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2025-09-04 25:25

vol.37 【実践編】いなさん(前編):子ども・若者に特化した弁護士になりたい

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弁護士として独立されたばかりの いなさん。これまでは企業法務を手広くやっていたが、「子ども・若者」を対象に事業をされている方に専門性のある弁護士として仕事をしていきたいと言う。一方で「子ども・若者」に特化することはマーケットを考えると経済的には賢い選択ではないのかもとも同時に思っている、とのこと。それでもやっていきたいという想いが、まだ言語化できていない感じがしている、というところから話を伺いました。

サマリー

エピソードでは、イナさんが子どもや若者を対象とした弁護士としての独立について語ります。彼は、自身の思いや目指す方向性を探求しつつ、言語化の難しさを感じています。また、共感を得たいという願望や、自身の経験から社会に貢献する姿勢を強調します。子どもや若者に特化した弁護士を目指す稲田さんは、社会的責任や自身の思いについても話します。特に、事業者を通じた子ども支援の重要性を強調し、そこに繋がる想像力について考察しています。

イナさんの自己紹介
こんにちは、エールの櫻井です。この番組は、私、エール代表の櫻井の書籍、まずちゃんと聴くの内容を中心に、聴くや伝えるについてザックバラに対応しながら深めていくポッドキャストです。
前回初めて実践編をしてみましたが、今回も続けての実践編となっております。 これまでですね、ゲストを呼びして聴くや伝えるについてお話をしながら深めていましたが、
今回は何かについて話したいという方を呼びして、僕がまずちゃんと聴くを実践すると、それをリスナーの方に公開して聴いていただくという新企画をしております。
なので、まずちゃんと聴くの著者による公開、まずちゃんと聴く実践編ということになるわけですが、前回ですね、約20分かける2回お話を伺ったんですけど、
最初の10分ぐらいは結構緊張しましたね。ドキドキして、みんなに聴かれていると思ったら、うまく聴かなきゃという気持ちが出てしまったなぁみたいなことを思ってはいるんですが、
さて今回はどんなお話をしたい方がいらっしゃるのでしょうか。 前回同様ですね、僕をお話ししたい内容についてはほぼ事前情報なしで、
台本なし、シナリオなしの、リアルまずちゃんと聴くの実践編をお届けしようかなと思っております。
では、ということで始めていきましょうか。今日の話し手をお呼びしたいと思います。どうぞ。
よろしくお願いします。では本日よろしくお願いします。早速お話を始めていければなぁと思うわけなんですけど、まずお名前、ここでの呼び名、ニックネームみたいなものでもいいですが、お伺いしていいですか。
はい、イナです。よろしくお願いします。 イナさんよろしくお願いします。ではではここから早速ですが、今日お話ししたいことをお伺いしていければなと思いますが。
ありがとうございます。弁護士をしているんですけども、今月7月に独立しまして、その独立前は企業ホームテレビ録やってたんですけども、
ここからは子ども若者を対象に事業されている方を支援の対象というか、と一緒にご仕事をするっていうところに特化していきたいなというふうに思ってるんですね。
思っているし、思いもあるつもりなんだけれども、ただなんか言語化できてない感じがあって、そこをちょっと聴いてもらって、思う存分なんか言語化というか、頭をすり抜いたなというふうに思っています。
どの辺が言語化できると良さそうだなーって今思ってらっしゃるんですか。 そうですね。なぜしたいのかというところについて、やっぱり共感してほしいっていう気持ちがあるんですよね。
共感も自分の思いがちゃんと伝わって共感してほしいっていう思いがあるなって今気づいて、そのためにも自分自身が自分の思いを見つめ直して、それをどうやったら伝わるのかを考える。次の段階かもしれないですけど、そういうのができたらいいなと思うんですよね。
今共感してほしいと言ってくださったのは、何か具体的に何かこういう人に共感してほしいみたいなものを想像して言われたのか、誰対象に共感してほしいと今思ってるみたいなのがあられるんですか。
そうですね。中心はそういう子ども若者対象にしている事業者さんに、その思いが自分も持っているとかですね。ともすればそういう事業者さんも事業をしているうちに自分の思いの言語化が届いてないというか、十分でない方もいらっしゃるかもしれないし、
もしかすると例えば親から引きついたとかで、そういう気持ちに向き合う時間が短かった、みたいな方もいらっしゃるかもしれないなと思うので、そういう人に伝わるといいなというのが一番ですね。
なるほど、どの辺から話していくのがいいんですかね。なんかこの独立しようと思った背景のあたりから行くのがいいのか、もしくは逆に何というか、こんなことをやりたいんだみたいなところから、何かなぜやりたいのかしたいのかって思いを見つけていく方が良さそうなのか。
なんかはたまた全然違う。実はなんかこういうのが自分は好きで、こういう風にしたいんだよねみたいな、なんか全然違う切り口から考えていくのがいいか、なんかどんなところから考えていくのが良さそうとかってあります?
いい質問ですね。
なんかあるべき、今のときは2つ目くらいのところにあった、こういうことがしたいんだよねみたいな話がいいなと思っていて、
聴いてもらうっていう時間なので、ダイレクトにじゃなくてやや遠回りに話をしていくと。
もともと全然、子どもが好きとか若者のために働こうみたいな思いがあった人間ではなくて、
普通に言ってたらあれですけども、お声かけいただく方だったり、近くの方のために働いてたんですけど、
子どもが生まれて、それで次の世代にというか、次の世代ってかっこよすぎて、自分の子どもにより良い社会を残してあげたいなっていう気持ちに素朴になったんですよね。
そうしているうちに、やっぱり日本は子どもが生まれない国になっていっているので、
その子どもとか若者をターゲットに授業をするっていうのって、あんまり言葉を悪く言うと賢くないんですよね。
授業の発展みたいなところを考えると、愛がどんどん減ってっちゃうとこよりもにターゲットを置くっていうのは賢くないと思うんですけど、
経済合理性から見ると賢くないだけで、思いがあるからやってるんだろうっていうふうに思うと、すごい感謝の気持ちが芽生えたんですよね。
なのでそういう事業者さんのために働くことが、自分としてはやりがいを感じるし、
ひいては自分の子どもの将来のためになるなっていうふうに思ったんですよね。
ちょっと遠回りしたんですけど、どうなりたいかみたいなところで言うと、
子ども若者を授業者さんにとって、まず早期知ってもらえる、一人目の弁護士といえば稲田だよねっていうふうに思ってもらえるような人になりたい。
思いの言語化と課題
知名度を上げたいに近いのかもしれないんですけども、そういう人になりたいなっていうふうに思ってるんですよね。
今の話と、なぜしたいのか、思いを言語化したいっていう話を最初にされていたと思うんですけど、
どんなふうにつながっているというか。
確かにつながりが一見明らかじゃない感じがするなってのを今気がつけたんですけど。
子ども若者を対象とする授業者さんにとっての、まず思い浮かべてもらえる弁護士ってどういう弁護士かなっていうのを考えたときに、
もちろん、スキル、知識みたいなところっていうのは大事だと思うんですけども、
同時に思いみたいなところも、聴くときの話みたいな感じですけど、思いみたいなところも結構大事なんじゃないかなっていうのを持っていて、
だからこそ、言葉にするとちょっと違うんですけど、そういう授業者さんに受けるというか、受け合えるような思いであるっていうのを伝えたいし、
ともすれば、そういう思いっていいよねっていうふうに、うっそりと伝播させる、みたいなところも価値だなって思うんですね。
ちょっと先ほどのお話から僕が勝手に解釈しちゃってるんですけど、
稲田さんの思いが言語化されて、授業者の方々に伝わることで、その方々の思いであったりとか、自分たちが言語化できていないものも少し感化されたり、言語化されていったりっていうことまで含まれてそうなお話を伺っているような感じがしているんですけど、それそんなにずれてないですか?
いや、全くその通りですね。
ちなみにそうすると、今、自分がなぜしたいのかっていうところの思いの部分って、現時点では何パーぐらい言語化できているとか、自分の中で捕まえられている感じがするとかって、今時点ではあったりするんですか?
そうですね。
なんか、パーセントは高くない感じで、40パーぐらいなのかなって感じでいて、ひとつは削く時間の短さが原因だと思うんですけど、
あとなんかね、早々に胸を開きすぎかもしれないですけど、ややカッコつけてるなっていう感じが自分の中でするんですよね。
なんか、見栄え良くしようとしてるというか、感覚があるので、自分の言葉というよりは社会的に承認されそうな言葉で話してる感覚があるんですよね。
なるほど、なるほど。
どうなんでしょう、それって時間が短い、他にもあります?時間が短い、ちょっとカッコつけてる以外にもあったりするのか。
もうひとつあるとすれば、結構勇気のある限定な感じがしていて、そこの、なんだろうな、やや重心がちょっと後ろにいってる感じ?
アクセル踏み切れてない感覚もややあるかもですね。8割くらいしか踏み込んでない感じで、あと20%踏み込めてないみたいな感じがあるので。
今のちょっと、もうちょっと教えていただきたいんですけど、その重心が後ろでアクセル踏み込めてないっていうことと、勇気ある限定っていうところがちょっと僕の中でうまくつながってこないんですけど、もうちょい教えてもらっていいですか。
例えば、M&A専門ですとか、相続専門ですとかって無難だし、そんなに失敗しないと思うんですよ。
それに比べると、子ども若者対象とする事業主の支援って、なんだそりゃ感があるんですよね。変わってる。
それがゆえに、ニュアンスとしては自信を持って前に進み続けてないというか、この道は絶対間違えてないみたいな確信に近いものを持ててないとは言わない。
1割くらいは持ててるんですけども、100%、120%信じて進むべきだっていう思いと、そう慣れてない現状とのギャップがある。
どの辺から扱っていくと良さそうなんですかね。カッコつけてるって話も多分、胸を開くとっていう話をしてくれましたけど、そこも多分扱いがいがありそうなところだなと思いますし、自信を持って進めてないっていう勇気ある限定をしたところもすごく大切そうだなっていう風に。
そうですね。僕の感覚としては、その勇気ある限定っていう方が確信からはちょっと遠いというか、ややなんか技術論的というか、ハウトゥーっぽい感じがあって、内心のところまで迫らないテーマな感じがするんですよね。
なるほど、なるほど。
逆にもう一つの方は、むしろそういうものというよりは法律的なところな気がする。隠してるものがあるかもみたいな。むしろそのハウトゥーを外すみたいな問いなので、どっちの先ですかね。
どっちで話してあがってますか。
自己の思いと社会的責任
今これがどうだろうな。話したがってるっていう意味だと、カッコつけてるっていう方が話したがってますけど、同じくらい話すのにちょっとためらう気持ちも反作用がある感じですね。
逆に言うとその勇気ある選択の方は、話したい気持ちはそんなに、さっきの言葉少ないけども、全然話せるなっていう感じですね。
これね、後悔の場になっちゃうから、なんかその気持ちもあってなのかなと思ったんだけど、それと言うよりは、
それは関係ない。
そういうことではなく、それ関係ないってことですね。なるほど。そっかそっか。逆にそのなんか話したがってるんだけど躊躇があるっていうのは、なんかそれはどの辺にあるか。
なんか内心の、こう、強い思いみたいなところを外に出すのが得意じゃないかもしれないですね。
それは嫌だとか、理屈的で考えて嫌だとかそういう話ではなくて、なんとなく苦手かもしれないですね。
すると何かが起きそうみたいなことがあり、そういうわけではない。
そうですね、まあ起きるかもですけど、それはそんなに起きるから嫌だ、起きるリスクがあるから嫌だっていう感じじゃないですね。
そっかそっか。なんでなんだろうな。どうしましょうね。
まあじゃあ、そっちの方話しますか、その。話してみます?
はい。せっかくの機会なので。せっかくの機会だから。
はい。
かっこつけてるの方、行ってみますか。
そうですね、そうしましょう。
ちょっとなんかこの辺のかっこつけてるとか見栄えよくしようとしてるとか、自分の言葉じゃなくて社会的に承認されそうな言葉ってさっきはあったんですけど、
この辺の周りにありそうなものちょっとワーッとしゃべってもらう感じから入るのがいいですかね。
周りにありそうなものですかね。
そうですね。
結局、たぶん一つのもやもやの派生言は、
社会のためみたいな主語の広さについてどこまで自分が手触り感を持ててるのかみたいな話な気がしていて、
結論というか仮説として、自分、我が子のためでしかない。
もしくはそこから半径数メートル、小学校の友達とか保育園の友達とか知り合いの子どもとかそういうところから先までちゃんと、
そこくらいしか頭の中に想像できてないかも。そのために働くに近いんじゃないか。
ああ、それちょっと言いすぎたな。言いすぎましたけど、でも社会っていう、
すべての都道府県にいる子どもたち、日本にいる子どもたち、もしくはもっと言うと世界の子どもたちみたいな話かもしれませんけど、
そういうスケール感でやろうと、手触り感を持って現実を目持って言えてるのか、みたいなものかもしれないですね。
それは持った方がいいと思う自分がいるってことですか。
いい質問ですね。
うーん。
いや本当にいい質問ですね。
難しいなあ。
ちょっとターゲットとして変わってるのが、
こういう子ども若者分野に興味がある弁護士って少なくないんですけど、
でもどっちかっていうと、目線は子ども若者そのもの、その本人なんですよね。
だからいじめ問題だとか、薬体の話だとか、みたいな話に目線が行く人が多いんですけど、
僕はそこじゃなくて、そこのために仕事をしている事業者の支援っていうところにちょっと変なところ、もしくは特徴、もしくはこだわりみたいなのがあるんですよね。
そこもちょっとなんでしょう。
じゃあ子ども若者支援でいいじゃないかと。
事業者支援って何か金かみたいな、そういう目線に晒されるかもみたいな感じもあるんですね。
話し逸れたなあ。
うーん。
ちょっとだけ時間が迫ってきちゃってるんで最後に、後半もうちょっと深めたいんですけど、最後に聴きたかった。
さっきは若子のためとか、半径数メートル、ちょっと言い過ぎかもしれないけど半径数メートルとかっていう話をされていったことと、
子どものために仕事をしている事業者への支援っていう話って、
ちょっと違いそうな話をしてるように聴こえるんだけど、多分稲田さんの中では繋がってたりするんだろうなと思うんですけど、そこだけ最後お伺いして。
そうですね、確かに、全ての子どもみたいなところまでは、僕の想像力が及びにくいかもしれないけど、
その会社を通じて、事業者を通じて、全ての子どもが、みたいになったらイメージが湧くみたいなのがあるのかもしれないですね。
会社のためだったら、できることあるなっていうふうに思えるし、
そこだったら、ああ任せてと言えるなっていうのはある。
もちろん思いが全然違ったら別ですけども、そうじゃないところであれば、支援したいなって思いは素朴に持っているし、
一緒に仕事をさせてほしいなっていう思いは素直に持ってるので、そこは繋がってるんでしょうね。
その事業者を通じて、子どもたち、若い者たちが幸せな社会みたいなのを作れるお手伝いをしたいと思ってるんですね。
今日ここまで話してみての、一旦俯瞰してみてというか、今感じてることとか思ってることとか、話してみてどうですか?
やっぱりこれ、自分でこうまで頭を使ってこう立つのは厳しかったなって感じ。
で、結構なんか考えが深まってってる感覚があって、聴いてもらうことの保護力というかを感じてるところで、後半も楽しみですね。
ありがとうございます。綺麗なまとめをしていただいちゃった気がしますが。
いやいやいや。パッとつけたから。
いやいやいや。このまま話を伺っていきたいところではあるんですが。
時間が来てしまったので、今日は一旦ここまでとさせていただいて、次回もまた続き、稲田さんの話の続きを伺っていきたいと思います。
事業者を通じた支援の重要性
それでは次回もありがとうございました。
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