1. 小松正史『耳の保養』
  2. 【音楽表現】演奏能力を爆上げ..
2025-04-04 12:43

【音楽表現】演奏能力を爆上げするとっておき耳トレ!教えます。

演奏表現を上げるには、内声の音と、外から聞こえる音を一致させ、都度音の調整を図るように演奏する技が必要です。そのための効果的な耳トレ!について解説してみました。
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サマリー

音楽の演奏能力を高めるための耳トレーニングの重要性が、合唱を通じて実践的に紹介されています。周囲の音と自分の声を融合させることで、より豊かな音楽表現が可能になることが強調されています。また、演奏能力を向上させるための耳トレーニングや音楽の音の表現について解説されています。特に、音のコントロールにおいて予測や内製の重要性が強調されています。

耳トレーニングの効果
みなさん、おはようございます。作曲家、大学教員の小松正史です。
今日はですね、ちょっと言語化がすっごく、めちゃくちゃすごく難しいんだけど、
音楽をね、やってる人に朗報というかですね、とても効果的な耳トレの方法をね、
とある方からですね、ちょっとこんなのあるよみたいなことを教えていただいたので、
それについてね、ちょっと話してみようと思います。
とはいえね、僕も全部言語化できるかわかんないので、ちょっとこの今の配信、成功するか失敗するかわかんないですというね、
そういう前置きをしておりまして、でですね、その方、合唱されてるんですね。
で、合唱というのは、自分の声もそうなんだけど、周りの演奏者ね、合唱されてる方、グループの方のね、
声を聞いて、それに自分の声も乗せて、それで、一つの固まりとなる音というか、
声楽の響きですよね、それを振るわせて演奏するというような、周りの音と自分の音との混ぜ合わせというかね、
融合感を感じながら演奏するっていうのがとっても大事なんですよね。
で、それについてですね、練習中に指導される先生からですね、
人の声の母音ってありますよね、自分の声のね、アーイーウーエーオーっていうのは母音って言うんだけど、
その母音を出すときにですね、耳で、これもすごく抽象的、耳で感じましょうという、
それは耳で感じるんだろうっていうところなんだけど、耳で、つまり耳って本当に、今触ってみましょうよ耳ね、
感じる、認識することがとても大事だということなんですよね。これね、もう本当に言語化難しい話なんだけど、
自分の声を出すときに、今僕声出してますけどね、アーイーウーエーオーってね、
それを今僕モニターのヘッドホンで聞きながら喋ってるんですよ。
その聞きながら喋ってる状態で、自分の出した声が耳元にヘッドホンを返してまた返ってきてるんだけれども、
その感じ方をですね、耳で感じる、耳っていうのは耳タブっていうことね、耳全体じゃなくて耳タブ、
耳タブで自分の出してる特に母音とか根幹となるような声があるじゃないですか、
それを感じながら演奏、演奏というか声を出したりしているとですね、まずすごく声がなんか自分でコントロールできるんですよね。
思うようにコントロールができるっていうのがね、これ不思議なんですよ。
曖昧にそれを自分の声を聞くのではあんまりコントロールができないんだけど、
自分の声をね、またこう自分の耳で感じながらフィードバックさせながらまた自分で声を出すっていう、
そういうことをずっとやっているとですね、自分の声に対するコントロール力がすごくついてくるっていうことなんですね。
耳全体というよりも、本当耳のね、耳タブとか鼓膜とかね、
その辺りで自分の声を出しているのを捉えているんだ、受け止めているんだっていう意識なんですよ。
めちゃ大事なのは意識ね。そうしていくとですね、しっかりと音のコントロールができるっていうことなんですね。
それでこの合唱の話にね、進めていくとですね、自分の声だけじゃなくて周りの人の声の出し方を感じる、捉えるっていうことがすごく大事で、
例えば自分の声を出す時にですね、周りの演奏者の音っていうのがどうなんだろう、それがタイミング早く出すのか遅く出すのかとかね、
あと声の出し方ね、母音の出し方、声の出し方っていうのも感じながら自分も声出していくわけなんだけども、
それを耳で本当に繊細に感じることによってですね、周りの声の状態っていうのがものすごくね、
弁別域が高くなるっていうのかな、繊細というか、線別というか、細化がねすごくできるようになるんですよね。
そういうことをね、差分というか、早いか遅いか、そして高いか低いかとか、どんな声を出しているのかとかね、
そういうのが分かってくるので、これめちゃくちゃ大事なことなんだなというふうに思います。
内声の重要性
それをいい加減ね、人の声が聞こえてから自分の声を出すじゃなくて、耳で感じるっていうね、耳のその限られた空間の中で特定の声の性質を聞くっていうことなんですよ。
そうしていくとですね、僕声学やったことないんだけど、見違えるように変化するっていうような認識があるっていうふうにそのね、方はおっしゃっておられました。
で、これね、ちょっと科学的というかね、心理的にというか、認識的に言うとですね、耳に入ってくる音っていうのは大きく分けて2つあるんですよ。
1つは、ただ耳に入ってくるっていうような音。で、そこから耳からですね、入ってきた音が脳で処理されるんだけど、
脳で処理されて、それが何たる音なのか、そしてどんな高さの音なのか、どんなことを意味しているのかっていうのは認識だから、そこから解釈とか処理が行われるわけですよね。
これは心理学で認知というんだけども、ただ聞く場合とそこからさらに深掘って認知するっていう2段階があるわけなんですよね。
で、しっかりとただ聞き流すっていうよりもしっかり聞くっていうことをしていくとですね、認知度がやっぱり高くなるわけなんですよ。
で、耳のところで音を感じるっていうのは間違いなく、ただ聞くっていうよりも認知度を上げたところの音の処理を高めるっていうことなんですね。
そういうとこまで僕行き着くと思うんですよね。で、これをですね、ちょっと考えをもう少し演奏者の実践的なところに持っていくとですね、
自分の声を出すとか音を出す前にすでに音楽家は頭の中で音が出てるんですよね。
これ内声と言うんですけどね。内側の声と書いて内声ね。例えば今ね、ドミソとかあった時にドドっていう音を出す手前で自分の頭の中ですでにそのドっていう音が再生されてるわけですよ。
で、そういう基準値を持ったところでドーッとやっていくとですね、音が狂うことなくね、あまりこう音の高さがちょっとずれることなくドーッという風に言うというかね、発することができるわけなんですよね。
そういう内製の音をしっかりと認識した上で演奏するとすごくクオリティが高くなるわけなんですね。で、その耳で音を聞くっていう態度っていうのは外からの音っていうよりもそれも大事よ。
内側に自分でもともと内在しているような経験的に備わった内製の音っていうものがあって、そこの意識も高めるんじゃないかなって僕仮説をねちょっと考えてみたんですよ。つまりその内製の音があると。
外側の音があるっていうね、2つの人間の身体の内側の音と外側の音があるんだけれども、そのあたりのね、融合というか整合性というかですね、循環みたいなものがやっぱりこの音を出す前に既にそういうモードになっていけば、やっぱり必然的に自分の出す音もそうだし周りから流れてる演奏者の声も含めて比較したりとか。
音の表現とコントロール
そこからどんな風に今度は音をね、そこに練り込んでいくんだろう。そこに音を表現していくんだろうっていうところがやっぱりしっかりコントロールしやすくなると思うんですね。
音楽ってコントロールする前ですでに認識とか、ある程度の見込みっていうのがあって、それがないと曲作ったりとか演奏できないんですよね。人に合わせて演奏するってやっぱり遅くなるし、自分の意志とはまだ違うところがあったりとかするし、やっぱり音って時間芸術なので少し音がですね、遅れるわけですよね。
なんか人に全部アジャストしてしまうというか、自分がアジャストさせるんじゃなくてアジャストさせられるんですよね。するとね、やっぱり音の表現にはですね、ちょっと迷いというか訴求力が減るわけなんですよね。
僕、即興してるでしょ。即興も、まあ弾いてて適当に音を並べてるとはいえですね、自分でこの88鍵ピアノあるじゃないですか。それがですね、ピアノの鍵盤に指を置く手前で僕何の音かがわかるし、どんな音の出方がしてるかなっていうのがやっぱり事前に音が出る事前にわかるんですよね。
そうしないと演奏できないからね。そこがですね、やっぱり何度も何度も訓練してやっていく、その経験値を踏んでいく、和歌図を踏むっていうことによってですね、ただ鍵盤に指を置く前ぐらい、0.5秒とか1秒前ぐらいに音が鳴って、そこを予測して音を出すとやっぱりそうだなとかね。
ただ音が違う時もあるんだよね。あれこれ頭で思ってた音だけど違うなーみたいなのがあるんだけど、そういう時なんかは、まあそれに合わせてまた音をね、合わせていくので特に問題はないんだけど、大まかな根幹の軸みたいな音っていうのは常に楽器とか自分の声を出す前の内製としてしっかりと音が出てるので、まあその循環ですね、実際に音が内製で出る、あの想像の音があります。
それで音を出した後の答えですよね。その予測と答え、予測と答え、予測と答えの循環みたいなものが音楽を高度にね、コントロールしたりとか演奏能力を深めるための大きなコツというかね、あの耳トレ、耳の音の聞き方になってるんじゃないかなというふうに思います。
まあ簡単に言うとね、あのリッスンとヒアっていうとこですね。ただのヒアっていうのは、あの先ほど音がね、あの耳の中にただ入ってきてるっていう状態、なんとなく音はなんか入ってきてるなーっていうのが大体多くの人の認識なんだけど、そこから演奏にしていくためにはリッスンの方ね、深く聞くとか予測しながら聞くとか、聞いた音っていうのが実際にリアルな音が目の前になかったとしても、
すでに頭の中にあると。そういうような訓練を何度も何度も体験することによってですね、表現力は深掘っていけるんだなっていうような、そんな感じです。これ演奏してる人じゃないとなかなか伝わらない話で申し訳ないんだけど、分かる人には分かってくださるかなということで、見事にそのね、あの声楽の先生のね、母音を耳で聞こうみたいな。
ただの言葉だけど、これね、技言語みたいなもんですよね。山田香里さんと前話した時に技言語っていう言葉出ましたけど、まさにその言葉によって、今もう10本ぐらい喋った、なんかすごく解釈みたいなうんちくみたいな喋ったけど、そのあたりが一声で実現するっていうね、もう本当魔法のようなね、指導者の声だと思いますけどね。
音楽の楽しみっていうのがね、耳の革命みたいに聞こえてくるんじゃないですかね。ということで今日はですね、音楽家あるいは音楽観賞者にとってとても有益な耳トレの方法をお伝えいたしました。
それでは、今日も音の良い一日をお過ごしください。
12:43

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