遠藤さんがアニメ放送開始時から見ていたっていう話、アニメの時にしてたから、
このアニメ尺聞いてフル尺聞いたっていう、3人の中では唯一ですけど。
なるほど、先にアニメ尺をまず聞いてからフル尺に行った。
僕は別にそんな主題歌がどうどうか知らずに、まず詞を見たっていうところからですからね。
主題歌、魚クションなんだっていう。
いいねいいねっていう感じで聞いてましたね、最初は。
いい感じで。魚クション久しぶりだなみたいなスティン曲みたいな。
そうですよね、その時点で久々にできて、お、アニメの曲なんだみたいな、そういう感じですよね、世間的なところでも。
聞いてみて、いい感じじゃないですかみたいな。その時点では別に軽く聞いてるというか、
ほうほうほうほうみたいな、いい感じじゃないっていう感じでしたね。
っていうところからフル尺が出てきて、その時の感触というか。
フル尺が出た時に、なんか全然違うやないかいみたいな。
なんじゃこの曲みたいな。なんかひっくり返ったって感じですね、ここで。
いやこれちょっと尋常じゃねえ曲だぞっていう。
2番のあたりとか結構、ガラッとなんかアレンジ変えてくるというか。
その辺の、なんか驚き具合、どの辺のところがどうだったのかっていうのはちょっとやっぱり興味深いですね。
やっぱり2番ですよね。
その続きになってる部分。
1番はほぼほぼアニメ尺の印象じゃないですか。
そっから2番に入ったとこでもガラッとアレンジが変わってきてみたいな。
なんか構成もこうなんか、すげえシンプルな構成なんだけど、なんかめちゃくちゃ凝ってることやってませんかみたいなのが見えるという。
これ何やってんだろうみたいな。ちょっとなんかパッと聞いたらパッと流し出ちゃう曲だけど、そういう曲じゃないなっていう。
めちゃくちゃ凝ってるなっていうのが、ふるしゃく聞くと見えてきて、うわこれちょっとやべえなって。
あった感じですね。
凄まじく作り込んでるなっていう。アレンジにしても構成にしても何にしても。
それがふるしゃくで見えて、ちょっとそこに反応しちゃったっていうか。
いやこれちょっと尋常な曲じゃねえぞと。
これが構成的な。
その辺の構成は確かに本当に凄いですよね。
確かになんか考えてみると全部違う。Bメロのあたりは。
構成はやっぱこの曲の肝の一つですよね。
同じメロディーなんだけど、全く違うアレンジをしてて。
だからメロディー同じなんだけど、曲の中における役割が全然違うんですよね。
パッと書くパートをそうなってるんですよね。
それパッと聞いただけではわからないというか、スタラッと流れるんですよ。自然に流れるから。
スタラッと聴けますからね。なんか普通に。
いい歌だなーって。
それがすごい意識するとめちゃくちゃ面白いことやってるなーっていう。
意識すると、え、なにこれどういうことってなるじゃないですか。
そこがすごいですよね。
すごいですね。
これちょっとなんか新しいプログレみたいな。
はいはいはいはい。わかるな。
2020年代のプログレですよね。このスタラッと聴かせるプログレっていうか。
これは曲もそんな長くないですもんね。
4分5分ぐらいですよね。
4分13秒とかそんなもんですもんね。
え、そんなもんなのってなっちゃうよね。
10分ぐらいの曲でもおかしくないぐらい。
結構ドラマチックですもんね。
ドラマチックだし、ストーリー性もあるし。
そういうのがありつつも、スタラッとポピュラーソングとして聴けてしまう。
なんならアニソンとして聴けてしまうっていう。
そこのどういう風に聴いてもいいよっていう風になってるのが恐ろしいなっていう。
構成の話でいくと、結構この曲については構成に限らずですけど、
山口一郎さん本人が結構いろんなことを語ってくれてますけど。
そうですね。
構成についても本人が言ってましたけど、やっぱすごい練り込まれてるというかね。
もう頭から行くと、何度でもって。
あれが出だしで印象的に始まりますけど、
あれが普通に行くとあれがサビみたいなね。
そうそうそうそう。
感じで始まる。
そうですね。確かに。
十分に印象的なメロディーだし、ピアノのリフも印象的だから、
サビ入りの曲なんだってなりますよね。そこで。
なりますね。
で、そこからね。
みたいな。
ギター入りつつ。
そこはザ・Aメロみたいな。
ここがAメロなんだと。
そうですね。
サビで入って、ここがAメロなんだって。
Aメロ。
で、その後。
Bメロに展開したなーって感じのね。
Bメロですねと。
で、そこから最初の冒頭のやつではなく、
この世界はーって。
おーサビ、サビだーって。
サビが。
サビが来たってなると。
そこがね、やっぱAメロ、サビ入りでAメロBメロと来たら、
じゃあサビが来るじゃないですか。
普通に考えると。
そこで違うメロディーが来るんだっていう。
これがもうなんか、えーってなるんだよね。
で、アニメ尺はそこで終わるんですよね。
そうそうそうそう。
そこで終わると。
アニメ尺はそこで終わるから、
まあまあまあまあまあそういう流れなんだというか、
まあ自然に流れるし、
そういう感じなんだねーみたいな、
なんかいい曲だーっていう、
まあそういう印象なんですけど、
こっからもっと仕掛けてくるじゃないですか。
こっからね、全貌が。
いったんなんかこうね、全貌がこう、なんかあるじゃないですか。
そうですね。
フル尺になったらそこでもう、そのまま行きますからね。
そうなんだよね。サビ終わってすぐにね、
またなんか冒頭のやつを。
そうそうそうそう。
そこがね、何度でもと同じメロのアレで。
だからなんか俺フル尺のやつから聞いたからかわかんないんだけど、
一番最初の超冒頭のその何度でものところはね、
あんまサビっていう認識はそんなになくて、
なんか最初からそこがAメロだとなんかわかんないけど思ってたんですよね。
なんか感覚的には。
なんかね、だから2週目のところってそこがすごい流れる感じのパートになるじゃないですか。
はいはいはい。
一等のところがすごいこう流れる。
むしろなんかAメロっぽい感じの使うね。
そうそうそうそう。
だから2回目の、だから聞いたらもう完全にAメロになってる。
そうそうそうそう。
だからね、なんかそれを初めて聞いたときそういうアレンジを聞いてるから、
なんかその部分ってAメロなんだみたいな。
それを最初に聞いてるからそう認識するよねっていうことだよね。
そうなんだと思います。そうなんです。
アニメ尺だけを最初に聞いてると、
確かにこの最初の冒頭のところってサビ入りの曲感が結構言われてみればあるなっていうのはなんか、
逆に言われてみてあ、そうかって感じで。
だから俺はそのアニメ尺聞いてるから最初に。
フル尺聞くと、お、なんだ話がちげえじゃねえかって感じですよ。
ここの部分は一体なんだっていう感じになるんですよね。
Aメロの振りしてたじゃないですか。サビの振りしてたじゃないですか、あんたみたいな。
それがなんか違う感じで来るから、なんか話ちげえじゃねえかってなって、
いやなんだこれってなるんですよね。
2回目は完全にAメロ的使われ方に変わってるじゃないですか。
Aメロってわけですよね。
お前Aメロだったの?ってなるんですよ。
お前Aメロだったんかいって。
そこでもうなんかわかんなくなるんですよ。
何が何だったんだっていう。で、どう展開するのかがわかんなくなるから。
予定調和が崩れるんですよ、全部。
ポピュラーミュージックの方程式だと思ってたものが崩れちゃって、
じゃあこっからどうなってくんだってもうわかんなくなるから、
それがもう面白いんですよ。
ここのすごいアレンジはすごい秀逸だなと思ってて。
あとここのとこで好きなのが、そのサビの終わりの、
また消えてしまうんだからきっとっていう、そこの繋げるところ。
あの1番と2番の繋がりはもうたまんないっすよね。
そこの切り替わりの部分めっちゃ好きなんですよね。
すごいですね。
どうやってやったのかちょっとわかんない。
そうですね。
どう各メンバー各パートがアレンジしてったのかっていうそこもそれにもよりますよねその作り方。
せーので合わせてるわけじゃないと思うんですよその作り方として。
合わせてるわけではないですね。そんなことできるわけないもんね。
なので各自が積み上げながらっていうところでどういうところでそうなったんだろうなっていう。
多分山口一郎がここで入れたいっていうのがビジョンがあったんだろうなと思うんですよね。
そこに合わせてプレイでみたいな。そういうフレーズを作ってくれみたいなことだったんだろうなと思うんですけど。
これやっぱほんとかっこいいですね。
そうですね。
ああいうの入れられるとおしゃれなんだよな。
おしゃれだよね。ああいうのやりたいんだよね。
やりたいっすよ。
バンドやってるやつってやっぱ。
ああいうの入れたいっすね。
それ全員で揃えられるとかっこいいし。
例えばドラムだけちょっと一瞬ドラムだけなくなって、他のパートは演奏しててみたいな。そういうのとかを入れられるとかっこいいな。
サカナクションは割とアレンジめちゃくちゃ凝ってるバンドだし、いてつそういう面白い瞬間がたくさんあるバンドなんですけど。
まあまあいっくんが取ってるんだろうなっていう。山口一郎さんが敷き取ってるんだろうなーとは思うんですけどね。
そこのね、もともとAメロだったところが、2回目はちょっと様子を変わって。
そうですね。
結構ここで一回不穏な感じにするのがたまらんよね。
この辺もね、アニメの雰囲気にも合ってる。
ちょっとカオスになるじゃないですか。
ここでちょっと出してくるんですよね、怖さを。
不安にさせる感じ。
この辺がやっぱそのさ、ラファウが死んじゃってみたいな。
はいはいはい。
全能枠ちょっと怖えそう。
そうそうそう、そういうのをね、ちょっとやっぱアニメのね、なんかちょっとあの怖さをうまく。
なんかちょっとリンクしてますよね。
な感じしますね。
拷問されちゃうのかな俺みたいな。
俺、俺。
野爆に顎裂かれるのかなみたいな。
野爆に馬車でちょっと追われてる感すごいありますもん。
馬車で追われてる感ね。
馬車で逃げてるときの感じっていうか。
わかるわかる。
あるあるあるある。
あのシーンを思い浮かべますもん。
すごいスリリングになりますよねここで。
急げって感じの。
その後逃げ切ったみたいな感じですね。
逃げ切ったみたいな。
馬車の上で。
途中を見る。
この切なさをなんか寂しさをみたいな。
野爆から逃れてさぁみたいななんかちょっと余裕あるよみたいなね。
助かったみたいな感じがすごい軽いよね。
助かったみたいな感じがありますよね。
ありますね。
めっちゃそこ。
あそこの野爆に追われてる感ありますよね。
追われてる感めっちゃ感じるんですよここ。
この辺とかここもそうだけどベースがマジで全般的にすごいなっていうのは。
ベースさぁ。
ベースやばいっすね。
ベースすっごくないっすか。
ベースがすごい。
ほんとすごいと思いますね。
山口一郎さんとミックスのエンジニアの方々。
エンジニアの浦本さん。
その動画あるじゃないですか。怪獣を解剖するみたいな。
プロトゥールズの画面見ながら細かくやってるやつですよね。
あれやばいっすよねあの動画。
あの動画自体めちゃくちゃやばくて。
やっぱ日本のトップバンドであるサカナクションが、
これこんなもの見せちゃうんだみたいな。
作業工程見せてくれてるじゃないですか。
あの動画超たまらないっすよね。
あれめちゃくちゃ面白くて。
バンドやってる人も面白いと思うし、そうじゃない人もやっぱプロの仕事としてあれって見て面白いと思うんですけど。
そういう動画があるんですよね。
山口一郎さんとエンジニアの浦本雅史さんの2人で解説しているやつをね。
細かいミックスの。
ちょっとギターだけにしてみてとか。
ベースだけにしてとか。
あれすっごいやりたいやつですよね。
まさに聞かせて欲しかったものというか。
ここベースとボーカルだけにしてとかめっちゃありがたいっていう。
この概要欄にもURL貼っておきますけど、興味ある人はぜひ見てみてほしいなって感じですけど。
ぜひそうですね。ぜひ見たほうがいいですね。
あの動画だと怪獣というあの曲の各パートを聞けたりするじゃないですか。
で、その中でやっぱりベースがすごいんですよ。
ベースがすごいですよね、あれ。
ベースね、やべーっすよほんと。
これほんとあれでビビりましたもん。ベースだけにしてってなってベースだけになった時に。
めちゃくちゃ上手いし。
あとそのフレーズの作り方がすごい上手いんですよね。
いやーアミちゃん半端ねーなっつって。
すごいリズムの感じとかもなんかすごい。
リズムのグルーヴの乗せ方とメロディフレーズの作り方のバランスがすごい上手いんですよね。
すごいですね。
この曲すげーわかりやすいけど、やっぱサッカーアクションの曲は随所でやっぱベースがめちゃくちゃ効いてるんですよね。
この曲でもだってベースだけで聴くとなんかどういうリズムで弾いてんのみたいなところとか結構あるもんね。
ベースだけちょっとこうルルルルルルみたいな感じで。
ベースがドラムリズムによる部分と歌メロディによる部分との寄せ方がめちゃくちゃ上手いんですよこの人って。
サッカーアクションの他の楽曲聞いても全部そうなんですよ。
やっぱり高谷アミさんのベースってそのグルーヴ感を出す部分とメロディ感を出す部分がめちゃくちゃ上手いんですよ。
フレーズの作り方がめっちゃ上手いんですよね。
個人的にももう日本のベーシストで結構ほんとトップクラスに好きなんですけど。
あれベース単体で聴いてるとこれ何やってんのみたいなリズムのところは結構メロディに寄り添ってみたいなそっちに絡んで。
そこに絡みつつリズムにも絡みつつっていうのをすごい構築するベーシストですよね。
頭で考える人というか。
あの2週目の野爆に追われるあたりのところとか。入るとことかも。
ジャスティンみたいなあのトゥールの。
トゥールのジャスティンがやりそうなプログレッシブなバンドとかもね。
なかなか伝わらないですよこれは。
なんて言ったらいいのかリズム的なというかね。
ベースはひたすらリズム的にリズム刻んでますけどみたいな。
メロディを補う部分とっていうバランスがすげー上手いんですよねこの人は。
あとベースの音の作り方もめっちゃ上手いんですよ。
ドライブさせる部分はちょっと歪ませてゴリゴリいって。
でこのメロディを補う部分はそのベースのクリーントーンでみたいな。
でスライド絡めてみたいな。
その辺のフレーズの選び方とトーンの選び方がめちゃくちゃ上手いベーシストなんですよね。
ベースだけ聴いててめちゃくちゃ気持ちいいんですよね。
気持ちいいですね。
サカナクションってやっぱりデジタルなサウンドのバンドっていう印象全体的にはあるんですけど、
ベース単体でこの曲の動画見て聴くとやっぱりほんと生の人間弾いてんだなっていうのがめちゃくちゃ感じられるというか。
ベースはめちゃくちゃ生のグルーヴですよね。
そうやって単体で聴くとすごいそれがわかるなっていうのが思いましたね。
くさかりあみさんのベースめちゃくちゃ好きなんですよ。僕は本当に。
それがもうすごい曲の中で生きてますよね。
フレーズの取り方、リズムの取り方、あとトーンの主作選択っていうのがめちゃくちゃ上手いなっていうのを感じますね。ベースは本当に。
そこの曲の流れの話でいくと不穏なAメロ、最初はAメロだったやつがあって、そこで元のBメロがまた来ますけど、
あそこがまた気持ちいいんですよね。開放された感じのね。
逃げ切った感が出るよね。
逃げ切った感がね。
逃げ切ったからか、なんかすごいワイドに広がるじゃないですか。
ワイドに広がって、めっちゃ星空が広がります。
宇宙的になるじゃないですか。
ここめちゃくちゃ好きなんですよね、このBメロ。
ここいいっすよね。ワイドに。
ここね、めちゃくちゃギターですごい好きなのが、このBメロの入りというか、
てんとせんのーって始まって、
このさみしさもの裏で、てんてんてんって、なんかギターが鳴るんですよね。
裏のメロディーを弾くみたいな感じですね。
裏のメロディーで、アルペジオでメロディーを弾いてて、
で、その1回目のこのBメロにはなかった感じで、
ギターで盛り上げてくるんですよね。
あの辺がめちゃくちゃたまんないですね、アレンジの盛り上げ方として。
1回目と同じような感じのテイストを保ちつつも、でも細かいところで結構変えてるんですね、そういうところは。
そうなんですよね。
だからここすごい壮大になってるんですよね。
壮大になるよねー。
ギターの変化が本当に繊細な感じですごい変化をつけてくるんですよね。
2回目のAメロのところの、サビを終わってその後すぐAメロ的なところに、
そこの後ろのアルペジオのサウンドが結構好きです。
あの音は反応しちゃうサウンドですね、結構。好きな系と。
Bメロの、開けたBメロがあった後は、落ちサビって言うんですかね。
この世界は、がピアノだけになって。
いやー、ねーあれ。
最初のサビは魔王数一気に流れ込むじゃないですか。
はいはい。
最初のサビは魔王数、この世界は、すごい勢いのまま行くんだけど。
で、2回目、それがすごい気持ちいいから、2回目もそう行くだろうと。
そうですね。
そう言ってほしいみたいな。もう1回これくれよって。
それは求めますよね。
来るんでしょ?来るんでしょ?それが来るんでしょ?ってなってますからね。
なるんだけど、それはならないんですよね。
ここでそのアレンジとしてはもう、最初に行くじゃないですか。最初に戻るじゃないですか。
そうなんですよね。
ピアノとボーカルだけになっちゃうじゃないですか。
これがすごいですよね。歌はこの世界はなのに、何度でものピアノになって。
そうなんですよ。そのね、メロディとアレンジが違うんだみたいな。
違うんだ。
入れ子になってる。
そう。
いや、あれすっごいですよね。そこでもうね、なんかちょっと訳わかんなくなっちゃうんですよ。
メロディはサビなのに、でも最初に戻った展開がこれが最高だってなっても、何じゃこれって。
すごいですよね。
これ確かにめちゃくちゃすごいですね。
すごいけど、割と気づかないよね。
気づかないんですよ。
いや、なんかあんま気づいてなかったな。今言われて確かに。
言われれば、あ、そうだなっていう。
言われてそうですね、今。いやーすごい。確かにそうだ。
その構成とそのアレンジが異常に凝ってて、この曲って。
そう。
入れ子構造になってるというか。
めっちゃパズルみたいに。
すごいですね。
そう、パズルみたいになんかずれてるんですよね。
ずれてますね。ずれてるずれてる。
メロディはサビのやつで。
そうなのに。
演奏は冒頭の。
冒頭の。え、そこに行ってるんだっていう。
何度でもになるっていう。
の時の。
裏のピアノのあの感じが。
あのー。
オケはそれなんだよね。
そうだもんね。うわー。すげー。
この発想なかなかすごい。
そこ入れ替えたらどうなる。
なるほどなー。
これがなんか、もうちょっと訳わかんないんですよ。
これどういう計算でやったらそれなるみたいな。
すごい。なんか、言われてみるとやったら面白そうって思うけど、それを思いつくかっていうと。
いや思いつかないっすよ。
思いつかないっすね。思いつかないっすね。
何度も聞くとね。
何度でもだけど。
何回もこするけど。
何度でもってことだよね。
それがねすごい中毒性になるっていうか。
なんか本当繰り返し聞けますよね。
聞けば聞くほど面白いし、聞くほどに発見があるし。
そういう曲なんですよね。
でもさらっと聞けば聞けてしまう曲でもあるし。
全然そういう複雑とかいろんなことやってるなとかっていうのは。
難しい曲だなっていう印象ないんですよ。
そういうのを意識しなければ普通にいい曲だなって4分終わるみたいな。
キングクリムソンとかはさ、最近メンバーワールドラジオであったんで、キングクリムソンとかはなんか難しいなとかあるじゃないですか。
プログレッシブロックって難しいなとかっていうのはあるけど。
そんな難しくないんですよ。
パッと聞くと。
J-POPなんですよ、はっきり言うと。
J-POPとしてすんなり入ってくるし、すんなり入ってきていい曲だなってなるんですけど。
でも何度でも聞いて。
いろいろなんか聞いていくと、解体していくとなんかすごいことやってるなっていう。
何十回も。
ほんとそういうことだよ。
じゅんじゅんと知るんですよ、ほんとね。
ほんとそうだよね。
これすごいですよね、歌詞含め。
歌詞で説明してんのか。
言ってたんじゃん、この曲の。
言ってたんだな。
この曲のことを。
説明してたのか。
説明してたんですよ。
いやもうほんとそうですよね。
いやーすごい。
結構ほんとすごいですよね。
さっきのね、流れからいくと、あの後は最後のサビになるわけですけど。
あそこがまたね、もう最後のサビだって感じのね、盛り上がり方をちゃんとしてくれるところがね。
そうなんですよ。
あそこでまずもう最初からあの最後のサビ、ギターが最初から上がってて。
あれさ、あのもう最後の、一旦落としてから。
メロディとしてはもうそのままのメロディで、最高のクライマックスにいくんですけど。
ギターとベースが一瞬音外すじゃないですか。
今までのコード進行から外した音を鳴らすんですよ、ベースとギターが。
ちょっと上げるんですよね、一瞬。
で、そこでコード感を出しつつ、曲を扇動していくんですよ。
あそこがテンテンテンってなるじゃないですか。
もうちょっと上がっていくじゃないですか。
でも歌メロは元のメロディのままなんだけど。
あそこたまらないっすよね。
あそこはたまんないっすね。
あそこなんかもう最初から容赦ねえなみたいな。
あれすっごいっすよね。あそこでちょっともうちょっとなんかグッときちゃってみたいな。
あれ普通なんかその繰り返しの中でやるじゃないですか。
そうそうそうそうそうわかるわかるわかる。
いきなり来るじゃないですか。
何回かリフレインして。
リフレインの中でそこで行くやつを最初からやってるんですよ。
わかる。それすげえわかる。
普通の曲だったらね、3回目なんですよこれ。
1回2回リフレインして。
落として戻ってその後に行くやつを。
それを最初の戻ったところでいきなりもうクライマックス。
いきなりかましてくるじゃないですか。ギターとベースがね。
あそこでなんかうわーってここでクライマックスなんだなってことなんですけど。
ここでグッときますよね。
グーってなりますよね。
上がるのはもうここはもう。
ボーカルはそのままのメロディーなんですよまだこの段階では。
そこのね1回目のそこの前半のところは。
そこからね。
遅れてボーカルもね。
最後の最後でね。
そのギターとベースが扇動したコード感を継承するんですよね。
ボーカルが。
あそこでボーカルが一段上がるんですよね。
あそこがもうね。
なんですかあれは。
劣等を迎えるとは言うところですよ本当に。
いやもうねあれ。あれなんすかもう。
トークトーク。
トークトーク叫んで。
ボーカルの一番ギリギリのあれですよねキーですよね。
そこをボーカルが攻めていく。
ギターとベースが扇動したそのコード感をボーカルが継承して攻めていくっていう。
そこもやっぱりその地という作品の継承の物語っていうテーマ性も受け継いでると思うし。
受け継いでもっと高みに上っていくんだっていう。
そうなんですよね。
そのピークのところを過ぎたところからすごいまた流れ始めるじゃないですか曲が。
そのボーカルがその先の頂点を示した上でそこからドラムのスネアの連動が入るじゃないですか。
そっからガタガタガタっていう。
そっからダー。
そうなんですよ。
サビのところはこうダンダンダンダンダンダンっていう頭打ちというかその四つ打ちのリズムからそっからリズムもすごい流れ始める。
あそこからダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンダンっていう。
そこから流れるリズムに。
溜めて溜めて流れるじゃないですかリズムは。
そうそうそうそう本当に溜めて溜めて溜めてもうこうザーッと。
ボーカルもドークドークって上りつめた上で。
でまたちょっと落ち着くよね。
また回復がいいんだ。
なんかもうその辺りのね。
サカナクションのもう必殺技ですね。合唱パートみたいな。
合唱パート。
ここはすごいなんかその合唱パートも結構やっぱ盛り上がりの部分じゃないですかめちゃくちゃ。
あそこが一番もうなんか気持ちよくさ。
でなんかそこがあれですもんねなんかそこがもともとはなんかAメロだった部分みたいな。
そうそうそうそう。
メロディ的にはね。
メロディ的には。
どこに回帰するのかという。
いやー。
Aメロ的なやつが一番盛り上がりある。
一番気持ちよく聴かせるのかみたいなそこなのかみたいな。
ここでそいつがその役割を担うかっていう感じになりますねこれ。
これすごいな。
本当だからパズルですよね本当入れ替えて。
これはなんか今日話を聞いて。
組み合わせを入れ替えて。
構成とアレンジのパズルなんですよこの曲って。
いやーすごい。
そうだね構成とメロディとアレンジのパズルですよね。
こんなことやってる曲ってあんま聞いたことないんですよね。
こんな凝ったことやってるのにさらっと聴かせてしまう曲っていうのも聞いたことないんですよね。
それがすごいですよね。
凝って複雑ですよーみたいな感じじゃないですもんね全然。
入りとして。
全然じゃないんですよ。
だって何も知らなかったらさらっと聴いていい曲だなって。
そういう曲だと思うんですけど。
そういう聴き方もできる曲ってことですよね。
これがちょっとなんかこんな曲聞いたことないっていうか。
あとめちゃくちゃいろいろあるんですよねこれなんか。
いろんな散りばめられてるのが。
例えばあのBメロの頭の。
丘の上でーって。
そのメロディーとか。
実はなんかその前のAメロの。
ダンダン食べる。赤と青。赤と青と丘の上で。
それと同じなんだ。
一緒ですかね。
確かに確かに。
うーわマジで。
そこも継承してるじゃん。
Aメロの中の一部のメロディーがあのBメロの頭の開けるメロディーになってるってやばくないですか。
確かにほんとだ。
うわ怖っ。
えー何それ。
いや怖っ何それ。
結構そういうのはね多分他にもあると思うんだよな。
全然なんかもう。
全部探せないけど。
散りばめられてるねかなりそれ。
やばくないですか。
いやーこれすごい淡々と散るだねこれほんと。
散ればまた次の日って。
いろいろそういう散りばめていろんなところにこう。
仕掛けられてるものが。
えーやば。
いやすごいなそれすごいっすね。
言われてみればほんとそうだぞ。
いやーすごい。
音、音そうだね。
そういうなんか。
こことここがリンクしてんだとか。
そう。
こことここ一緒なのに違うんだとか。
異常に作り込まれてますよね。
なんかちゃんとこうなんていうか継承してく感じはほんとなんか。
継承する物語もそうっすね。
そのテーマはたぶん一群の中にあったと思うんですよ。
どんどん入れ替わるみたいなね。
なんかそこからヒントは得てそうな感じしますよね。
継承していくっていうのと確かに入れ替わっていくとか。
あとこうちょっと裏切られる。
やっぱり展開的にこう来ると思ったらこう来なかったみたいなと。
その山口一郎さんのコメントで
ほぼ8割ぐらいはアニメに寄ったみたいな話ありますもんね。
やっぱ歌詞を書く上で。
地というアニメのテーマに8割ぐらい寄らせたっていうのは言ってるし。
特にアニメ尺で使われてる最初の部分は
もう結構アニメの世界観に寄せてって感じらしいですよね。
その後はだんだん現実世界、自分も照らし合わせてっていうところに
世界観的にはなってるっていうことは確か言ってたと思いますね。
でも歌詞79パターン作ったって言ってましたからね。
やばくないですか?
80でもなくて79パターン。
そりゃうつ病にもなるわと。そこで。
なるわと言いたいですよ。
制作に約2年使って79パターン作って。
結局それぐらいまで作った中で
20何番目かのやつを後からたまたま見返してたら
これなんか結構いいじゃんみたいな感じになって。
割とそこから結構採用してるみたいなこと言ってましたね。
どれぐらいそれぞれのパターンが違うのかちょっと分かんないけど。
79ってすごいよね。バージョン管理がすごい。
どうやってんだろうって。
よくちゃんとそんなバージョン。
どういうやり方してるのか分かんないけど、すごいですね。
ファイルのラベリングが。
坂中翔の最多リテイクスというか、歌詞の作り込んだ数は80何回らしいんですよ。
じゃあもうだいぶ迫ってるじゃないですか。
だから回収はもうそれに迫ってるっていう。
こんなうずびをはずれてる状況においてそこに迫るぐらいのことをやってしまったっていうね。
そういうことを何度もやってるんですね。
それもまたすごいな。
でもこの曲を語る上でというか、この曲のすごさみたいなところを
今、その楽曲の音楽的なところは話してきましたけど、
そことはリンクもちろんしてますけど、山口一郎さんがうずびをと向き合いながらこれを作り上げたっていうところも、
この曲が異業としてあるところの側面だと思うんですよね。
なかなかフルバージョンが出てこなかったなっていうのも、
一君のうずびをとの戦いの上でなかなかできなかったんだなというのもありますし、
そういうものを乗り越えてこれだけのクオリティの楽曲を完成させたっていうのはやっぱりすごいことだと思うし、
それがあったからこそできた曲なんだろうなと思うし、
だからこそ多くの人の心を打つ曲になってるんだろうなと思うから、
難しいとこですよね。個人の幸福と芸術的な反比例するというかね。
アーティストが苦しめば苦しむほどは良いものができるという力があるかなとは思うんですけど。
そうですね。実際ほんとかなり苦しみながら作ったらしいですし、
NHKでうずと戦ってる様子のドキュメンタリーもやってたんで、
僕もそれは見てましたけど、本当に結構辛そうな感じで、
今日はもう起き上がれないみたいになったりとかっていうところがあったみたいだし、
でも現代って本当に同じように苦しんでる人っていっぱいいると思う。
うつ病に限らずいろんなものに押しつぶされそうになりながら苦しんだり戦ったりもがいたりしてる人っていうのもいっぱいいると思うから、
そういう中で苦しみながらこれを作り上げたっていうところ。
歌詞も多分そういう苦しみながらも進んでいく様子を描いてるっていうところもあると思うから、
そういう意味でもすごい現代的だと思うし、その辺を吐き出してるところが、
この曲はやっぱすごい名曲としてあげたいなって感じですよね。
だってね、実家の電話番号を忘れちゃうとか、自分が書いた文章すら読めなくなっちゃうみたいな、
そういう状況だったらしいですもんね。
一君は結構重いうつ病だったんでしょうね。
本当そのツアーも中止せざるを得ないとか、そういうとこまで追い込まれて、
そういうところからこれだけの曲を作り上げたっていうのはすごいですよね、向き合って。
うつ病ってなんかね、俺もなったことあるんだけど、ちょっと軽いうつ病。
なんかもう本当なんか、死のうと思わなくても、俺はこのままだったら死ぬなみたいな。
本当しんどいですからね、あれって。
その中でもこういう曲が作れるんだっていう、勇気づけられるっていうか。
そうね、同じように戦ってる人にとってはすごく励まされる部分もあると思うし、
山口一郎さんの場合はそれをすごくさらけ出して発信いろいろしてるところがね、
さらに本当にすごいなっていうか、リスペクトだなって思うし。
多分使命感とかもあると思うんですよね。
人前に出る職業でやってる、そういう人間がそうなってしまったからには、
それを発信することによって救われる人って多分いるじゃないですか。
で、あるならば発信しようというか。
俺も苦しいんだよっていう。
それって救われるんですよ、やっぱり見てる側からかしても。
俺めっちゃ苦しいんだよねって。
でも自分の好きなアーティストがそういうことで苦しんでたら、ちょっと救われるじゃないですか。
同じような辛さをこの人は感じていて、それを歌っていて、音として鳴らしていて、
そこに救われるっていうのは絶対あるもんねっていう。
だからそういうのを積極的に発信してくれるっていうのはすごい心強いなと思いますし、
絶対誰かの救いになってるよなって思うんで。
そういうところもなんか救いになるよねっていう。
そうですね。なるんですよね、間違いなく。
だって救いになったもん、俺。嬉しいって。
そんな状況に、苦しい状況にある人が、この世界は幸都合に未完成だっていう。
だからもっと知りたいんだっていう、すごいポジティブじゃないですか。
そういう道を示してくれるならば、もうちょっと生きてもいいことあるかもしれないなってちょっと思ったりするよねっていう。
これはやっぱり重いですよ。
確かに。
いや、すごい歌詞ですよね。本当に。この世界は幸都合に未完成とか。一生かかっても自分から出てこないですからね。こんな素晴らしいフレーズとか。
だから知りたいんだって。
だから知りたいんだって。すごいなんかポジティブじゃないですか。
すごい。そうですね。
なんか悲観しつつね、ポジティブ。
そうそうそうそう。その悲観的な部分を隠さないんですよ。どこまで行っても知り得ない部分はあるし。
でもそれって幸都合じゃん。だから知りたくなるだろうみたいな。
そこにね、幸都合にっていうのを入れてるのすごいですよね。
これはやっぱり難しい状況にある山口一郎にしか書けない歌詞だと思うし。
だからこそ説得力があるものだなっていう。説得力があるものとしてリスナーに響くよねっていう。
そういう音楽的な面白さと歌詞的な深さというか、リアルなものとして響いていくっていう。
嘘はないんだよっていうのをちゃんと示してくれる。
どこまでも誠実なバンドだよねっていうのを感じるから多分、歴史的な曲だと僕は思ってるんですけど、これは。
この世界は幸都合に未完成っていうのは、山口さん自身のことに当てはめていくと自分自身もそういう状態なんだけど、
それがかえって、それをチャンスと捉えじゃないけど、だから知りたいんだっていうのに。
こういう状況だからこそ、それをなんて言ったらいいんですかね。
めちゃくちゃ山口一郎の個人的な物語っていうか、個人的な問題点だと思うんですよ。
ものすごい個人的だからこそ、普遍的になり得るテーマだと思うんですよ。
その両方を表してるというか、表してる音だと思うんですよ、この曲って。
めちゃくちゃね、アニメタイアップの曲なんて、そこのルールにのっとってとか、これはやらなきゃいけないとかあると思うんですけど、
それはちゃんとやってると思うんですけど、めちゃくちゃ個人的なテーマが多分入ってると思うんですよ。
入ってると思うんです。この歌詞からそれを読み取れるんですよね。それを感じるんですよね、めちゃくちゃ。
誰にも、あれ一人にも分かり得ない山口一郎だけのテーマというか、悩みとか苦しみとかって多分入ってるんですよ、ここに。
それが入ってるからこそ響くんですよ。
そうですね。
同じ悩みとか苦しみを抱えてる人間にめちゃくちゃ響くんですよ、これって。
で、なんかそれをこう、アニメの次第かっていう制限というか、条件の中でそれを達成してるっていう。
これが高両立したよ。
それは異形というかすごいなと思います。
そうですね。
そういうのがあったほうができるんだろうなっていうのも。
それも思います。
そういう枠が制限というか。
制限があった上でやるしかないっていう状況のほうが多分反映できるんですよ。
そうそう。だからこそ成し得た気がしますね。その枠があったからこそ。
やっぱ中毒性みたいなものもありますからね。
やっぱりすごい。
大衆政党、中毒政党っていうか。
曲詞的な中毒政党っていうのが。
大切にしえた曲だし、これサカナクション史上最もそれを成し得た曲だと思うんですよね。
何度でもおじさんって言われちゃうぐらいですからね。
そう、だからそういうツッコミどころとかさ、
これはやっぱちっちという作品とリンクしてるんですけど、
すごくシリアスに捉えられる、どこまでも深く捉えられるテーマ性とかもありつつ、
なんか、なんかこう、くだらないものというか、
でも何度でもおじさんって言われてる時点ですごいですよね。
その人は山口一郎って認識していないで、
歌ってるおじさんとして届いた、
何度でもおじさんって言われているわけで、
なんか、面白いものとしてさ、何度でも何度でもおじさんって言うから。
でも何度でもおじさんって言われてる時点ですごいですよね。だからその人は山口一郎って認識してないで、歌ってるおじさんとして届いてるわけですから。
そうそう。
その時点ですごいですよね。だって知ってたらそう言わないじゃないですか。だから知らない人にも届いてる。
そうそうそうそう。
その時点でやっぱすごいなって。
今まで届いてなかった層に届いてるんですよ。こんなに尖った曲がっていうのが。
それってやっぱすごいことだし。
すごいですね。本当に。だから途中でも言いましたけど、やっぱ知れば知るほどというか、噛めば噛むほどめちゃくちゃこの曲のすごさがわかってくるっていう感じ。
ほんとそうだね。
知ればまた。
ほんとそうだよね。
昨日までの本当。
なんかいろんなところが刺さってきますよね。サウンド的にもそうだし歌詞的にもそうだしっていう。
だから本当にこの曲が日本ロックの金字塔って遠藤さん言ってましたけど、本当にいろんな背景をもってしてそれが成し得てる、そうなってる曲なのかなっていうのは思いますね。
やっぱ曲そのものが本当に素晴らしいし、アレンジとか構成含めて本当にすごい曲になっている。音楽的にすごい曲になってるっていうところに加えて、やっぱりその制作背景の部分で山口一郎さんが自身の鬱病と戦いながら乗り越えてこれを作り上げた。
そしてそれでいろいろ発信していて、その影響力とか含めて発揮しているっていう、そういう側面も含めてこの曲が本当に偉業であるっていうことかなって思うんですよね。
音楽的にも素晴らしいし、そういう山口さんの戦いながらっていうところも部分の合わせ技としてものすごい曲になっているっていう。
両方がマッチしたというか、そういう曲なんだろうなと思うんですよね。
だからこそすごく響くし、いろんな人に届くし。
すごくそぎ落とされた曲だと思うんですよね、これって。
音数で言うとサカナクションの楽曲の中では割と少ない方なんですよ、これって。
サカナクションってやっぱり音にすごいこだわるバンドだから、重ねる方向で音を作っていくバンドなんですけど、これって結構シンプルなんですよね。
音数少ないんですよ。でもその少ない音を立体的かつ重層的に組み立ててるんで、それがやっぱりソリッドでありつつも多層的に聴こえるっていう。
音楽的な面白さではそういうものもありつつ。
でもやっぱりそこで歌われているテーマっていうのはアニメ作品の主題歌であるっていうところの普遍性と、
やっぱりそこにどうしてもアーティストとしては出てきざるを得ない山口二次郎さんの個人的ないろいろな問題とかっていう。
そこのテーマ性と音楽性、音がめちゃくちゃリンクしてちょうどマッチしたよね、この曲でっていうのは。
そうですね。
なんかすごい感じますね。
そうですね。
怪獣っていうタイトルもね。
怪獣のタイトルね、怪獣。
これはなんかそのモンスターの怪獣と、この漢字の怪獣ですけどタイトルになってる。
それと、あとあの飼いならすの方の怪獣、歌詞の中でも一個出てきますけど、そこのダブルミーニングになってるらしいですね。
この怪獣もね、やっぱりいろんな意味があると思うんですよ。
血という物語においては、ラファウとか血同説、異談なわけじゃないですか。この考え方とか、それって怪獣なわけですよ。
そうですね。
それもそうだし、山口一郎さん的なテーマにおいては、その病が、心の病が怪獣というのもあると思うし、
その病を自分が怪獣するのかと。
その病に自分が怪獣されるのかと。そこの戦いもあると思うし。
だからダブルミーニング、トリプルミーニング、なんかいろんな意味合いが重層的に重なった言葉として怪獣という言葉が出てきてるんだろうなとは思うんですけどね。
どっちかわかんないじゃないですか、もう薄病との戦いで。
自分がこの病に怪獣されるのか、自分この病を怪獣するのかっていうのはわかんないし。
そこに絶望してしまいそうになるんだけど決して絶望してないんだというか。
暗い曲だとは思うんですけど、でも多分絶望してないんですよね。
やっぱりどこか希望を見出そうとしている曲だと思うんで、そこに感動するのかなというのは思いますね。
そうですね。本当に最後の歌詞はそういうところじゃないですか。
この未来は高都合に光っている。だから進むんだ。
あれだ。
一節が出てくるのが本当にすごいんですよ。
そうなんですよね。
それをバンドメンバーのサウンドが後押ししてるじゃないですか。
後押ししてますもんね、ここ。
やっぱり希望に向かってるんですよ、音が。
絶望に陥ってしまいそうな心を音が後押ししてるんですよ、希望に。
お前はそこで終わらないよと。もっと行けよと。そうじゃないんだっていう。
ここで進むんだっていうところで、その後にボーカルも上がっていくところで遠く遠く叫んでって。
そうなんですよ。
進むためにもがいてるみたいな。
そこがさっき言ったけど、ギターとベースが先導するんですよ、フォードタウンを。
先に行くんですよね。
そこについていくんですよ、ボーカルが。
そうですね。
エモい方に。
くらいついていくっていう感じの。
だから感動的なんですよね。
山口一郎個人というか、やっぱ難しい状況を抱えてるから、
闇に落ちてしまいそうになるし、もう終わってしまいそうになるんだけど、
それを救うのがバンドメンバーなんだよみたいな。
ギターとベースのあの行動感が先導するじゃん。
お前そっちに行くな、落ちるんじゃねえよってなるじゃないですか。
上がるじゃないですか、あそこで。
引っ張り上げてる感じがありますよね。
そこにボーカルが応える。
遠く遠くって、そこに応えるっていう。
ここの、ここですよねっていう。
そんな関係性が音に現れてるから、やっぱそこに感動するんだろうなっていうのはありますね。
そうですね。
最後のね、一番ほんと最後の、また怪獣になるんだ、また怪獣になるんだもんね。
なんかね、いいんですよね、もう受け入れてそこと受け入れていくみたいな。
そうそうそうそう!そこは悪いよね、あれね。
そうなんだよ。
そこで怪獣になるならばそれでいいんだよ。
そうそうそうそう。
そこでもう救われてるからいいんだよ、そこは。
なるならばっていう。
それが自分なんだっていう。
そうそうそうそう。
そこと繋がっていく覚悟。
それが自分ならば受け入れようっていうのが、あそこで鳴らされてるんですよね。
まさに。
これはその自分の、自分だけの世界では到達しえなかった世界なんですよね。
バンドメンバーのギターとベースとキーボードとドラムとストリングストって全部、あの音がそこに導くんですよね。
そうなんですよね、導いてますね。
そんな上からね、だから感動するんですよ。
あそこってもうほんとそういうシーンですよね。
そういうシーンですね。全歴史が私の背中を押すみたいな。
それそれそれそれ。
まさにそれなんだよ。
そうなんだよ。
確かに。
そこだね、ほんとそれだ。
全歴史が私の背中を押す。
バンドメンバーが私の背中を押す。
いやそれだよ、ほんとここ。
それならば、今苦しい自分の背中を誰かが押してくれる、周りにいる誰かが押してくれるんじゃないかみたいな希望ですよね。
絶望に陥った中の一筋の希望、一筋の光を表しているのがこの曲なんだろうなっていう。
そこに感動するし。
だからやっぱ反応するんですよね、それ。
ここまでやっぱ表されているものに対しては反応せざるを得ないんですよね。
歌詞にも音にも表されてるじゃないですか。
ここにはもう反応するよねっていう。
だからこそこの曲が日本のロックの歴史上、ポピュラーミュージックの歴史上の金字塔を打ち立てた曲。
だと思うんですよ。
そうですね。ほんとにいろんな人の背中を押す曲だと思いますね。
ほんとそうです。
これがこのアニメーション作品地と相まって相互作用ですよね。相乗効果ですよね。
というのもすごくものすごい難しい状況の中で、それでも何かを信じた人の自生と信念の物語で、それが継承されていくっていう物語で。
それがこの曲と音的にリンクしてるというか、テーマ的にリンクしてる。
そういうものがここで鳴らされて見せられてるからそこに感動したんだなみたいな。
ということでね、怪獣さかなくさん。
だいぶ時間的にもかかってきましたけど、やっぱり熱かったですね今回は。
すごいっすね。
なんか一曲、アルバム語ってるわけじゃなくて、一曲でここまで行っちゃったかみたいな。
それだけの曲かなって気はしますね。
それだけの曲だと思いますよ、ほんと。
ほんと。
ということでそろそろね、締めていきたいと思いますけど、怪獣じゃあそれぞれ一言ずつ言っていければと思いますけど、
秀木さんどうですか?
私からですか?
いや今日ね、3人でこう話してきて、こんななんかパズルみたいなことになってる曲なんだなっていうのは、
正直自分はなんか今日話してて、ちゃんと認識したというか、言われてみたらほんとそうだなっていうので、
なんかそんな部分の新しい発見っていうか、なんかこううっすら不思議な曲だなみたいな、
頭にハテナが浮かんでたわけですよ。
それがね、大多数の人にとっては多分そうだと思うんですよ。
さらっと聴けばいい曲だと思うし。
なんかすごく刺さってくるなというか、
単純にいい曲だなって。
そうですね。
はい。
じゃあ私は。
楽屋さん的には、楽屋さん的にはその、サカナクションって多分あんま聞いてない。
そうなんですよ。
サカナクションはまあ本当にその有名どころはまあちょいちょい聞いてるかなぐらいなところですけど、本当にそんな聞いたことないし、しかもそんなに詳しくもないしって感じだったし。
で、今回その怪獣すげえってフル尺出たときに、このメイバンラジオのコミュニティの中で言われたときも、
まあじゃあちょっと聞いてみるかって言って聞いて、まあその時はねアニメも見てなかったから曲だけ聞いて、
まあ普通にいい曲だけどそんな、そんなかなみたいなと正直あったり。
はいはいはい。
まあただね、やっぱなんか聞き続けてたんですよ、曲は。
うんうんうん。
だしアニメもその後見て、でそれでなんかだんだんね、だんだん知るって。
だんだんと知る、まさにそれ、そういうことですよ。
そうですね。
なんかすごいことやってないみたいな、これこうなってるよなみたいな、あれこれとこれってみたいな、
とかなんかなったし、まあその後ね情報もいろいろ出てるから、なんか調べ始めたら一気にドバーって情報入ってくる感じだったんですけど。
まあそれでも今これですよ完全に、手のひら返しというか。
怪獣は日本のロックの禁じとだし、この感動を伝えたいっていう。
本当それですよね。
ことですね、これは地味にもつながりますけど。
感動を伝えていくっていうのは本当に、そこが一番重要な。
そうなんですよ。
そこが重要だからこそ。
我々がやってることはそれなんですよ。
だからこそ、さかなクションを知らないとか、そういう人の感想がたぶん肝だと思うんですよ。
肝だと思ったんですよ、この回の。
秀木くんとかたくやさんの感想がたぶんこれは肝なんだなっていう。
そういうなんか広がりがある曲だと思うんですよね。
今まで届かなかった層に届く曲なんですよ、これって。
アニメとの相乗効果もありつつっていうところで、
この人の、そういう人の感想とか、その人の感動っていうのは聞いてみたいなと思ったし、
今回それを聞けたので、やっぱりそれだけ響いてるんだという。
それがなんかすごい僕的にも感動したし、たぶんさかなクションのメンバーもそこをすごい喜んでるんじゃないかなっていうような思います。
そうですね。
さかなクションの皆さんにもこの感動を伝えたいですね、ぜひ。
そういう人がここに一人いるよっていう。
そうですね、いや本当にもうなんか、
いやでも本当その山口さんご自身で言ってましたけど、
制作中にすごい辛くなった時に何をしたかってファンレター読んで自分を奮い立たしたっていう風に言ってましたから、
やっぱね、こういうのも、
そうですね、この感動したっていうのはぜひ伝わるといいですね。
これはリアルな声ですから。
いや本当にそうですね。
ですね。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
はい。
素晴らしい曲をありがとうございましたと。
いや本当に。
どうですか犬蔵さんは。
いやー、まあなんだろうな。僕は割とさかなクションはずっと聴いてて、ずっとファンだったので。
ライブも行ったことあるって。
ライブも行ったことあって、ライブもとんでもないんですけど。
うん。
やっぱり今の日本の音楽シーンにおいて頂点だと思うんですよ。さかなクションって。
その実験的な革新的なこともやりつつ、大衆的な支持も得るっていう、そこを両立してるバンド。
やっぱり今さかなクションってそこは一番やってるバンドだなと思うんですけど。
そういうバンドの新曲として、もっとそれを押し進めてるというか、
すごい尖ったこととか実験的なこともやりつつ、もっと可能性を広げてる曲として怪獣が鳴り響いてるなーっていうのは思うんで、そこに感動しちゃったなっていう。
なんかやっぱロックなんですよね。すごく。ずっと自分たちの可能性を押し進めてて、革新してるし。
でもやっぱ怪獣というこの曲においてはアニメという、アニメタイアップというテーマ性があった上でそれを押し進めて、
そこを両立してる。やっぱ山口一郎っていうね、一句頭いいなと思うし、そこにちゃんと応えるメンバー。
もっちもそうだし、あみちゃんもそうだし、ザッキーもそうだし、ひげ野郎もそうだしっていう。
やっぱそのバンドメンバーの各々のプレイで答えるんですよね。
表現したいテーマとか鳴らしたい音っていうのが、そこの関係性もいいなと思うし、
それがなんか理想的な、現時点で理想的な形で鳴らされたのがこの怪獣という曲なのかなっていう感じしますね。
こんなかっこいい曲ないよね。
そうですね。
結構フル尺出たのが2025年の前半なんですけど、もう年間ベストじゃねえかこの曲みたいに。
いろんな意味において、これも年間一番じゃねえかみたいな方角においてみたいなのはちょっと変わってるなーっていうのはありますね。
そうですね。いろんな意味合いでね。
そうですね。
これがライブでどういう風に鳴らされるんだろうというか、どういう位置に来るんだろうとか、
そういうのも多分これからの楽しみだと思うんですよね、ファンの方にて。
そうですね。確かに確かに。
どういう位置づけの曲になっていくんだろうっていう、すごい重要な曲にはなると思うんですけど。
そうですね。
なんかそういうのをまた見ていきたいなと思うし。
ライブで聴いてみたいですね。確かに。
ライブで鳴らされたら泣いちゃうんですけど。
そうですね。
でもやっぱ作家のアクションってすごくロックの革新性というか音の面白さと、
それを日本の今のJ-POPのフィールドでどれだけ多くの人に届けられるかみたいな、
回収性と革新性を両立できてるバンドだと思うんで。
だからそのロックが好きな人も聴いて欲しいし、
単純にさらっとJ-POPこういう良い曲あるんだっていう人にも聴いて欲しいしっていう、
すごい可能性を秘めたバンド。
もう現時点で日本のトップバンドではあるんだけど、もっともっと可能性を秘めたバンドだと思うので、
広まって欲しいなと思いますよね。
これが地という主題歌の回収というきっかけを持って、
日本、国内もそうだし海外にももっと広まって欲しい。
こんな日本にはこんなすげえロックバンドがいるんだよっていうのが広まって欲しい。
だってレディオヘッドが名指ししたバンドなんですよ、これ。
タマソンに出るときにレディオヘッドが、じゃあヘッドライナーやりますよと。
じゃあサカナクション出してくださいって言ったバンドなんだからね。
すごいっすね。
進んでいって欲しいっすね、このバンド。
もっともっと。
もっともっと。
この山口一夫さんがうつ病のことを公表してから、
初めての曲だと思うんで、
ここから本当にどうなっていくかっていうところ、
本当に注目だなって思うし、
ちょっと名番ラジオとしてもね、