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名盤ラジオ、前回からの続き。
1曲目のSmells Like Teen Spiritがめちゃくちゃ凄いですけど、
2曲目がIn Bloom。
これもなかなか好きですね。ヘビーな感じでというか、骨太な感じの曲ですね。
これは確かに骨太な感じあるし、これドラムめちゃくちゃ目立つというか印象的じゃないですか。
確かに確かに。これもなんかやっぱり、デイブ・グロウル物資的な感じの。
そんな感じあるよね。
ヘビーな感じですよね。
感じですね。で、こうなんだろうなぁ、スネオをダラララララっていう、全力で叩く感じとかも。
デイブ・グロウルさが。
出てる。
やっぱりヘビーでダーティーな感じはありつつ、サビはキャッチー。
そうそうなんですよね。
ニルバーナの中の王道路線のソングな感じですね。
あと結構なんか特徴的、まあこの曲に限らずですけど、Smells Like Teen Spiritもそうですけど、
ギターソロをちゃんと弾くっていうのも、ニルバーナ・カートコ・バーンの特徴だったりするのかなと思いますけど、
この曲とかも普通に、いわゆるギターソロありますもんね。
確かにね。ギタリストとしてはカートコ・バーンはどうなんですか?
どんな感じの評価なんですか?世間的には。
ギタリストとしては、別段上手くはない。
上手さみたいなところでいくと、まあそうですよね。
まあでもやっぱりパンク畑の人というか、テクニックを売りにしてる人では決してないですからね。
どっちかっていうとなんだろう、ソングライティングの道具としてギターを使ってたっていうのは。
あとは音作りというかサウンド面というか。
自分の感情だったりっていうのを表現するためのっていう。
そうだね。テクニックというよりはエモーションを重視してた感じ。
そうですね。
テクニックが語られることはほとんどないですもんね。
音作りとかはどうなんですか?カートコ・バーンの音作りって特徴的なところって何かあったりするんですかね?
結構ギターをあんまり詳しくない自分から見ると、
メタルっぽい音だなっていう結構印象。
あとはフォーク的なアコギっぽい感じの。
そうですね。
その両極端な感じのイメージっていう感じですね。
いわゆるパンクのギターともちょっと違う感じはするんですね。
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パワーコードバーって感じでもないし。
ギターは結構歪みというか激しい部分はかなり粒が荒くやりつつ、
クリーンの部分でもこの次の3曲目のカマージュアとかがまさにそうだったりしますけど、
コーラスをうまくかけて結構揺れてる感じの音をうまく取り入れてるのは特徴としてはありますよね。
なのでそういうのをあえてギターソロの中でも入れてたりとかっていうのはありますよね。
その辺の音作りっていうのがまたこのジャケットにもかなりマッチしてるなっていうのはあるよね。
水の中みたいな感じというか、水面が揺れる感じというか。
そこはもうかなり偶然なんだろうけど。
もしこのアルバムの音からこのジャケットの発想にたどり着いたとしたらその人はすごい天才で。
確かにね。
そこを感じ取ってさ、この絵が浮かんできたってことでしょ。
ちょっとどっちがどういう関係性かわかんないけどね。
まあでも荒々しくて激しいだけじゃなくてクリーントーンの部分での音作りっていうのも特徴的な癖がある感じですね。
3曲目のカマージュアも入ってる話ですけど、この曲についてもどうでしょう?
これはもうイントロが印象的ですよね。
そうですね。
この曲が2枚目のシングルカットになってるみたいですね。
この曲のイントロの音使いっていうのもカートコバンらしいなというか。
結構普通の音使いではないじゃん。
妙な音使いしてる。
妙な感じの音使いですね。
妙なっていう感じがちょうど。
本当に象徴的な感じの音ですよね、この曲。
なんかポップなようでポップじゃないっていう感じというか。
でもポップみたいな。なんかそんな感じ。
マニアックな感じなんだけど、全体として見るとちゃんとポップになってるみたいな。
この曲もさっきの話もそうですけど、ギターソロがあって、割と歌メロっぽいギターソロを弾いてるっていう感じだし、
なんかその辺はある程度意識的にやってるのかなっていう。
この曲結構やっぱスルメソングかもしれない。
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気持ちいい。
この曲結構スルメソングなんですね。
気持ち悪さが気持ちいいみたいな。
そうなんですよ。
確かに確かに。
それはそうだね。
いや結構だから、今回なんか久しぶりにすごいいっぱい聴いてたら、この曲はだいぶ味が出てきたなっていう感じでしたね。
頭にすごい残ってたし、ちょっと口ずさんじゃう感じではありましたね。
4曲目がブリード。これはまたかなり勢いのある。
これはそうですね、ハードですね。
ドラムのスネアの連打っていうか、あれが印象的ですね。
ね、最初は。
これは結構なんかデイブロールっぽいドラムだったりするのかな、あのスネアのやつは。
いやもうそうだね、とにかく全力で連打するっていうね。
熱さを感じる。
叩いてる姿は相当できるもんね。
できるね。
サビのあたりとかもこれ結構かっこいいんですよね。
いや本当なんかね、デイブロールってやっぱ、すごい激しく叩く感じなんだけど、基礎超しっかりしてるんですよね。
ブレない、すごいタイトなんですよね。
しっかり基本的なところちゃんとしっかりやってるなっていうのがよく出てる感じですね。
まあこれもかなりなんかもう暴力的な激しい曲だけど、サビはなんかすごいやっぱりわかりやすいですもんね。
特に歌の部分については。
それがやっぱなんかこのアルバムのなんか全体としての特徴でもあるのかなっていう。
ギターはすごい荒々しく沈んでるけど。
そうですね、なんかブリーチの時代にありそうな歪み方のイメージかな。
この曲のサビのところ、イントロとかもすごいドラムダーって叩いてたりとか目立つんですけど、サビがね結構ドラム的にはなかなか聞きどころではあるんですよね。
なんかそのシンバルの使い方がすごい、クラッシュシンバルの使い方が結構独特で。
クラッシュシンバルを入れるところがすごいかっこいいんですよ。
ジャジャジャジャーンっていうなんか最後の2音だけクラッシュシンバルをジャジャーンって両手で叩くみたいな感じのところが結構いいんですよね。
シンプルなんだけどただものじゃないっていうか。
シンプルなんだけど普通じゃない。
それをすごいタイトにちゃんとやってのげる。
5曲目がリチウム。ギターから始まる感じの。
そうですね、この曲もやっぱなんていうか有名どころというか。
そうですね、割とシングルカットされてる曲なんで。
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ミルバーダーといえば、これはやっぱりボーカルというかメロディーがすごい良いですね。キャッチー。
これもすごい静かな感じで激しくなってっていうこの移り変わりが。
これもそうだね。洋式Bね。
そうそうそうそう。
すごいキャッチーなんだけどコード進行は結構不思議だよなって。
不思議ですね、確かに。
なかなかこの音の運び方は採用しないよなっていうのがね。
やっぱ独特なセンスがありますよね。
それで一体ポップにまとめるのが。
そうなんですよね。ちゃんとポップな曲として一応形になってるんですね、しっかり。
サビっぽいのがあって、またシリベロっぽいのがあるのが面白いっちゃ面白いですよね。
これサビイエーイしか言ってないけどな。
ずーっとイエーイ。
イエーイ、イエーイって。
面白いですね。
イエーイだけでもうこんだけの付け入れってなかなかすごい。
結構改めて聞くとちょっと面白いよね。
確かに。
ベースのクリスはどうなんですかね、ベシストのキャラは。
ここまでね、全く名前がほとんど出てこない。
今初めてじゃないですか。
結成メンバー。
出そう出そうと思いつつもなんかきっかけがないというか。
言うて語るところがないというか。
クリスのベースがどうかとかっていうのはなかなか語られるところではない。
なかなかないですよね。
クリスってなかなかニルバーナーの中でもそうなんですよね。
割とコード進行に沿ったベースを弾いてる。
シンプルな感じですもんね。
それを弾いてるだけというか。
背が高いですよね。
めちゃくちゃでかいっていう。
ベースの位置がめちゃくちゃ低いっていう。
確かに。
ライブだと面白いですよね、動きもぴょんぴょんして。
ちょっとかわいい感じのね。
3人の中でのキャラクターというか立ち位置としてはあれが良かったんじゃないかなっていう気もしますけどね。
そんなに主張もなくっていうところで。
良い人そうな感じというかね。
こういう人が必要なんだよみたいな。
実際どうなんですかね。カートとは仲良かったんですかね。地元も最初からですもんね。
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一番本当に最初からのメンバーですよね、その2人で。
もう結成からだから。
だからやっぱり友達でもあり、そこは重要なんだろうね、やっぱりバンドとしては。
精神的なところでの結構役割としてはあったんですかね。
やっぱカートコバンみたいな人はね、そういう心を許してる友達的なのが。
理解者みたいな。
そこは多分必要ですよね。
こういう人がいないとできないんだろうなっていう感じがしますね。
まあだからクリスあってのカートってところは言えるのかなと。
プレイ面で取り立てて言うことがなくても。
クリスファンからから怒られるかもしれない。
プレイ面で言うことないもんな、やっぱり。
言われてるのを見かけたことがないですよね。
ないかな。
そこにかなり詳しく解説してるものってあまり見ないですよね。
どうなんだろうな、本当にこのベーシスト目線ではどうなんですかね、クリス標語というのは。
確かにね、僕らは本当にギタリスト、ドラマーっていうあれだから。
着目点はだいぶベースに関してはその中では低い方だと思うんで。
実はめちゃくちゃすごいとこあんの。
あんまないと思うけど。
一刀両断。
まあでもそれが逆に良かったのかもしれないですね。
まあそうかもね。
あまりベースまでこれでね、ベースがフリーみたいな感じの人だったらね、お腹いっぱいになりすぎちゃう。
確かにな、ニルバーナのベースがフリーだったら。
逆に売れなかっただろうな、なんとなく。
個性がね、ちょっと分散しすぎて。
そこはやっぱりバランス重要でしたね。
ネバーマインドの1日前ですかね、ブラッド・シュガー・セックス・マジック。
1日前なの?
本当に面白い話だなって思います。
本当に同時期に作ってるんですよね。
やばいですね、90、91年。
やばいよね、本当その頃のLA、やばい。
いやー、本当その頃のその辺りの空気感ってどこだったんだろうなって。
すごい憧れちゃうんですよね。
分かんないから憧れちゃうというか。
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いやー、何かが動き出す感じの。
そうそうそう。
のがあったんだろうな。
えーと、6曲目がポリー。
これまた静かな感じで。
これちょっと確かに、ちょっとまた経路が違う感じの曲ですよね。
アコースティックな感じのギターから始まって。
これライブだと普通に歪ませて。
あー、そうなんですね。
バージョンがいくつかっていうか、
普通にレコーディングっぽくやってるのと、
パンクっぽくやってるのと両方あるんだけどね。
リフ的にはすごいかっこいいんだよね。
普通にパンクっぽく歪ませてガーンってやっても、
全然映えるというか、めちゃくちゃかっこいいっていう。
これは歌詞というか、歌ってる内容が結構特徴的というか、
レイプ被害について歌ってるんですよね。
実際あった事件をカートが新聞で読んで、
それで興味持ってそれについてっていうところですけど、
面白いのが犯人視点で歌ってるんですよね。
あー、はいはいはい。
なので実際歌詞見てみるとそうなんですけど、
なかなか興味深いというか。
そういう歌詞を踏まえてこの曲調というか、
味わうと逆にこの淡々としてる感じが、
すごいあえてこうしてるのかなっていうのが、
なんとなく伺えるっていう。
ちょっと雰囲気とは結構ギャップのある感じですね、なかなか。
その辺が結構皮肉の皮肉っていうか。
カートコバーンの歌詞というか思想的に、
割とフェミニズム視点というか、
それまでのロックがすごい男婚主義というか、
男優位のそういう視点から歌ってるものばっかり。
なんかメタルとかそんな感じの印象ですね。
まさにそうですよね。
カートコバーンはもっと女性視点というか、
割とそういうフェミニズム的な考えを持ってた人で、
そういう観点から歌詞を書いて、
それをあえて犯人視点からというか、
犯人視点から書くことによってなんか表現するかなっていう。
すごいですよね。
それをまた曲調を結構激しくできるような、
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この原曲ですけど、
本当に淡々とアコギでやってるっていうのがまた面白い。
これがアルバムの真ん中ぐらいにあって、
次がテリトリアルピッシングズ。
これはなんか最初がちょっと面白いですね。
これ最初はクリスらしいですよ、この声。
こんな声のクリス。
これもちょっと調べてみたんですけど、
なんか69年の古い、
ヤングブラッツっていうバンドの
GET TOGETHERっていう曲らしいですけど。
その曲を歌ってるという。
そうそう、その曲のサビの部分を。
このメロディーとか全然そのままじゃないんだけど。
これクリスだったのかって思ったけど。
見せばきたね。
これはまたドラムのスネアリベンダー。
これ疾走系の勢いでね。
ポリーでだいぶ落としてからここでまた勢いを。
ここはそうですね。
激しさで言ったらだいぶこれはアルバムの中でも。
確かに。激しいボーカルやることがあるね。
一番パンキッシュな曲ですね、これが。
かっこいいですね。
なんか途中結構ギターがなんか、
ズッチャーズッチャーズッチャーズッチャーで結構なかなか刻んでる。
こんな感じのもやるんだ。
これは本当にそうですね。
ドラムはデイブ・グロウル物資が出てますね、これも。
結構デイブ・グロウルバスドラをなんていうか、
ツインペダルとか使ってないワンバスなんだけど、
結構ワンバスだけど踏むんですね、いっぱい。
ドッドッドッって結構そこは特徴的かなって思うんですね。
なるほど。
ヒレックもそのタイプでしょ?
そうだね。
すごいね、共感ができるというか、
なんていうかね、やりたいことは似てるというか、
すごい影響を受けてると思う。
デイブ・グロウルの影響は結構大きいの?
意識して真似したことはないんですけど、
結果的には考え方っていうか、好きなことが似てるんだろうなっていうのはありますね。
激しくしたい部分とか、
結果的には似たようなことが好きかもって思うことが多いですね。
意識して真似しようと思ったことはないんだけど、
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他でもたぶん似てるかな。
やっぱ影響を受けてるんでしょうね、どっかで。
なるほど。
次回へ続きます。