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夕焼けひとりきり、始まりました。
昭和二桁生まれのパーソナリティー、ミッキーロンリーがご案内します。
昭和レトロ、今は懐かしい思い出。
明日の心配もせず駆け抜けた昭和の時代。
温かく優しい、そんな昭和の情景。
心の思うままにお話しできればと思っております。
どうぞお付き合いください。
今日は昭和レトロのお話。
ある昭和の時代、男の子が一人、学校から帰ってきました。
母親は町内会の会合でいません。
そんな中、秋和くん、覚えてますか?
一人でもきちんとご飯が食べることができます。
なぜなら、母親の作り置き。
準備されています。
ランドリー浴。
そんな手順よく、秋和くんも、
お茶碗、お味噌汁、自分で装って食べていきます。
そんな様子を、私ミッキーが見てまいりましょう。
どうぞお付き合いください。
その時は昭和40年代、裏口から秋和くんが帰ってきました。
ただいま。
あれ?
お母さん、いないみたいだ。
あ、
食卓にご飯が用意してある。
網もかぶしてある。
自分でやろうと。
両家の食卓には、当時流行っていた、
ハエ帳という、四方向に広がる、
網状の折り畳み傘のような優れものの、
蒸し置きのカバーがされてあります。
彼はうがいを済まして、手洗いもして、
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自分でご飯とお味噌汁、
温めていただきます。
おかずは、お母さんが、
パン粉でまんまるにこねこねして作った、
ハンバーグ。
ケチャップの味ですね。
当時は、冷凍のハンバーグもありませんでした。
そして、卵焼き。
明和くんは、
焦げの入ったような、固めのものが好き。
お醤油をかけて食べます。
お漬物は、きゅうりのきゅう茶。
パクパク、パクパク。
おいしいなあ。
彼は、ご飯を帰りにするのに、
はながらの炊飯ジャーから、
もう一杯。
お茶も、自分で入れることができます。
魔法瓶から、
お茶をきゅうすに入れて、
もう一杯。
おいしいなあ。
そして、デザートの時間です。
冷蔵庫を開けると、
お母さんが作ってくれた、
アルミの容器に並べられたゼリーがあります。
このゼリーは、
彼も大好き。
星型だったり、
ハート型だったり。
今日はありませんが、プリンの時は、
塩水状の丸のものもあります。
時間が経った、固くなった状態よりも、
彼は、できたての、ぽるぽるの、
柔らかいものが好きです。
アルミの中をほじくって、
一生懸命、秋風くんを食べています。
いちごのゼリー、おいしいなあ。
ごちそうさま。
秋風くんは、
容器を片付けて、
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容器の線には少し高いシンクに、
おけんの中に、
洗剤のスポンジを入れて、
まもらえるものかな。
自分で洗い出しました。
キュッキュッしながら、
一つずつ並べていきます。
布巾をかぶして、終わりました。
話は変わります。
秋風くんが、
お母さんがいない中、
一人で作り置きのご飯。
当時は、
電子レンジもありませんでした。
ハンバーグも、
冷凍食品も、
バリエーションが現在のように多くなく、
お母さんがパン粉で、
こねこね作って、
まんまんのものを、
いつも作ってくれました。
餃子も、
自分の家で、
皮から作っていました。
デザートも、
ゼリーを作ってくれたり、
プリンを作ってくれたり、
ジュースも、
カスガイのメロンソーダ、
覚えてますでしょうか。
粉末で水に入れると、
シュワーってできる、
炭酸のメロン水です。
電子レンジもありません。
食卓の前には、
花がらの鍋や、
ガラス食器、
電化製品の炊飯器、
魔法瓶、
華やかで、
現在の時代とは、
まだ冷凍食品、
電子レンジなど、
便利になるようなものは、
当時は少なかった、
そんな記憶ですけれども、
不自由に思うことは、
何一つなく、
充実感がありました。
やはり、
手間をかけて、
味わう、
そんな重みが、
あったのでしょうかね。
電話も、
風呂電話、
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エアコンは、
ありませんでした。
石油ストーブで、
自宅には、
父親が手作りで作った、
棒で、
洗濯物を引っ掛けていました。
部屋は、
ストーブの熱で温まって、
乾かすことも早くできました。
そんな商売の時代、
スピード感は、
ありませんでしたけれども、
丁寧に、
ご飯を食べている、
片付けている、
充実感は、
ありましたね。
そんなことが、思い出されました。
皆さんは、
当時の姿を、
今の、
便利になった、
時代と比べて、
たまには思い出してみてはいかがでしょうか。
夕焼けひとりきり、
このあたりで、
お話し終わりたいと思います。
お付き合いしていただき、
ありがとうございました。
次回の番組、
お楽しみに。
バイバイ。
