ジャパニケア札幌とマノメオの紹介
ジャパニケア札幌は札幌市地下鉄丸山公園駅から徒歩6分ほどの場所にあります。
小さな事業所ですが、カフェ・バーを併設した雑貨店マノメオという店舗を運営しています。
利用者さんと一緒にスパイスカレーを仕込んだり、その他の飲食のメニューを提供したり、
雑貨やクラフトビールなどの仕入れ販売、
調査士の陣などの企画制作、編集から販売まで手掛けています。
その他、廃棄されていく着物のリメイクやアップサイクルなど様々なお仕事に挑戦しています。
利用者さんの主体性を大切にしています。
仕事を細分化、細かく工程を刻んでいくことによって、特性に応じた仕事、一人一人が輝ける場所を作れると思っています。
支援ビール企画の説明
長くなりましたが、今日の本題です。
真の支援員はお客様、いつも言っていることですが、支援ビールについてご紹介していきます。
当事業所で運営しているマノメオですが、毎日、火曜から金曜、利用者さんがいる時間帯は12時半にオープンしています。
少し遅めの営業開始ですね。
昼からオープン直後から、利用者さんが真剣な表情でビールのサーバーのハンドルを握っている日もあります。
白い泡がグラスの縁をわずかに超えそうになったりとか、そういった時にああとかという小さな声が漏れたりするわけですけど、そんな感じです。
うちではタイトルの通りなんですけれど、支援ビールという企画を平日の営業日、火曜から金曜までの12時半から15時という形で続けています。
通常1杯600円の生ビールなんですけれど、これを300円でご提供するというものです。
ビールを注いでいるのは練習中の利用者さんです。
仕組みというか、簡単にご説明していきます。
先ほど申し上げた通り、ビールを注ぐのは結構難しいんですよ。
泡の量は毎回均一になるとか限らないというような感じです。
多すぎることがあれば、少なすぎることもあると。
これは温度だったり、ガスの圧力だったり、グラスを傾ける角度、そしてハンドルを引くスピードというんですかね。
そういったところのほんの少しの力加減で仕上がりが変わってくるんですよ。
初めてビールを入れる利用者さんは、グラスを持つ手が震えているというような方もいらっしゃいました。
そこまで緊張する必要はないと思っているんですけれど。
最初の頃、私が考えていた問題がありました。
ロスとかにつながってくるところなんですけど、泡が出すぎたとか、少なすぎたとかっていうビールをどうするかというような現実的な問題です。
これは失敗したからといって、ビールを捨てる、廃棄するのはもったいないわけですよ。
かといって、私、ビール大好きなんですけど、私たちスタッフが昼からビールを飲むわけにもいかないというような問題がありました。
それでちょっと考えてみたわけですよ。
このうまくいかない瞬間、あるいはうまくいかなかった瞬間というのを捨てる選択肢と、仕組みの中に組み込む選択肢ですね。
あると思うんですけれど、私は後者を選びました。
結論として、情報をきちっと開示した上で、お客様にそのまま出しちゃえばいいんじゃないかなというような感じです。
泡の過不足はご愛嬌という感じで、お許しくださいときちんと伝えた上で、支援ビールというのを始めました。
支援の現場とお客様の役割
これは妥協ではありません。
お客様が注文すると、そして利用者さんがビールを注ぐ。
うまくいく日があれば、そうではない日も当然あります。
その現場をまるごとお客様に体験していただくというんでしょうか。
よく口にしている真の支援員はお客様という言葉ですね。
これも一つの例になるかなと思っています。
支援の現場というのは失敗を隠す場所ではないのかなと思っています。
まだ練習中ですというような状態をそのまま見せてもいいんじゃないかなと。
それが一番誠実な形なんじゃないかなと考えたりしているところです。
ある日、お客様から一口ビールを飲んでおいしいですよという感想をいただきました。
その言葉を聞いた利用者さんがちょっと間があったと思うんですけど
ありがとうございますという小さな声だったんですけれど返していたんです。
これはもう地域社会との接点という話もいつもしているんですけれど
確かなコミュニケーションなわけですよ。
ありがとうというおいしかったですという言葉に対して
ありがとうというような声が届いているわけです。
私はその場にいたんですけど余計なことを何も言わなくてよかったなと思っています。
プロセスの中に必要なものの全てが組み込まれているのかなと思っています。
支援ビールの効果と事業所の理念
当初はフィードバックというのを意図的に設計したわけではありません。
ただうまくいかない瞬間を捨てないと決めただけでした。
その結果仕組みが自然とこうなっていったという感じですね。
お客様が300円でビールを飲むとその一杯の中に練習のプロセスがそのまま入っているわけです。
うまく注げた日は利用者さんの表情が少し変わるわけですよ。
きれいに注げましたかって聞くと来てくる利用者さんもいるわけです。
その問い合いの答えというのがお客様から返ってくるというような感じですね。
これがどれほど大きなことか大切なことかですね。
私はスタッフとして横で見ているわけですけれど、言葉が出なくなることもやっぱりありますね。
あんまり自分の話をしてもあれですけど、私自身もパニック障害、現役ですけど、抱えながらこの事業所を立ち上げたという経緯があります。
無理しなくてもいいとか、体調のヒーは出ておいでというような言葉を心のどこかでいつも自分に言い聞かせながら動いてきました、活動しています。
ビールを注ぐ練習も同じです。うまくできない日があってもいいか。
でも通商してきた日はグラスを持ってみる。
その積み重ねというのがいつか自分のできることというのか、一つの軸というかになっていくのかなと思っています。
300円というのはハードルの低さでもありますよね。
フラッと立ち寄れる価格です。
特別な事情がなくても昼下がりに少し時間が空いたときに入れる場所、そういう場所を作りたいと思っていましたので、
福祉をカジュアルに、もっと身近なものに、掛け声とかではなくて仕組みとしてです。
こうやっていつも最近よく言っている思いの連鎖というのは何か大きな何かを届けるだけではなく、小さな積み重ねから人から人へとつながっていくのかなと思っています。
300円のビール一杯ですけど、お客様と利用者さんの間にごく自然なやり取りを生むと、そういった小さな接続というんですかね。
これが積み重なっていくわけですよ。
今日よりも明日よくするには、派手な改革よりもスローガンよりも、こういった小さな実験を続けることが大事なのかなと考えたりしています。
来訪の呼びかけと今後の活動
火曜日から金曜日までの12時半から15時ですね。よろしければフラットを立ち寄りください。支援に来たとお伝えいただけると幸いでございます。
本日の話はここまでです。いかがだったでしょうか。利用してみたい、一緒に働きたいという方、見学や体験は随時募集していますので、お気軽にお問い合わせください。
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JAPANICAREを札幌市から就労継続CMB型事業所、JAPANICARE札幌の小型がお届けしました。また次回の配信でお会いしましょう。本日もありがとうございました。