1. 耳ヨリな音の話-音マーケティング情報-
  2. #017 企業ブランディングにお..

<ゲスト>

資生堂グローバルイノベーションセンター 斎藤 雅史さん


<トークテーマ>

●資生堂のポッドキャスト番組について(

  • 「美のひらめきと出会う場所」の紹介
  • ポッドキャストに対する想い
  • ポッドキャスト運営の変化


●ポッドキャストをはじめた理由(

  • オウンドメディアをはじめた理由
  • 音声メディアであるポッドキャストを選んだ理由


●ポッドキャストの効果(

  • 社外に対する効果
  • 社内に対する効果
  • 番組を継続することで将来的に期待している効果


●企業のオウンドメディアをうまく運営する秘訣(

  • 企業のポッドキャスト番組をうまく運営する秘訣



<関連リンク>

【資生堂グローバルイノベーションセンター(S/PARK)1、2階部分 休館のお知らせ】

休館期間:2024年3月1日(金)~2024年4月下旬(予定)

https://spark.shiseido.co.jp/topics/5739/


美のひらめきと出会う場所~資生堂S/PARK~ (note)

https://note.com/spark_radio/


美のひらめきと出会う場所~資生堂S/PARK~ (Apple Podcast)

https://podcasts.apple.com/us/podcast/id1590160139



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#ミミヨリ


<音マーケティング (note)>

https://note.com/d2cradmimi/

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サマリー

資生堂グローバルイノベーションセンターの斎藤雅史さんがゲストとして迎えられ、企業ブランディングにおけるオウンドメディア戦略について話しています。資生堂の斎藤雅史さんは、企業ブランディングにおけるオウンドメディア戦略について話しています。趣味の話を発信できることが嬉しく、その活動に対して賞賛の言葉が寄せられています。企業のオウンドメディアとしては、持続可能性と目的の合致が非常に重要だと考えられています。このエピソードでは、斎藤雅史さんが資生堂のオウンドメディア戦略についてお話ししています。

美のひらめきと出会う場所
耳ヨリな音の話-音マーケティング情報-。
デジタル広告代理店D2C Rの押屋 松志です。
この番組は、音を使ったマーケティングについてお話しするポッドキャスト番組です。
本日のテーマは、企業ブランディングにおけるオウンドメディア戦略です。
音声メディア市場が急成長する中、オウンドメディアを使ったブランディングが注目を集めています。
日本国内でも企業がポッドキャストを使って、企業や商品またはサービスのブランディングに活用する事例が増えてきました。
本日は実際に企業のオウンドメディアの企画担当者にお越しいただき、お話を伺います。
どうぞよろしくお願いします。
それでは番組スタートです。
本日のゲストをご紹介します。
資生堂グローバルイノベーションセンターの斎藤雅史さんです。
斎藤さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いいたします。
それではまず、自己紹介をお願いします。
はい、先ほど紹介いただきましたが、資生堂グローバルイノベーションセンターという、資生堂の研究開発をしている拠点なんですが、そちらで働いている斎藤と申します。
部署はエスパーク事業企画グループというところで、エスパークという建物が、これちょっとややこしいんですが、資生堂グローバルイノベーションセンターの愛称みたいなところがあって、そこの事業企画を考えるような仕事をしております。
これは港未来に施設としてあると思うんですけど、この施設自体の名前がグローバルイノベーションセンターという名前になるんですか?
そうですね、施設、建物の名前が斎藤グローバルイノベーションセンターで、エスパークというのがそこの愛称みたいな形でもあるんですが、この2019年にここに横浜港未来に移転してきたときに、横浜という都市型オープンラボという形で生活者の方々も入ってこれるような場所みたいなところが。
港未来に来たときに、もともとは閉じていた施設がオープンラボに変わったっていうような流れなんですか?
そうですね、もともとは横浜のちょっと離れた場所にあった研究所だったんですけど、港未来に来て生活者にも資生堂パーラの食事が食べられたりとか、スタジオでエクササイズができたりとか、そういう体験型の施設がある場所があって、そこを含む体験型複合施設をエスパークって呼んでいて。
なるほど。
呼んでいます。
私も伺ったことあるんですけど、めちゃくちゃ広いっていうとあれですけど、広いですし綺麗ですし、新しいからだとも思うんですけど、ブランド自体を体験しながら感じられるような施設になっていて、先ほどご紹介あった食事施設もあったりとか、いろいろ一般の方も楽しめるような施設だなというのは伺って感じました。
エスパークのコンセプト
はい、ありがとうございます。
斎藤さんはそこで普段は研究員として働かれているっていうことですかね。
そうですね、昨年までは肌の測定する機械であったり、そういったエンジニア的な開発寄りな仕事をしていたんですけども、今年からはちょっと研究員とかっていうよりは、ポッドキャストですね。
ポッドキャストを活用したりしながら、研究員とか生活者との接点を作っていく、それをもっともっと未来につなげていくみたいなところを企画して推進していくような、そういった業務になりました。
そうなんですね、なるほど。じゃあ元々、この後また詳しく伺えればと思いますけど、ポッドキャストっていうのはどちらかというとメインの研究職の時間の合間というか、別の時間として立ち上げられて取り組まれてきたと思うんですけれども、今年からそれがどちらかというとメインになってきたという。
そうですね、これまで2021年の10月にボトムアップというか、ポッドキャストを配信させてくださいという形で、ちょっとトライアル的にやり続けてきたんですけども、今年からそれがいよいよ仕事みたいな形になってくるので、ちょっと今までよりはしっかりやらなければいけない。
そうなったんですね。
すごいですね、ご自身で発信したものが、ある意味会社に認められてお仕事として取り組めるようになったっていうのがある意味成功体験と言いますか。
そうですね、そういうふうに言っていただけることも多いんですけど、ただまだ本当に仕事じゃないから良かった部分もあったりとか、一緒に関わってくれているメンバーとかも含めてですね、モチベーションとかも。
それが仕事化されたときにどうなっていくかっていうところもありますし、どこを目指すかってところがこれから難しくなってくるなと。
なるほど。ある意味不死身ではありつつも、これからまた本越と言いますか、改めて気を引き締め直してみたいなタイミングではあるということですかね。
そうですね。
ありがとうございます。ちょっとその辺もこの後本日詳しく立ち上げの背景みたいなところも含めてお話伺えればと思います。本日はよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
さて、それでは早速本日のテーマに参りたいと思います。まずは資生堂さんのポッドキャスト番組、美のひらめきと出会う場所について教えてください。
はい。美のひらめきと出会う場所、資生堂エスパークっていう番組名で2021年の10月から配信しているんですけども、まず美のひらめきと出会う場所っていうのは先ほどから話をしているエスパークっていう施設のコンセプトなんですね。
それは研究所で働く社員たちであったり、そこで入ってきていただける生活者の方々だったり、そこで接客している美容部員であったり、そういった方々がここで自由に接点というか関わりが生まれて、そこからひらめきが生まれてっていうような、そういう場所を目指して作られていて、
美のひらめきと出会う場所っていうコンセプトで元々あったんですけど、そのキャッチコピーっていうんですかね。
施設のコピーというか、テーマとしてあったってことですね。
そのコンセプトをそのまま音声でやってみようっていうような形の番組になっていて、研究所で働いている研究員と、あと研究所で働いている美容部員とかスタッフとか、そういった方々が基本的には話している社内ラジオみたいなところで始めてはいるんですが、
研究所というか制度の外でも他の会社の方々であったり、大学の教授の方だったり、ポッドキャスターの方とかですね、そういったところともコラボレーションをさせていただいたりとか、どんどんどんどんあまりこことターゲットをあまり絞ってないっていうのは、よくも悪くもあって、
つながりたいと思ったらつながっていくみたいな、そんな感じでどんどん広げていったっていうような感じで、つながりをどんどんどんどん広げて、毎週配信を継続しているっていう番組になっています。
企業のオウンドメディア
ありがとうございます。なんかその美のひらめきと出会う場所っていうコンセプト、その思いの部分をすごく大事にされて、かつオープンラボとして、本社内にも研究員さんとか美容部員さんという役割だけじゃなくって、その中でもいろんな専門性だったりとか、いろんなキャラクターの方がいらっしゃったりとか思いがあったりとかっていうところをいろんな側面で切り取って発信されているというのは、私も拝聴していて、
ホットキャスト番組としての思いだったりとか強みみたいなところをすごく大事にされて運営され続けている番組だなというのは感じています。
ありがとうございます。確かにおっしゃる通りその思いみたいな、それをそのままコンテンツ化してるっていうところで、つながりたい思い、発信したい思い、話したい思い、だから基本的に話したい人が話すっていうようなのが一番大事なコンセプトとしてやってるので、
社内の人に出てもらうときも基本的には話したいとか共感してくれてる人に出てもらう。
そうなんですね。
この人にこの話をしてもらいたいという形でお願いして出てもらうっていうのはあまりしないというか。
そうなんですね。すごくイメージとしてはなかなか投げかけてくれないと出てくれないみたいなのってよくあるのかなと思うんですけど、逆に御社内だと手を挙げてくださる方が。
そういう意味では手を挙げてくれる人もたまにはいますが、ただあの人に話を聞きたいなと思ってちょっと声をかけたりとかちょっと軽くジャブを打ったりじゃないですけど、
その中でこの人は出てくれそうだなとか、ポッドキャストにいつもちょっと合意的な反応を示してくれてるなとか普段の接してる中で、だいたいそういうのって分かったりするじゃないですか。
それは社内だけじゃなくて社外もそうなんですけど、社外のゲストに出ていただくときにもやっぱりこの方ってすごくポッドキャストの良さを知ってるなっていう方。
その出てもらうことがあまりこうメリットとかそういうことではなくて、なんかこう出ることによって次に何か繋がるかもしれないみたいなところの良さとかを感じてくれてる方々っていうのが出てきて出ていただいてるかなというふうに思っていて。
一番大事にしてることかもしれないんですけど、企業のポッドキャストでありながらあまり企業のメッセージっていうものを出さないっていうようにしていて、本当にその人個人個人が本当に思ってること感じてることみたいなものを出すっていうところがそれができるのがポッドキャストの魅力だと思ってるので、それができないのであればできそうにないなと思ったらやらないとか。
たしかに番組を聞かせていただいてる中で、よく企業主みたいな言葉があると思うんですけど、そういったものは感じることってなくって、本当にこういう方たちが静大さんの中で働かれてるんだなみたいな、普段の自分がオフィスにいるような感覚。
で、ちょっと隣で話聞いてるぐらいの感覚に陥るというか、そのぐらいの感覚で番組を聞けることが多いなっていうのがすごく感じます。
今お話聞いててちょっと思い出しながら。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
次のトピックスとしましてですね、そんなポッドキャスト番組を始めた理由についてもお伺いしていきたいと思うんですけども、その企業のオウンドメディアとして始められたとは思うんですけども、その理由だったり背景みたいなところをお話し聞かせていただければと思いますが、いかがでしょうか。
オウンドメディアとかってよく言われるんですけど、始めたときあんまりそのオウンドメディアっていう言葉もそんなに知らなかったんですよね。
資生堂の斎藤雅史さんのポッドキャスト活動の始まり
オウンドメディアを始めようとか、オウンドメディアがあった方がいいよねみたいな感覚で全然始めてなくて。
始めた理由っていうのが、自分が会社の中だったり会社の外だったりいろんなイノベーションセンターとしてイノベーションを起こしていくっていうことを考えた中で、ちょっといろいろ感じていた課題みたいなところをどういうふうにそれを解決していくのがいいかなみたいなことをもっと考えていたときに、これはポッドキャストでこの課題はすごく解決とまではいかないまでも意味があることなんじゃないかっていうことを感じて、
これは絶対いいっていうふうに確信して、コンセプトをちょっと考えてプロトタイプをちょっと収録して、いいじゃんいいじゃんみたいな感じになって、そっからトライアルで配信させてくださいっていう形で言って、そのままずっとトライアルで配信し続けてるみたいな、こんな感じでやり続けてるみたいな。
なるほど、ありがとうございます。その感じられていた課題っていうのはどういったものだったんですか。
先ほど言ったように資生堂グローバルのイノベーションセンター、私たちのミッションはイノベーションっていうことをやっぱり切っても切れないというか、イノベーションを考えなきゃいけない。
どこの企業でもやっぱりあると思うんですけど、イノベーション探索って非常にやっぱり難しいなっていうのは直面していて、化粧品だけじゃないですけどコモディティーか、どこの会社が作ってもやっぱり同じ、品質がどこも高くなってきているので、
やっぱり同じようなものになってしまうよねとか、あと生活者規定、やっぱりそこが大事だって言うけど、なかなか本当に生活者規定で考えるというのは難しかったり、
特に大きな会社、大きな組織になってくると生活者規定で考えているはずなのに、なんか気がついたらちょっとどこを見てるのかなみたいなことにやっぱり陥りがち。
それはもう構造としてやっぱりそういうふうになってしまうと思うんですけど、そういった中でイノベーションってどうやったら起こせるんだろうか、みたいなところがまず思ってたところがありますね。
で、やっぱりその世の中の流れとしてもっともっとこの生活者規定っていうのが、生活者を向いてとかじゃなくて生活者の中から生み出すとか、そういうような方向性みたいなのがやっぱりあるよねとか、要は常につながってるとか、
なんかそういったところでやっぱ常につながってる接点っていうのがなんか大事かなーみたいなって思ってたっていうのがまずあります。
なるほどありがとうございます。そういった中で手段としてはいろいろあると思うんですね。動画だったりとかSNSなんかもそうですけど、
ポッドキャストの選択理由と効果への期待
っていう中でいろいろある中で音声メディアであるポッドキャストっていう手段を選ばれたのって何か理由があるんですか。
えっとですね、ポッドキャストを選んだ理由というのは、やっぱり分かりやすいところで言えばコストが低く、要は自分でできる。
ポッドキャスト今無料で誰でも配信できるようになっていますし、マイクとパソコンと編集が必要であれば編集ソフトがあれば、
それでちょっと撮って配信するっていうのが簡単にできるというところでまずコストが低い。
あと企業で配信する上ではやっぱりその安全安心っていうかその炎上するリスクが低いっていう極めてリスクが低い。
あんまり注目されにくいっていうのもありますけど、やっぱりリスクが低いのであんまり問題にはなりませんよってところでちょっと会社に
提案する上では非常にそこはメリットにはなるかなと思っているのと、いろいろ話しだすとちょっと長いんですけど。
そのリスクが低いからやっぱり話しやすいっていうのもありますよね。
YouTubeとかだとやっぱり身構えちゃうし、さっき言ったように企業メッセージを言わないっていうことがすごく大事だなってこれからの時代大事なんじゃないかなって思ってる中で
カメラ向けられた時に下手なこと言いにくいよねっていうところもあるし、それがやっぱりマイクの前で編集もできるんでっていう形で話すとすごく心理的にも話しやすい環境だなと思うし、
そういった状態で話されている話っていうのはやっぱり本音が出やすいし、実際音声コンテンツの方が映像メディアで見るよりも本音感じやすい。
嘘だとなんかわかっちゃいますよねみたいな。なんかこの人言わされてるな、もしくはちょっとこういうこと言わなきゃいけないよねって思って言ってるなみたいな。
そういうのが出ちゃうので、よくも悪くも。やっぱりそこは音声の魅力だなと思っていて、そこからまたさらに付随するところだと思うんですけど、やっぱりその人っていうところがすごく感じられるメディアだなっていうのがやっぱり
一番大事なところかもしれないですけど、さっきも言ったようにその人の声でその人が本当に思ってることっていうのが伝わりやすいし、それが耳だけで聞いてるとすごく近くで話をしているようにも感じるし、
またこのデジタル化がこう進んで、AIがすごい進化が著しくて、そういった中でなんか人間の価値とか人間の意味とか、私たちは何のためにみたいな、そういったふうに考えてしまうことが増えていく時代、増えていく流れがやっぱあると思うんですけど、
そういった中でやっぱり人が感じられるその声っていうのがますます価値が高まってくるというか、なんていうかもう今はやっぱりタイパとかショート動画とかそういったところに対するビジュアルのコンテンツとかに注目が集まっていると思いますし、今後もどんどんどんどんそういったところが広まっていくと思うんですけど、
でもやっぱり大事なところといったら音声のその人みたいなところに絶対戻ってくるというか、そこはなくてはならない場所だなっていうのは、そこは確信しているというふうにちょっと思っているので、長い目で見れば絶対間違ってないというか、企業としてもその個人のエネルギーを割くっていう意味でも間違ってないと思えるからやり続けられるなと思ってて、
だから昔からそこに力を入れていましたよみたいなところが言えるようになりたいなっていうのもあって、とりあえずもう音声配信を始めさせてくださいって形で始めてやってるっていう感じですね。
ポッドキャストの効果と課題
質問の答えになっていってるからちょっとそれって言ったような感じもしますけど。
いや、どんでもないです。ありがとうございます。でも最後のなんか続けるっていうところも結構発信していく上では大事な部分かなと思っていて、やっぱり短髪になってしまうとか不定期になってしまうと聞き手としてもなかなかチェックというか受け取りづらい環境になっていってしまうので、いかに続けられるかっていうのもすごく大事な部分なんだなと感じました。ありがとうございます。
では続いて次のトピックスに行っていきたいと思いますけれども、ポッドキャストの効果について伺えればと思っております。
ポッドキャスト番組を定期配信することで、御社にとってどのような効果があったか可能な範囲で教えていただければと思うんですけどいかがでしょうか。
そうですね、ポッドキャストをやってやり続けてきて効果っていう意味で言うと、先ほど話したように今年からそのポッドキャストを活用して、それが仕事になってきたみたいなところはあって、そういう意味ではそのポッドキャストの活動が認められて、そういう仕事になったっていうところは一つ効果になってるかなと思うんですけど、
ただ、社外に対する対外的に効果っていったところは、まだまだこれからかなっていうふうに思っていて、
それにて言えば、例えば日経さんとかに取材を受けて、それを記事を見た方から問い合わせを受けるとか、そういったことがあったり、あとそのポッドキャストウィーケンドとか、そういうポッドキャスト界のイベントとかにも参加させていただいたり、
共産企業として昨年は参加させていただきましたけど、そういったことで、ポッドキャスト界隈での認知は広まってきているかなとは思ってますが、ただまだ認知が広まってきている段階で、そんなにそのエンゲージメントの高いリスナーさんが増えているとか、そういったところがまだまだこれから課題だなとも思ってますし、
あとはポッドキャスト界隈だけではなくて、もっともっと広くポッドキャストの良さを知ってもらうっていう意味でも、もっと幅広い層にリーチしていきたいなと思っている中で、まだまだそこはこれから、今年それが仕事になってって言ったところでどこまで広げられていくかとか深められていくかみたいなところだなとは思ってます。
今後の課題としてということですね。
そうですね、対外的なところに関しては今後の課題と思っていて、あと社内に対する効果としても、まだこれも本当にまだまだこれからなんですけど、やっぱりもともと始めた時の目標というか、もっともっと心理的安全性の高い組織だったり、自由に話ができるような、そういったことを考えてたんですけど、まだまだそこに対してはこれからと思ってますが、
ただその、例えば就活生の方だったり、新入社員の方とかから聞きましたとか聞いてますとかっていう声を聞いたりとか、特に就活生の方からは、よくある作られたような感じのコンテンツじゃなくて、本当に会社の中の雰囲気がわかるようなコンテンツがすごく良かったですみたいな声をいただいたりとか、
それ嬉しいですね。
そうですね、その声が本当に最初一番嬉しかったですね。届いて欲しいところに届いたみたいな。
その一人の声がものすごくやるエネルギーになるなーっていうのを最初本当に実感したんですけど、あと普段もその社員からも結構その聞いたよみたいな声が、会社の中で声かけていただける、例えばエレベーターで一緒になった時とかあったりとかして、
特にそのポッドキャストいいとこだなと思うのは、結構幅広い年齢層の方に応援してもらいやすいっていうのがあるんじゃないかなと思っていて、
例えばこの社員がボトムアップで何かを提案してやっていく、社外に向けて発信していきたいみたいな活動って、割と若手の社員だったり、SNSとか普段使ってる社員とかがやっていく。
だから結構若い人たちになってしまうんですけど、ポッドキャストって割と40代、50代、60代、定年過ぎた方とか、最高齢の方とかもすごくいいよねーとか、これまで研究所から発信するっていうのはすごく壁があって、
ポッドキャストの価値とポッドキャストの良さ
そんな自分の趣味の話が発信できるなんてありえないよみたいな、ありえないっていうかすごくいい意味で、すごくいい活動だよねっていうふうに言っていただけることが非常に多くて。
なるほど。聞き手としての幅広さだけじゃなくて、発信する側にとっても幅広い年齢層が参加しやすいスキームになっているというようなイメージですかね。
やっぱりね、年配の方々も会社のSNSに出るのはちょっとみたいなとこもあっても、ただでもやっぱり話したいんですよね、いろいろ。話したいこといっぱいあったりとか。
今までの自分の研究に対するこだわりっていうのもあるでしょうし、それだけじゃなくて、本当に趣味の話。すごく年配の研究員の方も奥様と一緒にアイドルの追っかけじゃないですけど、よく遠征してコンサートに行ってまーすみたいな話をしてたりとか、
そういう話がいいよねってみんなに言ってもらえる環境ってすごくいいなと思っていて、それがポッドキャストはやりやすいのかなと思いますね。
なるほど。ありがとうございます。逆に今後、その番組を継続することで将来的にこんな効果も期待できたらなとか、期待しているものって何かございますか。
そうですね、いろいろあるんですけど、ちょっと長い目で見ると、この活動がやっぱりこの会社にとって本当になきゃいけないというか、あって良かったって思えるような、そういう場所みたいな形にしたいなと思ってて、それがその会社からもそういうふうに認めてもらっているみたいなところがあるかなと思ってて、
それってなかなか数値っていうか、費用対効果的な企業に対する貢献、事業貢献みたいなところを言うのは非常に難しいところではあるとは思うんですけど、そういったところとはちょっと違う、別次元の話として非常に必要だよねみたいなところに定着するっていうことを持っていきたいなと思っていて、
それって、例えばその企業文化であったり企業風土みたいな、なかなかすぐできるものではない、やっぱりそれって長い長期間で取り組むべきことだと思うんですけど、そういったところを何ですかね、うちの会社はこういう風土だってなかなか言うことでもないと思うので、
その時代に合わせて、うちらの会社ってこういう会社だよねとか、直接的にそういう話をしないまでも普段から対話を発信している場所としていることで、それ自体が企業の風土づくりだったり企業文化になっていくような形になっていく。
なんかもうこの番組自体が企業文化だったり風土を体現しているみたいな状態という意味ですね。
そうですね、そういう状態にして、さらにはそういう状態っていいよねって他の組織、他の会社とかもちょっと感じてちょっと取り組んでみようみたいな形で、
同じような発信をしている会社がいろいろ増えていって、またその企業間を越えて緩い交流がPodcastとかを通して生まれていくような、なんかそういう世界線ってなんかいいなぁと、これ個人的な思いですけど思っていて、そういう方向に持っていけたらいいなぁと思っています。
ありがとうございます。なんか今その最後の部分、Podcastならではだなというふうに思ったんですけども、その企業を越えて交流が生まれていくっていう点って先ほどお話しあった、そのどこかしら近さをある意味近さを感じるようなコンテンツ、場所だとPodcastってそういう場所だと思っていて、
なんかだからこそ一方的なただの発信に留まるんじゃなくて、総合性というか交流が生まれる可能性を秘めているのは結構ならではのお話なのかなというのはちょっと感じました。
ポッドキャストの持続可能性
そうです。なんかその最後のトピックスになってくるんですけども、企業のオウンドメディア、まあ意識されてないという話もあったんですけども、企業のオウンドメディアをうまく運営する秘訣に関してもうちょっと伺えればなと思っておりまして、
美のひらめきと出会う場所は2023年末時点で120回以上配信され続けていると思うんですけども、企業Podcastでしっかり内容のあるコンテンツを100回以上継続してっていうのはめちゃくちゃすごいことだと思っていて、企業のオウンドメディアだったりとかPodcast番組をうまく運営する秘訣、続ける秘訣みたいなものがあれば伺えればなと思うんですけどもいかがでしょうか。
はい、多分多くの企業がPodcastを配信する上でうまく運営する秘訣は多分うまく運営しようとしないというか、本当にコストかけずにとりあえず話をしてみて、配信してみるっていうのを継続し続けるっていうことがいいんじゃないかなと思うんですよね。
例えば、私たちの番組が参考にさせていただいたタクラムさんという会社のタクラムキャストっていうPodcastがありますが、そこの番組は編集とかほとんどノー編集で、環境もそんなにこだわらず、とりあえずZoomで話したような音質でも撮ったものをそのままPodcastで配信してるっていう感じで、毎週とか配信してるのかなと思うんですが、
それでもやっぱりコンテンツとしては成り立ってるなと思いますし、ただ私たちの番組はちょっとやっぱり美を取り扱う会社ということもあって、少しボトムアップでやっている以上、あまりこの番組、この音質大丈夫って言われたらやめなきゃいけなくなるかなと思って、ちょっとある程度音質とかにはこだわりましたけど、そこまでこだわらなくてもいいかなとは思っています。
で、たぶん条件として2つあるかなと思っていて、推進者、私たちの番組で言えば私が推進してますけども、音声コンテンツの可能性っていうものをすごいビンビンに感じているっていうような、そういう重いというか、ある程度ちょっと行き過ぎてるかもしれないけど、絶対これは将来的に音声コンテンツが来るっていうふうに信じているみたいなところは、
必要かなと思っていて、その信じている背景にあるのはやっぱり先ほども言ったように人が大事になってくる、絶対人っていうところから離れられないからっていうところをどれだけ信じられるかみたいなことかなと思ってるんですよね。
で、それを感じるために、感じられるためにはどうしたらいいかっていうと、たぶんポッドキャストを聞いて、ポッドキャストを配信してみて、ポッドキャストを使って交流してみると、ポッドキャストってすごい可能性あるなっていうのはたぶん感じられる、もしくは感じる方と感じない方がいるのかもしれないですけど、それで感じた方はたぶんそれを推進するっていうことができるんじゃないかなと思っていますと。
で、もう一つの条件として、ポッドキャストを配信する、企業のポッドキャストとしてやる以上、会社の大方針とポッドキャストを配信する目的が合致しているっていうことは必要なのかなと思っていて、会社の方針と若干ずれてるんだけど、自分は絶対これが大事だみたいな形でやり続けるのって相当つらいと思うし、たぶん提案するのもなかなか難しいと思うんですけど、
会社の方針、それは組織の方針、自分の部署の方針とかじゃなくて、結構もう会社の大きな方針でいいと思うんですよね。会社のミッションであったり。その方向性には合ってるっていうのは最低限あったほうがいいかなと思うんですけど、そこをコストかけずに持続可能性を考えたら音声メディアだって形で配信したいっていうことでやり続けるっていうのはいいんじゃないかなと思っています。
ありがとうございます。その前半のポッドキャストっていう手段を選ばれた理由の中にも、その持続可能性っていう言葉あったかと思うんですけども、そういった手段の特徴としてのコストがかからないよね、だから持続可能性が高いよねっていうところの特徴だけに留めずに、その特徴をいかに生かすかみたいなところは、やっぱり運営する視点としてはすごく大事な部分なのかなっていうのは今お話伺って思ったんですけども、
なんか普段、私が斉藤さんと会話させていただいている中でも、斉藤さんってポッドキャストすごいお好きなんだなっていうのはビンビンに感じてたので。そういったやっぱり思い、やっぱり続けるっていうのがやっぱり大前提すごく大事なところで、そのためにやっぱり好きになるというか、思いを持つみたいなのがやっぱり大前提、大事な要素になってくるんだろうなっていうのは。
企業のオウンドメディア戦略
普段、会話の中でもそうですし、今日お話聞いてすごく感じたところでございました。ありがとうございます。すごく勉強になりましたというところと、改めてすごく1リスナーとしてもすごく応援させていただきたい番組だなというのを改めて感じたので、ぜひ今後も引き続き発信していただければなと思っております。
はい、ありがとうございます。
はい、では本日はですね、以上となります。本日は株式会社資生堂の斉藤さんにお越しいただき、企業ブランディングにおけるオウンドメディア戦略についてお話しいただきました。本日はいかがでしたでしょうか。
はい、やっぱりポッドキャストで普段話すっていうのは、結構会社でもやってはいるんですけど、まとまって話すっていうのはそんなに得意じゃなかったりとかするんで、ちょっと分かりにくい話だったら申し訳ないんですが。
ちょっとポッドキャストの良さっていうのが、本当に私個人としてはものすごく感じていて、それが多面的に素晴らしいポッドキャストの価値があって、その素晴らしさがちょっと伝えたい思いが強すぎて、ちょっと伝えきれてないかなとか、ちょっとそこが心配ではあるんですけど、
でもそういった形でポッドキャストの良さとかを感じれた人であれば、本当にこういうことができるかもみたいに思ったら割とすごく実現しやすいツールだなと思っているので、ポッドキャストを使って何かやってみたいって思う人がどんどん増えたらいいなと思っています。
ありがとうございます。でも本当にこの短い時間の中で話を聞いて魅力を理解しきるってなかなか難しいとも思うので、ぜひ斉藤さんの美のヒレミキと出会う場所へスパークの番組をぜひ聞いてみるとすごく魅力が感じられるものになっているのかなと思うので、ぜひまだ聞いていらっしゃらない方は聞いていただければなと思いますが。
はい、斉藤さん何か最後にですね、告知だったりお知らせございますでしょうか。
特にその告知とかはないんですけども、今ちょっと星山さんにも言っていただいたように、この私たちの番組美のヒラミキと出会う場所とか、あと横浜にある資生堂のグローバルイノベーションセンタースパークっていったところ、まだまだその知られていなかったり、魅力が伝わりきれていなかったりするところもいっぱいあると思うんですが、
ぜひ一度横浜に近い方は来ていただいたりとか、あと番組であればすぐ、今聞いていただいている方はすぐ聞いていただけるかなと思うので、ちょっと少しだけでも耳を貸していただいて、こんな感じで配信してるんだみたいに聞いていただけると非常に嬉しいなと思いますし、
まだまだそのトライアルで配信している状況ではあるんですが、今後ちょっと業務としてというか本格的にもっともっといいものにしていきたいと思っていますので、これから引き続き応援をよろしくお願いしたいと思っています。
皆様よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
それでは本日斎藤さんからお話をいただきました。斎藤さん本日はありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
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