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2023-08-19 14:15

Ep.34 老舗映画館で日本映画を見たよ

毎年行われるメルボルンインターナショナルフィルムフェスティバル

見たかった日本映画の「怪物」

日本語と英語の違い?ここで笑うの?

映画はカルチャーを知っていると理解度が上がる

ブス女って?!

コミュニケーションって難しいよね


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Maple in Melbourne こんにちは、Mapleです。この番組はオーストラリア、メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことをゆるりと配信する番組です。
先日、久しぶりに映画館へ行ってきました。 インターナショナルフィルムフェスティバルという映画祭が毎年行われているんですけれども、
これでは色々な国の映画が上映されます。 毎回日本の映画も上映されるので、気になる作品がある時には見に行っているんですけれども、
今回は気になっていた怪物が上映されるということで見てきました。 日本でとても話題になっていた作品なので、
見に行かれた方も多いかと思うんですけれども、この怪物という作品はコレーダー監督の作品で、安藤さくらさんや長山英太さん、田中由子さんが出演されている映画になります。
コレーダー監督の映画はこれまでいくつか見たことがあって、 そして父になると万引家族はメルボルンで見ました。
今回見た怪物は、今年私は日本に一時帰国をしていたんですけど、その時にちょうど上映されていて、見たいなって思っていたので、このタイミングでメルボルンに帰ってきてから見ることができてよかったです。
この怪物のあらすじというのはこのように書かれていました。 シングルマザーの女性は息子の不可解な言動から他人教師に疑念を抱き、小学校へ事情を聞きに行く。
だが学校の対応に納得できず、彼女は次第に苛立ちを募らせていく。 詳しい内容は調べないで見に行ったんですけど、
予告編などから、学校でのいじめとか、教師と生徒の意見の食い違いということから、何かが起こるのかなって思うようなイメージを知って見に行きました。
この映画は見終わった後に、見た人とどうだったって話し合いたくなるような映画だなって思いました。
私は映画を見るのが好きなんですけど、見た後にどうだったかとか、あれはどうだったとか、考察のようなことっていうのはほとんどしないんですよね。
ああ面白かった、終わりみたいな感じ。 だからすぐ忘れちゃうんですけれど。
この映画は、いろんな立場の目線や考え方が交差していて、それが見えないからこそ複雑でもどかしくて、
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この映画を見た人それぞれの解釈がありそうなので、そういったところを見た人と話してみたいなって思わせる映画でした。
今回この映画が上映された場所っていうのが、1936年にオープンしたアスターという古い映画館です。
昔の劇場の雰囲気が味わえる、私のお気に入りの映画館です。
この映画館では昔の映画が上映されるんですね。以前に日本の七人の侍をここで見ました。
白黒の古い七人の侍です。 日本でもこういった古い映画、白黒の映画っていうのが映画館で見られるチャンスっていうのはあまりないですよね。
なので、こんな素敵な劇場で日本の七人の侍が見られて、その時はとてもラッキーだなって思いました。
900人ぐらいは入るかなと思う、この結構大きな映画館なんですけど、今回ここがすごい満席状態でした。
なので、メルボルンでの日本映画の人気、そしてこの怪物という映画の人気が伺いました。
日本人もたくさん見に来ていたと思うんですけれども、もちろんほとんどの観客は王子の人です。
英語字幕で上映されていたんですけど、ここで笑うの?というような場面が何回かあったんですよね。
日本人の感覚との違いなのか、もしくはちょっと面白かったら声に出して笑うという感情をストレートに出す人が多いのかちょっとわからないんですけど、
そんな場面が何箇所かありましたね。
日本の映画って、映像で時期を表すことが多いなって思うんですけど、他の国の映画もそうですかね、私あんまりフランス映画とかイタリア映画、スペイン映画とか見ないのでわからないですけど、
例えばこの映画の中でも、4月とか新学期が始まったばかりというような、そういう説明とか描写はなくても、桜吹雪が舞い散る東高の風景なんかを映すことによって、
4月なんだな、新学期なんだなっていうことがわかったり、あとは次に熱そうな夏の描写をすることで、あれからどのくらいの月日が経ったのかなっていうことがわかったりしますよね。
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それから日本のカルチャーを知らないと、例えば桜は4月、桜イコール4月、4月イコール新学期ということも気がつきにくいと思いますし、あとは子どもたちだけで学校に行ったりとか遊びに出かけたりするということにも、ちょっと違和感を覚える人もいるかなって思いました。
あと、作文を書く描写があるんですけど、日本語というのは縦書きをするっていうことを知っているのと知らないのとでは、この作品の理解に差が出るかもしれないなぁなんていうことも思いました。
私、この英語字幕というのを全く見ていなかったので、その字幕の中でそういったことがどれだけカバーされていたかというのはちょっとわからないんですけど、そういうカルチャーのことを知っているか知らないかっていうことで、作品の理解度って変わるのかななんてちょっと思いましたね。
この映画についての解釈とか、印象的な箇所っていうのは人によって様々だと思うんですけれども、私はコミュニケーションの大切さっていうのをすごく感じました。
自分が何を思っているのかというのを考えて、相手にどう伝えたらいいのかを考えて、そして相手はどう思うのかということを考える。
こういったことがうまくいかないと歯車がどんどん合わなくなっていくんですよね。
言葉を使ってコミュニケーションする私たちなので、うまく表現できる人とそうでない人には差がありますし、受け取り側の違い、そもそも考え方の違いなんかもあります。
自分の思っていることとか考えていることっていうのも、変わることももちろんあるし、よくわからない、何を考えているかどう思っているのかっていうのがよくわからない状態っていう時もありますよね。
親子、生徒と先生、職場の人々、友達、恋人、
いろいろな人間関係の中で生きている私たち。 自分の考えとは違う考えや価値観を持っている人がいて、その人とどのようにコミュニケーションをとったらいいのか、
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ちょっとそんなことを思いました。 車に乗っていて右折をするために信号待ちをしている時、
青になっても、その右側のところに歩行者がいたら進めませんよね。 そんな時、よく後ろの方からクラクションを鳴らす人がいるんです。
私はね、歩行者がいるから進めないんですけれども、後ろの人はその状況が見えていないから、信号に気づいていないのかなと思ってクラクションを鳴らしているのかなと私は思うわけですよ。
なんで進まないんだよという感じでクラクションを鳴らす人も結構多いんです。 鳴らされたって進めないのよ。自分のことばかり考えていて、もしかしたら進めない理由があるのかなっていう想像力を働かせて欲しいなって結構思うんです。
私が立場が逆だったら、青になっても進まないのはきっと何かあるんだろうなって思うんですけど、そういうふうに考えない人も結構いるなってちょっと感じています。
最近ネットで見かけたことなんですけど、ショッピングモールの飲食店に入ってレシートを見たらね、そこにブス女って書かれていたんですって。
そんな店員の態度が許せないっていうことでそのレシートをもらった人がね、意見箱みたいなようなところに意見をしたそうなんです。
そしたら実はそれはね、ぶどうスカッシュの略語でブスって書いてあって、子供さんにあげるお土産があって、それが女の子用か男の子用かがあったので、その女の子用だっていうことで女と書いたそうなんです。
なのでねお店側の略語だったそうなんです。悪気はなくてもこういったことが起こってしまうんですよね。
ブス女って書いたレシートをね、そのまま渡してしまったら、あのもらった人はどう思うかなっていう想像力が働かなかったんですよね。
それぞれの言い分や理由があったとしても、こういったねちょっとした日常生活の中でこういった行き違いっていうのは起こるんですよね。
行き違いが起こったときは言葉でコミュニケーションをとりますよね。言葉をどう伝えたらどのように伝わるのか、伝えられなかったら、伝わらなかったら。
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そう考えすぎると話すことをためらってしまいますよね。
でもまずは自分の気持ちを相手にわかってもらえるように伝えることができる力が大切かなと私は思いました。
この映画は少年たちの心の成長と戸惑い、人を思う気持ちはそれぞれありながらもそれぞれの人生を生きる大人たちの様子が描かれています。
エンドロールが流れたときは拍手が起こりました。 この怪物という映画、気になった方はぜひ見てみてください。
そしてもう見たよという方がいらしたら感想を教えてください。 今日はメルボルンの老舗映画館で日本映画を見たよというお話でした。
皆さんは印象に残っている映画はありますか。 よかったら教えてください。
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それでは今日はこの辺でメイプルでした。
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