フジモト
確かにあのちょうど『新・仕事のお守り』をなんか卒業生に送りたいってあの言ってくださって
発送を
ミシマ
そうかそうかつい先ほどですかねミシマ社サポーターもやってくださっているなんか大学の先生が
あの卒業生たちに一人一人にこの『新・仕事のお守り』を送りたいとまあ新社会人になられるんで送りたい
もうあの個人買いだと思うんですけどもあのすごい数注文いただきまして
そうかと思ってそうだと思ったというか
自分たちで出しておきながらあのこのシーズンにしっかりと営業しないといけないっていうのを忘れてた
フジモト
サポーターさんから
ミシマ
教えてもらったなという感じです
あのちょうどねミシマ社はサポーターさんという方によって支えられ出版活動をしているんですけども
ちょうどその切り替えというかね新年度が始まるタイミングでもあるんですよね
フジモト
はい2026年度のミシマ社サポーターさんを今募集中でサポーター期間が
2026年の4月1日から2027年3月31日 1年間毎年サポートをしていただいていまして
そのサポーターさんにはその1年間毎月ミシマ社からの贈り物をお届けしています
それがサポーター新聞であったりミシマ社が編集している『ちゃぶ台』とか『新・仕事のお守り』も去年お送りしたり
毎月特典をお送りしています
ミシマ
あくまでもサポーターさんはミシマ社の出版活動を応援いただくという形で
僕らはそのお返しというのはいい本を作っていく
いい仕事をしていくという形でお返しということなんですけども
ささやかなというかご報告を兼ねて新聞であったり
お手紙であったりみたいなのもお送りしていますという感じで
全然特典というほどのものではないんですけども
あと年に1、2冊『ちゃぶ台』という雑誌や何かをお送りさせてはいただいています
これをやり続ける13年もこの制度をやってるんですけども
本当に今サポーターさんの存在が大きくてですね
今年1月の5週目に「紙の出版市場1兆円割る」というニュースが飛び交ったんですけども
当然僕たちもその下中におりまして
特に市場社は創業からずっと紙の本を大事に紙の本を思い込めで作ってお届けする
それを「一冊入魂」と歌って活動してきているんです
電子書籍もだからしないっていう感じでいたんですけども
コロナ以降電子書籍はやりますというふうにしました
それは一時書店さんが閉まったという事業があったのと
あと物理的に本を持つのが大変であったりとか
お体が不自由な方からそういうご希望もあったんで
電子書籍というのも知っているんです
何かそういうそれでも紙の本でしかできないことという本作りを
造本デザイン含めてし続けているんですけれども
どんどん市場が小さくなっていっているのはもう明らかという中で
僕たちが出版活動それでもそぼそぼと続けられたりとか
あとミシマ社は本屋さんに直接卸すという取次というところを通さないでやっているので
出版業界のさっき言った1兆円切るって売り上げというのは
取次経由の本の流通のことを指しているんで
僕たちでの売り上げというのはそこにカウントはされてないんですが
とはいえそういう直取引のやつは増えてたりとかしてると思うんですけども
それはでもこのすごい落ち方に比べて微々たるたる増なんで
あと本屋さん自体がどんどん苦しくなっているっていうことはもう間違いない
その中もちろん業界全体が構造を変えていかないといけないっていう
その中でミシマ社は一冊!取引所っていうものと組んで
積極的にいろいろ直取引の市場を増やすような動きを取ったりとかしているんです
そこはどんどんどんどん実際一冊!取引所でのミシマ社以外での直取引額なんかもどんどん増えているんですけども
そういう活動ができているのもサポーターさんがいてくださっているからこそということがあって
また4月からの1年間僕たちの出版活動を支えていただけると大変嬉しく思います
ミシマ
こういう出版活動の話になりましたけども
この前朝日新聞のRe:Ronっていうなんかウェブ雑誌で
「「共有地よ!」っていう連載を去年から知っているんですね
そこの中でさっきの紙の出版資料1兆円切るっていう話とともに
これからどうしていかないといけないかっていう話をしていたんです
ミシマ社はこれまでどっちかというと経済合理性というものを捨てて活動してきましたみたいな例として
僕がその一つに絶版をしないっていうことを創業期から歌ってきましたっていうのと
結びつけて書いてしまったっていうのがあって
ややちょっと誤解を生じるような書き方してしまったかなというふうに反省しています
これどういうことかというとですね
ずっと絶版をしないっていう思いでやってきてるんです
なぜなら本っていうのは別にその生鮮食品とかと違い
やっぱりその消費期限っていうものがないというふうに
やっぱりそれを読みたいと思った時がその人にとって本当の出会いだし
読みたいタイミングだしということで
実際本棚に長く置いてて急にたまたま手に取って読んでみたみたいな経験結構あって
なんかその10年前に買ったようなやつがふと何の気なしに何か手にしてみたいな
そしたら今自分にとってすごい必要な本だったみたいな
本ってそういう出会いを生んでくれるんで
出版社としてはいつでもそれを届けられるようにその在庫を持っていきたいということで
今もずっとそう思っているんですね
とはいえ20年近く出版活動をしていると
僕たちがお願いしている出版倉庫にはすごい在庫の山は当然年々増えていきまして
普通に考えればでそこはもう少し考えないといけないなっていうところでそういうのは何というか
その在庫を抱えられる予算枠みたいなこととかも少し考えるようにしていこうかなという中で
絶版しないっていうことだけが何か目的化してしまうと
経営そのものをいい本を出し続けるっていうことすらできなくなるのはもう明らかだなっていうことを感じていまして
だから今そうならないうちに本をしっかり大事に守り続けるって思いは一貫して変わらないんですけども
例えばちょっと情報系の本で実際に僕たちが作った本で『自由が丘の贈り物』っていう本があるんですね
でそこでは自由が丘のお店さんが結構登場してるんですもう10年以上前に作った本ですけども
今となってはですねえっとかなりのお店がもうないんですね
でなんかそれは本にしといて本当に良かったなと思っているんです
ミシマ
あのもうこの本でしか存在しないなんかそういう本ってやっぱそういう役目もあるなっていうふうに思ったんですけども
ただもうあの本を読んでそこの店に行くみたいなことはもう無理なんですね
で無理してなんか在庫がなくなったから無理して増刷をしたりみたいな必要はないなという
その在庫が切れたら増刷っていうふうにもう無条件にやってたのをそれはやめますという意味が正確な意味なんですね
でもう一つあまりにも絶版しない絶版しないっていう言い方をしてきたから
そしてあの方々にとっても本当は他の形で例えば文庫であったりとか
例えば自分のレーベルを立ち上げたから自分のレーベルでみたいな思ったりされている方々への
縛りみたいなことにもなってたりもしているということもこの間感じることもあったんで
なんかあんまりこの絶版をするしないみたいなことには一人走りというかですね
先行するのはまあまあもういいかなというか今ちょっとそこだけがイメージが先行しすぎたなっていうことがあって
まあとにかく出してきているすべての本を大事にしていきたいという思いは変わらずね
まあその一つとして新装版みたいなこの『新・仕事のお守り』もその一つだったんですけど
この仕事の守りに関しては内容を7、8割変えたんですけども
もう内容ほとんど一緒で少しだけ増補をしたりとかして
まあ去年『新版 ザ・万字固め』て万城目学さんの本を復刊しましたけども
そんな風に今年も夏ぐらいに少なくとも一冊はそういう新装版を出す予定でいまして
これからもう在庫がなくなってきた本で
だけどこのまま増刷するのはなぁとかみたいなやつとかを新装版という形にしたいという風な思いがあります
それはなんか絶版するっていうところの言葉で一番言いたかったのは
やっぱり本には命があってその命を大切につないでいくっていうことが一番大事かなと思ってまして
それがちょっと装いを新たになったりとかまた全然違う形になったりとか
もしかして違う版元さんで出るっていうことも含めてですね
命がつながれていくっていうその本にとって一番いい形っていうのを
どの本にとっても目指していきたいなというふうに思っています
フジモト
本を大切にするっていう命ってすごい良い言葉だなと思いました
ミシマ
ありがとうございます
そうなんです本当にもうずっとそういう思いでいたんで
そうなんですだからそういうさっき言った『自由が丘の贈り物』みたいな本は
本としてはもう流通しないっていう形を取るのも一つの命の守り方というか
最後の自分たちとの付き合い方として何かいいのかなっていうふうに思ったりもしています
ちょっとつい先走って会社でいろいろ話し合ったりしてることとかをですね
僕がつい先走って書いてしまうっていう悪い癖がありまして
今回もちょっとそれを反省しておりまして
この場を借りて説明させていただきました
もっとちゃんとした形で自分も文章にはしたいというふうに思っておりますので
もうしばしお待ちいただければありがたいです