどこも入れないもの買えたりとか、
神保町もその古本屋街だけ回って、
どの本もすぐ欲しいってピンとはないけど、あの街の空気だけ吸って帰ったみたいなのが結構何度かあって。
神保町行くと僕は小学館と修営舎に横断で帰るんですよ。
神様みたいなもんなんで。
なるほど、はい。
まず神保町で降りて、修営舎行って、小学館行って、そのあと古本屋街行ってってしたりはしてて。
僕の憧れってそこなんですよね。
下北はちょっとあんまりジャンル違うなっていうのは分かってたから、あんまり惹かれではなかったですね。
俺20代の頃はもうバリバリインディーズ音楽ばっかり聴いてたので。
下北憧れ。
インディーズの専門のハイラインレコードっていうお店があったりとか、
一回ライブ演出行った時まず下北をお貸しとか。
なるほど、バリバリそっち側じゃないですか。
20代はそんな感じだったので。
僕の東京憧れは完全に新海誠のせいで新宿駅になるんですけど。
42:04
新宿駅とその周りになるんですけど。
新宿駅はちょっとエモいですよね。
東京人じゃない人からしたら。
漁園とか行きたいんじゃないの?
俺はもう新宿漁園も含めて、やっぱあそこが僕の東京憧れですよね。
実際行ったらめちゃくちゃ汚いところも含めて東京やなっていう感じがめちゃくちゃして好きなんですけど。
新宿漁園騙されましたよ。お酒持って行ったら飲んだらあかんって書いてて。
あいつやったらあかんことやってたんかってなりました。
元は植物系の研究所だったところなんでね。
僕は雨の日に行ったんですけど。
新海誠監督のことの花の庭っていう作品で雨の新宿漁園が舞台になるんですけど。
実際の雨の新宿漁園ってドロドロで汚いだけでしたね。
あんなに綺麗な清水がきらめくようなところではなかったですよ。
泥水がブチャブチャってなってるところでしたよ。
しかもビール飲んだらダメだし。
チョコレートとビール買って行ったのに。
買ってきましたよ。
前田さんの東京憧れはこれまでは中野だったってことですか。
中野でも憧れたっていうよりたどり着いたって感じなんですよ。
でも新宿は殺し合い地のヤクザマンションのモデルになったマンションがあるんですよ。
そういう意味では新宿も憧れですね。
今話聞いてる限り絶対そっち側じゃないですか。
あの街の上の中で描かれた川の世界の住人じゃないでしょう。
中野ブロードワインですね。
間違えました。
どっかで。
東京憧れがあるのはめちゃくちゃ今回よくわかるし。
さっき一番最初の話であったあの子は貴族もめちゃくちゃ東京映画として完璧やなって僕は思ってたんで。
東京憧れ映画だし、ボーイン東京の人間としての生き方みたいな話もあるし。
街の上でにしろあの子は貴族にしてもあそこで描かれてる東京って憧れで作られた街って感じがめちゃくちゃして。
東京憧れがある身からするとすごく好きな映画なんですよ。
あの子は貴族の中では東京生まれの東京の中でも特にその裕福な上流の家庭で生まれた女性と地方から出てきてめっちゃ苦労してる女性との話が描かれるんですけど。
そこで苦労してる側の女の子の話で東京はその地方から出てきた人間の憧れを作詞として膨らんでる街やみたいなセリフがあるんですよね。
45:08
それはまあ一側面としてそういう部分はあるなと思いますし。
あなたみたいな恋をしたでもこの要素はありましたよね。
麦くんがもともと新潟出身でちょっとカルチャー系絵を描いて東京で生きていきたいと思ってたけどそう生きていけないみたいな話になったりとか。
東京が地方の憧れを削除して成り立ってるみたいな側面は描きつつ。
街の上ででもなんかそういうもしかしたら地方から出てきた憧れで出てきた人たちがまあそんなにパッとしなかったけれども
なんか割と互いが互いの生態系作ってなんとなくダラダラ生きてるみたいなのが描かれるのもそれはそれで現実だなと思うんですよね。
それで生きてる、生けるんだったらまあいいんじゃないみたいなのがあって。
それはそうだよな。
結構ね、あの子は貴族もあなたみたいな恋をしたもん。
地方から出てきた人間は東京に必死で喰らいつかないとこの街から振り落とされるみたいな映画から知ってたんですけど
街の上ではもうノーノート落ち葉の下の虫同士がなんか生態系作ってみたいな感じの
それはそれで幸せじゃんみたいなことも描いてるから
なんかあんまりその何かを悪く描いたりとか批判したりとか咎めたりとかなくて
いやいいんじゃないですかみたいな緩さがあるのはやっぱあの映画のいいとこでしたよね、街の上で。
そういう意味であの出待ち座で見ると京都を受ける出待ち柳のポジション的な感じで似てるんよね。
似てますね、ちょっと。
出待ち柳そこまで大きくはないですけど要素要素でちょっとありますからね。
あとまあやっぱ学生街っていうので兄弟近いし同志者近いし
まあやっぱ学生街ということでその学生がいる
学生っていう若者本来のちょっとインディー感みたいなのが街全体にやっぱあったりはするので
ちょっと雰囲気はあってましたね、出待ち座で見た時は。
あとだからえーと、金沢と元町でやっててなんか元町のノートで
元町の上でっていう企画をなんかやってますね。
なるほどね。
ちょっと僕もちょくちょく読んでるんですけどちょっとあそこで紹介されてる本屋とか喫茶店とか行ってみたいなってちょっと思ってます。
三宮に対しては元町のポジションみたいな感じが。
ど真ん中ではないっていうね。
でもその町のなんかカルチャーがなんか根付いてると。
だからなんかインタビューで言ってたのが、皆さんそれぞれの町の上ではあるっていう。
そうですね。
48:01
女性の目からしてあの青くんのキャラはどうなんですかね。
青くん。
さっきその男の目から見て青くんはどうなのかっていう話がありましたけど、女性から見てどうなのかなって。
なんか正直、わかんないちょっと女性を代表する自信がないんですけど。
あの普遍性はいらないです。前田さんのパーソナルで全然大丈夫です。
なんか自分が若い時だったら多分魅力的に思わなかったと思うんですけど。
なんかこう歳を重ねてくるにつれめちゃくちゃ好きなタイプの人間だなと思います。
自分が好きなものに正直で、なんて言うんですかね、ある意味懐が深いというか。
なんかそういうその良さに気づけたのは個人的には最近かなと思うんですけど。
だから主人公が、主人公じゃないや、ゆきちゃんが最後にそれに気づけたのはもう良かったと思います。
でも成りたりを選びますけどね。
選べるなら。
いやでも、それで選んでああなったわけですからね。
いやでも成りたりをといて面白くないことなんてないだろうがって思いましたけどね。
いやでも本人もそう思ってたんですよ。
俺が面白くないわけないだろうと思ってたら面白くないって言われたから。
あれ相当きついと思うんですよね。
確かに。面白くないはちょっと一番きついですよね。
一番きついなと思って。
まだなんかお金ないとか全然いいし、頼りがいがないとかも別にそれ以外で補えるかなって気もするんですけど、
面白くないってもうどうしようもないというか。
ただ敗北感だけが残りますよね、あれ言われたら。
でも確かにかっこいい分面白くなさが際立ってしまう可能性もありますよね。
ちゃんとその感じ出てましたからね。
確かに。
それ引き出せるのがほんとすごいっすよ。
成田涼をこの人一緒にいたら面白くないんだろうなって思わせるのすごくないですかあれ。
今泉監督にはもうちょっと成田涼をいじってほしい気もするんですよね。
毎回ちょい役でもいいからなんか出てきてほしいですよね。
もうなんか全く関係ない役とかでも。
ユニバースみたいな感じでもしてもらうぐらいの勢い。
今回友情出演というありにはしっかり出てるよなっていう。
友情出演ってことはあれですか、ギャラもらってないってことですか?
まあなんかあるんじゃない?
裏話していくとなんかこう1日に出演史をまとめて撮ったとかっていう。
なるほど。
そういう協力してもらってる感じなのかな。
51:03
あの映画撮ってる子も良かったですよね。
あの打ち上げのシーンやばかったなと思って。
あいつに似てるわけのわかんない古着は連れてきてよみたいな喧嘩シーン。
すごい良かったなあそこ。
ついたり離れたりを繰り返してた2人じゃないですかもう完全にあれは。
そこでのもう通過の中でのあの言い合い。
古本屋の女の子が下買いに行って、
なんでカットしたんですかとかいうシーンも結構可愛かったですよね。
あそこのやりとり良かったですね。
あそこ入葉ちゃんが正直に言うっていうのがね。
下手だからですっていう。
オブラートにスマーケば届くっていう。
必要ないからとかその必要ないって何ですかみたいなねちょっと
ややこしめの話というかだんだんちょっとずれていってたじゃないですか。
この話題の軸が。
必要じゃなかったら切っていいんですかって。
それってそんなにしないってことじゃないですかみたいな。
ちょっと怒りの矛先がロジックがこじれていっているところを下手だからですね。
あそこのやりとりの面白さもあるし、
ちょっと人間の噛み合わない会話の妙みたいなところもあったりとか。
あの辺りも良かったですね。
前泉監督自分で書いた脚本やと結構そういう会話劇が結構あるので。
はいはい。
今回は大橋さんの特性もあるのかなって思ってたんですけどどうなんですかね。
僕愛がなんだとこれしか見てないから、
監督自身の特性というかそういう部分あんまりわかんないんですけど。
今回割と愛がなんだの時よりもちょっとスラップスティック寄りの脚本だったのかなって思ったんですけど。
どうなんだろう。
あの感じのほうが多いですね。
例えばデマチサでもやるかやったか、サトリーとかもそういう感じであって。
あーポスターありましたね。たぶん今度やるかもですわ。
なるほどね。
クスッと苦笑いの会話劇、群像劇を織り重ねて最後にみんな大集合、大打撃という。
サトリーとかまさにそんな感じで。
僕は愛がなんだ以降しか見てないので、
それで言うと僕すごく近いのはエローが近いなと思いながら見てたんですけど。
エローもなんかちょっと好きって感情に関係する群像劇みたいな感じで、
思いを伝える伝えないにまつわる話をずっとつつ、
途中ではなんかこじれた言い合いをちょいちょい挟んでみたいな感じはすごく似てるなと思いましたけど。
フィルとかが言うのはいわゆるエリクロメール的っていう。
54:01
詳しく説明してもらっていいですか?
そういう会話劇の織り重ねっていう感じの。
映像が綺麗でっていう。
なるほど。
そんだけ盛り上がる作品ではないんだけど淡々としてて。
そこで芸術性を生み出してる作品かな。
ちょっと割と文芸的というよりはコメディ要素を入れて、
わちゃわちゃ楽しめる映画でもありますよね。
勝手に割と文芸的な監督なのかなって思ってたけど、
割とコメディ行けるんだというか、
ちゃんと演ためというか、
僕が勝手に作ってたイメージなんですけど、
本当に楽しかったですね。
ターソンにもめっちゃ似てるなとか思いながら見てましたけど。
それはね、それはそうかもしれないです。
すごい日常系のシーンばっかりでめっちゃ愛おしいみたいなのがすごく似てるなっていう。
それはちょっと思いました。
このまま山ないまま行くんかなと思ってたんですよね。
だらだらした日々が続いて、このままずっと続きます。
で終わるのかなと思ってたら割とちゃんと大断言というか、
山があってクライマックスがあってって感じだったんで。
様子的には確かにパターさんはわかりますね。
そんなとこですかね。
あと何か思いつくことあります?
特になければ。
そろそろ。
結構最新はいろいろあるので是非見てもらえると過去作を。
おすすめあります?
でもスカットTもそうやし、
退屈な日々にさよならをとかパンとバスを2度目の初恋とか。
パンとバスちょっとなんかで聞いたことありますね。
評判良かった気がする。
愛が何台データ深川麻衣さんがデータにする。
はいはい。
その辺は監督の脚本で使えてるから面白みが結構あるかな。
あと何気にそうやな。
アマゾンプライムとかで有村かすみんの殺球とかも撮ったりしてるので一部エピソード。
ドラマシリーズですよね。いろんな監督さんが撮ってる。
結構プライム枠に入ってるも結構あるのでその辺を探ってみると
作品の共通点とかわかってさらに面白いかなと。
とこですかね。
ですかね。
はいではそんな感じで街の上でのお話を終わりたいかなと思います。
はいえーと次どうしましょう。
次のテーマ何にしましょう。
ジェントルマンがね関西で上映してないんで上映家みたいな名古屋とかになってましたからね。
公開はしたけれどもですよ本当。
どの作品?
ジェントルマンね。
今日からちょいちょいと。
平日日中だけやからな。
57:03
絶対見に行けないじゃないですか。
平日の4時まで土日開かないって。どこも行けねえじゃん。
フレックス受けるとってどう見に行こうかなと思ってますけど。
おかげでちょっとファーザー見に行けるか不安なんですよ。
さっきめちゃめちゃ押されたけどそもそも見れるのかもしれない。
押されていけないんじゃないかなって思って。
街の上でも出てる泣いた寮と若葉達也が出てるクレナズメ。
それも見たいんですよ。見れないよ今の状況。
クレナズメいいっすよ。
クレナズメってあの死んじゃってるやつでしたっけ?
この辺を言うとネタバレになるので。
予告しか見てないんです私でも。
さあどうだろうなっていう。
クレナズメとかムービックスはまだやってるよ。
そうなんですか。
今日からムービックス天が咲きは開いてるよ。
でもあれですよね。全部7時終わりとかですよね。
7時まで。
間に合わねえしな。
今の間なら行けるよ。
絶対間に合わないし僕やったら。
クレナズメムービックス天が咲き。
何がいいんですかね。
ちょっとまた配信とか行きます?
劇場公開ちょっときついっすよねやっぱり。
聞いてる方も見に行けないですもんね。
配信でなんか話題っぽいやつとかあるんですかね。
そうですね配信。
アマプラだけ。
一応まあ基本アマプラ。
借りるのもありかもしれないですけどね。
DVDで借りられたらまあいいかもしれないですけど。
アマゾンでなんか借りるとかでもいいですよね。
なんだろう。
なかなかファイミリーな映画って感じではないな。
実際アトリモースアマゾン入ってんのか。
ありましたね今見たら。
いますよそれは。
前言ってた誰かのプレゼンを、誰かの推し作品を見てみるっていうのはどうです?
いいですね。
なんかあります?
出ないな。
パッと出ないですね。
これから公開する作品とかに紐づいてたら見やすいんですけどね。
前だったらキングコング対ゴジラとかはまあゴジラ対コングに紐づいてたから選びやすかったですけど。
完全フリーで選ぶってなるとちょっと難しさありますねやっぱ。
そうですね。
アニメはやるけど金座座一緒番。
金座座結構見るの苦労しそうじゃないですか。
あんのかな。
私金座座見て語れるのかどうか問題ありますよ。
金座座を見て何を。
俺も好きなんだけどさ。
いやまあ見たことないので見たい気持ちはあるんですけど。
なんかいいよねで終わりそうな気がするねお前。
金座座いいっすよね。
1:00:01
フシアSFは深井でオーバーいくな。
フシアSF?
話題になってるやつだったらデノムとかかなと思うんですけど。
なるほどね。
マーベルとかの文脈で語れる人いますかっていう問題になりますね。
デノムか。
難しいですね。思ってたより難しいな。
こういう時劇場公開がないと困るんですよねやっぱり。
アマプラオリジナルとかのやつとかするのも面白いかなとか思ったんですけど。
それこそさっきのウィザードリモースとかはいいし、
死の王子ニューヨークへ行く2とか。
あー見向けての1。さっきちょっとあったっぽいんですよね。
2はもう配置決まってるんですけど。
そうなんだ。
ただ僕1作目見たことないからまだ見れてないっていうだけなんですけど。
結構ね昔よくテレビ放映あったんですけどね。
ウィザードリモース確かに話題になってますね。
行ってみますかじゃあ。
確かちょうど今週の努力課題作品っていう。
そうなんですか。
最近ムービーワッチュメン聞いてないからな。
ネットフリックスかなと思ったらアマゾンやったんや。
そうですねあれはアマゾン。
1巻49本。
ムービーワッチュメンにぶつけますかじゃあ。
こんな深く語れるかなみたいな。
ムービーワッチュメンみたいに語れるかなこれっていう。
確かにねそれはありますね。
いいんじゃないですかさすがに別に。
ついでで聞かれたりもするかもしれないし。
じゃあコミュニティシリーズのきっかけと。
僕ちなみに見てるんですけどウィザードリモース。
他は皆さんは見てないって感じですか。
見てないですね。
いいんじゃないですか。
いいんじゃないでしょうか。
見てみましょう。
マリオンさん的には語れる感じで。
でもやっぱね。
監督がねオーダーラインソルジャーズデイの夫人ですからね。
そうか。
ファンクリマーとテイラーシェリランですからね。
そうか。
その文脈があったか。
そういう意味では熱いんですよ。
そういう意味ではすごく熱いんですよ。
いや、小林さん僕ちょっと情報足りなかった。
めちゃめちゃ熱いじゃないですか。
そうかそうか。
クランシー原作ウンヌよりも監督その座組が一番私はわかるところって感じですよね。
あとまあ宇宙一かっこいいマイケル・B・ジョーダン主演ですからね。
体が宇宙一かっこいいですよねほんと。
なんかこの映画の話よりもなんかボーダーラインの話しそうなぐらい。
いや、でもまあいいんじゃないですか。
みんなその話題になってるし、文脈的にも結構魅力がありますね。
確かにそうだなスタッフ陣がいいね。
はい、いきましょう。
あとまあそのウィザードリモーションやるとして、
1:03:01
なんかみんなにお勧めする作品の案握っといて、
みんなに説明するみたいなのちょっとネタ持っといてもらうのもありかなと思うんですけど、
次撮るときにみんなにプレゼンしてもらって、
まあその中から順番で見るのかとりあえず一本だけ見るのかみたいな感じでいいのかなと思うんですけど、
どうでしょう。
なんかめんどくさそうなら別にいいです。
いや、とりあえずその自分がお勧めしたい映画っていうことでいいんですよ。
なんかみんな見てないとかそういうのはちょっと外してもいいです。
まああのー。
大きい系は選ばないですけどさすがに。
ちょっとなぁ、もしみんなが見てたら見てたんでもう一回見直すのでもいいのかなと思うし、
どうでしょう。ネタだけ温めておくっていう。
はい。
あればちょっとプレゼン的なものをするみたいな感じでいかんでしょうか。
はい。
はい。
じゃあとりあえず今回の収録は以上で。
じゃあ次回はwithout remorseとそのみんなで見る映画を決めるプレゼンをする回をやるかもです。
はい。以上です。
はい。ではここからお知らせになります。
これまでも築地で開催してました大阪の南森町にある日刈店長がイベント形式でバーを開くっていうカフェバー。
週刊曲がりっていうお店で映画の話をしたすぎるバーを今月も開催いたします。
日程がですね5月の29日の土曜日。
本来あの夜の営業のお店なんですけれども感染拡大状況もありますので。
営業をお昼カフェタイムの16時から20時の繰上げの営業とさせていただきます。
またアルコールの提供は行いませんのでソフトドリンクのみの提供になります。
ちょっとお酒これまでアルコールの提供してましたのでお酒を楽しんでいただきながら映画の話してたんですけれども。
ちょっとそれが難しいということでその分本当にお酒でテンション上げてみたいな形にはならないんですけれども。
その分映画の愛によった形で楽しんでいただけたらなと思ってますのでよろしければお越しください。
以上です。
それではポッドキャスト映画の話したすぎればポッドキャスト支店リニューアル第4回街の上でのっぱいをこれにて終わりたいと思います。
それではまたお会いしましょう。さよなら。
01:06:20

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