2025-05-31 52:28

第124回:地域の体験価値の見つけ方、魅力を再発見する観光サービス設計事例

インバウンドの年間旅行者が3700万人を超える今、いかに地域の観光コンテンツを充実させるかが注目されています。


新しい体験価値を見つけるためには、以下の軸で新価格のサービスを作る事が重要です。

1️⃣伝統工芸のものづくり体験をアート化

2️⃣掛け合わせることで特別体験にする

3️⃣現地の人の日常を、コンテンツ化する

8個の事例とともに紹介します


■今回紹介した本

観光"未"立国~ニッポンの現状

永谷 亜矢子

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サマリー

このエピソードでは、地域の体験価値を見つける方法や観光サービスの設計事例について考察しています。特に、インバウンド観光の重要性や新たな体験価値創出のための戦略が、永谷彩子著の「観光ミリック日本の現状」を通じて紹介されています。また、地域資源を活かした観光サービス設計の具体例も取り上げられています。伝統工芸や祭りのアート化、さらには空き家を利用したユニークな体験イベントの開発について詳しく語られています。 地域の観光サービス設計においては、ゾンビイベントやネブタ祭りを活用したユニークな体験が紹介され、徳島県と熊本県の事例では、地元の特産品や文化を生かした体験型観光が地域経済を活性化させる可能性が示されています。工場見学や農場体験が地域の体験価値を見つける方法として注目されており、観光客の興奮が現場の作業者のモチベーションにもつながることが示されています。このことから、地域の魅力を再発見する重要性が強調されています。地域の体験価値の見つけ方に焦点を当て、観光サービス設計の事例を通じて魅力を再発見する方法を探っています。

地域の体験価値の見つけ方
皆さん、こんばんは。あした使える聴くネタ帳| マーケターの真夜中ラジオの時間です。
この番組は、アラフォーマーケター2人が、最近気になるトピックを取り上げ、それぞれのマーケ観で踏み下げていきます。
最近話題の1人マーケターをはじめ、情報や知見が少ない中で打ち手を模索する皆さんのヒントになる視点をお届けしていきます。
アワジシマでコピーライターをやってます。ジンボーです。よろしくお願いします。
スタートアップの思いを文化に変える戦略マーケターチーム株式会社エールコネクト代表の宮本です。よろしくお願いします。
今日のテーマは、地域の体験価値の見つけ方、魅力を再発見する観光サービス設計事例です。
宮本さん、このテーマを取り上げた理由は何でしょうか。
僕は仕事で日本政府観光局のJNTOというところでデジタルマーケティングアドバイザーみたいな形でやってるんですけど、
インバウンドはすごいですよね、今ね。
2024年は年間3700万人が海外から日本に来ていると。
最近なんか外国人の人多いなと思ったけど、宮本さんも末だったんだね。
僕のちょっとだけ表層ぐらいはちょっと。
宮本さんの施策が当たってバスが乗りにくいんだ。
いやーすごいですよね。
2025年3月は1ヶ月だけで350万人来てて、全年比13%増らしいです。
本当すごいよね。
だってさ、昔インバウンドって1000万行かなかったからね。
僕2010年代のちょい前ぐらいに、2000年代によく観光とかそっち系の観光局とか提案してたんだけど、
めちゃくちゃ批判の目標が1000万超えぐらいだったから。
すごいね、3700万。
全然超えてる。
やべえな。
まあそりゃ山手線とか乗ってても外国人多いからね。
JR東日本がコロナ過後に定期の収入が減ったから利益が悪くなるかなと思いきや、
それを上回るだけのインバウンドの利用によって利益が伸びたみたいなこともあるぐらいすごい利用が増えてる。
インバウンドの消費額は8兆円年間あるので、GDPの0.9%はインバウンドの消費額。
ほぼニアルイコール広告業界の市場と同じ規模ですね。
確かに、そうですね。そう考えるとすごいね。
広告業界ぐらいの消費額があるというインバウンドということで、これだけ海外から日本に来てくれていて、
ただやっぱりオーバーツーリズムとかそういうところも課題になっているので、
いかに地方とかこれまで人が行ってなかったところで新しい日本の価値を見つけてもらって、
それでオーバーツーリズムも解消しながらインバウンドの人の消費額を増やすということが両方大事になってきている
そういうタイミングなのかなというふうに思います。
地域の体験サービスの設計
そんな中で、地方でどうやってインバウンド、日本人も含めていいと思うんですけれども、
来てもらって楽しんでもらうかというようなところで体験価値を見つけて、
新しい観光サービス設計ってどうやっていいのかなというふうに考えるときに、
とても参考になったのが永谷彩子さんの書かれた「観光ミリック日本の現状」という本がすごく参考になったので、
この本を今日は紹介しながら、いくつか体験価値を作ったサービス事例を紹介しようと思っています。
永谷彩子さん、東京ガールズコレクションやられたりとか吉本工業の役員されたりとかして、
マーケットかPRの支援をされている方なので、すごく観光の話なんですけれども、
マーケター視点がすごく入っている、そういった意味でもすごく参考になる感じでした。
僕らも茨城県の農場に神保さんと一緒に行ったことがありますが、
ああいうところで農業体験もしたことがあるので、
あそこもね、ただ単に農場をやるだけじゃなくて、東京から来てもらって農業体験をして、
僕もシェアハウスしたきっかけになったところですが、
そこではハロウィンの時期に、ちょうどハロウィンの時期と稲刈りの時期が被るので、
ハロウィンの格好をして稲刈りをしたりとか、そんなこともやってたりとか。
なんで?
面白いからですよ。
なるほど。
面白いからですよ。
すみません、ロジカルに考えたら意味がわからなかったので。すみません。
単純にハロウィンの時期だから、
ハロウィンの格好をして稲刈りしたら面白いんじゃないかということで、
八里の地元のバスに全員がハロウィンの格好をして、
田んぼまでバスに乗ったらバスの運転手がめっちゃびっくりしてた。
びっくりするわし、八里にはハロウィンなんてカルチャーは浸透してないやろ。
そうそう。
なんか変な格好してる人がたくさん乗ってきたぞみたいなね。
困ったものだみたいな感じ。
そう、そういうことをやったりとか。
あとは夏の時期に田んぼを使ってドロンコビーチバレーをやったりとか、
そういう形で農場という場所をいかに面白い場に変えるのかみたいなことも昔、
イベント企画でやってたことも、20代後半の頃ですけどね。
そうっすよねー。
そんなこともやってたので。
僕BNAに宮本さんが来た時に自己紹介で、
ドロンコビーチバレーやってますかって言ってて、
僕まだ宮本さんのこと、大学時代の知り合いのケントっていうやつと宮本さんのリンクがされてなかったんで、
変な人だなーと思いながら聞いてました。
ドロンコビーチバレーみたいな。
言いました言いました。
UNBELIEVABLEですねーとかって思いながら。
自己紹介の時にそういうのを。
いやすごいよ、覚えてるねー。
すごい覚えてる。
なんかソーシャルおじさん来たなーと思ってましたよ。
あーそうそうそう。
その時はお互いにね、大学時代のケントとジンボであることを認識せずに。
でもね、ケントってやつが宮本さんという人になりすましてたことが後々発覚しただけであって。
そうですね、僕は大学の頃はケントで、もうケントでしか皆さん認識してなかったから。
でもね、社会人になってから、アクセンチャー出てからはケントは使ってなかったので、
なるほどね。
ケントというのを全く出さずに宮本だけで行くと、しばらく気づかなかった。
しばらくどころじゃないよね、3、4ヶ月気づかなかったもんね。
全然気づかない。上手くなりすましたもんだなと思いました。
いやいやいやいや。気づいた時びっくりしたけどね、Facebookで。
そうそう。
え?実は7年前に育ってた人は大学時代の友人ですか?みたいなね。
そうだね。
いやー、そんなこともありましたが。
ということで、本編先に収録しましたが、ジンボさん的に今回の内容、どの辺りが明日使える効くネタになりそうですか?
最近割と地域発掘とか再考みたいなのって、テーマ的には熱いと思うし、マーケターの人も興味があると思うんですけど、
とはいえ割とね、その中に入ってしまうと、その地域の文脈というかさ、うちはこういうもんだからみたいなさ。
価値を作ったらウケるんですよ。喜んでくれるんだ、みたいな感じのことを生産者の人が嬉しそうに言うと、
そういうもんなのかなとか思っちゃいがちで、多分そっちに合わせていくようになって、通り一遍のみたいな感じになると思うんですよね。
日本全国どこも見たような、地域といえばこうだよね、伝統工芸かけるみたいなことが多いと思っていて、
マーケターとしてはそれではダメだと思っていて、今回の話はその辺ですよね。
これまではこうだっただろうけど、こういう切り口を入れたらこういう価値が生まれるんですよ、みたいな話だと思って、
それをちょっと前だと、デザイナーが自分の故郷に帰り、その故郷の本質的な価値をデザインで再定義とかして、
っていうのが割と流行ってたんですよね。今回はデザイン、もちろんそれもあるだろうけど、
一つ手前かな、言語化とか企画とか切り口とか、都会なのかな、編集なのかマーケティングなのかの視点を持ち込むことで、
サービスごと新しく再定義するみたいなことをやってるかなと感じたので、その辺りが今回は学べるところかなと思いますよね。
そうですね。なんかよく地方の新しい観光サービス作るとかで、VRで何か作ってみませんかとか、ARで何か作ってみませんかとか、そういう提案とかよくあるらしいんですよね。
例えばお城跡だったら、スマホをかざしたら、そのお城に実際天守閣があった時のやつが見れますよとか、そういう提案とかよくあるらしいんですよね、地方のところに。
でもなんか、それ本当に見たいですかみたいな。でね、それ作るのに結構な費用かかって、補助金とか使って作るんだろうけど、でも別にあんまり見る人いないみたいな、
そういう新しい地方のサービスとか体験価値が多い中で、今日紹介したものは、別に今、もともとその街にあったものを少し加工しているだけなので、
何か新しい作るわけじゃなく、でも切り口とか見せ方を少し変えるだけで、全然違う価値が生まれて、より高いお金でも払ってやりたい人が増えるという意味で、とても鮮やかでしたよね。
新たな体験価値の探求
そうですね。なんかこう、すごい難しい戦いだと思うんですけど、濃いものに多くの99%の人が流されるんだよね。
濃いものっていうのはよくあるやつよね、そばを打つ体験とかね。
なんか隣の群馬県でこれが流行っててめっちゃ人来てるらしいんで、うちもこれをやりましょうみたいなのがめちゃくちゃ多くて、ほぼほぼそう、で広報バター、デジタルマーケバター全部競合のやつを模倣して、
これ流行ってるんでこれやりましょう、いいねみたいな感じでやってるから、なんかABCAの変化が早い業界だと言われつつも、あんまり進歩してない、進化してない感じも実はしていてみたいな感じがあって、
もっともっと構造的な視点を変えるみたいなことをどんどんやっていかないと変わっていかないと思うんでね。
そういう意味で言うと伝統工芸のあれをこうしてみたいな感じではなくて、それを自分でアートが作るようにしましょうとか、
もうちょっと立ち位置が一歩上がるぐらいのことをやらないと感動しないよね、誰もね。
まあそうですよね、そば打ち体験とかコースターとかハンカチ作りとかそんなにそこの差別が難しいもんね。
うちのそば打ち体験は100%のそば粉作ってますとか使ってますとか言ったところで、うちのそば粉は何が違うんです、言ったところでその差は大きくないので、
ちょっと全然違う切り口にした方が高い価格設定もできるし話題にもなるし。
誰もができる、やっただろうみたいな体験だと別に話題にする意味がないよね、そもそも。
まあそうですね、ニュースバリューないですもんね。
ニュースバリューはないよね。やっぱり思わず口にしたくなる、節の葉に残りそうなものを引っ掛けていくっていうのは大事なんだろうなって考えました。
どの事例も日寄ってない感じがするので、
ああ確かにそうですね。
いいな、価値作りにいってんだ積極的にって感じがいいなと思いましたね。
なんか良い事例が6事例か7事例くらいありましたね。
そうですね、今回はたくさんありましたね。
なのでその辺テンポよく知るのがいいと思いました。
それでは本編ぜひ聞いてみてください。
本編は約33分あります。
途中で聞けなくなった時のためにもここでポッドキャストをご覧しておくと便利です。
それでは行ってみましょう。
よろしくお願いします。
さて、宮本さんの今週のピックアップテーマはこちら。
地域の体験価値の見つけ方、魅力を再発見する観光サービスの設計事例です。
どんな内容なんでしょうか。
オープニングで紹介した本の事例をいくつか紹介していこうかなと思ってるんですけど、
今日紹介する事例を見ながら、僕の中でまとめると新しい体験価値を見つけるためには、
伝統工芸のアート化
この3つの軸で新価格のサービスを作ろうという風に考えるといいんじゃないかなという風に思ってます。
3つの軸、それぞれで事例を紹介していくんですけど、
1つ目は伝統工芸のものづくり体験をアート化すると。
2個目は掛け合わせすることで特別体験にする。
3つ目が現地の人の日常をコンテンツ化するということで、この3つを紹介していこうと思ってます。
じゃあ1つ目、伝統工芸のものづくりをアート化というところですけれども、
こういう地方に行って体験するっていう時ってハンカチ作りとかコースター作りとかよくありますよね。
よくありますよね。僕も爆速で感性の法則にすごい従うタイプなんで全く立ち寄らないですけど。
すぐハンカチとかコースター作りがちですよね。よく考えると。
作りがちですよね。作らせたがりがちですね。
作らせたがりですよね。
やっぱり今から紹介する沖縄の宮古島の事例なんですけど、
宮古島に宮古丈夫っていう15世紀から続く伝統の織物があるらしいんですよね。
朝の織物で作った糸で織ってそれを琉球藍で染めるというそういうものがあって、
多分各地方に色々と藍染めがあったりとか色々染め物とかがあったりして、
それを体験のサービスにしようという風にすると、よくあるハンカチとかコースター作りになるので、
もともとは4000円でコースター製作っていうのがあったらしいんですよね。
よくある形ですと。
この4000円でコースター製作だとなかなか普通というか他との差別化ができないので、
新しく3万円のコースを作ろうという風に考えたらしいんですよね。
で、3万円で何を作るかっていうと、
自分自身の伝統工芸アートを作れますっていう風な体験講座にしたみたいです。
なるほどね。
何からするかっていうと、これまでコースター作り4000円なので、時間も短かったので、
普通に布をコースターにするだけだったんですけど、
その既成の布からじゃなくて、糸作りから始めると。
なんか寄りかけっていう方法で糸を作るらしいんですけど、まず糸を作りましょうと。
なんか働かされてる感じするけどね。
そうそうそう、そんな感じしますよね。
実際職人の作業がなくなるので、手間が減るらしいですよね。
すごいね。
でも参加者としては、糸作る体験ってなかなかないじゃないですか。
コースター作るとかはね、織るとかはあっても糸作るってないから、それが良いと。
縦の糸はあなた、横の糸は私ですからね。
中川隆一、そうですよ。
その体験をすることはないので、糸作りからやると体験価値が上がると。
自分好みの配色の布地にして、コースターとかハンカチを作るんじゃなくて、木枠に貼ってアートにするっていうところですね。
なんで、自分自身のアートを作るという風にすると、作ったものの価値がより高くなる。
ハンカチ作るとかよりも高くなるので、アートを作りましょうと。
こういう3万円の体験講座をやってると、もっとすごいものを作りたいんです。
ダイニングテーブルの敷物が欲しいんですっていう要望とかもあって。
じゃあサービスメニューにしようということで、この敷物作りは20万円なんですけど、体験時間1週間らしいですね。
なんで、宮古島で1週間、敷物を作るという体験が。
全部敷物の製作作業に潰れてるやんか。
本当そうですよ。
観光どころじゃない?
そう、もう製作しに来てるわけですよ。
おーすごいな。金払って作るっていう。
金払って、そうですよ。自分自身の敷物を作るという。
まあでもね。
そんなに敷きたいんやね。いいもの。
いいもの。自分の作ったものを敷きたいっていう。
確かにね、たくさんの人に売れるわけではないと思いますけど、好きな人いるじゃないですか。
こういうね、手芸とか好きな人からすると、本格的にこの宮古城府のもので、
自分の自身のアートとしての敷物を作りたいと思ったら、
そういう体験もありだろうなというところで、
これまでのハンカチとかコースター作りから新しいサービスを作ったっていうのが1つ目の事例でした。
なるほどね。わかりますよ。なんかいいと思いました。
いいと思いました?
なんかチャチャ揺れてましたけど、おーいいねと思ってました。
そうですよね。そう言われるとちょっとそういうのもやってみようかなと思いますよね。
アートを作るってなかなかできそうでとかできないじゃないですか、普段。
ないない。ないですよね。
だからそれが気軽にそういうのでできて、しかもそれが後で使えるわけじゃないですか。
そうそうそう。飾れるわけですよ。
そういうのも含めるとめっちゃいいなと思いました。素直でしょう。
素直ですね。ありがとうございます。
地域祭りの再利用
今日ね、事例いくつか紹介するんですけど、どの事例もね、
なるほどなっていう感じで、聞けばいいじゃんと思うけど、これなかなか最初思いつかなかっただろうなっていう、
なんか鮮やかな事例が多いです。
2個目の鮮やかな事例、これは富山県の親別市というところでやっていた、
津沢よだかあんどん祭りっていう、そういうお祭りがあるらしくて、
そのお祭りで作るあんどんっていう、なんていうんですかね、
ねぶた祭りのねぶた的な、ああいう感じで、あんどんを使った事例なんですけど、
この津沢よだかあんどん祭りでは、竹の骨組みに和紙を張って、
高さ7メートル、長さ12メートルの巨大なあんどんのだしを作って、
地区内を練り歩く、そういうものらしいです。
このあんどんを包む和紙は、はんにゃとか花々とか色々と鮮やかな絵柄が施されてるんですけれども、
これまでは、祭りが終わると全部捨てられてたらしいんですよね。
毎年毎年新しいやつを作っていくというようなパターンだったらしいんですけど、
このあんどん、一回作って捨てるのもったいないよなということで、
今度はこのあんどんに使われた和紙をリユースしてアートにするっていう再利用ワークショップっていうのを実施することにしたらしいです。
なんで、そのさっきの高さ7メートル、長さ12メートルの大きなあんどんから、
自分で好きな場所を見つけて、自分で切ってフォトスタンドとかキャンバスに貼り付けて、
またもや思い出のアート作品にすると。そういう企画にして、
もともとね、原価がかからない、捨てようとしていた和紙を再利用したので、
原価かからない上に外国人観光客から応募が寄せられて、すぐに満席になったらしいです。
なるほどね。
じゃあ、みんなのこの花やぎの中心にあったものを、自分の切ったものを切り取って持ち帰れて、
そうですそうですそうです。
それが本来、捨てられるものが、その人だけの一生もののプレシャスな価値になるわけですよね。
そうですそうですそうです。
いいですね。
いいですよね。
なんかこうね、一度、たとえば仮にネブタ祭りに行ってネブタを見たとしても、それはもう写真に撮って終わりになるだろうけど、
どこか一箇所のモルフンでもね、持ち帰れるとかになると、だいぶ体験価値は上がるなと思いますよね。
そうですね。
いいね。なんかロマンティックな気持ちになってきましたね。
こんな使い方あるんだみたいなね。
なんか昔事例でありましたよね。
看板広告かな?とかで使われている広告の素材をバッグにして販売するみたいな、そういうのも昔ありましたね。
あったねあったね。
広告用の横断幕とかをトートパックにするみたいな、そういうのとかもあったりとかして、
実はうまく加工すると価値を生むのに捨てられているものってあると思うので、それを再利用しているとかはすごい面白いなと。
そうですね。あとこれって価値を生んでると思うんだよね。
これまで良かったね、でも裏では廃棄とかあるんだろうなって思ってた、その勤めたいものを価値化しているので、
付加価値って言い方がいいか悪いか分からないけど、付加価値を生んでると思うんだよね。
そうですね。
試み自体がね。
そう思います。
これ1つ目のさっきの伝統工芸のものづくり体験のアート化として2つ事例を紹介しました。
空き家の新しい利用法
次の軸は2つ目。掛け合わせることで特別体験にするというようなところで、今度紹介するのは福島市の丸製果樹園というところで、
10月下旬のハロウィン期間にだけ実施される果樹園なんですけど、これはライトアップされた果樹園ということで、
もともとはそこはリンゴ刈りとかフルーツ刈りをしているそういった果樹園らしいんですよね。
ただそれだと夜、夜間とかって使われないので、夜間の時間をうまく使って何かできないかなということで、園内をライトアップして、
果樹園をただリンゴ刈りするだけじゃなくて、シードルのお酒とかおつまみを提供したりとか、リンゴのカレーを提供したりとか、
そういう形でその美しい果樹園、ライトアップされた果樹園の中で一夜、一夜つっても止まるわけじゃないですけど、夜ご飯を楽しむみたいな、そういう場作りというものを作ったらしいです。
このイベントで新規顧客も獲得できて、ECサイトでの販売で丸製果樹園のリンゴのおいしさを知った人が継続的に購入できる形も作れたらしいです。
これも面白いね。果樹園だよね?
普通の果樹園です。
一つの果樹園がライトアップをするってことだったってことでしょ?
そうです。ライトアップするだけで全然違う世界観を演出したってことですね。
なんか夢がありますよね。
売り場、見せ方によって、例えば単純な売り店でも随分変わったりする可能性もあるなと思うんですけど、
こういうのがいいよね。既存の、なんていうかな。
普通に運営している人は何も思って、価値を見出していないものだけども、その人がやったのか他の人が気づいたのかわからないけど、
上がって光当てたらめっちゃいいんじゃない?みたいな感じで文字通りライトアップをしたらめちゃくちゃ良くなったみたいな。
そうなんですよ。別にこれまではただの夜は暗い果樹園は当たり前ですけどね。
明るい果樹園だったらもうディズニーランドの世界ですよね。
そうなんですよ。でも確かにライトアップされて、まさにディズニーランドみたいに、
これまでただの農園だったものがディズニーランドみたいな形になるので、これは結構新しい体験作ってるなと思いますね。
次の事例。これまた尖ってるんですけど、富士吉田市という富士急ハイランドがある近くで行われた事例なんですけど、
この富士吉田市がある山梨県って、空き家率が毎年全国最多らしくて、20%の空き家率があるらしいんですよね。
結構空き家があるよね、20%ってね。5軒行ったら1軒空き家っていう。結構そういう感じらしいんですよ。
で、この空き家を何とか使えないかなという風に考えた企画で、その富士吉田市と富士急ハイランドのコラボで、
この西浦地区っていうのがあるらしいんですけど、その西浦地区でやったのが西浦×戦慄迷宮コラボイベントゴーストナイトという企画で。
怖いよ。
怖いよね。本物のさっきの空き家ね、廃屋を使ってですね。この富士急ハイランドにも元々アトラクションとして戦慄迷宮っていう廃病院を舞台にしたお化け屋敷があるらしいんですよね。
で、その富士急ハイランドのお化け屋敷に中にいるゾンビが、富士吉田市の市内に逃げてきて、西浦地区にやってきたという立て付けで。
最悪やな。
富士急ハイランドがなかったらよかったのにって思うよな、みんな。
まあね。
住民のとんどつ祭りだよ。
ゾンビイベントの成功
で、ゾンビが普通の街に来るなんてって思う。
そうだな、日本初じゃない?
日本初だよね。企画としてはね。まさに映画の世界よね、ゾンビがね、日常の街に来ちゃうなんてね。
そうだな、ゾンビが選挙したのはサミットなのか大関なのかめっちゃ気になるな。
どこが?
どこが?そこ?
西浦地区にゾンビが葛藤して彷徨うというイベントで、秋山が立ち並んでいた寂しさが醸し出されている西浦だからこそできる企画としてやったと。
で、富士急ハイランドも発信することによって結構イベントとしても話題になったというところです。
ただ、そのイベントやるだけだと、結構その地方の観光でこういうのやるときの課題が、面白いなと思って見に来てくれる。
例えば花火大会もそうですけど、花火やるんだってみんな見に来ても、でも花火上がってるだけだと地元にお金が落ちないので。
なのでその時やったのは飲食店ではしご酒するという企画で、飲食店で外をゾンビが歩いているのを見ながらはしご酒をするという、そういう形でマネタイズも図ったらしいです。
酒すすむのかな、それ。
だから映画見ながらお酒飲むみたいな。
いい気なものだ、みたいな。
そうそうそう、なんかゾンビいるぞとか言いながらお酒飲むとかっていう、なかなかない。
100点だね。
100点ですよね、きっとね。
という藤吉だしの事例。
ネブタ祭りの新しい体験
次の事例、今度はネブタ祭りでかける高級飲食の体験ということで、これなんか僕もニュースで見たことある気がしたんですけど、この事例は。
元々ネブタ祭りってどういう値段設定だったかというと、パイプ椅子に座ってネブタ祭りを見られるっていう有料席があって、それが一律3500円だったらしいです。
旅行会社が作っている1泊2日のホテル宿泊代付きプラン、ツアープランだと12万円で販売されたと。
でもこの旅行代理店が作っているプランは、別に祭りの12万円払ったとしてもそれは祭りの運営サイドには歓迎されなくて、宿泊施設とか旅行代理店にしかお金が落ちないので、ネブタ祭りって結構運営サイドにお金が落ちないという課題があったらしいです。
この課題を解決するために作ったのが、100万円で最大8名が座れるビップシートっていうのを作って販売したらしいです。
この100万円で座れるビップシートは、ただネブタ祭りを見るだけではなくて、地場産の郷土料理とかお酒とかで畳に在座があって、ネブタの歴史の説明も聞けるというような形のプランの商品を作ったらしいですね。
なんで100万円にしたかというと、一応この本の中では話題作りをしたかったということで、インパクトのある数値でメディアの取材を取って、その中でネブタ祭が結構負担があるとか地域の経済効果の重要性っていうのを伝えたくて、こういう商品を作ったらしいです。
ただ、100万円で最大8名ってなかなか難しいので、結構プロモーションには力を入れてみたみたいで、クレジットカード会社とか旅行会社を通じて、有料顧客とかビップツアーの常連客への告知とかしていった。
けれども満席になるまでは3年かかったけれども、3年後には満席になったというそうです。
8名が集まるVIPシートが3年かかったの?
これが何個かあるんです。このVIPシートが何個かあって、全部満席になるのに3年かかったらしいですが。
なるほどね。ただあれだね。分かりやすいね。100万円ってめちゃくちゃ分かりやすいじゃないですか。
分かりやすい。メディア露出も取りやすい。
だから、長屋さんならではかな。逆算してる感じがめっちゃ。
そうですね。PR視点で企画を考えて、100万で売れる商品を作ろうっていうところから考えたんでしょうね。
そうだろうね。100万兄貴なんだろうね。
でも実際売りづらかった部分は多分あって、8名集めるの結構大変な気がするんですよ。VIPシート。
最大8名なので別に2名でもいいんですけど、2名だと1人50万だから結構高いなみたいな。
8名にすると12万くらいだからまあまあ、いいきりいけるかなって感じだけど、
ただまあ8名ってね、2家族分みたいな感じとかするから結構ね、難しいから満席になるまで時間カットと思う。
なんかまあ普通の人じゃ無理だね。なんか割り返しても1人12万くらいかかるじゃないですか。
かかるかかる。
なんかお大臣みたいな人が奢るんだろうけど、そういうシチュエーションってどういうシチュエーション?みたいな。
そこがね、難しい。
私みたいな淡路透明には想像ができません。
でね、寝蓋まつりに見るのに12万1人払う人はきっといると思う。全然いるんですけど、
でも例えば定年退職した後で比較的お金を持っていて旅行好きな人とかね、そういう人は全然使うと思うんですけど、
じゃあその人8名集められるかっていうと、まあだいたいね、夫婦とかだから2人しか集めれないからね。
8人っていうのがなかなかハードル高かったんだろうなという感じはしますね。
まあでもね、難しいけれども、この100万、難しかったけど100万にしたことで結構話題になって、
僕もなんかニュースで見た気がするので、いろんなところで取り上げられて、
まあね、なんかインバウンドで今もよくあるじゃないですか。
インバウンドドンで高すぎるとかね、100万円でお城に泊まれるとか、
100万っていう金額があるとメディア露出は取れるので、そういう意味では狙い通りの施策だったんじゃないかなと思いますね。
日常のコンテンツ化
そうですね。
じゃあ3つ目の軸、現地の人の日常コンテンツ化するということで、
この事例としてはですね、じんぼうさんのお家の近くの徳島県鳴門市の事例です。
大好きです。
大好きですか。近いですもんね。淡路島から徳島に渡ると鳴門市ですもんね。
笑顔が元気すっぴん徳島です。
ちょっと分からない、何それ何それ。
25年前くらいの徳島市のキャッチコピーです。
そうなんだ。
でも良くない?笑顔が元気すっぴん徳島ってすごく良いコピーじゃん。
化粧しないってこと?
まあそうだね。
そういうことなのかな。
素のままの天真爛漫な感じじゃないですか。
化粧してるでしょ。
化粧はしてますけどね。
この大事なこと言っていいんじゃないんだよね。
そういうことか。
そういうことね。
本質的なこと言っていいんだよね。
本質的なことね。
分かりました。
ということで徳島県鳴門市の事例なんですけど、
これはまさに現地の人の日常コンテンツ化するということで、
何が体験できるかというと、車海老の収穫ができるということで、
朝にボートに乗って漁師さんが仕掛けた網を一緒に引き上げると。
一緒に車海老をおがくずを使いながら箱詰めするという、
出荷するときにやる作業も一緒にすると。
おがくずを使いながら箱詰めの意味が、概念がちょっと分からないんですけど。
多分車海老っておがくずの中に入れるって箱詰めするんじゃない?
そうなんだ。
なんとなくそんなイメージがあるよ。
なんでかはちょっと分からへんけど、
そういう風にやってる。発送するときと同じ状態の箱詰めをすると。
ボートの上ではナルトの海とか環境問題について漁師さんから話を聞いて、
最後は車海老を生茹で焼きのお好みの調理法で食べられると。
素晴らしいね。
この企画のポイントは早朝体験なんですよ。
この車海老を収穫するというのは朝しかできない体験らしくて、
じゃあ宮本さんは参加できないね。
そう、僕寝ちゃってるんで起きれないので。
一緒に農業ワーケーションに居るときもびっくりするほど寝てたもんね。
そうっすね。朝はすごい農場、気持ちいいのは知ってるんですよ。
知ってるんですけど、眠気の方が勝ってしまう。
僕も前日の酒のあれで吐きそうになりながら豚に餌をやって。
ひとしきり。
ウェブ会議始めようとしたら、朝ようやく起きだして、
さあそろそろ農耕作業でも行きましょっかみたいな感じで。
そうなんですよ、朝苦手なんでね。僕は体験しづらいんですけど。
無駄にするぐらい朝遅いもんね。
そう、夜型なんでね。
でも、この早朝体験にすることで何がいいかというと宿泊しないと参加できないんですよ。
だから、ナルト市の近くのホテルに泊まって、早朝そのまま行くという形なので、
ナルトって行こうと思ったら大阪とか神戸とかから行けるじゃないですか。
2、3時間で行けるから。
普通の体験だと日帰りにしちゃうんですよね。
でも、早朝体験にすると、じゃあ前日から行って泊まろっかってなるので、
観光の消費額をアップさせるというのところが、この比較の一つのマネタイズポイントになってます。
なるほどね、素晴らしいね。
次の事例、熊本県の阿蘇の事例なんですけど、
阿蘇に行って、これまではどうだったかというと、ホテルに泊まって、
よくね、地方行ったらありますよね。夜やることがなくてホテルでテレビを見るしかないっていう。
しかもNHKしか映りませんみたいな、たまにありますよね。
ありますね、地方に行くとね。
あれ、こんなに番組数少ないのなんでなんだろうって思ったりしますよね。
そういうのが元々だったんですけど、これなんとかできないかということで、
夜間に宿泊客をマイクロバスに乗せてあげて、星が綺麗に見える高台まで連れて行ってあげると。
で、満点の夜空が輝く星空を眺めてもらうっていう体験が人気を生んでるらしいです。
で、マイクロバスに乗せたパイプ椅子だけ並べて、それで星を見るというところなんですが、
もともとは何もやることがなかったので、それが人気になったりとか。
あとは夜だけじゃなくて、早朝の雲海ツアーとか、そういうところも話題になったりとかするらしいです。
あとは、これ前ジンボさんと伊藤とか行った時にあったら面白かったなと思うのは、
宿泊施設の近場のスナック街へ客を送迎して、カラオケやママたちとの軽妙なトークをはしご酒しながら楽しんでもらうと。
そういうのもあるらしいです。
伊藤 わかるわかる。いいよね。
いいですよね。スナック文化って日本独特らしいので、外国人には新鮮に映るということで。
僕の大塚にも、星のリゾートがやってるオモホテルかな?みたいなのがあって、
そこはこういう形で大塚のはしご酒を案内するようなツアーというかな?
宿泊者は無料で参加できたと思うんですけど、そういうのもやってますね。
伊藤 なるほどね。
スナックとかって意外と安いんだけども、敷居が高いですか?初めて行く時はね。
馴染みになるといいんだけど、なかなか敷居が高いよね。でも一回行ったら面白いし、
あの旅行を何を覚えてた?っていうのが、バーとかスナックとか、一人でスナックは行かないけども、
そっち系で二度と会わないだろうなみたいな、バー店さんはそうだけど、
偶然同席した地元の人とかさ、そういう人の印象とか思い出が意外とめちゃくちゃ残ってたりして、
そういうのが旅だなって感じがするんですよね。
そうですよね。ジンボさんもね、言ってましたよね。バー、ジンボさんね、進めてられて、
僕も一回大塚近平のバー、すごい1時間ぐらい店の前を何回か往復してやっと入れたとかありましたけど、
家の近所のバーでさえそうだからね、久々でやっぱり知らないスナックとかバーに入るのに勇気がいるので、
こういう企画があると入りやすいと思いますね。
最後の事例としては、ファクトリズムというのがあるらしくて、これ大阪でやってるらしいんですけど、
工場見学の魅力
オープンファクトリーということで、工場の中を見学できるという体験も最近は作られてるらしいです。
大阪の八王子とか、街工場とかがあって、普通だと入れないけれども、
そういうところに行くと1600トンの大型プレス機を使って鋳造するみたいな機械とかがあって、
鉄がドロドロと溶けて、熱気と光があふれるようなダイナミックな姿とかが見れるとかがすごく面白いらしいですね。
これの工場見学のいいところは、工場見学に来た観光客の興奮っていうのが、
そこで働いてる人にも伝わって、やっぱり現場で働く人すごいですねということで、
現場で働く人のモチベーションも上がるという、そういう効果もあるらしいです。
職員魂をつけるみたいなところがオーガニックにできるっていう感じですかね。
そうですそうですそうです。いいですよね。
でも確かに僕らも農場アーケーション行った八里農場に行って、
僕らは普通に畑で、畑の作業手伝ったりとかさせてもらうけど、
それの説明とか聞いて、ああそうなんだとかね、すごい面白く話を聞くから、
農場で働く人にとってもモチベーションアップというかね、
イベントって楽しいもんだって感じになってたと思うので、やっぱこういうところはあると思いますね。
だから僕の好きな姿勢にさらされると気づきはあるでしょうね。
そうですね。むしろ多分職場としては結構暑かったりとかするだろうし、危険だったりもするだろうし。
そうそうそうそう。鉄が溶けてるわけだからね。
だからそんなにみんなにキャーキャー言われる職場ではないだろうけれども、
観光客の人が来てそれを見てびっくりしてくれることによって、
そういう職場で働く人々にも光が当たるというところはすごい良いですよね。
農場体験の意義
確かにね。
実は暑いうちに売ってっていうのが例え話じゃなくて直流だもんね。
そうそう。本当に暑いうちに売ってるみたいな。
見てる方、観光客側もそんなものを見れる機会ってなかなかないからね。
まあ面白いと思いますね。
工場もそうだね。なんかここまで臨場感のありそうな感じのものがね。
鉄がドロドロ溶けてみたいなのってカンブリア宮殿でしか見たことないもんね。
そうそうそう。テレビ画面でしかなかなか見れないだろうから。
それが見れるのとかは面白いなと。
はい、そんな感じで。
各地方の事例ということで、これまでは見落とされてたけれども普通にあったようなものをうまく捉え直しをしてコンテンツ化することで、
観光であったりとか体験サービス化している事例としてそれぞれ面白かったなというふうに思いましたね。
まあ一つ言えるのはあれですね。やっぱり捉え直しが大事ってことですね。
神保さんの言葉で言うとね。
そうですね。
まあそうですね。そのまま普通に、これ布作ってるからハンカチ作ったらいいじゃんみたいな、作ってるからそば打ち体験やろっかとかそういうのだとね、
普通の体験しかできないので、ちょっと違った切り口の何かを作っていこうとすると、今回紹介したみたいな。
いろんな捉え直しがあるんだなというふうには感じましたね。
たぶん長い間入ってみてそうじゃねえだろうって思う部分がたくさんあったんでしょうな。
あったでしょうね。現地にいるというかそこにいる人は気づかないけれども、東京とかで現地にいない人だからこそ気づける視点もあると思うので、
そういう外の視点をうまく入れるとこういったサービス化とかが作りやすいんじゃないかなと思いましたね。
そうですね。だってこれって新しい設備投資とか全然してないじゃないですか。
切り口を変えて見せるだけで新しい価値が発生してるっていう事例ばっかりなんで、そういう意味ではめちゃくちゃ本質的だし、
新たな価値の創出
マーケターがやるべき仕事ですよね、これってね。
そうですそうですそうです。とてもマーケティング的な事例だなと思いましたね。
みなさんは今回の話を聞いてどんなことを考えましたか?
TwitterXのハッシュタグマーケターの前中ラジオかLINEコミュニティで教えてください。
LINEコミュニティのURLは概要欄からご覧ください。誰でも匿名で気軽に参加できます。
さて今週の明日使えるキクネタ帳をマーケターの前中ラジオもそろそろ締めのお時間となります。
はい。最近僕Xで情報発信をちゃんとやるようにしてるんですよ。
Xってツイッターのことですか?
そうですね、旧ツイッターのことですね。
あーなるほどなるほど。
できるだけ1日にツイートは最低仕様ということで。
はいはい。
これまでね、毎週ラジオこれ撮りましたっていうことしかツイートしない日々とかもあったんですけど、
これちょっとアカンなと。マーケターとしてXツイッターでの情報発信ぐらいちゃんとできた方がいいかと。
はいはい。
てか俺もともとSNSマーケの会社で働いてたなとか。
そうだね。
俺トライバルメディアハウスでフェイスブックマーケティング戦略とか強調で書いてた俺やけど、SNS全然やってへんなって思って。
そうよね、会議では喋るけどツイッターでは全然無口やなみたいな。
そう。ちょっと俺はちゃんとやり始めんとアカンなということで。
はいはい。
最近ちょっとやり始めまして。
いいですね。悔い改めたわけですね。
はい、ちょっと反省してちゃんと発信しようと。
でね、リスナーの西本ヒカルさんがいつもツイートに反応してくれていてありがたいなと。
ありがたいね。なんかハッシュタグのツイートもよくしていただいて。
そう、そうなんですよ。はい。ということで。
で、一応何かなぜやろうと思ったかっていうのは、ケンスさんっていう方いらっしゃると思うんですけどが、
これからの情報発信の仕方としてはポッドキャストでコンテンツを作って、
それをブログとかXでコンテンツを再利用してやっていくっていうそういう情報発信方法がいいんじゃないのかということを言われてて、
確かにそれだとXのためにコンテンツを作る必要もないので、
ラジオこれまで124回分のコンテンツがあるから、これを使えば何とかいけるんじゃないかということで始めてみてる感じですね。
なるほどね。まあ、124回の半分は俺のやつなんで、俺の面白いのを撮らないで欲しいですね。
大丈夫、大丈夫。それでも62個あるから、俺のやつだけでもね。
俺の面白いやつはちょっと省いて。
そうそう、それでも全然コンテンツあるので、その中からピックアップしていきながら。
でね、なんかこう、ジンボウさん毎朝ツイートするっていう習慣をつけてるじゃないですか。
で、僕もなんか前聞いたときそれでやろうと思ったんですけど、ちょっとね、それは挫折しちゃったんですよね。
これやっぱ朝苦手だからかな。
そうだね、朝の時間が確保できないと、なんか昼以降ってなんか割とランダムじゃん。
日によってね、仕事とかアカンが差し込まれたりとかするから、朝時間確保できないとちょっと難しいよね、そういうのはね。
でね、僕が思ったのは、もうこれ夜にやっときゃいいんやと思って。
いつもラジオのやつを振り返りながら1日にツイートだから、平日だけやろうと思ってるので、まず10個ツイート作ったらいいわけですよ。
10個、過去のラジオの台本見ながらツイート作るなんて、30分から1時間ぐらいあればできるから、それを週末とかにやっといて、
毎日夜のタイミングに明日のやつの2投稿を予約投稿する。
9時と19時に予約投稿を作って、それを毎日予約するっていうことだけをやる感じにして、
それだとね、結構僕の生活パターンに合ってるのでやりやすくなりました。
続けられる気がする。
そこまでツイートしなきゃいけないものなんでしょうか?
ちょっとね、一定やっていかないと。ツイートするとはどういうことなのかという肌感を知っておくことは大事なので。
あとはブログがAIで一発で、例えば今日の放送とかを上手くブログ化してくれるっていうのをAIで一発でできたら、
本当はもっといいのに、そこはなかなか難しいね。
何回かやってるんですけどね、台本を入れたりとか、実際の喋った原稿はリッスンでサービスで文字起こしはされるじゃないですか。
でもあれね、文字起こしされてるけどブログとして読むのは大変なので、
それをいい感じのブログ一期一とかにAIがやってくれたら、もうだいぶ楽なのになぁと思いながら、そこはまだ模索中ですね。
うーん、なるほどね。
なんかみょんさんに報告なんですけど、これまでAI嫌いキャラクターで通してきた私なんですけど、
ちょっと師匠を見つけまして、実はね、平日30分毎日、ほぼ満通でAIレッスン受けてまして、平日オール。
ジンボさんが?
すでにね、俺ね、AIのことだいたいわかる。
これまで…
AIの気持ちわかる。
チャッピーとか言う人ちゃうかったじゃないですか。
ブッダも正しい。アマテラスも正しい。
アマテラスも正しい。
そう、AIがそう言ってるみたいな感じですね。
でも一日30分教えてもらったらだいぶ違うだろうね。
だいぶ違うね。
こんな感じだろうなーって思ったけど、なるほどね、こういう感じでそうだよな、みたいな感じ。
逆に一日30分も学ぶことある?
だってAIとの関わり方って何をAIに依頼するかだけじゃん?
あとはもうAIが何か返してくれるからさ。
まあそうだけどね、こういう局面でも使えるよ、こういう局面でも使えるよっていうのと、それの具体的なやり方とかをやってくれる。
いいね、なんか。
いいね、いやいやいや。
これまでと話が違うじゃないですか。何回もAIを古典版にする回をやってるし、今でも何回か聞かれてますよ。
作ったコピーを古典版にする回とか。
あー、俺さっきも聞いてたそれ。
聞いてたんかい。
みなさん、いつの話をしてるんですかっていう。
そっかそっか。
時代進んでるんだよ。
そうですね、AIの進化は凄まじく早いですからね。
そうそう、俺が古典版にしたのあれ2年前の話だぜ。
そうかそうか、確かに。あれからはAIもだいぶ進化してるから。
そうそう、あれから俺もやっぱりポーツマンス条約を結んでですね、AIとは。
そういうことですか。
やっぱり一旦休戦をしてですね。
へー。
別にコピーとか作れねえなとは思ってるけど、
でも例えば動画とか膨大な動画とかの情報を何かしらこうめちゃくちゃ要約してくれるとかっていうのは本当に助かるわけです。
コンテンツ膨大に作るとかっていう時にやっぱり。
既にある情報の形式を何かしらに変換してくれるのはめちゃくちゃ最高だなと思って。
それをこれまでは自分でやってたわけじゃん。
そうですね。
考えたことないけど。
それをやんなくて良くなったのはめっちゃありがたいんで。
確かにね、めっちゃ便利ですね。
ジンボさんからそれを聞くのは違和感あるけど、
チャッピーが便利なのは間違いない。
もう僕も、なんていうかな、どれぐらいだろう、
結構Google検索と同じぐらいすぐチャッピーに聞きますね。
これってどうなのとか。
いいよね。
俺も天気のいい日にはチャッピーの散歩行っても行かないぐらいの気持ちにはなってますよ。
なるほどね。散歩いらんけどね、チャッピーはね。
チャッピーいらんのか。
別にね、散歩はいらない。電力さえあげればいくらでも働いてくれるからね。
なるほど、素晴らしいね。
そうですか。
まだブログをAIで一発ブログにするのはやったことない?
あんまりそれには興味がないんだよね。
そうなんだね。
そこは全然、自分最近思ってるのは、
俺自身がLLMなんじゃないかなって思ってて。
どういうこと?
過去の膨大なコピーとかいろんなものをインプットしてさ、
妙な脳みそを作り上げてきたわけなんですけど、
それってLLMそのものじゃね?みたいな感じが。
そう言われればそういうことですね。
そういう意味ではわりと親近感が湧いてきたので。
最近はね、フラットの口調で喋ってます。
なるほどね、そうですか。
わかりました。
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さようなら。
さようなら。
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