1. 名盤ラジオ
  2. #12-1 ハマると恐ろしいバンド..
2021-10-30 42:54

#12-1 ハマると恐ろしいバンド「TOOL」を語る!各メンバーの凄さと『ÆNIMA』について

今回から『ANIMA』TOOL(1996年)を取り上げていきます。


第1回目は、TOOLの結成から各メンバーの魅力、アルバム『ANIMA』全体についてを語っています。

(※1.5倍速再生推奨)


『ANIMA』TOOL

01. Stinkfist

02. Eulogy

03. H

04. Useful Idiot

05. Forty Six & 2

06. Message To Harry Manback

07. Hooker With A Penis

08. Intermission

09. Jimmy

10. Die Eier Von Satan

11. Pushit

12. Cesaro Summability

13. Anema

14. Ions

15. Third Eye


#TOOL #ANIMA #トゥール


《CD&配信情報》

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■『名盤ラジオ』とは?


3人の音楽好きが古今東西あらゆる名盤から1枚をピックアップし、お酒を飲みながらダラダラと語っていく番組です。

※自由気ままなトークです。内容に一部誤りがある可能性がございますので予めご了承ください。


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00:01
名盤ラジオ。
こんばんは、名盤ラジオです。この番組は、僕ら音楽好き3人が好きなアルバムについて、お酒を飲みながらダラダラと語っていきます。
名盤ラジオ、今回もよろしくお願いします。たくやです。
こんばんは、えぬぞうです。
こんばんは、ひできです。
名盤ラジオ、今回が12枚目のアルバムになりますけど、えぬぞうさん、今回の名盤は何でしょうか?
TOOLのアニマです。
TOOLですね。
見ましたね、これ。
TOOLを語る日が来るとは、みたいな。
本当に、いや、語りたかったっすね、これは。
このバンドをそんな深く心待ちにしていた人間ってなかなか、
そうっすね。
いやー、これ語りたかったよ。
そうっすね。
なんか、その3人が集まってる。
3人が集まってっていう。
結構すごいなと思うんですけどね。
TOOLはアメリカのバンドですけど、アメリカだとね、セールス的にはかなり言ってたりしますけど、
日本だと、そこまでではないのかなっていうか、やっぱりコアな人は当然知ってるけど、
そうですね。
一般的っていうにはちょっと程遠いなっていう。
その洋楽の中でも。
っていうところだと思うんで。
まあ、そんなTOOLですけど。
ちなみにTOOLとの出会いみたいなところは、たぶんえむぞうさんが一番早いと思うんですけど。
あれですね、ロッキー音で。
見た。
最初見たんだよね。
そんな、ナイジネイルズとかと関連付けられて、紹介されてて、見たんですけど、写真を。
ね、イカれた写真を。
はい。
その時はどんな姿というか。
ボーカルの、あのね、マリリン・モンローみたいな。
あれかー。
白塗りで。
ブラジャーつけてみたいな。
そうそうそうそう。その辺の。
それを見て。
イカれてます。
こいつは何だっていうのか。
この格好でどういう音楽をやるんだっていうので。
いや、おかしいわ、頭おかしいわってなって。
それでちょっと興味を持ったところが最初ですね。
それ年で言うとどれくらいなんですか?
ラタララスちょうど出る直前か、その辺だと思うな。
じゃあ2001年ぐらいですかね、ラタララスが出てるのが2001年後。
フジロックとかに来る前ぐらい。
前前前。
03:00
そうですね、フジロック、2001年のフジロックに来てる感じですもんね。
フジロックに来るぐらいにはもう完全にファンだったからな。
知ってるよりもちょっと前ですね。
じゃあラタララス発売前みたいな感じですかね。
なるほど。
ちょうどラタララスが出るからそれで聞いてみようかなっていうのが。
なるほど。
この格好でこの音をやるんだみたいな。
よくわかんない奴らだなっていうのが。
なるほど。聞いてみたら衝撃だったみたいな。
いやなんかよくわかんなかったですね最初。
最初は。
聞いていくうちになんかすごいかっこいいことやってないってだんだん気づいていくっていう構え方でした。
最初聞いたアルバムってラタララス?
最初ラタララス。
最初ザ・グラッジはかっこいいなみたいなのはあったけどそこまでピンとこなかったですね最初はね。
最初からピンときたら相当なかった。
僕はもうわかりやすくN像さんに教えてもらったというか。
ですよね。
感じでしたね。大学2年ぐらいだったかな。
で多分アニマーとかを借りてこれ聞いてみみたいな。
借りたような記憶があります。
ピデックもその流れ。
完全に自分もだからN像さんとタクにやべーこれやべーよっていう感じで。
それで教えてもらって最初ラタララスを確か借りたんだと思うんですよね。
最初は確かになんじゃこりゃと思いましたよね。
なにこのリズムみたいな。
意味がわからないみたいな感じだったのがいつの間にか聞けば聞くほどのめり込んでるというか。
そうですよね。
ハマってったっていう感じですね。
自分は2人がもう結構すげーっていう。
2人からも話は聞いてたから聞きどころというかその辺もなんとなく教えてもらった上で聞いてたから。
割とそういう意味ではすんなりいけたかなって感じですね。
なるほど。
だから2002年とかもっと後か。
多分なんか10,000 Daysが出るより前だったかな。
いや全然前でしょ。
全然前ですよね。
で、10,000 Daysがついに出たみたいな感じになった。
2002年、3年ぐらいがまさに我々がやってたバンド。
かなり活動的にスタジオとか入ってた頃なんで。
そこら辺でいろんな話はしてたはずですね。
06:03
その後また1回バンド活動を停止してまたちょっとやり始めたのが2006年とかだった気がするので。
なのでその辺はなんかそういう話またしてたんじゃないかなちょうど。
周辺が騒がしくなってきた頃とか。
そろそろ出るぞみたいな。
そうですね。
10,000 Daysがなんかその辺。
2006年。
2006年ですね。
だからちょうどその頃もバンド活動をやってたはずですね、我々。
その頃はなんか出るぜみたいな。
もうどっぷり使ってた。
そこはもうすごい心待ちにしてた記憶がありますね。
いよいよジェルソンみたいな。
いよいよ5年ぶりみたいな。
最初なんかバイケリアスのイントロとかだけちょっと好評されて、
お、これまさにトゥールシャーって感じになった記憶がありますね。
トゥールっぽいって思った記憶ありますかね。
いやーあれはもう結構ドストレートに来たなっていう。
ドストレートに来たなって感じだね。
割と今思えば。
そうですね。
2007年のサマソニーとかで来てますもんね。
それは見に行ってるもんね。
行ってますね。
あれサマソニー、自分行ったのサマソニーだっけ、サマソニーか。
単独で来たのってあれですよね、2002年。
アタララスツアーのやつでしょ。
それってぬぞうさん行ってますよね、確か赤坂ブリッツ。
一人で行ったんですよ。
なんかその行ったって話は聞いたんですよね。
それ以降は単独来てないんだっけ。
来日で行くとフジロック、最初はフジロックで2001年来て、
2002年赤坂ブリッツ、あと大阪名古屋。
2006年サマソニー。
2007年に単独で来てました。
それどこでやったんだっけ。
これね、東京はZEPP東京。
ZEPP東京。
ZEPPか。
それも多分行ってるはずだな。
それは行ってるよね、絶対行ってるよね。
絶対行ってますよね。
何を置いても行ってる。
これでも2daysやってるっぽいんですけど、どっちかかな。
メイナードも帰還になってた記憶があんだよな。
この頃パーフェクトサークルでも来日してるから、
ちょっといろいろごっちゃになってる感じはありますね。
いやー、そんな我々もTOOLにすごいぞっこんな。
ぞっこんですよね。
感じですけど。
どうかと思いまーす。
09:01
TOOLの全体的な話をすると、
メンバーがボーカルメイナード・ジェームス・キーナン、ギター・アダム・ジョーンズ、
ベースがジャスティン・チャンセラ、ドラムがダニー・ケアリーという4人ですね。
1990年に結成ということになってます。
なるほど。
結成のきっかけ知ってる?
メイナードがライブハウスにバンド演奏見てて、
クソみたいなバンドだなと思って、
やじったらしいんですよ。
クソみたいな音楽やりやがってみたいな。
他の客に、じゃあお前がやってみるみたいになって、
じゃあやってやろうじゃねえかっつって、
やってみたらすごくいいのができたみたいな。
その場で即興でやったみたいな感じですか?
違うと思うけど、それで音楽をちょっとバンドやろうって。
やってやるよみたいな。
それでアダムと知り合いだったのかな。
そこもすごいですよね。
最初の結成メンバーってメイナードとアダムとダニーと、
ポールでしたよね。
そうですね。
いきなりすごいメンバーが揃ってるじゃないですか。
それがすごいですよね。
けっこうキーマンはアダムかなって思ってて、
アダムがイリノイ州リバティビルっていうシカゴの北の方だったと思いますけど、
その辺出身で、トム・モレルも一緒なんですよね。
それがすごいよね。
同級生。
そのあたりの界隈はどうなっちゃってるんですかね。
本当だよね。
広いアメリカでよく同級生って、ハイスクールだと。
高校の同級生でね。
トム・モレルとアダム・ジョーンズってロックの歴史の中で一番変態的なところにいるギタリスト2人じゃん。
しかも全然方向性が違う。
全然また違う。
どうなってんだって感じだよね。
あとこれも調べてる中であれだったんですけど、
グリーン・ジェリーっていうバンドのメンバーも同じハイスクールで、
そのグリーン・ジェリーに一時期メイナードとダニーがメンバーだったらしいんですよね。
アダムは、そのグリーン・ジェリーってバンドは仮面かぶったりとか、
そういうコスチューム系のバンドだったんですけど、
アダムはそこのコスチューム作ったりしてて、
12:03
そこでダニーと知り合ったとか。
そういう繋がりなんだね。
っていうのもありましたね。
あとはメイナード自身もデビュー前からトム・モレルと友達だったりとか。
デビューしてるもんね、トゥールの前に。
そうなんですね。
すっごいダサいバンドなんだけど。
なので結構いろいろそれぞれあって、くっついてみたいな感じなんですかね。
トゥールのトータルカラーっていうか、あれはアダム・ジョーンズのビジョンだなって。
そうですね。
アダム自身は音楽以外で映画の特殊メイクとか特殊エフェクト、
そういったところの仕事をしてたっていう。
ハリウッドの人だもんね。
そうですね。
すごい人ですね。
結構作品名見るとすごいですよね。ジュラシック・パークとかターミネーターとか。
普通にやる。
すごいですよね。
大作に関わっちゃって。
だから実際プロモーションビデオだったりとか、ライブで使う映像とか、
あとアルバムのジャケットとか、基本的にアダムが手掛けてるっていうところですもんね。
アダムは子供の頃からアニメとかそういうのを見て感じたことを彫刻で表現してたみたいな。
彫刻って何ですか?
彫刻。
絵じゃなくて立体?
絵じゃなくて立体で。
だからプロモーションビデオに人形みたいなのがいっぱい出てくる。
基本毎回いるもんね。
でもトゥールは世界観が本当にすごくて、それを手掛けてるのがメンバーっていうのが、それはもう本当すごいなって。
確かにね。
まためちゃくちゃかっこいいですからね、アダム。
そのギタリストとしての引きざまも。
引きざまかっこいいね。
すごい特殊だよね。
ビートボーダーにしない。
そうですね。
ノリもしないっていう。
昔はそうでもないんだけどな。
すごい昔の見ると。
動いてるでしょ結構。
意外と多少は。
ジャスティンの方がもうちょっとやっぱこうアクションありますよね。
ジャスティンはすごいかっこいいじゃん、ロック的な。
ジャスティンがやっぱベースすごいですよね、なんていうか。
そうですね。
なんかもうベースじゃないみたいな引きか、なんていうか音出してますよね。
あの人が入ったことで、あのスタイルができるようになったっていう感じが。
そうですよね。
そうですね。
だから時系列というか、結成がさっき言った通り1990年。
15:02
当時はベーシストポール。
で、2年後、92年、ファーストEP。
これはフルアルバムではないっていう位置づけだと思いますけど、
オーピエット。
これでデビュー。
で翌年93年、Undertow。
これが一応ファーストフルアルバムみたいな。
でその3年後にアニマなので、
でこの間にベーシストがポールからジャスティンに変わってるというところなんで、
フルメンバーっていうのか、
ジャスティンが入った4人での最初のアルバムがアニマになるというところなんで、
ここから本領発揮だなっていう感じですよね。
前のベースはもっと単純なロックっていうか、
そういう傾向だもんね。
そうですね。
ていうかもうジャスティンが変態すぎるっていうか。
そうだね。
変態ですよね、もう本当に。
ベースかどうか最初わからなかったりしますからね。
わからないよね、聴いて。
ギターみたいな音出すよね。
出す出す出す。
多分割とみんなそうだと思うんですけど、
ライブとかで見て初めて、
え、この奴これってベースだったの?みたいな。
なるなるなる。
ありますよね。
バリバリエフェクトもかけるし、
あそこまで偏見自在にベースを弾くベーシストって、
まあいないよね。
いないっすね。
そうですね。
あそこまではいないですよ、ずっと。
すごい縦横無尽にベースを弾くっていうのは、
れちりのフリーとかあるけど、
あれもなんかベースの範疇で、
そうですね。
バリバリ暴れるって感じだけど、
ジャスティンはもうその発想がないって感じがする。
そうですね。飛び越えてますよね。
飛び越えちゃって。
なんかもうなんだろうな、
ベースという道具を使って本当にまさにこう、
やりたいことやってるっていうか、
そうですね。
やりたい音を出すための道具って感じですよね。
それがまたアダムと相性がめちゃくちゃ合ってると思う。
そうですね。
この辺がバンドの妙というか。
妙ですね、これは。
アダムは割と淡々とこうなんていうか、
淡々と弾くことも多いですよね。
そうですね、まさに。
ギターの方がベースみたいな。
本当そうなんですよね。
そう、本当そういう。
淡々とリズム的なフレーズを繰り返したりとか。
そのパターン多いですよね。
多いですよね。
でもそこにダニーのドラムですよ。
ダニーがもう本当。
ダニーキャリーで一回終わるんじゃないかなぐらい。
18:01
終わるんじゃないか。本当そうですね。
ダニーは本当にすごいですね。
ツールをツールたらしめてる。
たらしめてる。
他のバンドと決定的な違いを生み出してるのはダニーキャリーかなっていうのは。
欠かせないですね。絶対欠かせないですね。
あんだけ激しさもあるし、繊細さもあるし、
あんだけ複雑なリズムをですね。
ライブでもさらっとやっちゃうというか。
ダニーまたでかいですもんね、体が。
ダニーも。
2メーターだっけ。
なんかちょっとドラムセットがおもちゃみたいにちっちゃく見える。
バスケットボールマンみたいな。
そうそうバスケのユニフォーム着てる。
ユニフォーム着てる。
すごいにこやかだしね。
いつもにこにこしてる。
あの複雑なリズムをね。
いやもう本当にすごいですね。これはもう驚異的なテクニックですよね。
ダニーもともとすごいジャズをやってたらしいんですよね。
だからなんかこういろんな表現も激しさ一辺倒じゃ全然ないし。
あれはもうロックの人じゃ出てこないよね。
そうですね、ロックの人、ロック畑でずっとやってた人ができるドラムではないですね。
発想が違うよね、全然。
全然違いますね。
あとやっぱ民族音楽的な趣味もマクトゥールの音楽性にすぐ合ってるというか。
いつだったかのインタビューでメンバー個人個人にどういう音楽を最近聴いてますかみたいなのがあって。
やっぱダニーは民族音楽って言ってた。
メイナードがグレゴリオ生活って言ってて。
誰もロックを聴いてないっていう。
割とアダムがちょっとロックっぽいのを聴いてたかなって。
それ以外はもう全然違う。
確かインタビューでジャスティンが言ってたんですけど、
バンド内ではダニーが一番音楽理論については詳しいって。
そうなんですね。
そうでしょうね。
理論を知ってなきゃできないだろうし。
そうですね。
結構ダニー、いろいろプログラミング的なこととかやってそうですよね。
いろんな打ち込みの音とか。
ドラムシステムに。
いっぱい音鳴らしてますよね。
21:00
アダムも子供の頃からバイオリンとかコントラバスとかもやってたから、
楽譜とかは全然読めるんだけど、
あんまりそれをバンド内で使ってやったりとかはしてないっていう風には言ってましたね。
それよりは直感でっていう感じなんですね。
そうですね。
あとはクリックは一切使ってないって。
ライブで?
ライブでも。スタジオでもほとんど使ってないって。
逆に使えないっていうか。
確かにクリックもえまぐるしく拍が変わるから、
その設定だけで使えないよね。
使えないですね、確かに。
言ってましたね。
俺たちの曲、途中でテンポが変わるから、それに合わせてわざわざクリックプログラムするなんてめんどくさいだろうって。
それは確かにそう思う。
いやーすごいなー。
8小節ごとに変拍子と変拍子が入れ替わって出てくるとかそういうのあるからね。
ありますよね。
確かにクリック無理ですよね、基本。
聞いてても分かんないと思う。
聞いてても結局分かんない。
でもほんとなんかもう8分とかでずっとただ単純にタタタタタタタタとか、
そういう音を鳴らしとくぐらいできた気がする。
あんまり意味をなさなそう。
意味ない。
あとは同じインタビューで、複雑な曲を覚えるのに譜面を使ってるかっていう質問に対しては使ってないと。
やってるうちに覚えるって言ってたよね。
そうそう。毎日顔を付け合わせて何度も何度もその曲やるから覚えるって。
まあ譜面追いながらの方がもうやってらんないって感じになりそうやけど。
まあそれよりはもうやりながら覚えたほうが早いんでしょうね、結局。
譜面でやってたらやってらんないんだろうな。
そうっすね。
譜面が、譜面が、なんだこれ!ってなるじゃん。
譜面がぐちゃぐちゃすぎて。
譜面がぐちゃぐちゃすぎて。
譜面に起こすのがすっごい大変ですよね。
うん、確かに。
それこそね、その後途中で変わったりとかしたら、逆に譜面を直すのが面倒で嫌になりそうですよね。
そう、考えると本当、あんだけ複雑な曲作るって驚異的だなって感じですね。
複雑は複雑なんだけど、結構感覚的にやってるからなんか、すんなり入ってしまうって言えばいいですね。
そうですね、で、乗れるんですよね結構。
そこがすごいですよね。
グランジとかも普通に気持ちよく乗れますもんね、なんかもう理解できると。
一発目聞いたとき、これ何拍子なんだろうっていうのがまず最初よくわかんなくて、混乱しますけど。
24:00
そうですね。
なんか何度も聞いてて、わかってくるとすっごい気持ちよく乗れるっていう。
結構なんか極端な話言うと、その拍子がわかってなくても結構気持ちよかったりするじゃないですか。
で、でも聞き込んで、あ、これここの部分5拍子だなって思って、そのつもりで聞くとさらに気持ちいいみたいな。
そうですね。
そういうのはあるかなって思いますね。
もうあの曲の長さと複雑さと、あれはもう本当にすごいですよね。
今、その楽器隊3人の話を結構してきましたけど、プラスでメイナードがいるというバンドなんで。
メイナードの歌唱力、たるや。
存在感と。
存在感、そこももう。
もう何と言ったらいいのか。異様な。
カリスマ性というか。
異様ですよね。
異様ですね、確かに。
だって、もうなんか一般的なボーカリストの概念をだいぶ変えちゃってますよね。
あんまり比較対象はいないですよね。
そもそもセンターにいないっていう。
その楽器の一部だっていう感じの後ろですもんね、ドラムの横あたりに。
ねえ、スポットライトも当たらないから、一番なんか暗いところを撮るっていう。
なんかちょっと暗いところでなんか人が動いてるなみたいな。
そうですね。
ゆさゆさ。
ゆさゆさなんか人の影が動いてる。
それであのイカれた格好でしょ?
なんか自己顕示欲があるんだかないんだかよく分かんない。
あるんだかないんだか分かんない。
目指したいのか目指したいのか分かんないですけど。
で、なんかあれですよね、ヒクソン・グレイシーにブラジリアンジュースを教えてもらった。
グレイシージュース。
グレイシージュース。
乱入してきた客を背負い投げして。
背負い投げして締め落としながら歌うっていう。
締め落としながら。
こんなの見たことないですよね。
いやー、締め落としながら完璧にシャウトを決めるっていう。
で、やっぱ声質もめちゃくちゃなんていうか、
綺麗な声じゃないですか、綺麗なっていうかなんていうんですかね。
それは、ほんと不思議な声だよね。
不思議ですね。
不思議な声。
割とだから中性的というか、
男なのか女なのか若いのか年取ってるのかわからないみたいな、こういう感じがして。
27:06
結構いろんな声出せますよね。
めっちゃいい声ですよね。
なんであんな歌のスキルが高いんだかよく分からない。
触れ幅がほんとすごいなって。
すごい綺麗な感じの声も出せる一方で、シャウトも最高級に。
人間のものじゃないでしょ。
じゃないですよね、もう。
化け物みたいな声ですからね。
それを30秒続ける。
そうそう、やるし。
グラッチのほんと、あのシャウトはもうほんとに鳥肌ものっていう感じですね。
あれはもう人間の声っていうものの限界に挑戦してるというか、
もうそれの一つの最高峰に到達したなっていう。
ほんとにロックの歴史以上最高のボーカリストだよね。
ほんとに最高ですね。
愛してやまないって感じですね、もう。
いや、愛しちゃダメなんだよ。
遠目でちょっとこう、やってんなって見るのがいいぐらい。
あれを愛するなどうかと思うよ。
おーすげーすげーって。
いやーもう大好きですね、もう感動。
ミナード・オフカボルトほんといろんな話ありますよね。
元軍人でしょ、そもそも。
そういうのとか、ワインの話とか。
もともとなんかアートスクールじゃないですか、あの人が。
そこの同級生に割と有名な俳優さんがいるんだよね。
あ、そうなんですね。
女優さんだったかな。
あんま日本ではそんな知られてないけど、
あっちの人が言ったらわかるような女優さんが同級生なんですけど、
その人が言うには、あの学校で一番頭がおかしかったっていう。
で、なんかその学校の一番アーティスティックな生徒っていう、
投票で1位取ったっていう。
なるほど、なんか。
そう、そんなアーティスティックな生徒だったのがいきなりなんか、
よし軍隊入ろうって言って。
どうしたんだろうって。
昨日バスに乗った時に後悔したって言ったよね。
俺は頭がイカれていたって言って。
で、軍人になって。
そっか、ペットショップで働いて。
30:01
コメディアンになって。
わけわかんないですね。
すごいですね。
トゥールがちゃんとなんかセールスを上げられてるのはやっぱメイナードの歌が、
やっぱりしてるというか。
確かに確かに。それはありますね。
ちゃんとメジャーにおいても商品として成立し得る歌のクオリティだから成り立ってるんだろうなっていうのはありますね。
それは確かに。
曲、いわゆるシングルカットされるような曲とかってすごい長いですけど、
本当に数十秒とか切り取ると結構聞きやすい部分があったりとかしますからね。
歌が立ってて。
ただマニアックなことをやってるだけではないっていうか。
そうですね。
確かに確かに。
すっごいキャッチーな部分とかありますからね。
切り取ると本当に。
そうですね。
なんかこういろいろこう、いろいろこう貯めて貯めて貯めてこのキャッチーなところを一瞬出してくるみたいな。
あーそうそう。
その感じなんですよね。
そこがたまらないっていう。
マゾだよね。
マゾです。
マゾいなーって思う。
一瞬だけキャッチーなところ出してくるんですよね。
確かに。
そこが超たまらないっていう。
そこがもうね、天国に行っちゃうみたいな。
グワーってきますよね。
そうなんですよ。
曲の長さもその長さがないとそこに到達しないっていう。
そうなんですよね。
そこだけ早送りしてそこに行って聞いてもダメなんですよ。
ダメなんですよね。
ちゃんと準備が必要なんですよ。
そこに行くまで。
まあそういうのが完成されたのがアニマだと思いますけど。
そうですね。
アニマ自体が1996年10月リリースですね。
これが全米初登場2位と。
すごいよね。
初登場になるってすごくないですか。
あれを初登場2位に押し上げる土壌があるっていうのがアメリカの音楽っていうか。
懐の深さというか。
聴く方も耳が越えてるっていうかさ。
じわじわランクが上がってくるとかならまだしも、
初登場で2位っていきなりスタートダッシュ決めてるような感じってすごいですよ。
トゥールって最初からそうじゃん。
バンド組んでライブハウスで7回ライブやったとこでメジャーから声かかったっていう伝説があるバンドだけど。
33:04
これがすごいよね。
日本だとありえないですよね。
多分めちゃくちゃ時間かかると思うんだ。日本でやると。
めちゃくちゃかかりますよね。
じわじわ10年とかかけて広がっていってみたいな売れ方すると思うんですけど。
ああいう音楽って。
アメリカはそれがドーンといっちゃうから。
そうですね。
それがすごいですね。
一番最新作のフィアイニョキラムもあれでしたっけ。
今もうめっちゃ名前で忘れてますけど。
女性ボーカリストの。
なんだっけ。テイラースウィフト?
テイラースウィフトのファンが。
テイラースウィフトが1位を落としたんだっけ。
その翌週か何かにトゥールが出て。
トゥールに1位取られて。
そのテイラースウィフトファンの若い女の子たちが
トゥールとかいう新人バンドに1位取られて。
あいつら何なんだ。
っていう話ありました。
それすごいですよね。
テイラースウィフトより売れちゃうんですよね。
あれも15年ぶりのアルバムとかでしょ。
そうですね。
10年だっけ。
13年。
そりゃティーネイジャーからしたらもう新人が出てきたっていう。
10何年出してなかったバンドが
ポンって出してテイラースウィフト超えるっていうのが。
確かに。
どんだけ強固なファンフェイスがあったんだね。
そうですね。
みんなこんな僕らみたいに嬉しそうにトゥールを語るんですかね。
アメリカという国は。
そういうのが結構何百万人というような。
すごいな。
で、まあそんなアニマですけど
タイトルこのアニマの最初のこの
なんていうんですかね、AとEがくっついたやつ。
これはなんかラテン文字なのか。
もう変換できないよね、これ。
どうやって出したらいいのかわかんない。
ちなみにこれiPhoneだとAを長押しすると出てきます。
出るんか。
出ますよ。
出るのこれ。
しかもA。
A字のキーボードにしてAを長押しすると出てきます。
なんで知ってんのそんなこと。
さっき調べた。
それはでもいいこと知った。
入れるシーンないけど使うとこがない。
使うシーンは本当に限られてますから。
36:01
アニマの話するときしかないから。
これはどういう意味なんですかね。
アニマって何なんだろう。
このAとEをくっつけてるやつがあるんで
まあそれを分解というかあれすると
アニマプラスエネマみたいな感じっていうのが
なんかよく言われてるっぽいですけど。
曲の方のあれは完全にそうだよね。
そうですね。
アネマ。
あんまり言いながら悪いんだから。
そうですね。
単語としての最初のアルファベットがEのエネマ
これが肝腸ですね。
そうですね。
多分これが関係してるんだと思います。
で、Aだけのアニマは
これもいろんな意味があると思うんですけど
多分男性の中に無意識に潜む女性みたいな
そういう系のわりと心理学的な意味が
わりと言われてる感じなんですかね。
ラテン語だと生命とか魂とか
そういう意味。
その辺のなんかダブルミーニング
トリプルミーニングでつけてるんでしょうけど。
そうですね。
それをAとEのあの文字を使ってやってると。
言葉的な。
深いっすね。いろいろ深いっすね。
深いんだか深くないんだかわからないんだよ。
そうですね。確かに。
深いんだけど肝腸ってなんだよ
肝腸と合わせたことで何に深みが出るのやら
出てる気もするしみたいな。
出てる気もするしって思うんですよ。
その辺が魅力です。
トゥールって名前自体もあれですよね。
向こうで行くとイチモツ的な感じの。
そうなんだ。
そうらしいですよ。
トゥールって向こうのなんていうかスラング
スラングなのかわかんないですけど
日本で言うならもうホントイチモツみたいな。
いちもつ。
いちもつ。
でっかいイチモツをくださいっていうこと。
それですよ。
なるほど。
完全にかけてるな。それ間違いないわ。
かけてますよね多分。
でなんか
なんていうか
トゥールのそのロゴマークかなんかで
あの
なんていうんですか
ロゴマークであのレンチみたいな
六角レンチみたいなやつが
イチモツの形したレンチの
トゥールってなってる。
でも完全にかけてんだな。
そういうシンメタね。
シンメタはメイナードさんが大好きだからね。
なんでしょうね多分。
39:01
そうですね。
まあその辺も
アニマってタイトルが
あとはジャケットですよね。
これもなかなかすごいジャケットだなって思いますけど。
あれも
なんかこう3Dっていうか
なんていうのかあの
これ
すごいのがケースがそうなってるんですよね。
ねえそうなんですね。
あのなんていうかギザギザな感じで。
はいはいはい。
それがこのエフェクトを生んでるっていう。
だから特殊ケースだから
他のケース使えないんですよね。
これやっぱり。
割れたら終わり。
グニャグニャグニャグニャってなる感じ。
そうそうそう。
普通の表のあれやると目がグニャグニャグニャって感じ。
あれひっくり返すと
また違うの知ってる?
あそうなんすかって言って。
えその
カスタマイズみたいなやつ。
ブックレットの。
あれ裏側ってさメンバー4人座ってんじゃん。
はいはいはい。
あれにして入れて動かすと
それも動くんですか?
動く。
そうなんですか。
人が近づいてくるみたいな。
ちょっと今やってみます。
ほんとだ。
すごいっしょ。
すごいっすね。
一番右の人がやばいっすね。
そうそう。
おーなるほど。
いやーこれはすごいっすね。
この世界観がやっぱすごいっすよね。
なんかトータルで
アートというか
音楽だけではないっていうか
使えるものを全部使って
なんかアートをやってるっていう感じが。
そうですね。
ジャケットこだわりますね。
トゥールのほんとに。
ジャケットはいいよね。
トゥールのジャケットはほんとに全部。
ラタララスも
めくるごとに
内臓がどんどんめくれていくっていうか。
サウス&デイズはメガネついてる。
メガネ。
前代未聞ですよね。
メガネついてる。
ジャケットがメガネになってるって。
意味不明。意味がわかんない。
意味がわかんないよね。
意味がわかんない。
プレス会社がやめてくれって思うだろうね。
これを量産するのやめてよって。
フィアイノキラムはもう
ジャケットが動画が
ディスプレイついてるんですよ。
そうそう。
ディスプレイつきって。
ふざけんだよね。
そうですね。
42:01
とりあえず
アニマっていうことで
ここで1回ツールの
世界観が完成したっていう
アルバムですね。
そうですね。そうなりますね。
世界観を確立して
なおかつ
セールスも
いきなり
全米に
一気にトップアーティストの
仲間入りを果たしたアルバムですね。
そうですね。
名番ラジオ今回
そのツールの
アニマを取り上げて話をするということで
次回は
いよいよそのアニマの
1曲ずつ話をしていければと
思います。
はい。
次回へ続きます。
42:54

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