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名盤ラジオ
こんばんは、名盤ラジオです。
この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながらダラダラと語っていきます。
では、名盤ラジオ、今回もよろしくお願いします。タクヤです。
前回は、ナインチネイルズのダウンワードスパイラルでしたが、ひれっくん、今回の名盤は何でしょうか。
今回はですね、ニルヴァーナのネバーマインドですね。
来ましたね、ついにネバーマインド。
そうですね。
1991年の大名盤ですね、これは。
今年でちょうど30年なんですよね、これ。
あ、30年なの?
ちょうど30周年。
おー。
そう、30周年ということでね、このアルバムを選ばないわけにはいかないでしょう。
そうですね。今回も長くなりそうですね、ネバーマインド。
こんばんは、えぬぞうです。
えぬぞうさん。
30周年、とんでもないですね。
まあでも改めていろいろ聞き換えしましたけど、もう全然新しいですね。30年経ってるとは思えない音っていうか。
このアルバム確かにね、音はすごく綺麗な感じのいい音で録れてる。
では今回も今まで同様、複数回に分けてニルヴァーナのネバーマインドについて話をしていきたいと思いますが、
まずはニルヴァーナについてとネバーマインドを作るまでっていうところからいきたいなと思います。
ニルヴァーナといえば、まずはカートコバーンかなっていうところですけど、
カートコバーンが1967年の2月20日生まれっていうことですね。
94年4月8日にショットガンで自殺をしているという、もうロック界のカリスマというか伝説的な人物だと思いますけど。
なんかすごい最近に多殺説みたいなのが。
そうですね。調べてるといろいろやっぱり出てきます。
そんな説が最近上がってるんですよね。
そうそう、話題になってて。
でもどちらにしても自殺するぐらいの精神状態は良くなかったっていうのは、どっちにしても事実ではあるんだろうなと思うんですけど。
その辺は後でも多分出てくると思いますけど、やっぱりネバーマインドの成功みたいなところも結構関係はしてるんですよね、きっと。
そうですね。あまりにも成功しすぎちゃったっていう。
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そうですよね。
バンドやってて売れたいっていうのはあるだろうし、カートコバン自身もキャリアの分かれ目分かれ目でやっぱり売れる方を選んでるっていうのは見えるんですけど、それにしてもネバーマインドは売れすぎちゃったっていう。
ここまで行かなくても良かったんだけどなっていうのは感じるよね。
そういうところの苦悩はやっぱり感じますよね。
そうですね。もちろんバンドで作っていきたいぐらいは売れたかっただろうしっていうのはあるんだけど、あまりにも釣り上げられてしまったっていう。その辺の苦悩っていうのはあるんだろうなぁとは思うんですけどね。
そうですね。カートコバン、ニルバーナを語る上ではその辺はもうついてくる話で。
そうですね。
ネバーマインドが出て、その後の話でもインユーティロとかがまさにその辺の反対の部分で生まれているような作品だったりもしますし。
あえて自分たちはこういう曲を本当は作りたかったんだっていう感じで作ったっていう感じじゃないですかね、インユーティロ。
楽曲のその作り自体はネバーマインドそんなに別にあれだと思うんだけど。
そうですね。
そのプロダクションというか音の質感というか。ネバーマインドはちょっとメジャーすぎた。
やっぱり曲のポップさみたいなところはやっぱりネバーマインドの方がポップですよね。
まあまあそうだね。
それはそうですね。
なんかカートコバン的にもネバーマインドはちょっと売れるのを意識はして作ったみたいな感じのあれですよね。
だってね、作ってる頃は何でもない駆け出しのロックバンドだもんね。
だからやっぱりそれは意識して売れるんだっていうので、でもそれが後になって苦悩しちゃうってことですね。
あまりに売れすぎたために、自分たちがもともと所属していたインディーズのそういう人たち、
インディーズ村から売れるために魂売り上がって、セルアウトしやがってみたいなすごい批判を受ける。
それもすごいストレスだったんだろうね。
そうですね。結果そうなっちゃったっていう感じですね。
自分としてはそっちのインディーズ村の、俺はそっちの所属なんだよみたいな気持ちはあるんだろうけど、
なんかそっちからバッシングされてしまう。
僕はそうなんですよね。
なんか共感してほしい人たちからすごいバッシングされて、
別に自分が何とも思ってない人たちからはすごい祭り上げられてみたいな。
だからそれってすごい違和感を本人的には感じますよね。ものすごい。
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なんでだって。
そうそう。そのジレンマはなんかすごいこれが売れたことによって出てきちゃったんだろうなっていう。
その反動が多分言うてるんだろうけど。
カートコバーンなんですけど、ニルバーナを87年、
ワシントン州のアバディーンっていう田舎ですよね。
シアトルとかからちょっと離れたところですけど、
そこで結成してるわけですけど、
87年だから20歳ってことですよね。
そこでベースのクリスと結成してっていうところですけど、
長岡さんその前の20歳までのカートコバーンってどんな少年、青年だったとかってなんかあります?
でも一貫して内向的な青年っていうのはやっぱあるよね。
すごい繊細で内向的っていうのは。
なんか結構音楽一家だったみたいな。
何系の音楽だったんだろうね。クラシックとか。
でもカートもビートルズとかすごい好きなんですよね。ジョン・レノンとか。
その辺は親とかの影響で聴いてロック好き、パンク好きになっていったのかなみたいな。
結構ルーツ的なところは多分ビートルズなんだろうな。
ルーツはそこにあって、
思春期で音楽を好きになって聴いていく上で、
すごいパンクとかノイズな音楽を好きになっていって、
その融合がニルバーナになっていくんだろうなっていう。
メタルとかソッツ系とかを聴いてたんですよ。
パンクにしてはやっぱりメタル寄りの音色をしてる感じじゃないですか、割と。
メタルの素描はどうだった?
でもあれだ、ブラックサーバスとか。
そうですよね。ニー・アヨミとかはかなりヒーローだったみたいな。
そうそう、ブラックサーバスそうだよね。
でもカートが15歳だと82年っていうところなんで、
その10代のいわゆる音楽に目覚めてみたいなところって、
大体その近辺かなと思いますけど、
多分時代的にはかなり商業的なロックなりポップミュージックなりが、
すごい盛んなってた時期だと思うんですよね。
いわゆるMTVとか。
だからそういうのが流行っていつつ、育っていったっていうのが、
10代のカートコバンなのかなっていう。
特にアバディーンっていうかなり田舎にいたんで、
結構得られる情報とか音とかも限られてたのかなと思うんで。
まあ確かにね。
だから結構ルーツが売れてた音楽なんだろうなっていう、
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すごいメジャーの音楽が素養にあるんだろうっていうのは。
僕も雑誌でちょっと読んでたのに、そういう記載はあったんですけど、
やっぱりかなり田舎だったんで、どうしても入ってくるのがそのヒットチューンというか、
そういうのにやっぱり寄っちゃうんで、
ルーツとしてはやっぱりそういうのを聞いたものが反映されてるっていうか、
なので割とニルバーナーの曲ってすごいメロディーがはっきりしてるとか、
サビがキャッチーだったりとかっていうのはあると思うんですけど、
その辺はなんかそういうところから、
カートコバンのルーツが出てるんじゃないかっていうのは書いてあったりしたんですよね。
それはなるほどなーって。
そこに本人の性格みたいなところが落とし込まれてた感じだったね。
ニルバーナーは87人に結成されてるわけですけど、
ニルバーナーっていう意味は、これ仏教用語なんですかね。
ネハン。
ネハン。
なんかどういう意図でこれをつけたとかってご存知だったりします?
どういう意図なんだろうね。
ネハンってどういう意味なんですか、そもそも。
わかりやすく言ったら天国でしょ。
最高の境地とかそういうことですよね。
単純に自面がかっこいいとか。
仏教徒でもないだろうし、逆に仏教徒だったらつけないだろうし。
カートコバンらしいというか、意味ありげで見た感じとか、音がかっこいいとかいう感じはしますけどね。
音はかっこいいですもんね。
あれだよね、日本語のあれで言うとニルバーナーになるけど、
あっちの発音で言うとナバーナーなんですよ。
そうなんですか。
全然イメージ変わります。
ニルバーナーの方がかっこいいですもんね。
ニルバーナーの方がかっこいいですね。
ニルバーナーで言ってほしいですね。
バナーナみたいな感じ。
完全にナじゃないけど、ナバーナじゃないけど、
ナーっていうさ、Rの発音。
ナーバーナーっていう。
でもカタカナに変換されたときに、普通の平坦なナバーナになったら嫌ですね。
それだってCDの帯とかにナバーナって書いてある。
ニルバーナー。
日本で売れてなかったかもしれない。
ニルバーナーって言うとめちゃくちゃかっこいいけどさ、ナーバーナーって。
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急激にカリスマ性がなくなる。
ニルバーナーもやっぱ、ウの点々ですよね。
そうそう。
ニルバーナーみたいなね。
それでカタカナのかっこよさもだいぶ変わりますからね。
そうそう。確かにね。
そこはやっぱ、アーティストっていうか音楽、ロックの中では大事ですよね。
ジズラも含めて。
カートコバーンだってね、カートコベインがあるでしょ?正しい発音って言ったら。
そうですよね。
ナバーナのコベインって。
ナバーナのコベイン。
カートコバーンはかっこいいよね。
かっこいいですね。
その辺もでも定着、それで定着してるのってやっぱ、その辺の業界の人たちが、
いやコベインじゃなくてコバーンだろって言って、そっちへ統一してたんですかね。
かもしれないですね、そっちの方が。
ちょっとでも売れる方がいいかな。
たぶんネイティブの発音でいくとコベインですもんね。
コベインコベイン、完全にそっち。
だから普通にカタカナに起こすとそうなりそうなもんだけど。
確かにね。
なんでコバーンなんだろうな。
コバーンもそのコバーンじゃなくてコブーンなんだよ。
Rの発音でブーンっていう。
どっちとも取れるような感じだから。
カタカナにするのはもう本当そういうのって難しくて、
もうどっちにも取れるっていうところですよね、表記として。
結局だからコベインも、ここがそのカタカナのコベインじゃないんで。
コベイン、コベイン、コベイン。
だからどっちも別にあれなんですけど、
でも日本においてどっちにするってなったときには、
まあそれはコバーンだよなみたいな。
あれだよね、エムバペとムバッペ、どっちなんだろうね。
そうそうそう。
そういうのはね、名前でよくある話なんですよね。
記事によって違ったりする。
結局カタカナに起こすのには限界があるっていう。
そんなナバーナじゃなくてニルバーナが結成されて。
結成のあれは4人だよね、最初。
4人だったんですね。
ブリーチの時、ドラムもデイブ・グロールじゃないですか。
チャド・チャニング。
チャド・チャニング。
ブリーチはインディーズだよね、あれ。
メジャーではない。
サブポップ。
音の録り方とか作り方もインディーズではあるけど、
プレイ自体もまだインディーズだなみたいな。
荒削り感がすごいしね。
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ブリーチはさっき出した通り荒削りでかなりインディー感もあるっていうところですけど、
アバウトアガールとか。
そうそうそう。
曲自体はね、やっぱりポップとかドコバのポップネスがもうすでに出てるというか。
ただ結構全体的にヘビーでダークみたいな感じはあるのかなっていう。
ネガティブ・グリープとかすごいかっこいいですよね。
そうですね。
めっちゃヘビーですよね。
ブリーチが89年と。
そこからメジャーレベルと契約して、アルバムを作ろうみたいな話になっていくわけですよね。
その過程でドラマも変わって、デイブ・グロールが加入すると。
デイブ・グロールのドラムっていうのはめちゃくちゃでかいと思う。
いや、でかいです。
デイブ・グロールめちゃくちゃすごいですね、あの人も。
もう本当に、なんていうか、すごいですね、天才です、あの人は。
ドラムがデイブ・グロールになることによって、すごいメジャー感が出るよ。
出ましたね、メジャー感。
デイブ・グロールのドラムって本当、なんていうんですかね、めちゃくちゃ基礎がしっかりしてる。
めちゃくちゃ激しく叩いて暴れる感じのスピリッツを持ってる人が、めちゃくちゃ基本練習しっかり、基礎が超しっかりしてる上での激しいスピリッツを持ってる人がやってるからこそああいう感じになってんだなっていう。
なんか変なことはしないですね、あんまり気をてらったようなことは全然しないんですけど、シンプルにかっこいいことをちゃんとできてるし、結構個性的な感じのプレイスタイルでもあるっていうか、そこがすごい。
ライブとかでもなんかめちゃくちゃ安定してるんですよ。
そうなんですよ。なんかああいう激しい曲やるドラマーとか激しい叩き方する人とかって、走ったり戻ったりがすごいしがちなイメージではあるんだけど、すごい安定してるんですよね。
ドラマーとしての能力めちゃくちゃ高い。
それでいて叩き方もめちゃくちゃダイナミックでかっこいいっていう。
めちゃくちゃかっこいいね、全力で叩く感じが。あれめちゃくちゃかっこいい、叩き方がかっこいい。
デイブ・グロールも偉大なドラマー500人とか50人とかそういうやつで第4位とかそんな感じです。
ドラム界でもすごいし、その後全然ギター・ボーカルになっちゃって、すごい才能豊かっていうか。
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すごい人だよね、デイブ・グロール。
いやすごいっすね。
リル・バーナーってなるとどうしてもカート・フォーマンが前に出るけど、その後の活躍を見るとデイブ・グロールっていうとんでもない天才が。
とんでもない奴がドラムやってたんですよ。
一ドラマーとして。
一ドラマーとして。
ギター・ボーカルとしてもそうだし、ソングライティングもソロじゃないですか。
シンガーとしても。
シンガーとしても普通に歌うまいし、曲もいい曲作るし。
でもあれですよね、デイブ・グロールもリル・バーナーはカート・フォーマンがいたから自分はドラムなんだって。
カート・フォーマンがやっぱりギター・ボーカルやるべきだっていうか、カートがやってるから自分はドラムで十分だみたいな感じだったらしいんですよね。
それはいい話ですね。
そうそう、カートの才能がすごいっていう。
このバンドはカートだっていう。
カートもやっぱりバンドだなっていう。
その辺も頭の良さを感じるよね。
確かに確かに。
その辺すごいバランス感覚がいいっていうか、自分が弾くこともできるしみたいな。
そうですよね。
あの人は頭いい感じするもんな。
そうなんですよね。
で、すごい奇策なキャラっていうか。
そうですね、それも大きいですね。
こういう関係もめちゃくちゃ広そうですよね。
結構割と最近あれだよね、何だっけ、ミック・ジャガーと。
なんかやってたんですよ。
デイブ・グロール・ウィズ・ミック・ジャガーみたいな。
すごいかっこいいんだよ。
それちょっとチェックしないと。
本当デイブ・グロールはそれこそグラミー賞とかでもめちゃくちゃ受賞してるし。
そういうところでポール・マッカートニーとかリンゴスターとも共演してるし。
もう本当ロックレジェンドになってますよね。
まあまあかっこいいですね。
次回へ続きます。