はい。
いやー楽しみですね。
楽しみですね。
期待してます。
でね、実は先日、日本民芸館でやってた室畑志向さんの展示会、室畑志向展に行ってたんですよ。
室畑志向、聞いたことありますけど、版画の人やね。
そうそうそうそう。僕版画の。
小学校の頃、教科書とかにも載ってた。
そう。
載ってましたよね。
室畑志向っていう名前は知らなくても、作品自体は見てる人とかなり多いと思うんですね。
そうですね。特徴的なイメージ。
そう。20世紀を代表する世界の室畑って言われてるじゃないですか。
王だっすね。そうだったんですね。
すごい人だったんだよね。
そうそうそうそう。
神物をモチーフにしたものが多くて、祈りとか、命のエネルギーみたいなものっていうのが、そのまんま力強く出てる感じで。
そういうテーマの作品なんですね。
なんかね、日本民芸館に室畑志向さんとの作品と別でいろんな器が置いててね。
そうなんですか。
民芸のね。
また別で。
そうそうそう。人たちの器が置いてて。
それをじっくり見てると、民芸っていうものと、僕がこれからやっていきたいこと、ペインティッドブランクであり、マッスル&ステディでありっていうことが結構似てるなっていうところがあって。
民芸と?
そう。それこそ、民芸って無名の美しさっていう。誰が作ったとかっていうことじゃなくて、ブランド名っていうか、作家名のない美しさ、日用品としての美しさっていうのを追求するっていうのが民芸の本文というか。
そうなんですね。
作品に名前を彫ってたりっていうのはないんですか?
ないんですよ。
へぇ〜。
ないっていうか、室畑志向に関してもやっぱりサインというか、判として漢字がぽんってあったりはするんだけど、
もう本当に毎日使うような日用品の中に変わらない美しさを見出すっていうのが民芸やから、改めてそこに焦点を当てるっていうのが民芸で。
僕自身が今回、先日展示会したけど、タグをね、ブランドのタグを一切付けんようにしたんじゃん。
なかったっすね、確かに。付いてなかった。
それも含めてね、なんかこう、手にする人、使う人っていうのが誰が作ってるとか、そういうことでは一旦関係ないじゃん。
器にしろ服にしろ、その服が気に入ってれば別にどのブランドでもいいわけやし、器が美しいと思ったなら誰が作ったとかにの次でいいんじゃないっていう、その考え方自体がすごい僕とリンクして。
そういうことなんですね、確かにね。
すごい勉強になったというか、改めてちょっと僕もその触りっていうか、触りの触りしか触れてこんかったけど、民芸に関して。
でも、松本民芸の家具欲しいって言ってたじゃん。
言ってましたね、前にね。
ずっと言ってるけど、やっぱ松本民芸自身も柳総理のお父さんね、柳宗義さんに支持して、そこですごい影響を受けて松本民芸っていうのが始まってから。
だから随所にベンチがあったり、その家具があったりしてて。
空間としても僕すごい好きだって。
面白そうな場所ですね。
そうなんよね。
確かにタグがない洋服って珍しいですよね。
確かにそれがないからこそ人の手が見えるというか、手に取ることによって分かるものがありますよね、タグがないことによってね。
何ですか?
たまに来る真空やつ。
だから民芸にしろ、僕がやってることにしろ、有名であるっていうことじゃなくて、誰が作ってるっていう、作り手にフューチャーされるんじゃなくて、
やっぱりあくまでプロダクトとか作品に対してフューチャーしてほしいっていうのがあるから。
やっぱりそういう意味で余計な情報を一切排除することで、まこっちゃんの言うように、アイテムと自分、食器と自分みたいなね、そういうものがダイレクトに来るっていうのはあるよね。
やっぱりより見ようとしますよね。説明がない分、ブランドがない分、物を見ようとしますよね。
確かに。
じっくりと。そういうことなんですね。
だから、どれだけ有名ブランドだったとしても、自分の体型に合ってないとか、着心地が悪いっていうのは、気持ちの良い着心地の悪さっていうのがあるじゃん。
だから一概に言えるんだけど、ジャーマンレザーは着心地悪いけど、着心地悪くて重いからこそ好きなの。
あれが良いってなりますもんね。
だから、快適さっていうことだけではないからね。一概には言えんけど。
自分たちの暮らしの中で、日々の生活の中で育っていくものっていうのが、僕がやりたい洋服の形、お店の形なのかなって改めて感じた。
なるほどね。確かに素材そのものが語りかけるような、まさにそんな感じですもんね。
あれもそういう意味で、手仕事の延長じゃないですけど、そういうことなんですかね。
当然機械で作ってるし、洋装洋装で人の手がしっかり入っていってるものが集まって一個のアイテムになってるじゃん。
例えばアルパカのニットとかだったら、そもそもアンデス山脈のふもとで健康的に育ってるアルパカの毛を丁寧に取るっていう職人さんから始まる物語があるじゃん。
全てが手仕事かって言ったらそうじゃないけど、そうしてその洋装洋装で絡んでくれてる職人さんたちの思いみたいなもの、労力みたいなものをダイレクトに伝えていきたい。
そういうところが感じられるからこそ温かみがあったり感じるんですかね、人の温かさを。
ムラ感っていうか、人が入ってるウェイトが大きければ大きいほど個体差が生まれるじゃん。
確かにね、機械では均一になりますね。
まあ言ったら染め物もそうやけど、手染めって言われる小ロットで手で染めてるものっていうのはやっぱりその日の健康とか日々移り変わるじゃん。
相染めもそうやけど、全く同じには染まらんじゃん。
そばもそうですからね。
毎日水加減ね。
人の揺らぎっていうか、人が作るからこその揺らぎみたいなものがいい時もあるし悪い時もあるじゃん。
だからそれをうまく消化するっていうのはこれからの課題っていうか。
なるほどね。欠点じゃなくて味みたいにしてみたいな、味として捉える。
だから誰が見ても味として見てもらえるようにするにはどうするのかっていう。
好きな人だけ味って言って済むもんじゃないぞって思ってるよ。
そうか。確かにね、見る人によってはね。
でも100%って無理じゃん。
やっぱりライミー理念使ってて、うちの洋服っていうか僕の洋服以外でもね。
ライミーでもそうやし、理念でもそうやし。
理念とかだと不死みたいなのがやっぱり生地のちょいちょいちょいちょい間に挟まるじゃん。
やっぱ出ますよね。
出るじゃん。それが嫌っていう人もいるじゃん。
そっか、もっとつるっとした方がいいっていう人もいますからね。
もちろんもちろん。
それは好みの問題だけど、味となるものになれるようにどこまでプレーンに作るかっていうか。
プレーンの中にある若干の揺らぎみたいなものがいい塩梅で出てくるとね。
はいはいはい、その絶妙なところ。
それが未完成の美しさかなって僕は思って。
未完成のね。
それはもう本当に民芸的な思考だなって思ったんやけど。見ながらね。
はいはいはい。
だから器にしろ何にしろね。
なるほどね。
余白の美みたいな感じですか?それこそ。
そうですね。めっちゃいいこと言うな。
本も。
余白の美です。
余白ですよね。
そう、だからこういうの前もね、本読みましょうみたいな話したじゃん。
でもなんか一歩立ち止まるみたいな。立ち止まって考えることができる時間を作ってくれるアイテムみたいなものはこれから追求していけたらなって思うよね。
いいですよね。
完璧じゃないからこそ人の時間で完成していくみたいなね。
そうなんです。
それが本当にいいことですよね。いいことというか。
まこちゃんが普段やってる蕎麦なんかも毎日毎日違うからこそ毎回毎回楽しみにしてくれてるお客さんがいるわけで。
そうですね。
その揺らぎみたいなものを感じて食べてる人がどれだけいるのかわかんないけど。
そうですね。
そういうのを続けていきたいなって思うのは、やっぱりスタッフのユートの地元であるっていうのは、安易に地元やから姫路に行こうっていうことではなくて、最初スタートはそれだったかもしれない。去年もね。川ちゃんも伊豆市でやってたじゃん。
そうですよね。
でもやっぱりこう、一回やって、そこで出会った人たちとかが楽しみにしてくれたりするから、なんかユートの地元で、やっぱり普段ユートがやってること、うちのスタッフとしてやってることをしっかり地元の人たちにも表現するとか、
それを超えて、普段こっちでは出会えない人にちゃんとプレゼントっていうか、提供するっていうのもやっぱり成長になるじゃん。
そうですね。なかなかね、地元に帰って今の仕事を地元に持っていけるってことですからね。
そうそうそうそう。表現できる。なかなかできないですよ。
今までのイベントって基本的に僕が行ってたから。
あーそうか。
僕と河ちゃん、僕とユートって形で行ってたから。
そうですね。去年は。
基本的に最初から最後まで僕がいる状態だったけど、今回初めてユートも社員になってるし、もう完全にユートだけって。
もうメインの週末はユートだけだからね。
そうですよね。
そう。
ほんまやね。初の試み。
そういう意味では彼自身も成長できる2日間、3日間になるんじゃんかなと思ってるし。
本当ですね。チャレンジですね。新しい。
そんな感じかな。
楽しみですね。
心配すぎてめっちゃ電話せんように気付けようと思って。
イベント中ね。
もう鬱陶しいじゃんな。
どう?みたいな。
それだけは我慢しようと思ってますけど。
河ちゃんはこっちの店でね。
もちろんいつも通りね。
集中してるってことですもんね。
そうかそうか。
話戻すけど、人の手を返した仕事っていうのかな。
このイベントもそうなんやけど、人の痕跡みたいなのをしっかり残す仕事。やっぱり素晴らしいなって思うのよ。
確かにね。後々に残ってますからね。人間にしても。
姫路に行ってたまたま知り合った姫路の人と喋って洋服を見てもらって、その中でその見てくれた人の人生に地味にでも本当にちょっとだけの影響を与えてあげることができるかもしれない。
それって痕跡残すってことやから洋服がね。
だからやっぱりそういうのは都会とか地方とか関係なくね、やっていけたらなと思ってるけどね。
お客さんにとってはね、そこで出会ったタイミングっていうのはその時だけですからね。
徳島とか東京とか高知とかいろいろ行ったじゃん。僕も行ってるじゃん。
でもやっぱり地方地方で違うよね雰囲気が。来る人の雰囲気も違うし。
場所はね、建物とか全然違う場所なんで。
お客さんの感じも、そこに来る人たち、来てくれる人たちも全然違うから。
なんか面白いよね。県民性が出るというか。
高知の場合はね、僕もよく行かせてもらってたんで。
お知り合いの方もね、いらっしゃるんで。
高知に関しては、ちょっとホーム的なとこあるじゃん。
そうですよね。めちゃめちゃ面白いやりやすいというかね。
そうそう。もはやね、みんなでやってるみたいな感じになってるから。
なんか僕も、徳島の園長でやってるから。
こうやってね、全然僕もオランの中でスタッフだけでってなると。
そうやね。
ちょっと面白いよね。
また全然違いますよね。
まあ改めてね、お時間ある方は、関西方面にお住まいの方はぜひ足を運んでいただいたらと思います。
ということで、11月21日からの姫路ポップアップ。
民芸的な服の美しさをね、ぜひ体験してみてくださいってことですよね。