2025-10-18 21:14

本多静六 14


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サマリー

本多静六の教えをもとに、生活の単純化や計画の重要性、結婚に関する考え方について再考しています。特に、物の無駄遣いを避けることや精神的な充実を追求することが強調されています。本多静六のエピソードでは、嫁入り道具の支度に関する独自の考え方や貯金の管理方法について語られています。また、過去の出来事を振り返り、その中から得られた教訓や思い出が紹介されています。

生活の単純化と計画
みなさんこんにちは。週末いかがお過ごしでしょうか。
私は今週の週末は、まだ先週に比べてマシな方で、今のところのんびり過ごしておりますけれども、
明日はちょっとバタバタしそうでね、なんだかね、秋って非常に行事が多くございましてね、
ありがたいことなんですけれどもね、このいい季節にやはりいろんな行事が集中しますのでね、
10月、11月は非常に楽しむございますが、その分ちょっと計画的にいかないと、なんだか私生活がドタバタしそうで、
ちょっとそこらへんは引き締めていきたいと思うんですが、政局も本当に目まぐるしい展開を見せておりますが、
そういうことはどこ吹く風という感じで、本当に私、濃天気でのんびりとこのいい季節を楽しみながら、本多静六をもう一度呼んでいるんですけれどもね、
いよいよ我らはいかに行くべきかというところで、職業の増落かというのは何度も何度も本多静六が繰り返しおっしゃっていることなんですね。
それをまたここで再度強調されているんですね。いかに生きていくかというのの冒頭で再度強調されています。
どう楽にしてしまうのだと、その結果が絞りかすのように出てきた資産なんだということですね。
全てにおいて計画を立てようと言うんですけれども、その計画の目標たるや、自分が努力を続けられるための計画であると。
そこらへんが全然違いますけれどもね、明治の男子ですよね。
本当にね、日常生活の単純化を心がけなさいということですね。
単純に、単純に、結局そのごちゃごちゃと買ったものをうずたかく家の中に飾るとかいうのは大嫌いですね。
複雑なのは駄目だと。とにかく節約して物質的に浄化して向上しなければいけない。浄化ですよね。
なんとなく仏教思想と通じるような、そんなことも考えてしまいますね。
この時代ですのでね、そういうふうなことが根底に流れているのは当然だと思うんですけれどもね。
ただ今まで読み進めた中で、本当に衝撃的なことが何箇所かあったんですが、そのうちの一つにこれだけ文明が発達しているにもかかわらず、精神面で日本人は発展を遂げたのかという問いですよね。
そこらへんドキッとしましたですね、本当に。
それで、自分の職業を道楽化しなさいということをここでもう一度強調しているんです。
それで生活を単純にして、もう浄化してしまうぐらい単純にしてね、省くものは省いてね、簡潔にしてしまいなさいと。
で、本田式の貯蓄を実行しなさい。4分の1の貯蓄を実行しなさい。
ただ単なる金銭面のケチになれと言っているのではないと。
金銭を浪費せぬ習慣ということは、どういうことかというと、人生の生命の浪費、生活の浪費を避けていることに直結している。
財の貯蓄は、生命力、生活力、人徳の蓄積ともなる、均衡不正の徳をも積み得られるのであるから。
このことは誰もが実行していく間にしみじみ味わい得られる教示だそうです。
味わっておりませんが。
結婚に関する考察
で、その後ね、結婚についてのことが書かれています。
その配偶者をいつ求めるかとかね、その結婚相手にふさわしい人の選び方なんていうのはね、
もう現代、Z世代が結婚しなくなっちゃっている日本には通用しないようなことが書かれておりますが、
であればね、歴史は繰り返すと本田誠六はおっしゃってましたよね。
戦後後輩の中から立ち上がった日本を見てね、
これ本当に明治維新そのものではないだろうかみたいなね、
明治維新を繰り返しているだけじゃないかみたいなね、
そういうふうなお話もありましたけれども、
であればね、もう全く恋愛も経験したくないような世代にですね、
いきなりお見合いをセッティングするお見合い出会い系サイト、
なんていうんですか、婚活サイトですか、
それが町内のお節介おば様のお見合いのお仕事のように思えてならないんですね。
恋愛を飛ばしてしまって、結婚というパターンの明治時代のようなパターンに戻っているんじゃないかしらとも思えますよね、
現代のこの状態で運良くね、結婚できたカップルに対してね、忠告というかこうしなさいというふうに書かれている部分がありましてね、
彼のお宅ではね、家族が意見の位置を見ないときに、2度まではその意見を主張し合うけれども、
3度目主張し合うようになったら、そこはもうじゃんけんで決めるというね、じゃんけん法というのをね、制定しているらしいんですよ。
で、じゃんけんに負けた方は従うと。
それもいいかも分かりませんね。もう納得はいかないとか言っても、もうそれは集団生活なんだから仕方ないと、そういうふうにして決めていたらしいですね。
でね、細工に心から信じられれば信じることのできぬような良人でも必ず信ずるに足るべく変化するというふうにね、貧乏その他の不幸を駆逐して幸福になる方でもあると。
確かにそうですよね。一番身近な人間関係ですから、そこで信頼関係を築けなければ、一体どこで信頼関係を築くんでしょうという感じですよね。
カップルが幸せに暮らすということは、それ自体、資産を築くのに一番重要な部分であるということですよね。
でね、いろんな私生活の流儀が書かれているんですよ。とにかくね、余裕を持って先に行きなさいと。
物を大切にする流儀
せいてはことをし存ずるというが、せいてしなくても済む仕事をゆっくり先へ。だから、そこに到着するのも余裕を持って、余裕からさらに余裕を持って、何かあってもいいような余裕も持って、3倍ぐらいの余裕を持って行けば、せくことは全くないと。確かにそうですよね。
物を無駄にせぬ心がけということで、時間とともに物を粗末にしないのが私の大切な流儀である。これは命も大切にするということでおっしゃっていますが、
無駄遣いをしないのはもちろん、その職場とかその家庭を見ればね、無駄遣いをしているかどうか、そのお子様を見れば無駄遣いをしているか、一つの筆箱でも大切に使っているかみたいなね。
いろんなご家庭の教育方針とか見えてくるときがありますよね。とにかく物を大切にするということを徹底しているんですよね。
ただのものでも無駄にするなと。いただいたものとか、ただのもの、観光庁のものであったり、忘れていた大きな部分。
すごいお買い物のショッピングなんです。奥様と銀座とかね、渋谷、青山通りとかね、ショッピングにね、お出かけになるんですよ。
お出かけになるのですが、いいものがありましたわ、みたいに奥様がおっしゃったら、そうしたら、お値段はいくら、みたいな。ふむふむとか言って、その値段をね、手帳におかけになった。
で、それを、ではこれを三越にしばらく預けておきましょう。どうしても必要になったら買いに行くから、そのためにこれだけのお金は貯金しておこうねと。
で、貯金、貯蓄に回すんですって。そして、どうしても必要になった時は貯蓄を下ろして買いに行くと。だからお買い物に行ったら貯金が増えるんです、本だけでは。
で、ある時ね、奥様が夏に薄紅色に咲く周回堂というね、お花の鉢が気に入られたということでね、いやこれいいわっていうことだったんですけれどもね、ガラス越しじゃなくてね、すぐ手に取れるところにその鉢があったらしいんですね。
で、手を差し伸べそうになったんですって。そしたら先生が、おいおい買うわ買っても気分で買うのだぞ。それを持ち帰って枯らしてしまうよりこの店に預けておけば水も忘れずやってくれるし枯葉もいちいち覗いてくれる。見たければいつでもここまで散歩に来ればいいじゃないかっておっしゃって。
お値段はいくら?で、手帳に書かれてお家にお帰りになって奥様にこれをお買い物貯金にしておいてねと。またそのお買い物貯金がだんだんだんだんと増えていくんですよね。私も一度そういうショッピングしてみたいですね。
本当に。それを阪急に預けてきましょうみたいな。大丸に預けてきましょうみたいな。
でね、お三人の御礼状がいらっしゃったんですね。先生にはね。
で、本田家の三礼状ですね。で、昔のことですからね。お嬢様さんにいらしたら嫁入り支度でお家が傾くとかね、よくおっしゃいましたよね。
しかし、そういうバカバカしい支度は一切しませんでした。本田生露がね。一度に渡しても置き場にも困るであろうし、盗難の恐れもあり、それはまた流行遅れにもなりがちである。本当にそうです。流行遅れになります。
全て揃えていただいた着物に袖も通さず、しつけがつけっぱなしという状態ですね。我々の世代というのはね。
それで、お嬢様さんにまず嫁入り道具として必要なものを書きなさいと。それのだいたいの値段も全部書いていただいて、その総額を先に渡しちゃうんです。
そして貯金しておいて、本当に必要になったら、そのお買い物貯金から、それぞれの三越に預けている分もあれば、日産に預けている分もあったり、はたまた山葉に預けているものもあったり、いろいろでございましょうが、
積もり貯金を3人のお嬢様に渡したらしいんです。これは、3人が3人とも同じで、はじめはちょっとね、お父さんもひどいという声が上がったらしいんですよ。
しかし後にね、3人様一斉にね、あれは本当によろしゅうございましたと、一斉に感謝されるところとなったと書いてあるんですね。
過去の思い出と教訓
これ後々分かりますね。全く使わないもの、12組ぐらいのお座布団、それとご住職様が座るような目音座布団みたいなもの、これは絶対つけなければいけませんとか言って、
すっごい大きな箱に入れて、そしてびっくりするような八段飾り、当時八段飾りというお雛様が流行したんですよね。
それのお雛、雛団、お雛様、これは本当にありがたく今も飾っておりますね。
まあありとあらゆる着物からお洋服から、しかしその年代とともにね、着れなくなる色ってあるんですよね。ショッキングピンクの色むじとかね、本当にね、娘が着ておりますからね。
まあそういうふうにして、あれだけの財産を築いたんですね。お付き合いの仕方とかね、いろいろあるんですけれどもね、おもてなしの仕方とかね、手料理でもてなすこととかね、そういう細かなことまでね、奥さんと話し合ってますね。
いよいよ最終段階に差し掛かりますが、まだちょっと残ってますね。本当にね、こうやって読み返してみますとね、当時読んですっかり忘れてたこと、当時は感動して覚えておこうと思ったのに、もうこの長い年月の間忘れてしまったこととかね、思い出すきっかけになっております。
もう少しですので、また明日お付き合いくださいませ。では、素敵な週末をお過ごしくださいませ。ごきげんよう。
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