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Maple in Melbourne
こんにちは、Mapleです。
この番組は、オーストラリア、メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことを、ゆるりと配信する番組です。
皆さんは、猫派ですか?犬派ですか?
何かペットを飼っていらっしゃいますか?
私は今、ペットはいないんですけれども、猫が大好きな猫派です。
2020年のメルボルンはですね、ロックダウンになったので、出かけられない日々が続いていたんです。
1日1回のお散歩が許されていて、その時は近所を歩き回る毎日でした。
お散歩中に出会う猫ちゃんなんかがいて、どこの家にどんな猫ちゃんがいるかっていうのがわかるぐらい毎日、うろうろしていましたね。
人懐っこい子がいたり、警戒心が強い子がいたりですね、それぞれキャラクターが違っていて、とっても可愛いですよね。
家のそばでも何匹か猫を見かけるんです。
2軒先にローラっていう猫ちゃんがいて、ローラがよく遊びに来ていたんですけどね、いつの間にかいなくなっちゃったんですよね。
それからグレーのすごく貫禄のある猫っていうのも一時よく見かけていたんですけど、その子もいつの間にかいなくなっちゃいました。
引っ越しをしたのかもしれないんですけど、猫ちゃんって結構いなくなっちゃうみたいなんです。
近所をお散歩中によく猫を探していますっていう張り紙を見かけるんです。
猫だけではなくて鳥とか犬なんかも見かけるんですけど、猫が多いような気がします。
ロックダウン中の話なんですけど、お散歩の帰りに家の前で向こうから人と猫が一緒に歩いてきたんですね。
その猫が私たちの方にすり寄ってきたので、「あ、可愛いですね。」ってその方に言ったら、その人はツンとした感じで、「私の猫じゃないのよ。」って言ってスタスタ歩いて行っちゃったんです。
猫はそのまま私の足元にすりすりしていて、「え、どういうこと?」ってなったんですね。
でも近所の猫ちゃんかなと思って、しばらくよしよしって撫でたりしてたんですけど、その後私たち家に入ったんですね。
でもその猫ちゃんは玄関の前に座り込んで、ずっとにゃーにゃー鳴いていたんですよ。
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どうしよう、なんでこの子は家に帰らないんだろうって、しばらく様子を見ていたんですけど、
しばらくにゃーにゃーって言ってましたけど、そのうちいなくなったので、「あ、お家に帰ったんだな。」ってその時は思ったんです。
数日後、家のすぐそばの電信柱に、「コニーという猫を探しています。」っていう張り紙を見つけたんです。
その載っていた写真が、あのうちの前でにゃーにゃー言ってた子だったんですよ。
あの時、お家がわからなくなって迷子になっていたのかもって、それでにゃーにゃー言ってたのかなって、
あの時、保護してあげるべきだったのかなって、すごく心配になったんですね。
とりあえず、そこに書かれていた連絡先に、あなたのうちのコニーを数日前に見かけたんだけれども、元気そうだったっていうこと。
あと、今度見かけたらまた連絡しますってテキストを送りました。
そしたら、飼い主さんからは、連絡ありがとうっていうことと、もしまた見かけたら教えてくださいっていう返事がきました。
その後、数ヶ月ぐらい経った頃、家の前にコニーがいたんです。
コニーだと思って、保護して飼い主さんに連絡しようって思ったんですけど、最初に会った時みたいにフレンドリーではなくなっていて、
結構警戒心が強くなっていて、捕まえようと思ったんだけど、逃げちゃったんですよね。
あれから辛い思いをして、人を信じられなくなっちゃったのかなって思ったんですけど、
でも、見かけたっていうことは飼い主さんにまた教えてあげようと思ってテキストをしたんですけど、その時は飼い主さんから返事はなかったんです。
連絡先が変わってしまったのか、もしくはもうどうでもよくなってしまったのかちょっとわからないんですけど、
でも、その時見たコニーはすごい痩せ細っていたというわけでもなくて、元気そうだったので、なんとか生き延びる方法を見つけたのかもしれないなって思いました。
そして、季節が変わるぐらいの頃かな、ある日の夕暮れに道の向こう側に2匹の猫がいるのが見えたんです。
1匹はコニーでした。もう1匹は知らない子だったんですけど、2匹はすごく仲良く住宅が並んでいる方面に走っていったんです。
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もしかしたら、近所の人がご飯をあげているのかもしれないですし、もう1匹の飼い主さんがコニーを一緒に飼うことにしたのかもしれない。
真相はわからないんですけど、コニーは新しいお家を自分で見つけたのかもしれないなって思っています。
猫って本当に面白いなって思う話がもう一つあるんです。
げりんの姉のお家のお隣さんが飼っていた黒猫の話なんです。
当時、お姉さんは犬を飼っていたんですけど、その犬が亡くなってから隣の黒猫ちゃんが遊びに来るようになったそうなんです。
当時は裏庭に遊びに来ていて、そのうち家の中に入ってきて、くつろぐようになって、時には鳥を捕まえて家の中に持ってきちゃったり、そんなようなこともあったそうです。
お姉さんも時々黒猫ちゃんにおやつをあげたりして、かなりの時間を過ごすようになったそうです。
数年後、お隣さんが引っ越すことになったんですけれども、その黒猫ちゃんはお姉さんの家に残ったんです。
お隣さんは、その黒猫ちゃんがお姉さんの家に遊びに行っていたってことも知っていたし、餌をあげていたってことも知っていたようなんですけど、
引っ越しの際に挨拶をしたそうなんですけど、猫ちゃんについての相談があったわけでも、頼まれたわけでもなくて、猫ちゃんのことについては2人とも何にも触れずに引っ越しをしていたそうなんです。
お姉さん曰く、きちんと話はしなかったけれども、なんとなくお互いに了承したみたいな感じだったそうです。
それを聞いて私は、そんなことあるの?ってすごくびっくりしたんですけど、なんだかまるで黒猫ちゃんが自分で住む場所を決めたみたいな感じだなって思いました。
その後、お隣に新しい人が引っ越ししてきたそうなんです。
お隣さんがお姉さんの家に挨拶をしに来たときに、黒猫ちゃんが顔を出したから、お隣さんが猫を飼っているの?ってお姉さんに言ったそうなんですね。
そこでお姉さんは、そうなんです、でも記録上はあなたが飼っていることになっているんですよって言ったら、お隣さんがえ?っていう顔をしたそうです。
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というのは、オーストラリアではペットを飼うときにマイクロチップで登録をしなければいけないそうなんです。
もともとお隣の家で飼われていた黒猫ちゃんなので、登録されているのはお隣の住所だっていうことなんです。
その黒猫ちゃんはね、もう虹の橋を渡ってしまったんですけど、お姉さんの家にはね、今どこからかロシアンブルーの猫ちゃんが遊びに来るようになったそうなんです。
その猫ちゃんにはね、キルマウスキーっていうロシア語っぽいあだ名をつけたそうです。
キル、殺すのマウス、ネズミなので、キルマウスキー、ネズミをいっぱい捕まえそうな名前ですよね。
このキルマウスキーちゃんはお姉さんの家に移り住むのでしょうか。どうなるんでしょうね。
猫を探していますという張り紙をよく見かけるという話をしたんですけど、猫を保護した人が飼い主を探しているという張り紙もありました。
その張り紙はね、保護した猫の写真と一緒にこう書いてあったんです。
Is this your cat? He is trying to move into our house.
あなたの猫ですか?この子は私の家に移り住もうとしています。
すごくユニークな張り紙だなって思いました。
どこかの猫ちゃんがあなたの家に移り住もうとしたらどうしますか。
今日はそんな猫ちゃんのお話でした。
皆さんはペットにまつわる面白いエピソードがありますか。よかったら教えてください。
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それでは今日はこの辺で。Mapleでした。
