暴かれる“安全神話”。クロラールを起点に製薬企業の台頭と依存の連鎖を読み解きます。19世紀の睡眠薬から現代のオピオイド危機、大麻まで。薬が救命と利益のはざまで持つ光と影、企業責任、そして「依存症は脳の病」という視点から、賢い付き合い方を具体例と共に考えます。精神科専門医が、歴史と臨床の両面から解説。処方の注意点も紹介。企業と社会の責任も問います。(アフタートーク付き)
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サマリー
このエピソードでは、クロラールからオピオイド危機までの150年間にわたる製薬業界の歴史と依存の問題が探求されています。特に、製薬企業の責任とその影響、そして現代のオピオイド危機に至る経緯が解説されています。オピオイド危機や依存症の問題を中心に、製薬業界の歴史的な背景が語られています。依存症がもたらす苦しみや、薬剤の適切な使用についての重要性が強調されています。製薬業界の歴史において、安全神話が崩壊し、依存問題が浮き彫りになっています。特に、クロラールからオピオイド危機に至る過程で、企業の透明性が求められています。
00:02
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオ。
この番組では、精神科医療を作った人々、現在のトピックスを精神科医学解説します。
精神科専門医30年、医学博士で現在、開業医のマリモと──
その姉で、障害をお持ちの方の就労支援事業所を経営していて、
つい先日、初孫が自力で寝返りをした動画を見て、とても感動した桜がお送りします。
クロラールの歴史
古い不眠症を考える、その4として最初の睡眠薬──
光と影を持つ薬物との付き合い方です。
いよいよ薬ですね。
はい、ありがとうございます。
はいはい、今回は初めて人類が作った睡眠薬を辿ってですね、
今後、私たちはついに頼っているんですけれども、そういうのをちょっと見てみたいなということですね。
前回の続きからお送りします。
クロラールのマイナスの面とマイナスの面というのを話したと思うんですけど、
もう一個ちょっと別の面を今回ちょっと言いたいなと思ってて、
薬っていうのは人間が作り出したって、もちろん作ったんですけど、
それを多くの人に届けようと思ったら、いっぱい作らないとダメじゃないですか。
そうですね。
しかも多くの人に届け、世界中の人に届けないといけないっていうことにもなりますよね。
つまりこの製薬会社っていうのが出てくるんですよ。
企業ですね。
企業です。巨大企業が誕生することになります。
つまりこの19世紀終わりから20世紀にかけてですね、
この大産業に成長していくわけですよ。
なるほど。
製薬企業っていうのが絡んでくるよっていうお話です。
はい。
現在大きな薬っていうのも、この大きな巨大企業が作ってて、
もちろんプラスの面も大きいと思うんですけれども、
実はこのマイナスの部分もあるんちゃうかっていう話をちょっと言いたいなと思ってます。
マイナスの部分聞きたいです。
これをあんまり言うと陰謀論チックになってはくるんやけれども、
でもそういう側面はあったはずやなということですよ。
つまりそういう薬を生産した企業の責任っていうことをですね、
20世紀終わりから今世紀にかけては非常に注目されることにはなっているんやけれども、
でも19世紀の終わりからこのクロラールを作った企業っていうのはあるわけですよ。
製薬企業の成長
そうですよね。
実はそれによって大きくそれらの企業っていうのは巨大化していってるというか、世界企業になっていったんですね。
そりゃそうでしょうね。
例えばドイツで言うたらバイエル社っていうのがあって、
今でもありますね。
バイエル社っていうのは大企業なんですけど、
最初は19世紀の中頃っていうのは線量の化学メーカーだったみたいですね。
1970年ぐらいから医薬品に進出しだして、
バイエルさんっていうのが化学的に合成可能な最初の医薬品としてこのクロラールを作ったと言われてます。
この製薬業界にバイエルっていう会社が進出する足掛かりとなったのが、
このクロラールっていう薬ちゃうかなって言われてます。
その後、実はこのバイエル社はアセチルサレチル酸アスピリンの合成に成功するんですよ。
世界的な大企業に発展するということになります。
そうなんだ。
例えばこのバイエル社ね。
それ以外にもドイツとか英国にはメルク社っていうのができてて、
メルク社っていうのは割とこういう精神医学というか、
薬を当初から専門にしてた会社みたいやね。
標準的な鎮静剤ですよみたいなことでこのクロラールを大量に販売してて、
ヨーロッパとかアメリカとかで市場を結構抑えてたっていうことになるみたいです。
このメルク社っていうのはまた合併して大きな会社に変わっていくんですけどね。
どの程度大きくなったのかっていうのをちょっと聞いてみたところ、
10年間で燃焼が1.4倍になって、
従業員は75%増えたっていうのが出てきてました。
すごいな。
10年間でやっぱり倍ぐらいに増えてるんですよね、いろんなことがね。
これがやっぱりクロラールの影響もあったんちゃうかなって言われて。
あとイギリスとかアメリカの会社によったらバイローズウェルカム社っていうのがあって、
クロラールだけじゃなくて、いろんなクロラールの液体じゃなくて、
粉末成分だったりとか醸材化することによって、
アメリカとかイギリスとかにも売ったっていうような会社ですね。
国際的な製薬会社に発展していくと言われてる会社もあります。
グラクソスミスクラインとかっていうですね、でっかい会社があるんですけど、
あるでしょ、時々CMとかにも出てるような会社なんですけど、
それにつながっていくことになるんですね。
だからこのクロラールだけじゃないと思いますけども、
この当時開発されたような化学物質を薬として、
多くのというかですね、今も残っているような会社が出てくるわけなんですね。
で、この当時ですね、クロラールってやっぱり問題ですよねっていうのが分かってきだして、
まあやっぱり社会的に規制しないとダメですよっていう動きが出るのと、
あともう一個やっぱり医者がさ簡単に処方しすぎるんじゃないかとか、
あるいは実際患者さんからさ、先生この薬飲んだら依存症になるんちゃいますかとかっていう、
医療者への当たりっていうのが当然強くなるわけですよ。
政府が規制してくださいよっていうことと、
医者がきっちり処方してくださいよっていう、
この二つの動きっていうのはもちろん起こるんですけれども、
これはまあいろんな薬でも起こるんですけどね、今も。
もちろん共に大切なとこだと思うんですよ。
医者もしっかりしないといけないし、
政府の方もしっかりそこは管理しないといけないっていう動きが、
ここの20世紀の初めぐらいから出てきて、正しい動きだと思うんですけれども、
もう一個、この当時はなかって最近があるのが企業責任というやつですわ。
やっぱりその薬を使って儲けてる会社があるので、
それは企業の責任がやっぱりありますよねっていうことで、
企業としてはそこをどう責任を取るんですか。
例えば賠償金を払ったりだったりだとか、それを規制というか、
うまく対処するために社会的な活動もしましょうっていうことが、
最近の企業には求められてますよ。
っていうことが言われてるんやけど、その当時はなかったですね。
ないですよね。
企業にはそういうところまでは感じないわけですよね。
まあやっぱり企業は売ってたと思うんですよ。
そう、悪いと思っていてもお金になるってなるとね。
そうなんですよ。つまりそういった問題っていうのがやっぱりあったのと違うかなと思ってて。
そういうもう消費者もちょっとね、今現代はこれからも消費者は考えなきゃいけないところですよね。
そうなんですよね。
20世紀にかけてさ、やっぱりそういう消費者のがもとに、
それが出る前っていうのは、会社が不当に儲けられたよねっていうようなことも事実かなっていうところなんですよね。
今後こういうこともなければいいな、ないなければいいなとは思うんだけれども、
でも実は同じようなことが起きてるんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
でも実は同じようなことがこの20世紀でも起こったって言われてて。
あるでしょ、そりゃ。
オピオイド危機の現状
日本じゃないんですけど、このオピオイドっていうやつですよ。
なんか聞いたことありますね。
フェンタニールっていう薬。
アメリカでさ、大都会とかでさ、この道端の人たちが、
最近インスタとかで出てるやつですね。
あるでしょ、ゾンビみたいになってるっていうやつ。
うんうん。
あれですよ。
ほんま最近のやつですよね。
はい。あれがですね、オピオイド危機と言われてて。
オピオイドっていうのは、このマーヘンとかのインフルエンザによって、
この薬は古くて、ずっと一番古い薬ですけれども。
最強の痛み止めでもあり、最強の麻薬なんですけれども。
昔からこの薬っていうのは知ってたんですよね。
知ってたし、人類は使ってたんですけれども。
それと上手く寝つけられなかったんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
そうなんですよね。
このアメリカとかでオピオイド危機が起こったっていうのは、
僕はあまり詳しく調べてはないんですけど、
だいだい知ったところによると、
製薬会社のそういうのがあったんじゃないかなって言われてて。
あ、そうなんだ。
実際ね、このオピオイドっていうのは日本でも使うことができて、
麻薬としてね。
このガンのインフルエンザによって、
ガンのインフルエンザによって、
ガンのインフルエンザによって、
ガンのインフルエンザによって、
麻薬としてね、
ガンの痛みの方にのみ使うことができるんですよ。
世界的にはそういうふうにして使われるようになってたんです。
週末期とかのガンの糖通軽減には、
オピオイドを使いましょうっていうのが現在もそうだし、
実際そうですわ。
ただそれをちょっと緩めたんですよ、アメリカでは。
ガンの痛みだけじゃなくて、
腰痛だったりとか、
ひどい痛みっていうのが人間にはあるから、
それもうまく使えばいいんじゃないかということで、
オピオイドっていうのをちょっと緩めたんですよ。
製薬会社もちょっと、
なんていうんだろう、
製薬会社が言い出して、
わりと強力なオピオイドを作ったんですよね。
わりと安く手に入ることができて、
ちょっと医療で過量に使うことができてたみたい。
そういう場所になっちゃうという人が増えてきて、
そうなんや。
薬局とかで買えるというようなことになったりして、
ダメですよってすぐ閉めたんやけれども、
一旦広まった薬っていうのは、
もう閉めても閉まらない、
つまり医法に使う人が出てきたりとか、
お医者さんが処方しませんって言っても、
どこかで手に入れるっていうことが増えてきたみたい。
それでアメリカのいろんな問題がなってて、
そうなんや。あれも作った動画なのかな、
フェイク動画なのかなと思ってたんですけど、本当なんですね。
本当なんですね。
だから依存症になる人が、
ああいうジストニアっていう動きなんですけど、
ああいう副作用を出すんですね、あの薬ってね。
ただ副作用が見えてるだけなんですけれども、
あんなふうに特徴的な外見をしてしまうということですね。
結構依存症としては重いんですよ。
あれをリバースさせる薬っていうのも開発はされてるんやけれども、
なかなか難しいですね、と思いますわ。
依存とセットですもんね。
そうなんですね。
だから大きな社会問題になってたりとか、
例えばほんまにさ、
今のトランプ大統領がさ、
中国からフェンタニールの原料が
無関税で入ってくる、無関税というか、
違法に入ってくるからということで、
中国政府にそういうことをしてた、
そういう関税をかけたりとか、
オピオイド危機の現状
っていうようなことをやったっていうのが理由の一つですけれども、
理にはかなっているというか、何かをせなあかんということは、
アメリカでもしおったらね、当然思うと思うんですよ。
あれはアメリカだけじゃなくて、
ヨーロッパ各国でも同じような問題っていうのは起こっているらしくて、
日本はまだ幸い、
このオピオイドっていうのはそんなに入ってきてないとは言われてるんやけれども、
でもわからないからね、いつどんな風になるかわからないので。
もう今はグローバルですからね。
だから決して19世紀の話とばっかりも言ってられなくて、
21世紀にも似たようなことも起こったって言われてるので、
ちょっと気をつけないといけないな。
どんどん新しいのが出てきそう。
だからこの依存症の問題っていうのはね、大変なことでね、
今後またタイマーとかの問題も出てくると思うんですよ。
依存症のメカニズムと影響
と思います。今なんか若い子たちに広がってるってニュースで聞くから。
ほんまかなって思いますけどね。
やっぱりタイマーももちろん依存物質であることには全く変わりないので、
リスク高いかなって思うんですけどね。
でも中にタイマーは植物からできてるものだから、
合成物質は違うんだみたいな意見を言う人もあるんやけど、
決してそんなことなくて。
依存物質にあることには違いなくて。
高い低いとかいろんな経路が違うのはもちろん違うんやけれども、
そこはやっぱり気づけないといけないなっていうところですね。
依存症っていう病気になってしまった時の苦しいさっていうのかな。
あれを見てるとやっぱり怖いなって思いますね。
そうですか。見たことありましたか?
本当に治そうと思って頑張ってらっしゃるんですよね、ご本人は。
社会復帰しようと思って頑張ってるんだけど、
いやーそう簡単に口で言うほど簡単にはいかない。
そうなんですね。
決して気持ちが弱いわけでもないし、
頑張ってらっしゃるんだけど、やめれない。
だからほらお酒ってやめれないんだとかタバコやめれないんだとか
本当の依存症って笑えないし、必死なんだけど、
でももうコントロールできないところになっちゃってるから。
そう、それは本当に辛いところですよね。
精神科学的なことで言うと、あれは脳の病気なんですよ。
脳の病気になるんだ。
そう、だからそういう脳に変わっちゃうんですよ。
脳に変わっちゃうんですよ。
長いこと依存物質とかを使い続けると、
それがないとダメな脳の構造に変わってしまうので、
心では左右できない感じになっちゃうのよね。
そう、精神論じゃないっていうのは本当によくわかったので、
簡単に近づかないように本当にしてほしいなと思いますね。
依存症の問題で大切なのは、もちろん近づかないのが第一なんだけれども、
でも近づいちゃって病んじゃった人と、
うまくその方を癒しにつなげるということも大切で、
それを許容できるですね、世の中っていうのも大切で。
だから、あの人はアルチューだから、ある人もアルチューだから、
ある人もアルチューだから、
ある人もアルチューだから、
除外する世の中になると、
余計その人がアルコールとか覚醒剤にしか逃げ場がないことにもなるので、
そういう社会も大切、理解も大切なのかなと思いますね。
そうですよね。
ただただ怖いじゃなくて、理解するって大事ですよね。
そうなんですよね。
やっぱり人間って失敗することもあるし、
どうやって今後その方の人生をうまくプラスに持っていくかっていうことを考えないといけないというところもあるので、
そこって難しいとこですよね。
そうですよね。
そこって難しいとこですよね。
でも本当に、体を蝕んでしまう怖さとか、
そういうものもあるんですけど、
そういうものもあるんですけど、
そういうものを考えることが大事だと思います。
でも本当に、体を蝕んでしまう怖さもあるので、
本当にお医者さんの処方をちゃんと守って使ってほしいですね。
鎮痛薬とか神経薬とか。
そこはそうですよね。
これを勝手に効かないからちょっと2つ飲んでみたとかっていうのは絶対やめてほしいですよね。
そうですよね。
そこはしっかり守るということも大切かな、確かにな。
今はわりとしっかりとガイドラインもできているし、
その医者もしっかり教育は受けているので、
こいつは危険やとか、これ以上はあかんということはわりとわかっているから、
ちゃんと聞けば教えてくれるから。
あんまり隠したりせんと、そこも言ったほうがいいかなと思うんですよ。
実はこんな風に飲んじゃっているんですよ、みたいなね。
それって怒る人も中にはおるけど、
それはそういう人だけのことなので。
やっぱりそこで隠したりすると余計、自分がしんどくなったりするからね、
って思うんですけどね、僕はね。
本当にそうです。何でもオープンに。
医療と社会の役割
オープンに助けてもらいましょう。
それが例えば依存症とかっていうのが大切なことかなと思うんですけど、
なかなか損もできるのが一つではあるんやけどね。
実は僕恥ずかしい話ですが、
アルコール依存とか薬物依存をたくさん僕患者さんに診察させてもらっていたけれども、
ちゃんと治した記憶がないのよね。
うちに来たら治してあげるよとはなかなか余裕があんなっていうのがあって、
中にうまくそれぞれ付き合っていらっしゃる方はあるし、
見てる人も私はあるんやけれども、
実は世の中には専門医というのがいてるんですよ。
そうなんですね。
アルコールだったりとか薬物とかを専門に治療するという先生。
それを勉強してやるということもあって、
そこには僕まだ行ってないので、そこまでまだなというところもあるんですけれども、
でもそれはそれでなかなか大変な世界やからなという気もしてて。
実は治療の中ではある依存症は僕の苦手な分野の一つかな。
ああ、そうなんだ。
私も依存症の療養者さんっていらっしゃったんだけど、何人か。
結局お一人は亡くなり、後の方は結局もう別のところに引っ越していかれたりとか、
ずっと付き合って頑張って並走しているという方はいないんですね。
やっぱり何やかやっぱり問題が起きちゃって、
結局その場を離れていくとか、
ご家族がもう離しちゃうとか、
どこへどこへ入れますみたいな感じになったりとかって感じですね。
そこも実はアルコール依存とか、いろんな薬物依存もそうですけれども、
多分重いから軽いまであって、
確かにめっちゃ重い人とかっていうのは、
ほんまに専門医とか特別な治療でないとダメだと思うんですけど、
軽い人とかもあって、軽いとか依存症的には軽いという人もあって、
そういう方については一般的な医療だったりとか、
一般的な福祉だったりとかも、手が出せる範囲もあるかなと思うのでね。
そこもまた機会があればというところでもあると思うけどね。
そうですね。うまく支え合いながら就労してもらえれば、
社会復帰につながるからいいなと思うんですけど、
私の中でも感想的に依存症ってついた方っていうのは難しいなと思います。
そうですね。難しい人も多いです。
難しい人が依存症になるっていうことも多いので、
依存症で軽い依存症っていうのもあるので、
そういった方はあんまり目に留まらずにうまいことですね、
人生送れるっていう方もいてるっちゃいてるんですよ。
そこも濃いうすいがあって、
とっても重症で難しいっていう依存症の人もあるし、
そうじゃない依存症の人もあるので、
一概に依存症全てがっていうわけでもないんやけどね。
そうですね。
目立つのは確かに非常に難しい症例が目立つので、
医者も含めてちょっと敬遠する人が多いんですけど、
でもうまくきっかけさえつかめれば治療というか
社会のほうも回れるところはあろうかなと思うんですけどね。
理想ってわかんないけど、
アメリカ社会はとても重症な依存症の人も多いけれども、
でもそれにうまく治って社会復帰する人もたくさんいるわけですよ。
そうですよね。
だからもっとアルコール依存症やってみたいなことを
さらっと言える社会っていうのも、
ならんのがベストだけれども、
そういった社会っていうのもありかなと思ったりして。
自助グループとかは経験者の方が一生懸命頑張って
グループ運営してはるから、
そういうのって本当に応援はしたいなと思いますね。
本当ね。
依存症の話はたぶんこんな簡単な話で終わっちゃあかんのかなと思うんですけど、
一つね、こんなんで思ったりしましたね。
歴史から見ると歴史とはゆえ、
本当に今につながってるのは最近の話だなって思いますね。
思いますね、本当にね。
人間自体は変わってないからな。
そうやな。
生身の人間は変わらないのよね。
確かに。
文明はどんどん進化するけど、
でも基本の人間は変わってないからなっていう問題がありますよね。
確かにそうです。
僕は思うのが巨大企業、巨大資本。
資本主義じゃないですか。
そこってコントロールしがたい動きっていうのが起こるわけやと思うんです。
お金の動きって。
それを薄まいている社会なわけで、
今世紀に入ったらきっとすごい話やし、
大きな巨大資本に僕らは本当に利用しながら生活を送っているんやろうなとは思いつつ、
でもその中の動きとして、こういう依存症とかの問題もあるからなと思って。
そうですよね。
だから常々本当に巨大資本が作っている僕らの薬があるじゃないですか。
もちろん彼らがないと僕らの薬も患者さんに届けられないし、
開発してくれないといい薬ができないので、共存共栄ではあるんやけれども、
僕個人はちょっと巨大資本の奴らには疑惑の目を常々向けつつ付き合わなきゃなと思っているんですよね。
べったり行ったらわかるなと思って。
確かにね。100%利用されてしまうとね。
ついついね、やっぱりこういうことっていうのは力があるものっていうのはあるので。
でもあんまりやりすぎて陰謀論に行ってもあかんので。
言い落としのところを考えとかないといけない。
大企業もそうです。
この睡眠薬のお話だけで19世紀、20世紀、21世紀ってそんなに変わってないってことでしょ?
基本のベースはね。
ベースがね。
構造もあんまり変わってないよね。
そうなんですよ。
ただ薬自体は進化したけどね。
安全性が強くなったりとか依存性が少なくなったりとかっていう癖は少ないし、
いろんな知見は増えては来てるのは事実なんやけれども、
でもいろんな危険性があるには間違いないし、いろんな不幸なことっていうのも起こり得るしね。
製薬業界の歴史と安全性の問題
その時代時代に必ずそれが並行して起こって。
起こるからまた改善してってこうずっと、
良い方向にも悪い方向にもずっと歴史は積み重なっていくんやろうけどね。
そうね。
でもできるだけ個人としてはそこを立ち止まらずにね、陰謀論に逃げずに。
逃げずに。
立ち向かっていかなあかんなと思うよね。
面倒な社会にね。
自分の理念を忘れずにいきたいですね。
じゃあ終わりましょうかね。
はい。
精神科の知識を学べる番組、歴史から学ぶ精神科ラジオは、毎週金曜日午前9時に最新話が更新されます。
お聞きのアプリでフォローして最新話をお聞きください。
また番組を聞いた感想やご意見を募集しています。
概要欄のメッセージフォームからあなたの感想を送ってください。
ありがとうございました。
お疲れ様でした。
お疲れ様でした。
いやあ色大変やなあ。
あんまり変わってないんやなあと思って。
変わってないですねやっぱり。
ないですね。
でも巨大巨大企業の陰謀論とかって、
私結構吹いて笑ってたけど、
でもほんまにこれ歴史をじっくり見ると、
いや気をつけようと思うよね。
気をつけたところで何もできへんけど。
僕はねリアルに、
企業は自分の商品を売ることしか考えてないから、
マイナスの情報はなかなか出そうとしてへんよ。
これは製薬会社でも感じるところでもある。
確実やろね。
やっぱり国とかの規制があるから、
しっかりそこはクリアにしましょうってなると、
もちろんクリアには出してはくるんやけれども、
自分的な姿勢としては当然売らなあかんから、
相手の、例えば競争相手の薬の悪口は言うたらかんねんけれども、
そこの情報はすんなりは出すけれども、
自分のところの情報は当然出せへんし、
そういうようなことはやっぱり社会の動きというか、
会社の動きとしては当然なんやろうと思うけど、
あるよね。
医薬会って命に直結するから、
なんか特別な感じはするよね。
売るだけやったかんやろうみたいなところが強くなるよね。
でもそういう側面もあるし、
もちろんそこで心ある人もたくさんいてるし、
個人的にはいてるんやけれども、
企業の動きとしてはやっぱりなかなか難しいところにもなるし、
そうやるなあと思いますわ。
でも今はそれもリスクになってきてるから、
企業の方も透明にはしてるし、
めっちゃ悪徳な企業というのはほぼないやろうなと思うんやけれども、
ってことかな。
でもね、これは隠しとこういうのは絶対ゼロではないから。
依存症とその影響
ゼロではないからな。絶対あるからな。
でもよく言われるというか、
コロナのワクチンとかの話ありますやんか。
もちろん陰謀論は言うまでもないけど、
もしかしたら製薬会社とか国とかのね、
いろんな意図があったかも分かれへんなとは思ってたけれども、
でもそれも込みで、この状況に応じてはやっぱりリスクも取って、
新しい薬を自分の体の中に入れるのは悪くないなと僕は思って、
ワクチンを打ったよ。
その当時ね。
その回答がまだ得れてないから、
誰か教えてくれよと思うんやけど。
でも私、去年の正月やからもう1年半前やけど、
コロナにかかって結構しんどかったんよ。
ちょっとこれ命にかかわるっていうぐらい咳が止まらなくて、
熱が下がらなくて、すごい半月ぐらいしんどかった思いをして、
その後ずっと6ヶ月間タンが絡んで、こういう症やね。
ずっとこう、今でもだからタンが絡む癖が残ってるわ。こういう症で。
っていうのがあるから、
あれワクチン打ってたからこれぐらいですんだけど、
これワクチン打ってなかったら死んでたかもとかって思う日がやっぱりあったんで、
あんな勝ち商売っていう影はチラチラするけど、
やっぱりでも心ある先生らが研究してるっていうのは事実やから、
そこは本当に心ある先生を信じたいなって、あのしんどい時は思った。
実感こもるね。
死ぬかもしれんと思って、これどうしようって本当に思って。
そんなにしんどかったんやコロナ。
ずっと私しんどくて、
こうやって肥満が悪いんかなとか何が悪いんやろうとかっていろいろ言ってたんやけど、
結局そんなんじゃなくたまたまそういう態勢だったんやろうけど、
これインフルエンザでもワクチン打ってないともっとしんどいんやぞってよく言われてたんやけど、
これ6回売っててこれやから、
1回とか2回しか売ってなかったらまたワクチンは人殺しワクチンやとか、
すごいネットとかでも言ってた人もおいてたやん。
あれで売ってなかったら私本当のお葬式になってたかもって本当に思った。
しんどい時。
なるほどね。
今後これが、あと20年30年死ぬ頃にどう影響するかってのはわからんからね。
わからんっちゃわからんけど、それも含めてあの当時は知らないなと思ってて。
そうそう、先の未来の。いやでも医薬界は大変よ、やっぱり命かかるから。
うん、確かにそうそう。
本当にそうですよ。
やっぱり医者さんよ、値打ちあるで。
いやまあまあまあまあ確かに。
学生の時から勉強すんねんから値打ちあるわって本当に最近思います。
福祉界はゆるい。
命直結せんへん。
でも依存症の人とかは命直結する行動があるでしょ。
あるよ。
間違いっていうのがあるから。
あるある、あるよ。
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