1. メディアヌップ
  2. #234 富野由悠季原理主義者に..
2025-07-31 50:31

#234 富野由悠季原理主義者に物申す!

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それだけがガンダムでいいんですか?『シシになる。』出版記念イベントの報告。

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サマリー

ポッドキャストエピソードでは、富野由悠季の作品とその影響について語られ、特に『閃光のハサウェイ』の深いストーリーやキャラクターの関係性に焦点が当てられています。また、ガンダムシリーズ全体に対する思いも交えつつ、視聴者との感想交換が行われています。このエピソードでは、富野由悠季の独特な作品作りやメタ視点が掘り下げられ、『ハサウェイ』における読者との信頼関係が語られています。さらに、プラモデルとの関係性が作品の魅力を高める要因として指摘され、富野作品の特別さが強調されます。また、富野由悠季作品がもたらすコミュニティの結束力や、他の作品との対比を通じての考察が展開され、特にガンダムがオタク文化とは異なる一般受けをしている点や、富野さんの真剣な作家性について深く掘り下げられています。最後に、富野由悠季の作品に対するさまざまな視点が語られ、ガンダムやモビルスーツのデザインについての議論が行われ、ポケモンカードについての話題もあり、ゲームの楽しさや未来の展望について触れられています。

ガンダム作品の視聴
スピーカー 2
こんばんは、ささきるです。 こんばんは、遠藤です。
スピーカー 1
Media Nupは、ガンダムやポケカンの話をするポッドキャストです。
スピーカー 2
はい、というわけで、今週も引き続き遠藤さんにゲストに来ていただきまして。 ありがとうございます。
スピーカー 1
やっぱりガンダムの話になるんじゃないかと思ってるんですけども。 話の特化解として僕、遠藤さんにちょっと聞いてみたいんですけど、
私と同じく、2025年ガンダムデビュー組。 もっと言えば、ジークワークスの劇場版を見てからファーストを履修し始めたっていう遠藤さんだと思うんですけども。
スピーカー 2
この間遠藤さんのFacebook見てて腰抜かしそうになるぐらい驚いて、この半年で見たガンダム作品をティア表に分けるというのをやってた時に、
スピーカー 1
そこに映ってた作品数が尋常じゃなくてですね。 これ200本じゃ効かないなって。300本とか、いやもっと400本ぐらい見ないとこの数にならないなみたいな数がプロットされてたと思うんですけど、一体どこまで見たんでしょうか。
本ってあれですね、話数の話ですよね。 そう、話数。
スピーカー 2
話数、300ぐらいあったのかな。 作品で言ったら、あのティア表入れた時は、例えばファーストガンダム43話とかを1として数えたりするんで、15作品だったんですよ。
15作品。 ファースト、ゼータ、ダブルゼータ。
キャクシャーハサウェイ、F-91、ポケットの中の戦争、0083スターダストメモリーが、あとターンA、この辺が宇宙戦記の、あとは誰か、だからUC、ユニコーンですね。
で、それ以外のオルタナティブのとこで、サンダーボールと2つと、ジークアックスと、彗星の魔女と、あとあれだ、1個忘れてました。あれ、ユニコーンの続編のナラティブ。
はいはいはい。 劇場版のやつ。これで15かな。
スピーカー 1
いやすごい、もう見てないの。GガンとVガンとGレコと、あと何でした? あともうちょっとぐらいじゃないですか。
スピーカー 2
あのね、そういう意味で、ちょっと、まあ今日その話を中心にしようかと思ってるんですけど。
あの、ハサウェイの小説の衝撃もあって、今ちょっとお休みしようかと思ったんですけど、昨日ぐらいからガンダムビルドファイターズっていうの見始めました。
スピーカー 1
ガンダムビルドファイターズ、僕すいません、過文にして、初見なんですけど、何ですかそれ。
スピーカー 2
あの、ダッシュ4クローみたいなやつです。ガンプラ作って戦わせるっていうやつ。
スピーカー 1
それってプラモ教師ローみたいなやつですか?
スピーカー 2
そうそうそうです。なんかあれですよ、マジで、今日1話たまたま見たんですけど、1話もそんなに古い、何シーズンかあって5シーズンぐらいあるんですけど、
なんか最初のやつも多分そんなに絵柄見る限り、そんなに20年も30年も昔じゃないなって感じで、あの、なんていうんですか、手触りがね、シンカリオンでした、完全に。
スピーカー 1
なんか今、公式サイトを見てるんですけども、シンカリオン感伝わります、これ。
スピーカー 2
ですよね。知ってるからね。パパ、パパなら理解できる世界観。
スピーカー 1
出てくるのが子供たちってことですよね。
スピーカー 2
ですです。で、なんか最初、本当に今日たまたま1話見たとこだったから、なんか、あの、町のプラモ屋の息子さんみたいな方が主人公で、っていう感じなんですけど、
自分で作ったプラモを、なんかあれかな、シンカリオンもそうだし、ベイブレードとかも近いんですけど、なんかプラモを戦わせる箱庭みたいなのに入ってて、バトルするみたいな感じの話で。
スピーカー 1
じゃあ現代版のプラモ教師ローなんですね、それね。
スピーカー 2
だと思います、だと思います。この辺まで手を出し始めたんす。
富野ガンダムの魅力
スピーカー 1
いや僕本業に近いとこで言ったのは、ガンダムTCGがついに今月発売になりまして。
スピーカー 2
あー、あれと違うんですよね、なんだっけ、アーセナルベースだっけ。
スピーカー 1
うん、違いますね。それと違うんですけど、本当に純粋なカードゲームで4人対戦できるやつで。
いや4人対戦!?
1対1もできるんですけど、他人数戦とかも推奨してる珍しいカードゲームで。
スピーカー 2
へー。え、どうなんすかどうなんすか。
スピーカー 1
うん、まあまあ絵が綺麗なんで評判がいいですね。
あと盛り上がっていくかどうかはね、これからみたいなところなんですけど。
スピーカー 2
現物ってもう出てるんですか?
スピーカー 1
あ、出てます出てます。
スピーカー 2
触ったんですかもう?
スピーカー 1
えっとね、まだ僕プレイはしてないんですけど、ティーチングアプリってルールを覚えるアプリがあったりするんで、
まあなんとなく世界観はわかるみたいな感じなんですけど。
3年前だったらピンと来なかったと思うんですけど、まあ今大体ピンと来てる。
スピーカー 2
どのカードがあったやつ?
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
あー。
好きじゃないガンダムとか好きじゃないやつもあるんですけど、その中に好きなやつを発見できる程度にはわかるんで。
いやそりゃそうですよ、これだけ見れば。
スピーカー 1
そうなんですよね。
メディアヌップ。
はい、というわけでちょっと先週に続いてね、そうそうガンダム話したんですけど、今回遠藤さんの持ち込み企画ということで、たくさん見た遠藤さんから今週のトークテーマを。
スピーカー 2
そうですね、トークテーマというか佐々木さんに聞きたいんですよ。
なぜ富野ガンダム以外を受け付けないのか。
スピーカー 1
受け付けないのかか。
スピーカー 2
受け付けないのかというかちょっとね。
スピーカー 1
はいはい。
スピーカー 2
そこまでじゃないと思うんですけど、それこそこの間、つい先日なんですけど、私も富野さんの先行の発想で3部作小説を読み終えまして。
スピーカー 1
俺も読んだ。
スピーカー 2
小説で初めて。
読みました。
そうそう、だからあれです。さっきのTI表でいうと小説入ってなかったんですよ、中には。
スピーカー 1
その時は。
スピーカー 2
入ってなくて、入ってなかったんですけど、富野さんの小説をいつか読もうと思っては行ったんですけど、何から読もうかあんまり踏ん切りついてなかったときに、なんとなく作品として物語の行く末を全く知らないのって浅植ぐえだなと思って。
で、あとはその逆襲のシャアもベルトオチカチルドレンっていう劇場版とは違う設定の物語になっていて、それも興味あったんです。
ベルトオチカチルドレンとハサウェイ3部作の4冊を買ってきて積んでたんですよ。
スピーカー 1
はい。
スピーカー 2
で、さなきさんがレイスブックに読み終えた時の思いを投稿されたんで、私もマジかと思って一気に読んだんですけど、その日読み終えたのが12時ぐらいだったんですけど、寝つけなくて3時ぐらいまで寝れなかったんですよ。
スピーカー 1
40後半の男性を睡眠導入剤を必要なほどに興奮させる小説、先行のハサウェイ。
スピーカー 2
いやーもう、それは本当にすごかったんですよ。この話ってみんな知ってんのかな、先行のハサウェイの結末。
スピーカー 1
これちょっと待ってくださいよ。僕ね、みんな世の中の人が思ったほど小説読まないの僕知ってるんで。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
僕ガンダム好きになってから小説の話もたくさん人に振ったんですよ。アニメの話と同じぐらい小説読みましたって必ずセットで聞くんですけど、
だいたい10人に1人ぐらいしか読んでない。10人に1人も読んでないかな。読んでないんで、ベルトチカ・チルドレンとか、あとファーストガンダムの小説版とか、ましてや先行のハサウェイの結末がどうなのかって、みんなマジで誰も知らないと思います。
スピーカー 2
じゃあそうか。
スピーカー 1
だからこれは30年前の作品じゃないかと。いやネタバレなんかもう内緒っていうのは言えないと思う。これは見て、見られてない。世の中にまだ認められてないと思うんで、僕これ。
スピーカー 2
まあそうですよね。てかましてやこの冬に劇場版第2作があって、月も控えてるってことを考えるとちょっとあれですけど。
スピーカー 1
だからね、最新、まるで最新作に触れるかのように今慎重に話を進めると。慎重に話を進めてもいいですか。
スピーカー 2
慎重に進みましょうか。進めましょう。
スピーカー 1
僕もね、ティア表を作ったんですよ。そんな数見てないけど、今数えてみます。1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16だ。16だったんだけど。
スピーカー 2
見てるじゃん。
スピーカー 1
アニメだけじゃなくてここに小説も混ぜてあるんで。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
例えばさっきエンドさんがあげなかったので言うと、ネットフリックス版のガンダムと、あとは小説版の密会。
これはアムロとガンダムのネタと、あとゼータの小説と、ベルト落ちかチルドレンと、閃光のハサウェイと、ファーストガンダムの小説、これ加えると大体その16本とかになるんですけど。
そのうちでティア1、もうトップティアにしてたのが逆襲のシャアだったんですけど、で、閃光のハサウェイを中まで読み終えた時にAにしてたんですね。
Aっていうのはごめんなさい。ティアで言うと3番目だ。
スピーカー 2
S?SS?
スピーカー 1
ティア3にしてたんですけど。
SSから?
SSが逆襲のシャアで、Sがファーストガンダムのテレビ版とファーストの小説版。で、Aがファーストの映画版の3本目?なんだっけ?めぐり合いソーラー。
スピーカー 2
はいはいはい。
スピーカー 1
と、閃光のハサウェイの小説と映画版っていう風にしてたんですね。
でも、でも、中と下を、閃光のハサウェイの中と下を読み終えた今、逆襲のシャアと並び、SSに並びました。
スピーカー 2
いや、で、私も本当に動揺したっていうか。
スピーカー 1
もう眠れないぐらいですからね。
スピーカー 2
そうそう、揺さべられちゃって。
わけですよ。だからすごい気持ちはわかるんですよ。気持ちはわかるんですけど。
佐々木さんが読み終えたそのお気持ちをフェイスブックに書かれたのを私見たときに、佐々木さんもうこれでガンダム打ち止めにするぐらいのことをおっしゃってたじゃないですか。
スピーカー 1
もう今その気持ちですよ。今もその気持ちです。もうガンダム打ち止めでいいやって。
スピーカー 2
いや、その気持ちもわかるんだけど、なぜそこまでって思ったんですよ。そこら辺のその心をまず聞きたいなと思って。
スピーカー 1
そうですね。他が面白くないとかもう見たくないと思ってるわけじゃないですよ。
感想の共有
スピーカー 2
そうですよね。
スピーカー 1
たくさんあるから、どこかで節目をつけなきゃいけないと思うんですけども。
先行のハサウェイほどちょうどいい節目ってあります?って。
スピーカー 2
いやー。
スピーカー 1
次見るときはってか同時並行でちょっと見てたのはVガンダムだったんですよ。宇宙戦記のもっと未来の100年代後半かな。
あれ全然別の、今度宗教ものの話になっていくと思うっていうかそういう風に聞いてるんですけど。
それは見たいなと思ってるんですけど、ちょっと休憩が必要だなということで。
ハサウェイってシャアの意志を継いでアムロのガンダムに乗ってるハサウェイ・ノアっていう、ファーストから続いてきたドチョックの流れを正当に受け継いだ男が第3巻である迎えるわけじゃないですか。
スピーカー 2
言いそうじゃないですか。
言いそうじゃない。
スピーカー 1
こんな節目ってないじゃないですか。
スピーカー 2
それはそうなんです。まさにそうで、それ言ったら結末を迎える人いるじゃないですか。他にも。
スピーカー 1
そうですね。確かに確かに。
スピーカー 2
ずっと0079からずっといる人いるじゃないですか。
私は彼が本当に一番好きなんで、だからこそすごい気持ちになってしまったんですけど。
スピーカー 1
ブライト・ノア?
スピーカー 2
言うじゃん。言うんですか。
スピーカー 1
だってブライト・ノアは普通に出てくるでしょ。
スピーカー 2
そうっすね。出てくるし、ハサウェイとの関係性もね、もう公然なんでいいんですけど。
ブライトも、これは詳しくは言わないですけど、あの話の中では相当な結末を迎えるわけじゃないですか。
で、やっぱりブライトの親としての設定みたいなところもあるわけで。
もうね、ブライトのことしか頭に浮かばなくて、その夜は。
スピーカー 1
なるほど。そっち目線でのインパクトがあったんだよね。
スピーカー 2
もちろんハサウェイのガンダムシリーズでも、ハサウェイの立ち回りとかも独特っていうか、他には全くないし。
スピーカー 1
なるほどね。やっぱりね、人と感想交換するの面白いですね。僕でそこじゃなかったんですよね。インパクトを受けたところって。
スピーカー 2
どこなんですか?言えない?
スピーカー 1
最終…だからその最終巻のエピソードのどこも関係ないですよ。どこも関係なく、この3巻を通じて、これ本当にロマンスだと思うんですよ。
ロマンス小説っていうか、かなり純粋な、むしろモビリスーツのバトル一切いらない。
いらないというか出てきますけども、これがモビリスーツじゃなくて、これがただ単に第二次大戦中の戦闘機でもいいし、
カーチェイスの話でもいいと思うんですよ。
ゆえにというか、アニメ化する意味がなさそうな、モビリスーツが戦うという意味でのアニメ化する意味がなさそうな、
純粋なる文学っていうか、しかもかなりベタなロマンティックな文学だと思うんですよね。
スピーカー 2
確かにね。ロマンスってのは特定の誰かをイメージして言ってます?
スピーカー 1
はっきり言うとこの3人。ガンダムの最初のシリーズがアムラとシャアとラバーの3人の話だったとしたら、ケネスとギリギリとハサウェイの話だと思うんだけど、
これがかなりストレートに悲劇的なロマンスで、悲劇的っていうかね、喜劇的でもあるんだけど、
スピーカー 2
村上春樹の作品、みんながよく知っている村上春樹の作品で例えると、すっごいノルウェーの森みたいだと思って、
スピーカー 1
ノルウェーの森味があるんですよ。ノルウェーの森も2人の男の子と1人の女の子が出てくる。
富野由悠季の作品作り
スピーカー 1
女の子2人かな、2人出てきますけど。そういうベタな、ベタっていうか、この富野由悠季っていう作家の性欲とロマンスみたいなものが、
ガンダムって世界設定を借りて、何しろ自分が作ってきた世界だから説明あんまりいらないわけですよね。
いきなり超ハイコンテクストな文脈の中に、ボンって放り込むっていうか。
こういうのなかなかないなと思って、すごいなと思って。
スピーカー 2
富野さんだからできる技ですよね。
スピーカー 1
本当にそう思いますね。逆襲はもそうだけど、過去に作ったコンテクストがあるから、いきなり説明抜きで、ある状況の中に人放り込んで。
これが例えば新人作家のSF作品で、3人の恋愛を書いてもこんな感じにならないと思って。
もうちょっと丁寧に説明しなきゃいけないし、丁寧に説明すればするほどテンポが落ちるっていうか、会話が不自然になる。会話部分の中で。
会話が全然、すぐ文脈すっとばした高速な会話をするじゃないですか。
あれって読み方によっては、ニュータイプ的な能力が、相手の心を読む能力があるからだみたいな説明をする解説動画とか、解説もありますけど。
あれ、そういうことで、そういう説明を使わずとも、男女の日々を言葉頼らずに、読者の知力を信頼して書くとああいうふうになると思うんだけど。
それがすごかった。衝撃的だった。
スピーカー 2
確かに、その3人のロマンスなんですけど、ギギとハサウェイ、ギギとケネスの対話のところがめちゃめちゃ面白いっすね。
スピーカー 1
めちゃめちゃ面白いよね。
確かに読者信頼すぎっすね、マジで。
スピーカー 2
こんなので楽しめる人は、本当に結構ヤバい人しか楽しめないぐらい、何言ってんのっていう話を結構してますよね。
スピーカー 1
まさに僕が言いたかったことはそれで、はっきり言って、みんな向けに作ってないですよ、こんなの。
スピーカー 2
そうでしょ。
スピーカー 1
小説も映画も、今の映画はヒットさせなきゃいけないから、興行だから別だと思うんですけども。
この小説って、そういう興行とかぶっ飛んだところで書いてるから、もう信頼しすぎ。読者信頼しすぎ問題。
でもこんな信頼されたことないじゃないですか。
スピーカー 2
わかる。
スピーカー 1
こんなに信頼してくれるみたいな感じですよ、これ。
スピーカー 2
いやー、なるほどなー。すごいわかってきちゃったけど。
でも、富野さんの小説、その4冊しか読んでないんですけど、だからファーストとかララーのやつとか読んでないんですけど。
もちろん、ちょっとはっきり言わせてもらえば、気持ち悪いところたくさんあるじゃないですか。
スピーカー 1
すんごいいっぱいありますよ。
プラモデルの影響
スピーカー 2
だから、ある種の村上春樹的なってのもすごいわかるし、文学におけるエロティシズムとか、すぐ女性の後ろ姿のことを酷命に書くし。
あの辺の話も独特なんですけど、すごく思ったのが、すごいメタ視点をめっちゃ感じさせる文章だなと思ってて。
つまり、三人称、紙視点で書いてて、ハサウィはどうした?ギギはどうした?っていう話をするんですけど、
たまに、そういう意味での俯瞰っていうのは当たり前なんですけど、
もちろん戦争だったりとか、男女の関係とか、人間の愚かさみたいなのをテーマにしてるから、
その世界におけるその話をしてる風なんだけど、めっちゃ現実の話を普通に織り混ぜてくるっていうか。
織り混ぜ方が、ハサウィの世界観の話っていうよりは、ハサウィの話を読んでるお前らの世界みたいなのを突然混ぜてくるっていうか、
しかも綺麗に混ぜないで、わかりやすく、現実の話を今してっから、みたいな感じの混ぜ方をしてくるような、なんか独特の感じがあって、これあんま読んだことないなと思いました。
スピーカー 1
簡単に言うと、その作品の中の語り手が、書者富野由紀自身が語り手になってる字の文みたいなものが、
フラッと出てくるんですけど、そういうのは他の小説にもあるっちゃあるけど、富野由紀ってインタビューとかでもよく知られてるように有名だから、
もう富野由紀の字の文が出てきた瞬間に、富野由紀の口調で再生されるっていうか。
そうそう、富野由紀出てきたみたいな、普通に。
ハサウィの上巻の1ページ目からいきなり富野由紀ですもんね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
ハサウィの世界説明じゃなくて、富野由紀がこの世界とは何かっていうとこから、いきなり始まる。
確かそうだな、今。
スピーカー 2
そうですそうです。ちょっと、そこはセパレートされた語りから入ってるんです。
だけど、今でも佐々木さんの説明の通りです。いきなり、これ富野さん喋ってるみたいなところが、折りに触れててくるっていうのが。
スピーカー 1
これですよ、今ちょっと呼び出した。先行のハサウィ、第1巻上の序文。
時が忘却をくれるとは誰が書いた言葉だろうか。それを言い出した人は楽天家であったか。真実・絶望の恐ろしさを知っていた人たちだろう。
そのどちらであろうとも、言葉というものは多重性と曖昧さをもって真実を伝えることはないと言える。
みたいな。これは多分ガンダムのアニメ見てきた人が、いきなりこれ、序文で渡されたら目にくらうと思うんですけど。これが富野由悠季のガンダムの小説なんですよね。
スピーカー 2
いやー、だからマジで読者信頼すぎですって。こんなウェブのニュースは最初に産業でまとめがなきゃいけないとかって言われてる時代に、
ここから入るっていうね。でも今のお話すごい納得感あったんですよ。特別ですよね。そういう意味でわかるんですよ。
富野さんの作品だけが特別であるっていうのはすごい理解してるんですよ。
だけど、他のも結構面白いなっていうのが私のスタンスなんですよね。
スピーカー 1
そうですよね。特にでも遠藤さんはスターウォーズも含め、いろんな作品を愛する力が強いから、全部の良さを発見するアンテナというかね。
スピーカー 2
でもなんかそれで、やっぱり富野さんのやつは特別だし、しかもやっぱハサウェイの体験とかは本当にすごかったんで、
やっぱもう自分も一つ区切りつけたいなと思う反面、なんかそれでもまだ見てないやつ見たいなとか、あとはここから先も期待しちゃうなっていうのは、モビルスーツ好きになっちゃったんですよ。
スピーカー 1
ほんと?プラモもお買い上げになられてる?
スピーカー 2
最近プラモもなかなか手に入んないんで、ジークアックスのやつは結構なロット作ってるんで、ジークアックスとか赤いガンダムとかも結構毎月再販とかされてるんで、比較的手に入りやすいんですけど、
やっぱこれだけ作品たくさん見ちゃうと過去のやつめっちゃ欲しくなっちゃって、割り返しな頻度で再販はされるんですけど、再販のロット数とかめっちゃ少ないからすごい争奪戦になってるんですけど、
でもこの3、4ヶ月で10個くらい買ってて、3個くらいしか作ってないんですけど。
スピーカー 1
ちょっと基本的な質問いいですか?
スピーカー 2
もちろんもちろん。
スピーカー 1
ガンプラって買ったら作るんですか?飾っておくんですか?
ガンプラって箱のまんま押し入れに、蓋の脇に書いてあるモビルスーツ名を見せびらかせながらしまうものなんですか?どうなんですか?
スピーカー 2
いろんな人いるんじゃないですか。でも、積むっていう行為が存在してるのは確かですよ。本と一緒です。
だから、買って積むっていうのが結構状態化してるっていうか、カルチャーとしてある。
作ってない人かなり多いと思いますけど、私は結構それが作ってるんですけど、そこがまたこの世界観に没入する1個のポイントだったんですよ。
ガンプラ作ってると、やっぱりガンプラってめちゃめちゃよくできてて、いろんなところが稼働するわけですよね。
やっぱり組んでるときに、顔作る、胴体作る、足作る、右腕左腕作るみたいな感じでやっていくんですけど、
やってると、こうやってモビルスーツできてんだみたいな感覚になって、
で、せっかく作って完成したときに思うのは、これを新品のモビルスーツを1回の戦闘でボロボロにして帰ってきたら、それはストナージャ起こるよなみたいな。
スピーカー 1
僕も今ね、整備工の気持ちになってましたわ。
そうなんですよ。
いやだって、銃1個放り投げて囮にしただけで怒られるじゃないですか。
この銃どうやって回収するつもりなんだみたいな。
なのに1回の戦闘でボロボロにしてきて、どうしてくれるんだみたいなね。
スピーカー 2
あのね、気持ちがめっちゃわかるし、そういうことを想像してたら、
あのガンプラの箱って今のって本当によくできてて、色塗んなくていいんですよ。
こだわりなければね。私こだわりないんで色塗りなしで作っちゃうんですけど、
それでもガンダムとかゼータガンダムとか、ゼータとかそうか。
でもやっぱりプラも作ることを考えてるから、1個あたりのモビルスーツに使われる色のパターンって、
多分6個ぐらいが最大ぐらいだと思うんですけど、
でもパーツすごい細かいんですけど、その6個のランナーって言うんですけど、
色んなパーツがくっついた1つのA4ぐらいの大きさのやつが6種類ぐらいあるんですよね。
で、A1-22とA1-23、B1-21を持ってきてくっつけますみたいな、つまり説明書になったりするんですけど、
なんか、おい新入り、あのB1-23取ってきてみたいな、頭の中の脳内メカニックが発生するような感覚を覚えてしまって。
スピーカー 1
すごいな、ガンダムっていう作品は。
スピーカー 2
いや、こりゃたまんねーなってなっちゃったんですよ。
スピーカー 1
そう思ったらもう。
スピーカー 2
これまで見てたあらゆるシーンがもう1回面白くなりますね。
マジでそうで。だから、なんでしょう、本当に。
だからガンダムの話をする時に、富野さんの話とかもそうだし、逆車本とか、
開発者、開発者っていうか制作側の振り返りをする時に、
おもちゃメーカーが、みたいな感じで、
やゆっていうか、あんまり良いものとして扱われなかったりするし、
実際、おもちゃメーカーの圧力でいろいろと歪な作品になってるっていうのはたくさんあると思うんですけど、
プラモがあったことってすごいやっぱり大きかったんだなっていう。
作品の継続性とかもそうだし、
プラモがあるからモビルスーツ、それこそサンダーボルトなんて最近の作品ですけど、
ガンプラのシーンがあるから、作者が言ってたんですけど、
下手にモビルスーツ描く時もすごい気使うって言ってて、
整合性の取れてなさとかっていうプラモ視点から突っ込まれるっていう話とかもしてて、
なんかその辺でそういうのもあるし、
ファンダムの形成
スピーカー 2
やっぱ作品の中にメカニックのシーンめっちゃ多くないですか、この作品って。
スピーカー 1
なんか今気づいてなかったですけど、言われてそう思いました。
スピーカー 2
絶対あるじゃないですか。
スピーカー 1
逆襲のシャワーもメカニックのシーンから始まるからね、冒頭。
スピーカー 2
すごい多いです。
スピーカー 1
アステナージとケイラの話とかさ、
スピーカー 2
アステナージは結構ダブルゼータもずっと出たし、
メカニックっていうか船のクルーとしてはすごい印象深いキャラではありますけど、
なんかああいうのをわざわざ描かなくてもいいわけですよね、普通のロボットアニメだったら。
そこがやっぱプラモと実は良好な関係っていうか、
すごい幸せな関係あるんじゃないかなって思いました。
スピーカー 1
今ね、毛が開かれましたね、僕。
僕は富野主点ばっかりの証言ばっかり読んでるから、
おもちゃメーカーとの圧力みたいなものをうまく表現ができなかったみたいなものだとか、
会社経営上の裏切りにあったと感じてしまったことだとか、
そういうのがどうしても目に入っちゃうんですけど。
でもね、プラモデルっていうビジネスモデルがあるおかげで、
テレビCMだとかDVD販売みたいなモデルによって成立しなかったがゆえに、
1年間プラモさえ売れれば中身自由に作れたっていうようなことは、
中身で言えばそういうことがあるし、
読者視点じゃないか、視聴者視点で言えば、
プラモデル、作中に登場するロボットを手触りを持って触れることで、
作品により没入できるとか、
作品世界をより愛することができるみたいな、
強固なファンダムを作ることに貢献してるっていう意味で、
やっぱり今それができないわけですよね、TikTokとかね。
プラモデルでビジネスモデル組み立てるとかじゃないから。
スピーカー 2
うーん、そうそうそうそう。
そうなんですよ。
今佐々木さん言ったように、いろいろと負の側面は多々あっただろうし、
富野さんなんて結局、
作品の話じゃなくて、リアルの戦争のインタビューとかめちゃめちゃ受けてるじゃないですか。
その時に、人型ロボットが戦えるわけないんですよみたいなこととか普通に言うじゃないですか、私と。
そういうおもちゃメーカーと作品とか、
あとは格のロボットアニメと本当の戦争とか、
すごい矛盾を抱えまくった状態で、
こんだけの世界観とファンとかを作ってるっていうのがやっぱすごい良いなって思います。
スピーカー 1
なんか一周してきて、富野さん良いなって話に戻ってきましたね。
スピーカー 2
やばい失敗したかもしれない。
スピーカー 1
でもね、僕やっぱり、僕全てのガンダムにありがとうっていう気持ちは、
僕やっぱり消えてなくて、
やっぱりジークアックスを見たことによって、ファーストを見るきっかけをもらったと。
ガンダムの魅力
スピーカー 1
ファーストからZZってなるべく見るようにしたこの半年間のおかげで、
実に多くの友達と今までしなかったような会話を深めることができたし、
あと小学校のPTAじゃなくて親父の会っていうのがあって、
男性の父親が集まっていろいろ子供のためのイベントやる親父の会っていうのがあって、
そこやっぱり同世代か僕よりもちょっと上の人が多いから、
集まれば全員ガンダムの話が通じるんですよね。
素晴らしい。
その親父の会って去年から入ったんだけど、去年の前半は、
僕何を雑談していいか分からなかったんですけど、
ジークアックスが始まってガンダムを見始めてからは、
毎週の会合でみんな話が合うんですよ。
見た!サイコガンダム見た!とか。
スピーカー 2
みんな見てんだ。
スピーカー 1
みんな見てる。みんな見てて。
さすが。
この間小学校を使って水鉄砲大会っていうのがあって、
水鉄砲大会って子供たちが第一ステージ、第二ステージとかってクリアしていく。
水鉄砲で紙の的を破いてクリアしていくって。
最後に一番大きなジャングルジムを使った城を攻略するみたいなのを毎年やってるんですけど、
その城のアートとかが毎年変わるんですよ。
去年はマリオやってたんだけど、今年はやっぱりガンダムだろうってことで、
みんなザクになって白いモビリスーツを倒す、ガンダムを倒すみたいなストーリーですね。
ジャングルジムがガンダムの頭部になってるんですよ。
みたいなのを親父同士でみんなで設計して作って色塗って段ボールカットしてとかってやったりしてたんですけど、
俺究極にエモいなと思ったのが、子供たち200人くらい来たんだっけかな。大人倒して200人来て。
全部解散して最後水に濡れてボロボロになった重たくなった段ボール。
ぐちゃぐちゃに破れてるやつをジャングルジムから取り外して、みんなゴミ箱詰めて清掃してるときに、
誰かがBluetoothスピーカーでガンダムのプレイリストを流してたわけ。
井上大輔のビギニングから、ゼータガンダムのサインオブゼータから、森口ひろこから。
ちょうど最後、全部片付け終わりだったときに、ビヨンズ・オ・タイムだったんですよ。
本当に笑みがこぼれる。50歳くらいのお父さんたちの間に。
こんな心が一つになるコンテンツないんでいいなと思ったんですけど、
その時に話が出たのがあって、やっぱエヴァじゃこうなんないですよね、みたいな話をしたんですよ。
俺が言われてハッとしたのが、だってエヴァってオタクのコンテンツじゃんって言われたんですよ、その50歳くらいのお父さんに。
つまりどういう意味かというと、言われて確かにと思ったんですけど、ガンダムって必ずしもオタクのコンテンツじゃないんですよ。
僕みたいな人は富野由悠季の小説最高だとかって言ってるけど、
ゼータはマジ何言ってるかわかんないけど、モビルスーツ最高だわって言ってガンプラ買ってる人も参加できるじゃないですか。
それって昔の言葉で言うとオタクって言わなくないですか。
スピーカー 2
確かに。
スピーカー 1
単なる男の子なんですよ。
スピーカー 2
ジャンプぐらいの話ですよね。
スピーカー 1
男の子ガンダム好きだけど、エヴァ好きなのオタクだよねみたいな感覚があって。
スピーカー 2
確かにな。
スピーカー 1
そうか、エヴァにそこまでの吸収力がないというか、吸収力というかガンダムほどの広がりがない。
その人に言わせれば、俺はエヴァ見てないよ、だってあれオタクっぽいじゃん、とかみたいな。
その人はそういう感じなんですよ。
でも言われてわかった。
例えば小学校の水鉄砲大会のステージで、第一ステージ綾波レイです、第二ステージなんとかですってなんないじゃないですか。
スピーカー 2
多分なんないと思うんだよね。
スピーカー 1
確かに、なるほどね。
なるほど。
スピーカー 2
その時にガンダムってすごいなって改めて思った。
スピーカー 1
それも結構さっきの話じゃないですけど、富野さんの作家性全面だったらやばいわけじゃないですか。
富野由悠季の真剣さ
スピーカー 2
やばい、確かにそれは無理ですわ。
だって今の綾波ステージみたいなのを強化人間女性ステージみたいなの作れちゃうわけじゃないですか、ロザミーとか。
スピーカー 1
やろうと思えば。
スピーカー 2
やばいですね、ギギアンダルシアとか人に見せられないですよ。
スピーカー 1
そうそう。
スピーカー 2
小学生に見せられない。
いやもうほんとそうですよ。ギギとかクエスとかもさ、クエスもだってベルト落ちか中道の方の全裸でモビルスーツに乗ってるじゃないですか。
あの辺とかさすがに映画版はマスクしてたけど、もうあの辺の。
だからそういう意味で言うと、でもゼータはゼータでも、ゼータレベルですら結構やっぱ女ってっていうかさ、富野さんの女性感全開じゃないですか。
スピーカー 1
すごいですね。
スピーカー 2
カミーユ、カミーユも女性との、なんていうかこう、邂逅でいろいろと成長していったりするし、あとはシロッコみたいなね、そのハーレム作りたがってるようなタイプの人とかもいるんだけど、
同じ数だけモビルスーツがあるから見えてこないっていう。
スピーカー 1
そうそう、そうですよね。
スピーカー 2
それも結構、なんか奇跡的なバランスだったんじゃないですか。
スピーカー 1
なんだとね、理解しました。
だから、僕が好きなガンダムのとこっていうのは、本当に一部に過ぎないっていうのはね、今の会話の流れからも分かる、今となったのをよく理解していますので、
いや、それだけがガンダムだと思ってるわけじゃないですよ。やっぱモビルスーツがあってのガンダムだし、もし富野さんだけのガンダムがあったら、もう誰にも見せられない。
なんか本当に。本当に誰にも見せられない。
スピーカー 2
いや、本当そうですよね。
小説版読んだことない人にお伝えしたいですけど、びっくりするぐらいセックスの話しか出てこないですからね。
いや、そうだし、生々しいっていうか、本当に富野さんが出てくるわけですよ、語りの中に。
富野さんの目で見てるんだろうな、みたいな見え方が結構あるんですよね。
いやでも、その辺も含めてやっぱり、今日は富野の原理主義的なことだけじゃないかなと思ってたんですけど、やっぱり富野さんは真剣だと思ったんですよ。なんかすごい。
スピーカー 1
そうですよね。あの真剣さ。それはね、僕そのイデオン、僕そうだ、きっかけはイデオンなんですけど、
そうですよね。
イデオンを見たときに決定的にそれを思いましたね。
スピーカー 2
ああ、イデオンもそうなんだ。
スピーカー 1
あの真剣さ。
真剣さ。
スピーカー 2
他がふざけてるってわけじゃないし、ふざけてるわけじゃないんですけど、例えば私、そのサンダーボルトとかめっちゃすごいハマって、めちゃめちゃすごい作品だと思ってるんですけど、
やっぱ同じ、パラレルワールドを描くとかオルタナティブを描くっていうところがあって、オリジナルに対するリスペクトもあるから、ガンダムのラストシューティングみたいなとことか、頭だけ飛んでいくみたいなこととかをやっぱりやるんですよ、何かしら。
ファンサービス的なところも含めて。
作品としても機能はするんですけど、それは別にふざけてるわけじゃないんですけど、
富野さんの、富野さんが作ったもののこの真剣さとはちょっと違うじゃないですか、なんか。
そこはやっぱり、
富野さん以外も楽しんでるんですよみたいな話をしようと思ったのに、結局富野さんが自分が。
未来のガンダム作品
スピーカー 1
そうですね、あれ?
今どっち?
スピーカー 2
おかしな話になっちゃったけど。
いや、あの真剣さ、ゆえのいびつさみたいなのやっぱ好きだな。やっぱ富野さん、原理主義者かも。
ってなってきた。
スピーカー 1
まあね、今日というか前回と今回通じて、Gクワックスの中身に触れないっていうのがなんか一個象徴してますよね。
他にも、15作見た、15、6作見てきた人たちにはもっと他に話すべきことあるもんね。
スピーカー 2
いや、きっとそうだと思いますよ。他に話したいことの方が圧倒的に多かった。
なんか一区切りの回でしたね、今日。
スピーカー 1
いやでも、なんかね、Vガンダムとかはその終盤にすごい話があるらしいから、まだまだ楽しもうと思ってるんですけどね。
スピーカー 2
あ、もちろんもちろん。Vガンは私も見てないし、あとそれこそGのレコンギスタもね、わりかし近年の富野作って意味では見逃せない感じしますよね。
スピーカー 1
うん、だって僕順番に見てるからターンAもまだ見てないんで、それはすごい楽しみにしてます。
スピーカー 2
ターンAねー、ターンA。だって佐々木さん、あれ宮崎アニメも好きですよね。
スピーカー 1
え?何か関係あるんですか?
スピーカー 2
いやなんか宮崎アニメ的な雰囲気はありますよ。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
マクロスは見てます?
スピーカー 1
マクロスは第一作見ました。
スピーカー 2
あ、私全然見てないんですけど、確かあれじゃなかったかな、歌歌ってるのマクロスの人じゃなかったかな。
スピーカー 1
へー。
スピーカー 2
とにかく異質なんですけど、物語の設定とかもめっちゃ面白いから、ぜひ見て話したいですね。
スピーカー 1
いや見ますよ、見ます見ます。
僕富野由悠季のリーンの翼っていう小説を今読んでて、
あのね、そっちにね俺曲がってしまいましたね、ルートがね。
バイストンウェル物語ってダンバインとか、
富野由悠季がバイストンウェルっていう世界を描いてる作品が何種類かシリーズがあるんですけど、
そのうちの一つでリーンの翼っていう小説があって、
ちょっと一回ねガンダムからね、そっちのバイストンウェル系に一回横っ飛びをしたっていうね。
イデオンから始まったっていう意味で俺曲がってないんじゃないですか。
スピーカー 2
俺曲がってないか。
スピーカー 1
でもこれ、いやーこのカドカワノベルズの上下2段組6冊だんだよな。
え、やばいっすね。
スピーカー 2
ハサウェイとかすごい短いじゃないですか。
スピーカー 1
短いし、うん。
3冊あるけど、1ページはページ数も少ないしあるんですけど、リーンの翼はね、上下2段組6冊。
本気ですね。
スピーカー 2
尋常じゃないよこの人たち。
スピーカー 1
わかる。
いやー。
スピーカー 2
すごいなー。
スピーカー 1
いつかたどり着きますわ、そこまで。
スピーカー 2
いやーすごいわ。
何の話かあれだったんですけども。
いや、結局富野さんをこう、ライサンする、レイサンするっていう。
スピーカー 1
いやーでも俺、いや本当ハサウェイの2本目すごい楽しみ。
いや本当そうっすね、確かに。
スピーカー 2
ギギアンダルシャとメイスフラワーの口喧嘩のシーンがあると思うんで。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
それ楽しみです、僕は。
スピーカー 1
そういう意味では、うん。
役者が演じる理由があるシーンがね、何個かあると思うんで。
スピーカー 2
あとはマフティのあんまり出てきてない面々とかも出てきますしね。
スピーカー 1
俺小説読んでるからさ、しかも覚えにくい、ひたすら覚えにくいのは間違えて出てこないから。
あの映像見るまではさ、誰が誰だか分かってないから。
ちょっとそのね、映像化に期待したいとこですね。
スピーカー 2
結構でもセリフとか忠実でしたよね、あの上巻の音どこが。
第1話、映画の1本目はセリフすごい忠実ですよ。
スピーカー 1
うん。
だから、え、これ分かりづらいんじゃない?って。
小説読んで何回か読んでたり、前後分かると意味分かるけど。
ハサウェイの冒頭の、なんだっけ、宇宙船で地球に入っていく、あの宇宙船の中でケネス大佐とメイスフラワーがする会話も。
はいはいはい。
何の話してんだお前らみたいな。
スピーカー 2
しかもクッソアダルトですからね。
スピーカー 1
クッソアダルトな。
スピーカー 2
もうガンダムから遠いところまで来たって感じですよ、あれは。
だからハサウェイはね、手加減しないとこは手加減してなくて、
スピーカー 1
その辺がすごく、やっぱり映画版も僕すごい好きですね。
劇場に行くのが楽しみ。
いやそうですよね。
なんか、あー確かに。
スピーカー 2
劇場でこの感じで見れるの、たどり着けたってわけですもんね、我々も。
たどり着けましたね、今年の冬。
スピーカー 1
もうハサウェイ、これ昨日も見たもんね。
3回目見た昨日。
スピーカー 2
俺3回見たガンダムは逆視点。
スピーカー 1
俺3回見たガンダムは逆視のシャア以外ないもんな。
スピーカー 2
いやでもハサウェイ、やっぱ好きになっちゃいますよ、本読んでた方が。
どうすんだろうな、あれも。
スピーカー 1
私ハサウェイだよ、あのちっちゃい頃から見てた。
スピーカー 2
そうっすよね。
だから、ベルトウォッチカ・チルドレンが外伝的な扱いになってんのか。
なんかその、ハサウェイの取った行動の相手がちょっと違うわけじゃないですか。
スピーカー 1
だから直接は繋がないですよね。だからむしろ逆視のシャアから見て、クエストペアになってる状態の方なんですよね。
スピーカー 2
ですよね、ですよね。
その辺ちょっとたまに混乱しますけど、でも結構忠実にやってるから、あれつまり映画版も3作やるってことですよね。
スピーカー 1
でしょうね。
スピーカー 2
次で終わりまでそんなことしないよな。
スピーカー 1
3本なんじゃないですかね。
むしろ4本目があってもいいし、違う結末になってもいいですけどね。
スピーカー 2
あの小説を3本映画にするって結構狂ってんな。
スピーカー 1
ですよね、だってモビルスーツ的なカタルシスなくないですか、あのまま行くと。
富野由悠季の作品への視点
スピーカー 2
そうなんですよね、でもやっぱどんどんでかくなってんじゃないですか、ガンダムが。
スピーカー 1
ペーメロペーとツイーガンダム。
スピーカー 2
非常に造形が良くないですよね。
いや、で、結局モビルスーツも突き詰めていくとでかいやつ好きになっちゃってくるんですよ。
スピーカー 1
エンドウさんなんでも好きなんだ。すごいな、愛する力が強いな。
スピーカー 2
いや、ペーネロペめちゃくちゃかっこよく思ってますからね、今。
マジで?
あれね、7700円もするんですよ、プラモ。
スピーカー 1
あれプロまであるんだ。
スピーカー 2
あるんですよ、だからペーネロペもクスリーもあるし、あれとかもあるんですよ。
サザビーじゃないですか、ギャクシャーだと。
ベルト落ちかシールドの方はナイチンゲールって名前なんですよ、サザビーが。
で、ナイチンゲールの方がいわゆるクスリーガンダムとかペーネロペっぽいすごいゴテッとしたやつなんですけど、ナイチンゲールもプラもあるんですよ。
そういう意味では、ハサウェイのモビルスーツは確かに妻ですけど、あれも楽しみです。
スピーカー 1
いや、ペーネロペすごいよ。
あれなんか、ペーネロペすごいよ、これは。
スピーカー 2
いや、独特ですね。なんかオリズルみたいじゃないですか、頭のところとか。
スピーカー 1
頭はオリズルだし、ラティアス、ポケモンで言えばラティアス。
あー、そうそう。
なんか、十二単位のオリズルラティアスみたいな。
スピーカー 2
いや、あの辺もなんかね、やっぱりその辺、もっとマニアックに工芸品というかっていう見方で見ていくと、なんかそれはそれでまためちゃくちゃ奥深い世界があるはず。
スピーカー 1
いや、そうですね。僕の見方が狭いんだっていうことを共通して理解してますんで。
スピーカー 2
いや、そんなことないけど。いつか一個ぐらいプラも作ってみてほしいかも。
スピーカー 1
いや、でもペーネロペ作ったら俺整備工であることを呪うと思うな。
誰がこんな整備しづらいガンダムデザインしたのか逆に怒ると思うな。
スピーカー 2
いや、いきなりペーネロペはやりすぎですけど、なんかね、好きなやつ作ったら。
スピーカー 1
でももしかして、これって戦後のハファイの時ってテロとの戦いだから、外部の敵との戦いじゃない時だから、もしかして戦う敵がいなくなった時に、
この戦闘機みたいなものが実用性よりはこういう過微な装飾を。
そうしないと、こういうものをどんどん開発しないとメーカーとしても新しく注文が来ないとか。
そういう背景というか、実用性を超えた装飾性が求められた時代だとかなんとかって理屈がなければ到底受け入れがたいような認めをしてる。
スピーカー 2
時代性とかも絶対ありますよね。アニメーションとしての動きとかも全然違うじゃないですか。
スピーカー 1
作中、富野さんのツッコミ入ってますよね。
誰がこんな見た目ゴテゴテしたようなガンダムを作ったのかみたいな。確かそんな文章があったと思う。
あれとかも。
スピーカー 2
あれ話してんの富野さんじゃんとか思っちゃうパターンのとこですね、それは。
スピーカー 1
面白かったな。
熱が入ってしまいましたね。
ポケモンカードの楽しさ
スピーカー 1
長くなっちゃった。
スピーカー 2
長くなりましたね。2本目の方がだいぶ長くなりましたけど。
長くなっちゃった。
でもいい話できた。
スピーカー 1
よかったですね。やっぱりあるな、たまってると。ポケカの話ができなかったんで。
スピーカー 2
ポケカもね、最近息子が忙しくなってやらなくなったんですけど、ここ2週間くらい久々に行ったらやっぱり楽しいなと思ったんで。
スピーカー 1
今ね、オフシーズンの楽しさがありますよ。ジムバトルは。
スピーカー 2
来月結構目玉作品も出るし、またちょっと盛り上がるんじゃないでしょうか。
スピーカー 1
そうですね。また次回あたりのネタにとっておきたいんですけどね。
担任の先生はサーナイトっていうネタがあって。
スピーカー 2
めっちゃ面白いじゃん。すでに面白い。
スピーカー 1
お父さん、学校の先生、ポケがやってるらしいよって言われて、そうなんだって。どれくらいやってるのかなって。
デッキ何か聞いてきて。サーナイトって。それガチだよなって。
スピーカー 2
確かにな。うまく回せるやつじゃないと。
スピーカー 1
そうそうそう。
スピーカー 2
ちょっとそれ続報楽しみにしてます。
スピーカー 1
はい。というわけでメジャーメイプル今週ここら辺にしたいと思います。
ニュースレターの方ではディスコードへのリンクですとか、お便りですね。お待ちしております。
お便りのリンクなんか書いております。よろしかったらそちらもご覧ください。
それではまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。
スピーカー 2
おやすみなさい。
おやすみなさい。
50:31

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