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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出、明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代、
どこか温かく優しい昭和の情景、心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
今日は、昭和レトロのお話。
テーマは、屋台のラーメン、夜泣きそばです。
皆さん、ラーメンはお好きでしょうか。
令和となった現在では、ラーメンのバリエーションも非常に多く、
豚骨ラーメン、塩ラーメン、混ぜそば、
そして、昔ながらの中華そば、醤油ラーメンですね。
多彩な味で、気分に合わせて食べたりする人もいれば、
いろんなトッピングを乗せて楽しむ。
そんな確立されたジャンルのラーメン、
そんな文化の完成段階にあるといっても過言ではないかと思います。
私の昭和の時代、初めて食べた中華そば。
こちらは、市場の入口にあった中華そばの店。
うずき巻き模様のどんぼり。
そこに竜が描いてあるような器ですね。
こちらに卵がスライス。
ナルトがあって、シンプルにしなちくと、
ハムが乗ってた。
当時は、チャーシューではありませんでした。
持ち帰り用に、おついがビニールで輪ゴムで縛ったものが売られたりもしていました。
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その中華そばが、私の記憶にとっては、
初めて感動したラーメンと言えると思います。
今日はそんな、皆さんが昭和、平成、令和と
いろんな流行りスタイルがあったラーメン、
お好きなものがあると思いますけれども、
当時、昭和40年代、50年代に、
チャルメラを響かせた夜泣きそば。
そんな姿を、私ミッキーが思い出して解剖したいと思います。
どうぞお付き合いください。
当時は昭和50年代後半、60年代。
ある施設沿線の高架のガード下に、
軽自動車、小さい車に、
カウンター折り畳み式のテーブルが跳ね上げられて、
5つほどの丸椅子。
屋根があって、赤ののれにラーメン。
そんな綺麗な文字が伺って感じられます。
中には、白い帽子のかぶった店主さん。
お客さんがカップルが2人。
青いビニールシートが横に掛けられて、
テーブル席も備えてあります。
グループ席用ですね。4人ほどの。
そちらにはまだ人はいません。
私ミッキーが近くに行ってみます。
いらっしゃい。
店主さんがこちらへオーダーを取りに。
あ、一杯ラーメンください。
一つの椅子をあげて、
左にはカップルが肩寄せ合って、
おいしそうにラーメンを食べています。
左側に男性。
まだ20から22歳ほどの男性でしょうか。
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なんか熱そうにフーフーしながら、
麺を持ち上げ、お口の中へツルツルと。
隣の女性は年上でしょうか。
男性とは違う社会人の雰囲気。
音楽をやっている方のようで楽器を持っています。
電源の上に麺を運びながら上品に食べている。
お似合いの2人ですね。
どれくらいのお付き合いして月日が経っているのでしょうか。
見てて微笑ましいです。
私ミッキーもフーフーしながら、
出された中華そばを食べます。
色は黄金色だけども、
とても口当たりがいいのに深い味わい。
なぜだろう。
店主さんの裏での努力、仕込みの姿が浮かびます。
このカップル2人と私ミッキー1人が
美味しそうに食べている姿を見て
うんうんと安心している。
そんな店主さんも、僕たちも
見てまた幸せな気分になれる。
暗い闇の中に時折、
高架の上に列車音が響き渡り、
軽自動車をほのかに温かい光が
店主さんと3人を包んで
大げさかもしれないけど、
宇宙で食べている。
そんなような夢を見ているような感じになってしまいます。
特別な今だけの一瞬。
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このステージに 中華そば
3人巡り合わせ。店主さん
満足そうです。
いい空間だなぁ。
じゃあ、お二人
お幸せにね。
先帰ります。ミッキーは。
おやすみなさい。
どうも毎度あり。
ご馳走様。
話は変わります。
今日は昭和レトンのお話。
ある10日の下の夜泣きそば。
カップルが一組。
私、ミッキーと店主さん。
そんな4人を
屋台のラーメン。
宇宙空間とも言えるような
素敵な巡り合わせの中で
好みなく美味しい中華そば
食べさせていただきました。
当時はこんな光景が
あちこちであったと思います。
今でも食べれるのは
ごくわずかな場所だと聞いています。
また行ってみたいな。
夕焼けひとりきり。
この辺りでお話を終わりたいと思います。
お付き合いしていただき
本当にありがとうございます。
次回の番組、お楽しみに。