1. 最後の晩餐はフルコースで
  2. 42品目 映画「国宝」観ました..
2025-07-27 36:52

42品目 映画「国宝」観ました【ネタバレあり】

吉沢亮と横浜流星ってすごい/「凡人」には理解できない世界/モヤモヤだらけの女性陣/健康第一/市川團十郎さんの感想/無音の使い方が秀逸/日本映画も捨てたもんじゃない


感想は「#さいふる」まで🍽️

感想、お便りお待ちしてます!

サマリー

映画「国宝」では、出演者の演技力とストーリーの独創性が際立ち、観客に強い印象を与えます。特に、吉澤陽と横浜流星のキャラクターが織り成す物語は、人間関係や芸事に対する姿勢を深く掘り下げて描かれています。また、吉澤涼と横浜流星の対立を通じて、友情や愛情の葛藤も描かれています。物語は、歌舞伎界での立ち位置や家柄の重要性を強調し、キャラクターたちの人間関係が複雑に絡み合う様子を示しています。映画「国宝」は歌舞伎の伝統と作品の演出に焦点を当て、登場人物たちの人間関係や感情の葛藤を描写しています。特に、家族間の愛情と遺伝的な要因がストーリーに大きな影響を与えており、健康の重要性についても考察されています。また、映画「国宝」に対する感動や解釈、一緒に鑑賞した経験について語り合っています。この映画は日本のエンタメコンテンツの魅力を再確認させる素晴らしい作品です。

映画「国宝」の魅力
最後の晩餐はフルコースで るりです。あかりです。
この番組は、現実と戦いながらも、欲張りに日を生きる2人が、誰かにちょっと聞いてほしいを共有するポッドキャストです。
ちょっと今日、話題の映画国宝を観に行ったんですけど、
ちょっとやばくて、私も1週間ぐらい前かな、観に行きました。そうやな、行ってたやんな。
もうなんか、まとまりきらないんだけど、発散しないとどうしようもないので、ちょっと話させてもらっていいですか?
いいですよ。ネタバレしながら行く感じよね?
うん、そうだね。
まだ観てなくて、ネタバレ嫌ですよって言う方は、ちょっと観てからね。
観終わってから聞いてください。
いやー、ちょっと、もうバケモン。全員バケモンでしょ?
みんな、キャスト豪華すぎるよね。
そう、だからさ、なんかさ、ストーリーの登場人物もバケモンやし、役者もバケモン。
確かに確かに。
いや、吉澤陽と横浜流星ってやっぱすごいなって思った。
まず、横浜流星と吉澤陽の顔が国宝です。
それはね、もう大前提。大前提なんやけど、なんかさ、前半はそれを思う余裕があったわけ。
吉澤陽の横顔やばいみたいな。
吉澤陽が初めて映った時のカットの鼻やばくなかった?
いや、鼻綺麗すぎ。
なんかその子供時代のシーンがあって、そこは違う役者さんがやってて、
もうちょっと時間いって、大人になった吉澤陽がお化粧してるシーンが始まるんだよね。
わかる。鼻筋綺麗すぎ。びっくりした。
けど、前半はね、顔綺麗とか言ってる余裕あったんやけど、後半からそんなどころじゃなくて、
もうだから、終わってからの感想もさ、もう顔が綺麗とか出てきたのもだいぶ後半やった。
最初もう違う話がどんどん出てきすぎて。
そういえば顔も綺麗だったよね。
そう、ちょっとね、顔だけじゃないよな、この人たちって思った。
いや、それな。すごい人だよね。
すごい人。すごい人よ。
あんなに綺麗な顔で、あんなに演技上手で。
そう。でさ、バカ忙しいわけやん、二人とも。
横浜流星なんて、タイ画の主役してんねんで。
びっくりしたもん。いつ練習してんやろみたいな。
あれ、なんか1年半だっけ、くらいお稽古してたんだよね。
そうそうそうそう、だからほんま、なんか二人の役者だましもすごいなって思って。
なんか、それもすごい思ってた。
すごいよね、確かに。
物語の深いテーマ
中身もすごかったけど。
そう、まじで。でも、あの、少年時代もさ、めっちゃくちゃ上手かったよね。
めっちゃ上手だった。
びっくりした。ほんま、私、最初、この子めっちゃ上手いと思って、すごいって思ってたんやけど、
途中からさ、あ、もしかして、歌舞伎のおうちのお子さんなのかなとか思っててさ、
そう、なんかさ、いらっしゃるやん、まだ我々がそんなに知らない誰かの息子みたいな、
なんかそういう感じなんかなと思ったら、普通にオーディションで選ばれてて、
ああ、そうなんや。
最初のあの、長崎で、ちょっと歌舞伎、もどきみたいな、
ね、やってる、宴会の席で子供がやってる、あれもすごい上手だったよね。
あれ、すごかったよ、なんかあの、目線の感じとかさ、もう、なんか本物の人みたいにやった。
ね、女方めっちゃ似合ってて、かわいかった、きれいやったし、
めっちゃ似合ってた、顔きれいやった、ほんまに、でもさ、解釈一致、
確かに、この子おっきくなったら、吉沢玲音なるよなって思ってた。
確かに。
いや、すごかったな、もうなんかさ、なんとなくのストーリーはさ、
歌舞伎のおうちの子供と、予想からの子供が2人で夢を追いかける、みたいな、
それぐらいの情報しか知らんかったんだけど、それだけ聞くとさ、ストーリーとしては想像はできるよね。
まあ、そうね、その、伝統、
なんか、まあ、それで聞くと、おうちのあれで、
あ、そうそう、なんかあるんだろうな、みたいな、
しすぎと、ファイナル音みたいなね。
そうそう、そうそう、なんかその辺はさ、想像できるけどさ、
なんていうんやろ、想像できるはずやのに、そう来るんだ、みたいなさ、展開。
で、なんか、ここまでこう、しっかりしたストーリーやったらさ、
あの、舞台のシーンとかでもさ、安直に失敗とかしないんだろうな、みたいな、
安直に失敗して、なんかこう、どん底に落ちたりとか、
なんか、あと、安直にこの2人を対立させたりとか、
した方が、たぶんさ、作りやすいとは思うんやけど、
それをほとんどせずに、
確かに、あの2人結局ずっと仲良しなんだよね。
そうなんよ、旬暴がさ、なんか、結局なんか、いいやつなんだよな。
憎めないんだよな、ずっとイライラするんやけど。
そう、そうやね、そうやね、でもな、旬暴のこと、いっそこいつがさ、もっと、
なんかもう、嫌なやつやったらさ、そっちにヘイトをこっちを向けることができるわけやんか。
カブキの血筋の、
そうそうそう、なんか血筋にかまけてさ、全然練習もしなくて、みたいな、
そうそうそうそう、で、あの、全然逃げ出して、
また、のこのこ帰ってきて、なんか、やりたい放題やるみたいな、
嫌なやつやったら、こっちも憎みがいがあるんやけどさ、
なんか、結局、なんか、いいやつなんよ、こいつ。
そうなんだよな。
そう、それが余計にさ、なんか、つらくもあってさ、
いやー、すごいよ、まじで。
だから、もう、うわー、なんか、いっぱいやるし、
しん、しんど、よくこんなしんどいの考えられる?
いや、もう、ほんまにしんどかった。
なんか、堂々じゃないしんどさみたいな。
なんかそのさ、あの、芸ごとに全てをかけるかっこよさみたいなのが描かれてるやん。
確かにかっこいいなって思うんやけど、
愚かすぎでは?みたいなところもあるやん。
わかる、わかる、わかる。
だからさ、最後のほうのさ、工業になってる会社の三浦さんの、
ああいうふうにはいりきられないよなっていうのが、
まさにそれっていう感じでさ、
しゅんぼうがね、
そう、そうそうそうそう。
尿病で、足がもう餌食してしまっていて、
餌食するまでほっといてるっていうのが、
役者っぽいっていうか、
自分の体健康にもとんじゃくっていうのは、
役者っぽくて、
なんかかっこいいのかもしれんけど、
いや、かっこよくはないだろ、みたいな。
餌食する前になんかしろよって、
一般人として思っちゃうじゃん。
そう、思っちゃうけど、
で、しかも、そんなさ、もう立てないぐらいになってる中でも、
いや、最後までやるでしょ、みたいな。
当たり前やろ、みたいな。
いや、やらんで、みたいな。
で、やっぱ、凡人なのよ。
えー、やっぱ、理解できないよね、そこは。
うーん。
そう、だからさ、なんか、
もちろん歌舞伎っていうのも、
ある種それだけで特殊な世界ではあるけど、
芸事ってさ、
やっぱ、どっか狂ってないとできんのやろうな、みたいな。
なんか、全てに通じるところがある。
だから、それこそ私もアイドルとかさ、ミュージシャンとかすごい好きな人がいっぱいいるけど、
それこそ熱中症になってもやるとかさ、
なんか、あるやん、もう絶対、
あの、ショーマストゴーオンみたいな、
感じの、が、
まあ、芸事って、
どれにも共通してるから、
やっぱ、
違うんだなって、我々とはっていう、
なんか、そういうのも感じた。
そうね。あとなんか、お参りするシーンあるやん。
よしざわりょうが、
神社でお参りして、
はいはいはいはい。
歌舞伎が上手になりますように、
それ以外は何もいらないからっていう。
何もいらんねやったら、子供作らんといて。
あの子めっちゃ怖くなかった、あそこ。
うーん。
結婚はしてないんだよね。
結婚はしてないけど、芸者さんの子供を作って、
で、その家には全然帰らへんわけやん。
その子供にもすっごい冷たい目でさ、
全然興味ないんや、子供のこと。
うーん。
それもなんか、えぇ、もう。
そうやなぁ。
もうそこもなんか、
そう、あそこもさ、結構、
そう、あそこもさ、結構、
そう、あそこもさ、結構、
そう、あそこもさ、結構さ、
あのシーンって、
子供が出てきたシーンってさ、
結構もうパッて年月が
経ちましたで、急にパッて出てきたやんか。
そうだね、確かに。
だから、え、どうなったんやろ?みたいな。
誰の子?から始まるわけやん、まず。
自分の子なのか、じゃあ誰との子なのかみたいな。
ところから始まっての、
あのセリフでなんとなく分からせていくみたいなさ。
うーん。
あそこ、わぁ、出たよ、そういうのみたいな。
あそこ、わぁ、出たよ、そういうのみたいな。
署名した時のでも、やばかったよね。
署名した時のでも、やばかったよね。
あぁ、そうだよ、あれマジでよかった。
何か、あの、ね、ね、その、えっと、
まあ、はんじろうっていう師匠がいて、
その名前、「はんじろう」っていう名前を、
その名前、「はんじろう」っていう名前を、
実の息子を差し置いて署名すんだよね、
出座料が。
まあ、息子はもうちょっと家になって、
出ちゃってるから家を。
まあ、しょうがなくてんとこともあるんだけど、
ハンジロウを署名して
人力車みたいなにのって、お披露目パレードみたいなのをしてるところに、
その自分の娘が、外さーって来るのに、すっごい冷たい目で見下ろすんだよね。
もう、がんむしやったもんね。
あれは、ほんまにこわかった。やっぱ、くるってるんやなって思った。
そうやな。でも、まあ、だよねっていう感じもあるやん。
あそこで、そりゃ、手は振らんだもんっていう。
まあね、そりゃ、そうなんだけど。
でさ、お母さんもさ、ちょっと後ろからさ、人ごみの後ろからひっそり見てるみたいなさ、
やっぱ、影のものみたいな。
そうだね、専属医療のさんでもないしね。
そうだよ、そうそうそうそう。
隠し語的なね。
あれき、しんどかったなー。
しんどかったー。
それもさ、なんか、最後でちょっと回収される感じあるやん。
子供が、人間国宝に寄せ座るようになったときに、取材で来た記者が、記者だよね、あれ。
カメラマンか。
取材のときのカメラマンが、実は娘だったっていう。
友情と対立の物語
あなたのことをお父さんだと思ったことはありません。だけど、あなたの舞台はすごかったみたいなことを言って、
丸く納めてる感が若干あったけど、納まらんやろって思っちゃって。
そうやなー。
なんか、やっぱ手放しですごいって思えないところはあるっていうか、
でも、そういうちょっとどっかしら欠陥のある人じゃないと、あそこまでは盛りつめられないんだろうなっていう。
結局さ、その、吉澤涼、結局なんかずっと役者名出てる。
吉澤涼と横浜流星は、対立せずに、言うたらずっと切磋琢磨して、
そこの友情の美しさと、女性関係の醜さが、すごい対比的で、
確かに、子供もそうやし、森奈々もかわいそうすぎたし、
高畑美月はなんなのあの人。
あいつまじで結構対外やな。
対外やんな。
あいつは何?
なんかあんまりそのさ、彼女が何を思ってるかっていうところが、映画で描かれてなかったから、
どういうつもりだったのっていうのは、ちょっとわかりかねるところがあるんだけど。
だから、無理やり発展しようとすると、
そのやっぱ、役者の妻は、ちょっとやっぱ自分には荷が重いし、
やっぱりそういう器じゃないみたいな感じの、若干のなんていうのかな、
ごひげみたいなところがあったけど、
その道から逃げ出した横浜流星だったら、
だったらっていうのと、
あと、放っておけなかったみたいなところがあるんじゃない?
その勢いみたいな。
そうなんかな。
でもさ、
けど、最終的にあれを考えると、
こいつ嫌いやがったなってなっちゃうよな。
どんどん下げて帰ってきたんて、
いや、そうそうそうそう。
それは横浜流星に対しても思うし、
それは子供のためっていうのがあったんだろうなって思うけど、
あの二人は駆け落ちして、
高畑美月と横浜流星は駆け落ちして、
10年ぐらい家とも温泉普通にしてたのに、
子供連れてある日帰ってきたんだよね。
で、その吉沢梁がちゃんと藩次郎を就命して、
その地位を確立しようとしてたのに、
そこにいきなり戻ってきて、
後ろ盾になってくれてたそのお父さんね、
横浜流星のお父さんも亡くなっちゃって、
ってなっても吉沢梁はもう何も地位もないから、
家柄もないから、
こうちょっと干されていくみたいな。
完全にその歌舞伎界からも見捨てられるみたいな。
感じやったよ。
愛情の葛藤と失われた家柄
で、なんなら悪者にされるみたいな。
そうだったね。
実の息子の。
そう、実の息子のあれを全部横取りしていったみたいな感じで。
それはだって横浜流星が遊び放棄でたからやん、
普通に考えて。
そうそうそうそう。
でも、なんか一般人の感覚からすると、
やっぱおかしいんやけど、でもそうなんやみたいな。
やっぱ変なんだ。
やっぱ違うんだって思ってた。
そうやんな。
だからとみつきはね、本当に最後まであんまりわからんかった。
なんで?
だって最後の最後までさ、なんか感慨深そうな顔してさ、
ほんまにそうやね、ほんまにそうやね。
堂々と座ってさ。
静和寮がね、帰り咲いて、その舞台をなんか感慨深げに客席で見ててさ、
お前はなんなん?
私が育てましたみたいな顔してた。
ほんまそれ、ほんまそれやって。
そう、いやそうなん。
だから、私最初、横浜流星がさ、10年ぶりぐらいにさ、戻ってきて、
で、こう、春江にも会ってやってほしいみたいな、子供がいてみたいな、
言って帰ってきませんみたいな手でさ、会うんかと思ったらさ、
もうなんか次のシーンでさ、なんか復活みたいな、
え、待って待って待ってみたいな、めちゃくちゃテレビ出てるみたいな。
しかもそのね、3人で出てたもんね。
いや、そうそうそうそうそうそう。
やっぱ、3人っていうところもやっぱ大きいよね。
ちゃんとさ、後取りいますみたいな。
そうそうそうそう。
うーん、なんかうわー。
結局血筋にやーってなってるね、服で。
そう、ほんまにしんどかったな。
もうだからさ、なんか上げて落として、上げて落として、上げて落としてみたいな。
ほんまにそうやった。
もう、だから、私すごい体感時間長く感じてさ、
うんうんうん。
5時間ぐらいあったんじゃないかなって思って。
待ってみたいな、ほんまに3時間。
濃厚すぎたもんね。
3時間も長いんだけど。
そう、ほんまに。
いやー、すごい映画だった。
でもやっぱ、森田がかわいそう、森田はあの後どうなったの?
いや、ほんまに。
だからもうあそこのあの屋上のシーンで別れて、それっきりなんじゃない。
そうだよね。
森奈々は?
でもちゃんとあれで、こう、やっぱり私が間違ってましたって言って、
お家に帰って幸せになっててほしい。
あー、そうだね。
なんかあそこでさ、一旦こう駆け落ちしますみたいになったけど、
過去と未来の感情の交錯
やっぱり私が間違ってたって言って、
お父さんと和解して幸せになっててほしい。
そうだね。
森奈々は歌舞伎のお家の娘さんなんだよね。
うんうんうん、そうだね。
吉澤涼はその、しすじ、家柄が欲しくて森奈々に近づいたんだけど、
結局お父さんに感動されてしまって、
二人で駆け落ちする形になって、
結局欲しかった家柄も手に入らず、
そうだね。
で、二人でしばらく過ごすけど、
最終的に別れちゃうんだよね。
うん。
だから結局その吉澤涼が最後、
人間国宝になってっていうシーンにも森奈々は全く出てこないから、
いなかったしね、もう完全に消されてたもんね。
そうだよね。
うん。
どうなったんだろうって、ちょっと気になるよね。
ほんと幸せになっててほしい、森奈々。
うん、なっててほしい。
でも結局さ、森奈々もさ、
二人でね、一応土砂回りみたいな、
ほされて、森奈々と駆け落ちみたいな感じになって、
いろんなね、温泉旅館、しなびた温泉旅館とか、
なんか宴会場みたいなところで、
ずっと吉澤涼が踊ってたりするんやけど、
そのお世話をずっと森奈々はしてたんやけど、
なんかでもやっぱそこでもさ、
森奈々への愛情が果たしてあったのかみたいな、
なかったよね、あんま感じたシーンはなかった。
そうやんな、そうだからなんか、
ほんまにただただ吉澤涼は、
もう何、歌舞伎が好きっていう、
もうそこの絵の愛しか感じられなかったから、
だからなんか余計に、
だからその苦しい時代を支えてくれた人みたいな描写でもないからさ、
そうだよね、その、
描かれ方も報われないっていうか、
ちょっとこう、軽視してる感じがあったよね。
そうそうそうそう。
ちょっとね、森奈々は気になりますね。
なんかあの子も、なんかやっぱキャスティングもやっぱなんか、
あそこで森奈々だっていうのは、
なんか納得できるっていうか、
なんかどんだけその駆け落ちして、
2人でお金もないし、
そういうなんか下積みみたいなことしてても、
森奈々はどうしても100%かわいそうには見えないのよ。
なんとなくわかる?
どっかしらにいいとこのお嬢さん感がずっとあるっていうか、
そこもやっぱりそのね、歌舞伎の、
いいお家の娘さんだから、
やっぱり一緒にそうやって辛い思いをしてても、
吉澤涼と完全に分かり合ってはいなかったのかもしれないなみたいな、
だから結局一緒にいれなくなっちゃったのかなみたいな、
なんか森奈々はずっと森奈々だったみたいなさ、
ちょっとマイナスな感じでネットに書かれてるのとかよく見るんだけど、
あれは森奈々は森奈々のままっていうのが正解なんじゃないかって私は思った。
やっぱりそのお家が違うんだよっていう、
どこまで行っても違うんだよっていうのを、
表すのに適任だったんじゃないかなみたいなのはちょっと思いますね。
お母さんも寺島しろぶのお母さんもさ、
あれつらいよあの立ちは。
だからもうさ、なんならだって夫がさ、
なんかもう勝手によそから子供連れてきてさ、
で世話させて練習させて、
芸があるのは認めてるけど、
もちろん母親からしたらさ、やっぱり実の子が一番大事。
当たり前に考えて、その実の子がなんでも就名もするし、
大役とかもするしっていうのが、もう自明なわけ。
その中でね夫が勝手に、いや菊王にするみたいな、
はーいふざけんなってなるでしょ。
そうだよね、あの大役も菊王にするっていうシーンね。
そう、映画の展開的にはそうだよねとは思うんやけど、
でもそこのそれぞれの葛藤みたいなところがめちゃくちゃリアルで、
なんかそうやんなって全くさ、そんな世界も知らんのにさ、
もうなんかみんなに感情移入しちゃうみたいな。
吉澤亮もちょっと気まずいしみたいな。
病室で練習するシーンあったやん。
あれはお父さんが倒れて、
舞台に立てないからその大役を誰にするっていうので、
自分の息子じゃなくて菊王吉澤亮を選んでお父さんは。
でそのお父さんが入院してる病室で、
ちょっと練習をするやん。
めちゃくちゃ有名な猫背丈神獣の誤発。
セリフを吉澤亮が読んでるときに、
お父さんが全然違うみたいな、すごい怒るシーンあるやん。
あのときなんかできてるかなって私は思ってたんだけど、
そんなにショッキパーンってやるほどかねえって。
そのときは上手やん。菊王上手やん。
思ってんけど、その後本番のシーンあるやん。
本番のシーンで病室で練習してたのと同じセリフを言うやん。
全然違うから、やっぱできてなかったんやっていう。
同じセリフ、同じシーンが何回も出てくるやん。
その背丈神獣は病室で練習してるとき、
吉澤亮が大役でやったとき、
で、あと横浜流星が病気を抱えながら舞台に立ったとき。
3回ともやっぱ全然違うから、すごいなって思った。
すっごい。だからさ、言うたら、
歌舞伎って全く同じセリフを言うわけやん。
何百年前からさ、それをずっとやってきてるけど、
こんな違うんやって。
そうだね、たしかに。
だからずっと続いていくんだね。
映画の演出と伝統
同じストーリーを、普通に考えたらおかしいもんね。
ずっと同じ演目を何回もやるって。
演出とかも同じわけでしょ。
だってさ、例えばミュージカルとかでもさ、
それ同じ演目を何回もやるってあるけどさ、
演出とかは変わっていくわけよ。
新演出とか、あとなんか曲が追加されたりとかさ、
セリフ変わったりとか。
そうやってやっぱ少しずつさ、変わっていくんやけどさ、
全くごめんなさい、あんまり詳しくないから、
もしかしたらマイナスにでもしてるのかもしれないですけど、
基本的にはもう全部同じなわけやんか。
何百年も前から。
そこの重みが、この歌舞伎の歌舞伎たるゆえんなんやな、みたいな。
伝統芸能、人間国宝を排出する芸能なんやなって、すごい思った。
キャラクターと感情の葛藤
そうやね。
てか、あの演出が上手すぎる、あの映画。
ストーリー的にはさ、なんとなく予想できたりするところもあるけど、
あの足のところで、あの曽根崎真珠の一番大事な足で返事するみたいな。
ところで、横浜流星の餌しそうな足を出してくるとか、
うわ、そこで伏線解消するんや、みたいな。
糖尿病っていうのもお父さんの伏線がありつつ、
うわ、遺伝したんや、みたいな。
そうだね、お父さんも糖尿病だったからね。
お父さん糖尿病なんだから、あんなにクラブで飲んだりせずに、
ちゃんと設定しとけって、ちょっとやっぱり思っちゃいますけどね。
一般人だからね、お前はね、凡人やからそう思っちゃうよね。
糖尿病あったと最初に理解が追いつかないから、
一番最初にストレートに感じた感情としては、
森奈奈かわいそう、健康第一っていうその2つ。
私も健康第一結構思った。
思ったよね。
だって結局さ、糖尿病にならなかったらさ、横浜流星がそのまま出世していったわけやん。
悪い言い方すると、横浜流星が途中でドロップアウトしたから、
伊沢龍は国宝になれたわけでしょ?
そうだね。
だからやっぱ、自分の体大切にした人が勝つんじゃない?みたいな。
ちょっとそれは意思を持ったよね。
なるほどね、確かに。
自分の体大事にした人が生き残ってるんだね。
やっぱね、健康は大事ですね。
あと田中みんエグかったね。
田中みんって誰やった?
まんぎくさんね。
もう大ボスみたいな人。
あれやばかった?
やばかった。
私この人もさ、歌舞伎の人なんかと思っててさ、
で、その存じ上げない大先輩みたいな方なんかなって思ったら、
最後くれじの田中みんとかみたいな。
この人のオーラやっぱすごいわ。
なんかさ、お年を召していて、女型のメイクをしてもめっちゃおばあちゃんやん。
なんか普通にしてるとき。
なのにやっぱ舞台に立ったらめちゃくちゃ色気あって、
すっごい綺麗な女性に見えるっていうのが、
ちゃんとこう、実際の歌舞伎も多分そうなんだと思うけど、
それの再現度がすごいっていうかさ、
でもあの人ももうちょっと早く吉澤亮のこと救ってあげられんかったかって思うよね。
分かるよ。
なんか、なにそのじらしき感。
いやもうほんまにそうやねん。
あのさ、お父さんが略校就名して、
はんじろうを吉澤亮が就名して、
その就名披露のときに、そこでお父さんが倒れるやん。
で、お父さんが倒れて、最後に発したセリフが自分の息子の名前。
あれまじで、あんなえぐいことする?
いやほんまにそう。
やっぱ結局さ、実の息子じゃない吉澤亮を自分の後継ぎにするって決めたのに、
やっぱりその死の瀬戸際になると実の息子のことが浮かぶんだなっていうので、
吉澤亮もこう呆然としちゃうみたいな。
死んでしまえって言ってたもんね。
その一部始終をまんぎくさん見てたやん。
ずっとなんか黙って傍観してたよね。
それ見てたのにさ、その後なんもせんわけ。
だからあれって、まだ認めんぞみたいな。
なんなん?
分かるよ分かるよ。私もそう。
発作、許すんか?ってなったもん。
許さんのやったら許さんで、結局あなたの一存なの?みたいな。
ほんまにそうよ。
森奈々と駆け打ちするときにまんぎくさん助けてくれればよかったんちゃうん?って思ったよね。
分かる分かる分かる。
まんぎくさんには子供いなかったのかな?
いなかったんじゃない?
やっぱ自分が死ぬっていうときに、
渡辺謙がお父さんが実の息子の横浜流星のことが相摩島的によぎるのと一緒で、
やっぱ死の間際になると。
やっぱちょっと自分の中でもあったんじゃない?罪悪感みたいなのが。
やっぱあったのかな。
最後の最後でやっぱり許してやろうみたいな。
何してもちょっと遅い。
遅いよな。
なんでそのタイミングは?
あの、あの、あの、終命でお父さん倒れたところめっちゃきつかったな。
きつかったよね。
その実の息子はその時点でもう10年ぐらいさ、
もう家を出てさ、戻ってるわけやんか。
それでもやっぱ。
でもあんなもうあいつはもう。
だってもともとその終命するってなった時も、
最初さ、その吉沢良はさ、
いやでも旬暴がいるじゃないですかって。
横浜流星のね。
がいるじゃないですかって言ったのに、
いやあいつはもうみれんがあったら戻ってきてるはずやん。
もうあいつは戻ってきひんひんみたいな感じで。
だからやっぱ役者としての、
花井半次郎としては、
こうね、菊王に継がせたい。
吉沢良に継がせたいってなったけど、
その死の間際に本人としては、
お父さんとしては、
息子の名前が出てきちゃうんやなっていう。
うわぁ逃れられんみたいなさ。
やっぱ思ったのは、
渡辺謙が吉沢良に終命させるって言った時、
寺島さんが怒ったやん。
旬暴がいるのに。
最後の砦なのに。
自分の息子を見捨ててまでビャッコになりたいんかって。
その気持ちが大きかったんじゃないかなと思った。
やっぱあの人も狂ってるっていうか、
普通の一般人だったら、
自分の息子に継がせたいよ。
それは何年も帰ってこなくても、
映画の音楽と印象
自分の息子の方が大事っていうのは、
一般人の考え方だと思うけど、
自分の息子を大事にしたい気持ちより、
自分がビャッコになりたい気持ちの方が勝ってるっていうのは、
やっぱり狂ってるなっていうところがあるよね。
終わってからさ、
市川断重郎さんと江里蔵さんのYouTube、
ご自身のYouTubeで、
この国宝の感想を語るみたいなやつがあって、
もうなんか、
刺さりましたみたいなさ、
おっしゃっててさ、
え、そうなんだみたいな。
え、怖いみたいな。
え、やっぱ分かるんや。
こっちからしたらさ、
こいつらバケモンやわけ分からんっていう。
共感って全くできひんわけやん。
共感はできひん。
そう、全てにおいて共感はできひんのに、
なんかやっぱ刺さったり共感する部分があるんだっていう、
それが怖かった。
確かに。
やっぱそうなんやみたいな。
断重郎さんは、
なんなら全然違いますよって言ってる。
確かに。
なんなら全然違いますよって。
ほんまやな。
これ結構事実と合ってるんやっていうのはちょっと怖いよね。
そうそうそう。
そうでしょそうでしょ。
やっぱりそういう世界なんだみたいな。
擬似体験したみたいな。
そうだよね。
しかも、やっぱそのさ、
断重郎さんはさ、
旬暴、横浜流星側の人間やから、
だから、
おはつ天人、おはつ天人じゃないよ。
急に梅だ。
急に飲みやすい。
袖先真珠の。
それあのおはつでしょ。
そっちが出てきちゃった。
袖先真珠の。
急に梅田の飲みやがり出てきましたけど。
おはつを、
渡辺謙の代役でやるってなって、
吉澤よりそれを取られたみたいな。
ところで、最初にさ、
バーって先出て行って、
この泥棒がみたいな、
全て全部奪っていきやがってみたいな。
で、最初に言って、
で、怒れれば面白いんだけどねみたいな感じで、
頑張れよみたいな。
お父さんが認めたんやったら本物や。
みたいな感じで去っていく。
あれもさ、
言うたら、最初のところもさ、
本音は本音なわけ。
で、そこが刺さったって、
ダンジューロさんはおっしゃってて。
そうやんな、みたいな。
自分に置き換えたらそう思うよね、みたいな。
そこの、
その世界の中にいらっしゃる方。
による語りでさ、
さらにちょっと深くなるっていうか、
立体感が増すっていうか。
ってなって、
はぁーって、やっぱ怖い。
世界やな。
そうやな、
ちょっと本人には理解できないわ。
そう。
でもすごかったね。
すごかった。
すごい作品。
すごかった。
もう一回見たいなっていう気持ちと、
もうしんどいなっていう気持ち。
でもこれ映画館で見るべきですよ。
そうだね、たしかにね。
あの映像はね。
きれいだったもんな。
きれいあった。
なんか音楽も、
あ、そうそうそうそう、
あのさ、
無音のシーンがすごく印象的で、
なんか音が全くないみたいな、
あのこう、
ヒリヒリする感じ。
なんかうーみたいな、
息止まりそうになる。
あのね、
無音の使い方も秀逸やなって思った。
だからこそ、
そのパッて音楽がさ、
華やかになるシーンとの対比がすごくて、
そうだね、
深いトカゲみたいな。
そう。
一番最後の、
あの詐欺娘で、
吉澤亮が人間国王になって、
待ってるところで、
もうパッて一気に、
音楽が華やかになったところとか、
鳥肌だったもんね。
そうやな。
私あんまり細かく覚えてないんやけど、
なんかもうわけわからず、
ずっと泣いてたって感じだった。
あーそう。
映画への感情的な反応
なんか何の涙かわかんないみたいな。
なんかもうショックとか、
うわーその気持ち、
そうなるよねーみたいな、
なんかこの感情移入のところとか、
感情がオーバーフローして、
なんかよくわからず、
ずっと泣いてるみたいな感じだった。
もう最後の方なんかもうさ、
おえつみたいな、
やばいみたいな、
ちょっとうるさいみたいな、
しょどしょってなるぐらいなんか、
号泣してた。
へー。
何に対してかはなんかよくわかんないけど、
しんどかった。
しんどいよねー。
エンディングもよかったなー、
やっぱ井口さとる。
よかったよかったよかった。
よかったー。
なんか解釈一致って感じ?
いやいやいや、ほんまにそう。
あ、井口さんですよねみたいな。
ほんまによかった。
ねー。
ま、おすすめというか、
なんかこう安直に、
おすすめですとかは言えないけど、
あのすごい作品ですとか、
お伝えしたいですね。
私あんまり普段映画見に行かへんのやけど、
久々になんか行ってよかったなって思った。
そうだね。
私も全然普段行かへんけど、
映画の詳細と共有
見て、見に行ってよかった。
映画館で見てよかった。
そうだね。
よかった。
なんか日本映画も捨てたもんじゃないなって思った。
いやほんまにそう。
なんか誰?みたいな感じやけど、
なんか日本のエンタメコンテンツすごいねって。
ネタフリに負けんな。
そうそうそう。
盛り上げていこう。
やっぱ全部すごかった。
その役者さんの演技ももちろんそうだし、
演出の衣装とか、
そうね。
カメラワークとかもすごいよかったし、
メイクもすごくなかった。
すごかった。
めっちゃ自然に歳とっていったやん。
あれすごかったよね。
すごかった。
ここ幼少期から、
幼少期はまた違う役者さんだけど、
まあそうだね。
青年期から、
満年とまではいかんけど、
だいぶ歳とったところまで同じ役者さんがやってたけど、
全員すっごい自然に歳とった感じがあってて、
やっぱメイクすごいなって。
わかるわかる。
あともう私は今後自分がメイクする時に、
キクオのことを思い出してしまう呪いにかかってしまった。
結構さ、キクオが自分でお化粧してるシーンがさ、
何回も何回も出てきたやんか。
なんかもうそれがフラッシュバックしちゃう。
そうだね。
だからシンボーは人にやってもらってるのに、
ユスダーリョーは自分でやるんだよね。
そうそうそう。
でさ、途中で手が震えてさ、
目地の赤いのが描けなくなって、
描いてもらうみたいな。
あそこもよかったよね。
大役として出るっていう時に、
ユスダーリョーが緊張してっていう時。
ずっと震えて。
横浜流星は自分も悔しいはずやけど、
そこで手伝ってくれるんだよね。
家があるやないかって言ってね。
そうだからそことかをめっちゃ思い出しちゃって。
だから映画終わってからさ、
お化粧直す時にやばいみたいな。
私キクオかもしれないみたいな。
違いますよ。
あんたは一般人です。
しばらくメイクするとキクオを思い出してしまいます。
思い出しちゃうね。
いや、いい作品でした。
素晴らしい映画でした。
みなさんもし見た方がいれば感想を教えていただけると嬉しいです。
そうですね。語り合いたい。
概要欄にお便りフォームのリンク貼ってますので、
私も見たよっていう方ぜひお便りください。
ください。
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お願いします。
それではまた次回お会いしましょう。
さよなら。
36:52

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