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2025-09-01 37:04

#60 『モビリティーズ研究のはじめかた――移動する人びとから社会を考える』ーー地域の課題と移動の視点 | ゲスト・陸前高田市議会議員 / 木村聡さん

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陸前高田市議会議員の木村聡さんをお迎えして、“読みかけの本”について語り合います。
 
【今回のゲスト】

木村 聡(きむら あきら)さん
陸前高田市議会議員
1993年生。東京都板橋区出身
慶應義塾大学院SDM 修士課程修了
2013年からNPO法人SETで陸前高田市における活動を始め、その後移住。妻、子、ヤギで3人と一匹暮らし
2019年〜 陸前高田市議会議員(2期目)
誰も寂しい思いをしない世界を願う人
https://www.instagram.com/akira.kimura/(インスタ)
https://go2senkyo.com/seijika/179156(ブログ)
 
【登場した本】
モビリティーズ研究のはじめかた――移動する人びとから社会を考える』伊藤将人, 鍋倉咲希, 野村実, 吉沢直, 金磐石, 鈴木修斗
移動と階級』伊藤 将人

サマリー

このエピソードには、陸前高田市議会議員の木村聡さんがゲストとして登場し、彼のバックグラウンドや町づくりへの取り組み、最近読んだ本『モビリティズ研究の始め方』について話します。特に、移動や社会のつながりについての彼の洞察が深まります。また、木村聡さんは移住や交通、観光といった地域の課題についても言及し、移動が個人の自由である一方で、社会的・政治的な責任を伴うことに気づく様子が描かれています。彼は地域創生の重要性を実感し、陸前高田市の社会問題についても語ります。木村さんは誰もが寂しさを感じない社会をつくるための取り組みを紹介し、地域の交通やLGBTの権利についての活動についても触れています。

木村聡の紹介
こんにちは、あらしろゆうきです。読書のまにまには、今読み終えていない読みかけの本をきっかけに、ゲストの方と語り合う対話型のポッドキャストです。
本は最後まで読むことだけが目的ではないんじゃないかなと思っています。閉じられたページ、止まった一節、そこにその人だけの時間や思いが刻まれている。
本に触れながら、本や書き手の声に触れる。そうすると、名の頃の自分のささやかながらも大切な記憶や気持ちが浮かび上がってくる。
この番組は、本とゲストのそんな関係性について、ゲストの方と一緒にそっと耳を澄ませていく番組でございます。
では、今回のゲストは、陸前高田市市議会議員の木村聡さんです。木村くん、よろしくお願いします。
はーい、よろしくお願いしまーす。
はーい、お願いします。
今、陸前高田市市議会議員とお呼びしましたが、県は言わなくていいのかなって一緒に呼んでいる最中思ったりもしましたけども。
みんな知ってるか。
岩手県の陸前高田市。よろしくお願いします。
はーい、お願いします。
えーと、そうですね。今回、先週すんごい久々に木村くんとおしゃべりをして、なんかちょっと終わった後に呼びたくなったので、急遽呼んだっていう感じで、お呼び立てをしましてありがとうございます。
めっちゃ嬉しいです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちょっと木村くんのこと、あとあれですね、市議会議員って何をしているの?みたいなことも含めてですね、知らない方もいらっしゃったりするんじゃないかなと、僕も結構あんまりうまく知らないんですけども。
ぜひですね、ひっくるめて木村くん、自己紹介をお願いできると嬉しいなと思っておりますが、お願いしてもよろしいでしょうか。
はい、よろしくお願いします。
はーい。
えーと、岩手県の陸前高田市の市議会議員の木村聡と申します。
僕はですね、今は市議会議員という立場で、陸前高田市、人口1万7千人ぐらいのちっちゃい町なんですけど、そこで町づくりに携わらせていただいています。
もともとはですね、東京の板橋区出身でして、震災の時が、2011年の時が高校3年生になる春休みでした。
で、その後大学生になって、陸前高田に最初はボランティアで通うようになって、NPO の活動の中で町づくりに取り組みたいなと思うようになり、いろんなご縁で今は議員になりまして、議員になってもうすぐ6年というところになります。
ユウキさんとはですね、社会人大学院が清木塾大学にありまして、そこで出会ったという感じになります。
あとは、最近子供が生まれまして、妻と子供がまだ東京なんですけどいて、あとこっちでは僕とペットのヤギと一緒に暮らしています。
そんなところですかね。
ヤギとの生活
ありがとうございます。
ヤギと住んでいるの?
ヤギと住んでいるの。
初出しのジョブから知らなかった。
ヤギさんと住んでいる。
そのヤギさんのお名前は?
サンゴちゃんです。
サンゴちゃん。
はい。
そうなんだ。
今はサンゴちゃんと二人暮らし、でもそうか、ちょっと今違う?
今はシェアハウスにお家の都合で住んでるんですけど、1日1回はサンゴの面倒を見に行ってですね。
そうなんだ。
柵の中で今はサンゴは暮らしてるんですけど、1日1回は柵から出してあげて、草だらけなんですね。
原っぱみたいになってて、家の周りが。
で、やつはそこに行ってむしゃむしゃ草食べて帰ると。
いやー、想像するだけでいいな。
いいですね。
そうか。
なるほどー。
そうかそうか。
そういう生活をしてるんですね。
なるほど。
ちなみにすごい個人的な興味を教えてるんだけど、サンゴちゃんは川があるところ原っぱに連れて行くときは首輪みたいなのをしてリードみたいなのがあって連れて行く感じなんですか?
はい、リードはなくて首輪はあるんですよ。
こいつノラじゃないですよみたいな。
ノラヤギなんていないんですけどさすがに。
で、その首輪をちょっとこう僕が掴んでそっちの方向向けてあげるとピュピュピュピュっと出て行って。
ちなみにちょっと皆さんどんなイメージか分かんないですけど大型犬ぐらいあります。
結構でかいです。
そんな大きいんだ。なるほど。
結構でかくて力も強いんですけど。
メスヤギちゃんね。
そうなんだー。
一緒にこれって4年になりますね。
結構長い。
そうなんですよ。
そうかそうか。じゃあ氷山君が議員をしているのを横目でずっと見てくれてる。
そう横目で見てる。ヤギのところでしょなんて地元の人に言ってもらったりとか。
なるほどね。別にそんなにヤギがどの家にいるわけではないのか。
ヤギうちの地区だと1000世帯ぐらいあるんですけど、飼ってないうちだけっすね。
へー。面白い。
昔はどの家にもヤギ飼ってたよみたいな。
そうなんだそうなんだ。
自給自足的な意味合いが強かったですね。
なので懐かしいし珍しいって言われます。
あー面白い。
そうなんです。ちょっとどこにも嫌がってる。
あーそっか。余談すぎるんですけど、僕が今住んでいる妻の実家、短期間的に住んでいるところですけど、沖縄ってヤギが多い。
そうですよね。
普通に歩いてるとそこらへんにたくさんいるので、なんかちょっと親近感をなぜかよくわかんないけど覚えました。
それは野良ではないでしょ。
野良ではない。野良ではない。
飼ってる人が多い。
飼ってる人も多いし、あるいは牧場みたいなのもあるし。
野良ヤギって全国にいるんですかね。
どこにいるんですかね。
モビリティズ研究の考察
ヤギトークしたくなってきたんですけど、すごい趣旨からずれそうな気がする。若干一瞬戻りますけど。
さっき木村君も言ってくれておりましたが、木村君とは大学院が一緒でして研究室も一緒。
木村君のほうが学年的には1校上。
確かに。
なので大学院に入ったら木村先輩という人がそこにおったという感じで。
ありがとうございました。
お互い卒業終了してからしばらくお話をしたことがなかった気もするんだけれども、
先週ちょっと問わるタイミングにおいてちょっとおしゃべりをして、なんかお久しぶりーみたいな感じがありましたね。
そうですね。嬉しかったです。
こちらこそありがとうございます。
特に陸前高田、僕の場合日本海側ですけど、秋田にいたので横野県だなーみたいなことをちょっと思っていたので、
なんか久々におつながりできて嬉しいなというふうに思っております。
そんなこんなで、今日この番組、読者のお始まりにお呼び立てをしておりまして、
ちょっとそうだな、どこら辺から話せるといいかなーみたいなことを思ったんですけど、
早速ながら本の話にでも入ってみようかなーみたいなことを思っております。
では今回、この読者のまにまにの読みかけの本っていう趣旨に基づいて、
何か考えてきていただいた本みたいなものを最初ちょっとご紹介をいただけると嬉しいなというふうに思っておりましたが、
どんなものになりますか?
モビリティズ研究の始め方、移動する人々から社会を考えるという本です。
なるほど。ありがとうございます。
なんかこの本、今の名前聞いてもやっぱすごい思うんですけど、
あんまりその、確かに木村君としては移住をしているなーみたいなことを思いつつ、
ただあんまりモビリティっていう感覚を、僕はなんか木村君の、
昔やっておられた研究とかを見ていてあんまりモビリティ感覚を持ってなかったので、
聞いた瞬間に、あ、モビリティ?みたいなことをすごく思いました。
なんかちょっとその本を、僕も全く見たこともないので、
聞いてみるの楽しみだなって思っていたんですけど、
この本自体はいつぐらいのタイミングで木村君は知ったんですか?
えっとですね、この本は本当3ヶ月前ぐらいになり、
そんな最近。
本自体もかなり新しい本なんですけど、そうですね、そのくらいかな。
はいはいはい、それぐらいなんだ。
はい。
なんかちょっと参考がてら、今Amazonでその本を見てみたんですけれども、
その説明文の一番上にあるのが面白いですね。
問いが、なぜどのようにモバイルな人々を研究するのか?みたいな感じから始まって、
本書は移動かっこモビリティーズの視点から、現代社会を読み解く。
モビリティーズ研究の入門的かつ実践的試みである。みたいなふうに書いていますね。
ここでいうモビリティーって何を言ってるんですかね?
はい、確かにちょっと多分、モビリティーって聞くと、
少しメカニックなことを連想する方もいらっしゃるんじゃないかなみたいな、
車関連とかもかもしれないんですけど、
結構この編集著者の方が2人たまたま知り合いでして、
その2人とも社会学者の方なんですよね。
なるほど。
1人の方は移住提示の文脈で陸前多方にフィールドワークしに来てくれて、
もう1人の方も今度は地域交通の文脈で、
陸前多方に何度も足を運んでくれて、それぞれ研究してきてくれてると。
多分言ってしまえばまだ生まれ、記録、市民権を得てない言葉だと思うんですけど、
移動にまつわる様々なことが多分、
という意味なんじゃないかなと。
なるほどね。
面白い。
ちなみにこの著者の方、お知り合いだよって言ってくれてましたけど、
それぞれの方とは、
けめまくんは普段お話しするときはどんな話をしてたの?
それぞれは、2人は制作としての移住とか、
制作としての地域交通という意味で、僕と関わりを持っている。
あとはそれぞれ用事作って、陸前多方に来てくれて、
その移住政策だったら、僕が市役所の移住の担当家さんであったり、
あるいは自分も含め、いろんなタイプの移住者さんいるので、
繋いでインタビューしてもらったりとか。
それは僕にとっても、アカデミックな視点で
地域の政策のことを考えていただけるのは大変ありがたいので。
一方で地域交通の方になれば、やっぱり交通の担当家と、
例えばタクシー事業者さんであったりとか、
あるいは免許編の間近のおばあちゃんにインタビューしてもらったりとか。
この2人の研究者同士もお互い当然知り合いなんですが、
この2人が移動というテーマで本を書いてるってところが、
あ、2人は同じ世界を見ていたんだっていうのを、
最近実感したっていうのはこの時点で思ったものですかね。
なるほどなるほど。
この本を書いているんだよということは事前に聞いていただいたんですか?
聞いてましたね。
御社の伊藤正人さんという方が、
最近「移動と階級」って本を出してまして。
その方なんだ。なるほど。
「移動と階級」。
この本はとっつきづらいタイトルだと僕は思うんですけど、
の割にちょこちょこメディアにも出てきたりしているような。
あと年も近いですよね。
この方に関してはまだ20代の研究者の方です。
そうなんだ。
もう1人の地域高等の野村先生に関しても、
僕の2高下かな?ぐらい。
30代の方で。
なるほどなるほど。
前から移住も交通もあるいは移民も移動なんですよっていうのは、
言葉としては2人の研究者と話してると聞いてはいたんですけど、
あんまりよくわかんないなと思って聞いて。
面白い。
ついに移動というキーワードで本を出し始めたところに、
こういうジャンルを作りに来てるんだなみたいな。
社会学者ならではの動きと言いますか。
はいはいはい。
そんなのを感じていて。
2人のSNSとかでそれぞれ本出版されたんだなっていうのを知ってたっていう。
そうかそうか。
木村君としてはこの本に最初に触れたのは数ヶ月前で言ってくれてましたけど、
それは2人がそういう風に出してるのを見て、
自分で購入したんですか?
研本していただいちゃいました。
なるほどなるほど。
ありがとう。
この本を、特に最初に言ってくれていた本のほう、
コノビリティズ研究の始め方を眺めていたときに、
木村君的に何かちょっと印象深かったことだったりとか、
気になっていることとかってあったりするんですか。
やっぱり、
なんていうんだろう。
まあ一個は、
よくこの移動とか、
あるいはモニティという言葉で、
世の中に発信してるなっていうのを持ってて、
よくわかんないじゃないですか。
確かに僕もわからないです。
で、ちょっと手元にあるので目次を読むと、
地域の課題と視点
移住者と車と、
あと観光と、
あとコロナ禍で外出が難しかったことと、
みたいな。
そんな多岐に渡るものを、
枠組みで捉えてみる人たちの、
どういう視点で、
この具体な事象を見てるんだろう、
っていうのが気になってるし、
面白いし、
面白がれる人は最初からこれ面白いと思ってるのかなとか。
なるほど。
なんか、
正しい。
なるほどね。
なるほどな。
ちょっとすごい、
個人的な興味なんですけど、
どういう視点でこの具体な事象を見ているのが気になっていると、
今言ってくれてましたと。
それこそこの移住とか交通、
移民みたいな話、確かに移動って言われたら、
移動はしてるなと思ったりはするけど、
確かにでもニュースだったり、
ニュース以外とかでも、
見るのってそれぞれ別の文脈で見る。
確かに。
確かになんでそれまとめたんだろうなって、
すごく僕も今興味津々なんだけれども、
それをどういう観点でそのまとめ方をしているのか、
どういう風な観点で面白がってるのかみたいなところに、
木村君が気になってるのって、
なんでそれ気になってるんだろうなっていうのは、
自分で見てみたいなって思ったんだけれども、
そこら辺ってどんな感じします?
はいはいはい。
確かに本当にね、
結城さんが言ってる通り、
それこそお二人それぞれ繋いだ市役所の担当課も全然違うので、
本は別ジャンル、
行政的には別ジャンルなんです。
はいはいはい。
で、
あの、
と、
3人でお会いしたこともあるような、
2人の研究者とお会いしたこともあったときに、
これって異動なんですよっていうことを、
当時は僕理解できなくて、
2人が楽しそうに喋ってるのを見てたみたいな。
いやいいな、はいはい。
で、
いわゆる僕みたいな一般の人が、
理解できないけど、
そのテーマを、
作っていることに、
やっぱ僕もすごい興味が、
そこにも湧いてる。
確かに異動という分野で、
僕少し言語化された書籍を読んだりしてるので、
なるほど確かに大事な権利な気がすると思われてきてるんですよ。
なんかもう一個、
ちょっと、
メタっぽい視点で見ると、
今はまだ市民権を得てないテーマを、
生み出すって、
すげえなと思って。
はいはいはい。
なるほどな。
そして社会にとっての、
常識を覆すってことじゃないんですけど、
一個新しい当たり前を作ってることなのかな、
とか思うと、
うわ、確かに、
うわ、なんか、
大事だし、
究極こう、
社会のあり方に対して、
自分も仕事をしていると思うと、
うんうん。
与えられた枠組みの中の、
社会を改善する動きと、
社会ってこういう姿もあるよねって、
言えちゃう人たちの思考って、
うんうん。
なるほどね。
一杯はしておきたいなみたいな。
なるほど。
移動的なジャンルもそうですけど、
そもそものところが、
興奮しちゃったみたいな。
移動と社会的責任
そうか、興奮しちゃった。
結構それは、
平村君として、
市議会議員として、
陸前高台に向き合ってる中で、
そこに近しい感覚を持つこと?
で、結構あったりするの?
えっと、
正直、
普段の
仕事の延長は、
あまりないんですよね。
はいはいはい。
うんうん。
ああ、ないんだ。
普段の仕事をしてる以上は、
あまりない。
あまりないんですが、
うんうん。
でも、ただふと
考えると、
例えばなんで、
あの、感情的な意味だけじゃなくて、
ですけど、なんで、
地方の街って、
創生した方がいいんだっけ?とか、
ああ、なるほど。
なんかそういうその、
えっと、
あれこれなんでなんだっけ?
みたいなこと。
で、
普段の市議会議員としての職務には、
別にそこまでやらなくてもいいのかもしれないんですけど、
うんうん。
立ち止まったり、改めて問い直してみたり、
うん。
自分たちの当たり前は、
地方創生とか、
地方には地域交付金が、
地方交付金が配分されて然るべきだよね、
っていうそういう当たり前と常識があるから、
僕は今こうやって仕事させてもらってるんですけど、
うん。
なんだろう。
まあそもそも東京の人たちが稼いだお金で、
本当にその地方にどれだけのお金を配分するべきなんだっけ?
そこにどんな正義があるんだろう?とかって、
はいはいはい。
意見なり主張を持っておかないと、
そのほうのものをこう、
挑めないな、
とかと思ったりすることはありますね。
なるほど。
はいはいはい。
めっちゃ難しい話。
難しいのはさっきのが難しいんですけど。
そうなんですよね。
へー。
そこらへんが気になってるんですね。
なるほどなるほど。
ちなみにこの本、
はい。
今挙げてくれた2つありましたけれども、
はい。
この中で木村くん的になんかすごい、
記憶に残ってる文章とかってあったりするんですか?
あー、えっとですね。
えっと。
えっと。
えっと。
ちょっと何ページか忘れちゃったんですけど、
うんうん。
移動というのは、
個人のことなのか、
うん。
社会的、政治的なものなのか、
っていう問いがあるんですよ。
はいはいはい。
で、これは、
えっとどちらもであるっていうのが、
まあ、その主張されていることで、
うん。
移動、まあ、
自分が好きに移動する、
っていうのはそんなん、
個人の勝手でしょみたいな、
移動したい人も、
はいはい。
まあ、外出ということに具体にすれば、
外出したい時はするし、
したくない時はしないよね。
そんなん個人の勝手だよねって、
結構ほとんどの人が思ってるっぽいんですけど、
うん。
あのなんかアンケートによると。
はいはいはい。
そうで、個人ではままならないことがあると答える人も一定割がいるんです。
で、
そうで、個人ではままならないことがあると答える人も一定割がいるんです。
そうで、個人ではままならないことがあると答える人も一定割がいるんです。
例えば、まあ、あの、免許返納者であれば移動手段がないですとか。
ああ、なるほど。
まあ、育児介護があったりですとか。
うん。
まあ、あるいはまあ、ご病気でいらっしゃったりする。
うん。
まあ、外出で言えばそうですし、
はい。
実は移住とかでもそうらしいんですね。
陸前高田の未来
うん。
あの、好きな時にノマドワークできる社会層の方もいれば、
そうではない方もいらっしゃる。
自分がプロジェクトを支援しているみたいな。
なるほどね。
個人的なものであり、
実は社会とか政治の責任の範囲も全然あるんだよって書かれた時に、
うん。
急に自分の仕事の範囲に飛び込んでくる訳なんですよ。移動が。
なるほどね。
社会が好きになるとか。
なるほどな。
これは僕の庭の話だみたいな。
はい、はい、はい。
はい。
ああ、まあ、確かに陸前高田という土地の場所なんですね。
ああ、まあ、確かに陸前高田という土地の場所なんですね。
ペンタカラーという土地の場所の社会のことについて考えている仕事ですもんね
そうなんです
なるほどな
感覚で言うと例えばですけど
例えば一人の人が結婚するかしないかとか
持つ持たないって本当は極めて個人的な話だとも思うんですけど
今少子化対策っていうように静かなる有事とか言われちゃったりして
他課題にもなっているみたいな
それは多分いろんな社会的な情勢とかあるいは研究とか
あるいは雰囲気とかも相まって
個人のことだけど子ども育てづらいのは社会のせいだよねっていうのが
多分違和感なく今受け入れられる社会になったなと思う
多分移動もこうなっていくのかみたいな
なるほどね
新しい社会課題ジャンルできそう生まれそうみたいな
発想する
社会課題ってことは例えば政治家の仕事ではあるので
個人的な自由でしょとはちょっとならないなっていうのが
確かにそうですよね
そう言われてみて僕もハッとしたんですけど
それこそ我々が例えば学生生活を送ったあたり
東京横浜あたりとかで別にたくさん人もいるし
今もしばらく人もいるだろうから
交通もちゃんとしてるしある意味インフラみたいな
水道とかそういうものをひっくるめてちゃんとしてたりする
ある程度修繕もされるし使い続けられるけど
例えばなんかそうだな
陸前高田がどうなのか僕はあまりわからないですけど
例えば僕が生まれた東北の横の県の秋田とかだと
そもそも人どんどん減ってる中で水道の修復とか
道の修復みたいなものってどこまでやるのみたいな
人だんだんいなくなってきてるけど
それのお金どこから持ってくるのみたいな話とか
すごいそういう話とか課題感として
多分いろんなとこにたくさん参見されていて
だからこそすごく
大変なことがあるんですけど
例えば東北だと仙台に集約しようみたいな極々論言ったら
一つの都市に集約していこうみたいなコンパクトシティみたいな
話とかもきっとあるんだろうけど
確かにそういう風に考えていくと
移動みたいなものも今は確かに個人の責任とか権利っぽくなるけど
確かにそこまでいくと100年後本当に今と同じような場所で
みんな住めているかというと違ったりするだろうから
確かにそういう政治に関わっている皆さんからすると
そこら辺も思考の範囲内に入ってくるのか
ちょっと今思って
木村君やってることすごい難しいことしてるな
いやいやいや
ただやっぱ本になるまで全然理解できないところは
自分のセンスの無さを感じるなと思う
難しいですよね
そういうのがアカデミックの世界で切り開いててくれているのが
嬉しい感じが
本当そうですね
正直社会学って
僕は正直なじみない分野なんですけど
社会学があるおかげでテーマができて
もしかして将来的にお金であったり人っていうリソースが
社会から配分されるかもしれないと思う
めっちゃ大事な仕事してるなっていう
仕事としては思う
確かになそれこそあれですよね市民権が今ないかもしれない
見づらいかもしれないけど見えるようになっていくみたいなところを
例えば何か作ってきてる人の
例えば一つとして我々の研究室の先生とかは
一つあるのかもしれないですねベルビングの先生ですけど
多分始めた頃は本当に怪しまれていたんだろうなと思う
確かに確かに
我々が研究室にいたときも怪しまれている節があったような気もしないでもない
我々はそこは多分感度が高い方だったと思う
ベルビング大事だよねって思う
確かに幸せの研究室にいるよとか言うと
ちょっとお?みたいなのは僕はあった気がしますね当時
ありましたよね僕も相手によっては
若干迷った結果心理学系の研究室に行き渡してましたもんね
ジャンルが作られたという意味では
確かにうちの研究室の先生もそういう感じですよね
ちなみに今こういうふうに話し切れなきゃいけないと
本の話がそれちゃうのかもしれないけれども
木村君自身が陸前高田と向き合ってきている中で
多分その時々向き合ってきている課題感テーマ感って
徐々に変わってきているところがたくさんあると思うし
寂しくない社会の実現
それも多岐にわたっていると思うんだけども
今一番その陸前高田と向き合っている中で
木村君が気になっていることでどんなことなんですか
ちょっとこのジャンル的な意味で言うと
僕問いがあって
自分に対しての
どうすれば誰も寂しい思いをしない社会になるんだろう
っていう問いがあって
なるほど
いつ思ったんだっけ
思えば自分の人生
ずっとそういうのを大切にしてきたなあと思うんですけど
究極そこにつながるように
いろんな
委員活動をしているつもりではあって
例えばその意味で地域交通の野村先生と書かれたことがすごく重要で
やっぱり人が自由に
外出ですね
外出ができることって
人が人とつながる機会をつくることになるし
そうじゃなくて
家に閉じこもっちゃう人がいるってすごい寂しいなあと思ったりですとか
なるほど
急にちょっとギュンと違う方のハンドルになっちゃいますけど
LGBTの方々の権利
絶対間のパートナーシップ制度っていうのがあるんですけど
ゲイの方同士で実質この二人は結婚と同等だよねみたいな
ことを保証してあげる制度があるんですけど
知る役とかやってますよね
そうですそうです
陸前高田でも1年前についに導入がされて
そうなんだ
4年ぐらい頑張ってましたかね
これも
自分の中では究極
人が人と生きるって
そっちの方がいいよねみたいな
阻害されてしまう人がいるってのはすごく
自分にとっても社会にとっても寂しいことだよね
どうすれば誰も寂しい思いをしない社会をつくれるのか
LGBTと地域交通の取り組み
なるほどね
これを最初にちょっと勇気を出して言葉にしてみたときに
それこそ
それはあきらくんがおせっかいなだけじゃないみたいな
言われた
みんなが寂しいと思ってんの
別にそういうつもりじゃなくて
一人でいた人は一人でいるし
別に寂しいかどうかなんて
個人の話だよみたいな
なるほどね
なんかそうな気もするし
僕はうまく言語化できるタイプじゃないんですけど
でも人って寂しくない方がいいなみたいな
そんなことしてたら2019年とかに
孤独担当大臣ができたりとか
これ僕別に関わってないですけど
やっぱりもしかして大事かもしれないじゃんとか
思うようになってきたみたいな
なるほどね
見れる人って本当すごいなって思ってるっていうのも
そこに繋がるんですかね
なるほどね
ちなみにおせっかいだけなんじゃないのって
言ってくれたのは結構いたんですかそういう人
結構
当時やっぱポカンとされちゃったですかね
それはどこの人たち
えっとですね
NPO
僕NPO出身なんでNPO周りの人と喋っても
受け入れはされないけどちょっとこう
どういうことみたいな
例えば明確に
母子家庭で貧困でとか困ってる
当然手を差し伸べるべきみたいなのがありつつも
社会全体寂しくない方がいいよねみたいなことに対しては
あつまり君は孤独死のことを何とかしたいんだねとか
っていうふうに解釈してくれようとして
ちょっと抽象度をもう少し上げたい
発言なんですよ僕のこと
だけど本当明確に具体な困りじゃない限りは
個人自由なんじゃないっていう風な
方もいらっしゃって
なるほどね
そうだけどそうなのかなみたいな
ちなみに木村君としては寂しいってのは
どこら辺からその感覚が出てきているの
これは
なんか自分
これの具体例を出すからますますおせっかいだと思われる
中学生高校生の時って
お弁当の中学校高校に行ってたんですけど
給食がなくて
休み時間になるとそれぞれお弁当食べるんですけど
互い同士で飯食ったりするんですよ
そういうのがあって
別にいじめられてるわけでもなんでもなく
一人で食べる子も当然クラスにいて
そういう子に一緒に飯食いに行きたくなっちゃう
人なんです
なるほど
だって一人で食べるよりみんなで食べた方が楽しいじゃん
っていうのは僕は多分そういうタイプで
これがまさにそんなのおせっかいだっていう方と
学んだ方が結構多かったかな
なるほどね
だけど実はね数人
そうそう俺もそういう高校生だったよ
おせっかい側だったよっていう人もいて
なんかちょっと
多少わかってくれる人いるんだなみたいな
伝わってますね
別に寂しいかというよりもそういう状況が
ちょっとギュッギュッってなっちゃうんですよね
なるほど
その人が寂しいと思ってるかいないか自体は比較的
あんまり関係ない
そうなんですよね
そういう状況なんだ
その状況というのは今のお弁当話を聞くと
一人でご飯を食べている
要するに何人かで食べているわけじゃない
みたいな状況のことを言ってくれたのかなと思ったんだけど
何か他にサンプルある
他のサンプルは
僕あれなんですよ
ファミレスで一人でご飯を食べている人を見るとギュッってなっちゃうんですよ
えーそうなんだ
そんなんこの人が自由に食べてるだけじゃないですか
はいはいはい
それはそうだ
だいぶ自分も社会人になって
一人で飯食うこともあるようになって気づいたんですけど
その人に象徴される
今この瞬間を一人で過ごしている人って
世の中にもいっぱいいるのかなとか
サンプルでいうとそうで
僕が思ってることなんですけど
寂しいですかって聞いても寂しいとは答えなくて
でも寂しい状況にある方って
その寂しいことに慣れてしまうし
寂しいときに寂しいって認めるって相当辛いことだから
確かに確かに
主観的調査をしても寂しいと答える人そんなにいないと思うんですけど
でもそうこうしているうちに
人と人の同士の関わりも薄れてしまっていて
何か困ることになっちゃうかもしれない
一方で
何か
人と人との関わりも薄れてしまっていて
一方で
なるほどな
孤独によってそうな状態になってしまうことは
僕はあると思うんですけど
おせっかいで人が死ぬことってそんなないだろう
確かに
だったら多少面倒くさかったり
またあの人おせっかいしてきたよって文句言いながら
人と人とつながってる社会の方が
いいなそういう社会に対して
政治家という手法でできることってなんだろうなみたいな
なるほどね
伝わってますかね
めっちゃいいですね
37:04

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