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2024-12-14 04:40

【音楽心理学】テンポの知覚 〜自分固有のテンポ感を見つけるワーク〜

テンポの知覚について深掘りしてみました。テンポの表記法は速度標語と数字があり、極端に速い場合と遅い場合は知覚困難になります。自分固有のテンポ感覚が存在します。それを発見するワークを紹介しています。
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今日のテーマは、テンポを知覚するというものです。
このテンポ、例えばですね、会話のテンポが速い、遅いとか、そんな風に速さのことかなっていう、そういうイメージを持たれると思うんですけれども、
音楽で言うテンポはですね、曲における拍の進行の速さっていう、そういう定義がなされています。
曲における拍の進行の速さ。
この拍っていうのはね、これ先日お伝えしますけど、ちょっとおさらいしておきますと、
拍とは、一定時間ごとに刻まれる音っていうことで、例えば規則性や単位とかね、秩序が存在するっていうことですね。
一定時間ごとに刻まれる音のこの一つの塊のことを拍と言いまして、
その進行が速かったりとか、あるいは遅かったりするという、その時間的な構造の違いっていうのがテンポというものなんですね。
このテンポっていうのは示し方2つあるんですね。
これ速度表記、速度標語っていうものと、あと数字で表せるもの、これ2つあるんですね。
例えばアンダンテとかね、聞いたことあると思うんですけども、これ歩く速さでっていう速度の示し方なんですが、
これは標語ですね、言葉で速さ、遅さを表しているもの。
そして数字ですね、これBPMっていう言葉がよく音楽用語で使われています。
このBPMというのはですね、Beats Per Minuteですね。
Beatsはビート拍ですね。
それが1分間に含まれているそのビート、拍のことなので、これテンポの単位としては1分間の拍数のことなんですね。
例えば120だと0.5秒に1回打つっていうような、そんな感じの速さですし、
BPMが60ですとちょうど1秒ごとのこの打ち方になりますよね。
そんなふうに数字で表されていくような、そんなテンポの表記もありますね。
それでテンポが極端に速い場合、そして極端に遅い場合があります。
そうしちゃうとですね、知覚が困難になるんですね。
ある程度分かるそのテンポ、重要なテンポといいますか、
遅いものですとですね、多分40ぐらいだとかなり遅いんですけど、そこから速いものだと240ぐらいだと認識可能ですかね。
そんなふうにある程度の時間幅があるんですね。
そんなふうにしてテンポの構成があるということですね。
そして面白いのが自発テンポっていうのがあるんですよ。
これ別名精神テンポとも言うんですけども、これねテンポを指定せずに自由な速さで叩いていくとですね、
これ個人ごとにほぼ一定のテンポになるっていうことが知られています。
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これちょっとやってみましょうかね。
自分のテンポ感ね。
適当に自由にね。
こんな感じでちょっと机でもいいですし、手で叩いてもいいと思うんですけど、
これ番組終わったらぜひやっていただきたいんですけども、
自分の好みな音の成り立ちっていうのが分かってくるんですね。
個人ごとにほぼ一定になっちゃうんですね。
これ自分固有のテンポ感。
この人テンポが速いな、遅いなとか。
周りではね、僕は速くしてるんですけど、家に帰るとゆっくりするなとかっていうのがあるんですけど、
僕の場合ね、テンポ感結構遅いなっていうふうに思うんですね。
これ自分の精神的なと言いますか、感覚的な音の世界観みたいなものが分かってくるので、
もしよかったら自分で適当に叩いてみて、
自由な速さで皆さんどんな感じでテンポが決められていくのかっていうのはね、
ちょっと数字でそれ測ってもいいと思いますね。
あとでね、これ何秒間。
2秒に1回叩くのか、それとも1秒に1回なのかっていうことで
BPMが分かってくるので、自分にとってふさわしいテンポ感を探していくっていう、
そんな感じのお宿題をね、交えて今日は音楽心理学、テンポを知覚するについて喋ってみました。
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