00:00
おはようございます。作曲家で大学教員の小松正史です。 今日はですね、ちょっと趣向を変えまして、自分が学生時代だった頃の話、
それをですね、ちょっと深掘ってみたいと思います。 農学部に在籍していて良かった3点っていう、そんな感じのお話をしてみようかなというふうに思ってますね。
僕はですね、1990年の4月から1994年の3月まで、明治大学の農学部の農業土木力地学専修というところにおりました。
そして1994年から1996年の3月までですね、農学研究科の農業経済学専攻というところにおりました。
という感じでですね、農学部計6年間いまして、それで最初は理系の学問、そして大学院の時はですね、社会科学系、いわゆる文系なんですけど、そこに在籍して、僕の今の音活動とか研究活動の根幹をですね、磨かせてもらったっていう、めちゃくちゃ貴重な
そういう期間だったんですね。これ皆さんもね、学生時代いろいろな学問とか、あとね、領域学ばれた方多いと思うんですけども、やっぱりそのあたりの感覚っていうのがですね、結構
一生ね、影響を与えるような、そんな感じなのかなっていうふうなね、すごく大事な期間だったかなっていうふうに想像するんですけれども、僕はですね、その農学部で何を
良かった点として考えているかという3つね、ちょっとお伝えしましょうかね。これあの、生物っていう、もう本当普遍的なあの
領域、その本質を知れたことということですね。そして応用学問だということですね。農学っていうのは応用のね、生活科学の応用中の応用の学問だったっていう点ですね。
そして多様性です。様々な領域、そして先生方っていうのがいらっしゃったので、多様性をすごく感じたなっていうのが、農学部にいて良かった3点かなっていうふうに思います。
まず生物の本質みたいな話なんですけどね。これあの、もう当たり前の話ですけど、我々生物ですよね。人間は動物界の生物の一種です。
そしてその周りにはですね、特にあの僕が所属していたのは、緑地系の領域だったので、木とかですね、草とか植物なんですけどね。植物の物の見方、感じ方、そして種類、
特徴みたいなものを、それをですね、かなり詳しく実験したりとか、学んだりしたので、生物っていうのが特に何なのかっていうのをですね、伝えるときに本当に
体感的というか、学問的なものも含めて、これ細胞の集合体っていうことではあるんですけどね。
03:05
それって何かこう、自分の存在を客観的に感じ取るために、とても大事なエッセンスを農学部からいただいたような気がするんですね。
これは人間の心はどこにあるのかみたいな、そんな話にも近いし、あと宗教ですね。宗教でその一人の人間のことは何なのかっていうね、これ結局どういうことなのかっていうのを考えるときにでも割と役立つんですよね。
これ詰まるところ、人間は絶対的な存在じゃないっていうことですよ。生物としてですね、人間のみならずたくさん細胞が存在しているわけでね。
動物と植物ではその細胞の性質がね、細胞引きがあるかないかとか、いろいろ違う点があるんですけども、一つ一つがある程度独立して存在している細胞があると。
その細胞がまた集まって、一つの組織とか器官ができているわけですよね。胃とか腸とかね。
それが集まって一つの生物、生命としての集合体で、人間というのが今ドックンドックンって心臓が動いたりね、息を吸ったりして動いているわけなんですけども、なんかね、そういう構造を知るとですね、こだわりっていうのを捨てられるんですよね。
これはもう絶対これは小松正文だとかね、そういう存在っていうのが、これ概念なんですよ結局。一つ一つの物理的なものって個別個別の細胞ですから、それって自分で自律的に勝手に動いているわけですよね。
自分の意志とは関係なくね、そういう状態っていうのを知っておけばですね、なんか一つのことにこだわりがあるとか、何かこう絶対的にこれは小松正文はこうなんだとかって思わずに、なんかこう物の、一つの集合体の一部としての感覚っていうのがね、やっぱり人の意識を客観化してくれるっていうところがありますから、
そういうのはやっぱりね、生物を学んだ農学部ならではの特徴だったのかなっていうふうに思いました。続いて応用学問の話なんですけれども、農学部ってね、やっぱり実学なんですよね。種を植えていくら収穫できるかとか、一つの収穫物をより効果的に効率的に育て上げるためにはどんな工夫がいるのかとかね。
それって、生物学のみならず土壌学とか、僕農業土木の方もやってましたから、どんな土壌でどういう構造がいいのかとかですね。あと経済的には、できた収穫された農作物がどんなふうに流通すれば、より地域としては潤うのか、経済としては成り立つのかっていうね、サステナブルになるのかみたいな。
そういうところも考えたりすることもできるので、やっぱりですね、その辺りって応用の学問なんですよね。一つ一つの専門を基礎研究としてやるっていうのは、すごく大事なことですよ。基礎研究とか基礎学問ってめちゃくちゃ大事なんだけれども、それがですね、やはり集合体となって有機的に織りなされてるっていうところがあるので、
06:29
考えるときにですね、一つにこだわらず多角的な学問の見方、捉え方っていうのをね、頭の中で持っておくと、これまたメタ認知というか客観性が高まるようなそんな話になるわけですよね。
僕、そういうところも結構大事だと思いますし、あとはですね、いろんな先生方、いろいろなその学問のやり方があるので、すごくね、自分にとってこれだっていうね、領域が出てきてるというかね、発見できるわけですよ。たくさん選べるそういうメニューがあるからね。
たくさんの中で苦手な部分もあったりしますよ。でもこれだっていうのがありまして、僕はですね、材料施工学っていう分野にいたので、測量、測量僕できるんですけど、測量したり測ったりとか、あとはその延長で景観です。景観工学。景色ってどのように測ったらいいのかとか、景色の美しさってどこにあるのかっていうような、そういう分析方法もですね、実は。
一番自分の学問の方法としてはしっくりきましたんで、これもね、やっぱり農学部ならではというか、明治大学に感謝しなくちゃならないわけなんですけど、さまざまな学問体系の中で自分にマッチした学問に触れることができるっていうのが良かったのかなっていうふうに感じますよね。
そして最後3つ目なんですけど、多様性です。これはもう先ほどの話とかなり近いところではあるんですけどね、さまざまな分野、そして学問。不思議なことに明治大学は他の大学の分野と比べるといろんな多様な人が集まってくるわけですよね。
これ、私学系では明治が一番農学系では一応偏差値が高いとはされてるんですけども、これってね、他の大学であんまないんですよね。和志田大学、慶應大学ないんですよ。中央大学でね、もうじきようやく生物系が出始めますけれども、その方々がいないので明治大学にいろんな人が集まってくるわけですよ。国立大学落ちた人とかね。
あと、さっきみたいな私立で農学部行きたいんだけれども他のところにそれがないからやってきたっていうような、そういうところがあるから、いろいろな人、もう音楽もするし、山登りはするし、もうね、オタクはいるしみたいな感じで、そういう多様性な中の学生に揉まれちゃって、これがまた良い価格反応を起こしたわけですよね。
09:10
ということで、すごくそういう人材にも恵まれたし、あとできる環境とかそういうシステムにも恵まれたっていうことで、多様性がすごく感じられたっていうのが、大学にね、農学部に在籍してよかったなっていうふうに思いました。
ということで、農学部っていう話に今日はなりましたけど、生物の本質がわかり、応用学問を知り、そして多様性を身につけることができたということで、今日はですね、大学の中でも農学部の特徴、そしてそのメリットみたいなものをお伝えしていきました。
それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。