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Maple in Melbourne
こんにちは、Mapleです。
この番組は、オーストラリア・メルボルン在住のMapleが見たり、体験したり、感じたことをゆるりと配信する番組です。
4月に入りましたね。
新年度が始まり、環境が変わったという方も多いかもしれませんね。
メルボルンは、4月7日、日曜日の午前3時にサマータイムが終了します。
オーストラリアは、夏の長い日照時間を有効活用する目的で、デイライトセービングという方法が取られています。
通常は、日本との時差が1時間のメルボルン。
メルボルンの方が1時間進んでいます。
デイライトセービングが始まると、日本との時差が2時間になるんです。
以前にも、デイライトセービングで1時間消えるという話をしたんですけれども、今回はこのデイライトセービングが終わるので、1時間増えることになります。
7日の午前3時になると、時計の針が2時になります。
はい、1時間戻るんです。
朝7時に起きていた人は、その7時が6時になりますので、1時間多く眠れますね。
ということで、日本との時差が1時間になったメルボルンからMaple in Melbourneお届けしています。
日本では、新年度や新学期などの節目の4月ですけれども、メルボルンではイースターホリデー明けの4月となりました。
そして、現在スクールホリデー中なので、家族で旅行に出かける人も多いようです。
私の知っている人の中でも、スウミが日本に行く予定だって言っていました。
桜の綺麗な日本を楽しんでもらいたいですね。
これから冬に向かうメルボルンでは、少しずつ紅葉が始まってきています。
今回はですね、紅葉もメルボルンも何にも関係ない。
私が実家で飼っていた猫の話をしようと思います。
何だかふとあの子たちのことを思い出したんですよね。
私はずっと猫が好きな子供でした。
そして年間かなって、小学校の低学年くらいの時に祖父母の家でシャム猫を飼っていたんですけれども、そこで生まれた子猫をもらうことになりました。
シャム猫って知ってますか?
耳と口と手足と尻尾に黒いポイントがある、短毛の猫です。
うちに来たそのオスのシャム猫、私たちはゴロちゃんって呼んでいました。
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私はね、このゴロちゃんが家に来たことがすっごく嬉しくて、いつも一緒に寝ていました。
母が夜寝ている私を見に来ると、私は布団から飛び出して寝ているのに、ゴロちゃんはきちんと枕を敷いて布団をかけて寝ていたそうです。
ゴロちゃんはオスでよく外に遊びに行っていました。
家の中ではとっても人懐かくて、子供の私に何をされても怒らないゴロちゃんでしたが、近所では結構な幅を利かせていたみたいです。
よく喧嘩をして帰ってきました。
当時、昭和の時代であまり知識もなかったこともあって、その時ゴロちゃんは虚勢せずにずっと飼っていたんです。
ある日ゴロちゃんが前足を怪我して帰ってきて、そこが過脳してしまったんですよね。
前足が腫れてしまって、鼻っこを引いてすごく痛そうでした。
そんな時猫って怪我をすると治るまでじーっと寝ているんですよね。
子供ながらにそんな様子を見ていました。
私の家の近くに小学校があって、私もそこへ通っていました。
その学校のグラウンドはすり鉢状になっていて、校舎の隣にグラウンドがあって、
その校舎と反対側のところは土のある壁、崖のような感じになっていました。
毎週月曜日にはそのグラウンドで朝礼があったんですけど、
みんなが並んで校長先生の話を聞いている時に、
私のクラスの男子が、「あれ、メープルンチの猫じゃね?」みたいな声が聞こえてきたんですよね。
ふと後ろを振り返ると、その崖のようなところにゴロちゃんが踏ん張っているところが見えたんです。
その時の私は、ちょっと全校生徒が校長先生の話を聞いている時に、
その後ろでうちのゴロちゃんがうんちをしている。
それがクラスの男子にバレているってすごく恥ずかしかったんですよね。
なので家に帰って母に、「もうお母さん、月曜日は絶対ゴロちゃんを外に出さないで。」って言ったんですよ。
その子も何とか朝礼中にゴロちゃんが歩いているのを見かけたんですけどね。
そんなゴロちゃんとの生活をしていたある日、うちにもう一匹猫ちゃんが来ることになったんです。
その猫はチンチラという種類の猫で、血統書付きのメス猫、そして名前はホワイでした。
もともとのお家の子どもさんが全足持ちで飼えなくなったという理由だったと思います。
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どういう経路でそういった話がうちに来て、猫ちゃんがうちに来るようになったかというのは、
子どもの頃の私にはよく分かっていなかったんですけども、
白くて長い毛のかわいい猫が家にやってきたんです。
白い猫だからホワイトのホワイなのかなって思ったんですけど、
でも人にこの猫ホワイって言うんだよって言うと、なんでホワイなの?なんて言われましたね。
そのホワイがうちに来たときに、お腹の周りに毛玉がたくさんついていて、葉っぱなんかもついていたんです。
前のお家ではお家の中に入ることができなくて、外に出されていたのかななんて、子ども心に思ったことを覚えています。
初めての家で緊張しているホワイ。
大丈夫だよって声をかけていました。
本来ならきちんと隔離をしてあげるべきだったんですけど、
そのときは何もしなくて、戦獣猫のゴロちゃんとご対面させてしまったんですよね。
最初はクンクンって匂いを嗅いでいたんですけど、その後すぐ喧嘩みたいになってしまって、ホワイはさらに怯えることになってしまいました。
ご飯もなかなか食べなかったりしたので、母はマグロのお刺身を買ってきてホワイにあげたら、ようやく食べてくれたことを覚えています。
その後、どうやってニヒケが過ごすようになったのか、あんまり覚えていないんですけど、
ホワイも慣れてきたのと、ゴロちゃんは外に出ていくことが多かったので、あんまり恥をせになるということがなかったのかなと思います。
外でよく喧嘩ばっかりしていたゴロちゃんなんですけど、あるとき他の猫と喧嘩をして病気をもらってきてしまったんです。
皮膚がただれて、かわいかったゴロちゃんはすごくかわいそうな姿になってしまいました。
皮膚病みたいな感じだったので、ホワイに映らないようにということで、ゴロちゃんは2回だけで過ごすようにして、その間はホワイは1回で過ごすように分けていました。
ゴロちゃんは全然よくならなくて、ケージで過ごす日々が続きました。
私の部屋は2階にあって、部屋の扉を開けるとすぐゴロちゃんのケージがあって、ゴロちゃんはケージからこっちを見ていたりしていました。
皮膚病がすごくひどくて、他の病気にもかかってしまって、何年も抱っこすることなくある日ゴロちゃんは亡くなったんです。
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家に来たときのすごくかわいかったゴロちゃん。いつも一緒に寝ていたゴロちゃん。
最後はこんなお別れになって、ごめんねってすごく悲しくてその日は泣きました。
泣きながらその日の晩御飯だったミートソースを食べたのを今でも覚えています。
そして家にはホワイだけになりました。
ちんちらのホワイは抱っこされるのが嫌いで、あんまり抱っこさせてもらえませんでした。
そして外に出るのが好きな子でした。
ある時、外から大きな声で泣いているのが聞こえたので、見に行くと、家の前の大きな木に登って降りられなくなっていたんですよね。
私が木に登ってどうこうできる感じじゃなかったので、近くに寄って、
ホワイちゃん大丈夫だよ、降りてきて、って応援するしかできませんでしたね。
でもその後なんとか自力で降りてきました。
またある夏の日、外からまた声がしたんです。
私が外に出るとホワイがセミを食わえて、変な声で泣いていました。
私がホワイちゃん、セミ捕まえてきたの?って言ったら、私の顔を見てニャーって言ったら、
口が開いちゃって、その隙にセミが逃げちゃったんですよね。
それでセミが逃げちゃって、びっくりしたというか、呆然とするホワイの顔がすごいおかしかったです。
また別の日はホワイがトカゲを見つけて、手で押さえていたんですよね。
私はその様子をずっと見ていたんですけど、トカゲがすーって逃げちゃったんですよね。
そして近くの石の下に入っちゃったんです。
ホワイはトカゲが逃げたことが気がついて、石の下に入ったことを見たんですよね。
だからその後、その石をずっと見て出てくるのを待ってたんですよね。
私もまだずっと見ていたら、トカゲがすーって出てきて、そわってどっか行っちゃったんですよ。
だけどホワイにはそれに気がつかなくて、ずっと出てくるのを待ってましたね。
トカゲがいないのに、ホワイちゃんはずっと待っているなと思って見ていたんですよね。
チンチラのホワイは毛が長くて、見た目は優雅な感じなんですよね。
だけど、毛のぼりしたり虫つかまえたりと、わんぱくなホワイは、よく家の塀の上にいて、風に吹かれながら座っていました。
チンチラみたいな猫が外を歩いているのって、あんまり見たことがなかったので、結構目立っていたなって思います。
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そしてホワイは海苔が好きだったんですよね。おにぎりなんかに使う海苔なんです。
母が私とか弟のお弁当を作っているときに、よくホワイに海苔を食べられたそうです。
そんなホワイの生活を送っていたある日。
その日は、母がちょうど旅行で家を開けていたんです。
私が外出先から家に帰ってくると、弟の部屋に子猫がいたんです。
私、びっくりして弟に、え、何?猫?どうしたの?って聞いたら、友達が引っ越しするから預かっているって言うんですよね。
私は、え、どういうこと?何?何?いつまで預かるの?これ何?子猫?これ名前なんていうの?っていろいろと質問したんですけど、無口な弟はね、チビって言いました。
この猫の名前はチビでした。
チビはね、すごく怖がっていて、弟の部屋の隅っこに隠れていました。
とっても小さくて可愛いチビは、サバトラっていうのかな、そういう感じの猫でね、カギしっぽのオスの子猫でした。
その日、旅行先から電話をかけてきた母に、私がね、猫がいるよって言ったんです。
母はね、え、どういうこと?ってなりましたね。
実は、最初はね、弟は一時的に預かっているって言っていたんですけど、その後少しして、弟は仕事場近くに住むっていうことで家を出たんですけど、チビはね、家で一緒に暮らすことになりました。
チビが家に来てしばらくの間はね、弟の部屋にいたと思います。
そしてその後ね、もともといるホワイと対面しました。
ホワイはね、もうおばあちゃん猫だったので、子猫のチビにはあまり興味がなかったみたいですね。
チビはホワイを怖がっていたものの、興味があるのかないのか、ちょっとホワイの方が興味がなかったから、あまり一緒に遊んだりということはなかったですね。
マイペースのホワイと怖がりのチビはね、それぞれの生活をしていました。
ホワイはね、時々外に遊びに行ってましたけども、チビはね、一歩も外に出ない子でした。
外で物音がするだけでも、もう怖がってね、クローゼットに隠れるほどの怖がりでした。
おばあちゃんホワイはね、その頃も歩いていて、椅子の足にぶつかってしまったりとね、だんだん目が見えづらくなってきていたんですよね。
そしてね、数年後に最後の日を迎えました。
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寝ているホワイをね、見ていたら、ホワイの体からね、ノミが飛び出してきたんです。
それを見た私はね、このノミたちはここにいてもダメだっていうことが分かって出てきたんだなって、なんかそんなことをね、思いながらホワイを見てたんですよね。
チビはね、小さい時、物を投げると、取りに行ってね、くわえて持ってきたので、すごいお利口だなって思ってたんですけど、ある時からピタリとね、それをしなくなりました。
あとね、私が立った状態で、桃のあたりを叩いて、おいでおいでって言うとね、ピョンってジャンプして抱きついてくるのがね、とっても可愛かったです。
あとね、チビはいろんなものを食べましたね。
朝ね、駅地に行くと、ロールパンの袋が破られていて、散乱していて、なんかあら、この猫パン食べるのかしらって思ったり、
あと、ポテトチップスをね、食べていると、横からね、こうシュッと手を出してきてね、食べようとしたり。
あとね、とうもろこしが好きでしたね。
なんか茹でたとうもろこしを食べて、そのままにしておいたりするとね、もうその芯をね、よく盗まれたりしました。
そうそう、あとね、あのトチューチャーっていうお茶がすごい好きだったみたいで、
私がね、トチューチャーのパックをカップに入れっぱなしにして、こたつの上に置いておいて、そのままそこでうたた寝をしてたんですよね。
そしたらね、ちびにね、そのトチューチャーのパックをね、こうカップからちょいちょいとこうやって取り出されちゃってね、なんかこうあちこち持って帰れちゃったんですよね。
で、こう目が覚めたらね、その日に買って、こたつの上に置いておいた山崎正義さんのCDがね、汚れてしまったことがあります。
ちびはいくつになっても怖がりで、例えば業者さんなんかがね、家に来ると2階のクローゼットに隠れちゃうし、ちょっとね、窓を開けたときとかね、興味本位で2、3歩外を歩いてみるんですけど、すぐにね、家に帰ってきちゃったりしてました。
私と弟が実家を出て暮らすようになって、たまにね、実家に帰ったりすると、そういうときもね、ちびは隠れちゃうんですよね。
もう思い出してくれよって言ってね、こっちから近づいていくんですけど、最初はね、なんかビビってるんですけど、そのうちに慣れるのか思い出すのかちょっとわからないですけど、近くに来てくれたりします。
母が話してたんですけど、家にね、大型テレビが入ったときに、業者さんが入れてくれる間はもちろんちびは隠れていて、業者さんが帰った後に、もう帰ったなって言って、2階からちびが降りてきて、お部屋に入ったら、いつもはない大きなテレビにね、ビクってなってたそうです。
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ちびはね、あるときから肝臓だったかな、腎臓だったかな、なんか悪くなってしまって、専用のご飯だけをあげるようになったんですけども、その後も元気には過ごしていました。
私がオーストラリアから主人と一時帰国をしたときはね、やっぱり最初は隠れてるんですけど、その日の夜にはね、私の布団の上で寝たりしてました。
ちびもね、おじいさんになって、病院に行くことも増えて、最後ね、とうとう亡くなってしまうんですけども、今からね、10年以上前の話になります。
ゴロちゃん、ホワイ、ちびと3匹の猫が家にやってきました。
スマホのない時代だったので、写真とかね、動画はあまり残ってないんですけど、ふとあの子たちのことを思ったので、今回はこんな話をしてみました。
以前にね、主人のお姉さんの家に行った、黒猫の話をした回があるんです。
お姉さんと猫の黒猫のエピソードは、興味深い内容なのでね、猫ちゃん好きな方、よかったら聞いてみてください。
今日は、これまでに一緒に暮らしたことのある猫たちのお話でした。
あなたのお家にいる可愛いペットたちとの出会いには、どんなエピソードがありますか?
よかったら教えてください。
最後になりましたが、一つ前のエピソード93、イースター&もやしの回で、サニーさんからいただきましたお便りを紹介させていただいたんですけれども、
その回を聞いてくださったサニーさんからメッセージをいただきましたので、こちらで紹介させていただきます。
先日は、もやしに代わる節約野菜についてのお便りを扱ってくださり、ありがとうございました。
当然かもしれませんが、国によって文化の違いもあるので、節約食材も全く違うものということを知って興味深かったです。
そういうものだとしても、もやしってかなりお得で特殊な野菜なんだなと、メイプルさんのおかげでもやしへの感謝が生まれました。
これからは単なる節約野菜としてではなく、ありがたい気持ちでもやしを食べます。
今後も毎週の配信を楽しみにしています。
と、いただきました。サニーさん、メッセージをありがとうございます。
美味しくて安くてカロリーも低いもやしは最強ですね。
もやしってオーストラリアでは高いんだ、と思って。
皆さんももやしに感謝してくださいね。
メイプルEメールボロンでは番組宛のお便りをお待ちしております。
お便りフォームやGメール、DMなどでお気軽にお寄せください。
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本日は最後までお聞きいただきありがとうございました。
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それでは今日はこの辺で、メイプルでした。
ありがとうございました。