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2025-11-14 21:21

⭐️410 五輪書 # 15 武蔵と書の師匠の共通点


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サマリー

このエピソードでは、五輪書の「下段」の構えや技の重要性を深く掘り下げ、身体を使った適切な戦い方や鍛錬の方法を解説しています。また、書道の師匠との出会いを通じて、武蔵の教えに基づく自己鍛錬の必要性についても触れています。

五輪書の下段の構え
みなさん、こんばんは。しばらく休んでしまいますって、なんだかバタバタしておりましてね、それは言い訳なんですけれども、ちょっとなんだかペースが狂ってしまいました。申し訳ございませんでした。
五輪の書のね、続きなんですけれども、
表第3の次第のことっていうところからだったと思うんですね。表第2の次第のことは、なんだかここはね、非常に難解でしたので、
こちらの専門の方に聞いてまいります。日曜日お会いできるか、次の日曜になるかもわかりませんけれどもね、これは聞いてこなければ私にはちょっと難解ですね。
表第3の次第のことを読んでまいります。
表第3の次第のことを読んでまいります。
下段にて敵の撃つところを一度に撃ち止むることなり、下段の構え、道を運ぶに早き時も遅き時も出会うものなり、立ちを取って鍛錬すべきものなり。
下段についてのご説明ですよね。
ひっさげたる心にして、なんか下げてるような心で構えてっていうことなんでしょうね。
敵がかかってくるところを下段ですから、下から手を張るっていうことは、向こうは振り下ろす、こっちは振り上げ気味で、
力が均衡するような、私たちの専門用語で言いますと、
ちょうど肩にそういう場面があるんですけれども、
刀と刀がグイッと、こちらは左、向こうも右から左に抑えようとしているような感じで、
一見止まっているように見えるんですけれども、力がかかっているんですね、お互いに。
非常に力がかかっていて、それをパッと一瞬で手首を返したりしたら、向こうが力が入りすぎていたら、前に倒れますね。
そこを返して、引き面とか、そういうことがあるのですが、
力が近間になって、剣と剣が交わって、力が均衡状態になったら、前が近くなるでしょう。
そこでコロナの時に、そこから無理に技を出してはいけない、
力間で技を出してはいけない、みたいな暫定的な規則があったんですよ。
そうしたら、力間からの技はほとんど出なくなりまして、
何だかおかしい状態になっているんです、事実を言いました。
たぶん、剣道なさらない方がご覧になってもお分かりになると思うんですが、
え、あんなことしていいの?みたいな、そういう状態が常に起こっているんですよ。
守ってばっかりとね。
霧結ぶっていうんですね、正文を用語で言いましたら、
霧結ぶ太刀の下こそ地獄なれっていう歌があるんですね。
打ち込んでいった先には道が開かれるっていう。
霧結んでしまったら、その次の瞬間はどちらかが斬られるのだから、
それは地獄ですよね。でも霧結んだらそうなるよと言ってるんですけれども、
現代の剣道は、霧結んで離れて、霧結んで離れて、霧結んで離れて。
そういうことが全日本選手権でもしょっちゅう見受けられるんですけれどもね。
どうなっていくんでしょうね。
ちょっと待ってくださいね。
思って第三の次第のことでしょ。
また敵張る太刀を打ち落とさんとするところを擦表紙。
また、お互いに手を張って霧結んだような状態。
手を切り結んだような状態で、
それを敵がさらに打ち落とすようなことがあれば、
それを越えていくリズムで、
敵が打った後、二の腕を横に切る。
下段にて敵の打つところを一度に打ち止めることなり。
今の時代は二の腕を横に切る、一度に切るという技はございませんのでね。
本当になかなか想像がつかないんですが。
下段の構え、道を運ぶに、早き時も遅き時も出会うものなり。
今、下段で来る人というのはほぼ100%いらっしゃいませんね。
上段はいらっしゃいます。
現代剣道の課題
この時代の方は太刀で稽古したんですね。恐ろしいですよね。
続きまして表第四次第のこと。
基本的な四番目のことですね。
第四の構え、左の脇に横に構えて、
敵の打ちかかる手を下より張るべし。
左の脇に横に構えて、敵の打ちかかる手を下より張るべし。
下より張るを敵を落とさんとする手を張る心に、
そのまま太刀の道を受け、我が肩の上へ筋解に切るべし。
これ太刀の道なり。また敵の打ちかかる時も太刀の道を受けて勝つ道なり。
よくよく筋にあるべし。
左脇構えですね。
左脇構えというのは、左足を引かなければできないですよね。
左脇構えで、相手がかかってくるところを下から上に、
相手の太刀を張るように行った時に、
そのまま太刀の道を受け、我が肩の上に筋解に切るべし。
こう行って、クロスにして切れってことですよね。
筋解ですので、左から上に行って、肩の上というか頭の上で太刀を回して、
今度は左から右に行ったのを、今度は左上から右下に切れっていうことですね。
すごいですね。手首の柔軟性。
普通、下から右上に行った時は、右から左下に打ち落とした方が、
手首の返しではやりやすいんですよね。
そうではなくて、下から左下から右上に切ろうとした時に、
相手が打ち落とそうとしてくる前に、今度は筋解。
左上から右下なんですって。
これ、太刀の道なりって書いてますね。
表第五の次第のこと、五まで読んでみますね、今回。
第五の次第。太刀の構え、我右の脇に横に構えて、敵打ちかかるところの位を受け、
我太刀の下の横より筋耕えて上段に振り上げ、上よりすぐに切るべし。
これも太刀の道よく知らぬためなり、この表にて振り付けぬれば、重き太刀自由に振られるところなり。
この五つの表において細やかに書き作ることにあらず、我が家の一通りの太刀の道を知り、また大方の拍子も覚え、敵の太刀を見まくること。
まずこの五つにて、普段手をからすところなり、敵と戦いのうちにも、この立ち筋をからして敵の心を受け、いろいろ表紙にて、いかようにも勝つところなり、よくよく分別すべし。
からすところっていうのはどういう意味なんでしょうね。
からす、どういう意味か。
手をからす、鍛錬をしつくすということらしいですね。
普段手をからすところなり。
右脇構えに構えて、右肩を後ろ、右足を後ろに引いて、左足前の状態ですよね。
この脇構えのときに、太刀の下より、下の横より筋耕えて上段に振り上げ、上よりすぐに切るべし。
これも太刀の道、よく知らぬためなり、この表にて振り付けぬれば、重き太刀、自由に振られるところなり。
右脇構えから振り上げて面を打てって言ってると思うんですが、
第五の構え、ちょっと現代語訳を読んでみますね。
第五の構え、太刀運びは太刀の右脇に横に構えて、相手が打ちかけてくる方向に応じて、太刀を下下方の横から斜めに上段に振り上げ、上からまっすぐ切るが良い。
右脇構えで両手で太刀を持っているときに、振り上げて振り下ろすということですよね。
これも太刀の道筋をよく知るためである。
基本の構えを振りなれるならば、重い太刀を思いのままに自在に振れるようになるであろう。
この五つの基本の構え、太刀の運びについては詳細は書き付けない。
我が二天一流の一通りの太刀の道筋を知り、またおおよその拍子も体得し、相手の太刀の運びを見分けるには、まずこの五つの構えの太刀運びによって怠ることなく鍛錬し尽くすことである。
敵と戦うときは太刀の道筋を出し尽くして、敵のありようを受け止め、いろいろな拍子によってどんなありようであっても敵に勝つのである。
よくよく高級すべきである。
書道の師匠との出会い
ですって、すごいですね。
二刀、武蔵は二天一流で二刀なんですね。
私たちは両手で太刀を持っています。
武蔵は片手で太刀を持っています。
片手で振れなければ絶対に勝てないと最初からおっしゃっているのです。
確かに二刀の方と稽古をさせていただくと非常にやりにくいです。
この火曜日も二刀の学生と稽古させていただいたのですが、非常にやりにくい。
本当にやりにくいですね。
基本練習なのにやりにくい。
せっかく身近に二刀がいらっしゃるので、この際ちょっと研究して周りの取り方とか研究してみたいと思います。
日曜日は試合ですので、ちょっと気合を入れて頑張っていきたいと思います。
どうなることやら。
どうなることやら。
では皆様、ちょっとしばらく休みましたが、週末はどうなさるんでしょうか。
私、書道の師匠に初めてお会いしに行った今週ですね。
本当にね、書かなければ上手くならないということを教えていただきました。
書かなければ上手くならないということ。
武蔵もよくよく鍛錬すべし。
私の師匠は、書道の師匠は私よりだいぶ若い方ですね。
だいぶ若い方です。
小学校の頃に教書に出す課題なんかは500枚書いて出したらしいです。
私、展覧会でも一つの作品で500枚書いたことなどございません。
本当に。
しかしね、その師匠が小学生に厳しいことを言わないんですよね。
本当に自分の納得いくものが一枚目で書けたらね、後は遊びに行ってこいっていうらしいんですよね。
本当に私は先生に恵まれている。
本当に心からそう思いますね。
これはね、運がいいとしか言いようがない。
そのことについてもね、ちょっとまあ色々お話ししたいことはいろいろございますので、また別の機会にお話ししたいと思います。
ではごきげんよう。
21:21

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