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2025-04-30 16:29

【新定義!】クリエイティブ再考⑥〜カタカナ語には要注意!

クリエイティブと言うカタカナ語の弊害について話しました。日本語にはカタカナ語が多いですが、その罠に騙されないようにするための思考法をお伝えします。
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サマリー

このエピソードでは、クリエイティブという言葉の使い方やその影響について考察されています。また、言葉の背後にある意図や情報の扱い方がクリエイティブ職に与える影響についても触れられています。さらに、カタカナ語の使用に伴う誤解や混乱について考察され、特に教育機関での専門用語の増加が問題視されています。言葉の本質やリテラシーの重要性についても言及されています。

クリエイティブの影響
おはようございます。小松正史です。
クリエイティブの話、5回進めたんですけど、
さらにもう一個、完結の後の話を持っていきたいなと。
しつこいですよね、小松。めちゃくちゃしつこくて。
本当に申し訳ございませんが、ということなんですけども。
今までの話とすごく近いんですけど、
都合よくクリエイティブ使われてるっていう話を、最後ちょっとまたしてみたいなと思うんですね。
それは何かというと、クリエイターとか、なんとかクリエイティブとか言ったらですね。
もうそれで全て、雰囲気がいいというか、ポエムっぽいんですよね。ポエムというかね。
それで騙されてる感じがすごくしてて。
大学の募集の話もそうですし、クリエイティブ職っていうのもそうだし。
なんかすごい人みたいな感じで言われてるのがね。
なんかすごく無自覚でそういうのをね、使っちゃってる部分もあってですね。
自覚的に使ってたら、それはまあよくはないけれども、ある種作為が見えるじゃないですか。
それでもですね、無意識に使う言葉ほど怖いものはないって思うんですよね。
本当にね、言葉って一人歩きする、もうそれだけでね、都合が良いというか。
弱いんですよ、人間って言葉に対して。
クリエイティブな話からちょっと言葉の話に変わっていきますけど。
言葉ってすごく記号ですけどね。記号でやっていけるというか。
簡単に分かった気になるんですよね。
それが怖いという、怖い自覚で持ってね、言葉というのは使わなくてはならないっていうのは。
松根日頃、自分でも自覚をなるべくするようにしてますし。
あとね、学生も本当に、今ね、Googleと簡単に言葉って、一応言葉面的に出てはくるんだけど。
その言葉がね、実際に正しいのか間違っているのか。
どういう意図で言葉が使われているのか。
どういう背景でね、その言葉がね、扱われているかっていうのをね。
常に、ちょっと疑いの目という言い方はきついかもしれないけど。
やっぱり批判的にね、見ていかないと飲まれてしまうというか。
そういう怖さがある。
その一環として、クリエイティブっていうのも、多分その典型的な言葉。
情報の取り扱い
分かった気にさせているようなね、言葉なのかなっていうような気がするんですよね。
気がするというか、そういう事例をたくさん見てきているわけなんですけど。
そうすると、純粋にね、物を作ったり、何か表現したりするっていうことが。
それはすごい純粋で素敵で素晴らしいことだと思うんですけど。
それが何かねじ曲がった形で進めていかれるようなところがね。
これ、典型的な例が、マネタイツとかお金を設けるとか。
あとは何かお作為で都合よく使われるとかね。
安い月給で、あなたクリエイティブだからね、すごく自分のしたいことがこの仕事でできるんじゃないみたいな。
それでまあまあ給料安いけどやってみたらみたいな感じのやりがい詐欺的な感じでね。
扱われることも結構あるんじゃないかなっていう風に思うんですよね。
そこは常にやっぱり最近で情報量めちゃくちゃ多いじゃないですか。
そういうところで、情報を見た気になっている。
スクロールするとね、50時、100時、200時とかすぐすぐと読めた気になるんだけど、
果たしてそれ言ってる作者というかね、編集している人、どういう意図でそれが使われているのかっていうのを、
やっぱね、自分で情報を取っていくっていうことをしないと真の意味のクリエイティブにはなかなか到達しないんじゃないかなっていうね。
いよいよ搾取されたり使われているだけの状況になるっていうのを、
ものすごくね、最近の仕事の在り方とかね、そういうのを見ててもすごく感じるので、
結構危ないことって知らない間に知らぬ間に巻き込まれてしまいますからね。
その辺りを自覚的にね、考えたりとかね、分析したりするってことをしないと、
先が何かこう、頭打っちゃうなーっていうことは言えますよね。
音声メディアの注意点
ここでクリエイティブから音声配信の話になっちゃうんだけど、
音声配信ね、これなんかしっかりと、これも割と結構危ないメディアかなって僕はすごく思うんですよね。
僕たまたま毎日配信して、なるべく気持ちはニュートラルに伝えたりとか、
特に自分がこれこれで巻き込むとかね、そういう邪気、邪念はないつもりで喋ってるんですけど、
言葉っていうのは意味的なもの、記号的なものと、そして音韻っていって響きとかですよね。
そういうものとに分かれてるわけで、人ってやっぱ感情に言葉を伝えられる。
音声っていうのは感情でやり取りするものでもあるし、生身の人間が喋って伝えてるっていうことが多いので、
ボーカロイドとかね、そういうのはありますけど、基本的には生身の人間が今僕こうして喋ってるように、
皆さんに音を声でもって何かのメッセージを伝えてるわけなんだけど、
これがですね、なんか適当なことを言ってるんだけど、
なんかそれらしく聞こえる言葉の、言葉というか音、音声、声の性質ってあると思うんですよね。
ものすごくダンディーでね、イケボね、イケてるボイスをイケボって言いますけど、
イケボの人で普通に喋ったらね、これから学科会議を始めたいと思いますとかね、
まずは審議事項から行ってみましょうみたいな、そんなふうに言っちゃうとですね、
僕声がいまいち滑り系の声ですけどね、あんまり僕は声は自分としては聞いてるとわかるんだけど、
芯がないというかね、ちょっとこう、あ、なんか聞いてしまいたいみたいな声ではないんですよね、本当に。
それはもうよく自覚はしてるんですけど、そういう声のいい人に言葉を発せられると、
やっぱりなんかそうかなとかね、思っちゃうわけなんですよね。
これは人間の弱いところではあるんですけど、そういう意味でやっぱり音声メディアって、
すごく良いふうに使うといいんだけど、悪いふうに使ってしまうとですね、
すごく悪影響があるなって思うので、僕はもう音声ね、今年5年目なんですけど、
その辺りのニュートラルさを保って伝えるっていうことはすごく自覚はしてますね。
安定してる番組になってるかどうかたまに聞いてみて、ちょっとそういう感じじゃないなっていう時もあるんですけどね。
それは去っておきまして、クリエイティブの言葉その辺りは、
分解して物事を考えていくとか、クリエイティブで使われてるとしたら何を指してるのかとか、
発信者とか文章を書いた人、あるいはそこの言葉を提示した組織がどんな意味合いなのかっていうのはね、
すごく考える必要があるんじゃないかなっていうふうに思います。
僕自身がそうなんですよね、クリエイティブとか言いながらクリエイターとかね、
すごくね、なんかデジタルクリエイターのためのみたいな、そういう教科書を書いてるってこともあるので、
いやこれ何なんかなっていうのをね、意外と使ってると慣れが生じてですね、
なんかやっぱり自分自身がね、意味とか意図とか背景をあんまり考えない状態で使っていたなっていうね、
自分の自覚というか反省もあるんですよね。
事業名でですね、デジタルクリエイターとかね、すごいよね、デジタルクリエイション、
デジクリっていう分野、領域のね、デザイン学部、僕は聖華大学、京都聖華大学っていうところで働いてるんですけど、
デジタルクリエイション専攻っていうのがあるんですね。
略してデジクリ、デジクリっていう、何のクリやみたいな感じですけどね。
クリ、デジのクリって何みたいなね、デジクリという略語がありますけどね、学部内ではね。
すいません、うちの人、中の人の話になっちゃいますけど。
そのデジタルクリエイションとかね、デジタルクリエイション学部、デジクリ学部、何なんだろうっていう。
カタカナ語の誤解
そう、なんかね、二つ名前があったらデジタルクリエイション、意味が全然わからないっていう。
そもそもアナログとデジタルって意味もね、やっぱり考えなくちゃならないし。
なんとなく使ってる言葉非常に多いですよね。
多分デジタルクリエイションって、デジタルの機械とか道具を使って作業する、表現をするっていうことでデジタルって使ってるんだと思うんですけど。
デジタルもね、アナログとデジタルって言葉を知らないと正確にね、位置付けすることはできませんから。
まあそれ考えてみるとね、やっぱり冷静に何か元を考えないと、すごいね、今の大学の話、また別の大学の話にちょっとなっちゃうけど。
たくさんね、横並びのね、なんか横文字の学部非常にたくさん増えてますよ。
しかもうちの学部ね、僕はね、メディア表現学部っていうところにいるんですよね。
メディア、これもちょっとなんかすごくゆるふわ系かもしれないけど、メディア表現学部っていうところにはいってですね。
4つの専攻があって、これね、中の人でも分かんなくなってくるんですよね。
ちょっとね、せっかくだったら言いましょうかね、4つね。
まずね、僕が所属している音楽メディアが専攻、分かるでしょ、音楽メディア専攻、ああなるほど、音楽のメディアでみたいな、なんとなくそれ分かるんだけど。
あとですね、メディアイノベーション専攻、メディアイノベーション両方カタカナですよね。
意味はちょっと置いておきます。メディアイノベーションでしょ、メディアデザインでしょ、メディアコミュニケーションっていう3つなんですね。
何それ、音楽メディア以外はね、分かんないですよね、えーみたいな感じになってしまうわけなんで。
これは少し答え合わせるとですね、音楽メディアは音楽とかサウンドスケープとかね、僕の領域を教えるような感じの学専攻だし、
あとね、メディアイノベーションっていうのはプログラミングとかですね、社会課題解決をするためのプロジェクトをやっていくような、
イノベーションってすごく創造者とかね、先駆者みたいなものの言い方がありますから、
そういう新しいプログラミングで何か課題をしていくみたいな感じになりますよね。
メディアデザインっていうのは視覚領域の表現をしていくような感じですね。
デザインっていろいろ広いんだけど、視覚中心の教員がいるので、それをやっていきたいっていう感じですよね。
メディアコミュニケーションは地域の活性化とかね、地域社会の中での共同体とか新しい人作りとか町作りとかね、
そういうのに関わっていくような、割とマーケティングとかもそこに入るんですけど、
マーケティングや商業的な流通のあり方みたいなものもそこに含まれるんですけど、
それがメディアコミュニケーションっていう先駆なんですよね。
これ分かんないですよね。
だってやってる教員に応じた立ち付けでやってるので、すごく中の人のところではすごく分かるんだけど、
受験生とかね、対外的にやろうと思ったら結構説明がいるんですよね。
そういうふうに実際に学部とか学科とか先行とか、
なんかやっぱりすごく横のカタカナがすごく多い。
これ日本に特有の幻想って言われてますよね。
日本って漢字とひらがなとカタカナとありますから、
そのカタカナって良い意味ではよく使えば良いイメージが広がっていく、すごく包括的だなっていうのがあるし、
悪い状況だと分かった気になって、本質とは場合によってはかけ離れた状況になってしまうっていうのもあるので、
その値の線引きをちゃんとしなくちゃいけないなと思いますね。
リテラシーの重要性
ということで、メディアじゃないわ、今回もクリエイティブの話はしましたけど、
どういう風になっているのかなっていうのが気になってきますよね。
そんな感じで皆さんの中でも、カタカナ語であったら要注意みたいな感じで日頃お感じになられたらいいと思いますし、
言葉そのものという表現にも今一度意識を向けてちゃんとしたリテラシー、これぞリテラシーだと思うんですけど、
リテラシーって言葉も分かった気になってますけどね。
読み書き、ソロバーみたいな感じですね。読解力と発信力みたいなね。
インプットとアウトプットの情報の整理の仕方をどうするかっていう意味だと思うんですけども、
そこをしっかりと身につけていただけたらいいかなと思っております。
ということで、今日もちょっと長くなりましたけど、クリエイティブから考えられることみたいなことについてお話ししました。
それでは失礼します。
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