1. 名盤を語るラジオを語る
  2. 超番外編#3-1 今振り返る時〜..
2025-03-18 1:29:09

超番外編#3-1 今振り返る時〜庵野秀明とエヴァンゲリオンとはなんだったのか

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サマリー

このエピソードでは、新世紀エヴァンゲリオンとその影響について、エルゾウさん、のりたまさん、ちびすけ君の三人が語り合います。彼らは作品の歴史や旧劇場版と新劇場版の違いに加え、エヴァンゲリオンがどのように受け入れられてきたのかを深く掘り下げます。庵野秀明の独自の制作スタイルや人類補完計画についても議論されます。テレビシリーズで制作が間に合わず、ストーリーの途中で放棄された部分が劇場版でどのように描かれたのかが語られます。『エヴァンゲリオン』の結末が物語としてどのように扱われたのかを見直し、観客の反応や誹謗中傷についても言及されます。特に、インターネット時代における反響や作品の終わり方が与える影響について深く考察されるエピソードです。庵野秀明とエヴァンゲリオンの関係が深く掘り下げられ、旧劇場版と新劇場版の違いや影響についても考察が行われます。エヴァブームの終焉とそれに対する庵野監督の意図が描かれ、多様な視点からの感想が交わされます。また、彼の初めてのオリジナル作品であるエヴァが自身の存在をかけたものであることが強調され、制作過程での葛藤や劇場版から新劇場版に至るまでの変化も語られます。庵野秀明がエヴァンゲリオンについて振り返り、自身の創作活動とシンエヴァンゲリオンに対する新たな向き合い方を探ります。

エヴァンゲリオンの紹介
名盤を語るラジオを語る。
このラジオは、たくやさん、えぬぞうさん、ひできさんという3人の音楽好きが、
古今東西あらゆる名盤1枚をピックアップし、お酒を飲みながら語り尽くすYouTube番組、
名盤ラジオを熱狂的表心的ファンがリスペクトを持って、時にはいじりながら語る番組みたいです。
こんばんは、ちりちりスパイラルです。
こんばんは、はやこぴーです。
はい、ということで、今日はですね、番外編。
久しぶりの番外編ということですね。
そうだっけ。
むしろ通常回をいつやったかは、もう覚えてないですけど。
ザザさんの回。
ザザ回ですね。
昔ですよ。
大人気のザザ回。
経ての?
今回は番外編ですよ、また。
何を話すんですか、今日は。
今日はですね、もうね、エヴァンゲリオンですよ、今日は。
新世紀?
新世紀エヴァンゲリオンについて語る、というテーマですね。
もう名番ラジオといえば、もうエヴァンゲリオンと結びつきが強いわけですから。
そう、そうだっけ。
名番ラジオのエルゾウさんがね、非常にエヴァンゲリオンに対して造形が深いということで。
あの人なんでも深いよね、でもね。
なんでも深いんですけど、もうエヴァンゲリオンを語らせたら、むしろエヴァンゲリオンを語るために、俺は名番ラジオやってるんだ、ぐらいのことを言ってたぐらいだったんで。
そのぐらいのね、持ち込み企画ということで。
持ち込み企画?
ある意味エルゾウさんの持ち込み企画ということは、ゲストをですね、お呼びしております。
旧劇場版と新劇場版の違い
まずはエルゾウさんです。
15年ぶりだね。
ああ、間違いない。エルゾウだ。
ということで、古今東西ロックの名番を語るYouTube番組名番ラジオというものをやっております。
エルゾウと申します。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
見てください、もうね、挨拶からすでに気合がね。
今の何?今のエヴァンゲリオンミームですか?今のは。
これはもう、第1話の最初のセリフですね。
怒り言動と冬月構想の。
そうなっけ?
そうです。
ありましたっけ?
人が笑われたときのね。
人が出てきて、最初のセリフです。
ああ、やばない。
おお、すごいすごい。
あそこについていけないわ。
はい。
まだね、今日ちょっとチラッと話してましたけど、ゲストがまだ、もう2人いますんで。
まずはですね、我らがかわいいちゃんこと、のりたまさんです。
こんばんは、のりたまです。レイパンラジオコミュニティのメンバーです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
紹介前に喋ってしまいましたね。
我慢できなかったね。
拾ってほうがいいかなと。
のりたまちゃんはね、たまたまね、昨日新エヴァンゲリオンを見ていたということがね、情報がありまして、急遽ね、今日呼ばれたという。
メンバーラジオスタイルだね、それね。
そうそう。
急遽呼ばれるっていう。
数時間前に呼ばれるっていうね、ラルクの回と一緒のパターンですね。
いいね、いいね。
そしてね、もう一方、こちらも非常にエヴァンゲリオンにね、エヌゾーさんと並ぶぐらい造形が深いということで。
マジで。
はい、ちびすけ君です。
逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ。
こんばんは、ちびすけです。
エヴァンラジオコミュニティメンバーです。よろしくお願いします。
いや、なかなかいいじゃないですか。
いい入りでしたね。
いい入りだった、すごい。
なんかアメトークみたい、なんか。
このままシーンってなったらどうしようかと思いました。
そんなことせないよ。
さすがにね、さすがにそのセリフはね、我々。
知ってます。
確かにね、私とあやこPはね、テレビシリーズをちょっと見たことがある程度の知識量ということで。
お素人ですね。
登場人物とかは知ってるんですけども、劇場版とかは見ていないという前提でお願いします。
前提で、はい。
はい、ちょっと今日はね、我々ちょっと初心者なんですけども、教えをこういうような形で。
そうですね、ライブ感想会の秀木くんポジションってことで。
そうそうそう、秀木くんよりはちょっと見てるから多少知識はあるけどもみたいな感じですね。
全然わかんないから、本当秀木くんポジションで今日行きます。
はい。
ちなみに最初のね、タイトルの部分で、今日は新世紀エヴァンゲリオンですって言ってたでしょ。
はいはいはい。
今日は新世紀エヴァンゲリオンの回ですって、新世紀がついちゃうともうテレビ版の。
え?
そうですね。
テレビ版限定なんで。
新世紀エヴァンゲリオンはもうテレビ版なんですよ。
旧エヴァンゲリオンなんですよ。
そうなんだ。
新劇場版の方はエヴァンゲリオンなんですよ。新世紀はつかないんですよ。
そうか、もう新世紀なってるからってことですかそれは。
そうそうそう。
え?21世紀ってこと?
そう、西暦2015年なんですね。新世紀エヴァンゲリオンの方は。
え?今年じゃないですか?
新劇場、ん?2015。
15年くらい前。
15年くらい前。
やばい。2015年ね。はい。
90、95年か96年だっけ。
95ですね。
95か。
最初のテレビシリーズが。
舞台は西暦2015年なんで、新世紀エヴァンゲリオンなんですけど。
新劇場版の方は2015年。
間近くらいだったっけあれは。始まったのが。
新世紀ではない。
2006年が最初の映画場ですね。
2006年。結構おかしだな。
でもまあ、割と近いからって言う。
そういうことで、新世紀ではないよねっていう感じで。
なるほど。
それすら知らなかったね。
知らなかったね。
新世紀って言ってたらアイアンコピーだから、僕は間違ってないです。
申し訳ないです。
新世紀だけではないんですね、今日は。
別にテレビ縛りじゃないんですよね。
そうそう。
めんどくせえ、めんどくせえ。
新世紀の人はテレビ版だけなの?
新劇場版だけやる?
でも、俺も今新世紀って言ったってちょっと思いました。
やばいやばい。
めんどくさいですから。
怖い。
ラルク・アンシェルじゃないよっていうのと同じような感じだね。
一応、どちらもありって感じですよね、全部エヴァ。
今日はそうですね、今日は全般ということで。
長くなりますね。
長くなりますね。
とりあえず前提として、エヴァンゲリオン全く知らないという方もいらっしゃると思うので、
テレビシリーズとか劇場版とか色々ありますんで、
その辺の概要と言いますか、ちょっと聞きたいところがありますので、
有識者のちびすけ君にまず聞きたいかなと思うんですが、
まずその旧劇版と新劇版、この違いというのは一体何なんでしょうか。
まず大前提として、一番最初に始まったのがテレビシリーズなんですね。
それが新世紀エヴァンゲリオンのテレビシリーズで、全26話あるんです。
そのうち20使徒が、使徒っていう生命体が攻めてきて、
それをエヴァンゲリオンに乗って迎撃していくっていうのが一番の大筋なんですけど、
そこが24話の時点で全ての使徒を倒し終わるんですね。
じゃあもうあと2話どうするんだってなりますよね。
そうですね、もう終わりじゃないですか。
結構エンディングに向かって大乱演みたいな感じで進んでいくのかなと思ったら、
ラスト2話がいきなり主人公のイカリシンジの内面世界だけの話になって、
外で何が起こっているかとかが全くわからないけれど、
いつの間にかその人類補完計画というのが始まってて、
ずっとシンジ君が自問自答を繰り返していくっていうのがラスト2話なんですね。
2話がすごいカオスだって聞いたわ。
その2話、1時間ぐらいずっと自問自答を繰り返していって、
最後が有名なおめでとうでみんな拍手をして終わるっていうのがテレビシリーズなんですけど、
やっぱり当時はものすごい賛否両論になったらしくて。
そのラストの2話が何が起こっていたかっていうのをきちんと描いたのが旧劇場版なんですね、まず。
劇場版でそれを描いたんですね。
旧劇場版っていうので実はこんなことが起こってましたっていうのが、
そこはちゃんとエヴァの戦闘シーンがあったり、
エヴァらしい内面世界のまた自問自答もあったりして、
一応完結するんですね、旧劇場版っていうので。
完結したんですね、そこで。
それが97年が旧劇場版っていう映画なんですけど、
97年、そんな前か。
旧劇場版っていうタイトルなの?
通称ですかそれは。
通称です。
正式名称はThe End of Evangelion エアー真心を君に。
なんか聞いたことある。
それ聞いたことあるね。
なるほどね。
なるほど。
一応終わるんですけど、それも結構終わり方は賛否両論で。
そうなんですか。
結構未だに、あの終わり方はないわって言ってる。
あれはクソ映画だって言ってる人たちもいますし、
でも僕とか園蔵さんとかたぶんのりたまさんも、
あれを超える映画はないと。大絶賛。
あれこそがエヴァだみたいな。
そうなの?
賛否両論なんですね。
3なんですか皆さんは。
そうですね。
3人とも3なんですか。
僕は3です。
3ですよ。
園蔵さんは。
3ですね。
おーすごい。
そうなんだ。
そこになんかあれなの?3でニヤニヤしてるんですか?
あの時点ではあれが終わりだったんですよ。
完璧な。
ちゃんと回収している謎とかを。
謎とかも回収してますね全部。
それってもう、ざっくりしたらいいからですけど、
大談演みたいな終わり方ではないってことですか?
ではなかったんですよ。
謎とかも伏線とかもストーリー的には全部ちゃんと回収して、
終わったにもかかわらず大談演ではなかったんで、
納得しない人がいっぱいいたっていう感じですよね。
大談演ではないどころか、ちゃんと終わってるにもかかわらず、
物語的にはなんだこれっていう終わり方なんですよ。
そうなんですか。
みんな死んじゃう的な?そういうわけではなくて。
これはもう語ると深くなる。
いきなり。
そもそもの話をすると、テレビ版ですごくよくできた
ロボットアニメの話をずっとしてて、
今しびすけ君が言った25話、26話の最終2話で、
ずっと伏線を張って謎がいっぱい散りばめられてて、
すごく面白い魅力的なストーリーをずっと展開していたにもかかわらず、
最終2話でそれ全部してて、
謎の主人公の自問自答の回だけを2回やって終わったんですよ急に。
ストーリーぶった切っちゃって。
なるほどね。
おめでとうありがとうって急に終わったんですよ。
それは非難が出てもね。
これで大炎上したわけですよね。
エンターテインメントの独自性
そうしね。
今までのストーリー全部放棄しちゃって、わけわからず終わったんで。
これはもう間に合わなかったからなんですけど単純に。
そうなんですか。
そう。
テレビでは描ききれなかったと。
そもそもエヴァンゲリオンって結構特殊というか、
基本的にテレビアニメってある程度できてから放送するじゃないですか。
うん。
でもエヴァってやっぱり監督の庵野秀明がとことん突き詰めて
妥協なく作ってしまったんですよねこのアニメって。
出来上がらないうちにスタートしちゃったみたいな。
なるほどなるほど。
でも放映しながら作っていくみたいな。
それはやってるほうが大変ですね。
どんどん間に合わなくなっていくっていう。
でも最終のほうでも完全に間に合わないと。
じゃあどうしようというところでもストーリーを放棄しちゃって。
ずっとその劇中で語られてた人類補完計画っていうものがあるんですけども、
それだけやっちゃうみたいな。
それだけやっちゃうっていうのは。
人類補完計画ってどういうものなんでしょうみたいなのをだけ見せるみたいな。
その内容だけ見せるっていう。
それがラスト2話ですか。
それが最終2話なんですよね。
自問自答しながら。
自問自答して人間が主人公を自分と徹底的に向き合ってない面と、
それで補完されていくというか。
補完されていく?
何何?補完?
そうだよね。
ちゃんと話さないとわかんないよね。
もう見てくださいっていうしかないです。補完されていくんですよ。
補完されていくって。
補完されていくって。
そういうのがあるんですよね。
補完されていくっていうのは、
テレビ版の最終の方って、
最終的に自分が肯定されるっていうか、
最終的にその自分が変わってないんですか。
人類補完計画の概要
そうだね。
バッテリーで。
そういうのがあるんですよ。
そういうのがあるんですか。
そういうのがあって、
おっと、
そうすべすべ。
んー。
自分が肯定されるっていうか 周りに自己肯定されるみたいな
頃に最終的に落ち着いていくっていう か そこに向かって自問自答が続
いていくみたいなやつなんですけど ある種当時というか 自己啓発的な
シミナー的なものに見えなくなる 問題みたいな
自己啓発的な
ざっくりエヴァンゲリオン説明 すると 人類と使徒っていう生命体
謎の生命体なんですけど
使徒っていうか敵みたいな感じ ですね
敵ですね これの生存競争なんですよ 人類がどこに向かうかっていう
と 攻めてくる生存競争 未来を 受け継いでいくというか 未来を
作っていく生命体として 人類が 生き残っていくか 使徒が生き残る
かみたいな戦いなんですよね エヴァンゲリオンで
なるほど
人類が目指すところって とりあえず 攻めてくる使徒は倒して その使徒
を全部倒した上で 人類って出来損ない なんですよ われわれは いろんな
生きづらさを感じてるじゃない ですか 人間って
そうですね
生き詰まってしまった人類を 使徒 を全部倒した上で 完璧な生命体
に進化させようというのが エヴァンゲリオン の全体のストーリーなんですよ
そうなんだ
なるほど
それが人類補完計画っていって 使徒を倒した上で 人類補完計画
を発動させて 人類が 人間が完璧な 存在になろうという物語が エヴァンゲリオン
の全体の概要なんですよね
知らなかった 初耳
そう その使徒を全部倒すところ までが 今 さっきちびすけ君が言った
24話までで それをやるんですよ
はい
そっから じゃあ 人類を完璧な存在 に進化させようじゃないかっていう
のが 人類補完計画なんですけど その時点でも テレビシリーズでは
もう制作が間に合わなくなった と もう ストーリーを語るにはもう
アウトですよ もう作れなくなりました よっていう状態になっちゃったんで
人類補完計画を最後 発動させて 人類が完璧な存在になろうっていう
ところの じゃあ 補完計画を見せ ましょうっていうところだけやった
のが25話 26話なんですよね 全部ストーリー 放棄しちゃって そこの内容だけ
見せたのが 最終2話なんですよ テレビ版の
劇場版の物語の結末
どうやって補完されていくんですか それ 誰が補完させてくれるの
自問自答で
それは主人公の碇シンジ君の徹底 的に自分と向き合うみたいな シンジ
君の心の補完が人類の補完になるん ですよ
おだしょー シンジ君の補完が人類の補完になるん
ですか
シンジ君が救われることによって 人類が 人間存在が救われるという
これが だから当時 世界系と言われる 物語の体系の一つとしてあるんですけ
ど 世界系って聞いたことないですか
まったくないですね ありますか LPは
ないか
ない
なにそれ
世界系
世界系ですよ 世界系聞いたことない
ジャンルが
ジャンルとして出来上がったのが エヴァだよね
そうですね もうルーツみたいな のが
他にもじゃあ世界系の作品はある ってことですか
いっぱいあるんですよ だから
でもエヴァンケリオンって基本 ロボットアニメの系風から来てる
じゃないですか
そうですね そう
個人的な近い人たちとの関係性 とか そういうものが世界の存亡
につながっていってしまうような やつ
それが世界系なんですか
それが世界系
逆にその世界の存亡が その人たちの 関係が決まってしまうみたいな
そういうやつのことだと思ってる っす
それの先駆けになったというか そのジャンルを
作ってしまったってことですか
そうですね 主人公と周りのもの すごい身近な半径5メートルとか
半径3メートルの人たちの関係性 がそのまま世界の存亡をかけた
ものになってしまうっていう
なるほど
それが世界系って言われる物語 の構想なんですけど それの先駆け
になったのがエヴァだよねっていう
なんかいいね 結構
それが 旧劇場版ではそれが一応 ちゃんと描かれて 内面じゃなくて
実際起こったことが描かれたけど なんでそれが単筆両論になるような
結果になったんですか
テレビ版で 結局制作が追いつかなかった から 保管計画という 人間の内面
活動というか 主人公の自問自答 だけ見せて終わったのがテレビ
版で それってもう放棄しちゃってる んで ストーリーを今までの それ
はもう納得できないじゃないですか 今まで語ってきたものを全部捨て
ちゃってるんで
そうですよね
それをちゃんと全部見せて 何が 起こってたんですか 外側ではっていう
のをちゃんと見せて もう完璧に その物語を終わらせましょうっていう
のが 旧劇場版ですね それはちゃんと 描いたんですよ
描いたんですね
それも描いたし それが保管計画 が発動して それが主人公の いい
かりしんじくんの 結局 内面の 自己啓発じゃないですけど メンタル
的な保管によってなされるっていう のも描かれたんですけど 最後の
最後で 結局 その物語じゃない ところで終わっちゃったんだよ
ねっていうか
物語じゃないところ
これ 説明難しいよね
難しいですよね
人類保管計画が発動して 旧劇場版 でも これからの人類全体の生存
していくか それとも ここで全員 で保管し合って 人類という種が
なくなっていくかを決めるのが 怒りしんじくんの一存というか
その周りの関係だけで決まること になるんですけど 一旦は 旧劇場版
に至る前の24話まで 怒りしんじくん とメンタルは ずたぼろになってるん
ですね いろんな周りの人間に傷 つけられてしまって それで この
まま人類は 自分は他の周りの人間 との関係を全部拒絶して そのまま
人類死としてなくなってしまった ほうがいいのか それとも やっぱり
もう一度 周りの人間を信じてみて 人間という種を残していくかみたいな
選択を迫られて 一旦は 拒絶してしまって 人間全員を保管してしまったん
ですね
拒絶して保管した
拒絶して人類という種をなくして しまったんですよ
逆 逆ね
でも ざっくり言うと 周りの人間 がいなくなった世界でも もう少し
だけ自問自答が続いて やっぱり 周りの人間がいたら これから裏切られる
こともたくさんあるかもしれない けれども やっぱり僕は 周りの人間
と またもう一度いたいと思った っていうのに気づいて もう一度
人間関係を復活させるんですよ どんどん人類が復活みたいなの
していくかどうかっていうところで 最後の最後に 碇真嗣君とヒロイン
のうちの一人のアスカっていう 二人 世界に 最初に出てくるんですけど
真嗣君は 自分はやっぱりもう一度 前の人間と関係を持ちたいって
願ったんですけど 横にいたアスカ を見た瞬間に やっぱりちょっと
拒絶が出してしまって 最後 首を 絞めるんですよ それまでも真嗣君
とアスカとの間 もういろんなこと があったんですよ それを踏まえて
最後の最後にアスカを拒絶して しまって そこで終わるんですよ
旧劇場版は
なるほどね
旧劇場版がそれで終わるの
終わります
それが納得できない人も そういう 人がいてもおかしくないですよね
それは
話はきちんと描き切ったんです けど 大談言とはちょっと逆の
なるほどね
その部分か
古い映画の 古い映画というか 旧 劇場版のときは テレビシリーズ
の終わり方で すごい賛否の非っていう か 大炎上したことで 制作者側に
いろんな誹謗中傷があったりとか いろんなことがあって 映画の中で
途中 実写パートが入るんですよ
あ なんかあった あった 何か思い てますか
で 実写パートが入って エヴァンゲリオン にのめり込んだオタクたちに対する
現実に帰れみたいないうような メッセージを込めたパートが入って
いて
なるほど
それも 旧劇場版が逆に きちんと 描き切ったけど 燃えた要素の一つ
でもあると
なんでそんなに入れたんですかね
結局 劇場版の本当の完結で 観客 って その物語の終わりを見たかったん
ですよ エヴァンゲリオンという ずっと語られてきた物語の終わり
を見たかったわけで テレビ版では それ見れなかったわけじゃない
ですか 制作を追いつかなくて 結局 主人公の自問自答みたいな
物だけ見せられて よく分かんな くて終わっちゃって そのストーリー
の物語の終わりを劇場版で見せ ますよっていう話になって それ
で完結しますよという話だったん ですよ その物語の終わりもちゃん
と見せたんですよ 劇場版で にもかかわらず 最後の最後で 物語
物語の結末の考察
じゃないところを見せてきたんですよ
物語じゃないところ
メタ的な視点というか
さっき言ったやつですね
監督が観客に対してどう思ってる かとか 全く物語と関係ないもの
を最後に見せてきたんですよ それって物語と全く関係ないじゃない
のか
そうですよね
急にそんなもの見せられても なんかわけ分かんないじゃない
ですかっていう それでもパサ って終わったんですよ それを見せ
それを見せて終わった
そう わけ分かんないじゃないですか
それがラストシーンになったんですか
それがラストシーンですよ だから 物語的にちびすけ君が言ってました
けど しんりー君が言ったんは 人類が一つになって 公自存在 進化
しましょうと 互いに傷つけ合う こともなく でき損ないの軍隊として
の人間の姿を捨てて 完全な統一 体としての一個体として生まれ
変わろうというね 人類としての 存在としての進化をしましょう
というのを受け入れて 一旦するん ですけど 人類完全体に進化するん
ですよ でも しんりー君はやっぱり それは違うと 他者という存在が
あってこその自分だと やっぱり 僕は君たちに会いたいと 他者が
いたほうがいいと 他者がいてこ その自分だし 他人という存在が
あってこその自分なんで やっぱり 単体としての存在になってしまう
のは 人類としては違うっていう 結論に至るんですよね である
からこそ 新しい世界でまた今まで と同じような人類がポコポコと
生まれてくるっていう それがストーリー なんですけど それをやった上で
最終シーンはもうちょっとわけ わかんないんですよね 急に新しい
世界でしんじ君とアスカが新しい 世界のアダムとイブとして生ま
れてくるんですけど もう一回やっぱり 今までの世界を望んだんですよ
しんじ君って なので また今まで 通りの世界が生まれてくるんですけ
ど 新しい世界のアダムとイブ がしんじ君とアスカで これから
いっぱいこれまでの人類がまた ポコポコと生まれてくるんだよね
っていうシーンなんですけど その 最後の最後で急にしんじ君はアスカ
の首を絞めて 殺そうとして アスカ は別に抵抗するわけでもなく 殺
されるのを受け入れてて その 殺そうとするしんじ君の頬を撫で
てみたいな で 撫でられたしんじ 君は涙を流してみたいな その姿
を見てアスカは気持ち悪いって 気持ち悪い
気持ち悪いと
気持つって
最後のセリフが気持ち悪いです からね
それで終わるんだよ
誹謗中傷の時代背景
気持ち悪いって言ってすぐに襲撃 って
最後の最後に物語と関係ないわけ のわからないシーンを見せられて
急に終わっちゃうんですよ
なるほど でもお三方はそれはもう 素晴らしいと
だから物語のエヴァンケリオン っていう ずっと語られてきた物語
の終わりを見たかった人は物語 の終わりをちゃんと語ってくれた
のに最後にわけわかんないもの が入ってるからわけわかんなく
なっちゃうじゃないですか
それだけ聞くとね
だから危機になるじゃないですか それって
まあまあちゃんとした物語として 見たい人は
そうそう
そうですね
急にわけわかんないシーン最後に 入ってそれでパサって終わっちゃ
うん
それはもう否定になりますよね なんだわけわかんないことやり
やがってと
まあまあ
でも多分これを3として捉える人 ってエヴァンケリオンを庵野秀明
の詩小説として捉えてるんですよ
エヴァンケリオンって庵野秀明 の詩小説なんですよこれ
へー
こう
言ってしまえば 太宰治の人間失格 とまるっきり同じなんですよ構造
的に
へー
そうなんですか
そう捉えるとこの終わりが正しい よねというかそう捉えられるよね
っていうか
あれですよねそんなに単純に解決 するものじゃないよねっていう
形として
やっぱりさっきの森玉さんが言 ってましたけどエヴァンケリオン
をやったことでものすごい誹謗 中傷を受けて庵野監督が
そのテレビシリーズでそういう わけのわかんない終わり方しちゃ
ったことに対して
うん
でこの時代ってネット霊明期なんですよ
あーはいはいはい
インターネットがようやく出来上がった ぐらいの時期というか
うん
1チャンネルが立ち上がったかな ぐらいの頃
なるほどねはいそのぐらいの時期 なんですね
だから無法時代なんですよ全くの
うん
まだネットリテラシーとかいう 観念が
ないし
ないしその誹謗中傷ってよくない よねって今あるじゃないですかその
誹謗中傷すること
はい
誹謗中傷もあるけどそれもよくない よねっていう意見もあるじゃない
ですか
うん
多くの人はそうですよね
そう今それが起こしてる段階だ と思うんですけど
うん
この段階ってそういう概念ないん ですよ誹謗中傷よくないよねなんて
いう概念ないんですよ
うんうんうんうんうん
もうムカついたらぶつけてやろう っていう段階なんですよ全くの
無法時代だから
なるほどねうんうん
もう出来上がったばっかりなんで そのネットというものが
はい
掲示板というものが出来上がった ばっかりなんでだからそのテレビ
シリーズのエヴァンゲリオン がそういう訳分かんないことになって
終わったことに対してものすごい 誹謗中傷が起こったわけですよね
なるほど
うん
にちゃんとかでってこと
そうそう多分出来上がったばっかり のにちゃんねるかまだにちゃんが
あるかないかぐらいのことですよ ね
なんか掲示板とかDVSみたいな
いらんか
うんでそのもう毎日のようにその 庵野秀明をどうやって苦しめて
ぶっ殺そうかっていうスレッド が毎日立ってたっていう
えー
エヴァが終わったときって
おーそれはすごいな
それに対してダメだよとかこれは よくないよっていう人がいないん
ですよ
うん
みんなが危機として庵野をどう やって苦しめてぶっ殺してやろう
かっていうのを読んでるっていう のを監督は見てそれってもうダメ
じゃないですか
ダメですよ
まあまあそれはもうダメですよね それはね
エヴァンゲリオンって庵野監督 庵野監督はやっぱ面白いものを
作ろうと思ってるわけだし自分と 同じような人たちに楽しんでもら
いたいと思って作ってるわけじゃない ですか
まあまあまあ原点はね
全力を持ってそう作ったわけじゃない ですか
結局力及ばずテレビシリーズでは わけわかんない終わり方になっちゃ
ったかもしれないけどめちゃくちゃ 頑張ったわけですよなんとか楽しませ
ようと思って面白いものを作った わけですよ実際めちゃくちゃ面白
かったわけですよ
うん
まあこんだけ人気出たわけです からね
でも最後が間に合わなくてそういう ふうに終わっちゃったことでその
楽しませようと思った人からもの すごい誹謗中傷を受けたんですよ
はいはいはい
僕は楽しませようと思ったのに この人たちは僕を殺そうとして
くると
うんうん
そういう悪意を一心に受けてしま ってそれに対する回答が劇場版
なんですよ旧劇場版
あーなるほど
最終的にそれですよねじゃあて めーらぶっ殺してやるよみたいな
うん
あーそういうことなんですね
こんなに楽しませようとした君たち が俺を殺そうとしてくるなら
うん
だったらみんな死んでしまえば いいのにっていうのが旧劇場版
なんですよ
じゃあ碇真塾は庵野監督なわけ ですね言ってしまえば
まったくその通りですよ
あーなるほど
でそれを結局物語からはみ出した 部分でもやっちゃったんですよ
観客の反応と作品の意味
うーん
ぶん殴っちゃったんですよ
その話って
だってぶん殴られたんだからっていう
これでそういうシーンが入って きたと
そうその実写パートを映して
はいはいはい
ほら見ろよ
うん
これを見てるお前ら気持ち悪い だろみたいなことをやっちゃったん
ですよ
へー
すげーな
いいね
あーなるほど
エヴァンゲリオンにこんなに依存 してるお前らが気持ち悪いよっていう
のを言っちゃったのが旧劇場版 なんですよ
すげーなすげーっすねそれそれは
オタクたちっていうか私も当時 その一人ですけど
動揺しちゃった
当時見て
やっぱ庵野秀明もオタクだから 同族嫌悪なんですけど
俺も気持ち悪いこんなものを作 っちゃった俺も気持ち悪いしこんな
ものに依存してるお前らも気持ち 悪いよっていうのをやっちゃった
のが旧劇場版なんですよ
あー
だからエヴァンゲリオンにやっぱり ずっと依存してた人はやっぱり
これで怒っちゃうんですよね
なるほどなるほど
ちゃんと物語の終わりを見せて くれたにも関わらず最後にそういう
ことをやるんだみたいなお前は 気持ち悪いなこのクソキモイな
お前はって最後に言われちゃう っていう
なるほどねー
そりゃ怒るよねって
あーすごい今めちゃめちゃ納得 しましたね
でもなんかこういうのもありかな っていうかこういう何かしらすごい
爪痕を残してくるのでというか もうしっかりとやろうみたいな
そう今井上さんが言ったような こういうものでくるので
なるほどね
なんか何かがこうねフに落ちない ところはあっても何か残った人
もいれば逆にその見てねまあ気持ち 悪いってどういうことだよみたい
な怒りを向けた人もいればみたいな のはね本当いろんなありました
あの気持ち悪いお前ら気持ち悪い よっていうメッセージは露骨に
伝わるようなそれ描き方なんですか
めちゃくちゃ伝わる
なるほど
もうだから映画内でその映画を 見てる観客の姿をそのまま映す
みたいなことやるんですよ実写 で
すげーな
実写で
もうちょっともうちょっと動かせ ようって思いますけどね
それで気持ち悪いっていうのは
気持ち悪いっていうのは
これがこれを見てるこれがお前 らだよっていう
気持ち悪いっていうのはどういう 表現のされ方だったんですかそれ
いやもうだって最後のセリフが 気持ち悪いだもん
あー言わせたのかアスカに
そうだからシンジ君が最後にアスカ の首を絞めるんですよ
はいはいはい
それを見たアスカが気持ち悪い って言って終わるんですよ
それはダブルミーニングというか そういう意味もあったということ
なんですね
結構ショックだねじゃあ見てる 方にとっては
エヴァンゲリオンの影響
だからすごいショッキングですよ ね
それはもうリアルタイムで園蔵 さんとかのいたまさんは見てた
わけですかねその劇場版は
あはい見てました
最初見たときはショッキングだったん ですか
ショッキングっていうか普通に映画 の作りとして順調にエヴァンゲリオン
の物語として進行しているところ に突然そういうものが入ってきた
から驚いたっていうのはあった しあとでもそういう映画の前か
後かちょっと忘れましたがいろん なインタビューとかそういうの
とかもあったんでそんなにそれを 見て怒り狂うってことはなかった
ですけどね
背景を知ってたというか
そうそうそう
なるほどね
でもただエヌドさんが言ってた とおり物語とは本当に直接関係
なくて突然すごい詩的な監督 の感情が入ってくるみたいなもの
だと思うのでそういう驚きはあった 単純にこういう作品もあるんだ
なって思ったっていうのがテレビ 版からもでもそうかそうですかね
なるほどね
そこまで俺はそんなにのめり 込んでないぞと
いや普通に大好きだった
大好きだった
普通に大好きだったけどメタ的な 視点自体にはそんなに抵抗がなかった
なんでかわかんないですね
たぶんのめり込んだ2種類あって エヴァという物語にのめり込む
か庵野秀明にのめり込むかだ と思うんですよね
なるほど
たぶんそこで違いが出たんだろう なっていうエヴァンゲリオンという
物語にはまった人は怒ったんですよ 最後にやっぱり放棄されてしまった
からでもエヴァという物語を通 して庵野秀明にはまった人はこれは
もう3なんですよ
なるほどね
庵野秀明というアーティストの 表現としてこれめちゃくちゃ正しい
んですよ一番だって正直なことが 出てんだもん
生きららな感情というか
そうだからそれはもう正しいと思 うし
作品としてね
アーティストの表現として正しい と思ったんですよねやっぱりこの
時期の庵野監督のインタビュー としてもこの加熱したエヴァブーム
が嫌だとエヴァンゲリオンって やっぱり社会現象になっちゃった
じゃないですかあの時に
そうしね
もうそれ自体が嫌だし依存される のも嫌だしっていうこの加熱した
エヴァブームを丸ごと終わらせる って言ってたんですよ劇場版をやる
にあたって
なるほどね
この加熱したブームを丸ごと終わ らせてやるって言ってたんですよ
ね最後もその加熱したブームに対して 冷や水ぶっかけたんですよほーら
お前ら気持ち悪いよねってバーン って
なるほどなるほど
でそれがやっぱこの時の庵野秀明 がやりたかったことならばもうこれで
やっぱブーム終わったんですよ エヴァブームって
そうなんですか
うん
それで映画でね
冷めちゃったみんな
そうそうなんだよ熱中してた人 がみんな冷めたんですよこれで
なるほど作品としてはね完結した し映画でっていうね
庵野がやりたかったことが成し 遂げられたんでこの映画でそこに
対して3だなっていう物語もちゃんと 終わってるしその庵野秀明の
やりたかったこととか表現したか ったこともちゃんとできてると思
うんで完璧な形で終わったと思 うんで3なんですよ僕は
しみつけくんは当時2歳ぐらいで リアルタイムで見てたわけですね
新劇場版の製作
あー14歳で見ましたね
あやばい時期じゃんそれ
14歳っていうことは
中2ですね
中2です
それはもう後追いというか新劇場 版を先に見てたとかですかひょっとして
あそうです新劇場版がもう2作目 か2作目ができたときにエヴァに
会ってあってそっからテレビ版 を遡ってみてそのまま旧劇場版
も見たっていうのが流れなんですけど
それはなんか興味深い視点ですね 僕からすると
俺が持ち得ない視点じゃないですか それって
しみつけくんがどうやって見た のかっていうのはなんか興味深い
ところだな
やっぱり旧劇場版最初見たときは やっぱりあの終わり方はだいぶ
衝撃でしたしこんな感じで終わる のかって思ったんですけどでも
やっぱりお二人もおっしゃった ように作品としてはもう完全に
完結ちゃんと話もたたんで完結 しててでやっぱり庵野監督の作品
性というかもう庵野監督の語り たいことはもう全部出尽くした
んだろうなって思ったんですね この旧劇場版でそこで結構満足
というか納得はしてあの終わり方 にもやっぱりそれプラスその後
新劇場版がもうできて2作目まで 上映されてるときだったんで1回
はこのエヴァブームを終わらせる もうエヴァをもうファンごと終わ
らせるような感じで終わらせた けどでもその後もう1回今作って
くれてるっていうのでたぶんそんな 怒りとかそういうのはなかった
ですね
おだしょー ということは今の話通じるんですけど
じゃあこの新劇場版はその旧劇 と比べてリメイクというかまた
全然違う感じになってるってこと ですか
新劇場版は4部作になって いて最初に初心証明みたいな形
で確か発表したんですけど庵野 監督が直筆でコメントを出して
てこのコメントが出たときって エヴァの旧劇場版が終わって10
年ぐらい経ったときなんですけど この10年間でエヴァより新しい
アニメーションはなかったアニメ が停滞してしまっているって断言
してしまってて
おだしょー すげえな
なのでこの止まったエヴァ より新しいアニメを作るために
もう一度エヴァンゲリオンを映像 化させるっていうので新劇場版
を製作発表して
おだしょー エンターテインメント として
そうです
おだしょー 再構築するみたいな
そうです
おだしょー 誰もが楽しめるエンターテインメント
映像を目指しますって
なるほど旧劇場版とは 違うと
おだしょー はい
いやこれはねもうテレビ 版やる前も言ってたんだよそれ
おだしょー そうなんですか
ええそうなんですね
おだしょー 四部作新劇場版の 上波旧っていうのと最後の新エヴァンゲリオン
新劇場版が起用されて1作目の 上はほぼ話は一緒テレビ版の前半
部分絵とかはもう全部書き直して 新しくなってるんですけどストーリー
はほぼ一緒設定が少しずつ違う みたいなそれぐらいでもそれが
2007年に上映されてて2作目の新劇場版 派が2009年に上映されてるんです
けどこれもう大筋は一緒テレビ 版の中盤ぐらいと一緒になって
て ただ後半からが結構展開が変わって
くるもうラストシーンなんかは 一気に違う方向にいくみたいな
そっからちょっと分岐数 じゃないですけど物語が変わって
いくわけですか おだしょー そうですねもう新しい話に
新エヴァンゲリオンの完結
行くんだなと その3年後エヴァンゲリオン 新劇場版Qが上映されたんですけど
アルファベットのQですね おだしょー アルファベットのQです
これがもう当時大炎上していて また炎上したんすか
おだしょー これも結構炎上しましたね
何があったんですかエンターテイメント
おだしょー 上半までは結構庵野 監督のコメント
通りエンターテイメントに結構振 っている作品で特に母のもう最後
はテレビ版の碇シンジ君はもう ずっと自問自答してて悪く言って
しまえばちょっとうじうじしてる みたいな
そういうイメージがあります よね
おだしょー 少年なんですけど母の後半がもう
熱血のその悩みを自分で振り切って 本当に王道ロボットアニメみたいな
肌ただ熱いんですね
そうなんですね
おだしょー 当然Qもこの路線で来るのかな
と当時の僕は思ってたんですね
もうその3作目はね
おだしょー はい
じゃあQが始まるといきなり 母から14年経ってます
おだしょー 14年
はい
おだしょー 14年
14年経ってたんですよ 作集の世界が
おだしょー じゃ大人なってるって ことですかみんな
一応年齢は14年分経って るんですけどエヴァパイロット
だけは呪いがかかっていて見た 目は変わってないという設定なんですよ
おだしょー えこんな設定なんすか
その情報が上映前は全く 解禁されてなくて予告編に出て
くるキャラもエヴァパイロット だけなんですよ姿は
おだしょー なるほど
これ上手いなと思ってるん
ですけど
おだしょー じゃ確信犯的にやったとそれを
間違いなくそうですね
おだしょー 14年経ってるってことは他の
ミサトさんとかは年取ってるわけ ですかじゃあ
年取ってます
おだしょー えそれ知らなかった
で14年間何が起こったかの説明
がほとんど何もされなくて2作目 の刃の終盤で綾波レイがヒロイン
の使徒の中に取り込まれてしま うんですけどもそれを最後シンジ
君が助け出して助け出してしま ったことをきっかけにしてサード
インパクトっていう大災害が始まって しまうんですけども
サードインパクトはいはいはい
おだしょー それをギリギリの始まる直前
で止めることができたっていう のが刃までの話になってるんですけど
よかったじゃないですか
おだしょー 9になると実は綾波レイ は救えていなかったそしてサード
インパクトも結局発動されていて 人類のほとんどがそれでまた死んで
しまったもうそれは怒りシンジ のせいだみたいな
いきなりそんなことな ってんすか
おだしょー はいその14年間怒り シンジ君は
眠ってしまってたんですね目が覚 めるといきなり14年後になって
て怒りシンジ君がいきなり目が 覚めてすぐその情報を周りから
言われてあんたはもう何もしない でと周りの優しかったミサスさん
だったりアスカからもみんなから も言われて見に行くとやっぱり
それはまた衝撃で新劇場版9がそんな 感じなんですけどそこから残る
柑橘編がもう延期に延期を重ねて 9年後の2021年
結構来ましたね
おだしょー 来ましたに新エヴァンゲリオン劇場版が公開されましてこれはもうこれまでのエヴァンゲリオンすべてに決着をつけるというのが公開前からずっとコメントでは言われていて
進歩をまたね風呂敷を広げてきましたね
おだしょー 多分もうエヴァファンみなさん
総決算みたいな形でこれを見に行って
これはもう少なくとも僕はもう大断言だと思ってます
それはちゃんと大断言で終わったと
おだしょー はい大断言で新劇場版の話もちゃんと回収をしていて
しかもテレビ版とか旧劇場版の話でもこの新エヴァンゲリオンって回収じゃないですけど旧劇場版の話なんかも踏まえながら
本当に今までのすべてのエヴァンゲリオンを完結させたってのがこの新エヴァンゲリオン劇場版ですね
へー
おだしょー じゃあそれはもうファンとしても好評価なんですかねやっぱり
だと思ってます僕はだと思ってます
お二人どうですか
庵野秀明とエヴァの始まり
おだしょー どうですかのりだまさん
のりだま さん 先日劇場公開されて以来の2回目を見まして
なんて言ったらいいんですかね
大断言だったと思いますけど
なんかまたなかなか難しい映画だなと思って見てましたね
新エヴァンゲリオンが映画館で見に行ったときに
終わったなぁやっと終わってよかったなぁと思った
おだしょー 見終わったときにね
終わったなぁと思った
おだしょー じゃあちゃんと終わったというか
演奏さんはどうなんですか
大断言だな
おだしょー もうこの話しすんのめんどくせえな
めんどくさい
大断言だな
おだしょー めんどくせえし長くなるな
そういう意味だね
おだしょー 庵野秀明っていう人って
エヴァまでは自分発信の企画をやってなかったんですよ
で、庵野さんが作った作品っていうと
オネアミスの翼
王立宇宙軍オネアミスの翼っていうのは
もともと山賀っていう人が仕上げた企画を
庵野が引き継いで監督にやってたりとか
あと不思議の海のナディアっていう作品があると
あれはNHKの企画なんですよ
あれ庵野さんのやつなの
おだしょー 監督は庵野なんだけど
もともと企画立ち上げてたのはNHKなんですよ
原作があったってことですかね
おだしょー 原作というか原案は
ジュールベルズの海底二万里です
それをもとにしてNHKが
ラピュタ作ってくれっていう企画なんですよ
そうなんですね
大断言
おだしょー もうまんまラピュタやってくれっていう
そうなんだ
庵野さんジブリにいたんでしたっけ
おだしょー いやジブリにはいないけど
ジブリはいないですね
おだしょー ナウシカを手掛けたとかですね
宮崎駿と高畑勲の作品には参加してます
過去にね
おだしょー もともとの企画はNHKだし
庵野秀明がやりたいものではないんですよ
持ち込まれた企画に対して
結局自分のやりたいことを
うまいこと盛り込んでいったらしいんですけど
庵野秀明が100パーやりたいことをやったのって
劇場版と新劇場版の比較
エヴァンゲリオンが初めてなんですよ
あの人初の企画
あの人が立ち上げた企画って
エヴァンゲリオンが初めてで
それに対して自分という存在を
全部かけてしまったんですよね
庵野秀明という人は
エヴァンゲリオンに自身という存在
全てをかけちゃったんですよ
でもそういう作品がテレビシリーズでは
満足いく形で終わらなかったんですよね
結局こだわりすぎたがゆえに
制作が追いつかなかったと
不満足な形で終わってしまったと
じゃあそれをちゃんと満足いく形で
終わらせようっていうのが
劇場版のデス・アンド・リバースと
The End of Evangelionなんですよね
99の方ですね
9劇場版という
通称9劇場版ですね
そこで完璧に終わったんですよ
物語的にもそうだし
あの時代あの時に
庵野秀明というアーティストがやりたかったことって
多分全部できたんですよ
あそこで
完璧に終わったし映画も
エヴァンゲリオンという
加熱しすぎたムーブメントも終わったんですよ
終わらせたかった通りに終わったんですよ
そこで完璧に終わったのになぜ
新劇場版をやったんだと
結構ね新劇場版をやるってなった時に
俺結構ムカついたんですよ
なるほどエヴァンゲリオンさんはそういう意見だったんですね
そこでちゃんと終わったし
俺としても終わらせてもらった
エヴァンゲリオンなぜもう一回やるんだお前はと
なるほどなるほど
庵野秀明という映像の作家に対して
すごい期待してたんですよ
じゃあ次に何を作ってくれるんだろうと
エヴァンゲリオンの次に何を作ってくれるんだろうって
新作をね
すごい期待してて
その後にいろいろ作ってはいるんですけど
彼氏彼女の事情とか色術とか
彼氏彼女の事情は原作漫画があった上でのアニメ化なんですよ
俺はそんなものが見たいんじゃない
やばいな
色術とか熱狂的なもんね
なるほど
色術とかもそれだと実写に行っちゃうんですよ
そうなんですね
実写映画撮るんですよね
でもそれって逃げてないですかみたいな
アニメから逃げてないですかみたいな
本当にお前のやりたいことから逃げてないですかみたいな
なるほどね
でもそういう経験するのはいいと思う
アーティストとして
そういうの経た上で
じゃあ何を
庵野さん何を次作ってくれるんですか
次は何が来るんだと
それをすごい楽しみにしてたんですよ
そしたらまたエヴァンゲリオンになるって言って
なんだそれみたいな
なるほどね
秋に向かえよと
未来を向かえよと
なんで過去を振り返るんだって
俺すげえムカついたんですよこの時
新しいアルバムを作るかと思ったらまた
再録みたいな
なんだよお前終わってたじゃねえかと
一回ちゃんと
俺はあれで納得したんだよと
なるほど
それはわかるわかる
エヴァンゲリオンで俺納得したんだよ
最高だったじゃん
最高の終わり方だった
お前がさ
それは納得したんだよ
なんでもう一回エヴァやるんだよ
めちゃくちゃムカついたんだよ
その先が見たかったのに
なんで過去振り返るのっていう
クリエイターとして
それって不健全じゃないですかって思っちゃって
エヴァンゲリオン新劇場版に対しては
否定的だったんですよ
アナウンスされた時に
なるほど
でもまあね
アンノがエヴァをやるなら
もう見るしかないですよね
そこは一応見るとね
新劇場版上を見ました
結構ちょっと不に落ちちゃったんですよ
そうなのか
やった理由がね
やった理由がちょっとわかったんですよ
エヴァンゲリオンって
テレビ版やる前の初心表明でもあったけど
徹底したエンターテイメントをやりたかった作品なんですよね
もともとはね
もともとは
誰もが楽しいもの
誰もが見て面白いじゃないかっていうものを
やろうとしてたのが新世紀エヴァンゲリオンなんですよ
でもいろんな事情だったり
なんだったりでできなかったんですよ
エヴァって
旧劇場版を含めてもできなかったんですよ
状況も含めて
徹底したエンターテイメントではなかったんですよ
庵野秀明の
テメェの表現したいものが出ちゃったんですよ
あれって
さっき出たところですね
スが出ちゃったみたいな
そうじゃなくて
もっとみんなが楽しめるものを
本当はやりたかったんですよ
エヴァって
なるほどね
これをやろうとしたのが新劇場版なんだっていうのが
情を見た時にちょっと見えたし
新劇場版の2作目の歯を見た時に
確信したんですよ
これがやりたかったんだね
庵野君っていう
でも見て面白いもの
完璧なエンターテイメントをやろうとしたんだと
さっきもチビスケ君が言ってたけど
めちゃくちゃ熱いんですよ
エヴァンゲリオン新劇場版ジョトハって
めちゃくちゃ熱いんですよ
どんな人が見ても楽しめるでしょ
本当に楽しめるエンターテイメントをやったんですよね
だからそこまで見た時点で
もう一回エヴァをやる理由ってこれだったんだと
あの時できなかったものをやりたかったんだっていう
そこにやっぱり共感したし
感動したんですよ
ジョトハを見て
エンターテイメントとしてのエヴァ
さっきチビスケ君も言ったけど
そこからのQですよ
エヴァ9
僕はジョトハの流れで
やっぱり庵野秀明は
ここで新しいエヴァを作ることによって
完璧なエンターテイメントを表現したいと思ってたら
Qで違ったんですよ
全然エンタメじゃないんですよこれ
結局またテレビ版に戻っちゃったんですよ
なるほど
ここで震災とかあったんで
東に存在する震災とかあったんで
なるほどね
多分そこで感じた何かを
表現しちゃったんですよQで
めちゃくちゃ暗いんですよQって
そうなんですね
ハとQの間に震災があったんですよ
時系列としては
噂によると作り直したらしいんですよね
震災を受けて
これまで作ってたものを全部捨てて
作り直した
じゃあもう本当にその通り
なんでしょうねきっとね
やっぱエヴァって庵野秀明の詩小説というか
その時感じたものを全部出すっていうのは
新しいエヴァってやっぱりエンターテイメントで行くんだろうと思ってたところで
そうではないものが来ちゃったんですよ
設定も多分全部捨ててるんですよ
しびすけくんが言ったけど
14年振っ飛んじゃって
なるほど
そこで
やっぱり
エンターテイメントって
エンターテイメントって
なんで14年振っ飛んじゃって
何も訳わかんないみたいなものがね
なんで14年振っ飛んだんだみたいな
葉野次回予告で
そういうことやってたじゃないか
嘘予告やないか
次回予告で出てきた
すごい期待を煽るシーンが一切入ってない
何もかもが違う
作り変えちゃったからね
すげーな
すごいっすよね
そのリアルタイムでQを見たときは
無でしたよね感想は
無?
無ですよ
何もわかんないし
何も入ってこないっていう
面白いとか面白くない
面白くないも考えれない
そうそう
あれは何
無ですね
あの最後
三里さんに
共感する形で
みんなが
しんじ君を
応援
応援したんですよあそこで
行きなさいしんじ君
だけどQが始まったら
もうあなたは何もしないでって
刃の最後で
世界が壊れてもいいと
世界を壊してしまえと
あなた自身の願いのために
この世界を壊してしまってもいいよと
三里さんは言ったんですよ
それにしんじ君も答えたんですよ
世界のすべてを壊してても
世界を救いたいと思ったんですよ
で救おうとしたんですよ
それが刃なんですよね
刃のラストで
エヴァンゲリオンの変遷
それがQになったら
Qになったら
なんであんなことしたい
お前みたいな
いいよ
行けって言ったやないかい
これ全部お前のせいやぞ
お前行けって言ったから
行ったのに
いや世界壊れたじゃん
お前何したやん
やれって言ったのに
やれって言ったのに
やれって言ったとおりにしたら
世界壊れちゃったから
お前世界壊れたじゃねえか
お前何もすんじゃねえや
すんって
すんじゃねえ
そこでまあ
その賛否両論ですよね
やっぱり新劇場版でも
賛否両論ですよね
っていうのはそういうところですよね
なるほど
じゃあさ
素人的には
旧劇場版までで終わると
結構すっきりするって感じ
人によっては
人によっては
人によっては
庵野秀明に共感する人は
多分旧劇場版で終わったら
すっきりする
いやでも
いや違うんですよ
え?
旧までだと
やっぱモヤモヤして終わっちゃうんですけど
うん
全ての完結編の
新エヴァンゲリオン劇場版
どうなんすかそれは
新劇場版のラスト
そこまで見るとやっぱりちゃんと
大団円なんですよ
そうか
一番最後のやつだよね
そう
21年にできたやつ
そう4年前の
4年前の3月ですよ
3月
ちょうど今の時期ですよ
なるほどね
そこまで見ると
物語的に
全部回収して
旧版も旧エヴァも
回収して全部終わるし
庵野秀明の
師匠としても
ちゃんと完結するって
全部回収するんですよ
よくできましたね
そんな神業が
全部やるんですよ
全部回収するんですよ
離れ技をやってのけるんですよ
最後の最後に
すっきりしたり
モヤモヤしたり
でもモヤモヤしたり
振り回されるのに
最後の最後で
全部に決着つけるんですよね
すごいな
その最後の決着が
なんか普通だなみたいな
そうか普通なんだそこは
めちゃめちゃ
平凡なところに落ち着いたな
みたいな
そうなんですね最終的には
でも
それが尊いんですよエヴァンゲリオン
尊いんだ
尊い
最後の最後に
なんていうか
言ってしまえば語弊があるんですけど
すごいつまんないところに落ち着くんですよ
すっきり普通に終わったなみたいな
なるほど
でもこのエヴァンゲリオンという異常な
異常な忍語である
エヴァンゲリオンが
その普通な結末に至ったのが
尊いんですよ
なるほどね
鬼ごとは
鬼ごとは
鬼ごとなんですか
異常な狂ったね精神狂って
人ぶっ殺すようなやつが
生まれてきてはいけない子供が
生まれてきてはいけない
売れるもの全てを傷つける
やべえやつが
常にナイフ持ってるようなやべえやつが
最終的になんか
結婚っていいよねとか
普通の生活っていいよねとか
なるほどね
最終的にそこに行き着けて
多分普通の人がそこに行き着けて
最初から普通じゃないですか
それって何も面白くないし
嘘つまんないんですけど
ちょっとついたら
人ぶっ刺すようなやつが
そこに行き着いたら尊くないですかっていう
それはね尊い
なるほどね
アルバムのラストの曲がすごい
思春期になんかちょっと馬鹿にされただけで
人ぶっ刺して
何人かぶっ殺して
やべえやつが
最終的に
人と分かり合えるっていいよね
とか言い出したら
それって尊くないですかみたいな
逆に一周回ってね
イメージの中で
マシンガンを雑踏でぶっ放してたやつが
脳内では常にぶっ放してたやつが
大人成長とともに
そこに落ち着くっていう
なるほどね
本当に昨日
4年ぶりに見て
見てた時も思ったけど
思ったより
思ってる以上に
怒り言動の話
ってやっぱ最後
怒り言動の内面に迫って
それがすごい
あれなんですよね
言ったらなんだけど
人と馴染めないみたいな
人との関係に馴染めないみたいなものが
すごい
親戚の集まりの中で浮くとか
学校で浮くとか
日常的な言葉で怒り言動の
抱えているものが語られるんですよね
それが出てくるんですね
いきなり
そうなんだ
ちょっと共感できるな急に
言動に
親戚に馴染めない
見るからに馴染めないソースもね
それを受け入れてくれた
言動の奥さんとかは怒りゆい
怒り真珠の母親を
もう一度会いたいみたいな
そういう願いが
いろんなことを引き起こしている
っていうことの話が
また最後語られるんですけど
話としては本当に
すごいパーソナルな
怒り言動の話
精神的影響の考察
結局やってることは同じなんですけど
旧劇場版と新劇場版は
旧劇場版は怒り真珠くん
という主人公の
保管される話だし
怒り真珠くんは
そこでやってるし
だったら新劇場版で
もう一回やるとなれば
怒り真珠やってもしょうがねえから
怒り言動という
新劇場版は
怒り真珠が
やっぱり言動という
真珠くんの父親の話
そうなんですね
これってやっぱり
庵野秀明の年齢的な問題というか
旧劇場版では
やっぱり庵野秀明の精神年齢
とかっていうのは
14歳の怒り真珠くんに近いものであって
それを表現するのが
リアルだったんですよ
新劇場版ではやっぱり
十何年とか
近く経ってるんで
怒り言動に近くなってるんですよね
真珠くんの補完はやってるわけだし
であればやっぱり父親の言動の
欠けた心を補完するという
そこにやっぱり自身の心情なり
なんなりを投影して
それがなされるっていうのが
新劇場版かなと思うんですけど
急で一回はっちゃけちゃったけど
やっぱり
やっぱり
最終的にはまた
落ち着くところに落ち着くというか
そういう感じなんですかね
庵野の
庵野監督の精神状態を
そういう感じだったってことですかね
結局なんかその庵野秀明の
現在というか
それがなんかセキュララに語られているのが
エヴァンゲリオンという物語
もうさっき言った詩小説であるっていうのは
そういうことなんですね
新劇場版Qって
おっしゃったようにめちゃくちゃ暗い話なんですけど
そのQ
庵野監督自身がQが終わった
完成直後僕が壊れましたって
コメント出してて
鬱病
鬱状態に
入ってしまうんですね
実際そうだったんですね
なのでQを作っているときは
結構ギリギリ
もう壊れてしまってたのかなとは思ってて
それがやっぱり作品としても
ものすごい暗いし
結構追い詰められるような話
なんですけども
その鬱病の治療とかもあって
新エヴァンゲリオンって公開が結構
伸びちゃったんですけど
なるほどね
その鬱病の間に周りのいろんな人
奥さんだったり
師匠の宮崎駿とかにも
いろいろ助けてもらったりして
自分が立ち直っていって
新エヴァンゲリオン劇場版の
制作を再開させるんですけど
それもあって
新エヴァンゲリオン劇場版って
話の前半って
Qまでですごい追い詰められてた
しんじくんが
周りの人たちに
どんどん助けられていって
立ち直っていって
その後自分の父親である
碇玄道と
初めてきちんと対話をして
その対話の中で玄道の
内面世界の話を
やっていくんですけども
それをしんじが許していくっていう
のがテーマになってるんですけど
やっぱりそこは安野監督自身が
うつ病を経験したことが
すごいテーマになってるのかなって
思いますね
ちょっとリンクしてるわけですね
ちなみに
風立ちぬに出たのは
時系列的には
シンの前
そうですQの後ですね
その頃はまだ
精神的には
病んでた
病んでたところに
宮崎駿がいきなり
主演の声優をやらせましたね
そのタイミングでやらせたんです
なるほど
あれはあれですよね
だからこそやらせたんですよね
宮崎駿が待ってて
安野秀明を立ち直らせるために
やらせたみたいなところありますよね
エヴァだったり
アニメからも離れて
全然違うところで
そういう背景があったんですね
シンゴジラとかも
Qとシンエヴァンゲリオン劇場版の間ですね
そうなんだ
それはその間なんですね
なるほどね
そこでちょっと
エヴァから離れた
新たな創作活動
創作活動をやれたことが
立ち直るきっかけになってるんですよ
エヴァンゲリオンに
こらわれすぎると
あれってもう全部
安野秀明個人の自分だから
やっぱり
引き詰まっちゃうんですよね
そこでちょっと
宮崎駿を
作品に携わるとか
シンゴジラって
ゴジラって
安野秀明のルーツだと思うんですけど
あれって他人が作ったものじゃないですか
そうですね
それちょっと距離のあるものに
関わることによって
距離のあるものを作ることによって
立ち直るみたいな
やっぱりこういうの
俺好きだわみたいなのを
再確認したっていうのが
風立ちぬであるし
シンゴジラだよなっていう
庵野秀明と創作活動の再認識
でもやっぱり創作活動
好きだなっていうのは
再認識したんじゃないかなと
ちょっと自分と距離のあるものを
作ることによって
そういうものに携わったからこそ
もう一回自分の
表現であるシンエヴァンゲリオンに
向き合ってみようとか
立ち向かってみようっていう
気になったんじゃないかな
っていう気はしますけどね
すごい背景が分かりましたね
はい
ここで一回
ストーリーについて大まかに
理解したところで
一旦ここで
第一部完ということで
では続きは
次回に行きます
01:29:09

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