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2025-11-26 23:22

五輪書 #20 舞鶴基地の1日


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サマリー

舞鶴の海上自衛隊基地を訪れ、護衛官の見学や手旗信号の実践を通じて、非常に充実した思い出を作っています。食事や買い物を楽しみながら、記念館の見学や体験談を通じて、戦前の建物に触れる時間もあります。舞鶴基地での一日を通じて、武道における心のあり方や宮本武蔵とのつながりについて深く考察されています。特に「打つ」と「当たる」の違いが、武道の本質に迫る重要なテーマとして取り上げられています。

舞鶴基地の見学
皆さんこんばんは。昨日は、舞鶴の方に行っておりまして、舞鶴の海上自衛隊の基地に行ってまいりまして、護衛官がずらっと並んだところを見学してまいりました。
朝霧というちょっと古めの護衛官に乗船させていただきまして、船長、艦長のお椅子に座らせていただき、艦長の双眼鏡で覗かせていただき、
外にありましたものすごく大きな双眼鏡で、対岸に停泊しています。
大きな巡視艇じゃなくて、空母じゃなくて、見ましたら目の前にあるように映るんですね。びっくりしまして。
私は子供の頃に覚えた手旗信号でどなたかと、そう受信できると期待して、赤のハンカチと白のハンカチを持ってまいりまして、
一緒に泊まっている護衛官の上の方にお二人いらしたんですね。その人を見学して、一生懸命受け取ってくださいの料亭を3時と9時から12時のところに来て、
またそれを3時と9時まで下ろして、それを何回も何回もしたんですけどね。それを盾で受信してくださらないんですよ。おかしいおかしいと思いながら、ずっとこっちをご覧になっているので、こんな機会はないと思って思い切ってね。
前鶴音楽隊の渡辺隊長に非常にお世話になりました。何卒よろしくお伝えくださいませというような内容のことを手旗で送ったんですね。
そうしましたら、後ろで見ていた陸上自衛隊とか航空自衛隊の引率してくださった方たちが、いっぱい写真を撮ってくださったんですけどね。
結局ね、その場ではね、総受信はかなわなかったんですが、でもそれよりも何十倍ものね、いろんな思い出ができまして。
まず最初に、大型観光バスが停まった場所は、丹波の道の駅。丹波の道の駅っていう大きいところにね、停まりまして、そこで昼食タイムだったんですね。少し早めの。
そこではヘシコパスタがおいしいということで、ヘシコパスタを食べるぞって言ったんですが、メニューから外されてまして、丹波黒豆のおうどんを私はいただき、夫はなんとかラーメンをいただき、味噌ラーメンをいただき。
そこにね、小刀屋さんが来てたんですよ、外にね。そうしましたらね、私が一番欲しかったタイプの茶花の花入れが、霧の箱とともに置いてあるんです。
それだけね、お値段がついてないんですね。あとは全部ついてるんです。そこのおじさんに、「これはいくらですか?」って。
それは霧の箱付きやから高いんやけどなぁ、とか言って。
いくらやと思う?1000円やな、高いな、とか言って。え、1000円でええの?うそ、とか思って。
耳付きの霧の箱の裏書き付きの花入れを買っちゃったんです、そこでね。
そしたら、裏側の方来ましたらね、本漆の朱塗りの足付きのお膳が5脚あったんです。
それで、金の縁取り、金で縁取ってあるんですね。で、うわー、とか思って。
で、足のところはね、黒の漆なんですよ。もうクラッとなりまして、これはおいくらですか?ってお尋ねしましたらね。
そしたらね、お値段1500円って書いてあるんですよ。私、1枚1500円かと思って。
1枚1500円、ちょっと高いな、5脚やったらちょっと高いな、と思ってたら、
そこのお兄ちゃまが、これ、霧の箱も付いて、全部で1500円やで、とおっしゃったんですね。
えー、とか思って、うそー、霧の箱どれですか、汚い霧の箱持ってきてくださって。
でもね、ちゃんと前に銘が書いてあって、昔の霧の箱のように、ひぼをかけるところの手で下げれるような、なんて言ったらいいんですか、
旅ダンスみたいな、ちゃんとそれが付いてるんですよ。
で、中の蓋も縦にカポッと入れて、キーッと押すタイプの分なんですね。
で、この箱要る?っておっしゃったんです。
もう、絶対それ要ります!って言ったので、
私はその花入れと、そのご客の朱塗りの足つきの水物膳って言うんですけれども、
それのお金をお渡しして、それでね、
先に用事を済ませて、来ますって言って、
用事を済ませて、そこに戻ったらね、一生懸命ね、
大きな大きな杯と、杯台、
なんかね、三三駆動の時に使うような大きな大きな杯台に、大きな杯が4枚乗っかってるんですね。
それもその朱塗りと同じ朱で、しかも金で彫ってあって、そこの彫ってあるところに金を埋めてあるんですけどね、
それが全部松なんです、地方。
杯台は。で、大きな杯の方には松と鶴がね、彫ってあるんです。
もう私、クラッとなって、
これ全部で2500円やけど、これもあげるから、この隙間がガサつくから入れといてあげるわって言って、
一生懸命入れてくださったんですよ。
で、うっそー嬉しい。
で、ちょっと雨がばらついてたんですが、
ショールを頭にかぶって、その大きな霧の箱を抱いて、
で、袋に入れてくださった花入れの霧の箱を下げて、ハンドバッグを下げて、
バスの方にね、向かったらね、夫が出てきてくれたんですね。
そしたら、何こうたん?みたいな感じで。
それで、運転手さん呼んでいただいて、スキンの板とか入れる下を開けていただいて、
そこにね、入れましてね。
もうね、最初のね、休憩地点からそういう状態で、
記念館の見学
で、そこから舞鶴港に入りましたら、
真っ暗な雨の中、大雨の中出発したのに、パーッと青空が広がりましてね。
それでね、舞鶴港に停泊している護衛官が、
1、2、3、4、5、6隻くらいあったんですね。
もうびっくりしまして、
で、向かいの対岸にはね、民間の整備工場があるんですね。
で、そちらに入っているね、護衛官とかもいてるんですね。
もうなんだか圧倒された1日で、
で、そのすぐ隣に記念館ってあるんです。
そちらも見学させていただいて、
その記念館に入る前にね、
赤レンガのところ通っていくんですけれどもね、
その記念館とか事務塔とかいっぱいある建物が、
ほとんど昭和初期の戦前の建物なんですね。
もうびっくりしまして、で、私たちは喧嘩をいたしましてね。
ちゃんと会長さんがお浜を用意してくださってたんですよ。
で、普通でしたらそこでね、海浮かばが流れますよね。
ですのでね、なんか私は戦略してますので、
頭の中でね、海浮かばがね、こう流れてきたんですよ。
そしてもうなんかうるうる状態になって、
まあ本当にね、いろんな体験1日、本当に楽しく。
で、その後は赤レンガ倉庫の中のカフェで、
温かいアップルパイと冷たいチーズケーキ。
で、夫はコーヒー、私は紅茶で。
なんだかね、本当にね、いっぱいこう、
かなわなかったというのは、夢に見ていた手旗信号の操縦士はかなわなかったんですが、
それ以上にいろんなものをいただいて帰ってまいりました。
でね、非常にサボってました間にね、
教授にね、お伺いしたんですね。
その武蔵の五輪の書に出てくる、
太刀の道をちゃんと使わなければいけないと。
太刀の通る道、まあそれはなんとなくわかるんですよ。
空力の良い方向に行かなあかんということですよね。
斜めで、真横に切ったりしたら、それはスピードは出ないし、力も出ませんよね。
刀と竹刀の違いというのはわかるんですが、
前に出てきました錐の巻きの切先返しって言うんですね。
切先返しっていうのは、私が考え、私が思っていた、
剣線でこうペコッと返すだけではなく、
腕は伸ばしたままで、刀は後ろに水車のように回す、
手首を回して、その勢いで振り下ろすみたいなのも切先返しというらしいです。
そういう技は最近あまり見かけませんが、
私の若い頃、小娘の時代には、
そういうまるでバトンのように竹刀を回す先生がいらっしゃいました。
小手返し面なんか、本当にそれでそうです。
その先生と話していた日曜日、
この前私たちが出たAチームが準優勝したお祝い稽古会があったんですね。
そのお祝い稽古会に久しぶりに若手が集まったんです。
盛大なお祝い稽古会になってみんなで記念撮影して、
非常に楽しく過ごしたんですけどね。
その時、若手の男の子で一人、
商談審査に向かっていた子がいてたんですけどね。
2度目の挑戦だったんですけどダメだったんです。
それで、誰かにビデオを撮ってもらっている?
もし撮ってもらってたら送って頂戴ってLINEを送りましたらね、
武道と心のつながり
ビデオを送ってきてくれたんです。
それを見て、率直な意見を10本ほど売っているんですが、
1本目から全部書いて送ったんですよ。
そうしましたらね、非常に喜んで返信が来ましてね、
もうこんなに丁寧にお教え頂くなんて、みたいな感じで、
もう頑張ります、お励みになります、ずらーって書いてあるんですよ。
私はね、長いこと五段に滑りましたんでね、
その気持ちは分かるんです。
彼はまだ2回しか滑っていませんが、
2回滑るということをね、
どれだけ屈辱的なことなのかというのをね、
私は身をもって体験しているんですね。
だから、今度3度目は絶対に間を空けずに、
受験しなさいって。
それは私だけの意見じゃなくてね、
この大先生がそう言っているんだから間違いないわよって言ったんですね。
そうしたら絶対受けますって言ってくれて、
もうなんだかね、
本当にね、世代は違えど、
親子以上に違いますけれどもね、
それでもこのように、
気持ちが通じ合うっていうのがね、
これ、本当に武道ならではのことだわってね、
つくづく感じたんです。
私が五輪の章を読むことによって、
宮本武蔵先生とのつながりっていうのがね、
徐々に出来上がってくるんじゃないかっていう風にね、
本当に思うんですよね。
一方的ではありますが、
武蔵を我が師にしている方っていうのはね、
たくさんね、今までこの長い歴史の間、
どれくらいのたくさんの弟子を育てたでしょうね。
五輪の章を残すことによって、
それはすごい数になると思うんですよ。
打つと当たるの違い
私ですらそう思ってるんですからね。
ということで、
もうなんか忘れそうですけれどもね、
ついの巻、ちょっと読み進めて、
22ですね、22個目、
一つって書いてあるんですが、
その一つ一つっていうのが、
22番目にくる一つですね。
一つ、打つと当たるということ。
打つということ、当たるということ、二つなり。
打つという心はいずれのうちにても、
思い受けて確かに打つなり、
当たるは行き当たるほどの心にて、
なんだか、なんと強かったです。
すいません、ちょっといびきが入りましたので、
編集したいと思います。
失礼しました。
打つと当たるということ、22番目です。
打つということ、当たるということ、二つなり。
打つという心はいずれのうちにても、
思い受けて確かに打つなり、
当たるは行き当たるほどの心にて、
なんと強く当たり、
たちまち敵の死ぬほどにても、
これは当たるなり。
打つというは心得て打つこと、
打つところなり、義務すべし。
敵の手に手も、足に手も、
当たるというはまず当たるなり、
当たり手の血を強く打ったためなり、
当たるは触るほどの心、
よく習えては格別のことなり、工夫すべし。
非常に難解です。
ちょっと訳文を読んでみたいと思います。
打つと当たるということ、
打つと当たるとは別のことである。
打つとはどの打ちであろうとも、
思い定めてしっかりと打つありようである。
当たるとは張り合ってぶつかるありようであって、
どれほど強くぶつかって相手が死するほどであっても、
当たるである。
打つとは意思して打つことである。
よく考え尽くすべきである。
当たるとは相手の手にせよ足にせよ差し当たり、
張り合ってぶつかることである。
当たった後で強く打つためである。
当たるとは触れるといったほどのありようであり、
習得するならば打つとは根本的に別のことである。
えー、ちょっと。
わかりません。
失礼しました。
練習が何度も入って申し訳ございませんでした。
結局、打つという気持ちで打つのと、
刀が当たるというのとは全く別問題だということだと思うんですよね。
それは、しない剣道をしております。
我々は、
斬るということを本当は意識しなければいけないということは、
しきりに言われるんですけれどもね。
その違いをだけだと思ってたんですが、
実際に刀、
生死をかけた戦いをしていた時代の人たちも、
刀が当たるということと、
どんなに激しく当たっても、
打つという意志があって打つのと、
当たってしまったというのとは全く別問題だという風な、
こういう考え方があったということは非常に驚きでございます。
今日はここまでにしたいと思います。
なんだかね、今日編集ばっかり入っちゃって申し訳ございませんでした。
ちょっとね、休んでなんだかあれでしたけれども、
また明日から続けていきたいと思います。
ありがとうございました。
23:22

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