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2025-06-12 29:06

#227 AIを使って小説を書くことについて

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魔法をかけて、魔物に出会うために。番組でとりあげた記事はこちらです。

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サマリー

このエピソードでは、AIを用いて小説を書くことに関する深い考察が行われています。九段理恵さんは、AIを活用した芥川賞受賞作や、創作過程における人間の創造性とその本質について考えています。また、AIを利用した小説執筆のプロセスやその効果についても論じられています。特に、怪物との出会いが自己発見を促すことや、ファンタジーやホラージャンルにおける表現力の向上が強調されています。物語のテンション管理や編集の重要性も取り上げられ、完成に向けた取り組みについても触れられています。

一人会のはじまり
こんばんは、ささきるです。今日は久しぶりの一人会です。宮本さんと一緒に収録する予定だったんですけど、ちょっとね、ご都合がよろしくないということで、ストックもなくなったんで、じゃあ今日は一人で撮るかということで、いつぶりだろう?ちょっと思い出せないくらい。
前はね、たまにやってたんですけど、一人で喋るのは水曜回帰ファイルっていう方の番組でやるようになったんで、こちらではね、一人で喋ることほとんどなくなったんで、いつぶりか思い出せないくらいですが、はい、今日は一人でやってみようと思います。
テーマをね、何にしようかと思ったんですけれども、これも一人で喋るのに向いてるっていうか、宮本さんとも喋りたかったんだけど、AIと小説について、より詳しく言うと、AIを使って小説を書くことについてかですね。
私が最近、新作の小説に取り掛かっていて、一旦書き終えて、今書き終えたばっかりなんですけど、なので、灰になってるんですね。これはね、ランナーズ灰じゃないな。オーサーズ灰みたいな。
これ宮崎駿だとですね、脳みその蓋がパカッと開いたみたいとかっていう風に表現するんですけど、もうそんな感じですね。あらゆるものがあらゆるものに見えるというかね、創造性の頭の蓋が開いてるんで、普段では気づけない自分の中の気持ちとか記憶とか、あとはその目とか耳とかから入ってくる情報みたいなものがね、どんどんどんどん繋がっていって、
バーッとね、頭の中から虹色の洪水がドバーッて出てるようなね、そういう感じになるんですよね。なっちゃうんですよね。なかなか日常生活に戻れないみたいなのがあるわけですけども、今ね、書き終わってそういう感じです。
で、その感じがずっと続くとね、冷静に遂行できなかったりするんで、その状態はその状態で楽しみつつ、再考・参考という風に直していくんですけどもね。
本の中身の話は、本完成してからまた別途なんかやりたいと思うので、小説の話もそうですね。先に言って良いことってあんまりないんで。あんまりないですね。
ベラベラと喋りたくなる気持ちがないではないが、そういうものを話せるもんじゃないんで、話せるものじゃないのでわざわざね、そういうものを書くっていうことなんでね。
話さないでいいんですけども、今日はね、AIを使って小説を書くことについてという話をしてみたいと思います。
AI、いろんなところに使われているので、皆さんの関心の向きがね、バラバラかと思うんですけども。
AIと小説みたいなことで言うと、この1年ぐらい、半年ぐらいかな、いくつかの話題になったニュースがあります。
1つは、東京都道場棟という芥川賞を取った九段理恵さんが、小説を書くのにAIを活用しましたみたいな話があって、その時はね、全体の5%ぐらいに使いましたとか言ったんですよね。
それが思いのほか反響があって、思いのほかっていうのは、AIを使った作品が芥川賞を取れたなんてっていうね、どちらかというとネガティブな意味合いだと思うんですね。
いや、そんなの使うの普通じゃないかと。辞書を引いたりね、ググったりするのと同じじゃないかと思う方もいれば、いやいや、そんなの使って芥川賞を取るってなんかけしからんみたいなこと思う人もいたみたいでね。
そんな話もあったんですけど、それは結構前の話ですね、1年ぐらい前。
その後、より面白い話があって、九段理恵さんが95%をAIで執筆した小説、これ95%って4000文字の小説、短編小説、ショートショートなんで、そこで出力されている文字数はすごく短いんだけども、その95%がAIによって書かれていると。
ただ、それを支持するにあたって書いたプロンプトっていうか指示が20万文字だと。大体10万文字ぐらいで長編小説になるんで、長編小説2本分の文量を使って4000文字のショートショートを書かせた、書いてもらったみたいなね。
その話があって、じゃあそのAIに書いてもらう、AIにアシストしてもらう、それが何パーセントかみたいなことの議論のバカバカしさみたいなものを実態として表現している面白い例だなと思うんですけど。
そんな話があって、話題になっていたんですけど、それのインタビューかな、白報道のサイトに載っていたインタビューで、今みたいなプロセスの話が載っていたんですけど、そこを見て、僕はこの著者のクダンさんに共感して、本当にその通りだなと思ったところがいくつかありました。
それが何かというとですね、小説を書く一番の醍醐味は、小説を書きながらでないと到達できない考えに至ることであると。クダンさんはそのように考えていると。
僕もそういうふうに思います。全て分かりきっていることを書いているんじゃなくて、書きながらじゃないと到達できない考え、アイディア、境地、そういうものにたどり着くのが楽しくて書いているっていうのがあると。
今回は東京都同情党の時なんかは普通に書いていると思うので、書きながら当然そういう境地になっていると。
その上で、作中にAIが登場するので、そのAIの発言部分をAIに書いてもらって、それは5%程度だということなんですけども、今回はその逆ではひっくり返して95%をAIに書いてもらうということであると。
その時にクダさんが考えたことというのは、単に文字数として95%くらいをAIが出力したというふうにするのでは面白くないと。
どうせなのであれば、この小説を書きながらでないと到達できない考えに至るということ自体をAIに体験してもらおうと、AIにそこまで至ってもらいたいということなんですよね。
だからそのプロンプト20万文字を結局支持したというのは、指定した通りに書いてほしいから、そのために20万字を費やしたのではなくて、
AIがその4000字の小説、ショートショートを書くにあたって、それを作っている時にでないと到達できないものに到達するために20万文字を費やしたみたいなことだそうなんですよ。
それがうまくできたかどうかは、このインタビューとこの対談の中からはちょっとわからなかったんですけど、これはすごく本質的だなと思いました。
AIを使ったからダメなんだとか、あとはAIを使って効率的にやらなきゃこれからの時代ダメなんだとかっていう、この2つの言い方がありますよね。
その人間の創造性否定するのかということだとか、あるいは生産性のためにそれを使わなきゃ時代遅れになるよみたいな言い方をするのがあると思うんですけども、
これどちらも小説の本質と関係ないですよね。
ポジにもネガにも関係ないというか、その小説を書いている本質的なことが起こっている時に別に誰かのアシストを受けたって、その本質的なことが自分の中に起こればいいんだし、
逆に言うと効率化を果たそうとした結果、自分の中にその本質的なことが起こらないんだったらそれ意味ないし、
だからクダンさんがやっていることっていうのは、本当に真に小説を書くとか物を書くってどういうことかみたいなことをこの作品通じて、実験かな?実験通じてやってて、
これは本当に意味のあることだし、すごいね、あったというふうに思いましたね。
創造性とAIの関係
話のついでにこのクダンさんの発言の中で、自分も本当そうだなというか、ついこの間新作を書き終えたばっかりだったんで、体験したばっかりなんですけれども、こんなことがあると。
これは私が小説を書く哲学でもあって、すごく重症的でわかりにくいとは思うんですが、
実際に小説を書いてみると、自分自身が執筆を通じて変化や成長を感じる瞬間、今魔法がかかっているという瞬間がいくつも訪れるんです。
こんなに楽しいことを私だけがしてていいのかなと思いつつ、せっかくだからいろんな人に体験してもらいたいと思うんですよね、というふうに言っている。
これ話は、なのでAIのアシストを借りて小説を書く、完成させるってことは、この魔法がかかっているっていう経験をする人を増やすってことなので、
そういう人増えたらいいな、どんどん使ったらいいのになっていうふうにポジティブに言ってるんですけど、これは本当にそう思いますね。
魔法がかかるっていうか、魔法をかけるために書いているんですよね。
それはね、一回味わうともうやめられないというか、やめられないっていうのは僕いつもいつも小説書いているわけじゃ正確に言うとないんですが、
僕小説を書いてない時でも自分のこと小説家だと思ってるんですよね。
どういうことかというと、山を登っている時だけが登山家じゃないじゃないですか。山を登ってない時でも登山家ですよね。
山に登りたいなと思って、普段働いて休みを取って準備して、お金貯めて、でもなかなか休みが取れないな、お金貯まらないな、山に登りに行けないなと思っている時でもその人登山家ですよね。
ずっと山のことを思っているから。小説家も同じで、小説を完成させた時、書いている時、これはわかりやすく小説書いてる人、小説家だっていると思うんですけど、書いてない時でも書こうと思ってる。
何を書こうかな、どう書こうかな、どうやったらいいかな、いつかまた書き上げたいな、あそこに到達したいなって思ってる時点でそれ小説家なんですよね。
なのでこの魔法がかかった経験、あるいは小説を書きながらでないと到達できない考えに至るっていうこの達成を味わったら、それを忘れられないんですよね。本当に忘れられないからね。
で、それを忘れられない人が小説家になるんだと思う。誰であってもね。そういう気がしたんで、そういう体験をしてくれる人がどんな方法であれ、AIのアシストを借りたって何だって増えたらいいよなって思うんですよね。
思うんですよねっていうか、これすいません、Kudanさんの考えを借りてしまいました。Kudanさんはそのようなことを多分言っていて、僕も本当にそうだなと思いました。
あともう一個、興味持ってニュースを検索してたら、これはですね、ちょっと前ですね。2024年10月だからもう半年以上前。
これはインプレスに載ってた、AIは小説執筆をどう変えるのか。プロ作家が語る感情がないAIの活用術ということで、これはですね、本が出たんですね。
小説を書く人のAI活用術っていうのがインプレスさんから出て、それに原稿を寄せている皆さんが定談しているっていう内容で、これはね、技術的な話もあれば、精神論みたいな話もあれば、精神論、マインドセットの話もあれば、なんかいろいろあるんですけども、
AIとの対話と自己発見
その中で、これもね、本当にその通りだなと思う内容があって、これはですね、山川さんが言っているのかな?これは山川健一さん?山川健一さんが言っている内容を取り上げて、定談の中で語られているやつなんですけども、こういう内容ですね。
山川さんっていうのは、このAIを使っていると怪物と出会うんだっていうふうに言っていると。深く潜っていた時に、地下999階で自分たちは怪物に出会うと。それはAIなんだけども、その怪物っていうふうに自分は感じると。
ところがそれっていうのは、真に怪物なんじゃなくて、自分自身であると。つまりAIを通じてこういろいろなアイディアを掘り下げる、対応して、どんどんどんどん良いものを作っていくときに、どんどんどんどん対応しながら掘り下げていくと。掘り下げて掘り下げて掘り下げていった瞬間に、怪物のようなものに出会うと。
でもそれは当然ながら、自分と対話をしているっていうか、自分の中で力をかけて対話しているんで、そこで出会う怪物っていうのは自分に他ならないわけであると。で、この怪物に出会った感覚、その出会った怪物を表現するのに向いている形式っていうのがファンタジーとかホラーじゃないか、みたいなことが書いてあるんですね。
これちょっと私が共感するとこは2個あって、自分を掘り下げていって怪物と出会うっていうのは、まさに小説の醍醐味なんですよね。
先ほど九段さんが書きながらでないと到達できないものっていうふうに言った一つのバリエーションだと思うんですけども、掘り下げていったときに現れてくる見たことのない自分、できれば見たくなかった怪物のような自分。
そういうものが書きながらそういうものに到達するんだってことなんですけども、これAIの力を借りなかったら、本当自力で書きながらそこに到達しようとするわけですけど、村上春樹だと地下2階とか言う言葉を言うんですけど、この山川さんは地下999階で怪物に出会うっていうふうに言ってるんですけど、
普通は素手で生身で怪物に出会っていくわけですけども、AIのアシストを借りて、その掘り下げる力を借りるっていうか認体を借りて、そこで怪物に出会うんだということを言ってるんですよね。これってまた本質的な話ですよね。
AI使ったから小説としては認められないとか、AIは効率化のために使うんだみたいな表面的な議論を1個飛び越えた深い話になってて、まず物を作るというのは怪物に出会うことであると。
その怪物に出会うのにまずそこが大事なんだからそこに力借りたっていいじゃないかということだと思うんだけど、まさにそういうことをここでも言われてて分かるなと。
これが一つ目で、もう一個共感するところが、それがファンタジーとかホラーに向いてるんじゃないかっていうふうに言ってる。
これはね、山川さんがすでにファンタジーやホラーを書いているのか、そう思っているだけなのか、ちょっとこの中だけでは分からなかったんですけども、僕自身がこの間書き終えた小説っていうのは幻想怪奇小説なんですね。
そう見えない、純文学っぽく始まるんで、読んでるとそう見えないんですけど、途中から幻想怪奇文学になっていくっていう仕掛けを持ってるのなんですけども、そこで起こったことはまさにこういうことなんですよね。
その純文学っぽい始まりで、あるキャラクターとかね、ある場面を掘り下げるっていうことを最初ゆっくり丁寧にやっていって、掘って掘っていったところに怪物と出会う。
その怪物を描写してっていうのかな、どんな怪物でそれをどうやって対決するのかっていうのを後半で書いている。
その怪物ですから、現実世界にいないものですから、やっぱりそうやってファンタジーっぽくもなるしホラーっぽくもなると。
僕そこでね、AIの力を借りたんですよね。これはね、掘り下げるのに使ったというよりかは、そのホラーとかファンタジーに向いてるってどういうことかっていうと、
掘り下げて発見したものを描写するときに、より幻想的にというか、より怖く、怪奇だからね、表現できなきゃいけないわけですけども、
そのクオリティを上げるために1回自分で描いたんだけど、もっと他に描き方がないかなっていうことで、
いろんなバリエーション出して、あでもないこうでもないとして、で自分の中に取り入れてもう1回描いて、スクラップ&ビルドですよね。
なんかAIが描いたものをそのままペタッと貼り付けたなんてことはないんだけど、
その掘り下げたものの怪物性を、怪物って言語にならないものなんですけど、ならないものだから怪物だと思うんですけど、
その言語にならないものを何とか小説として定着させるのにアシストしてもらいましたね。でね、向いてるんですよね。向いてるっていうのは、
そうまさにここに書かれてますけども、ファンタジーとかホラーに転換して、その出会った怪物をね、言葉にならぬ怪物ですけども、
それをファンタジーとかホラーっていうフィクショナルな存在に一段階変換すると何とか表現できる、何とか手触りというか、
読めるものになるということですね。読んでわかるものになるので、その変換をいろいろあれこれやってもらったらすごく向いてましたね。
AIの活用と編集プロセス
向いてたんじゃないかなっていうのでね。なのでここで語られてることがよくわかりましたね。
はい、という感じで小説書きながらAIの力を借りてというか、僕その最後に出した小説が2018年なんで、今から言うと7年も前なんですけども、
その後3本ぐらい並行して書いてて、一個が短編か中編になるようなやつ、これは馬の小説です。いつか発表できると思うんで言ってもいいと思うんですけど馬の小説です。
もう一つが今回短編として完成させられると思います。湖の底で戦争が始まるっていうやつで、これが一番長くかかってたんですけども。
あともう一つ時代小説があって、この3つやってたんですけども、その間というかこの2,3年で、2,3年どころじゃないな。
特にこの半年ぐらいですごいAIが使い物になるようになったって感覚があって、今回仕上げたやつにAIのアシストいくつか借りたんですけど、
さっき言った話以外でどんな風に使ったかというと、翻訳で活躍しましたね。最も得意な作業の一つだと思うんですけど、翻訳って言っても日本語で書いてるんで、英語とかそれ以外の言語に翻訳するってことはまだしてないんですけども、
その作品の中で、いくつかの日本語なんだけど、いくつかの時代の言葉が出てくるんですね。3かな?3ぐらい。3つぐらいの時代の言葉が出てきて、その中で僕が読んだり書いたりできるのは2個ぐらいだったんですよね。
そのもう1個すごい古いのは書けなくて、ただ中身はこう書きたいって言うんだけど、古い文体で書けなかったものをアシストしてもらったりっていうのは力を借りましたね。そういうのは向こうさん大得意なんで力を借りましたね。
文字数で言ったら15文字ぐらいなんですよ。でもその15文字の文章のリアリティというか、そこが古風な文体になってるかどうかって結構大事だったりするんですよね。だから文字数でそれが何パーセントかとか測れはしないんですけども、そういうのは助けられましたね。
書く時にはそれぐらいかな。いろんな方法があるのは知っております。例えばカーソルってアプリを使って、カーソルだけじゃないや、AIと連携させたエディターを使って一行一行いろんなサジェストを受けながら書く方法もありますよね。
これも試したんですけども、僕には向いてませんでした。今回取り組んだ作品については向いてなくて、こう書くっていうのははっきり頭の中にあるんで、たまにサジェスト機能借りてやってみたりしたんですけど、自分の理想がはっきりしすぎてるんで、その理想に比べると変なものにしか見えないから、実際何もしてくれなくていいと。
だから全部白紙に最初から最後まで書きました。そういう意味でいうと。なのでそこでは全然力を借りなかったです。ただね、これ悪いことだと思ってるから借りなかったんじゃなくて、借りることがあってもいいだろうなと思ってるんですけど、借りるのも簡単だなと。
その一行一行サジストしたり候補出してもらうようなカーソルみたいなやつを使ったら簡単だなっていうのは感覚得たんですけど、今回は使いませんでした。
で、何やってたかというと、普通に古風なやり方ですけど、Googleドキュメントにザーッと書いてたんですけど、それやってる間にGoogleドキュメントにGeminiの機能なんかがだんだんどんどん入ってきて、それもまたさっきのカーソルみたいに次からのセクションを丸ごと提案して書いてくれるみたいなやつがボタンをパッと押すとなるんですけど、それも何度かやってもらったんですけど、
最初ね、変なの出してくれたら腹立つんですけど、あまりにも変すぎると笑っちゃうっていうのがあったんですけど、笑っちゃうようなレベルがあったんですね。
それはAIのレベルが低いっていうんじゃなくて、何つうんだろう。いや、レベルは低くない。すごい面白いの書いてくれたとは思うんですけど、僕が書きたいことがありすぎて、この先こうなると思ってるから、登場人物が思いもよらない変な行動をするとなんかおかしいんですね。
それで笑っちゃうみたいなことなんですけど、なのでそれも使いませんでした。とにかく書くときにはほとんど自力でいいっていうふうに書いたんですけども、ただ書き終わって編集者なしでやってるんで、編集者の代わりにやってもらいたいと思ったことがあって、それは割とうまくいきました。
書き終わった原稿、短編小説なんで2万5千文字なんですけども、それをPDFにしてアップロードして、その分析を手伝ってもらったんですね。
全体のあらすじを書いてくださいとか、出てきた登場人物を一人一人登場人物紹介してくださいと。その登場人物ごとにした発言行動っていうのを並べ替えて、リストアップして並べ替えてもらって、
そうするとキャラクターの一貫性みたいなもの、ちゃんと魅力的になってるかとか、行動変容があのタイミングで起こってるかみたいなものを結構確認しやすいんですよね。
2万5千文字ってそんな長くないけど、毎回通読してチェックするの大変なんだけど、キャラクターだけ抜き出して、場面だけ抜き出してみたいなものをやると、いろんな方向から眺めやすくてチェックがしやすいのでそういうのに使ったりとか。
あとはね、やってみたらこれもうまくいったのが、物語の感情曲線とそのページ数の推移をグラフにしてもらう。
AIを用いた小説の執筆
横軸にページ数をとって、縦軸に感情曲線というか盛り上がり、文章のテンション。
これはね、どういう風にやってもらったかというと、物語っていうか文章の中に出てくる単語とか会話とか記号とか開業位置とか、複合的なやつなんですけども、テンションが高まってきたなと。
新しい概念が出てきてドキッとするとかね、誰か人が意外なことを言うとかね、なんかいろいろあるんですけども、それがページ数を追うごとにどういう風になっているかと。
これは僕が頭の中でイメージして書いたのは、序端級。ゆっくり始まっていって、最後急にテンション高く終わっていくみたいなね。
短い小説なんで、序端級みたいな、駆け抜けるような、そういうのが読みごたえ。
自分は自身は好きなんで、今回のはそういう風にしようと思って書いたんですけども、それがその通りページ数ごとにそういうテンションになっているかどうかっていうのをチェックしてもらうっていうのをやって。
最初ゆっくり始まって、中盤はジグザグしていると。上がって下がってしていると。
で、終盤になると急にテンションマックスになって、それが終わりまでずっと続いているみたいな、あののを確認してもらう。
ただね、一部そうなってないとこがあったんで、特に終わりの方だったんで。
じゃあそこはテンション緩めずにいきたいっていうのが僕の狙いなんで、そこ修正しようかなとかっていう風に思えるみたいなね、風になりました。
なのでこれ小説執筆というか、編集者としての力を借りるためのAI活用みたいな感じですかね。そういう風にやりました。
今現在第2項を終えたところなんで、あと3回、4回ぐらいやるのかな。もっとやるのかな。
完成までまだまだあれなんですけども、書いたり編集したり、遂行したり、構成。構成にAI使うっていうのはもちろん使えますよね。
そんな風に使っております。なんか普通の使い方なんでびっくりってことないと思うんですけど、一番大事な話に戻すと、
クダンさんが言っていたことで言えば、魔法がかかっているっていう瞬間、味わうとかね。
あと山川さんので言うと、怪物と出会うとかね。そういうものが本質だと思うんで、
それに出会うために、それを捕まえるためにAI使うとかっていうのはすごい良い使い方だと思います。
自分自身もちゃんと魔法がかかって、怪物と出会って、出会うことができましたという報告です。
いやもう最高ですね。楽しかった。本当に書いてよかったなと思いました。
これをちょっとお届けできる、年内にお届けできると思うんですけど、皆さんに読んでもらえたら嬉しいし、そうなるようにもうちょっと作りたいと思います。
というわけでメディアヌップでは、いつもお送りしているニュースレターの方で、今回のニュースのリンクですとか、
ディスコードへのリンク、あとは手ぬぐいですね。こういうリンクなんかを置いてあります。
あとは小説の話が出たので、久々に宣伝なんですが、文庫版の僕らのネクロマンシーという小説をオンラインで買えるようにしましたので、
実はね、前まではバリューブックさんだけで買えたんですけども、私のサイトからも直接買えるようにしましたので、
未読の方はぜひ見てください。読んでくれたら嬉しいです。
発売から、観光から7年ぐらい経ってるんですけど、本当、なんて言うんだろうな、誇らしいことに全然古びてないようになっておりますので、
もしよかったら読んでいただけたら嬉しいです。そしたらまた来週お会いしましょう。おやすみなさい。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
おやすみなさい。
29:06

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