五輪書の背景と保管
おはようございます。今日は天気が良くなりましたので、朝からお洗濯をぎゅうぎゅうに干していたのを広げて、昨夜ぎゅうぎゅうに干していたんですけれども、雨のかからないところにそれを広く出しまして、
まだ家事は終わっておりませんが、次の五輪の書の水の巻きに行く前に、この五輪の書がですね、書かれた日付というのがございましてね、
それがね、五巻とも同じ日なんですね。同じ日に署名している日にちが、昭和2年5月12日、これに統一されているんですね。
これを送った相手の名前を書いて、その日を記しているんですけれども、これも五巻とも同じ日なんです。15年後になるんですね。
これは武蔵の孫弟子にあたるらしいんですけれどもね、ですので、弟子が、直弟子が大切に保管して、孫弟子に託して世に出したというふうに考えていいんじゃないかしらって思いますね。
吉田駐在門・佐熱良がその孫弟子にあたるんですけれどもね、吉田駐在門という方がね、なんかアコーロ室の中にもね、同性同盟がいらっしゃるらしいんですよ。全然全く違う人らしいんですけれどもね。
弟子たちによって大切に伝承されたというのと同時にですね、この頃武蔵は細川家の方に晩年ね、使えておりましたので、細川家といえば、
文化的に系統のある方ばかりですよね。熊本藩主ですよね。
執筆にあたって、こもったところというのが麗岩堂、熊本の麗岩堂とされておりますが、細川家伝来のね、写本の位置づけというのがね、これね、私のところに来ました。
その五輪の章の細川家のレプリカなんですけれどもね、もう非常に丁寧に二重の箱になっておりますし、一つ一つが紫の福佐に巻かれておりますし、
まあこれは、細川家がそのように大切に扱って保管したということですよね。
電柱のね、教育の書として、それも多く広めるのではなく、幹部というか、まさしく殿には絶対でしょうね。
この根底に流れる五輪の章の哲学的な人生訓というんでしょうかね、こういうところを細川家は大切にしたんだと思うんですね。
茶人が多くいらっしゃる家系ですし、武蔵のきらびやかさのないシンプルな生き方っていうのは茶人と相通じるところがございますね。
その静けさとか、それとは真逆の英断の速さ、それとこの後出てくる戦わずして勝つとはどういうことかっていうふうなあたりがね、
やはり大切に大切に、今日まで伝えられた要因だと思うんですね。
ただ一回の武士で非常に腕が立つ方というだけでは、ここまで大切に細川家が保存しているはずはないと思うんですね。
国の重要文化資料として熊本県立図書館と、それと東京の目白の衛生文庫の方に保管されておりますね。
衛生文庫の方は松井盆っていうのがあるらしいんですけれども、この松井盆っていうのは熊本藩の松井家っていうそちらの家系が確か文人だったんですよね。
それで一手に引き受けて、綺麗にシャフォンして巻物にして、一巻ごとに巻物にして、福佐に包んで霧の箱に入れ、紐をかけて塗りの箱に入れるという、こういう扱いですね。
ですので、熊本藩主の細川家がどういった趣旨で、今日まで伝わるこの五輪の書をこれほどまでに大切に扱って保存してきたかというのを読み進めていくと、
なんとなく肌で感じてきますね。
武蔵の教養の深さだけではなく、もちろん剣術の兵法の天才的な感覚というのはあるんですけれどもね。
それ以外にいろんなことを身につけようとおっしゃっていた意味が非常によく、今の年になって読むからよくわかってくるという部分がありますね。
武蔵の教えと伝承
これは高校生の私にはちょっと理解しがたい部分ではあったと思うんです。
高校の時に読んだ時にはさっぱり頭に入りませんでしたね。
それで、この五輪の書の厚みというんでしょうか、深さというんでしょうか、そこら辺がバックボーンだと思うんですね。
しかし、我が家にこのレプリカが来たいきさつもさることながら、本当に不思議な感覚ですね。
これを見たいとおっしゃっています私の師匠の有馬先生に今日連絡して、いつお持ちすればいいかというのをお約束取り付けたいと思います。
では皆様、秋の一日、満喫していただきたいと思うのですが、毎年毎年秋は駆け足で去っていきますが、
今年の菊花展どうなんでしょうね、いつ頃始まるんでしょうか。
こちらの神宮の方でありますけれどもね、毎年非常にまだまだ先のお話ですが、
楽しみに大輪の菊花、咲き誇るのを楽しみに、
そうですね、二七歳の頃じゃないかなと思うんですけれどもね、
二七歳いけるかどうかちょっと心配ですが、
では皆様楽しい週末をお過ごしくださいませ。
私はゆったりとした週末、毎日ゆったりとしていますのにね、
ほんとにちょっと無知を入れなければいけないなと思うこともあるんですけれどもね。
五輪の武蔵の前の本田勢力の時もそうでしたけれども、
お二方ともね、武蔵はよくよく吟味すべしとか、よくよく稽古すべし、
ほんとにね、努力の量っていうのを常に五輪に記記しるしてるんですね。
本田勢力もそうでしたね。
努力をするための予定、予定とは努力をするための予定なんだと。
目標を達成するための予定ではないと。
お二方に共通した点は、その努力する姿勢と、それと量ですね、圧倒的な量。
圧倒的な量、それをこなすにはどうすればいいかということをよくよく考えろと。
申し訳ございませんという感じでございますが、
今私お二方の先生に両手をついて頭を下げました。
椅子に座ったままではございますが、頑張りたいと思います。
では皆様ごきげんよう。