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2024-05-16 1:20:36

音楽酒場#15 Xの魅力を再確認!津田さんに色々質問!秘蔵エピソード満載!

今回の音楽酒場は、津田さんに色々質問回!「YOSHIKIの音楽以外の趣味は?」「YOSHIKIのドラムは譜面から?」「Xのメンバー、セールスは意識してた?」その回答から僕らがエックスに魅了される理由が明らかに! 「YOSHIKI Reborn」の感想&「MAISON YOSHIKI」について~津田さんが驚く最近のYOSHIKIとは?【音楽酒場#14】 https://youtu.be/s6w43wlf2WU 【津田直士 Talk Show 0413】 2024年4月13日(土)11:30開場/12:00開演 一般チケット⇒ https://tsudamia.jp/shop その他詳細⇒ https://twitter.com/tsudanaoshi/status/1769298222156321135 津田直士さん(元X制作ディレクター・共同プロデューサー) ニコ生 https://ch.nicovideo.jp/tsudanaoshi YouTube https://www.youtube.com/channel/UCH_sPE_hqEgr3IDyvjS8Yqw Twitter https://twitter.com/tsudanaoshi 著書「すべての始まり―エックスという青春」 https://amzn.to/3Kxgcqf その他のご著書はこちら https://www.tsudamia.jp/tsuda-book その他の音楽酒場コンテンツ↓ 【激論】批判、誹謗中傷との向き合い方について~アーティストは繊細?強者は叩かれるべき?ファンのSNS活用は?【音楽酒場#13】 https://youtu.be/WFxjsb9JG7k アーティストの呼び捨て・敬称略はアリナシ?~「さん」は付けるべき?最近の風潮について津田さんと考える回【音楽酒場#12】 https://youtu.be/d9SNuxV6fqk 津田さんと語るTHE LAST ROCKSTARS~そして最近起きた色々な事について…【音楽酒場#11】 https://youtu.be/rLgb1cLny7I 激論!YOSHIKIを叩く人たちに思うこと~ア○チ、どう対応する?僕らの発信スタンスは?【音楽酒場#10】 https://youtu.be/0ubqEIHUUqQ X JAPANの新曲「Angel」を語ろう!(音楽酒場LIVE配信) https://youtube.com/live/rrXpYoFnlSE X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集①共同プロデューサーが語る大曲誕生秘話!分割問題の真相~初めて聴いたメンバーの反応は?【音楽酒場 #09-1】 https://youtu.be/PZFXIynhn4o 壮絶、怒号…でも幸せだった!制作過程&レコーディング秘話~X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集②【音楽酒場 #09-2】 https://youtu.be/z1S7RCy3ppg 300年残るYOSHIKIの芸術!そして津田さんとの別れ…X JAPAN「ART OF LIFE」30周年特集③【音楽酒場 #09-3】 https://youtu.be/9DDf4ttcd2o 【祝・ドラムマガジン表紙!】ドラマーYOSHIKIを語り尽くす!~津田さんしか知らないYOSHIKIのドラムエピソード満載!【音楽酒場 #01】 https://youtu.be/88mQFSgCskk 大注目!「XY×YOSHIKI」を語ろう!~このプロジェクトは何がすごい?どう楽しむ!?【音楽酒場 #02】 https://youtu.be/dHX1FrMZhWo 今、明かされる!「ART OF LIFE」「紅」「ENDLESS RAIN」X名曲誕生秘話!~津田さんへ質問!エヌゾーリベンジ回【音楽酒場 #03】 https://youtu.be/TFzvh9OBAlc こちらもどうぞ↓ 津田直士さんと語るYOSHIKI&THE LAST ROCKSTARS!津田流プロデュースの真髄と、Xの現場を離れることを決意した理由とは…【名盤ラジオ 番外編#24-1】 https://youtu.be/VbjdtNQ_2y0 津田さんが語る“灰皿事件”の裏話~HIDE・TAIJI、超リアルな素顔のエピソード!すべてはここから…今だからこそエックス!【名盤ラジオ 番外編#24-2】 https://youtu.be/8mLDZj-9JWI 津田さんを唸らせる質問の数々!YOSHIKI&HIDEの感動エピソードに思わず涙が…「津田さん、X JAPANを何とかしてください!」【名盤ラジオ 番外編#24-3】 https://youtu.be/uhuXK4PTNgw ■『名盤ラジオ』とは? 3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながら色々と語っていく番組です。 ※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:01
名盤ラジオ。音楽酒場へようこそ。このコーナーでは、名盤ラジオの3人と音楽家の津田直樹さんが、Xや吉木を中心に、
魅力音楽について、お酒を飲みながら色々と語っていきます。
タクヤです。今回もよろしくお願いします。
エルソーです。どうも。
ヒレキと申します。よろしくお願いします。
ツダエスです。
潰れてんのか忘れてる。
エスに倒すか。
ツダエス出ましたね。
Kじゃない。Tじゃない。Sだね。
もう忘れてた。
さっき思い出したツダエスを使っていただいて。
早速。実用化されてますね。実用化されてますんで。
忘れてましたからね。
誰かがすごいぞ。
まあこれね、今夜の2本目の収録ということで。
そうですね。
やっておきますか。だいぶね、お酒も多分進んでるんじゃないかと。それぞれ。
もう感があれです。目の前に。
ジンバーボン、ジンバーボン。
ジンバーボン、ジンバーボン。
そういう感じなんですね。
飲み方はロックなんですか、ツダさんも。ロックでしょ。
バーボンは必ずロック。で、ジンもロックっていうのは好きなんだけど。
昔俺が流行ったのは30代40代の時は、バーボンのロックとジンはタンカレーしかダメなのね。
タンカレーのロック。で、チェイサーがビール。
その三角形によって順番に飲んでくっていう。
地獄のバビューダ・トライアングルみたいな感じ。
そういう感じ。
そこを迷い込んだら。
一緒に飲んだら終わるみたいな感じ。
それはやばいっすよ。
そのトライアングルはやばいな。
君が一番ダメだね。
ツダSがダメだね、一番。
ツダSは今日はね、ジンはリンゴジュース、ストレートの果汁100%で割って、
甘くておいしいジュース状にして飲んでる。
なかなかいろんなね。
ジンやばいっすよ。
飲みやすくなっちゃってるから、やばいっすね。
はい、かんぱーい。
ツダさん一気だよ。
僕ね、一気しないんですよ。
一気しないのじゃない。
何が美学だわ。
僕は自分の美学を壊さないんです。
何が美学だわ。
03:00
それ本当X時代からですか?
いや単純に、恋を先は絶対一気しないっていう自分のルールがあって、ビールは一気で。
ビールとかは、なるほどなるほど。
ヨシキに怒られないんすか?
ツダさん、ツダさん一気してよ。
ツダさんはビールがチェイサーだから、一気にカウントされないですからね。
あんまりそういうことか。
あんまり一気とか好きじゃなかった。でもヨシキどこか全員がみんなカタツオ飲んでツダさんやるんだよねみたいな感じなのね。
そういうことでしょ?
そういう時はそう言われたらやってたよ。だって俺怖いものない人だから。
今もカタツオ飲んでツダさんやるんでしょって思ってますよ。
カタツオ飲んで。
ズームでビデオっていうか映ってないから飲むフリして飲まないよ。
何それ。なんだそれ。ロックじゃねえな、ツダさん。
だって僕ロックわかんないってヒデちゃんに怒られたもん。
ツダさんロックわかってないって。
ヒデちゃんなんかさ、泣きながらツダさんわかってないって言って、
ごめんね、俺わかってないよね、でもこれからわかるようになるからさってすごいいい会話してんの。
パタなんてさ、俺に一切そういう会話も何もしないでさ、
最初から心の中でさ、この男はどうせ何もわかってないから今に至るってひどくないか。
相当に面白いですね。
いや、いいっすよね、ヒデとパタのギターのね。
パタはやっぱロックラーですよね。
パタはいいっすね、やっぱ。
あの男はヤバいっすね。
今回は本当にX、昔のXみたいな話をしようみたいな回ですけど、
ツダさんにね、いろいろ質問して、そういうX系の話をしましょうっていう回なんですけど、
もう今パタの話になってたんであれですけど、パタの本がね、少し前に出て、
読みましたけど、やっぱ面白い人だなーっていう。
もうパタっぽいなーと思いましたね。
パタっぽいっすねー。
ぽいっすねー。だってもう喋ってるのを聞いてる感じになっちゃうというか、読んでて語ってるところ。
面白い人ですね、やっぱり。
すごく本当にストレートというか、正直に本当に語ってるんだなって。
ストレートですねー、確かに。
06:02
ところがありましたけどね。
まあまあ今回はね、あのさっき言った通り、X関連についてツダさんにいろいろ質問しちゃおうっていう回ですけど、
あんまりその音楽酒場も最初の方でそういうなんか回やってましたけど、
割とここ最近そういうノンテーマな回をやってなかったんで、
まあいいかなと思って、今回そんな感じです。
そうですね。
ひでっくんもね、いろいろ久々に音楽酒場なんで、聞きたいこともいっぱいあるんじゃないかという感じですが、どうですか。
いいんですか、じゃあ。
うん、早速。
質問していいですか。
はい、ぜひ。
そうですね、じゃあそしたらですね。
じゃあちょっとまず1個聞きたいのが、いろいろ吉木のお話はいろいろ聞いてますけど、
吉木はやっぱり音楽に本当にすごく突き詰めててっていうような感じで集中してやってると思うんですけど、
音楽以外で気分転換とか趣味とかあるんじゃないかなと思うんですけど、
例えばゲームとか本とか映画とか、吉木が音楽以外のことでこれやって、
津田さん今これハマってんだよねとか、これ面白いんだよねみたいな、そういうのってあったりします?音楽以外の。
昔の話なの?
昔とか昔、そうですね、昔の話でもいいですし、これまでの中でそういう。
なんか気分転換とか息抜きとか、なんていうんですかね、趣味。
まあでも音楽がもうそのものが趣味だから別に他にはないとか、
趣味が全部ワインとか着物とか、全部そういうのがそこに繋がってってるとこなのか、
それ以外に何かあるのかみたいな。
なんかそういうところがちょっとなんか、そういえばこれ好きそうだったよみたいな、
なんかそんなのがあったりするのかなっていうところをお聞きしたいですね。
なんか常にもう365日24時間忙しいみたいな、息つく暇もないみたいなイメージなんで。
いや、分かりやすく言うとね、妄想シンプルですよ。
吉木はその24時間音楽だけでは全然ないです。
09:00
ただ音楽だけっていう、あと筋トレみたいに自分のことを高めていく、あと練習とかそれがほとんどではあるんだけど、
意外なくらいにそれだけではなくて、ちゃんとあるんですよ。
趣味じゃないけど、それがものすごい吉木の人間性を表してて、
それは吉木がやっぱり魅力的だから、とにかく吉木と会う人が自分の仕事とか自分に関係あることを吉木に話すんですよ。
吉木が会う人って、例えば日本の国内だと、あの人と日本の歴代首相と一緒に会話をする場があったりとかみたいに、
とにかく楽天の三木谷さんもそうだけど、いろんな人が聞くたびにみんな吉木のこと好きで吉木と会いたがるし、
それはもう同じエンターテインメント、アーティスト関係、アーティストだとかエンターテインメント関係も膨大にいるし、
あとはメディアの人はとにかく仕事のために会いたい人、とにかく聞くたびに大変じゃないですか、みんな会いたいんですよね。
会って何かをちゃんと持ってる人は必ずその人のならではの話を吉木にするわけですよ、披露するわけですよ。
それを聞いた瞬間の吉木はいつも赤んぼのように表現をよく僕は赤ちゃんみたいに言うけど、
そういう話を聞くときは当然赤ちゃんだと言葉がわかんないから、子供のように、子供のように好奇心全開。
あと吉木はほら前回言った通り自分の美を信じきってるっていうすさまじいほど自分と向き合ってる人なんで、
人の話を聞いた瞬間ものすごく無邪気に要するに競争をする必要ない人なんで、あの人要するに。
自分と戦ってるから人となんて争う必要が全くないんですよ。
だからその人と争うという意識が全くないから、相手の人も安心して心良い人なんか言うと、子供のようにスポンジのように吸い取り始めるんですよ。
え、それって何なんですか、なんとかねえって言ってもう止まらないんですよ。
そうすると相手の人に嬉しいから話し始めると、全部吸い取るんですよ。
だからその趣味が何なのかっていうと、たぶんその好奇心から自分が気になったら全部吸い取るっていうのが彼のね、特技で。
で、もしそれが自分の何かにつながる場合は、全部それいきなりやり始めますね。
例えば、じゃあこれはね、僕は全然そこの場に遭遇してないからパンナルイメージです。
ジャストイメージですよ。ジャストイマジネーションですよ。でもみんなも想像してください。
吉木が日本から海外に拠点を通じて頑張り始めました、いろいろと。
12:05
で、頑張り始めていろいろこう辛いことも乗り越えながらやってたときに、本当に安定的に海外でガンガンガンガン自分の活動できるようになったときに、
アメリカ国内も広い。そしてヨーロッパも日本もいっぱい来なきゃいけない。
毎回毎回飛行機の予約をするの大変だっていうときに、自家用ジェットっていう手段があるって気づいたとしましょう、吉木が。
自分もそれ導入しようかなと思ったとします。
そういったときにたまたま吉木と誰かがお酒飲みながら話してるときに、その人が自家用ジェットを持って行くとしましょう。
そしたら、何?って絶対聞くわけですよ。
もう子供のようにスポンジで全部吸い取るわけですよ。自家用ジェット、なるほど。
そういうキラキラした瞳で話を聞いて、吉木の横を僕は本当によく見てたわけですから、キラキラしてる。
自分の情報もちゃんと言うんですよ。でも僕は何々してるからとかって言って。
相手が、なるほどって言って、どんどん会話が進むわけですよ。好奇心を抑えられるんだからいっぱい聞き回る。
吉木の横にいて吉木のこと好きな人はみんなそこにやられるんだけど、本当に無邪気なんですよ。何の計算もないんですよ。
そうすると話す方も楽しくてしょうがなくなっちゃって、この人めっちゃ僕の話聞いてくれてるし興味持ってる。
もう簡単に言うとこればっかですよ、あの人は。だって考えてみてください。
僕が一緒にやってたところは、ある日突然V2が始まるわけです。V2は何かっていうと小室さんですよ。
ってことは半年前か1年前か分からないけど、ある時期までは小室さんとは親しくないっていうかこういう関係ない。
ある時期にいきなり生まれるわけですよ。紹介した人がいて。で、会話をした時になんかピンとお互い来たんでしょう。
その時によしきは目キラキラさせてさ、あれ小室さん面白いって。小室さんは小室さんでどんどんよしきのこと好きになってくる。
これがね、あったんですよきっと。
で、俺はそれからもうしばらくしてから紹介されるわけですよ。仕事だぞとね、ソニーミュージックの中で。
で、向こうは小坂さんっていう俺が尊敬するすげえプロデューサーがいて、小室さん側。で、こっちは俺だ。
で、4人で会話するわけです。で、V2が始まるんですよ。
でもそれよりもはるか前、何ヶ月も前によしきはね、小室さんと盛り上がってるわけですよ。それでV2になっちゃうわけですから。
もうね、このね、キラキラしたなんか、だから誰かの話とか誰かそのものと出会いがあって何か話を聞いた瞬間に好奇心が止まらなくなってスポンジのようにすいとる。
15:13
俺はね、たぶんね、よしきの最大の趣味っていうか、音楽以外はここなんじゃないかなと思うし。
その結果、花開いてるのがね、最近だったらもうファッションから始めて、ワインもシャンパンもみんな、たぶんね、スタートにどっかにそれがあったはずですよ。
出なかったらできないでしょ、だって。
いやー、それがそこに繋がっていくのがすごいですよね。
まあ、好奇心とか本当ね、自分が、本当趣味というか何て言うんですかね、本当に自分が興味持ってそれにワクワクしてっていうところが。
それがしかもなんか、自分の仕事というか、アーティストとしての活動に繋がっていくっていう。
すごいですね。
だから、ひできさんの質問は、音楽以外の趣味的なものって何だろうって質問だと思うんだけど、
僕の知ってる様式は、音楽以外もいっぱい豊かなんだけど、一言で言うと好奇心の塊みたいな感じで、対象物は宇宙のすべてみたいな感じで。
ある意味、あらゆるものが趣味っていうことですよね。
趣味っていうか、趣味にするではなくて、自分のワールドというか宇宙というかに最終的には繋がる最初のスタートラインにいつも好奇心が炸裂してる感じ。
例えばこういう話もあるんだよ。あれはいつだろう。
僕は2000年頃に一時、吉木と3年間一緒に仕事でそばにいたことあるんだけど、そのちょっと後かな。
とにかく、そばに吉木がいない状態のときに電話がいきなりかかってきて、
久しぶりのよっちゃんだと思って、どうしたのって聞いたら早口で、
前に話してくれたら、あれ何?って。
ああ、あれかと思い出したのは、山中志賀之介の話。
つまり山中志賀之介が、これを僕の祖母からいただいた教訓名画集っていう明治、明治時代からあるすごい古い本の、本当に古い本ですね。
それが僕大好きでよく読んでて、そのエピソードを昔よっちゃんに多分言ったんだよね。
ただそれがすごく吉木が心に残っていて、
いなしをちゃんと聞かせてほしいし、その名前を教えてほしいって言って電話かかってきたんだよね。
それは山中志賀之介っていう昔の武将が、本当に優秀な武将なんだけど、あるときに馬がけがをしたんだよね。
で、そのけがをした馬を、本当にいつもはこき使ってるんだけど、
18:05
こうなったらもう彼がいなきゃ、僕は何もできないのに、いつも彼にすごい負担を与えてたと。
どうしても崖を降りなきゃいけない時に、彼は逆に馬をちゃんと背負って降りるっていうね。
で、その彼の精神世話を話してる有名な言葉で、あるときに月夜の夜にね、
この辺は適当に俺が虐食してるから本当はどうかわからないけど、月の夜にその天に向かって彼は言うわけ。
我に死な薄を与えたまえってわけ。僕に厳しい死ねを与えてくださいって。
そして僕はそれを乗り越えることで俺は強くなるんだって。
この辺りを吉木はすごい好きだったみたいで。
俺は知ってることなんでもよっちゃと聞いてたりとか、何でも俺は全部、大臣や音楽的なものとか、
俺持ってるものは全部話してたんで。吉木にはその話を多分したんでしょう。
そしたら吉木は心に残ってたんだよ。
その山中志賀之介っていうワードが思い出せなくて、電話かかってきたんだよな。
もう会わなくなってた頃に。
山中志賀のくせにね。
分かった分かったってありがとうってお母さんが聞いて。
それも吉木らしくて。
もうとにかく津田さんから聞いたら津田さんから聞いたら、すぐに国際電話で津田さんを捕まえてみたいな感じになってるのが、
すごく吉木らしくて。
俺はその時楽しかったぜね。
すごいですね。国際電話で山中志賀之介の名前を確認する。
そうそうそう。そういうのがね、いいのよ。
だからそういう吉木の好奇心のスポンジみたいに全部吸収する塊みたいな。
それが音楽以外の吉木の全てだって感じ。
で音楽も本当はもちろんそういうとこはあって、いつもいろんなのを聞いてるし、
ちょっとでも知らないことがあったらすぐに確認するんだけど、
あくまでも音楽は吉木のものじゃない。音楽そのもの。
全く吉木じゃないものが、いつの間にか吉木の一部になってる背景には、
その類まれなる好奇心の確率があるっていう話です。
なるほど。
なるほど。
いや好奇心重要っすね。
それが確かに。
あのさ、あのさ、なんかのさ、ニコ生かなんかでさ、
なんかバカバカしい遊びをさ、ニコ生でやったりしてんじゃん。
最近のニコ生ちゃんのは。
やばい、どんなんかなっていうと、吉木がうまく成功させてもらえるか、うおーってなるとか。
あるじゃん、そういうの。ああいうの強いのよ。
つまり、例えば本当に品の町スタジオでブルブラッドのレコーディングしてる頃なんかは、
品の町スタジオの中に何ですか、当時はね、時代を感じてくれて、インベーダーゲームがあったのよ。
インベーダーゲームの題があったの。
はいはいはい。
それとかさ、メンバーがハマっちゃってやってんだけどさ、
21:02
フラーという意識でやってきて、他のメンバーとか他のスタッフでやってると、
ちょっとやらせてやらせてってハマるんだけどさ、絶対負けねえって始まるわけ。
そうするとさ、また意外と無敵だんだよ、あれなんかしないけどさ。
最初はどうやって、どうしようかってやってんだけど、そのうちにだんだんコツを覚えると絶対負けなくなるの。
全部そのパターン。
なんていうんだろう、好奇心とあと傾向と対策みたいなのを絶対にものすごい勢いで把握して負けないタイプだね。
なるほど。
多分当時って時代的にファミコン、ファミリーコンピューターとか、スーパーファミコンが出始めたぐらいだったと思うんですけど、
その辺ってヨシキとXメンバーやってたなとか、そういうのってあったりするんですか?
俺はそれ以降はあんまりないな。
ほら、例えばジェラシーの時代にヒデちゃんとかバタちゃんとか、なんかゲームやってたような気がする。
俺自身がゲーム全くやらない人って興味ないね。
だから全然気づいてなかったけど、なんかやってたんやろうな。
ヨシキはジェラシーの時はゲームどころじゃなかったから一切やってない。
ヒデちゃんはいつも置いてあったなんか。
ゲーム機的な。
なんかあったと思う。
ゲームとか好きそうなイメージは。
ドラクエとか。
とかね。合宿とかだったらもう、ここぞとばかりにワイワイやりそうな感じも。
合宿って音楽家宿でしょ。ゲームやっちゃダメでしょ。
ヒデはめちゃくちゃゲーム好きですよね。
スーパーファミコンやってる映像もあるし。
それはすごい覚えてる。覚えてるし、そこにめちゃくちゃシンパシーを覚えたり。
エムゾーさん的なんですね。
やっぱゲームやるでしょーっていう。
そのソフトは何やってたんですか?
いやー何やってたかわかんないんだけど。
とりあえずスーパーミー?
スーパーミーはやってたね。ヒースト。
ヒースト。
ヒーストは好きそうだったな。
なるほどねー。
なるほどー。
24:00
様式は謎ですね、それでいくと。
始まると止まらない人だから、2001年?2000年か2001年に、
ヨッチャンとのそばにいたってことで、僕はシロっていうアーティストをプロデュースしていて、
実は作曲も僕なんだけど、パールっていう曲を出したんだけど、そのパール、
ヨシキのプロデュースってことを僕は一回インディーズ版で出してやってたのね。
でも、それをヨッチャンがプロデュースし直してくれるっていうんで、LAに行ったのよ。
で、それ最終的に逆のオープニング曲になるんだけど、そのアレンジとかリプロデュースで行ったときに、
最初に2000年頃のスタジオに訪れたときにびっくりしたのが、マッキントッシュの数。
マッキントッシュの多さと、それから後もう壁ずらりと並んでるいろんな機材とか、
そういう、いわゆるマシン系の量が半端なくて、とにかくそのバックヤードも嬉しそうに見せてくれたんだけど、
ものすごい、俺も一応キーボーディスト系だからね、一応わかるんだけど、いわゆるムーヴから始まって、
すっごいその名機、シンセの名機とかものすごいたくさんバックヤードにあんのよ。
はいはいはい。
で、その頃はやっぱり全く新しいループ素材みたいなのを自分で作るっていうのをやってたんだけど、よっちゃんが。
はいはい。
エンジニアもくっついて、それで指示としながら、新しくいろんな組み合わせでリズムのループを作ってるわけよ。
延々作り続けてるわけよ。
で、その一部がパールには使われてるんだけど、
お前そのさ、凝り出すと止まんないって感じ?延々作り続けてる感じとか、
なんかガウディの建築みたいな感じだよね。
ずっと延々やり続けてる。
で、その壁面にずらっと並んでるマックとか、なんていうんだろう、それを趣味と言えるんだったら、それまさに趣味だよね。
もうね、止まらないんですよ、あの人は。極めるというか。
トコトン、トコトン、トコトン、トコトンの人なんで。
そっちのほうがだからものすごい趣味を感じる。
だから命懸けで音楽に立ち向かって芸術家なのに関わらず、どっかで音楽がもう最高の趣味みたいな。
趣味っていうのはほら、人とか人付き合いとか関係なく、もうなんかもう千人以上になんか入り込んじゃって出てこないって感じあるじゃん、趣味って。
そういう意味で言うともう音楽が一番一般的に言う趣味っぽいよね、あの人はやっぱり。
ごめん、一個の質問にちょっと流し込んだすぎて。
27:01
いやいやいや、でもいろいろ面白い。
そう、その大量のね、もう機材の中に、パタのアンプもあるんでしょ、その中に。
そういうオチやね、たしかに。
いやでもなんかさらに突っ込むあれになっちゃいますけど、
空いた時間とかで映画とか、そういうのはなんか、当時その80年とか、その辺で見てたとか、そういう印象とかってあったりするのかなって。
それもちょっと気になりますね。なんか映画とか見たり。
それはだから、今のそのメドン様式とか、そういういわゆる芸術的なところにつながってるのかなとか、そういうのも含めてなんですけど。
なんかやっぱ映像作品というかね、映像的な、ビジュアル的な、物語的な面とかね。
俺はね、その映像も音楽もとてつもない量を見たり聞いたりしてるなと実感はしてたけど、それを実際に見る行為に関しては全く謎なんですよ。
見えない。外側から見えない。
僕の吉木の印象っていうのは、すごく社交性もあって人ともいっぱい付き合うし、話もするんだけど、ドアがあって、自分の部屋ね。
自分の部屋っていうのもいくつもあるんだけど、その吉木の部屋にバタンって扉を閉めたらもうね、向こうは何があるのか全くわかんない。
必ず一人、人はいない。必ず一人でドアが閉まったらもうもう誰もタッチできなくて、どんなに時間が長くてもずっと一人で、もうその中は誰もわかんないんですよ。
何も誰も知らない何かがあるんです。でも誰もわかんない。
それが僕の印象。いつも吉木はドアを閉めたらもうその向こう側で吉木何言ったかわからない。
それはすごい初期からそうだった。
例えば合宿をするんだったら88年の夏の合宿っていうのは、つたなおしの語ることで言うと結構有名なんだけどね。
川口湖にやって合宿やったわけじゃないですか。
その時も何かしらその部屋の中で何か話したりとかいろいろやったりとかしてたんだけど、吉木の部屋だけはバタンと閉じたら誰も入れないんで、何かわからない。
で、ある時にガチャってドア、扉が開いて、スターが来てって入ったらエンドレスレオンを聞かせてくれたっていう。
そういう、いやもうそれはその1年後か2年後のパリに行った時も同じで。
やっぱりパリの時もその扉を閉めたらもう何かわかんないんですよ。
僕は別のホテルに住まってたと思うんだけど。
30:02
で、来てって言われるから扉を開けるとそこに吉木がとグラウンドピアノがあるみたいな。
扉を1回閉じたら向こう側がわからないっていうのが、常に吉木はそうだったね。
なるほど。
その時に何かしてるんでしょうね。
それ誰も知らないんですよ。
そこで映画見たりとかすることもあるかもしれないし、してないのかもしれないし。
わかんないよね。
めちゃくちゃスーパーミヤってるかもしれない。
ドラクエのレベル上げとかしてるかもしれない。
なんか集中する人だから、たぶん部屋に入ったら何かを集中してリハーサルするだとか何かを聞くとかになってたんだろうね。
でもなんか周りの人は絶対その姿を見てないっていう。
なんかこう、そういう感じですね。
でもやっぱ曲のアイディアとかいろいろ、やっぱ1人になる時間って絶対必要すもんね。
なんかその前回の話にも通じますけど、吉木が自分の美を信じ切って今あれだけできてるっていうところの、
その美の、自分の美っていうものに対しての裏付けって、やっぱり何かしらのインプットがあってこそのものだと思うので、
そのインプットをどれだけ若い時からしてたのかなっていうところに繋がるかなっていうので、さっきの質問とかは面白いなと思っていたんですけど。
そういうところはやっぱり扉の向こうで閉ざされてたっていうことなんですかね。
まあそうだね。あと自分も音楽人生だし芸術とかではわかるけど、なんかその集中して何かを自分の中に入れる時って別に1人ですよ、みんな。
やっぱりそこは。
集中したいから。
なるほど。それはだからそういうことですね、吉木。だからこそ、そういう音楽以外のところは見せないというか、1人でっていうところですね。
じゃあ次の質問は、どうですかひできさん。
え?
続いて。
いいんですか?
どうぞ。
じゃあですね、ちょっと吉木のドラムに関してちょっとお聞きしたいんですけど。
はい。
なんか吉木のドラムの、ドラムってこう、普通にリズムを刻んでるところの途中とかにやっぱりオカズ入るじゃないですか。フィルインとかオカズというか。
33:01
タカタカタカタみたいな。ああいうところのプレイとかフレーズっていうのが、どうやって作られてるのかなっていうところの作られ方みたいなところを聞きたくて。
なんか吉木のそのドラムのフレーズってすごい、自分が感じたの結構ピアノっぽい、ピアノみたいなフレーズだなっていう印象とかが結構感じたりもして。
作る時に譜面を作ってそれを再現して叩くみたいな感じの作り方なのか、それとももっと結構その時の感情に赴くままみたいな感じで作っていってるのか。
どうやって出来上がっていってるのかなっていうのが、ちょっと知りたいなというところですね。
それは絶対僕含めて吉木以外は答えられない質問だとは思うけど、だからもう僕が答えたら僕の気持ちが入っちゃいますよ。気持ちって僕の。
まあ広域的に言うと、それはあなたの感想ですよねってなっちゃうけど、それで良いんだったら僕がいつも感じていたのは、ドラムに限らずとにかくまず1個作品ですよ、あの人は絶対に。
もう全体、全部が鳴っている状態からドラムを作ってますよね。
それはまあ本当は、クリエイター、アーティスト、芸術家みんな同じですけど、最終形があってですよね。
最終形をとにかく全部を作るのか著作者で。
で、この例えば、3、4、2、3、4っていう2小節の間にいろんな音が流れていく。
その時にここはこういう音像でこういうもんだっていうのがあって、ドラムはじゃあその時どうするかっていう風になってるんで。
まあ要はドラマより先に一番最初はもうその創造主、創造主、創造主の神様みたいな状態。
なんかこう、1個上の目線からというか何ていうか広い目線からというか。
まあ目線というかもうその時に鳴ってる音ですね。
はいはいはい。
頭の中で鳴ってる。それがまずあって、それからドラマに下ろす感じなんで。
だからそのなんていうか、でもほら結局ピアノっぽいっていう表現はすごい面白いと思ってるけど、結局聴くと納得じゃないですか。
なんていうかそこからずれてないっていうか。
それはその創造主というか全部を作った神みたいな存在の自分がいて、それが完璧であるようにピアノもドラムもオーケストラも全部動かすわけ。
だからドラムはもうすごく正解しかないっていうね。
はいはいはいはい。
なんかある意味必然性の塊というかそれしかないでしょっていうフレーズになってるみたいな。
36:06
僕はそんな印象があってアレンジするときは。
それを基本はそうなんだけどここではずっとこれを裏にしちゃおうかなみたいな。
ひたすらっぽいような感じで変えていくみたいなのはあると思う。
はいはいはい。
でも最初の基本形はまず音楽ありきっていうか。
例えばアートプライズだったら。
こういうのもさ、そりゃそうだよ。そこはそうでしょしかないじゃん。
そうですね。
やっぱり。
そういうものも基本形それあった上で全体構築した上で。
途中からさもう少し進んだところでさ。
ものすごいスネアとキックの関係が裏になったりとかすごいことになるけど。
あれはもちろん基本形を作った後でここを裏にしたらめっちゃかっこよくないとかって多分やってるんだと思うんですよ。
そういう意味で言うとそのフレーズとかドラミングの作り方。
まずドラムアレンジみたいなのはもう圧倒的にその曲が求めてる一番の必然性のある正解をまずちゃんとやるっていうのが一番大事で。
はいはいはい。
極端な意味ではチーチチーチーチーチーチーチーチーチーなのかスタンスタンスタンってことなのかドンスとタラララスカってことなのか。
まずそこがものすごい変わるじゃない。
そうですね。
それをまず構築してそれをもう決めたら、そこを少しあえてこう逆にしてみるとこうクイーンにしてみようとかって変えていくっていう。
そういう作り方だと思うけど、それは絶対間違いないと思う。もうそれ以外はないと思うんですね。
感想と言いつつ真理まで、今僕は自分で引き合いました、勝手に。本人の許可なく。そんな感じだった。
でも面白いのは、そんなのを考えながら打ち込んでるシーンが今回のあれもあったじゃないですか。
ありましたね。ピアノで打ち込んでてっていう。
ああいうのも多分、正解?これはこれしかないっていうのを探していて。
ピアノの譜面を、そうですね。だからピアノを考えるのとドラムを考えるのもヨシキの中では同じような、自分の描いている。
結構前々からひでっくん言ってたもんね。そのヨシキのドラムってすごいピアノ的。
ピアノっぽいと思うんですよ、すごい。なんか、すごいピアノを弾いてるかのような、おかずの入れ方だったりなんていうか、印象がすごい感じる。
39:01
だからドラマーから見て、やっぱ他のドラマーとは違うってこと?
いやすごい、メロディーをちゃんと弾いてる感じのフレーズ。フレーズをちゃんと作ってるっていう感じですかね、ドラムで。
そうだね。本当にそうだね。
そもそもXの早い曲っていう、あれって、2ビートじゃないからね。スタンスタンスタンじゃなくてスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタンスタ
そこめっちゃ重要ですよね。2ビートじゃないんですよね。
新6部ですよ。
全然2ビートじゃなくて、スタンスタンスタンスタン、しかもあのグルーヴも・・・
この強尺もスタンスタンスタン、スタンスタンスタン、あれがものすごく大事で、
あれ歌うんですよね。
だから唯一無二ですよあのドラマしかもそれがそれがその全力ですよ全部が音がものすごく大きいんですよ
そんなドラム誰もやらないじゃん
いやーそうですね
それがさっきあの前回僕が言ったその吉木の心の中にあるその吉木だけが感じ世界にない自分の美なんですよね
それを大事にしていてそれに揺るぎないなんか信じきってる気持ちがあるからあのドラムでXっていうバンドで
周りからなんか派手なだけの歌謡バンドと言われてもやりきって日本一になることができたっていう
オリジナリティの強さですね
いやーなんかすごい
腑に落ちてますね今いろいろな
2ビートじゃなくて16ビートだっていうのが重要ってのめっちゃもうすごく
分かりますし
やっぱあのThe Last Rock Starっていう曲も途中でザンザンザン
ザンザンザン ザンザンザンって止まらなくなるとこあるじゃん
途中でギターがね
ピョンピョンピョン
あのあそこのドラミングもやっぱり必然性の塊で
そりゃそうだよねって感じになってるじゃん
そうですよね
ああいうの好きなんですよなんか
なんか人工的とか頭で考えてとかなんかテクニックでじゃなくても
全人類が、そりゃそうだよ、っていうドラムになってるところが好きで、あれだからドラマーというよりはもう本当にその音楽を生み出してる人気が圧倒的に強い感じ?
42:11
深い、深いですね。深い話。
ラスティーネイルとかのドラムソロのところとかも結構すごい、歌うようなメロディアスな感じだったり。
でもそれ言ったら、それの象徴はやっぱり、ヨシキのドラムソロじゃないですか?
ああ、ああ。
あれは世界で唯一無二でしょ。
あれは。そうですね。
要するにさ、この速い曲の場合はこういうドラミングですって、ドラマーだったらここはこうやって叩きますのに、
あのドラムソロを聴くと、ヨシキの心の中になっているリズムは、
ワーッてシンバレで、タムを回して、
始まっていって、全部彼の心にあるリズムが全部になって、途中で、
あれ、要するにこの曲のこの場所はバラードリズムでドーンとトタンです。
ここはチークチークチークチーク、ここはトタトタンです。
ここはツーバスでドカドカドカとっていうふうに一瞬見えても、
本当はあのドラムソロを見れば全部、吉木の中でああいうそのドラムっていう楽器で表現したいリズムはあそこに全部入ってて、表現できて。
あれ、あれの曲ごとにあれがいろんな風になってるんだっていうふうにわかるんですよね。あれを見ると。
だからそれもうすでにドラマーじゃないと思うんですよ。あれは全部の曲を生み出している吉木の中で鳴ってるなんかのリズムで他の人はできない。
それを、それをそのドラムという楽器でその表現して当てはめてみたら、
それがドラムソロを聴けば全部わかるようになって。ってところが、おれは、ドラムソロのすごい仕事じゃないからね。
たしかに、そうですね。
俺が好きなのがドカドカドカドカとかドカドカドカドカとか、ずっとキックドカドカドカ。
あれさ。
あれは吉木という歌だよね。吉木という。
芸術家の生んでる。歌、歌じゃん、あれって。
いやー、そう、あれほんとですね。
あれはね、吉木好きにはたまんないですよね。
たまんないですよね。で、なんかその、あの、バスドラでずっとやっぱりこう、
大名詞じゃないですか、ドクドクドクドクドクドクドクドクドクドクってなるじゃないですか。
あれ、他のドラマーだったら、なんかやっぱスネアとかでやったりもするんですよね、ああいう感じを。
45:02
そこをこうやっぱ、バスドラであの、なんていうか、緩急というか、音の弱弱とか。
なんていうかね、あの感情を表現する。
あれはね、ほんとに世界で唯一無二ですよ、あの、あの芸術。
あの、吉木はドラムソロっていうの一つの芸術だって言うべきですよね。
まあ本人が言わなかったら俺が言えばいいのかな。
あれはね、あれは、あれが一個の芸術なんですよ。
その人類として残しておくべき。
で、あれが源なんで、吉木のディズニーの。
それ、あそこからXのいろんな曲のドラミが生まれてるっていう、そこをわかってほしいね、世界の人に。
We are Xとかでも、ドラムソロとピアノとか結構交互に、
こう、なんていうか、映像が使われたりとか、ああいう、あの辺とかも、
なんていうかね、やっぱりそこなんだなあっていう感じ。
なんかもう、ドラムソロ見たくなってきるんですね、こう話をしてると。
もう俺がさ、一応その元スタッフだったっていうのも含めて、
いつも謎に思うのは、最後にドン、ドン、キック、ドン、ドン、ドン、ドン、ドンっていう時に、
全部がピタッとなることが一回もないっていう、あの。
もうみんな、いろんな人があそこにね、挑戦して、みんなフォロー売れてるんだと思うけどさ、
緊張のあまり、絶対に少し後とかあるじゃん。
あれがいつも俺見てて面白くてさ。
あれは確かに緊張しますね。
いやー、そこはもう。
そこはジャストだよね。
あれだけなんとかさ、ある日からさ、ジャストにできる、
誰か天才的な人間がそういう何かを作ってくんないかなと思って。
ヨシキの心、ヨシキに何かを埋め込んでて、ヨシキが思った瞬間にそれがパンと終わるようになるみたいなさ。
あれの担当は一番緊張するでしょうね。
あれはやばいだろうね。
やばいですね。
あれはやってみればよかったな。
俺ね、ヨシキの足元を見ながら弦をやるっていうのをやってたのね。
最後は東京ドームでも一回だけやってるんだけど。
あ、東京ドームの時は別のやつだ。
武道館までかな。
それをやってる時にすごい自信があったし評価高かったんだけど、
その少し見えるヨシキの弾いてる様子からピッタリにできるんだよ。
ピッタリにできるよね。
でもリズム系はさすがに俺のアンチじゃなかったからやったことはあったけど。
やってみたいね、あれ。
次だ、次だ、次だ、この瞬間にショットガンでワーって一瞬で切るみたいな。
もう一発あったらどうしようとかありましたよね。
48:02
あれすごいだろうね。あの重圧が。
そこはショート。
できないですね。絶対やれって言われても無理ですって。
じゃあ次の質問は。
次の質問じゃあ僕ちょっと聞いていいですか。
Xのブルーブラッドジェラシーってことになると思うんですけど、あとはシングル。
メンバーはそのセールスっていうものをどれくらい意識してたのかなっていうところなんですけど。
それはリリースされる前の制作段階でどれくらいかっていうところと、
リリースされた後のチャーターアクションとしてどれくらいかっていうところ。
すごい質問ですね。
めちゃくちゃ面白いし、どういう答えが返ってくるんだろう。
メンバーごとそれぞれなんかあればっていうところですね。
僕がたまたまレコード会社にいたから、レコード会社の人々のセールスに対する姿勢とか価値観は当然内部だからわかるんですけど、
そういう意味で、あとはユーザーとか市場というのかな。
世の中のセールスというか売り上げとか、人気じゃなくてレコードとかCDがこんだけ売れてんだったら売れるみたいなのは両方それぞれあると思うんですよ。
そういう価値観とか指標とか評価みたいな。
その2つと全く別のとこにあったと思いますね、メンバーが。
レコード会社的な評価とか指数とは全然違うなと思いました。
要するに、マジな話なんですけど、そこも本当にそれも僕のいつも言ってるメンバーは自分との戦いっていうのに尽きるというか。
しかもアーティストらしいというか、これが今回がどのぐらいの数字だからどうかっていうのは基本的にどうでもいいと思ってたと思うんですよ。
ただ売れる、売れないって言ったらめっちゃ売れるっていう状態じゃなきゃ納得できないと思ってたと思うんですよ。
でも具体的にそれがどういう数字だとどうなのかなんて本当にどうでもいいと思ってたと思うんです。
51:02
要するにその捉え方が全然違ったと思います。
レコード会社だとこのぐらいの枚数だとこういう評価だし、国内だとこういう位置になるって常にそういうふうに売り上げをもとに考えるわけじゃないですか、レコード会社が。
Xのメンバーは全然そんなこと考えてなくて、自分たちの自信、自分たちのオリジナリティと自分たちの音楽に対する自信は半端ないから、それは世界ですよ、本当に。最初から世界。
でもそういう意味で言うと、その枚数が一体何なのかなんていうのはくだらないんですよ。それが何枚だかってことじゃなくて、ただ実感としてすごい売れてるとかすごい人気が上がってるはすごい気にしてましたよね。
それが数字としていくつなのかなんていうのはもうくだらないって感じですかね。そんなのは気にしない。
誰かと比べてどっちが低いとかどっちが多いとかっていうのは、そんなところには全然意識はなかったですね。数字じゃないって感じ。勢いとかエネルギーみたいな感じで。
だからどちらだってすごいことになってるっていう方がメンバーとしては納得するっていうか、どういうふうにすごい、だってこんなのないよとか、そういうのはすごい反応してましたよね。
例えばこの段階で武道館やるとか、この段階で東京ドームが決まるとか、それはメンバー主導で話してたんですけど、こういうふうにしたいと。
それ実際に実現した時の達成感の方が強いんですよ。じゃあCDの売り上げどうなのかって言ったらとにかく、じゃあ一番最初にブルーブラッドって言うとね、新人アーティストって扱いになるわけですよ、要するに。
たとえ2枚目のアルバムだとしても、メジャーでは第一弾になるわけですね。メジャーで第一弾ってことは新人アーティスト扱いになるわけですよ、要するにメジャーの世界では。
新人アーティストにこんなこと、こんな数字はすごいって、もうそれだけで、それはOKなんですよ。それはそうだろうと。だってとてつもないわけだから。
っていうふうに大雑把な感じ。で、例えばなんとかで1位になりましたら、優先でなんとか1位ってそれはもう嬉しい、喜びますよ。だって1位だから。要するに1位っていうのはすごくなんか腑に落ちるというか、それはそうでしょうと。
で、実際にゴールディスク大賞で新人で完全なトップっていうふうになって、俺はもう嬉しかったし今も嬉しいですよ、誇らしいですね。それはそうです、実力だもんね。
そっちの方はすごい反応があるけど、じゃあ何十万枚だからどうかっていうのはわかんないし、別にそんなのは何その、それレコード会社の論理でしょうと、あまりなんていうのか。
あとはその今このアーティストはこんだけ売れてとか、そういうのに関してはあんまり気にしてなかったですよ。
とにかく自分たちはとてつもないはずだから、とてつもないっていう感じがどうマーケティング的に表されるのかっていうことは興味持ってた。
54:13
ただ100万枚っていうのはすごく気のいい数字だから、100万枚東京ドームっていう駆け声は最初から持ってましたけど、
ブルーブラとか最初初速で20万枚すごい突破って言ったときに、100万枚の4分の1から全然だめなんだって、そんなことは考えてないです。
要するに周りの人がいきなり20万すごいんだって言ったら、どういうふうにすごいんだろう、こういうふうにこういうすごいで、それは嬉しいねみたいな、そんなのに触れ回されちゃって、
そのみんなの顔を見ながら、やっぱり自分たちの思っている勢いがちゃんとそういうふうに現象みたいなのが起きてるんだなっていう方が大事っていう感じ、把握の仕方が。
そういう意味で言うとすごく幸せな2年間だったよね、最初のブルーブラとか、一番合宿してからブルーブラとか出てチェラシーのレコーディングに向かうまでの2年間っていうのは、
メンバーの顔を見ていて、できることできてるなっていう実感。そのとき数字なんて細かい数字じゃないね。実感できるもの。
これがすごい、これがすごい、これがすごいが増えていくのはメンバーも嬉しいし、みたいな。
なるほど。
多分そういう中では、制作案外ではチャートに対してとか、どれくらい売れるかみたいなところは意識してないんだろうなっていうのは今のお話でわかるんですけど、
その中でもやっぱりリリースした後は、例えば紅がシングルで出て、オリコン難易でしたみたいな。当然報告はされると思うんですけど、メンバーに。
そのときにメンバーで特にそういうのに対して反応してたのは誰だったとか、そういうのって何かあったりするんですか。
それは自分が鈍感かもしれないけど、あんまりそんな細かいのは全然記憶ないです。
でも大事なのは、俺がメンバーで好きだったのは、今の段階でこうだっていうのに対して、ちゃんと今はこうなんだねって受け入れる雰囲気が大好きだったんですよ。
俺がXっていうバンドの一番好きなところが、常に現状に対して人のせいにしない人に甘えない。
例えば今こうなんだってときに、それはもう自分たちが全力を尽くした結果だったらそれはそうなんだろう。
自分たちが世界だと思ったら、じゃあまだまだなんだけど、それは自分たちが何を頑張るか。
もちろんその中にはソニーミュージックも死ぬほど頑張ったよねって。僕は本当にやってないのっていうのは常にあるんだけど、自分たちに対する要求の方が強いですよ。
57:10
だから数字をもとにして今こんなにいいよって。でもそれは新人だからでしょ。
でも自分たちは世界を見てるわけだから、日本なんて圧倒的じゃなきゃいけないのにって言ったときに、
すぐに切り替えて、俺たちのライブとか大丈夫?もっとこうしなきゃいけないんじゃない?もっと練習しなきゃって。
必ず自分に向かうんですよ、あの人たちに。あれものすごい感動しますよ。
なるほど。
要するに俺も社会人でレコード会社にいたもんだから、シリエースソニーという会社はね、俺が在籍した当時は今はわかんないけど、
最高の会社だったんで、みんな自由だし、みんな真剣にやってたし、みんな本気だったし、最高の会社だったんだけど、
それでも会社員である以上は、こういうものだよねみたいなのは必ずあるんですよ。
でなきゃ会社なんて成り立たないから。
メンバーのすごいところは、何があっても最後は自己責任。
だから何か納得いかないことがあったら、とにかく自分たちを絶対に上に上げようぜっていう、自分との戦いなんですよね。
その凄まじさにいつも感動したんですよ。
一応必ず言いますよ。
うちらが命懸けでやってるのに、ソニーは本当に全部やってくれてんの?ちゃんとお金かけてんの?
自分たちのこと低く見てない?つって暴れますよ。めっちゃ叫びますよ。
俺がそのメンバーの気持ちを代弁する側だったから、俺が社内に対してきちがいでしたよね。いつも発狂してて。
でもそれを言っていながら、裏では本人たちはこの現状を打破するために死ぬほどやるべきことがある。
自分で頑張るんですよ。
すごかったですよ、その姿勢は。
絶対人に甘えないですもんね。
かっこよかった。
やっぱりね、そういう姿勢をソニーミュージック本体はあまりわかんないんだけど、一緒に一生懸命作ってたスタークリムサードのメンバーみんなわかってて、みんなすっごいその姿惚れてましたよ。
言い訳しないで、甘えないで、じゃあ自分たち何やるかっていつもやるんだもん。
工夫して、練習して、上にあげて。
それはさ、どんなに若者のこと言ってどんなに破壊しても、それはみんな守るよ、あのメンバーのことを。
すごいな。
すごかったよ。最初の頃は俺が火の玉になって俺はガガガガ言ってたけど、でも途中からもうみんなそこなってたよ、なんて。
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だってメンバーのことどんどん好きになるしさ。
で、ソニーミュージックってね、ちゃんとお金がある会社だから、どんだけお金引っ張ってきてどんだけやりたいことやるかだよね。
その時もう本当に普通だったらね、まだ新人なのに、あのバンドはこんなにあんなの壊したとかひどい噂があるのにって言われながらも、
とにかく信じてくださいって言って、もうこの予算をここまで上げてくださいって、全部それぞれのスタッフルームサイドのスタッフがみんなやってたよ。
チーフの高橋義勝さんがすごかったよ、本当に。
なんかもう優しい人でさ、俺が炎みたいだからって感じなんだけど、
でもやっぱり必ず本社と間に挟まってやってくれたんだけど、ちゃんと確保してくれたんだよね、予算とかさ。
全部メンバーを見ているからさ、そうやってくれるんだよ、なんか。
でもメンバー選ばなかったの、その時絶対に甘えなかったもん、なんか。
だったら俺たちはほとんどライブの本番の時に納得する演奏をするしかないのに、まだ甘くねえとかってさ、ものすごくストイックさ。
なるほど。
俺そんなの見てて命かけたって本当当たり前で、俺寝る仕方がどこでもよかったもん。
全部やったよ、俺できることは。レコーディングだけじゃなくて。
それを今さ、何十年も経って、ヨシキは未だにそれを全く同じ姿勢でやってるから周りの人に納得させて、今世界にいるってさ、どんだけ嬉しいと思う、俺が。
それを続けていた結果、ヨシキが世界にいるってさ、それはヨシキのすごさっていう番組をやりたくなるでしょって。
事実も青でしょって。
なぜXというバンドがこれだけ多くの人を魅了して、日本の音楽シーンそのものを変えてしまったバンドなんだけど、なぜそれを成し得たかっていうのが、今の千田さんのお話を聞くとめちゃくちゃ風に落ちるというか。
なんか実感しちゃいますよね。それだけかっこいいことをやってるんですよね。
そこにやっぱり人は単純に惹かれるんだよなっていうのが、今の千田さんの話を聞くと一番身近にいた人だから、その言葉ってめちゃくちゃ重みがあるし、すごい実感を伴ってるし。
それを聞いて、Xが日本の音楽シーンを変えたっていうのも当然だなというか、すごいものがあったっていうのはやっぱり千田さんの言葉の重みを感じて実感するところでありますよね。
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それだけメンバー5人がかっこいいことをやってたんですよ。それを見せられたらもう魅了されるしかないよねっていう。まさにそこに魅了されたわけだし、僕らファンも。めちゃくちゃかっこよかったんだなっていうのを改めて実感しちゃいましたね。
これなんかすごい告白的な話をすると、X、俺はでもね、日本の市場で生きることは全力でやったんだけど、海外に向かうメンバーに対して、俺は何も力がないから、俺はもうこのままソニーに残って、メンバーが海外に行って頑張ってほしいって言った。
俺はね、現場から離れ決意して別れたんだけど、で、それからソニーミュージックのことでまた次にいろいろ仕事っていうかね、またアーティスト出会ってってあるんだけど、俺は今だから話すけど、その次にXみたいなアーティスト出会ってっていうことは考えてなかったんですよ。そんな奇跡はもうないと思ってた。それでいいと思ったんですよ。
で、僕は心の中で実は、それが92年だったんですけど、6年後に僕は実際にソニーを離れて吉木と一緒にやって、その3年後にはフリーランスになるんだけど、自分で作曲してアレンジするっていう方向に向かうために準備を始めたんですよ。Xが終わったから。
でも当然レコード会社の社員としてやるべき仕事はどんどんやっていくわけなんですよね。でもその時に、Xで俺がこう実際に体験したすごいことっていうのは、次にまた別のアーティストやろうなんて全く思ってなかったんですよ、僕は。
そんなことはないと、今後は。それが僕の思っているXに対する思いそのものを表していて、で実際に1999年に僕はソニーミュージックを離れてるんですよね。
で、2003年から僕は自分でフリーランスで作曲アレンジをするっていう音楽家としての人生に変わっていくんですよね。だから、レコード会社の人間としては、X専用で俺は終わってるんですよ。
なんかそこまでそう思わせてくれるものがメンバーにあったっていうのが僕の思いというか、そういう僕の姿勢は今も全く同じなんですね。
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だから音楽をやりながら、いまだにXの話をするっていうスタイル、その凄さを伝えたくなる。
そのぐらいの存在でレコード会社の人間だった僕が出会えて、できること全部やったって、そのぐらいユニークでオリジナルストーリーでいいんじゃないの?
なんかレコード会社ってこうだよねとか音楽業界こうだよねって、みんななんとなく同じってこんなにつまんないことないと思うんですよ。
人に人に人間の人生が違うように、同じ音楽業界とかくくられるわけで、全部違うはずで、全部違うドラマがあるはずって。
俺とXっていうバンドとの関係は唯一分にいて、僕にしかできないことをしたし、僕にとってXっていうのは世界で一番かっこいいバンドであって、それは永遠なんですよ。
それでいいじゃんって。
で、俺は俺で一人の音楽家だから、それから今度は音楽家伝うしをやってるわけだから、別にそれでいいじゃんっていうのが僕の考えだし僕の生き方なんですよ。
で、いまだにヨシヒがやっぱり俺の誇りだし、芸術家としての最高、最高な存在?日本人として。
だからもう語らずにいられないし応援せずにいられないっていう。
そういう視点で過去の、今質問されたような30年前のXのことを思い出すと、その当時の俺はちゃんとそれやってたなと思うんですよ。
それ分かってやってたなと思う。
すごいですよね、当時の津田さん。
当時のXのメンバーもすごいけど、当時の津田さんもすごいなって、なんかすごいいろいろ思うとそういうふうになるなって気がしますね。
やっぱりね、Xの武勇伝というかエピソードってものすごいいろいろあるじゃないですか。
それこそその世界のロックの歴史のトップオブトップであるレッドセッペリンだったりとか、ザ・フーのエピソードと互角のエピソードをXって持ってるんですよ。
お前らレッドセッペリンとかフーとかギフトルズとか、ここと同じエピソードじゃねえかそれはみたいな思うんですけど、それを相手取って仕事をしてたわけですから、津田さんはね。
それってすげえよなっていう。
僕だからしたら、今の津田さんがすごいイメージされるけど、津田さんも当時20代とかでそれをやってたって考えると本当にすごいなって。
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すさまじいエネルギーだし、それだけのことをやらせてしまうというか、それがXというバンドにはあったんだろうし、っていうのを考えるとわかり知れないですよね。
まさに本当に共闘っていうのがその言葉だなっていう。
それはもう本当、日本のロックの歴史どころではなく、世界のトップオブトップ、世界のロックの歴史のトップオブトップに匹敵するというか、まさにそこに勝るとも劣らないことなんですよね。
それを実際その下中にいてやってたこの津田直しが、ここで話してるっていうのもすげえなと思うし。
僕は大学生の頃、松坂さんの事務所から音楽制作として仕事を受けて、プロでミュージシャンをやったんですよ。大学生だったんだけど。
それで、俺はもともと音楽業界の中で暴れようと思っていたんで、その頃にセッションミュージシャンとして仕事をもらってやってて、そうすると音楽業界がだんだんよりリアルにわかってくるんですよね。
僕は音楽業界で暴れたかったから、プロミュージシャンになれていろんな人と知り合ってどんどん仕事が増えていくのは嬉しいんですけど、やっぱり一番大事にしていたのは、僕が今日常的に接しているこの音楽業界が甘いと思ったんですよ。
それはもう業界があまりにもレベルが低いから、アメリカみたいになってほしいし、そういう一つの力になりたいと思って、20歳の僕が音楽をやってたわけだから、プロのミュージシャンになったって言っても単なるしがないなんていうのはサポートミュージシャンですよ。
それで自分がまだ何ができるかわかんないけど必死でやってて、じゃあ曲だろうと、自分の曲だろうと思ってやって、で、人にディレクターとかそろそろユーミのディレクターとか目の前にいるから聴かせたりとか、コロンビアのディレクターに聴かせたりやっても、なかなかスタッフにこの作曲してほしいとか来ないし、なんなんだろうと思いながら、
でも毎晩熱く一緒に頑張ってるミュージシャンの友達と一緒に熱く語り合って、毎晩飲み狂って叫びながら頑張ってたんですよ。そんな僕にとってたまたまソニーミュージック園があって入ることになって、
まあその入るいきさつもそこまで俺が思ってるのになかなかその曲の発注が来ないから、だったらその優れたアーティストを出す、でも別に自分の曲じゃなくていいじゃんってある日突然気づいて、その頃ソニーミュージックの人から来い来い来い来いって言われてたから、じゃあソニーミュージックに行けばいいんだと。
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その時に閃いたのは別に自分の曲じゃなくていいから、そもそもすごい才能を世の中に出せば音楽曲が変わるんじゃないかなと思って、でソニーミュージックに入ろうと思って。でもあそこはこれ関係ないから、またいつから入社試験受けて、面接受けてって言って。
でもまあ俺みたいな人間だったら目立つからガー喋ってたらまあそうなって、で気が付いたらその新地を見つけるセクションにいたから、ああこれかと思って見つければいいんだと思って始めたんですよ。
でもそういう僕の思いからすると、Xのネーバーと出会えてね、何が一番嬉しかったかっていうと、根こそきに俺が思っていた本当にすごいアーティストだったら全部変えることができるっていう。命がけでやってるアーティストだったら根こそき変えられる。
しかも日本レベルだからおかしいんじゃん。なんでこんなことやるのっていうのはアーティストが世界的だったら全部根こそき変えられるわけじゃないですか。それが俺にとって一番嬉しかったわけですよ。
けたが違うって、要するにXっていうバンドのメンバーが最初からけた違いだから、俺の夢はけた違いのアーティストがいてそれで日本の音楽曲を変えることなんだから、Xっていうバンドをやってるだけでそれができるっていう喜びですよ。
そうすると、そういう気持ちでやってると日常的にはこれはおかしいとかこんなことやったらむちゃくちゃだとか、なんでこんなの壊すんだってなるんだけど、俺にしてみれば目的がそれなんで、根こそき変えて世界的にすることだから、Xがとにかく活動を続けることで変えられるわけだから、どうでもいいんですよ、何かが壊れたとか、
喧嘩したってこんなひどいことになったとか、一番やばいのは、お前新人のアーティストでお前が2000万で提出した企画書に対して、なんで7000万だってなってもどうでもいいじゃんなんですよ、ちゃんと事表も提出したけどね。
だからそういうことが一番できたのが一番の俺の宝で、俺が権限に生きてるから2000万の予算で7000万使えたんですよ。後で僕がクビになればいいんですよ。
すごいね。
僕の中では当たり前なんです。メンバーが精神的に世界にいるわけで、やってることが日本のレベルで言うと全然わかんなくてもどうでもいいわけ。
1:15:08
俺はそういう気持ちでやったけど、メンバーにだから言わないんですよ、そんなことを別に。だけどメンバーすぐにわかってくれたわけじゃん。この人間は尺度が違うんだと、自分たちを全面的にわかったり肯定した上でやってくれてるんだなって。
だから一緒に共闘できたわけですよ。それが後になって世界的になると、振り返るとつたなおしはすごかったなって演説も言ってくれるけど別にその当時は単なる気違い、新人なのに新人バンドをやってデタラメをやってる気違いです。
俺はそれでいいって思ったの。だから1999年に軽々会社辞めてんの。生意気だけど会社辞めるときに俺をものすごい言われましたよ。辞めるなって言われましたよ。何でもいいからここにいるって言われたから本当に俺自慢じゃないけど本当に望まれていましたけど辞めました。
だってどうでもよかったもんだってそれは。で、そのぐらいに広い視野で音楽よく変えなきゃと思ってやったから俺の中で自然だったんですよ。Xをやるっていうのは。XをやってXがとてつもなくでかいっていうのが。
それをその当時はその世界的になってないから全然誰にもわかんなくて結局Xは海外に行ってでまあ結構すごいぐちゃぐちゃだったけどまあ売り上げはすごかったねって言われるんだけど全然この人たちはわかってないなって思って。
あとはもうだったらもう次にどんなアーティストに出会えるかじゃなくて俺淡々と自分がクリエイターとしてものすごいことするぞと思って順番に準備しながらちゃんと普通に一生的に仕事をこなしていた。ちゃんとパフィの元を作ったみたいな。
やってたんですよ普通にやりながら。でもそんなのどうでもよくて僕の中でどうでもよくてパフィがどうでもよくてじゃなくて仕事をやる結果とか僕の評価がどうでもよくて俺はもう先を見据えてたんで。
そのぐらいでかかったですよXっていうのは。そのでかさを俺はわかってたじゃなくてでかいからやってたんですよ。でかいからずれたの。他の周りの人といつもぶつかる。でかいから。でかいのにでかいの分かってないから。
でもそれは結局それからね時間空けずにさすごいセールス上げると美談になるけどいまだに美談になってないのはじゃあ今度は世界的なヨシキが本当に世界なのにいまだにヨシキが世界なんだって分かってない人もたくさん日本人いるってなるといまだに分かってもらえてないわけじゃん。
まだまだ美談じゃないですよ本当に。だからヨシキのすごさをやってるわけで。
なるほど。やっぱXはでかいですね。こうやっていろいろ話してても本当にそのでかさがどんどん出てきますけど。
1:18:13
いやでも今回ねいろいろちょっと質問させてもらってまた新たななんかXの一面が聞けたなって感じですね。なかなか聞けない部分が聞けたんじゃないでしょうかね。
という感じですけどこれが音楽酒場ですという感じですがまたねこんな感じでやっていきたいと思いますんで。
あとねこの津田さんの今度トークショーもありますんで4月13日土曜日お昼ですのでぜひね概要欄に情報を載せておりますんでそちら確認していただいてチケットチェックしていただければと思います。
ぜひ来てください。今日の今回の番組が全部何も知らされてないそのペーパーラジオの3人のそれぞれの質問に答える形でいきなりこういう話になるように僕は質問に答えるのが好きなんでこの4月13日のトークショーでも質問してください。
そしたら質問に答えますから全然想定してない話になりますからいくらでも質問してください。そういう質疑質問コーナーがあるという感じですね。もう今決めました。
質問を用意してチケット買ってくださいということで。ぜひねよろしくお願いします。じゃあ音楽酒場今回もだいぶ熱い話になりましたけど楽しんでいただけたんじゃないかと思います。
じゃあ最後まで聞いていただきありがとうございました。またよろしくお願いします。ありがとうございました。またお会いしましょう。
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