1. 小松正史『耳の保養』
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2024-07-19 10:01

左利きが音楽活動において有利な点

音楽家には左利きが多いという噂は本当なのか?右利きよりも左利きが音楽する上で有利な点を脳科学的に挙げてみました。左利きで有名な音楽家も列挙!
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おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。 今日はですね
音楽家に左利きは多いのかっていう、そんな仮説をね、あの喋ってみたいなと思います。 よくね、音楽家に左利きが多いという噂聞くんですよね。
それでまあ僕自身実は左利きなんですよ。 もうね左利きですごくね、不利な点を今までね、普段の生活でたくさん
体験してきたんですけど、逆にですね、僕があの人生かけて楽しんでいる音楽活動ですね。
その中で結構左利きで良かったんじゃないかなっていうふうにね、逆に思い出してみて、それでちょっとね、いろんな点でね、ちょっと有利なことをまず調べてみたんですね。
それでね、いくつかあるんですけれども、左利きっていう人はですね、左右のね、脳みその話をしていくと
右脳左脳っていう言葉よく聞きますよね。 これあの信憑性のない話なので、まぁだいたいぐらいな感じでね、聞いていただければいいと思うんですけど
右脳はね、あの創造性とか芸術的な感性に関連しているってよく言われています。 で逆に左脳っていうのは論理性というか、言葉というかね、まあそのあたりが
よく繋がりがあるというふうに言われていますけれども、音楽を作る場合はですね、独特の創造力とか感性っていうことがあるので、おそらく右脳がそこのあたりになっているんじゃないかなっていう
そういうところでですね、思うのはやっぱり右脳というのは左利き、左脳は右とね、クロスしているってよく言われているので、まあそのあたりで芸術脳としての繋がりがね、左利きの人は
強いのかなっていうような、そういう解釈ができますよね。 そしてですね、左利きっていうのは、僕生活してきてですね、例えばよくある例としては
改札口ですよね。今ってICカードをパッと押して、それで改札口通ることが多いんですけどね。
その時に僕左利きなので、左から右にだいたいカードリーダーというかね、読み取り機がついてるからピッとね、タッチする時にクロスするんですよね。
右でやるとなんか落ちそうになるので、左利きでこうやっちゃう、左でこうやるっていうね、これ本当拷問じゃないかなと思ったりもするんですけどね。
そういうふうにしてですね、いつもの生活環境の中でですね、適応しなくちゃならないところってたくさんあるんですよね。
右利きのためにね、右利き用に作られてますからね、この世の中ね。ものすごく僕それに対してちょっとね、ちょっと文句というかですね、いかがなものかというふうにね、伝えたいんですけど。
そんなことがね、よくあるので、逆にそれを調整するっていうような、そういう促しっていうのが常に負荷としてかかってくる。
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これがまあ結果的に独特のその器用さにつながるのかなっていうところもありますよね。
それでですね、あとあの演奏の話になるんですけど、ピアノ、例えばあの左と右でどんなイメージがありますでしょうか。
左利きっていうのは、つまり左側のベースとか伴奏とかですね、音楽でいうところの基礎とか基盤とか、一番根幹となるようなところをですね、担いやすいっていうか動きやすいっていうのがあるんですね。
で、その一方で右利き、右の方のフレーズっていうのは割と高いところの音になってますよね。
シュメロとかね、いろんなメロディー、そしてメロディーの間の途中の和音も少しはあるとは思うんですけれども、これ一見ね、右利きの方がね、ピアノ演奏有利かっていう風にね、あの思いがちなんですけど、実はですね、僕は左側をしっかり安定して演奏することが割と簡単にできるので、
で、その上で右でですね、安心しながらアドリブをしたり即興をしたりするっていうことがね、できるわけなので、この音楽的な演奏のバランスっていうのが、僕は左利きっていうのは独特の、右利きの人ももちろん素晴らしいんですけど、ある種苦労をしなくても伴奏というか基盤を作れるっていう良さがね、あるなっていう、そんな感じがするんですね。
それで、左利きで有名な音楽家をちょっと調べてみたんですよ。結構いるんですよね。例えばなんですけど、ビートルズのですね、ベーシストであるポール・マッカートニーですね。この方ね、左利き用のベース演奏してるって有名ですよね。
あとは、伝説的なギタリストのジミ・ヘンドリックスですね。この方もですね、左利き用に改造されたね、ギターをね、右利き用ギターを逆にして演奏してたことがあったみたいで、この方も左利きなんですね。
あとはですね、同じくビートルズのドラマーのリンゴスター。この方もですね、右利き用のドラムセットがあるのを左利きのスタイルで演奏していたっていうふうに言われてますね。あとはデビット・ボーイです。この方も左利きで、これ本当にね、不思議にたくさんいらっしゃる。そしてですね、僕がかなりこう、影響を与えられているとか、すごく存在感の強い坂本隆一さんもですね、
左利きなんですね。この坂本さんの演奏も見てると、やっぱり左が安定していてですね、地を這うような感じで安定していて、それで右で自由奔放に演奏されるっていうような、そういうバランス感っていうのかな、左と右のバランス感っていうのがやっぱり確認というかね、素晴らしいなと思いますので、そういう意味でね、左利きっていうのは割と音楽を演奏したり、
音楽を発想したりする中ではものすごくね、有利なんじゃないかなっていう、そんな感じをちょっと今日ね、話しながらね、思ってみました。それで、僕の知り合いの方でもですね、左利きの演奏が他にもいるんですね。
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僕の知り合いのギタリストの野村雅之さんという方がいらっしゃってですね、この方のミニマルな演奏をね、本当もうものすごい運指を使ってですね、左のフレットを抑えてですね、ものすごく飛んだというか、弦がですね、もう本当に抑えるのが飛びまくっているような、そこをグッと抑えて、もう精筆な音でですね、ずっとですね、
一連のフレーズをずっと弾かれるというね、神業みたいな演奏されるんですけどね。野村さんとも話すんですけどね、小松ちゃんも小松さんもね、左利きやなみたいなね、左利きのもうなんか苦労話で盛り上がっちゃうんですけども、やっぱりそのギタリストでもやっぱり左手でね、フレットをしっかりこう抑えてですね、基盤を作って、そして右でフレットというか、
弦をね、弾いたり演奏したりするわけなんですよね。そこの話って割とピアノの演奏と近いところがあると思うんですけども、世の中のね、多くが右利きでいらっしゃる中で、まあ左利きでね、すごく苦労している方はね、いらっしゃると思うんですよ。でもやっぱりなんかその人それぞれのやっぱり身体的な特性があるんで、そこを生かす形で
自分のですね、生きる道をですね、深めていくっていうのが結果的に自分の身体もリスペクトするし、また自分独自のスタイルというかね、表現スタイル、人生スタイルっていうのも築くことができるので、本当それは自分でコントロールはできないですけど、持って生まれたものね、ガチャとかいう話最近ありますけど、そこはね、自分自身でやりやすい方向で
自分のあたりを認めてあげて、自分の特性を認めてあげて、それで練り込んでいくっていうことが、とても幸せな生き方なんではないかなというふうに思います。と言いながら最後、愚痴言わせてもらうとですね、僕は左でハサミでしょ、包丁でしょ、包丁、そして歯ブラシとかね、やるんだけど、字を書くの右なんですよね。これね、僕汚い字なんですけど、もともと僕左だったんですよ。
それをね、小学校の時に右利きに強制されちゃったんですよね。それで右になっちゃって、今右で書きますけど、なんかうまいことをやっぱりね、書けなくって汚い字なんですよね。僕のね、直筆を読まれてる方、この中で結構いらっしゃると思うんですけど、汚い字でしょ。もうね、精一杯なんですよ、もうね、どんどんどんどんね、なんかめんどくさくなるというか、なんか自分の頭の中の文字のイメージと実際が違ってきてね、
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もうね、ちょっとイラつくことが多いんですけどね。まあそういうところでね、もう仕方ないなと思いながら、左利きで字を書いてたらいいかなという、そういうストレスはすごくあるんですけども、まあそれをですね、自分の好きなピアノ演奏に全部こう、どうにか投入してですね、自分らしいピアノの演奏のスタイルをますますこれからもですね、深めていきたいと思っておりますので、ぜひぜひ、よろしかったらまたね、聴いていただけますと幸いで、
最後にお知らせ一つです。新しいアルバムをですね、デジタル配信しております。ウォーター&ライトというね、即興演奏5曲のやつがあるので、こちらリンク貼っておきますので、左手の小松の演奏、聴いていただけますと幸いでございます。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。
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