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2025-08-25 37:15

#59 『10年後、ともに会いに』ーーあなたの大切な人との出会いに請求書が届くとしたら、いくら払いますか? | ゲスト・インタビュアー / 中田達大さん

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前回に引き続き、インタビュアー/合同会社OQUYUKI代表の中田達大さんをお迎えして、“読みかけの本”について語り合います。
 
【今回のゲスト】

インタビュアー/合同会社OQUYUKI代表
90年生まれ。これまで約400名のインタビューを経験。「インタビューにできることは、もっとたくさんある」という思いで、2025年4月にインタビューカンパニー・合同会社OQUYUKIを設立。プライベートでは、2021年に夫婦で栃木県那須エリアへ移住。ミスチルが大好きです。

会社HP:https://oquyuki.com/
Podcast:https://open.spotify.com/show/6pNaDFx75sHEQXcyKPtwLC?si=6b6ee7e1aa1947ef
 
【登場した本】
『10年後、ともに会いに』 寺井暁子

サマリー

このエピソードでは、中田達大氏が10年後の自分について振り返り、特に人生における偶然や出会いについて考察しています。また、本棚に残る本とそれにまつわる意味深い経験についても語られています。中田達大氏はインタビューという形式を通じて出会いの重要性について述べています。彼の退職を機に始まった旅や学びが出会い方の革新を促し、より深い人間関係の構築への可能性を探ります。このエピソードでは、中田達大氏が出会いの概念について考察し、偶然の出会いの価値やビジネスにおける戦略的なマッチングについて議論しています。また、10年後の未来に何が待っているのかを楽しみにする様子も描かれます。出会いの価値に関する深い問いを通じて、聴取者が大切な人との関係をどのように評価するかについて考えています。

10年後の予測
10年後、あなたはどこにいるんだろうねっていう言葉を、さっき読み上げてくれてましたけれども、なんかあの、なんて言うんですか。
雑に言うと、それを読んだ時から今10年後じゃないですか、中田さん。 うん、確かに。
なんかその時の中田さんもしかしたら、わかんないですけどね、どこにいるんだろうなって思ったりもしたのかなーって、なんとなく僕の中で妄想をしたんですけど。
その時の中田さんとしては、なんか10年後どこにいるのかって、どんなことを自分に対して思ったような気がします。
いやー、何を思ってただろうね。でもまだ東京にいると思ってたかもしれないし、同じ会社で働いてると思ってたかもしれないし、だと思ってて。
だから意味わかんないことになってます、今。その時から10年後、10年経って。
意味わかんないことになってるんですね、そうなんですか。
とちぎの那須でインタビュアーって言ってるんで。
那須もそうですよね。もともと生まれとかそっちとかは言うわけじゃないですよね。
そう、全く縁もなかったとこに今いるので、とちぎの那須でインタビュアーって言ってるなんて、僕新卒入社した時の自分は全く想像してなかったですね。
そっかそっか。そこを聞いてるとほんとそうですよね。那須とちぎの那須でインタビュアーって言ってる。
本当に、ホゼが言ってる、そこにいる理由が想像のつかないような興味深い話にはなってますね。
あー、なるほどね。
今聞くと思ったけどね。でも北村さんもそうじゃない?10年前とかって。
まあそうね、10年前ね、何年だ?2015年か。15年、14年ぐらいから10年経ってみて、何してるって確かに僕も今沖縄に、まあ短期だけど住んでるみたいなこと思ってなかったですからね。
ですよね。
沖縄か、遠いなーぐらいしか多分当時は思ってなかった気がする。
ですよね、そうそうそう。
なるほどね。
10年っていうのがまた絶妙なスパンですね。だから10年後共に会いにの10年って、思いもよらぬ場所に行くには十分な期間。
本棚と残る本
そうですね、高校生からして10年間ですもんね。
それが例えば何か高校生から5年、数年経って大学生とかだったら別に何か比較的、何かそういう何て言うんですか、考えには至らないとかもありそうな気もするし。
うんうん、そうそうそう。20代後半ってね、一定ちょっと仕事も経験しながら、30代手前のいろいろ考え始める時期でもあるし、ライフステージも変わって、何かこうライフもね、ライフの部分でも変わっていく人もいるから、何か絶妙ですね。
確かに。
ちなみにその、この本はこの10年間、中田さんの本棚に残り続けているわけじゃないですか。
中田さんの本棚に残っている本というのは、なんかどういうものは残して、何を捨てているんですか。
なんかね、関係続けたいな、シンプルに関係が続いたらいいなって思う本を残していってる気がしますね。
あーなるほど、関係が続いたらいいなという本。
もっと関われるなとか、もっと違う関わり方があるかもなとか、そういうもっと面白がり方が違うのあるかもなとか、そういうふうにちょっと思える本は残しているんですね。
この本が10年間残っているのは、中田さんにとってどういう意味があることなんでしょう。
多分ね、こういうことをしたいんだと思います。
あ、そうなんだ。
読むっていう関わり方が今までしたけど、この本。
いつかこれを、例えばわかんない、参考にしながらとか、これをインスピレーションにしたいとか、
そういう、それを経てまたこれを読むとか、そういう関わり方をまたこいつとしたいなって思ってるかもなって思いましたね、今回。
そこまで考えて明確に読むことができたらいいなって思いますね。
偶然の面白さ
これより面白いことやりたいとかね、ちょっと消しかけられてる感じね。
そうかそうか、それもあるね。
これ面白すぎるというか、ちょっと嫉妬するから。
嫉妬しちゃうのか。
いいなあ。
なんか今聞いてますと、僕の話になっちゃうんですけど、
なんか、ほらこの読者のまにまに、もう1年ぐらいやってきてる中で、結構ゲストに呼ぶ方がいろんな呼び方をしているなーって思ってるんです。
それは、それこそ直近仕事とか何かしらで絡んでいた人みたいな人も全然あるし、
はたまた最近出会って1回だけ話したんだけど、もうちょっと話したいなと思って誘うみたいな。
あーいらっしゃいますね、聞いてたらね。
結構あるし、はたまた昔の学生、学部大学院時代の同期、近しかった人っていうのもあったりするんですけど、
特になんか、なんていうんですか、学生時代のそういう人に話したり連絡したりすると、言うてももう5年10年連絡してませんって確かにいるなって思って。
それは結構個人的に毎度終わった時に、他もそうなんですけどまた違う嬉しさがある感じがすごいあって、
また改めて繋がり直した感じというか、全然違うこと今、あの時と比べると自分もその人も感じたり、全然違う場所にいたりするんだけど、
ちょっとまたここで縁が触れることによって、何かちょっとまたお互いの人生、何かしら1ミリかもしれないし0.1ミリかもしれないけど、
なんかちょっと影響与えあってまた離れていくみたいな、この感じがなんかすごく嬉しいな、楽しいな、
また10年経ったり15年、20年したりしちゃうのかなーみたいなことを思ったりしてるような気がするなーみたいなことを、
なんか今の話を聞きながらすごく思いましたね。
めちゃくちゃいいっすよね。だから、その時の自分たちとまた違う今の自分たちなんですか、仕事も例えば違えば、考えてることとか価値観とか、
それでもう1回会ってみたら、また何か違うものが交換できるかもしれないし、何なら違う関わり方が生まれる、
何か一緒に面白い、何かできるじゃん、これみたいな。そういうふうになっていくのって何だろうな、
すごいその人個人の人生にとっても大事だし、なんか世の中的にもそっちの方が面白くなっていく気がしてますね。
あー、面白くなっていくか。
なんとなくそれは感じる。で、基本大人って再び出会うの苦手じゃないですか。下手じゃないですか。
そうですね。
すぐ連絡しなくなっちゃうし、結局きっかけがないと声かけれなくなっちゃったりとか、子供みたいに無邪気に誘えないし、
再会が下手くそになっていくから。
あー、再会が下手くそね。
それは世の中の損失だなとも思ってます。
あー、世の中の損失か。
さっき冒頭で、本として1冊、この寺役子さんの10年後共に愛に戻してくれた後に、福木修造さんの偶然性の問題、偶然についての話は根底がつながっている気がすると言ってくれてましたけど、
そこに意識を向けてみたいなと思ったんですが、改めて今みたいな10年後共に愛についての話をしていくと、
その偶然性の問題とは、根底部分ではどんなところがつながって、そんな感じしましたか。
なんかその出会いっていうテーマが、そもそも偶然と密接に結びついてる気が。
人と人が出会うってこともそうだし。
はい。
だからそもそもこの寺役さんがこの愛に行ってる友達も、そもそも偶然じゃないですか。高校でその人たちと出会って。
たまたまですね。
たまたま出会えてるんですよね。
たまたまその時にそこにいるし、たまたま同じ年齢だったみたいなことですもんね。
そう、それだけなんですよ。たったそれだけなんですよ。でもこの人は旅に出た。
で、その旅もさ、いろんな偶然の連続でしかないじゃないですか。
だからもう根底これ全てなんだろうな。
その偶然っていうものをどう面白がるかっていう話の一つの切り口。
偶然出会った人たちとのその出会いみたいなことを、そのまんま何も触れないこともできるし、忘れて過ごすこともできるんだけど。
もう一度その偶然をめでようとしてるっていうか、味わおうとしてるっていう感じにも見えたんですよね。
で、もう一回会いに行くっていう。
そこで何が起こるかっていう、それもまた偶然にかけてみるみたいな。
で、なんかその偶然っていうものを面白がろうとする姿勢を根底に感じるんですよね。
あー。
なるほどね。はいはいはい。
そうそうそう。
偶然というものを面白がろうとする姿勢。
なるほど。
僕はそれが好きなんですよね。
あー。
なんか、そう。
なるほど。
で、今日この収録をさせてもらってる中でも中田さんが面白がるという言葉を多分5、6回ぐらい言ってくれてるなみたいなこと思って。
はい。
中田さんにとっての面白い、面白がるみたいなものって何なの?みたいなことをちょっと聞きたくなっちゃった節があるんですけど。
確かに。
それはなんか中田さんのご自身は今どんなふうに思ったりしてるんですか?
めちゃむずい話ですね。
めちゃむずいです。
言わせんね。
いや、僕がね、もうほんとね、ほんとだから、多分北間さんは一緒に仕事させてもらってるからご存知かもしれないですけど、面白いって話よく言うと思うんだよ。
自分が面白いか面白くないかぐらいで判断基準、それぐらいしかないみたいなちょっとアホなあれなんですけど。
なんだろうな。
要は捉え方が変わるし、認知が変わるきっかけなんですと思ってるんですよね。面白いものって。
あー、なるほどね。はいはい。
面白がろうとすると、今まで捉えてた捉え方とは違う角度から光を当てたりするんで、そのものに対する認知とか認識が変わり得る行為な気がします。
で、それってすごい大事だなぁとも思うんだよね。
なんか、単に面白いって話もあるし、なんかこう、なんだろうな。
認知が変わる。
そうそうそうそう。またそれはなんか、誰かの嬉しさを作っていく行為でもあるよなって思うんですよね。
例えば僕がこの寺井さんがこういう偶然の面白がり方をしてくれたからこういう本になって、その本を読んだ僕は、こういうこともできるんだって。
10年前に会った友達たちに声をかけて会いに行くって。
そっか、それ面白いじゃん、やってみたいじゃんって、例えば僕も波及効果を得てるっていうか。
そういうふうになんだろう、その寺井さんが面白がってくれたおかげで僕の認知が、認識も変わってる。
そういうようなものが連鎖していくみたいなイメージもあるし。
なんか面白いって、僕はなんかそういう感じかな。
なるほどね。
ざっくりしてて申し訳ないです。
長田さんが面白がるって言葉をよく口から出し始めたのはいつぐらいなんですか?
見つかりましたね。
新卒時代はそんな言ってなかったと思うな。
インタビューとの出会い
たぶんインタビュー出会ってからぐらいが多いかな。
へー。
うん。
あ、そっか。インタビューと出会ったって今言ってくれてましたけど、インタビューと出会ったっていうのはどういうタイミングなんですか?
僕はその会社、新卒で入った会社を30ぐらいで退職するんですけど、その退職する直前ぐらいから自費出版で本作ったんですよね。
インタビュー集を。農業に関わる。
それを作るときにインタビューってものにたまたま、もともとはそんなことインタビューしたいぜって言って始めたわけじゃなくて、
農業に関わる人の話をただ単に聞いてみたい、学んでみたいって思ったことだったんですけど。
あー、なるほどね。
そうそうそう。当時の上司がそれ本にしてみたら?みたいに言われたんで、本にするかと思うとインタビューって形式になる。
たまたまなった。インタビューして文字に書くみたいな感じになったっていう出会いですね、最初は。
なるほどね、そっか。
学んでみようと思って言い始めようとしたときに、本にしてみたらと上司の方に言われたと。
そうそうそうそう。
あ、そういう流れなんですか、あれ。そうなんだ。
出会い方の重要性
そうそうそうそう。
そしたら別に農業が云々というか、インタビューに意識が向いていった?
そっから、そっからそうです。
あ、そうなんだ。
そっからやってみたら面白いなーって。
はいはいはいはいはい。
あ、じゃあそれまでは別にそういうインタビューっていう言語化をご自身に対してはしてないし?
そうです。
っていう感じなんだ。
そうそうそう、全く。
なるほどね。
あ、知らなかった。そうなんだ。
そうそうそう、そうなんです。5年ぐらい前かな、それが。4年半とか。
なるほどね。
そっかそっか、5年経ってそれが奥行きというものになって、中田さんが今始めてきているんですね。
そうです。そして面白いということを口癖のように言うような人間になっているっていう。
そっかー、なるほどー。そういう流れがあったんだなー。
ですねー。
はいはいはいはい。
なんかそんな中田さんがなんかそれこそもうちょっと今というタイミングについてなんか改めて戻ってきてみたいなって思ったんですけど、
今改めて何かすごく会社を始めたっていうタイミングでもあるとは思うんですけど、何かその会社運営事業運営みたいな話とはちょっと離れたところで、今なんかご自身として意識向けていること、気になっていることってどんなのがあるんですか。
僕は出会い方ですね。今日の話にも通じるんですけど。
なんか自分のやってる活動が全てその出会い方を世の中に増やすとか、出会い方を発明するっていうことを僕はやりたいんだなって最近気づきまして。
出会い方を、なるほどね。
出会い方を発明する。
発明するか。出会い方を発明するってなんか聞いたことがない言葉で今思ったんですけど、それもうちょい聞いていいですか。
出会い方を発明するってどういうことなんですか。
えっとですね、出会いっていうテーマがずっと僕たぶん旅した頃から自分の中にずっとあるんだろうなと思うからこの寺井さんの方にも惹かれてるしっていうのはずっとあったんですけど、
最近改めて思うのは、一人の人間の人生を思ったときに、人との出会いのインパクトって半端ないなと思ったんですよ。
僕の人生振り返っていろいろ勉強したりいろんな経験したりとかもあったけど、
それよりも例えば、この人とこの人とこの人との出会ってなかったことに例えばしたら、3人ぐらい引っこ抜いたらもう僕ここにいない気がするんですよ、例えば。
今、北山さんと喋ってないじゃないですか、と思うんですよ。たった3人、たった3人でも、何なら1人でもいけるかもしれないですよ、場合によっては。
例えば妻とか、他ね、例えば当時の上司とか。
たぶんその当時の上司と出会ってなかったら僕インタビュー集作ってないので。
本のさっきの話ですね、本は出してないですもんね。
インタビューはやってないですよ、みたいな話があるから、出会いのインパクトってまず半端ないなって思っているんですけど、
あまりにもそれが空気のような感じになってたり、あるいはもうこれは偶然の問題だっていう話になっていると、
人と人が出会うってことについて、まだなんか世の中全体も含めて、あんまり議論が深まってないんじゃないかと思ってるっていうか、なんだろう。
もっと違う、さっきの面白がり方で言うと、もっといろんな面白がり方ができるんだけど、出会い方を増やす意味で。
あんまりその話にならないなって思っていて、でもすごい大事だよなと思っていて、
ここに僕の中のギャップとかがあるから、問いが生まれてるんですね。
こんなに大事なものなのに、察して議論されてない。
だから僕も東京行った時って本当会社と家の往復で、例えば町に住んでる人たちと出会ってもなかったし、
同じ会社にも多分、もし出会ってたら一生の友達になってたような人もいたかもしれないけど、
全然オフィスで働いてて出会わなかったし、そういうことっていっぱいある気がしていて。
でもこれってたった一人でいいから、本当に大事な人と出会ったらとんでもないインパクトがあるから、
たった一人と出会うってことに対して、もっと世の中でもっと面白く真剣に考えてみてもいいんじゃないかってちょっと思ってるんですよ。
奥行きと人間関係
へー、なるほどね。
だけど認知の話と一緒で、多分今そういう認知になってないって話ですね、出会い方について。
っていうのがまず思ってました。
出会い方を増やそうと思った時に、僕はたまたま縁があったインタビューってものが結構使えるんじゃないかって今思っているっていうのがあって、
インタビューって1時間ぐらいがっつり聞けるんで、さっき言った奥行きに触れられるような形になります。
で、例えばそういうものに触れた時に、町のカフェの店長みたいな人の人生に、例えば触れましたって。
普段行ってんだけど大して喋ってないみたいな。
でもたまたまショップカードにQRコードがあって聞いてみたら、そんな人生歩んでんだ、あの店長みたいな。
そしたら次行った時、ちょっと勇気出して話しましょうかな。
そしたらここで出会ってるじゃないですか。
こういうことがもっと起きたりしないかなとか、あるいは会社の中でも、もう一緒に働いて長いんだけど全然知らなかったんだけど、
その人の奥行きに触れることで、この人ってこういう経験してこういう考え方で今こうなんだってことに、
例えば触れた時に、もうちょっと話してみようかなとか飲みに行ってみようかなとか。
そういうことが生まれたら、それもまたある意味出会ってなかった人ともう一回出会い直してるみたいな。
そういうふうに、奥行きに触れるような情報を世の中に散りばめておくみたいなことをしたら、
なるほどね。
偶然みたいなものが、ガチャがまた生まれてくるっていう。
はいはい。
スリートを垂らしておくみたいな感覚。
こういうことを広げていけないかなってまず思って。
なるほど、なるほど。
そうそうそう。ちょっと話長くなっちゃったんですけど、そういうことを思ってたんで、
出会い方についてもっとテーマとして、どうしたら増やしていけんだろうとか、どういう出会い方が増えたら面白いんだろうとか、
出会い方もいろいろあるし、そういうことを考えたい、今日この頃みたいな感じですか。
そうなんですね、そっか。
なんか今の聞いてると、奥行きっていうのも、今日のこの収録の冒頭でその意味、背景を教えてもらいましたけど、
その時はなんかそうなんだなって思って聞いてたんですけど、今の聞いてみると、なんていうんですか、結構僕も繋がるところを持っているかもなーみたいなことを思っていて、
僕は多分奥行きっていう言葉を使っていないし、多分中田さんのとはもちろんずれてしまう、違うと思うんですけど、
奥だとなんか歴史とか文脈みたいなことは結構ずっと意識して、対戦しているなーみたいな気がして、
この番組やってるのも結構そういう、なんか本を語ろうとした時に、その本の内容の紹介だけとかじゃなく、
読んだ人だったり触れた人たちのその、それまでの文脈だったり、歴史みたいなものと重ね合わせたところによりなんか面白さがあるんだろうなーみたいなことを結構思ってこれをやってるなーみたいな気がしていて、
なんか多分中田さんが言ってくれた奥行きと違うニュアンスが全然あると思うんだけど、多分重なってるようにもきっとあるんだろうなーみたいなことを今話しながらして思ったなーみたいな。
めちゃくちゃそう思いますよ。だってこれ聞いてくれた人は少なくとも1時間前、聞いてないよりは私のことをちょっと知ってくれてますもん。
しきたまさんがこうやって聞いてくれるから。それはホームページでは絶対出てこない奥行きだと思う。
出すの難しいっすよ。これライティングして文字で書くって相当難儀というか。
難儀難儀。無理無理。
難しいっすよね。
読んでられないっすよ。
読んでられないっすね。
そう、こういうことを。そしたら僕に話しかけてくれる人いるかもしれないじゃないですか。これ聞いて。
確かにそれは本当そうですね。
出会いの偶然のガチャが起きてるというか、なんか不思議なことが起きてるじゃないですか。
なるほどね。
そういうことをですね。
なんかそれ僕すごい、一つ疑問があったんですよ。この始まる前に。
ほら、この番組1年ぐらい前からやってるけど、いつぐらいかな今年かな去年かわかんないけど、中田さんが時々聞いてるよーって時々声かけてくれてたなと思って。
物好きだなーってよく聞いてるなーって思ったんだけど、確かにそういう出会い方みたいな話とか、出会いという言葉で僕は認識してなかったりするけど、比較的そういうものを確かに僕も近しいやつをやってるのかもなーって今思ったりしました。
めちゃくちゃそう思います。くるみ堂コーヒーに行った当時の景色とかね、めちゃくちゃ北山さん聞いてくれたりしたけど、あの辺とかもね、こだわりを感じました。
あーそう。そういう。
話さないよね、その10年前行ったカフェの時の入った時の感じみたいな。
そうそうそうそう、本当に話さない、本当に話さない。
出会いの概念について
なるほどね。今、中田さんが話してくれた出会いっていうのを聞いていて、ちょっと僕今調べてみたんです。
調べたっていうのは、いや出会いって、でもなんかよく考えると、今日本の中で出会いって言葉使うと、だいたいなんか結婚とか恋愛系マッチングになりそうだなーみたいなこと思って、
Googleにちょっと出会いってだけ入れてみたんですけど、いやもうすごくて、ご近所での出会いマッチングならとか、ナンバーワンフィリピン人出会いサイトとか、
はいはいはい。
なんかそういうのしかない、出会いって。いや、出会いって基本恋愛とか結婚とかそっちに行くんだなーみたいな。
それもなんかまあ、なんていうんですか、すごい、まあ良くも悪くもすごい偏りがきっとあって、中田さん感じてるその議論が深まっていないっていうところのまさに現れなんだろうなーみたいなことを、
なんかすごい思いましたね。もしかしたら違う世界線だったら、結婚とか恋愛とかじゃなくて、なんかよりなんて言うんですかね。
そういうマッチングじゃない出会いの話が検索キーワードとして第一ページに出てくる世界線もあってもいいかもしれないし。
そうね。そうなんすよ、本当に。
確かにね。
なんかね。
結構自分の中では偶然的か、ちょっと計画的、意図的かの2つにちょっと自分の中であって、そのグラデーションがある感じがなんとなくしてて。
計画的。
計画的っていうのは、いわゆるマッチングを第三者が行って、ある目的や意図を結構明確に持った者同士が出会う。
例えば、恋愛しましょうとか、あるじゃないですか、ビジネスマッチングもそうかもしれないけど。
お見合いとかもそうかもしれない。
そうかもそうかも。
意図的ですね、確かに。
結構すごいじゃないですか、今広がってるし。
これこれでめちゃくちゃいいと思ってるんですよ。
そこもなんかバッと不思議な出会いが増える意味ではめちゃくちゃいいじゃないですか。
恋愛のためにとか、お互い仕事で何かより良いつながりを持つためにみたいなそういう目的。
本当に誰かとそういう目的でつながりたいときにつながれるって今までなかった意味ではめちゃくちゃすげえなと思ってるんですけど。
こっち側の話、自分はどっちかというとそっちよりもうちょっと偶然的な方で、
こっちはなんだろう、誰かが代理でマッチングしますみたいな世界でもないし、
お互いが目的や意図を明確に持って出会っていくっていうよりは、
よくわかんないけどたまたま行ったカフェの店長と友達になったみたいな話とか、
たまたま聞いた社内ラジオで隣の部署のあの人と飲みに行ってたみたいな話とかって、
結構偶然的な話だなと思っていて、
結構僕偶然的な方をいっぱいツリート垂らすようにいっぱい世の中にツリート垂らしておいて、
1個引っかかったみたいな。
偶然のツリートってめっちゃ面白いですよ。
多分好きなのはこっちで、
ただこれは悩ましいのは、やっぱこれってビジネスになりづらいからあんまなってないんですよ。
偶然って。
計画的な方がやっぱビジネスになるじゃないですか。
そのニーズがある人たちをマッチングするっていう話で。
だからお金くださいって。
これ偶然のツリート垂らしておきましょうよって。
ここがやっぱ認知の話になってくるんだと思うんですけど、
偶然の出会いの価値
例えばわかんないですけど、数万円で自分のラジオ撮りますみたいな。
僕行きの例えば。
それ置いといたら、もう例えば5年10年もしかしたらただSpotifyに置いとくだけでも、
ちょこちょこ聞いてくる人いるかもしれないじゃないですか。
なるほどね。
10年って、1人本当に大事な人と出会う確率って全然ゼロじゃないと思ったんですね。
なるほど。
思ったらその1人との出会いに、例えば1、2万円払うっていうことをどう捉えるかって話なんですけど、
これを僕は安っていう認知の世の中になってった方がいいなっていうか、
面白いこと起きそうだなって思っちゃってるんですね、多分。
なるほどね。
でも今って多分そういう捉え方ができない。
今目先の半年間のPV数とか、そこで来客、集客数に繋がらないといけないとか、そっちいいじゃないですか。
だから偶然をどう面白がるかっていうことの認識がまだ僕的にはあまり深まってない。
みんなで深められてないから。
これを深めていけると、10年に1人出会うことにツリーと垂らしておく面白さに数万円払いましょうっていうことを
楽しめる。
そうすると何が起こるかなってその人も楽しいみたいな。
そういう意味で、だから偶然ってものに対しての認知、認識ってものがちょっとずつ変わっていけるような提案を奥行きでもしていけたらいいなってちょっと思ってるんですよね、やっぱり。
白い。
なるほどね。
ここめちゃくちゃビジネスになりづらいんで、めちゃくちゃ大変だろうなと思って。
そりゃそうですよね。
は?みたいな。は?みたいになっちゃうこともやっぱあると思う。
なんかすごい今の聞いて思ったんですけど、当初の目的やテーマ、僕で今の聞きながら思い返したのは、中田さん確か読んだって言ってくれた気がするんだけど、
僕が戸籍書を北村からあらしろに苗字を変えたときに、戸籍じゃないや、苗字をなんで妻側の苗字に変えるのかみたいなノートに結構数万字で書いたんですよね。
はいはいはい、読まれてましたね、あれなんかね、記録。
で、あれ、なんて言うんですか、僕の意図としては自分としてちゃんと整理、自分の中で整理しておきたかったっていう話と、
あとなんかいくらちゃんと説明しようとしても親族にマジで伝わんない感じがして、なんで変えるのかみたいな。
無理だったからもう言葉で書いて、親族にばらまこうと思って書いたっていうのがあるんですよね。
なるほど、詩的理由というかね、最初。
すごい詩的理由、それをノートっていう場所でやってみたんですけど、それで結果的には今はもうその目的が果たされてるから公開してる理由ないんですけど、
でも別にノートってすぐに閉じることが絶対じゃないじゃないですか。
なのでただ単に公開してるんですけど、今もネットの世界に漂ってるんですけど、それを見て結構時々連絡くれるんですよ、人が。
いやなんか今、結婚しようとしてて苗字迷ってるんですけど、奥さん側の苗字にするって今私たちもしたいんだけど、なんかちょっと難しくてみたいな。
どう考えたらいいですかみたいな相談が来たりすることは稀にあるんですよ。
それってなんか僕個人としてはマジで全く当初想定してなかったことだし、マジで偶然でしかない。
僕は別に求めてもなかったもともとは。
けどなんかそれが一人二人出始めて、なんかそれは面白いかもしれないと思って、今後公開し続けようと思っておいてる。
はいはいはい。
未来への期待
それはなんかお金を自分で払ったわけじゃないけど、あれ書くのに相当時間使ってるから、ある意味両力は相当使ったんですけど、
でもすごい良かったな、このまま公開したらよりなんか面白いのあるかもなって個人的に思い続けてる感じがしてて。
長谷さんの聞いて、でもそれって確かに仕事に、ビジネスになりづらさはあるかもしれないけど、そういうのに近しい事象をその人が結果的に起こしていて、
世の中にいくつか置かれてるものって結構あるんじゃないかなみたいなことを今結構思ったんですよね。
いや本当そうだね。
いやなんかそういうの、そういうの何かな確かに奥行きから広がっていったらいいなって今すごく思いました。
そうなんだよね。
だから北山さんもそれを置いといたらね、また何年後かにめちゃくちゃ実際会っちゃいましたみたいな話もあるかもしれないし。
あるかもしれない、全然あるかもしれない。
誰かがものすごい救われる可能性も全然あるし。
そういうものを置いとく楽しさ、待つ楽しさっていうか、偶然を待ってみるっていうことをどう捉えるか。
この捉え方が変わるとすごいインパクトある気がするんだよな。
例えば結構多くの人が偶然を待つことを楽しめたら、なんかいろんなこと起きそうかなーって。
それは個人の人生においてもだし、個人の人生の集積が結局社会だから、
結果的に世の中にもって話なんかなーって思ったりするなー。
なるほど。
いやー、そっかそっか。
いやー、ここのまだ、今まだ始まって1ヶ月かもしれないけど、
これがまたね、なんか1年経ったらよりもしかしたらもっといろんな偶然が世の中に散らばっているだろうし、きっと。
10年、まさにさっきの本の話かもしれないけど、10年経ったらどこにいるのかってなんかすごい楽しみですね。
本当ですね。
今日、だからいい機会ですね。これ残しといて。
10年後聞き返したら、
遊んでるなーみたいな。
ってなるのか、結局ずっとやってるな、これみたいな。
楽しみだな。
確かに。だから僕が何か問題起こしてこの番組を潰さない限り。
北川さんが何か炎上して。
僕かもしれないから、僕を気をつけないといけない。
僕が炎上してこれを番組無くしても、音源データは残っているんで、その時は言ってください。
プライベートでこっそりもらって。
こっそり炎上してると思うんですけど。
楽しみだな、だから。
そんな話をしたらいい時間になったなと思って。
本当ですね。
改めてお話しさせてもらってありがとうございました。
こちらこそすごい楽しかったです。
この本の話も初めてしたのですごい楽しかったです。
よかったです。ありがとうございます。
ちなみに最後、この質問をして終わっていけたらなと思っておるんですが、
この番組の中で話してみてでもいいですし、そうじゃなくてもいいんですけど、
改めて今、ご自身だったり、ある意味世の中に何か一つ問いマーク、クエスチョンでもいいし、
もしかしたらクエルトでもいいかもしれないけど、クエルトテーマでもいいかもしれませんが、
何か一つ残していただいて終わっていこうかな、みたいなことを思っているんですけど、
何か一つそれを言葉にしてみようと思うと、今、中田さんの中ではどんなものがあるのか。
何だろう、問いか。
最近出会いで言うと思ったのが、人生から請求書こないよなと思ったんですよ、出会いに対して。
面白い。
出会いの価値を考える
あなた妻と出会いましたよねって。これ私の力によって、人生の力によって出会いましたよねって。
だからいくらですみたいな、金利付きでみたいな。請求書こないじゃないですか。
でも、来たら払うと思うんですよ、僕。
面白い。
払わざるを得ないというか、払わないとね、なかったことになっちゃうかもしれない。
だから恋としては、あなたの大切な人、一人浮かべてもらって、
その人との出会いに請求書が来たら、いくらまで払えます?って。
なるほどね。
なんかそれが価値だと、それが出会いの価値、僕が言いたい出会いの価値ですねって思うから。
あなたの大切な人との出会いに請求書が届くとしたら、いくら払いますか?
ちょっとそれ置いてみたいです。
なんか僕自身にもすごい今、ふんって、なんか今、意気込むような問いをもらいましたな、もらったなって思ってまして。
それはなんか、むしろそのテーマだけでいろんな人と話したいぐらいです。
そうそう、僕も話したいぐらいなんですよ。それ深めたいっていうか僕も。
でもなんか普通に全財産払う人もいるだろうし、僕も払うかもな、普通。
借金してもいい?全然いいよって思うと、え、そんな価値あるの?って思うし、
なんていうの?
なるほどね。
請求書が来ないからみんな当たり前の持っちゃってる、空気になっちゃってる。
それに思い馳せてみるっていうのは聞いてみたいです。
良い質問とその反応
すごい。確かにこれをね、中田さんに言ったことあるけど、最初に聞いて編集職人の妻だったりするので、
これを聞いて何を思ってるかなっていうことを一瞬、頭によぎって今、1階にいるなーみたいなことを思ったんですけど。
この間とある方に聞いたら、いやさすがに私、旦那に全財産払わないかもなって笑って言ってましたけど。
ちょっと恐ろしい質問かもしれない。
確かにちょっと良い質問であり恐ろしい質問かもしれない。
そうかもしれない。心に留めておくのはいいかもしれないです。
確かにそうですね。そうしよう気はない。
じゃあ改めて今日はありがとうございました。
こちらこそありがとうございました。
では今回ですね、今日もお聞きいただきましてありがとうございました。
読み書きの一冊から少しだけ人生の途中を見つめる時間になっていったら嬉しいです。
ではまた次のまにまにでお見にかかりましょう。
では今回読書のまにまに今回のゲストはインタビュアーの中田達彩さんでした。
中田さんありがとうございました。
ありがとうございました。
37:15

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