名盤ラジオ、前回からの続き
名盤ラジオ、スマッシングパンプキンズの
Siamese Dream 取り上げて話をしております。
たくやです。よろしくお願いします。
こんにちは、こんばんは、えぬぞうです。
どうも、こんばんは、ひでちゅんことひできです。よろしくお願いします。
Siamese Dream特集2回目ですが、前回はいろいろバンドの結成のところからSiamese Dream作るまでの話をしてきましたので、今回からアルバムの中身を見ていきましょうという感じです。
いよいよ、そうですね。
いよいよ。
あのボロボロのバンドからどんなアルバムが出てきたのかという。
そういうことですね。
いやー、厳しい戦いだったな、これ。
だいぶね。
満身創痍で。
満身創痍で出来上がった作品を、今からご覧いただきましょう。
はい。
では、1曲目がチェラブロック。
放題では天使のロックというのがついてますが。
はいはいはい。チェルブ、チェルブっていうのが天使なんですね。
そうですね。小さな天使とか、愛らしい子供とかなんかそういうような。
なるほど。
まあちょっとね、微笑ましい感じの。
ジャケットにも通ずるみたいな感じなんでしょうね、きっと。
そうですね。
この曲は、まずあの、先行シングルですね。
そうなんですね。これが先行シングルで出てたんだかも。
うん。
1曲目をもういきなり先行シングルで出すっていうのはなかなか。
そうですね。
ビリー・コーガンの推薦だったらしいですけどね。これを先行シングルにっていうのは。
で、レコード会社側はTODAYをしてたらしい。
いやー。
ですね。
ちなみにTODAYはシングル化されてるんですか?
TODAYされてるけど、まあシングルカットですね。
後でって感じなんですね。
うん、9月に出てるから。
まあでもビリー・コーガンのなんていうか、こっちを押していくっていうのはなんとなく。
そうですね。
わかるっていうか、わかんないんだけどわかるわっていう感じかな。
まあね。
ビリー・コーガンの気持ちを前にわかるかよって。
なるんだけど、自分がビリー・コーガンだったらこっちを出したいって思うかもっていうのは。
なんか自分のアティチュード的な感じのことですね。
なんかそう選びそうかなっていう気もしますね。
なんか始まり方がドラムロールから始まるじゃないですか。
はいはいはい。
でなんか、テレン、テレン、テレン、みたいななんかちょっとある意ね、歪んでないギターのなんか警戒な感じで。
なんかその辺がなんていうのかな、童話っぽい感じっていうかなんだろう。
ああ、はいはいはい。
そういう感じがやっぱスマッパンっぽいなっていうかその世界観が。
そういう童話の世界みたいな感じの雰囲気を出せるのすごいなっていうか。
そこから始まって徐々にどんどんロックになっていく感じもなかなかかっこいいなって感じですね。
気づいた時にはねゴリゴリのというかなんかロックサウンドに変わってるところがかっこいいなっていうところと。
あとやっぱギターのリフがめちゃくちゃ気持ちいいなって感じですかね。
なんかあの、なんて言ったらいいですかね、やっぱ音すごい気持ちいいし。
なんかうねる感じっていうかなんか、デルデルデルデルデルデル。
あのね、なんかうねる感じのリフがやっぱ気持ちいいしなんかスマッパンっぽいなって感じ。
あのサウンドプロダクションはもうまさにって感じですね。
これがまあそうですね。その賜物ですよね。
賜物ですな。
このうねりとこの音はなかなかやっぱ出せないっすねっていう感じです。
あの音はまあやっぱいいよね。
すごいやっぱ引かれる音だなって。
あの音はやっぱすごいっすよね。
あの音ができた時点でも勝ちだなと思うもん。
あの音聞いたらやっぱスマパンだなって思いますよね。
あのサウンド。逆にあんま他であんまりこういう感じそんなないなっていうか。
あの音でこの割とゴリゴリなって言ったらいいのかわかんないけど、結構ハードなリフをあの音で出すっていう。
結構特徴的な感じですよねあれ。
あの重厚感があるというかなんかすごい。
なんて言ったらいいのかな。
すごい潰れたようなというか、粒の粗さがすごい特徴的だなって思う。
そうですね。スマッシング、パンプキンをスマッシングしたら本当に。
そうですね。
なんて言うのかな。粒が粗いんだけどすごいギュって詰まってるみたいな。
かぼちゃをすりつぶしたような音なんだよね。
適当だな。
ひどいな君は。
かぼちゃをすりつぶしたような音。
そうそうですよね。
不思議とわかる音がするのであれば。
この音できた時点で勝ちだよなっていう。
歪みの粒が荒くてすごい潰れた歪みしてるんですけど、ちゃんと芯があるっていう。
そうですね。
めちゃくちゃ太くて。
メタルサウンドかというとメタルサウンドでもないみたいな。
メタルっぽさもある。重厚感もあるし。
だからといってハイファイすぎないし。
ヴィンテージトーンと最新のハイファイサウンドが入り混じったような音なんですよね。
確かに。
めちゃくちゃそれはわかりますね。
俺ができれば最強じゃんっていう音が鳴ってるんですよね。
それって誰もがやろうとしてできないサウンドがここで実現してるというか。
この音すごいですよね。
すごい。
そうですね。確かにローファイな感じとね。
ローファイとハイファイが混じったような音してるじゃないですか。
混じってる混じってる。ほんとそうなんですよね。
ローファイでもありつつハイファイでもあるんですよね。
それでも並び立たないものじゃないですか。
それが並び立っちゃってるんですよね。
どういうことなんだって話ですよね。確かに。
並び立ってますね。本当に。
ずぶとい系のハードでヘビーなギターサウンドの中では、
このスマッシングパンプキンズのサイヤミーズドリームの音は自分の中でも理想系の一つですよね。
いやーわかりますね。めっちゃいいですよね。
この音出せたらと。
これ自分の音としてもやりますよって。
やりますよって感じですよね。
これ俺の音だからってやりますよね。
それでやっていきますって感じ。
スタジオでバンドで演奏してこの音鳴らされたらもう自分はもう。
え?ってなるじゃないですか。
溶けますね多分。
やばいわこれってなる。
重厚感がすごいですよね。この圧が。
音めっちゃすごい上にリフのリズム感というか何て言うんですかね。
うねる感じの演奏の。そこもすごいなぁと思うんですよね。
この曲はそうだよね。
めっちゃそこが気持ちいいっていうか。
ジャーンって伸ばしてジャーンって。
なかなかそういう風にリズムの抑揚をつけて気持ちいいリフが作れるってすごいなぁと思うんですよね。
埋めがちじゃないですか。細かくいろいろ埋めなくて。
ジャーンジャーンって伸ばすうねりを出す感じがすごい。
誰が考えたのかわからないけどビリー・ゴーガンが考えた。
ビリー・ゴーガンでしょ。
全部ビリー・ゴーガン。全部やってるから。
すごいですね。
こういうなんかハードな音を出すバンドとかギタリストって、もっとなんか硬質なグルーヴというか直線的なグルーヴの音を出すんですよ。
そうですね。
直線的なんですよ。直線的本当に。
それが一番ハードな音が生きるグルーヴだと思うんですけど、メタル的なね。
スマファーはそこですごい曲線的なグルーヴを描いたのが個性なんだろうなっていう。
まさにほんと波みたいな感じなんですよね。波なんですよねリズム。
ビリー・ゴーガン結構うねらせますよね。
うねる、うねるほんとそれ。
スライドをやたら使うんですよ。スライドとチョーキングをやたら使って、音程の変化が曲線的なんですよね。
それがこうウンウンウンっていうグルーヴを描いてて、それがやっぱストラパンの個性なっているんですよね。
なんかドリーミーな感じの。
それで今ちょっと思い出したけどウェス、ウェスもそう、ウェス・ウォーランドもすごいそれと似た感じあるなと思ってて。
リンプのね。
その系統のギターのプレイはめちゃくちゃ好きですね。
めちゃくちゃ。
このグルーヴ感ってね、日本のバンドでも出してる人いて。
おお。
これわかります?
ウンウンってウンって感じ。
なんとか像っていう名前の人ですか?
なんとか像っていう名前の人ですか?
ルナシーなんですよ。ルナシーとスキー像なんですよ。
でウンって。
やたらスライド使うよねみたいな。
そこらへんのグルーヴ感がやっぱね、曲線的っていうのが。
同時代的といえば同時代的ですもんね。
そこでなんか個性を出そうとした結果、そういうものが生まれたんだろうなっていうのはなんか、
ビリー・コーガンとスギ像にはちょっと近しいものを感じるなっていうのはありますね。
高みを目指して完璧なものを作り上げていきたいっていうそういうスタンスとかも。
確かに。
ロックってどうしても縦ノリというか、じゃんじゃんじゃんじゃんって曲線的なグルーヴになりがちだと思うんですけど、
そこに対してなんかもう一つこう要素を加えたいって思った結果なんだろうなっていう。
ウンウンウンっていう。
そこにこのジミー・チェンバレンのドラムってめっちゃ合うんですよ。
合うんだよね。
そういうまさにジャズの出身のドラマーが入ってきたっていうことがめちゃくちゃ多分。
そうだね。
それはめちゃくちゃあると思うんですよね。
ジャズのあのリズム感なんですよね、きっと。
横ノリのリズムに。
スイングする感じっていう。
スイングするグルーヴに合わせつつロックの縦ノリを合わせられるのがジミー・チェンバレンのドラマーとしての資質というか才能だったんだろうなっていうのは感じますよね。
そこがめっちゃビリー・コーガンとマッチしたんだと思うんですよ。
ほんとそれそれそれで。
このリズム的な部分も合致したし、多分その上でメタル的な激しさというか、そういうところの要素も求めてたというか、自分の中のものを爆発させたいみたいなことも多分思ってたから。
そこがめちゃくちゃその2人はね、バッチリ合致するというかあったんですよね。
あったしもう実際見事にマッチしてるっていうのはそこなんだろうなって感じですよね。
その2人がちゃんと揃ったからあんま直線的じゃないリズム感で、音はやっぱ結構ハードな音なんだけどリズムがだいぶ違うっていう。
いやーすごいですね。やっぱ素晴らしい出会いだったんだなっていう気がしますね。
あとサウンド的なところだとギターソロの音もかなり特徴的ですけど、これはあのギターソロ2つ異なるテイクを録音してそれを同時に再生してるんだけど1つだけ速度をわずかに変えてなんかこういうサウンドにしてるらしいですね。
スマファンの割と全然この曲に限らず、結構ギターソロの音って特徴的ですよね。
確かになんかエフェクトをすごいかけてんのかなーとか思ってたけど、そういうレコーディングのやり方でこういう音にしてるんですね。
レコーディングのっていうか。
この曲は少なくともそんな感じ。
スマファンのすごい特徴的な音だなっていう。
この曲はリフのところもそうだし、途中で出てくるギターソロの音もすごいスマファンだなーって感じ。
確かにそうだなーと思ってますね。
変なハモりっていうかね、ハモってるっていうかなんだろうね。
そうそうそう。ダブリングみたいな感じなんだと思うんですけど、効果としては。
それでやっぱ音を重ねることで奥行きを出すみたいな。
まあそれをね、やってんなーって感じですよね。
ギターソロでまさに、エフェクターでコーラスとかリバーブをかけんじゃなくてっていうことですね。
そうだね。こういうのはブッチビグがすごい発揮してそうな感じしますけどね。
ビリー・コーガンがこういうのをやりたいんだよみたいなのを言ったのを、ブッチビグがじゃあこれを試してみようみたいな感じの。
すごく相性の良さが出てそうだなって感じがしますね、そういうサウンドも。
あとあの、イントロの頭のところの、
あれってなんか、wikipedia見てたら、ラッシュっていうバンドの1975年の曲で、バイト・アンド・ザ・スノードックっていう曲があって、そこから引用されてるっていうのが書いてあったんで。
それのなんか、オマージュというか。
そうそうそう。で、「へー!」と思って、youtubeでその曲探して聴いてみたら、割とそのままだった。
そうなんだ。
そうそうそう。で、それなんか、その曲聴いてても、あのイントロとかで出てこなくて、あれなんか全然ないなーと思って。
ただ感想の方に出てきてて、ああって。
でもその曲自体がめっちゃかっこいいんでね、なんかすごい、めっちゃかっこいいと思って、その曲。
それはちょっと聴いてみたいですね。
ラッシュっていうバンドのね、バイト・アンド・ザ・スノードックっていう。
たまたま似てたっていうよりは、もうビリー・コーガンがこれ好きだった?可能性が。
リスペクトしてる感じなんだね。
すごい面白いなーと思った。
まあラッシュ好きだろうと思うしね。
あとは、この曲は歌詞がかなり音楽業界批判というか。
おそらく91年から続くグランジームーブメントへの皮肉みたいな、そんな感じになってるんですよね。
それも特徴というか。
そのタイトルとかももうそういうちょっと皮肉的な感じの付け方をしてるっていうことなんですね。
そうですね。
Who wants honey?って。
As long as there's some money だから、金の匂いのする間だけやってきて甘い蜜を吸うのは誰だっていう。
そういう、結構前編そういう感じの歌詞ですよね。
それを先行シングルにしたかったビリー・コーガンっていうのと、レコード会社は。
ビリー・コーガンのイライラがすごい募った。
そうですね。
レコード会社は、まあ待て待て、todayで行こうやっていう。
そういうとこなんだよみたいな感じの。
そうだよね。
なかなか難しいよね、ビリー・コーガンも。
がけっぷちで成功したいんだったら、todayシングルに先行シングルにした方が良さそうなものだけど、まあそうもいかない性格なんですよね。
そうですね。難しいなあ。
まあでも、だからこそみたいなところがあるんでしょうけど。
こじれにこじれてますよね。
こじれてますね、もう本当に。
こじらせまくってますよね。
愛らしいわ。ここまで来ると。
まあ今元気だからね。
良かったねと。
あの時に盛り上がってるムーブメントを引き換したような曲で、同じものとしてまつり上げられたみたいな。
そうそうそうそう。
俺はそこには属してねえっていう感じの。
このこじらせ感がもうめちゃくちゃわかるなというか。
そこに属してねえっていう、その曲で俺は売れてんだみたいな感じの。
同じものとして捉えられてしまうという。
自分で言うともうビジュアル系はクソだっていう曲を出して、それがビジュアル系として捉えられてしまって売れてしまうみたいな。
そうですね。
お前結局化粧してんじゃねえかみたいなさ。
何か安備的なことやってんじゃねえかみたいな。
でも俺はビジュアル系はクソだって言ってんだよみたいなさ。
でも同じものとしてまつり上げられちゃうみたいな。
そういう感じですよね。
そこに対する苦悩というか。
でもまつり上げられて絶対嬉しいんだよなっていう。
売れて嬉しいでしょみたいなのもあって。
このねじれ感がスマパンは、ビリーコーが共感することしきりですよねっていうのはあります。
二重三重にもこじらせてるなっていうのはね。
本当に。
死にたくもなるわなっていう。
まあこれね、一曲目ですと。
なかなかこれはだいぶアルバム象徴する一曲目ですよね。
「Today」。
これがもうレコード会社一押しの。
レコード会社これを押すよなやっぱな。
まあ普通に言ったらもうやっぱこれを押さないわけないでしょうっていうぐらいの。
これはちょっとスペシャル感があるなってやっぱ思いますね。
結構噛みがかってる曲ですもんね。
なんかやっぱ時代を捉えた曲だなっていうか。
これは実際スマファン全体の代表曲の一つだと思いますし。
そうですよね。
これ自体はビリー・コーガンがサイヤミズ・ドゥリームのために書いた最初の曲のうちの一つらしいですね。
ボロボロの状態の入り口みたいな感じで。
歌詞の中身もビリー・コーガンの自殺願望の曲みたいな感じですからね。
今日が最高の日だって言ってるけど、それはこれ以上悪くなることはない。
つまり自殺を決行する日だみたいな感じらしいですね。
かなりヘビーな歌詞ですね。
歌詞はね。
サウンドはね、結構気持ちいいというか。
ちょっとグッときちゃうようなサウンドっていうかね。キュンとしちゃうような。
雰囲気感がたまらないっていう感じですね。
雰囲気感がたまらないですね、やっぱこれは。
本当、そういうメッセージ的なものもありますけど、
やっぱ曲調でも本当すごいマッチしてるなと思いますね。
すごくキュンとくる切ない感じの要素も出てて、
諦めみたいな。
諦めて開き直ってちょっと開放感が出るみたいなってあるじゃないですか、人間って。
それがすごい表現されてるなって思ってて。
それが本当この90年代前半から半ばのあのカラッとしてちょっとザラついててみたいな。
あの空気感にちゃんとマッチして表現されてて。
もうなんかそのフツフツとモンモンとしてるみたいなところも含まれてるみたいな。
その辺のすごいですよね。
それはやっぱちょっと時代を象徴するアンセムになるよなっていう。
90年代を代表する一曲だと思うし。
なんかどっちだかわかんないんですよね。
ネガティブな曲なのかポジティブな曲なのかわかんない。
俺ってやっぱクリーヴとかスメルズライクティーンスピリットもそうなんですけど、
この時代を象徴する曲ってなんかどっちだかわかんねえみたいな。
ポジティブなのかなみたいな。ネガティブなのかなってわかんないんですよ。
ネガティブ突き抜けた果てのポジティブに聞こえちゃうんだろうなみたいな。
そうですね。そういう感じに思えますね。
たくやさんが言ったその諦めた感じみたいな。
この感じがなんかやっぱすごいリアルだったんだろうなっていうあの時に。
諦めた果てのポジティブな音みたいな。
それって一番ネガティブじゃないですかみたいな。
その両方内包してる音であり曲でありっていう。
なるほどな。
Today is the greatest dayって言ったら、今日が一番いい日だって言ったらすげえポジティブに感じるんだけど。
もうそうですね。
でもこれ以上いい日はないんだからもうじゃあここで死んでしまおうみたいなネガティブにも安定するじゃないですかっていう。
それを一番上手い表現でやったのがこの曲なんだろうなっていう。
それをすごい暗い音として表現するわけじゃないからこそ響くというか。
そうですね。
本当にその絶妙なところの感じが落とし込まれてるっていうのがすごいですよね。
そうですね。
なんかすごいわからず外から見てるとなんかちょっと笑ってるのかなみたいに見えるけど、
その笑いはなんかすごい辛くて辛すぎて最終的になんかちょっともう笑えてきたみたいな感じの笑いみたいな。
外から見てるとそれはわからないけど、でもその人にとってはそういう笑いであったみたいな。
絶望の果てにもう笑うしかないっていう。
そうそう。
だから笑いながらもうこっから飛び降りるしかないじゃんみたいな。
それって全然ポジティブじゃねえよなみたいな。
それがやっぱりリアルに響く時代だったし。
それは今にも通じるものはあるよねっていう。
普遍的なものなんだろうなっていう。
そうですね。
だからこそ当時聴いてもすごい響いて売れたんだろうと思うし、今聴いてもなんか切実に響いてくるよなっていうの。
その時代にとらわれてるからこそ帯びる普遍性はあるんだよなっていう感じですよね。
そうですね。
このイントロはあれですよね。日本人には結構なじみ深いんじゃないですかっていうところで、
ドラゴンアッシュがサンプリングして使ってましたもんね。
そうですね。
あれってグレートフルデイズでしたっけ名前。
そうそう。グレートフルデイズ。
じゃああの歌詞の。
そう。だからもうそれを思いっきり引っ張ってきてるんですよね。
なんかこの回やる前に、ドラゴンアッシュがTodayのやつ使ってたなと思って、どんな感じだったっけと思って久々に聞いたんですけど、
めちゃくちゃ全面的に使ってましたね。
あの記憶してた以上に、すごいなんかずっとずっとじゃんみたいな。
でもなんかすごい良い曲で、めっちゃ良いなと思って。
サンプリングっていうね。
そうですね。
あのフレーズは、あのアルペジオっていうか、あのフレーズは最後に付け加えたらしいですね。最初なくて。
良いものを付け加えたね。
結構象徴的な音だね。
そう、象徴的なんだけど、あれって実はあのド頭のところと、あと本当に最後しか出てこないスカウネ。
意外となんか、あの間にないっていう。
まああと、なんかちゃんとした間奏もないし、結構面白い曲なんですよね。
やっぱあの静かなギターからね、ダーンってこう来る、あそこがもうやっぱたまんないんですよね。
そこも良いね。
あそこがもう。
圧がね。
流れ込んでくる感じがね。
あそこも結構いろんな音が入ってるんですよね。
ギターパートも結構。
いろいろかなり重ねてるよね、あの辺の音も。
あと、あの途中のドゥーンって。
ドゥーンってあるね。
ドゥーンって。
あれも良いよね。
ドゥーンって。
ドゥーンって。
あれはすごいPP高版っぽいよね。
あれ良いね、あのドゥーン良いね、めちゃくちゃ確かに。
あのドゥーン良いね。
あれ良いっすね。
ドゥーンって。
あの揺れながら上がってく感じは良いっすね。
あの曲は。
あの辺メタル好きなんだろうなって感じるんですよね。
メタル好きの。
お前絶対メタリカとかカンテラとか好きだろうみたいな。
あのチョーキング。
それをこのおとなしい曲で入れてくるところが憎いところであります。
それが入ってくるのが90年代的だったねって感じますよね。
僕の好きなポイントは2回目のAメロっていうのかな。
Today is the greatestっていうのの2回目の1分20秒ぐらいのところかな。
で、アルペジオが増えるんですよね。2回目になると。
あれがめっちゃ好きですね。
っていうアルペジオが増えててね。
めっちゃそれが好き。
いいね確かに。
アルペジオがちょっとこう。
なんて言ったらいいのかな。
歌メロに寄り添うよね。
低めのアルペジオだよね。
あのド頭のフレーズに音階的には近いんだけど、それよりオクターブ下のところで。
で、歌に寄り添う感じになってて。
そこがね、めっちゃいいっすよ。
あそこをアルペジオの方に意識を持ってきながら歌を聴くといいバランスになる。
ぜひそんな感じで。
そんな風に聴いてくれと。
あの部分を聴くことをね、おすすめしますね。
あとこの曲はあの結構ジミー・チェンバレンが、
まあ割とそのそんなに暴れてないじゃないですかこの曲って結構。
どっちかっていうとこう、曲を生かすドラムみたいな、
あの静かなところはこうね静かにっていうのがこの1,2曲目とはちょっと結構打って変わって。
やっぱなんかちゃんとジャズドラマーってこう、曲を生かすドラミングみたいなのが、
そういう持ち味が出てる気がするんですけど、
なんかこの曲でちょっとドラム的に聞きどころとしては、
あのサビに入る前ぐらいのところがこう、
ってフィルが入るじゃないですか。
そこがすごいなんか注目ポイントというか。
タタラタタタタタって叩くところが単純にもうこう、
タタタタタタタって叩くんじゃなくて、
あーそこか。
その一発目がねこう、
テンテンテンテン、タタラタタタタっていうその、
タタラタタタタタの一発目がこう、
フラムっていうなんかなんていうんですかねこう、
両手でスネアを叩くんですよ。
両手でスネアを叩くんだけど、
両手で叩くんだけどほんのちょっと右手と左手が若干ずれて叩くからこう、
タタラタタタタタみたいな感じになるんですよね。
そういうの、そこがねすごい気持ちいいんですよこの曲って。
サビに入る前の、タンタンタンタンタタタタタタっていうのがあってそのね、
そこでそれをちゃんとフラムを入れてくるのがね、
めちゃくちゃ良い、すごい気持ちいいポイントだしセンスを感じるというか。
そこはかなり利きどころですね。
単純にそこをね、ただ単にこうタタタタタタって叩かれても、
あんましこう印象に残らないしね、良くないんですけどこう、
タタラタタタタタって入れてきてるのがねすごい良いところですね。
確かにあそこ、気持ちいいね。
そうそう気持ちいいでしょ。気持ちいいんですよここ。
なんかすごい立体的というか、キッキリしてる感じの目立つ際立ってるというか。
ギターを重ねて奥行きを出すみたいな感じのことを言ってたら、
その効果が出てくるってことなのか。
似てる話なんだ。だから要はスネアをね、普通は左手とかだけでパーンって叩くんだけど、
それをね両手で叩くわけですよ。
両手で叩くと若干ね、全く同じタイミングではぶつからないんですよ。
ほんのちょっと多分右と左手でがぶつかるのにズレが出るわけじゃないですか。
それがあのなんかギターのさ、ギターソロでちょっと音がほんのちょっとズレてることで不思議な音になるのと同じ効果なわけなんですよね。
これをね、生のドラムで出すっていうところが。
これもね、だからビリーとジミーがやっぱ似てるんですよ。
ビリーとジミーが。
ビリージミーがね。
ビリー&ジミーでいいんじゃないですかもう。
ビリー&ジミー。
ほぼほぼ、ほぼほぼそれでやってる感じ。
ほぼほぼその2人で作ってるでしょ。
ほぼほぼね。
ほぼほぼ。
ザビリー&ジミーっていうファンの名前で。
いやでもなんか本当話しててね、なんかそうだなっていうかなんか本当にめっちゃ手法とか考え方とかめっちゃ近いなっていうか。
共通点がいろいろあって面白いなと思いました。
あとちょっとね、ドラムもう一個だけね。
この曲のドラムってすごいね、ずっとちゃんと流れてく感じのドラムになってて。
あんまり引っかからないというか、なんて表現したらいいんだろうな。
ずっと本当にこうちょっと波のように流れてくドラムなんですよね、この曲って。
なんかこう途中で引っかかって止まっちゃうみたいな感じのことはなくて。
本当になんかね、こう波のようにエッサホイッサ、エッサホイッサみたいな感じでね。
すごいこうずーっと、ずーっとこうユッサユッサユッサユッサって流れてく感じで。
ずっとエッサホイッサやってる。
そう、それがね、なかなかすごいんですよ、なんていうか。
なるほど。
これはね、なかなかスネアの叩き方とかもまさに直線的じゃないんですよね、ずっと。
ツッツッタン、タッツッツッタン、タンツッツッタン、タンみたいなこう。
なんかね、その波がずーっとこうちゃんとこう、ずーっと流れてくっていうところはすごく気持ちよいです。
なんかさらっと聞こえちゃうんだけどなかなかね。
なるほどね。
これは下手な人が叩くとね、なんかこうやっぱぶつ切りになっちゃうんだよなーっていうところが。
そうじゃなくてずーっと波のように流れてくっていうような感じのね、ドラミングの。
そこがちょっと聞きどころのまた一つですね。
エッサホイッサドラム。
エッサホイッサな感じですわ、エッサホイッサ。
エッサホイッサ、エッサホイッサ。
ずーっとエッサホイッサなんですよ、ずーっと。本当に。
それがずーっと最初から最後まで一貫して続いてるんですよ。
いろいろこう。
それは。
で、途中でさっき言ったさ、タッタッタッタッタ、タッタッタッタッタとか入れてるじゃん、そういうフィルとか。
そこもエッサホイッサのリズムの中にちゃんと乗ってるんですよ。
タッタクラッタッタッタッタッタエッサホイッサ、タッタクラッタッタッタッタエッサホイッサっていうね。
そういうちゃんとそのリズムの大きなリズムを理解しながら叩くっていうか、
理解しながら叩いてるみたいな、何言ってんだって感じなんだと思うんですけど、
やっぱもうそこはね、ちゃんと大きなリズムをちゃんと常に意識しながら全てをやってるんだなっていう。
なるほどね。
それは分かってないと突然変なタカタカタカタカみたいなフィルを入れちゃったりするわけなんですよ。
そうじゃなくて、タッタクラッタッタッタッタっていうフィルになってる理由は、ずっとエッサホイッサエッサホイッサってやってる中で、
それをそのまま意識を感じたままでやってるから、そうなるっていう。素晴らしいですよ。
なるほどね。それがヒデックン的な曲を活かすっていうところに繋がってるわけ。
そうそうそうじゃないかな。そうですね。
なんかビリー・コーガンが持ってるグルーヴ感ってそれなのかなって感じはしますね。
なるほど。
そもそもあの人のリズム感ってドラムマシンなんだろうみたいな。
そこに繋がるわけですね。
それをやるしかなかったからそうなっちゃったっていう部分もあると思うんですけど、
本質的にそういうことなのかなっていう感じはしますね。
それをうまく表しつつ、人間的なグルーヴ感もブレンドできるジミチェンが良かった。
ジミチェンはやっぱエッサホイッサできるじゃないですか。
エッサホイッサできますね。
ストイックなリズムマシン的なリズム叩けるじゃないですかっていう。
すごくタイトで正確なリズムができる。そこがハマったんだなっていう。
なんか曲作りの根底にありそうですよねそこ。
そのビリー・コーガン、曲作るとき多分ドラムマシン鳴らしてんだろうみたいな。
そんな感じする。
あの人の音楽性の一番根幹な部分が現れてるのはアドアなんだろうっていう。
あれをバンドでやるとメロンコリーになるし、マシーナになるし、サイヤミストリームになるし、
人間的なグルーヴを叩き出せるジミチェンがいるからっていう。
本来的にはアドアが一番本質なのかもしれないなっていうのは感じますね。ビリー・コーガンって。
誰ともやれなかっただろうお前みたいな。
一人でやるしかなかったんだったらドラムマシン使うしかなかったんだろうみたいな。
そこが根幹にあるのかもしれないなっていうのは感じたりします。
だからやっぱアドアはいいんですよ。アドアは良いですね。めちゃくちゃ。