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2021-06-26 12:42

#06-2 プロデューサーの証言から振り返る『Nevermind』制作エピソード

『ネヴァーマインド』ニルヴァーナ(1991年)の第2回目は、プロデューサーであるブッチ・ヴィグの証言などから分かるこの名盤の制作エピソードや、デイヴ・グロールの貢献などについて話をしています。


『Nevermind』/Nirvana

01.Smells Like Teen Spirit 

02.In Bloom

03.Come As You Are 

04.Breed

05.Lithium

06.Polly

07.Territorial Pissings

08.Drain You

09.Lounge Act

10.Stay Away

11.On A Plain 

12.Something In The Way 


《CD&配信情報》

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■『名盤ラジオ』とは?


3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。

00:02
名盤ラジオ 前回からの続き
前回まで、ニルバーナの結成から、インディーズのファーストアルバムブリーチ、そしてメジャーレベルとの契約、レイヴグロールの加入、そういったところを話してきました。
今回からいよいよ、ネバーマインドの制作について話をしていきます。
アルバム作ろうっていう中で、プロデューサーが迎えられるわけですけど、ブッチ・ビッグ。この人もすごい大きな役割を果たしているのかな、というところだと思いますけど。
売れそうな路線に持っていったのは、その人の影響ってことですか?
結果的にはそうなんだと思うんですけど、ただこの時点でこの人、そんな別に特別な人でもないっていう。
じゃあ、ネバーマインドのヒットとともにこの人も名を挙げてみたいな。
そうですね。ネバーマインドをプロデュースする前に、この人自身の初のメジャープロデュース作品が、スマパンのファーストアルバムのギッシュ。
これがほぼ同時期というか、ちょい前みたいな感じなんですね。
これが発売的には91年の5月28日らしいんですけど、
ネバーマインドが91年の9月24日だから、その4ヶ月前にリリースされているスマパンのファーストアルバムもプロデュースしてると。
それがブッチビッグ的には初のメジャープロデュース作品だったらしいですけどね。
それに続いてネバーマインドをプロデュースしてると。
ネバーマインドのレコーディングは16日しか。
そうなんですね。
レコーディング自体はLAの郊外でやってたみたいですけど、なかなかいろいろ大変なことはいっぱいあったっていうのは、
ブッチビッグのインタビューとか見ると書いてありました。
そこで言ってて面白かったのは、スマパンもプロデュースしてるんで、そことの比較みたいなところは話されてるんですけど、
やっぱりビリー・コーガンは完璧主義で、何回もやり直す。納得いくまでやり直すっていうタイプだけど、
カートはとにかく一回で終わらせたかったっていうのはインタビューとかでも言ってましたね。
それはなんだろうね。その瞬間を切り取るのが一番だっていう考え方なのか、単に早く家に帰りたかったのか。
どっちもじゃない?
なんかわかる気はするけどね。
まあ確かに結果一番最初にやったのが一番いいってよくありがちではある。
03:06
何個か取るんだけど、聞き直すと一番最初のが何回一番いいんだよなっていう。
カートは多分精神的にはパンク、自分はパンクをやってるんだみたいなところは多分少なからずあったと思うんで、
そういった中では何回も取り直してっていうのは違ったんじゃないかなって思うんですよね。そんなカッコ悪いみたいな。
パンクじゃない、確かに。
そんな作り込んだのがロックじゃねえだろうみたいな。
そういう感じですよね。
バーンとやってバーンと出たのがロックじゃねえだろうみたいな。カートコマーはそうだね。
その辺はプロデューサーがうまく作品に仕上げてっていう感じで結構いろんなやり取りはあったみたいですけど。
まさにエーバーマインドっていうんだね。
そうだね。
あと言ってたのは結構レコーディング中に何度かギターを叩き壊すことがあったみたいで。
レコーディングなのに。
その度にそのレコーディングを終わらせてギターをLAまで買いに行ったと。
結構やっぱり左利き用のギターだからあんま売ってなくてなかなかそれも苦労したみたいな。
なんかカートは別に左利きじゃない説あるらしいですよね。
そうなんだ。
左利きじゃないんだけど左利きギターで弾く。
ギターだけは左みたいな。
ギター以外は右だったんじゃなかったっけ。
そうなんだ。
そんなのは確かに見た気がする。
たまたま左で弾く癖がついちゃっただけなのか。
あとは結構ネバーマインドってカートのボーカルの部分がダブルトラックになってたりとかっていうのは特徴かなと思うんですけど。
その辺を取り入れたのもやっぱりこのプロデューサーのブッチらしいですね。
それ自体は結構カートは嫌がったらしいんですけど。
そんな感じするよね。
パンクの精神からすると。
そうですね。
その辺をジョン・レノンを例にして説得したみたいならしいです。
確かにジョン・レノンもそういうのは結構あるんで。
なんかデイブ・グロールはコーラスをわりとやってるらしい。
ライブで。
音源だとどこでやってるのかよくわかんないというか。
CDとか音源だとあれなんですかね。
基本はもうカートの声を重ねて作ってる感じなのか。
06:02
それについてはね、ネバーマインのドキュメンタリーみたいなやつを昔録画してたやつを見返して、
それでブッチビッグがスタジオで説明してるやつがあったんだけど、
デイブ・グロールは結構コーラスも音源でもやってるね。
歌ってんの?
声質もすごい似てて、カートに。
結構似てるっちゃ似てるよね。
フーファイターズの最初のほうのやつ聞くとちょっと似てるなって感じるところもあるというか。
多分デイブの本当の声質もそうなんだとは思うんだけど、すごい器用なんだよね、きっと。
コーラスもすごい似てる。
相当寄せたコーラスができたっていう。
なので、そのドキュメンタリーとかだとスタジオでその音源をボーカルとコーラスだけにしてミキサーでやってたりもしてたんだけど、
これがカートのボーカル、これがデイブのコーラスみたいな感じで。
もうその声だけにして音とかも流していたんだけど、めちゃくちゃ声も似てるし、
良いハーモニクスしてる。
てたりもしてたんだけど本当にすごい あのこれがカータのボーカルこれがデイブの
コーラスみたいな感じで あのもうその声だけにして音とかも流してたんだけど
めちゃくちゃ声も似てるしいいハーモニー 改めてそのデイブグロールっていうのが
ドラムだけじゃなくてそういうところにも めちゃくちゃいい影響を果たしている
役割大きいんだなぁっていうのはなんかそれ見て思いましたね
なんかすごい売れるバンド売れたバンドとか売れるバンドっていわゆるなんか天才みたいな人が
なんか複数にだいたい入ってるイメージっていうか Xとかだってこう
まよしきみたいな天才とhideとかやっぱ複数にそういう人が集まると売れるんだなっていうのが
やっぱカードコマンだけだとあまりにも情緒不安定というか
不安定すぎですね そこでデイブグロールってすごいなんかプロフェッショナルっていうかね
安定感があって スキルのある人が入ることですごいバランスが取れるっていう
Xもそうだけどよしきだけだと多分崩壊しちゃうだろうなっていうところで
hideがすごいバランスをとって そうですよね
まさにそうですね そうなることでなんかねすごいお互いが生かされてみたいな
天才とそれを支えるもう一人の天才みたいな ビートルズとかもそうじゃん
ジョン・レノンだけだとなんか不安定すぎるみたいな 確かに確かに
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まあでも本当にイルバーナーの場合もさっきhide君が言ってた通り
デイブグロールはその中でもあくまでもカードコバーンが主役で自分は1ドラマに徹してっていう
そこの部分はでもやっぱXのhideのやつにかなり近いですよね
確かに確かに よしきだって言って自分は1ギタリストでいることが
そういうところにも通じる話かな 通じるね似てる似てる
そこにいる人がすごい才能がありながらそういうふうにバランスをとるっていう
頭の良さがある 確かに確かに
そんな色々レコーディングがあったネバーマインドですけど
91年9月24日にリリースされているというところですけど
まあこれはやっぱりブリーチに比べるとかなりスタンダードっていうか
わかりやすくなっているメジャーな感じにやっぱなってるなっていうのはまあありますよね
90%はデイブグロールの力だっていう
ブチリグが言ってるっていう
そうなんですね 90%
結構河田コバーン自身もこのアルバムを作ってる時点では結構キャッチーな路線を目指してたっていう話もありますよね
やっぱり売れることは意識はやっぱその時はしてた
だと思うけどね
そうですね 売れるっていう結果を目指してたっていうのがどうかはわからないけど
表現としてあんまりこうアンダーグラウンドになりすぎないみたいなところとかはまああったんだろうなっていう感じなんですかね
それはでもねそれ出す前は別に名前が売れてないわけだし
ビッグになりたいっていうのもあるだろうし
それで食っていくっていうためにはある程度売れるっていうことも必要だよね
まあそれまでの流れでグランジっていうのがまあこの時点でどこまでなんか表面的な言葉として出てたのかわかんないですけど
80年代のいわゆる商業ロックみたいなものへのアンチテーゼみたいなところで
カート自身もいわゆるなんかそこに対して自分もやってやるっていうか自分の存在を見せてやるみたいなのはこのメジャーになってっていうところでの第一弾っていうのもそうだし
結構やっぱ思ってたんだろうなっていうのは感じますよね
なのでまあカート自身もネバーマインドが出来上がった時はすごいなんか出来上がりに満足してたっていうか
12:04
喜んでたらしいですけどまあそれがねさっきあった通り思った以上に売れてしまったというかっていうところがまあまたカートを悩ませていくというのが難しいところですね
難しいところですよね
というネバーマインドですけど次回からはそんなネバーマインド1曲ずつ話していきたいと思います
次回へ続きます
12:42

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