2025-08-16 52:38

第135回:人混みの真ん中でブランド展を開催。OOHスペースを活用した「どこでも展示会」の伝達力

空間ジャックやラッピングなど、大胆な枠づかいで街中に体験接点をつくれるOOHは「どこでも展示会場」ともいえます。展示会はわざわざ顧客に来てもらわないといけませんが、OOHで出展すればこちらから生活者の方に出向いていけるので会場集客コストも会場設営費も節約でき、その分さらに枠を買い増しできます。


誰かが注目していると人は気になるもの。OOHによる「どこでも展示会」は多くの人が足を止め、スマホで撮影をする様子を周囲の大勢の人波が観る構図が生まれます。結果、多くの人の「気になる」を生み、SNSやナラティブでも拡散されます。


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関連記事:人混みの真ん中でブランド展を開催。OOHスペースを活用した「どこでも展示会」の伝達力

サマリー

本エピソードでは、OOH(アウトオブホーム)広告を活用した「どこでも展示会」の効果について、ブランドが人混みの中で展示会を行う新たな戦略を探求しています。特に、既存の広告手法に存在する限界を乗り越えるためのアイデアや事例が紹介され、創造的な広告展開の重要性が強調されます。また、新宿のアドストリートを舞台に、絵コンテを用いた広告戦略など、独自のアイデアが展開されています。さらに、OOHスペースを活用した「どこでも展示会」の効果や、雪印コーヒーのプロモーション戦略についても詳しく解説されています。ムーディー勝山を起用したキャンペーンが、ユーモアを通じてターゲット層にどのようにアプローチしているのかも考察されています。今回のエピソードでは、ブランド展を人混みの中で開催する新しい取り組みが議論されており、OOHスペースを活用した「どこでも展示会」の効果や伝達力がテーマになっています。最後に、今後の人混みの中で行われるブランド展の新しい形態と、OOHスペースを活用した「どこでも展示会」の効果についても深く探ります。

OOH広告の新しい活用法
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳| マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、あら4マーケター2人が最近気になるトピックを取り上げ、 それぞれのマーケーカンで掘り下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、 情報や知見が少ない中で打ち点を模索する、 皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
スタートアップの思いを文化に変える戦略マーケターチーム 株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
同じ島でコピーライターをやってますジンボーです。 よろしくお願いします。
さて今日のテーマは、人混みの中でブランド展を開催、OOHスペースを活用した どこでも展示会の伝達力です。
このテーマ、取り上げた理由は何なんでしょう。
今年何度かねOOH屋外広告、アウトオブホームってやつですね。 の捉え直し的な企画をやっとるわけなんですけど、
今回はそれの一種っていう感じで、今回取り上げたいのはOOHを使ってあたかもそのブランドが街中で展示会をしているような感じのこの出張展示会みたいな
そういう展開ができるので、そういうのいいですねみたいなところを取り上げますと。
OOHはポスターだけとかっていうのはもちろんありますけど、枠その場の面全部買って空間ジャックをしたりとか、
あとは電車とかねそういうものをラッピングしたりとか、そういう大胆な枠使いもいろいろあるので、
そういうのを組み合わせながら、街の中でリアルな体験設定を作るみたいなことをやれるのが醍醐味かなと思ってますと。
で例えばね、展示会をやりますとなった場合は、その会場にわざわざお客さんを呼んでこなきゃいけないじゃないですか。
割と大変ですよね。
伝達力の向上
めちゃくちゃ大変ですよね。普通にね、街中で開くばったりとかね、告知をしてあるところに人を呼ぶのは普通に大変ですからね。
結構大変だよね。そのためにOOHまたやらないといけないからね。
確かに確かに。
みたいな話なんで、だからそれなんか効率悪くねみたいなこともあると思うんで、じゃあもうこっちから行っちゃえばみたいな発想ってあると思うんですよ。
だからそういうのもいいよね。OOHで簡易展示会みたいなのをやれば、もうブランドの方から生活者の人流のど真ん中に出向いていけるので、
効率がいい。で、会場集客コストがいらなくなりますっていうのと、会場の設営費もいらなくなりますよね。
会場設営ね、会期だけじゃないからね。前日とか翌日もね、撤収でお金かかるからね、みたいな。
確かに。
なんだけどOOHだと入港すればOKなんで、あとはプロの方がね、綺麗に貼ってくれるからね。
貼ってくれますね。期間が終わったら綺麗に取り払ってもくれるし。
そうそうそうそう。素晴らしい。ということで、非常に効率がいいですよと。
じゃあ会場設営費とかね、その浮いたお金でさらに枠を買い増しできるよっていう話もありますよねみたいなことなので、割といいんじゃねえの?みたいな話かなと思ってます。
もう1個いいのは、街中で人流が多いところでちょっと面白い企画とかをやると、誰かスマホ構えたりするじゃないですか。
誰かが何か見てる時って人は何見てるんだろうって気になるし、スマホを構えてみんなが撮ってたらもっと気になるよねみたいな感じで、
自分たちのブランドとか広告が多くの人が足を止めて見てる様子をその人流、多くの人たちに見させるみたいな構図ができて、
地域の活用法
そうすると、流行ってるのかなとか注目されてるのかなっていう認識が生まれやすいと思うんだよね。
だから、広告のメッセージ内容それ自体というよりは、それを取り囲んだ全体の現象として認知させるっていうことができるので、
それはそれで認知効果としては立体感があるというか、情報量多いものになるのかなという感じもしますよねと。
いうところですね。
なので結果的にSNSとかナラティブでも拡散されやすくはなるでしょうしっていうところで、
あとは瞬間風俗的にそれが高まると、本日のトピックとかTwitterのトピックトレンドみたいなところにも上がっていくので、
今日のトピック的なところにのぶりつめたりもできますよねみたいな感じですね。
以前言ったから、OHの良さって世の中ごとメディアですっていうのがあるので、
スクリーンを通してテレビとかスマホとかいろんなところで目にした情報がリアルの中に存在するなっていう臨場感経済感の確認と、
それが多くの人と一緒に体験するみたいなところによって、
これって世の中ごとなんだなみたいな、そういう効果もあるわけですよねみたいなところですね。
なのでそういう効果も含めて活用の余地ありっていう感じのアプローチかなと思ってます。
という感じで本編先に収録してますが、宮本さん的に今回の内容はどのあたりで明日使える効くネタになりそうでしょうか。
そうですね。まさにさっきおっしゃったとおり世の中ごとメディアって意味では面白いなと思ってて、
普通こういったOHとかの広告媒体っていわゆる世の中ごとメディアじゃなくて、
広告媒体ってお金さえ払えばそこの場所を買えるので、そういうのって世の中ごとメディアにはなりづらくて、
逆にメディアとかSNSとかそういう自分たちがコントロールできないところの方が世の中ごとメディアになりやすい。
っていう特徴がある中でOHは数少ない、そこに広告を置いているんだけれども、
その広告を写真とかに撮ってSNSに上げたりしてくれる可能性があるっていう、そういうメディアだと思うんですね。
なかなかCMやってそれ撮ってアップするとかあんまりしないし、SNSの広告なんてよりしないと思うんですけど、
OHは看板なんだけど日常の生活の中にありふれているものなので、消費者としてそれを広告として受け取っていないというか、
一情報源として受け取ってそれをSNSとかに投稿するっていうきっかけになるので、そういう使い方はすごく面白いなと。
一方でも世の中ごとメディアにするには、ただそこに看板スペースがあるからその看板スペースを買い、
そこに看板を置くだけでは全く世の中ごとメディアにならないと思うんですよね。
僕も絵日課時代に、かわし屋のサービスである特定の駅の近くでかわし屋利用者を増やしたかったので、
その特定の駅で看板いくつか買ってポスター掲載とかしましたけど、ほとんど無風だったんで、
何も起きてないけどみたいな。
本当に掲出されてたみたいな。
ポスターのQRコード読み取る人は少ないのは分かるけれども、
このエリアの駅前のユーザー数増えるはずなんだけどほとんど増えへんなみたいな、そういうこととかあって、
やっぱり使い方として単純に看板があってお金さえ払ったらそこに掲出できるからだとそうなってしまいがちで、
そうではなく世の中ごとメディアとしていかに話題になるような看板の使い方をするのかっていうことを考えると、
事例紹介とクリエイティブな発想
全然使い方が変わると思うので、
なんていうのかな、OH2.0じゃないけど、そういう考え方で世の中ごとメディアとしてOHを使うと全然新しい境地が見えてくるなと、
っていうのを考える上で今回の3つの事例は面白かったなと思いましたね。
なんか、掲出すりゃいいってもんでもないもんね。
全然。一般的に広告って、ウェブ広告とか特にそうですけど、お金をかけて掲出すればその効果がそのままある程度跳ね返ってきやすいものだと思うんですけど、
OHは本当に企画によって色々と話題になって、1枚の看板ポスターがすごく話題になって、
メディアにも取り上げられて、すごい露出とることもあれば、結構な面買って何千万とお金かけてるのに全く商品売れないってこともあるので、企画力超求められますよね。
そうだね。決してリーチ効率がいい媒体ではないので、
だから、より一つ一つの接触の摩擦係数を上げていかないと流れるかなみたいな話だね。
あとはね、日常生活上触れることが多いと思うので、まさにこのラジオをもし今、通勤電車とかそういうところで聞いてたとしたら、周りOHというか看板で溢れていると思うので、
この看板はちょっと記憶に残るなとか、この看板は多分ほとんどの人が見てないだろうなとか。
でもね、1枚1枚ほとんど同じ価格で掲出されてるはずなので、広告クリエイティブを一個一個見ていく勉強にはすごくなりますよね。
ちょうど今とかね、鬼滅の刃の映画をやってるから、いろんなところでその映画に関するプロモーションとかの中で看板とかもやってて、
新宿駅のプロモーションで面白いなと思ったのは、新宿駅の入り口に鬼滅の刃のポスターっていうかなんかジャックみたいになってて、
そこに書いてあるのが、貴様らがこれから行くのは地獄だって、新宿駅の駅の東口のところにドーンって書いてあって。
いいね。
それはそれでみんな気が見えるだろうって気もするし、ちょっと新宿駅って迷路っていうかダンジョン感あるからさ、
それを無限上に見立ててたりするんだろうなとかっていうのも、一応アニメとか漫画で知ってる人間からすると思うので、ちょっと面白いなと思いましたね。
そういう文脈に乗せてメッセージしていくと、記憶に残るしナラティブにも登りますねみたいな感じですね。
はい。それでは本編ぜひ聞いてみてください。本編は約27分あります。
途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをフォローしておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
さて、しんもさんの今週のピックアップテーマはこちら。
人混みの真ん中でブランド展を開催。
OOHスペースを活用したどこでも展示会の伝達力です。
では早速お話を聞いてみましょう。
今回はOOHを出張展示会場みたいな感じで使うみたいなお話なんですけど、
そうすることでね、人混みの真ん中でブランドの展示会ができますぜみたいな、リーチ効率がクソいいですっていう話と、
みんなが見てる感じの中で見せられるんで、なんか面白いみたいだねみたいな文脈を埋めるみたいな、
良さがいろいろありますねみたいな感じですねというところで、
まず紹介する1個目の事例はスペースの設定っていうのかな、空間っていうのかな。
OOH交通広告、屋外広告っていうのはその場に出すものなんで、
その面がめちゃくちゃそもそも個性的であるとクリエイティブな発想が浮かびやすいですよねみたいな感じのものではあるんですけど、
それを上手く使ってるなみたいなところで、ハウスメイトの事例ですね。
実施している場所は新宿のアドストリートっていう場所があって、
今写真は下に出てますけど、ずどーんって駅のコンコースがあって、
その左右にずっと電飾看板が続いているみたいな、何年ぐらいなのかなわからないけどたくさん電飾看板が続いていて、
生活者はその電飾看板を見ながら歩いていくわけですよね、みたいな感じですと。
この製作者玉山さんっていう電通のコピーライターなんだけど、
異空間性の探求
この出面を見た時にゲームの地下通路のような異空間性を感じたらしいんですよね。
確かに左右にずっと看板が並んでいて、通路はまっすぐって感じだから、ちょっとダンジョン感はあるね。
ダンジョン感あるよね。
この場所に掲載すること自体で何かしら遊べないかなって思ったみたいですね。
これはそうしてくれるクリエイターってありがたいよね。
そうだね。
枠買うの営業だろうとかメディアだろうとかって、あんまりメディアの出面まで考えてくれない人が多いんだけど。
そうだよね。しかもわざわざこの1個の看板のことだけ考えてやることじゃなくて、
とりあえずポスターというものを1個作って、これをいい感じの場所にたくさん貼っておいてっていうことが多いけど、
どこにあるかから発想するとクリエイティブなものが生まれそうですね。
生まれると思う。
これは新宿駅のJRから京王線に乗り換えるところの通路で、僕も使ったことがありますね。
ここは通路が狭いんですよね。
だから広告との距離が近いというか、広告の存在感がすごく強い。
地下通路で階段下りて、アドストリートがあって階段登るみたいな感じだから、看板以外見えない空間なので、
確かにダンジョン感というか、他の通路とは違う感じがしますね。
ここでやったのが、ハウスメイトの伏見伏見にハウスメイトっていうキャンペーンの中でやったやつで、
新生活とかそのあたりの話とか、年明けなんで新CMのオンエアタイミングですね。
ちょっと前ですよね。
オンエア前に期待感情勢のために広告を提出したらしいんですけど、
CMのオンエア前なんで何をやったかというと、CMの絵コンテっていうのがあるんですよね。
実際撮る前のこういうのを作りましょうみたいな漫画みたいなやつですね。
台本みたいな感じですね。
絵があってセリフとか音楽と交換をしますみたいなのを書いたコマーシャルの設計図みたいなもので、
それで企画通し、クライアントオッケーも撮るんだけど、通常それは外には出ないものです。
絵コンテ氏みたいな人がいるわけですけど、それによってコンペ通るか通らないかはわりと決まるんですけどみたいな話はありつつなんですけど、
このHousemateのキャンペーンはこの絵コンテをCM実写のオンエア前に流すと。
要は予告編みたいな感じですかね。
ティザーでこの下書きを見せます。
それをこの新宿のアドリストリートで一コマずつ見せて、歩いていると一コマずつ読めていくわけですよね。
へー。
わりと新しい体験をさせてあげてみたいなことをやったみたいですね。
なるほど。確かにもうこれ左側通路かな。
だいたいどっちに行くか決まってるから、もうそこに向かって歩いてるし、多分ね、通勤タイミングとか結構混むんで、
多分横の看板、暇やから見ながら、あ、コマ変わったわって明かりながら通るぐらいの体験はできると思う。
そうだよね。面白いね。
面白いね。だからテレビCMという動画を見せるのではなく、絵コンテという、まだ漫画というかね、二次元の状態のものを見せて、
もしかしたらね、毎日通ってる人からすると動画で見るよりもインパクトあるかもしれないもんね。
そうだね。あとは実際これを見た後、動画で実写版を見た時の記憶の定着率も上がるよね。
ああ、そうだね。
新しい広告体験
この下書きが、あの下書きが、ああ、こういう絵になるんだ、動画になるんだ、みたいな感じで合わせて一個の記憶セットとして残るので、まあ面白いですよね。
確かに。なるほど。いやでもこれちょっと絵コンテ描く人にとっちゃ嬉しいね。
そうだね。
だって絵コンテって世の中出ることなくてさ。
うんうん。
きれいな絵コンテ描いても見えなかったけど、それがこうね、みんなの前に見える状態で掲出されるのはちょっと嬉しいね。
嬉しいよね、これは。
32箇所で240万円のスポット広告。
意外と安いね。
1週間くらいかな。
1週間くらいかな。
へえ。
いいですね。
なるほど。
こういうの一緒ね。だからアドストリート32面とかズドーンって行くからインパクトありますね、みたいな。
データ感で満足しがちなんだけど、いやいやいやと、この枠をもっともっと立体的に使いましょうよ、みたいな。
もう一段ちょっと頑張る、粘るみたいな発想はぜひやりたいところですよね。
いいですね。
僕がこれ前通ったときは全部美術館の看板、広告で、なんかそれはそれ統一感あって面白かったですね。
この美術館ではこれ見れます、この美術館ではこれ見れます、みたいなやつが全部バーっと、その時の企画展示が全部並んでて、なんかすごい統一感あって面白いなって思った記憶がありますね。
いや一個の美術館じゃなくて様々な美術館がここに、せーので出してたって。
どうやってお金を出し合ったりしたのかわからないけど、それはそれで結構総感というか、なんか行ったことないとこ行きたくなるなーって感じしましたね。
多分どっかの広告代理店が広告企画特集みたいな感じでやってんだろうね。
うち買い切るからさーみたいな、いろんな美術館に企画載りません?みたいな、一口30万です、みたいな話でしょうね。
確かにそっか、そうすると一社一社は安く掲載できるもんね。
そうだね、一社一社は安く、でも多分代理店にとっては全部足したら割と多めにもらえて、
というのと、掲載する側は同じ一枠でも注目度が高い中で漏出ができるので、広告効果は高いのではないかということだね。
なるほどなるほど。ありそう。
ありそうだよね。交通広告でそういう何か企画、広告企画ってやつをやってるっていうのはあんま聞いたことなかったけど、多分やってんだろうね。
あーやってるんでしょうね、きっと。
こういう感じの発想ですね。
2つ目の事例としては、これは電車の広告もしっかりなんですけど、額縁があるじゃないですか、枠っていうのが。
看板はからね。
そうそうそう。なんとか印象としては、広告、ポスターに目が行きがちですけど、額縁の中に入っている絵画のようにも見せることができるんですよね。
だから作品というかね、そういう展示してるみたいな見せ方もできるので、そういう演出を狙うことも一個ありすねっていう感じですね。
で、ポスターって基本的にはね、たくさん吸っていろんなところに露出するので、印刷物ですみたいな前提意識があるじゃないですか、受け手にもね。
まあそうですね。
手書きとかさ、ほぼないじゃないですかみたいな。
まどきないでしょう、手書きは。そんなね、大学の掲示板じゃないんだからね。
そうだよね。そこを上手く逆手に取ったアプローチが、牧原範之之のデビュー35周年キャンペーンみたいなやつで、
ちょっとくだらんって言ったらくだらんだけど、マッキーを、マッキーってマジックね。
マッキーで描くOOHっていう企画で。
牧原範之之のマッキーが、マジックのマッキーで描かれていると。
そうそうそう。
で、それを印刷じゃなくて、手書きでね、マッキーで描いたものをそのまま一点物でこう飾ってるみたいな感じだね。
だからポスターなんだけど、どっちかというと作品、アート作品みたいな。
壁画みたいな、そんな感じのノリで出してますっていう感じだね。
だから、メッセージの臨場感上がるし異物感も出ますよね、みたいなところですかね。
確かに、一定異物感出さないと看板たくさんあるからね。見ないもんね。
そうだよね。
もうその時にね、マルチでたくさんの面を買ってバーっと出すやり方もあるけど、
一個だけでもこういう表現手法に異物感を入れると、割と注目されますよね、みたいな話ですかね。
なるほどね。
あとすげーくだらないよね、マッキーをマッキーで描くっていう。
くだらない。くだらないけど、看板を見た一瞬で理解できるくだらなさ。
そうだね。
右下にタグラインのようにマッキーで描きましたって。
確かに、それ言われんとわからんからな。
マジックで描いたようには見えるけど、マッキーとは思わないから、それを一言描いてくれることで、あ、そうなんだねっていう。
広告の効果と戦略
まあね、大阪のビルボードは大阪っぽくていいね。一応でも渋谷でもやってんのか。
渋谷と大阪だね。
はいはいはい、なるほどね。
で、なんだっけ、QRコードまで手書きで描かれたらしいね。
うまくいくのかね、これ。
確かに、読み取れるのかね。
すごいね。
これでもQRコード手書きで描く人大変やね。
そうだね。
めっちゃQRコード見ながら、あ、ここは黒で、ここは白でってやっていったのかな。
だろうね、失敗できないよね。
失敗できないね。
しかもなんかこれ見たところ2カ所あるぞ、かわいそう。
確かに。
これ描くの大変やね。
そうだね、あ、2カ所ってあれか、だからある人がスキャンしてるときに同時に2人ぐらいがスキャンできるように2カ所に描いてるのかな。
そうかもね。
そうだよね、きっと。
すごい思いやりある。
一応コピーはね、どんな時もどんな時も歌ってきたマッキー35周年みたいなコピーで、まあいいよね。
いいですね。
どんな時もとか僕らのね、若いっていうか学生時代めちゃくちゃ歌ってましたもんね。
歌ってた。どんな時も、改めて聞くとなんかね、サビの後とかめちゃくちゃメロディーいいじゃんみたいな。
いいメロディーっすよ。
いいよね。
ちょっとこれ見るとカラオケ行きたくなるね、カラオケなんで5年10年行ってない気するけど。
どんな時もいいね。
いいと思う。
まあマッキーで言うと僕はあとね、3人っていう曲とずる休みとかあの辺が大好きですね。
もう恋の次第もそうだけど。
あの辺のマッキーは無敵でした。
エモいですねこのマッキー原のりゆきとかはね、怒らせないようには。
そうだね。
あとは、アーティストの文脈をうまくコミュニケーションに使うっていうのは鉄板というか王道というかやるべきだよね。
マッキーで言うとどんな時もどんな時も歌ってきたらしい。
この間やられたなと思ったのはキッカー工事のウルオスっていう肌水的なやつかな。
あれの広告でキッカー工事はこれもだから30周年かなんかのライブのテーマコンセプトがずっと乾いていたっていうコンセプトだったんだよね。
昔ストイックというかさ、お酒居たからタイヤ貼るような感じのキャラだったんで。
ブランド展の開催
ヘイヘイヘイでキッカーを喋れよって言われたら未だに爆笑するけどね。
確かにそういう印象はあるね。
あるよね。トッポイ兄ちゃんだったよね。
そうそうそうだったし、ドラマとかでもたまにキッカー工事出てきてたりするけど、固い役というかね。
下町ロケットのなんちゃら部長みたいな。かっこよかったよね。
かっこよかったかっこよかった。
それのキャラかな。だからずっと乾いていたっていうファンにとってはめちゃくちゃ残っているコンセプトがあって、それの数年後かな。
ウルオスのキャンペーンやった時にそのメッセージを受けてずっと乾いていたからまた始まって、でも肌は潤っている。
なるほど。
まあすげえな。伏線回収みたいな感じとか。
でもウルオスって僕ら世代なの?もうちょい若いイメージだったけど、若い人はそのキッカー工事の乾いていた文脈をわかるのかっていう。
ウルオスは僕らか。一応薬用スカルプシャンプーだから20代よりも30、40代か。
じゃあわかるか。
アーティストの文脈をうまく使うっていうのもありですねっていうところだね。だからファンが喜んで拡散するもんね、そういうことすると。
そうですね。僕よく池袋の駅通るんですけど、池袋の北口のところの看板はよくアニメのキャラクターとかゲームのキャラとかが写っていて、
一枠買い切りっていうか、看板が15個ぐらい並んでる枠を大体みんな買い切ってて、みんなそこで大体写真撮ってますね。ポスターの写真撮ったりとか、ポスターと自分の写真撮ったりとか。
全然知らないアニメとか、池袋ちょっとそういうアニメとか同人会話の人多かったりするんで、そういうのと一緒に撮ってることもあるし、最近は新しく映画になった鬼滅の刃の無限上編の看板で、看板ジャックみたいな感じで、
一面無限上編っていう映画のコンセプトで、全キャラクター、柱とか井之助とか炭治郎とかって全キャラクターの看板がずっと並んでて、みんな自分の好きなキャラクターの横で写真撮ったりとかしてますね。
そうかそうか。並んで撮れるって言ったらそうだよね。実物大というかね。そういうのがないとダメだもんね。
普通のポスターだと自分の好きなキャラクターすごいちっちゃいけど、キャラクターごとに1枚1枚あるので、好きなキャラクターと撮るとか、そういう体験にはいいんだろうなーって思いますね。
ファン心はついてるんだろうな、それは。
そうだと思う。
最後の事例は僕の大好きなムーディー勝山の事例ですね。
長そうなんや、知らんかった。ムーディー勝山最近見ないけどね。
ムーディー見ないね。
見ないね。
ムーディー勝山のプロモーション
受け流さなくなったのかな、最近見ないね。
受け流しすぎたんじゃない?流れてしまったね。
そうかそうか、全て受け流してしまったか。
かもしれないね。
スポンサーは雪印コーヒーで、よくあるよね、コンビニによくある茶色い500mlのあれだね。
昔ながらのやつですね。
そうそうそう。
もう60年くらい経ってなって、ブランドデビューから、ロングセラー中のロングセラーだね。
歓歴ですよ、歓歴。
はいはいはいはい。
認知率クソ高いし、体験率も高いんだけど、言ったら最近そういえば飲んでねーなみたいな。
飲まないねー。
そうだよね。
なんか、もう美味しいコーヒーのカテゴリーには入ってないな。
どんな味だったかもちょっと、飲んだことはあるけど。
うーん。
店頭にあるのはわかるけど。
もうコーヒーって言ったらコンビニコーヒーとかね、競合が多いから、あえてこの昔ながらの雪印コーヒーを手に取ろうとは思わないな。
そうだな。500mlの甘いのちょっと多いもんな。
そうそうそうそう。結構甘いよね、これね。
甘い甘い。はっきり甘い。
あーそうだよね。
カフェオレ系だとやっぱりちょっと200mlぐらいがいいですよね。
うーん、確かに。
だからね、結構昔ながらの肉体労働とか外とかで動いて、体力を失ってて糖分取りたいみたいな時にはこれいいと思うんだけど、
オフィスワーカーからするとちょっとその甘さはやりすぎですって感じかもしれない。
そうだね。卒論合宿とかちょうどいいかもね。
そうだね。糖分足らなくなったらね、いいかもしらん。
そんなブランドですわ、みたいな感じですね。
で、こういうね、甘いコーヒーを飲みたい人って誰ですかっていう、改めてターゲットを確認したときに、
なんか漠然と疲れてる人向けなんだって。
で、漠然と疲れてる人に甘さで気分切り替えてもらおうみたいなアプローチを最近はしてるのかな。
で、ストレスをうまく切り替えるプロとしてね、我らのムーディー勝山を起用したわけですね。
目の付けどころが秀逸だなと思うんですけども。
なるほど。確かにね、今流行りの人を出してくるのはいいけど、ムーディー勝山はなかなか第一走期には上がらないからね。
そうだよね。だからこの懐かしいなあ、いたなあっていうのが、雪印コーヒーっていうのもあったような感覚に近いんじゃないですか。
なるほど。絶妙やな、ムーディー勝山。
そうですね。
看板見ても一瞬ちょっともう忘れてる感あるもんね、ムーディー勝山ってね。
そうだね。ポスターの撮影も割とかっこいい感じで撮ってるからさ、ムーディー男前だからね、基本はね、よく見たらね。
ちょっと気づかないかもね。
気づかないかもしれないね。
メッセージもいいなあと思って、甘さですべてを受け流せっていうキャッチなんだよね。いい提案ですね。
なるほど。確かにそのコピー見て、このなんかちょっとイケメンのおじさん見たら、ムーディー勝山みたいな思い出せるかもしれない。
そうだね。2度見か3度見くらいでようやくムーディーってなるよね。
でもなんかそれはそれでね、記憶に残るというかね。
そうだね。
なんかこう、看板見ながら、あれ、誰やっけ、あのあれやんあれやんとか言ってそうな名前出てこないけどっていう、出てきたらすごい嬉しいやつ。
嬉しいやつだね。絶妙だよね。
原宿とか品川とかでポスター貼ったりしてて、って感じだね。
あとなんか割と上手く決まったんで、なんかいいな、これ展示会的に見せたいなみたいな発想にもなって、
原宿のある一角を買い切って、受け流せないポスター店っていうのをやったらしいんですよね。
だから屋外でポスターをマルチで貼りまくるみたいな感じの見せ方ですね。
そんな感じの、原宿の街を使ってムーディー勝山プロモーション、というか雪印コーヒープロモーションをやりましたみたいな感じですね。
でもこれ、看板って違和感ないと見ようとしないなっていう観点で言うと、
この雪印コーヒーっていう、決しておしゃれじゃないというかレトロなそういうものがおしゃれなポスターの中にあるっていうのも違和感があるし、
ムーディー勝山がちょっとイケメンな感じにいるっていうのもよく見ると違和感だし、
なんかふとなんだろうこれって思ったら、おやおやっていろいろと思っていきそうな、そういう感じはする。
そうだね。一応これの狙いとしては、最近の広告のクリエイティブって以前も話したような気もするんですけど、
シリアスよりはチャーミングとかユーモアなんですよね。
なので、そっち系のアプローチではありますというところで、
疲れてる人に対してアプローチするときによくありがちなのって、あるあるネタでアプローチをして共感を取るっていうのが鉄板ですよねという感じなんですけど、
ちょっと考えたときに、今の現代人、ターゲットはそれにしてはあまりに疲れすぎてるのかなって思ったらしいんですよね、雪印さんはね。
なので、それに対してこういう疲れあるよねみたいな、疲れあるあるをそのまま見せると、疲れてる人にさらに疲れを追体験させてしまうよねって思ったらしいんだよね。
なので、ちょっとアプローチを変えるというか、アングルを変えて、チャーミングに疲れた世の中をチャームしてくれるようなクリエイティブがいいんじゃないかなって思ったらしくて、
特にムーディさんがひらめいたんだろうね。甘さですべてを受け流せっていうキャンペーンが生まれたということらしいですね。
なるほど。まあでも甘さですべてを受け流せって、その世の中のチャーミングとか、そういうのとか、共感文化みたいなところにはぴったりハマってるというかね。
そうね。大変なこともあるけども、受け流せばいいんだよって励まされてる感はあるからね。
クリエイティブのアプローチ
そうだよね。ムーディ自身もね、大変なんじゃないかなとか思われるところも含めて、上手いこと言ってるなって感じがしますね。
確かに。ムーディからしたら久しぶりの大型な仕事だったんじゃないかな。
そうですね。張り切ってね、決まってますね。ヘアスタイルとかもね。
一応動画もあるからテレビCMもしてたのかな?あ、でもウェブCMって書いてるな。テレビまでは言ってないのか。
うん。なんか歌ってたよ。
懐かしいですね、本当にね。
そうだね。
こういう一芸一人みたいな人いるじゃないですか。ムーディ・カツヤはもう受け流すだし、ゲッツの人はゲッツだし。
そういう人はこういうCMキャラクターとか使うときにはメッセージは作りやすいですよね。
そうだよね。立ち上がりやすいよね、そういう文脈はね。
中山健二くんの中山賢脈も、あれなんか割と去年話題になって賞とか取ってたもんね。
へー。
ACのやつ。
はいはいはい。確かにね。そういうのに合った芸人っていますよね。
だからモロハの刃よね、一個しか芸がないからさ、飽きられたらテレビ出にくくなるけど、
でも使う側としたら、その一本の企画に使うにはすごくいいっていう。
そうだね。
だってこれね、このポスターやってるときにムーディ・カツヤがもう受け流すの歌じゃない別のやつでヒットしたらさ、
あれ?ちょっとわからんくなるやん。最近これやってるこの人がなんで受け流せって言ってるんだろうってなっちゃうからね。
それをさせない安心感はあるけれど、それは芸人としてどうなんだろう。
そうだね。
皆さんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
ツイッター源Xのハッシュタグマーケターの真夜中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
LINEコミュニティのURLは概要欄からご覧ください。誰でも特免で気軽に参加できます。
さて今週の明日使える聞くネタ帳マーケターの真夜中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
7月の3連休に大学のゼミの友達を訪ねてヒダに行ってきたんですよ。
ヒダに住まわれてるんですね、友人の方が。
そうなんですよね。
すごいところにいますね。
ちょっとね、有名人で。
そうなんだ。
木こりやってたんですよね。
面白いね。
そう。わりとアサギガラスでトップ営業になって、30で世界一周して家族で。
その後30代10年間木こりやってみたいな感じで。
木こりをやって森のあらゆることを知り尽くして。
それやってるとね、スズメバチに何度か刺されるらしいんだよね。
そうするとね、だんだん血死量になってくるらしい。
そうなんだ。
なんとかアナフィラキシール的なものを起こすときの薬で注射で抑えるらしいんだけど、その場はね。
だけどアレルギーと一緒でだんだん溜まっていくらしくて。
そろそろやばくなってきたっていうんで。
40からは森林を知り尽くして薬草とかさまざまなことをしているので、それを踏まえて森林ビジネスを。
ひだ高山ってね、ひだってめちゃくちゃ山無限にあるんで。
それを今度は新しい。
今木材とかは一応使われたりはするけど、それだけじゃねえだろうみたいな感じで。
いろんな切り口から森林を新たに捉え直そうとしてるみたいな人がいるの。
面白いね。
面白いですよ。
フェイスブックでね、木こりで山やってますみたいな感じのやつをずっと見てたから、
イメージ、もう山の中で自分で切り倒した木で小屋建ててるんだろうと思ったら、思ったより都会に住んでてびっくりしたみたいな。
むしろ、森の中に入ったら命がけってことでしょ?ひとつめまち刺されたら危ないってことやもんね。
普通にクマとかいるらしいよ。
クマはね、ガソリンが好きなんだって。
怖い話やな。
だから何だっけ、予備のガソリンとかプラスチックのやつ入れてると、かじった跡がよくあるんだって。
弁当も勝手に食うらしいよ、クマ。
ポロッケやんとかって食うらしいよ。
へー、面白いね。
なんかね、全然我々の世界とは全然違う世界に生きた男の話でね、面白かったなと思って。
何よりね、僕がすごいなと思ったのは、同じ大学なんで、周りとかのお坊ちゃん系というかね、商社とか銀行とか行く人が多いわけで。
どっちかというとこの男の世界?男のまちづもの世界でガーみたいなのって苦手なんだよね、みんなね。
なんかそんなイメージはあるね。
あるよね。
確かに、おしゃれ大学やもんね。
だから、その中で彼はヒコリの世界に入り、ゼロから下積みをしてみたいな感じで、割とヒコリの中でも上り詰めたらしいんだよね。
ヒコリの若手育成みたいなやつとかもリーダーでやってたりとかもしたらしくみたいな感じで、単に仕事めちゃくちゃできるやつなんだけど、
仕事できますとか、頭いいですとかじゃなくて、ちゃんと男の世界で認められてるみたいなのって、これすげえなと思ったの。
確かに。
そういうのってね、また僕は絶対無理だけど、かっこいいなと思ったし、オーラがあるなと思いましたね。
そうね。独特の世界がきっとあるだろうね、この森で生きる男たちの中で認められるとかね。
そうそうそう。絶対できないし、すげえんだろうなって思うけど。
すごいそうな感じするね。でも別にジンモさんは友人にはあったけど、ヒコリの人たちと混ざって一緒にいたわけじゃないじゃないですか。
うんうん。
でもその人からそのオーラを感じるっていうのはすごいね。
そうだね。説得力だね。顔の説得力だね。
そうだよね。
あと有名人だから、街中行ったらみんな声かけてくるからね。
そうなんだ。へえ。
森本聡君っていうんだけど、わりと地域の顔みたいな感じになってて。
へえ。
面白いんだよね。そういう世界もあるのかと思って。
へえ。
うん。
いいですね。
でもそんなにこれまで仲良くなかったとしたら、急になぜヒダに会いに行こうと思ったの?
こないだ感覚の動作がありましたって話したと思うんだけど、その時に僕の同級生の友達がヒダに行くって話をしてて、僕はそれについていった感じ。
なるほどなるほど。へえ。
大学の時も同級生なんだけど、そんなに喋ったこともないみたいな感じ。
ゼミも一個下の台で入ってるから、彼は。
あの、もぐりで入ってるので、あんまり直接は、顔はよう知ってるけどあんまり喋らない、接点がない感じだったんだけど、みたいな。
なるほど。いやでもたまに、なんていうのかな、オーラのある人っているもんね。
うん、そうだね。
確かにこの間イベントで、30人ぐらいのかな、イベントで目の前で喋ってくれたのが、えっと、日踏み投資の藤野秀人さんっていう、なんか投資家として有名な人?
はいはいはい。スリプサに履き替えさせる会社はダメって言ってる人だよね。
そうなんだ。いやでもすごい話面白かったし、なんか引き込まれる感じだし、なんかやっぱオーラはあった気がするね。
まあそうだろうね。俺の日踏みのやつは全然、5年ぐらい持ってるけど1円も上がらないけどね。
なんかオーラってすごいよね。
そうだね、顔に出るものがありますね。
だから僕らもそういう年齢になってきますよね。
そうだね。
40とか50とかになってくるとね、なんかなんとなく醸し出すオーラ感みたいなのを人によって変わってくるもんね。
なんだ?男は何歳になったら顔に責任持てとか言うじゃないですか。
それすら何歳だっけって思ってるぐらい責任感のない顔のマネージメントをしますからね。
でもねオーラだからね、なんていうかな、別にシワの数とかじゃなくね、言葉にできない何かを感じさせるってすごいよね。
まあだから一人じゃなくてやっぱり周りの人含めてっていうことだと思うんだけどね。
そうだね。
同い年ぐらいなのにそういう人に出会うと刺激になりますね。
そうなんだよね。同じ理人組としてはまあ感慨深いものがありましたけど、両極端だけどね。
確かに確かに。
他の地域には全然入っていけないポリシーなんで。
そうですね、やってる仕事もね。
そうそう。
別に東京でもできる仕事はアジアでやってる。
書くことに集中したいからイラナに行ったわけで。
なるほどね、確かに。
我々はだから地域にすごく根差して、行ってまだ10年ちょっとぐらいなんだけども。
もう地域に馴染み、そのひだふるかってすごい古い伝統的な祭りがあって、君の名はの神社のモチーフの一つらしいんですよ。
はいはいはい。
っていう神社でめちゃくちゃダイナミックな祭りがあるらしく。
そこの人形を操作するみたいな神輿の上で、それって基本的には地元の人間でしかやらせてもらえないんだって。
それもずっとやって、酒を100リットルか何か忘れてたけど、何年か一緒に飲み交わして認めてもらって。
外、トザマ30で来たら割とトザマだよね。
トザマで歴史上初めて、トザマの人が人形を使いみたいなのをやらせてもらったって言ってたよ。
そうなんだ。
なんかそれ、新聞とかでもふーんって感じするけどさ。
リアルにそういうことをやったよって知ってる人がいると、もうすごいなって思うよね。
確かにね。
リアリティかね。
まあね、口で言うだけじゃない努力がそこにあったんだろうなと感じるもんね。
うん、そうだね。
タイパタイパ言ってんじゃねえよって思うね。
10年かけて地域に認めさせるとかさ。
すごいことですよ。
すごいことだね。
なんかね、彼が今やってて、わりと日経とかでも取り上げられている事業が小水力発電ってやつで、
川の園底ってあるじゃないですか、ちっちゃいダムみたいなやつ。
ちょっと10mぐらい水が落ちてるところがあるじゃないですか。
そこの高低差を利用してちっちゃい水力発電をしてるんですよ。
川の水を一旦園底からガーッと取って取水して湧きに流すんだよね。
水力発電の設備をかましてもう一回変わり戻すみたいな、そういうのが小水力発電って言うんだけど。
それの高低差が1mマスごとに発電力が2倍になるとか言ってたかな。
だから100mもし落とすことができたら、同じ水の量でも100倍の発電ができるらしいんだよね。
100mは無理だけど、大体だから10mから20mぐらいの高低差をつけて、
水を落とすのとその水量だよね。
1秒間に1トンから、僕行った時は500リットルぐらいだったけど、
それぐらいの水量が入ってくるからそれでタービン回して発電をするんだけど、
面白かったよ、そういうのをいろいろ設備を見せてもらって。
へー、すごいね。それは個人ではないよね?何かの事業でやってるのかな?
そうだね、事業でやってて、いろんな企業から投資を集めて、そこでやってるみたいね。
10年ぐらいで売電すれば必ず、必ずじゃないけど、売電すれば元が取れてその後は利益みたいな感じ。
いいのは電気は売らなくても売れるっていうのはいいみたいに作りゃ必ず売れるものなので、それは硬いですっていう話だね。
なるほどね。確かに小水力発電って話題にたまになってたりはしますよね。
原発とか作ったりとか大きなものを作るんじゃなくて、こういうちっちゃいやつをたくさん作るっていうのはどうなのかとかっていうのはありますよね。
エコだしね、いいよね。
そうだね。風力とかソーラーとかって、ばらつきがあるじゃないですか。
ソーラーだと本当1日、日照時間しか発電しないけど、水力は2兆時間、安定的に。水量減る時もあるけど、言っても7掛けぐらいにしか減らない。
基本的には2兆時間ずっと安定的に発電できるので、じゃあ送電力って考えたら割と効率がいいらしいんだよね。
なるほどね、そっかそっか。
だから高低差がある場所、特に日田古川、日田高山とかあの辺の山が高いところであれば、そこで上の方に降った水はどんどん落ちてくるので、そこで何度も発電ができるっていう感じだね。
確かに。あとはね、そういうわざわざ山の中まで電線通して電力運んでたら、それはそれでロスが結構あるから、地産地消じゃないけど、近くで作った方がロスも少ないだろうね。
そうだねー。
なんかいいね、全然違う世界だけど、それはそれで面白い、刺激的な感じする。
そうだね。だからそれもその森林活用のアイデアの一つだね。山ずっと行って、こういう山の活用法もあるんじゃないみたいなのの提案の一つですね。
じゃあ神保さんも淡路島で省水力発電をするのかな?
高低差ないもんね、水もそんなないし。
山ね、しょぼくれてんだよね、日田高山、見た後で見るとね。
まあね、そりゃ勢いが違うよな、あっちはな。
そうだよね。でも淡路のいいところは、やっぱ山を右目に見ながら左目には大きな海が広がってるっていうところがね、お得感があっていいよ。
ラーチャン定食みたいな、ハンチャン定食みたいな感じで、お得です。
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ではまた来週の土曜日、ポッドキャストでお会いしましょう。さよなら。
さよなら。
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