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2025-05-21 19:49

イームズ夫婦の考え

ユノートルさんの配信
https://stand.fm/episodes/682bd76abbd13bb4ad9d7e0f

サマリー

このエピソードでは、イームズ夫婦の考えやデザイン哲学について詳しく掘り下げています。主に彼らの空間デザインのアプローチや、ユノートルさんが語るカフェの空間に対する考え方を通じて、デザインが人々の生活に与える影響について議論しています。イームズ夫婦は整形合板を用いて美しいデザインの椅子を制作し、デザインの民主化を実現しました。彼らの思想や技術は、現代のデザイナーに大きな影響を与え続けています。

ユノートルのカフェの空間
今日のテーマは、イームズ夫婦の考え、ということについて話をしていきたいと思います。
まずですね、昨日、ユノートルさんがスタンドFMで、カフェの空間について話をなさっていました。
今、ユノートルさんは、自分でカフェの空間について話をしています。
世界で一番のカフェということを、モットーという言葉も最近、コピーで考えて、今それを目指して活動をされています。
ちょっと前からその話で、放送をスタンドFMでまた、スタンドFMで、
ユノートルさんが放送し始めて、めちゃくちゃコーヒーの豆のことについてとか、コピーについて、どうしてこういう名前をつけたかとか、すごく興味深くて、
僕自身、すごい、ユノートルさんの放送を聞いていただけると分かると思いますが、
癒し属性が高い方で、放送を聞いているだけでも癒されるし、その中にも学びがたくさんあるので、ぜひ皆さんに聞いていただきたいんですけれども、
昨日は空間についてお話をされていて、僕は建築家なので、
カフェの空間について話をされていたんですけれども、
僕は、すごい素敵だなと思いました。聞いていて。
一番最初にカフェのカウンターテーブルを作って、そこから実験的に試行錯誤、トライアンドエラーしながら空間を作っていきたいなと思っていました。
あとはやっぱり人をベースに考えているから、そこから作って、ただ単に箱を作ればいいというわけではなくて、
人を中心に考えているということだったりだとか、
あとはその思想、考え方がすごい素敵だなと思っていました。
あとはやっぱり人をベースに考えているから、そこから作って、ただ単に箱を作ればいいというわけではなくて、
人を中心に考えているということだったりだとか、
あとはその思想、考え方がすべてに対して反映されている方がいいんじゃないかみたいな話をされていて、
だから空間って大事なんだよということもおっしゃっていました。
ちょっと僕のあれが入っていますけど、考え方もちょっと混じっちゃってますから、
そのようなことをおっしゃっていて、僕もすごい大事だなと思っています。
イームズ夫婦のデザイン理念
なんかトータルデザインだと思うんですよね。
カフェに行くっていうのは、この間話をしましたけど、
まず一つは味、一つのなぜ行くかと考えたときに大事になってくるのは味だったりだとか、
二つ目が空間だったりとか、三つ目、そこに優先順位ないですけど、が接客だったりとか、
その三つが割と大事なのかなというふうに思うんですけども、
そこに付随して多分いろんなことがあって、それこそグラフィックというか、
例えばメニューのフォントが何でできているかとか、レイアウトはどういうふうにできているか、
素材は何でできているかとかいったように、全てに対してだと思うんですよね。
もちろんカフェなんで、器とかそういったお皿ですよね、お皿とかのことも対してそうなんですよね。
僕トータルでデザインするってすごい大事なことだし、それが説得力にもなると思うんですよね。
世界観が統一されていることによって、真に癒されるって言ったらいいですけど、
説得力を増してその空間に全体に入り込めるみたいなことがあると思うので、
その考え方はすごく大事だと思います。
今思い出したのが、スペインのエルブジというレストランで有名なところがあるんですけど、
最近僕は追っているわけではないかもわからないですが、
十何年前に留学していたとき、スペインにバルセロンに行ったことがあって、
旅行というか建築を見に行っていたときに、たまたまエルブジの展覧会があって見たんですけども、
すごい面白くて、すごい実験的な料理を作っているんですよね。
見ていったらすごい面白いなって僕は思ったのは、
その料理からお皿を考える、作るということは、
すごい断ってる人だったらやったりとか、それは理解できるんですけども、
エルブジがすごいのが、その料理に合う建築まで考えて作るっていうのを、
実際に作ったわけではないけど、模型まで確かあって、
料理から建築、空間、つまり内装までがこだわってやるというのはまだわかるんですけど、
その一品の料理のために建築、つまり外装まで含めた、外側も含めた建物までを設計してやるという考え方に、
驚愕というか、すごいなというふうに思いましたね。
ちょっと今脱線しましたが、それを思い出しました。
ユートンさんのすごい考え方は僕はめちゃくちゃ素敵だし、
あと人がっていうのはすごく僕も重要なことだと思っているんですよね。
ただ単に箱を作ればいいんだったら、
奇抜なとか独自の世界観だけを作ればいいんですけども、
ミッドセンチュリーとデザイン技術
そこにはあくまで人が使うものであるという大前提が多分最も重要なことであって、
そこから考えていく。
だから井上さんだったらカフェのカウンターテーブルから考えていったというのは、
そういうミクロなスケールですね、小さなスケールから考えていって、
どんどん広げていくという考え方、連鎖的につなげていくみたいな考え方なので、
それはとても素敵だと思います。
僕も終始設計で、一脚の椅子をまず設計してから、
そこから空間、内装を作っていって、建築外装まで含めてというのをやろうと一回していた時期があったので、
すごい共感とそれを実際に実践しているということがすごいなというふうに思って聞いていました。
ちょっとイームズの話に戻るんですけども、
僕はU2カナヤ、井上さんのカフェを見たときに、
写真とかユノートルさんがXなので上げているのを見たことがあるんですけども、
見たときに、おそらくですけど、その話をしたのは聞いたことはないですけど、
工場みたいなところをリノベーションしていったと思うんですよね。
もとはそういうのじゃないものをリノベーションしてカフェにしていったと思うんですよ。
あれを見たときに、形とか実際には全然違うんですけども、
イームズ夫婦の辞典を思い出したんですよね。
昨日ヤコブセンの話をしましたけど、ヤコブセンはデンマークのデザイナーで、
ヤコブセンも一応ミッドセンチュリーのデザイナーに含まれるんですよね、デンマークなんですが。
イームズはアメリカなんですよ。
昨日話した通り、ヤコブセンというのは家具とかもやるし、建築もやるし、
テキスタイルもやるし、食器とかそういう系もやるし、
そういう幅広く生活に関わるデザインをやっていて、僕はすごい好きだというのがあったんですが、
イームズも結構近いものがあって、
イームズ夫婦というのは結構近くて、さらにもっと言えばもっと広いかな。
建築、家具、映像、教育、グラフィックとか、そのくらい広くやっていて、
全てをデザインで繋げるというようなことをやっていたデザイナーさんですね。
ご夫婦なんですが、旦那さんの方は建築とか映像の方もやっていたみたいですが、
奥さんの方が画家というか絵を描くのがあれですね。
そういう仕事をしていて、お二人でやっていたんですけども、
すごくイームズにも通じるものがあるし、建物自体もイームズハウスでお二人が住みながら、
実際に実験、アトリエみたいな使い方もしていたんですけど、それが似ているなと思いました。
イームズも椅子がすごい有名で、イームズチェアーとかってよく言われるのが、
DSRという椅子があるんですけども、その椅子は割と多分、
皆さん検索もししていただけたら分かると思うんですけど、絶対見たことあると思います。
それは一番最初はFRPというファイバー、樹脂かな、繊維状の樹脂で、
背と、背の部分と座れる部分、座面の部分を一体化したもので、
足がFL等みたいな形しているので、FLみたいなことでも言われているのかな、みたいな椅子があるんですよね。
でもこれはもうまさに、みんなジェネリック家具と言われているような、
著作権が切れて、すごい安価で販売できるというので、今、安くても大量にあったりとかするし、
あるいはそういうのを無視して真似してやっちゃっているぐらいの椅子があるので、
大量に世の中に出回っていると思います。
ただ僕、この椅子に関して言うと、実際どんな建築にも合うかというと、
空間にも合うかというと、そうでもないなというふうに思います。
正直EAMSが、もちろんEAMSの辞邸だとか、EAMSが作った建物にはすごく合うんですけども、
日本の今の、例えば一般的な住宅にEAMSのチェアを入れたからオシャレだねと言うと、
決してそうではないなと思います。
考え方が全然違うし、その要素が変わってきているので、
僕は合っていないというか、あれに合わせることってなかなか難しいなというふうに思っています。
それは余談ですが。
アメリカのミッドセンチュリーのデザイナーで幅広くやっていたというのがあるんですけども、
そうですね、ちょっと説明すると、
ミッドセンチュリーというのは、戦争が終わってそこから20年くらいなので、
戦争の技術とかを家具とかにも応用したりしたことが多いんですよね。
例えば整形合板といって、木を曲げる技術ですね。
プレス機で曲げて三次曲線と言われるような、いわゆるかなりぐねっとした曲線のある、
そういった家具を作ったんですけども、
そういうところも元々は航空技術ですね。
飛行機をどう作るかというときに使われた技術を転用して使われました。
その整形合板というのも、それもヤコブ戦とも通じるものがあって、
ヤコブ戦も整形合板の技術は割とすごく素というか、
一番最初にやったんじゃないかと言われている人なんですけど、
どう違いがあるかというと、めっちゃマニアックな話、
今日しかお気づきだと思うんですが、
めっちゃマニアックな話しかしてないんで、
よくわからない人は全然つまらないかもしれないですけど、
どう違うかというと、
元々早かったのはイームズ夫婦の方で、
それで整形合板技術を使ったので、
イームズ夫婦が作ったものというのは、
整形合板で座る部分と背中に当たる部分が、
バラバラになった状態で三次曲線、
お尻とか背中とかの丸みにヒットするような形の椅子を作ったんですよね。
考え出したというかデザインしたというか。
それをイームズ夫婦が作ったのは、
イームズ夫婦のデザイン理念
イームズ夫婦が作ったのは、
その椅子を作ったんですよね。
考え出したというかデザインしたというか。
それがLCWとかそういった椅子があるんですけども、
そういったものに使われました。
つまり最初のそのうちは、
その時は座る部分と背の部分がバラバラになった
整形合板曲線の椅子を作り出した元祖というか、
その一番最初のヒットというのがイームズであって、
ヤコブ線は椅子の背の部分と座面の部分、座る部分、
それが一体になったもので整形合板で作り出したのを
一番最初にやった人というのがヤコブ線なんですよね。
だからお互い同じ時代に生きたデザイナーの方々なんで、
影響しあったというのもあると思いますけど、
イームズ夫婦の方が先にその技術を活用していたけど、
その美しさを完成したのはヤコブ線みたいな方が
説明ができるかなと思います。
ちょっと僕の解釈も入りますが、みたいなことがあって、
何を言いたかったかというと、
製造的なそういった技術が使われたということですね。
それは多分他の家具とか建築以外にもあるんですけど、
あともう一つ大きいことが、戦後で大量に
いろんな人に届ける技術を開発するというのが
大事なことだったので、それもイームズ夫婦がやっていましたね。
それが工業化ということなんですが、
デザインの民主化とも言えるんですが、
いいデザインをできるだけ多くの人に届けるということを
イームズ夫婦は考えてやっていました。
イームズ夫婦の言葉にもあるんですが、
デザインズフォーリビングというのがあって、
デザインは暮らしのために、
安く軽く大量に機能と美を広く届けるということを
やっていった夫婦で、実際に今のデザイナーの方々にも
めちゃくちゃ影響を与えているお二人なので、
そういうところがあります。
だからこの考え方を上辺だけ取っちゃうと難しいというか、
現代の日本って結構そうなっちゃってるなと思うんですよね。
工業化して大量に、安く軽く大量にというのをつくっていうことは、
金銭的な利益にもつながることにもなるので、
でも多分最もイームズ夫婦が大事にしたことは、
その中に機能と美を広く届けるということだったと思うんですよね。
機能美という言葉もあるんですけども、
そこに美しさとかディテールという細かい収まりとか
そういった部分に美しさがあるもの、
つまり美しいものをいっぱい届けたいという思想があったと思うんですよね。
あったんですよ、実際。
でもそれが最も大事な部分だけが削ぎ落とされてしまったりとか、
あとはそう思っているけどそうなってないみたいなことが多くて、
結局安く軽く大量にという、大量生産というか工業化ということは
実際に進んでいって、今もそういうものがたくさん日本にもたくさんありますが、
そこに美しさがないものがたくさん多いと思うので、
ある種半分、半分じゃないけど思想の、そういった思想を持っていたけど、
それを完璧には現代とかに全てに反映できたわけではないというのが
すごい難しいというか、そうなっちゃったよなというのが
残念な部分でもあるというふうに思っています。
工業化とDIY精神
ではちょっと戻るんですけど、
イムズ夫婦の自定というのはアメリカのカルフォルニアとかにあるんですけども、
それをプルハブリケーションですね。
プルハブの住宅で、今話したように工場とかで作った、今話したじゃないか。
プルハブというのは工場とかでユニット状に作ってきたものを現場で組み立てるもので、
プルハブはあれですね、現代では日本で言えば、
ハウスメーカーとか公務店とかもやっているところもあると思うんですが、
ハウスメーカーとかは割と大手なところとかはプルハブが多いですね。
工場である程度の形でユニット化したものを現場で敷地に持ってきて組み立てるというようなことがあります。
そういうプルハブのもので、
プルハブということと、
井本さんのカフェのもともとの工場とかそういったものがあって、
工業化のものが波板の外壁とかだったので、そこから多分連想したんだと思います。
DIYのイムズ夫婦は結構DIY精神というのを大事にしていて、
実際にイムズハウスとかも設計から施工とか現場とかに入るものを一旦して見て管理したりとか、
あとは最小限の要素で、要素というか部材で、
いかに美しく作るかというのをやったんですよね。
しかも実験的に作っていったので、それも昨日の井本さんの話が通じるかなと思っていました。
ある種トライアンドエラー的に作っていくということが大事というのがあると思います。
まさにイムズ夫婦はそういう工業化のデザインの民主化を目指してやっていって、
ある種というか広げる方向ですよね。
世界一を目指したんだと思うんですけれども、
井本さんは世界で一番のカフェっていうのがあるんですが、
それは広げたいという意味があるわけでは多分ないと思うんですけれども、
イムズ夫婦のカフェというのは、
世界で一番のカフェっていうのがあるんですが、
それは広げたいという意味があるわけでは多分ないと思うんですよね。
そういう意味をもしかして少しだけ含んでいるのかもしれないですけれども、
それを積極的にやるという方向ではもちろんないですが、
そこに話したような美しさとかトータルでとかって最初の方に話したことも通じると思うんですけれども、
そういったものを反映した空間づくりをすることによって、
世界一魅力的なその人にとってとかいろんな人にとって、
世界一魅力的なカフェになるというのがつながっていくんじゃないかなということを思ったので、
今日はそういうイムズの考え方というのをお話をしました。
そうですね。
この話も長くなって、
最近もう完結しましたよね。
古典ラジオの科学と技術の歴史みたいな話も聞いていて、
僕はすごく興味深くて面白いなと思って聞いていましたけれども、
そういうのにもイムズというか戦後のミッドセンチュリー的な考え方って、
特に戦争の影響を受けて、
戦争で生まれた新しい技術を核に転用しているという部分があったりとかして、
そういうのも結構通じるものがあって面白いなということを思いました。
ちょっと長くなりましたが、
今日はイムズの考えということをお話をしました。
最後まで聞いてくださりありがとうございます。
それではみなさん、
スロースロースロース。
19:49

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