観光客によるオーバーツーリズムの影響
Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが、見たり、体験したり、感じたことを、ゆるりと配信する番組です。
オーストラリア人は日本が大好きなんて言い切ってはいけないのですが、日本に旅行に行く王子はとても多いと感じます。
私が日本人なので、日本が好きな人に話しかけられたり、日本に行ったことがあるよっていう知り合いも多いです。
SNSで流れてきたアメリカ人の動画の中に、日本に行ってはいけないってキャプションが書いてあったんですね。
一体どうしたのかしらと思って、その動画を見ると、日本に行く前には誰も教えてくれなかった。
日本に行ってから、私はすべてのことを日本と比べてしまい、日本は綺麗で、人は優しいし、食べ物も美味しいし、
日本に行きたくて、仕方なくなってしまったの。どうしたらいいの?
日本を知ってしまった今は、もう知らなかった時には戻れない。
だから、次の日本に行くのチケットを予約したわ、というものでした。
日本を訪れた人の多くが、日本の綺麗さ、礼儀正しさに驚いているようです。
日本人として日本で暮らしていると当たり前で気がつかなかった日本のカルチャーが、外国人に与える印象というものが、こんなにも強いものなんだって改めて感じました。
日本は島国で、この日本に住む人というのはほぼほぼ日本人、そしてみんな日本語を話している。
長い歴史を持ったこういった国というのは、あんまりないのかもしれませんね。
日本はマナーや規律に細かくて、自由が少ないって感じて、外国の方がのびのびと生きられるという人の声もありますよね。
逆に、日本の方が自分の性格に合っていると感じている外国人もいらっしゃいます。
どの国の人でも個々の個性というのはそれぞれだと思いますが、やはり国民性というのはあるのかなって思います。
日本のネットニュースを見ていると、ここ数年オーバーツーリズムの問題が目につきます。
例えば京都では、舞妓さんの後をつけてスマホで撮影したり、あと住宅街に入り込んで大声で話したり。
地元の人にとっては生活の場がテーマパークになってしまっているって感じられているようですね。
また北海道では、農地に勝手に入ってしまって写真を撮る人が多かったりとか、
仕打ちということで立入は禁止されているのに、SNS映えのためにルールを無視する人がとても多いというニュース。
鎌倉ではアニメの聖地巡礼というのがブームになっていて、踏切に人が集まりすぎていて地元の通勤や通学に市長が出ているというニュースもありました。
こういった事例というのはほんの一部だと思うんですが、でもどのケースでも地域の人たちの暮らしと観光というものが
衝突してしまっているという点では共通していますね。
新幹線の指定席問題
そして最近よく見かける記事で、新幹線の指定席問題があります。
自由席を買った観光客が指定席に座り込んでしまうケースというのが多いということでした。
誰も座っていないからって勝手に座ったり、正規の利用者が来ても届かなかったり、
車掌さんが来て注意しても英語が通じなかったりトラブルになることが多いそうです。
私が知っている王子も日本に行った時に間違えて指定席に座ってしまったという話をしていました。
その人は座っていたら車掌さんに注意されて自由席に移動したそうなんですけど、
そもそも自由席と指定席というものがあることを知らなかったとか調べなかったそうなんですよね。
チケットを買う時に緑の窓口で買ったそうなんですけど、どこどこに行きたいって言って、
その後のやり取りでおそらく自由席か指定席かというのを聞かれて選んだと思うんですけれども、
ちゃんと理解ができていなかったみたいですね。
記事には間違ってしまって注意されたのにどかない人がいるというふうにあって、もうびっくりしましたね。
これは日本人の観光客同士でも起こっている問題らしいんですけれど、
観光のバランスを考える
そんな人がたくさんいるっていうことなんですかね。
私はこれまで数回しか新幹線やチケットが必要な電車っていうのに乗っていないので、
そういった席のことで揉めたっていう場面にはあんまり出っかわしたことがないんですよね。
お仕事などでよく新幹線などを利用される方っていうのはこういった場面よく見かけるんでしょうか。
新幹線や飛行機、または劇場とか映画館で自分の席に誰かが座っていたときってちょっとドキッとしますよね。
まず自分のチケットをよく確認しますよね。もう2度も3度も確認して、
ああやっぱりあってるなあ、でもあの人あそこに座ってるどうしようって思いますよね。
その後声をかけるんですけれども、その人がごめんなさい間違えてましたみたいな感じで言ってくれれば何も問題は起こらないのに、
よくわからない言いがかりを続けてこられたら驚きますよね。
しかもその人が言葉がわからない人だったらなおさらエネルギーを使います。
言葉がわからなくてもチケットを見せたらね、普通は理解できると思うんですよ。
でも今問題になっているのは意味のわからない強い自己主張によってきちんとチケットを持っている人が嫌な思いをしているということです。
私はこういった理不尽なことが本当に嫌なんですよね。
わからなかったとか間違えたっていうのであれば仕方がないですよね。
知らない人が座っていた他の席に座ることになってちょっと不快ではありますけど、それは我慢できます。
でもチケットもない、そんなの知らない、私はここに座りたいんだというただのわがままを通そうとする態度っていうのは許せません。
なのでこういった記事を見るたびに行き通りを感じています。
先日見た別の記事では、電車の優先席でお酒を飲んだり、お寿司やおつまみを食べだしてまるで宴会のような態度をとっていた外国人観光客に、ギャルがここは日本だ、ルールに従えとビシッと言ったとありました。
そんな外国人がいることにも驚きなんですが、注意できない大人が多いというのも事実なんですね。
各種私もそんな場面に出くわしたら、そのギャルたちのようにビシッと言えるかしらって考えてしまいました。
昨今の日本では他人の子供も叱りにくいですし、何かあっても見て見ぬふりが一番無難だなぁなんてなってきていますよね。
声を上げた人が損をするということも多いように感じます。
色々な国の言葉で書かれた注意書きを貼るという対策もあると思うんですが、チケットを持っていないのに指定席に居座り続けたり、優先席で飲み食いして騒いだりするような人たちには、張り紙くらいでは効き目がなさそうに感じます。
注意書きといえば、いつからか日本の駅や電車の案内板が色々な国の言葉で表示されるようになりましたよね。
日本語と英語だけで良いのでは?と思いましたが、日本を訪れる外国人の方に分かりやすいようにと配慮をしているわけですね。
こういったおもてなしや配慮をするのは素晴らしいんですけれども、やりたい放題の外国人には、あのギャルたちのようにビシッと言わなければいけませんね。
オーバーツーリズムが生み出した新たな課題の一つが見えたような気がします。
観光は地域にとって大きなチャンス、でもやり方を間違えると人の心や暮らしを壊してしまいますね。
訪れる側と迎える側がお互いの立場を思いやれる関係であるためにはどうしたらいいんでしょうか。
私たちがいい旅だと思っていたものが誰かにとっての負担になっていないか。
観光を楽しむことと守ることのバランス、そういったことを最近のオーバーツーリズム問題から考えさせられました。
あなたはオーバーツーリズム問題に遭遇したことはありますか。
この問題についてどう思いますか。
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本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
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そして最後までお聞きいただいたあなたに、
ここで今日のメープルクイズ。
先日ビーチを散歩していた時に、とってもかわいい出会いがありました。
メープルが出会ったかわいいものとは一体何でしょうか。
正解は概要欄をご覧ください。
それでは今日はこの辺で、メープルでした。
