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みなさんこんにちは、小松正史です。今日はね、チョコレートを甘くさせる音ということで、ソニックシーズニングについてね、ちょっとお届けします。
今日ね、バレンタインデーということで、ちょっとチョコレートにちなんだ音の話をね、してみたいと思います。
この放送では、人の心を動かす音や音楽の正体を、音響心理学の入り口から深掘り、リスナーの日々の生活に彩りを提供していきます。
そういうことで、これ私事なんですけど、毎日ですね、実はちょこっと、今ってチョコレートを一つずつ放送して売ってますよね。
明治だかなんだかのね、チョコレートのやつあるんですけど、それをね、夜ですかね、ちょっと疲れたときと言いますか、そんなデザートにですね、ご飯食べた後なんですけど、食べたりして、
すると本当になんかね、疲労回復につながるのかな、すごいあの力があるかなと思うんですけどね、そのチョコレートを甘くさせる音ってあるのかっていうことで、まあちょっとこれ音響心理学的な話をお伝えしていきましょうかね。
それであのまあ、五感と呼ばれるものね、視覚、触覚、嗅覚、味覚ね、そんなのあると思うんですけども、それらはですね、実は脳の中で複雑に絡み合っているというか、
そうして感覚の間のですね、情報伝達っていうのがありまして、それがですね、五感と呼ばれるものなんですけど、それが脳の中で統合されているわけなんですね。
それでですね、オックスフォード大学のガストロフィジックスというね、美食の物理学の研究者っていう方がおられまして、この方の実験心理学者のね、
を手掛けていらっしゃるんですけれども、その中でチャールズ・スペンスっていう方がいらっしゃるんですね。チャールズ・スペンス、その方は多感覚知覚を研究しているような、まあそんな研究者なんですね。
それであの、多感覚の知覚っていうのがね、実は誰もが、まあ、経験しているわけなんですけれども、これ例えばなんですけど、味覚ですね。
味を判断するのは舌っていうことがもちろんありまして、舌のところに未来っていうね、そういう気候があるんですけれども、それだけではないんですね。
食べ物を口に入れたときに、口から得た信号をですね、脳がどのように解釈するかはっていうのがあって、それがですね、もちろん食べ物とか飲み物があって、その色とか視覚的なものとか、あと歯ごたえですね。
歯ごたえっていうのはまあ、触覚に近いものですかね。まあそういうものがあったりとか、でまあ照明なんかもね、結構あの、食物、料理に影響を与えるということで、間接照明みたいなものがあると思うんですけれども、これね、味覚に対して結構音にもね、音が味覚の良し悪しに影響を与えるって、そういう研究をしてるんですね。
で、その結果ですね、高い音の音楽っていうのがあって、まあそれは、それがですね、甘みを引き出しやすいと言われてるんですね。で、その一方で低い音の存在ね、それがあると音楽は、その下、音や音楽は苦味を引き出すというね、そういうあの傾向があるということをね、スペインスが、えっとまあ、えっと、提唱しておりまして、まあそれをソニックシーズニングという音による味付けというね、
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そんな言葉で定義をしております。これ皆さんどうですかね、同じチョコレートを食べる時でもですね、ちょっと高音に近い音楽を聴きながら、えっと、同じ甘みのチョコレートをね、あの食べると甘く感じるというね、ちょっとちょっと大人っぽくですね、少し苦味が欲しいなっていう時は、
割と低い音のね、ベースの効いたような音を聞いていくと、割とその苦い感じになるというね、それどうでしょうかね、まあ僕試しにちょっとさっきね、チョコレートをかじってみて、で自分の曲で、えっと、ミヤビって一曲ね、エレガントって一曲があるんですけど、あの京都ターバーのためのピアノ音楽作ったんですけど、それをね、聞きながら食べると、いや確かに甘くなるんですよね。
甘くなると脳が感じるって言った方がいいでしょうか。同じあの物理的なというか、あの科学的な要素としては同じなんだけれども、音からそれがね、ちょっと引き出されるなと思って、こちらにちょっとね、リンク貼っておきましょうかね、あのスポティファイのリンクね、僕のエレガントっていう曲なんですけど、すごい不思議ですよね。
これをですね、まあ、えっと、味覚と聴覚の相互作用とも言うし、これあの最近僕はずっと言ってるんですけど、多感覚研究なんですね。まあそれがね、えっと、あの味覚のみならず、他のね、視覚もだし、まあ嗅覚もだし、まあそこがですね、他の感覚に影響を与えているという、そういうものなんですね。
これに近い話が、共感覚って言葉、皆さん聞いたことあると思うんですけど、ある一つの感覚を感じるときに別の感覚をね、あのその一つの感覚からこう思い出させるというか、強烈に想起するというね、そういう感覚っていうのがあるんですね。
これあの本当に、もう1万人とか1万5千人に1人ぐらいの割合ですか、これ、あの発生しないんですけれども、今日お伝えした多感覚っていうのは、多くの方に影響を与えたりとか、存在するという、そういう感覚なんですね。なので今日ね、えっとバレンタインデーということで、まあチョコレートをね、あのあげる人ももらう人もですね、それを聞きながら音楽をね、高い音を聞きながら聞くと甘く感じ、そして苦い感覚にしたい場合は、
低い音をね、聞きながらということなんで、ちょっとね実際に試していただけますと幸いでございます。今日ここまでね、お聞きいただきましてありがとうございました。もしよかったらこちらの番組ね、フォローいただいて毎日聞いていただけますと幸いです。それでは今日も良い音の一日をお過ごしください。