2025-11-21 25:42

五輪書#19 と更地


---
stand.fmでは、この放送にいいね・コメント・レター送信ができます。
https://stand.fm/channels/646768d60b5e6b2d87d53686

サマリー

今回のエピソードでは、八段審査や剣道の稽古を通じた教訓について語られています。日常生活での姿勢や理想を保つ重要性、成長のための稽古の量についても触れられています。また、五輪書の内容を通じて身体と太刀の関係や古流武道の技術が論じられています。さらに、サラチに関する経験や教訓が共有されており、豊かな秋の訪れを楽しむことが呼びかけられています。

八段審査の厳しさ
みなさん、こんにちは。
今朝は朝稽古に行くつもりだったんですけれども、
すっごい長時間寝過ごしまして、
9時頃まで熟睡しておりまして、
やっぱり疲れてたんでしょうかね。
朝稽古に行く準備をきちっとして寝たんですけれども、
夫がね、今日ね、完全ということはないかしら、
午後からちょっとした仕事があるんですが、
午前中パッカーンと明けましたんでね、
明日は釣りに行ってくるぞって言っていさんで、
私が起きる前、4時頃起きて行ったんですね。
で、私、あと30分寝れるわとか思って、
30分ね、寝たつもりがね、
9時まで寝てしまいました。
本当に、朝ごはんは10時半ごろ食べました。
本当にね、昨日はね、
仲間が受けに行っている八段審査の初日だったんですね。
1100人ぐらい受けて、10人でしたから合格者、厳しいですよね。
で、この前の京都での、年4回あるんですが、
年3回かな、3回。
名古屋、東京、京都、3回でしたか。
あるんですが、その時にね、夫と一緒に行ったんです。
全くね、県道を観戦したことすらない夫を連れて行ったんですね。
そうしましたらね、やはりね、
夫は宮都をしていますのでね、
宮都とは決定的に違う点を何点か言ってくれたんですね。
で、それはね、会場内に入ってからの無駄な動きというのは、
絶対に宮都を慎まなければいけないらしいんですね。
で、県道の場合は、礼をしてから礼、礼から礼までですのでね、
案外自由なんですね。
さすがに、次のグループで待ってます、
パイプ室に腰掛けてらっしゃる方々は、きちっとお座りですけれどもね、
そこに行くまでの方とかは、やっぱりね、
なんだかこう、
無駄な、なんであんな無駄な動きをしてるのって私にね、質問しましたね。
で、私の仲間がもう何年も受けて、
いけそうって仲間同士なんでね、思った瞬間もあったんですけれどもね、
ダメで、1時は通るんですけど2時は通らないんですね。
で、何かを変えなければいけないんだろうなっていう話をしましてね、
稽古の重要性
昨日ね、夫とね、それであれば、
まずはその、礼から礼までじゃなくてね、
日常の姿勢とかね、
そこまで変えていったらどうっていう風なお話でしたね。
それを聞いてドキッとしましたが、
私なんぞはね、
内は早くてキレくて強いんだけれど、
自分の元の位置に戻るときに、
赤塚藤代の豆腐屋さんの息子みたいになっているらしいんです。
ショックですよね。
まだその稽古を続いている状態でそうなっているんですからね。
まあ本当にね、佐藤の先生がたった一人の時、
家でできたらもう完璧よっておっしゃった言葉を思い出しますね。
まあそういう風なことが、
次々と五輪の書にも出てくるんですけれどもね。
私が今日サボりました朝稽古の先生はね、
火曜日の朝稽古に伺った時に、
こういうことをおっしゃったんですよ。
上位になるに従ってね、
どんな人とも稽古をしなければいけない。
どんな変な癖のある年老いた方ともしなければいけない。
しかしそこで自分の構えとか、
自分の剣道に対する姿勢であるとか、
自分の理想とかを絶対に崩してはいけないっておっしゃったんですね。
往々にしてね、これって日常でございますよね。
ちょっとピキッとくるような人とかね、
そういう風な人に出会った時に、
何なの?みたいなね。
ちょっと腹立つわね、みたいな。
ちょっとこっちのね、
理想とする自分の姿じゃなくなる時ってありますよね。
もちろんね、日常生活も同じなんだけれどもとおっしゃったんですけれどもね。
やはり構えて霊から霊の間だけね、
背筋がピシッとなるなんていうことは、
あり得ないのかもわからないですね。
本当にね。
書道でもいつ何時隅と筆を持たされて、
これを書いてくださいと言われて、
そこで書けるかどうかですよね。
絶対的な稽古量っていう風に書道の師匠はおっしゃいましたが、
本当にそれはね、
どの先生方もおっしゃいますよね。
絶対量、絶対量が違うんだと。
師匠選びの教訓
一桁も二桁も違うんだとおっしゃいますね。
本当にね。
で、昨日の続きでございますが、
少し進めたいと思います。
錐の巻きはね、こういう風に次から次へと、
技についてね、細かく書かれております。
で、これもね、
もうあとわずか、わずかというかね、
もみじまでが二重なんですね。
で、えっと、
三十、三十六あるんですけれどもね、
結構ありますね。
でもページ数にしたらね、四ページぐらいなんですよ。
いやー、このね錐の巻きのね、
後期に、後書きですよね、
の最後の一行がね、
これ有名な言葉ですよね、
千日の稽古を短とし、
万日の稽古を廉とする。
よくよく考え尽くすべきである。
短廉とは、ということですよね。
私が小学生の頃に教書に出すときは、
先生に見ていただくときには、
必ず二十枚練習して、
その中で一番いいのを、
その日に先生に見ていただいて、
添削するっていう決まりがあったんですけれどもね。
それを毎週ですから、
四回続けてその中でいいのを出してたんですけれどもね。
我が師匠、お若い方ですが、
香川県にお住まいの師匠にこの前、
お会いして聞きましたらね、
先生が小学生の頃は、
一つの教書に対して、
五百枚書いてたらしいんですよ。
ね、まあそういうことですよね。
天才ってそういうふうにして生まれるんですね。
で、この前、私が出場しました試合にね、
四十歳以上の試合に、
親御さんに連れられてね、
応援のために、
っていうか貴重品を持って防護を見張り役みたいな、
そんな役に借り出されてた中学生がいたんですね。
彼は武道館のね、
観客席、2階の観客席で私たちのすぐ前にいて、
一応アップの時も一緒にね、相手をしてたんでね、
稽古着袴をつけされてね、
大人のアップに付き合わされてですよ。
それで荷物を見張って、
何をしてたかというと、
今度の次の模試の問題書を取り出たんですよ。
理科でしたけれどもね。
でね、頑張ってるわねっていうお話をしてて、
実はね、おばちゃんね、
東大のね、卒業された塾の先生にね、
最近しばらく習ってたんだけれども、
東大に行く子って、
7回でも8回でもやり直すんだって伝えましたらね。
でね、それで考えてる暇はもったいないからね、
すぐ答えを見るんだって言ったんですよ。
そしたらね、びっくりしてね、
そばにいらしたお母様に、
そら見てごらんよみたいなお話をし始めたんですね。
答え見たらダメって言うけれどもな、
答えすぐ見なさいって言ってるやんかとか言って、
そこで親子の通いが始まったんですね。
いやいや、おばちゃんもね、
つい最近までそれを知らなかったのよ。
東大に行く子はね、7回でも8回でもやり直す根性があるだけなのよって言ったら、
嘘?とか言って喜んでましてね。
安先生にはね、本当に感謝ですね。
そういうことを実際に教えいただいたっていうんでしょうかね。
英語を一生懸命教えてくださってるんですが、
英語はいいんで、数学をラジオで。
理系の先生ですからね。
やっぱり数学物理のお話とかしてほしいですね。
ちょっとそれはさておき、
今日も八段審査2日目ありますけれどもね、
1000人前後の方が受験されて、
10人前後しか通らないと思うんですが、
我々の朝稽古の仲間からもね、何人か受けてきました。
どうなんでしょうね。
一番親しい地元の仲間は、
昨日落ちて帰ってまいりました。
何年間落ちてるかもう感情できないぐらい落ちております。
でまた夫との話に戻りますがね、
結局ね、受かった人と受かれなかった人の
違いがね、見えてこなければ合格できないんじゃないかというお話がね。
私はそれを本当に思います。
素晴らしい人を素晴らしいと思えるっていうのもそうですし、
自分が師匠を選ぶ場合に、
どの人を選んでいくかっていうのも、
そこを研ぎ澄ませていかなければ大変なことになると思うんですよ。
私それでね、娘の師匠を選びに失敗したことがあったんです。
日展に8回入選されている方がお近くにいらっしゃって、
急に就職することが決まりましたのでね、
それまで進学だったのに急に決まりまして、
半年間、半年以上あるのでね、
その間だったらどうにかなると思い、
ねじ込んだんですよ、そこの教室に。
そうしたら全く駄目でした。
なぜかというと、その先生は総所業所で入選しているんです。
会所で入選しているわけじゃないんです。
会所の字を見て愕然としました。
本当にね、総所業所が欠けて会所が欠けない先生っていうのは、
山ほどいるんだなっていうふうなことを実感しましたね。
だからその受賞歴とかね、その人のプロフィールとかに騙されてはいけない。
実際にその方がどんな作品を残し、
どういう活動をされてきて、
どういう実績を残されているか、
もうそれに尽きると思いますね。
私はその先生の字も見ずに、
2.8回入賞というだけで、
慌てて娘をねじ込んだんです。
五輪書の理解
半年間は水の泡でした。
で、何でしたっけ。
五輪の少年。
もみじの内ということまで行きました。
これが20項目目なんですね。
21、21とは書いてないんですよ。
全部一つ一つって書いてあるんですが、
一つ。
太刀に代わる身体ということ。
身体と書いてますが、身体と読みます。
私たちは身体に代わる太刀という、
身体に代わる太刀とも言う、
操じて敵を打つ体勢において、
太刀と身体を同時に運んで打つのではない。
これすごいですよね。
私たちは右足と右手が完全に一致して、
それと竹刀が完全に一致しなければいけないということを
散々厳しく教えられてきましたが、
操じて敵を打つ体勢において、
太刀と身体を同時に運んで打つのではない。
これね、よく感じることがあるんですよ。
昔のすごい先生方は、
よく片手突きをされたんですね。
片手突き、左ストレートパンチですね、
ボクシングというと。
それがあまりにも早すぎて、
声が追いついていかないんですね。
バサーッと打って、
その反動で手を引きますよね。
ボクサーでも打ったら打ちっぱなしじゃなくて、
バカッと元の位置に戻りますよね。
戻った頃に、
ツキッという風に聞こえるんですね。
どうにしたってそうですね。
パーンという音がするんですね。
ものすごい音。
今の子たちのように、
片手で打ったり、
面を受けてから打ったり、
そういうことは一切なさいませんので、
必ず顔の前で、
両手でバチッと打つんですね。
横なんかに流れてたら、
カチンとかいう音になるんですが、
絶対に前で打つんですよ。
ですので、ものすごく速いんですね。
ものすごく速いし、
両手にきっちりと力がこもってるんですね。
打った瞬間ね。
だからパカーンという音がするんです。
音が全然違うんです。
その後に抜けていくときに、
ドーという声が聞こえるぐらいの、
そういう経験はあります。
コテもそうですね。
もう異常に速いので、
昔の先生ね、
コテのことをね、
おコテとかね、
おめんとか言ってた時代があったんですね。
明治、大正生まれの先生方でね、
中にね、
そういう先生が何人かいらっしゃったんですよ。
私たちがまだ子供の頃ですよ。
おコテっていうオのときに、
パクンという音がしてるんですね。
コテっていう感じで抜けていくんですよ。
だから、
体がなんとなく先っていうのはね、
なんとなく理解はしてるんですね。
子供の頃からね。
そうして敵を撃つ体勢において、
太刀と体を同時に運んで撃つのではないっていうのもね、
なんとなくは分かるんです。
敵の撃つありように応じて、
体を先に撃つ体勢とし、
やはりそうですね。
太刀は体の体勢に関わることなく撃つ。
体が敵に向かわないまま太刀で撃つこともありはするが、
体は大体は体を先に撃つ体勢とし、
太刀は後から撃つのである。
よくよく考え尽くして撃ち、
習うべきである。
まだですので、
私たちが感じていることを
さらに踏み込んで
武蔵は
体で
体が打ち込んでいって
後から太刀がついてくるんだっていう風に
そこまで高速度に分析してますよね。
その時にビデオとかビデオ撮影とか
サラチの魅力
そういう技術のない時に
肉眼で
そういうことを判断するんですからね。
すごいですよね。
やはり
私たちは何の稽古をしているのかと申しますと
日々ね、動体視力の稽古をしていると思うんですよ。
日々PK戦
最初から最後まで
PK練習の稽古をしているのは
剣道とボクシングと卓球と
そういう感じだと思うんです。
モータースポーツもそうかもしれないですね。
テニスもそうかもしれない。
だから
ここの部分は
最初は私が小娘の時に呼んだ時は
全く分かりませんでしたけれども
今はもうしみじみと味わえますね。
それだけ熟女に成長したということなんですね。
と思いますね。
なんだか今日は
おしゃべりが多くなりまして
もう20分過ぎてしまいました。
ここら辺にして
一つしか進めませんでしたが
明日はもう少し進めたいと思います。
明日はね、21から25ぐらいまでいけたらいいと思うんですが
では、皆さま、世間では
明日から週末ですか?
私は
いよいよこう
お尻に火がつく
お茶会と
それと
画学の発表会
お茶会の方が先ですが
お茶会今月、画学の発表会来月半ばですが
それに向けて
ちょっとシビアな稽古を続けたいと思います。
11月は非常にハードな月でしたが
それでもちょっと甘かったですね。
いろんなことで
途中で弓の矢が緩んだりしたこともございましたが
いろんな発見もございまして
実り多い秋になりつつあります。
では皆さまも
紅葉の時期でございますので
ぜひとも楽しんで来ていただきたいと思います。
あちらこちらで
葉は色づいて
もう雪の国もあると思いますが
それとね
昨日ね
ボイシー
素晴らしかったですね
ボイシーの
聞くだけで家が帰るラジオ
加藤博之先生の
サラチのお話ね
本当に今日
拝聴したんですけれどもね
サラチで
能天の必要なサラチなんて言ったら
もう言いたいこといっぱいありました。
本当にね
やっぱりね
経験って大事ですね。
私って経験できたんだわって
いろんなね
苦労もございましたけれどもね
本当に
冷や汗をかくようなことが
何度もありましたが
それって全て身になるんだわっていうことをね
今日初めてまざまざと知りました。
本当にね
では皆さま
今後
農場を買い求めになる方も
頑張ってくださいませ。
サラチ
非常に魅力的ですよね。
では皆さまごきげんよう。
25:42

コメント

スクロール