作品の概要と評価
おはよう、こんにちは、こんばんは。マンガについて喋るラジオ、ラキュリティ、マンラジのうっちーです。
この番組には、通勤時間、片道2時間を、マンガとポッドキャラクターに対して30代男性である私、うっちーが、大好きなマンガについて、自分なりの解釈を入れたい、感想やあらすじなど、好き勝手に話して、毎週土曜日に配信していくという番組です。どうぞよろしくお願いしま〜す。
今回のテーマは、ポッドキャラクターの話題にいただきました、まことでございます。
今回いただきましたのは、ジャガジャガラジオのファリートさんでございます。
ファリートさんは、このままのラジオでも、僕の別番組、くすけんラジオであるとか、また武将ラジオの方でも、頻繁にテーマにいただきまして、本当にありがとうございます。
また、ジャガラジオさん、200回配信、配信2周年、本当におめでとうございます。
さまざまな企画や番組さんに顔を出されておりまして、ポッドキャスト界を盛り上げられていらっしゃる、ジャガジャガラジオさんも、本当にいつもありがとうございます。
ジャガラジオさん、もしまだ聞いたことがない方は、ぜひともお勧めいたします。
ジャガラジオさん、どんな番組かと言いますと、肉坂を勝てるようにできないことに、いくさん、はるいとさん、さきちゃんさん、えびのしっぽさんの、女性4名でされております、ポッドキャスト番組でございますけども、
さまざまな話題、キュンキュンするような恋愛話であるとか、日々の出来事の話、漫画の話や、どんなグミが好きかといった話や、映画の話、性格診断などなど、
さまざまな話題を楽しく明るく、そして好きなものを話していく雑談番組でございます。
明るい気分になりたいよ、そんな時にお勧めの番組様でございます。
そのジャガラジオ様のはるいとさんがいただきましたテーマは、今回、ヤスミンという作品でございます。
このヤスミンという作品で話をしてくださいね、というリクエストをいただきました、誠にありがとうございます。
ということで、今回話をさせていただきますタイトルはこちら。
食べるということは何なのか、を考えさせられる作品、ヤスミン。
ヤスミン、かつてミラクルジャンプという雑誌で、2014年から2016年ですかね、連載されておりました。
第20回文化庁メディア芸術祭の漫画部門、新人賞受賞賞など高い評価を受けておりました。
なのでご存じの方も多いかもしれませんけども、ただ、残念ながら打ち切りのような形で終わってしまいまして、全3巻という短めの作品でもございます。
ただ連載は短いながらも強烈に印象に残る作品でもございます。
今回このヤスミンで話をさせていただきますけども、ざっとしたあらずじを話させていただきますと、
この作品、動物たちの話でございます。
サバンナの手で動物たちが言葉を喋り、文明のようなものを築いている、そんなサバンナに作られたある王国を中心とした作品でございます。
この王国は動物たちの王としてライオンが絶対的な支配者として君臨しております。
ライオンの力は強大なものでして、様々な草食動物を捕らえては食べておりまして、さらにはハイエナたちを部下のように扱っている、そんな王国でございます。
この作品はその王国に住むトムソンガゼルのブエナというのが主人公でございます。
トムソンガゼルという動物、これは草食動物なんですけども、このトムソンガゼルも本来は肉食動物であるライオンたちの餌になります。
でもこのトムソンガゼルはその王国に住むことを許されております。
ライオンたちから食べられることがありませんでした。
なぜトムソンガゼルたちは食べられないのかという話をしますと、それはトムソンガゼルたちがまずいから、おいしくないからでございます。
おいしくないためライオンたちはトムソンガゼルを食べないでおりました。
ライオンとトムソンガゼルとは圧倒的な力の差があるわけでして、食べない代わりにトムソンガゼルを奴隷として扱い、様々な仕事をさせることでトムソンガゼルたちは死なないで王国に住むことを許されておりました。
作品の深い考察
ただその主人公のブエナとしましては、いくら草食動物でライオンとの力があまりにも差があると言っても奴隷のように扱われていることにも疑問ですが、
そもそもおいしいから食べられる、おいしくないから食べられないという価値観、おいしいかどうかで他の動物をもてあそぶことになることに関してブエナは疑問を抱いておりました。
そんなある日、ライオンたちによってシマウマたちが大量に捕らえられます。
ブエナとしてはその子供だけでも逃がしてあげようとライオンたちに歯向かうのですが、圧倒的な力の前にブエナは殺されそうになります。
ただその時に白い悪魔と呼ばれる白いメスのチーターに助けられます。
その白いチーターはかつて自分の子供をライオンに食べられたということもありまして、ライオンたちに復讐をしております。
その白いチーターはライオンたちを殺してライオンたちを食べてしまう、それほどの戦闘力でございました。
ただその白いチーターはもうライオンの中でもさらに強いライオン、これはなかなか倒せないということもありまして、白いチーターもその場は去ることになります。
ただその白いチーターがライオンたちに対して暴れている隙を突きまして、トムソン・ガゼルのブエナとシマウマの子供たちは王国を脱出することができます。
その後、王国の外に出たブエナ、彼自身は非力です。
とてもライオンたちに対抗できるような強さは彼は持っていないんですけども、
王国の外で出会った様々な動物たち、肉食動物や雑食動物、草食動物たち、様々な動物たちに出会いましたら、それぞれの動物だけではライオンには勝てないものの、
いろんな動物で結束をしてライオンたちに立ち向かっていくという話がヤスミンでございます。
ざっくりと言えば、強いライオンに対して弱い動物たちが結束するという作品でして、
強い敵に対してみんなで結束して戦っていこうという展開、これ自体は動物で描かれているとはいえ、よくある作品の一種かなと思います。
ただ、よくある設定に思いつつも、この作品の特徴としましては、ライオンたちが美味しいかどうかで食事をする。
この価値観を作品に落とし込んでいる。これ本当に面白いなと思います。
現実におきましては、ライオンの狩りもうまくいくこともあれば、うまくいかないこともあります。
なので、味に関しては置いておきまして、食べられるかどうか、獲物を獲れるかどうかに重きを置いていると思います。
もちろん、味に関しても重きを置いているかもしれませんけども、基本的にはいろんな動物を食べているという印象があります。
ただ、この作品は、美味しくなければこの動物は食べないということを描いております。
この価値観は、動物は動物でもどちらかというと人間のような価値観です。
人間が持っている価値観を作品内に置きまして、動物に置き換えていろいろと話を進めております。
人間が他の動物を狩る場合には、味はかなり重視されます。
価値観のメッセージ
黒マグロとかもそうですけども、美味しいということで乱獲をされた動物たちが絶滅危惧種になるとか、また絶滅してしまったということは過去にも例が多々あります。
この美味しいかどうかで価値観を決めているのは、食事をさよならの価値で獲ることができて、
食事に関しては他の動物たちよりも比較的恵まれている、そんな人間たち。
だからこそ味という価値観を重視しているのが人間でございます。
自然界におきましては、味で獲物を獲るかどうかというのはなかなか考えられていないと思います。
でもここに人間の価値観を植え付けていくと。
なので人間が持つこの価値観って、動物界においては不自然ですよね、おかしいですよねという、この作品ではそういったメッセージを込められておりまして、
社会風刺という意味合いのある作品でもございます。
そういったメッセージでもあるので、心に残りやすい作品かなと思いますし、
人間の価値観に対して自然が結束することもあるかもしれないよ、痛いしっぺ返しがあるかもしれないよということを、
作品の中で演出はしているんですけども、ただこの作品、打ち切りのような形で終わってしまいます。
なので正直ライオンたちとライオン以外の動物たちの戦いは途中で終わっています。
作品としましても、ある強力なライオンが率いる舞台を動物たちの連合軍が何とか追い返しました。
でも動物たちの被害も多くて、改めて動物たちと皆で結束が必要であるよね、そういった考えを持ちつつ、
そして最終的には俺たちのライオンとの戦いはこれからだという感じで終わってしまいます。
よく言う俺たちの戦いはこれからだ、エンドでございます。
なのでメッセージとしても途中ではあるかなと思われます。
だからちょっと受け入りにくいところもあるのかなと思います。
動物たちが擬人化のような、文明を築くということである意味擬人化のようなこともされているんですけども、
ただ姿が諸に動物ベースであることもありますし、動物たちの死とかの演出が残酷になりがちということもありました。
なので作品としても受け入れにくいところはあるかなというところもありますし、
ストーリーとしてもメッセージ性としても受け入れにくいところもあるのかな、そんな感じもあります。
ただ本当に読むといろいろと考えされます。
作品から受け取るメッセージは多いと思います。
そんな色々考えさせられるので休みですけども、まだ読んだことない方はぜひともお読みくださいませ。
ここからはアフタートークです。
改めましてハリウッドさんのテーマをいただきまして誠にありがとうございました。
休み、本当ここで終わりかというところは残念さがありますよね。
せめて色性との決着をつけてほしかったな。
味という価値観を自然界に持ち込むことってこれ違和感ありますよね。
そういったこと以外にも、復讐心と家族を守ること。
これどっちをバランスとりますかというところもあったりだとか、
考えの違う者同士がいるのが当然のようにいますよ。
そんな中で結束するのって大変ですよね。色々とメッセージ性は込められています。
こういった色々とメッセージ性が強いのって人の好き嫌いが分かりやすいなと思いますね。
でも本当に色々と考えさせられるので素敵な作品だと思います。
本当に続きを読みたかったですね。本当に惜しいと思います。
途中で終わってしまっているとはいえ、本当に素敵な作品ですので読んだことない方もぜひともお読みいただきたいなと思っております。
今回はここまででして、次回また違うテーマで話をさせていただきます。
次回はとあるサッカー漫画で話をさせていただきますので、よろしければ次回もお聞きくださいませ。
今回も最後までお聞きいただきまして誠にありがとうございました。
次回第92話テーマジャイアントキリング
タイトルFA杯で始まり天皇杯をある綺麗さジャイアントキリング
次回また聞いてくださいね。それではまたお会いしましょう。