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Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組はオーストラリア、メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことをゆるりと配信する番組です。
万引き事件の目撃
先日、スーパーに行ったら、お菓子売り場のレーンの真ん中あたりで、男女のカップルらしき二人が目についたんです。
男の人の方がプリングルスというお菓子ありますよね。あれを食べていて、女の人は手に15センチくらいまとめて取ったプリングルスを持っていて、二人で食べながらお菓子を見ているんです。
あれ、お会計前に食べちゃったのかなって思っていたら、男の人が持っていたペットボトルの水をね、グイッと飲み干して、そのペットボトルを棚の奥に置いたんです。
あれ、あの二人なんだか怪しいぞ。そう思いながら私は隣のレーンを回って、彼らがいるお菓子売り場の反対側に移動しました。
その時ちょうど女の人がチョコレートをポッケに入れて、男の人は持っていたプリングルスの入れ物を棚に戻しました。
ああ、やっちゃってるよ。お店の人は見てないし、セキュリティも今日はいないなぁなんて思いながら、私はレジに向かいました。
セルフレジに行って私がお会計をしていると、その二人組があちらから歩いてきました。
そして私の後ろを通って、何食わぬ顔でスーパーを出て行きました。
私は以前ショッピングセンターのようなところに行った時に、背の高い若そうな男の人がお菓子売り場を行ったり来たりしていて、なんだか動きが変だなって思ったので、
チラチラ見ていたんですよね。そしたらね、その人はちょっとどっかへ行ってしまいました。
その後、その人何してたのかなってちょっと気になったので、そのお菓子売り場を見てみると、売られている袋詰めになっているお菓子が開けられて、そして荒らされていて、食べられていました。
そして床にはお菓子のゴミが散乱していたんです。 あの人はお菓子を開けて、その場で食べて、ゴミを捨てていったんです。
万劫というか、ただ食いというか、こういったことって結構あるのかもしれないなって思いました。
治安の現状とトラブル
メルボラの治安は比較的良いと思います。 スリやおきびきなどもヨーロッパに比べると少ないかなと思うので、かなり安全かなと思っています。
私は夜遅くに一人で外出をすることがないということもあって、あまり実情を知らないのかもしれないのですが、
私自身が何かトラブルに巻き込まれたということはありません。 ただ日本人がトラムを待っていていきなり殴られたとか、
カバンを盗まれたりひったくられたりしたというような事件もあったようで、 日本領事館から注意喚起の連絡がメールで届くことがあります。
メルボルンシティを歩くと、ホームレスの多さに驚く旅行者も多いのです。 そんなメルボルンですが、先日ショッピングセンターで、
ナタを持った若者たちの乱刀事件がありました。 これはですね、5月の25日にメルボルンの北の方にあるショッピングセンターで、
若い男性グループ同士がナタやナイフを持って乱刀するという事件があったんです。 25日は土曜日だったんですが、その土曜日の午後に家族連れで賑わうショッピングセンターの中で、
突然大声が響いて多くの人が逃げ惑い、子どもたちは泣き出して現場はパニック状態だったそうです。
現場に居合わせた人のビデオなどでは、パニックになった人たちが逃げ回る様子というのが映っていました。 警察によると、この事件は無差別なものではなく、グループ間の対立による往復だった可能性が高いとされています。
これを受けて、ビクトリア州政府はナタの販売を即禁止しました。 しかも9月からは、禁止法も施行されるそうです。
2024年には、ビクトリア州で記録的な数のハマノが押収され、ナタの使用が犯罪に関連しているケースというのが報告されていました。
ナタって農作業用の道具として使われるんですけれども、最近では武器としての使われ方が問題視されていたそうです。
銃規制改革の歴史
このナタの規制を見て、私は1996年のポートアーサー銃乱射事件を思い出しました。 このポートアーサー銃乱射事件というのは、1996年4月28日にオーストラリアのタスマニア州観光地であるポートアーサーという場所で発生した大量殺人事件のことです。
犯人は観光客や職員を無差別に銃撃し、35人が死亡、15人が負傷しました。 この事件はオーストラリア史上最悪の銃乱射事件とされ、国中に衝撃を与えました。
この事件後、当時の首相であったジョン・ハワード氏が迅速に行動し、全国的な銃規制改革を実施しました。 その銃規制の内容というのがセミオートマチック銃弾の一部銃器の禁止、銃の免許制登録制、
そして約65万丁の銃を回収するバイバックプログラムというのを行いました。 これの驚くべきことというのはスピード感です。
たった数ヶ月で全国的な法改正をやってのけたんです。 銃を持たせないという明確な方針で多くの命を守ってきたオーストラリア。
だから今回のナタの件も危険なものが人の手に渡らないようにするという同じ考え方が見えてきますよね。
メルボルの治安はそれほど悪くないと思っていましたが、こういったことがあるとちょっと不安になります。 そして実際に犯罪率は去年から13%以上増加。
特に若者による暴力事件が増えている。 ギャング関係の構想や降伏行為も目立ってきている。
こういった事実があるんです。 ナイフやナタを持ち歩く若者が増えていて、銃ほどではないから大丈夫とは言えなくなってきています。
もちろん多くの人にとって日常生活は安全ですし、そこまで恐れる必要はないのですが、目を反らしてはいけない問題だなと感じます。
今回はナタの事件とガンコントロールと呼ばれる銃寄生改革についてお話ししました。
オーストラリアは何か起こった時の対応が本当に早くて徹底している国だなって思います。 それでも法律だけで完全に防げるわけではありません。
どこで何が起きるかわからない今、一体どうしたら良いのでしょうね。 人事だと楽観視しすぎても、
心配しすぎて精神的に参ってしまってもいけないですね。 リスクを考えて行動範囲を選んだり、周りに気を配ったりすること以外、自分でできることっていうのはないですかね。
物騒な事件が起こりニュースを騒がせることも少なくない日本ですが、海外から見ると日本は治安が良くて安全でいいねとよく言われます。
だからこそ日本人は海外旅行に行くときには現地の情報を調べたり注意をしつつ旅を楽しみたいですね。
今日は最近見かけた万引き犯の話題かな、メルボルンの治安についてのお話でした。
最後になりましたが、明日から6月です。 梅雨時期で憂鬱になりがちな6月を元気に過ごそうということで、6月のメープルインメルボルンはスペシャルマンスです。
どうぞお楽しみに。 メープルインメルボルンでは番組あてのお便りをお待ちしております。
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先日メルボルンにある無印良品で半額になっているものを買いました。 それは何でしょうか。
ヒントは美味しいものです。 正解は概要欄をご覧ください。
それでは今日はこの辺でメープルでした。