福井県 未来戦略課 (前 幸福実感ディレクター) の飛田 章宏さんをお迎えして、“読みかけの本”について語り合います。
【今回のゲスト】
福井県未来戦略課 課長補佐(前 幸福実感ディレクター) / 飛田 章宏さん
大学時代は公共経済学を学び、人の幸せ、特に自分が生まれ育った福井県民の幸せに貢献したいと思い、福井県庁を志望。人事のチャレンジ制度に手を挙げ、2023年から3年間、幸福実感ディレクターとして活動。大学・企業などと連携し、県民の幸福実感を高めるプロジェクトを推進。今年4月から現職。引き続きウェルビーイング政策を担う。今年、自治体関係としては初めて「WELLBEING AWARDS 」を受賞。
福井県「幸福度日本一のその先へ」: https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/seiki/well-being.html
幸福実感共創ラボ「ふくウェル」: https://note.com/fukuwell
【登場した本】
『アマルティア・セン: 経済学と倫理学』鈴村 興太郎
感想
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サマリー
福井県庁の飛田章宏さんは、県民の幸福実感向上を目指し、3年間「幸福実感ディレクター」として活動しました。客観的な幸福度ランキングで日本一でも、県民の実感が伴わない現状に課題を感じ、大学や企業、地域住民と連携し、幸福を可視化・測定するプロジェクトや、家族の絆を深めるヒーロー劇「イーメンジャー」などを実施。行政だけでは成し遂げられない多様な取り組みを通じて、県民の幸福実感向上に貢献しました。
自己紹介と幸福実感ディレクター就任の経緯
こんにちは、あらしろゆうきです。
読書のまにまには、毎回ゲストの方をお呼びしつつ、読みかけの本を題材に、本と人生について語り合っていく、そんな番組でございます。
本には読み終わることなんてないんじゃないかなと思っています。
閉じられたページ、止まった一節、そこにその人だけの時間や思いが刻まれている。
ゲストの方のそんな時間や思いについて、一緒に耳を澄ませていきましょう。
今回のゲストは福井県庁未来戦略課、そして元福井県庁幸福実感ディレクターの飛田章宏さんです。
皆さん、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
飛田です。
よろしくお願いします。
今ご案内、ご案内というかご紹介をしてみて思ったんですけど、幸福実感ディレクターって改めて自分の口から言葉にしてみても、
何をされてきたんだ、知っているような気もするし、あまり知らない気もするみたいな時が思いました。
そうですよね。
ちょっと後ほどまた詳しく聞けたらなというふうに思っておりますけど、
飛田さんとはいつぶりかな、何年かぶりですよね。
2、3年ぶり?
そうなんですよ。幸福実感ディレクターを3年間させていただいたんですけど、
たぶんその初めての年とかじゃなかったかなと思った。
2年前とか。
そんな前でしたっけ。
そんな前かなと思った。
その後、メッセンジャーとかで少しやりたいと思った。
メッセンジャー時々やりたいですけど。
あれ、飛田さん誰が紹介してくれたんだっけな。
つかはらさん、つかちゃんに。
つかちゃんからか。
彼も福井ですもんね、そうでした。
そうなんです。
つかちゃんね、あれから僕が住んでいるところによく遊びに来てくれて、
京都まで車でパッと来てくれたりとか、
そんな近くないよみたいな、すごくないみたいなことを思ったり、
東京にも車でチャット来てくれたりとか、
そんな近くないよみたいなことをまた思ったりみたいな。
そうでしたね、彼からでしたね。
これが終わったらまた彼にも連絡しようと思いました。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
じゃあちょっとですね、
飛田さんのことを知らない方もいらっしゃるかなと思っておりますので、
飛田さん自己紹介をお願いしたいなと思いますが、よろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。
改めまして、福井県庁未来戦略課の飛田と申します。
昨年まで幸福実感ディレクターという肩書きで活動を3年間しておりました。
私は県庁職員ですということで、
約20年前くらいに県庁に入庁して、それからずっと県職員というところです。
県庁職員になる前に大学時代に、
公共経済学というところを学んでですね、
人の幸せをどうしていくかというところに関連する分野なんですけれども、
特に自分の生まれ育った福井県の幸せに貢献したいなというふうに思って、
福井県庁に入ったというところです。
入庁後はですね、産業とか観光行政とか、
部局横断的な政策づくりを担当しまして、
幸福実感ディレクターというところになるんですけど、
福井県でご案内の方もいらっしゃるかもしれませんけど、
都道府県幸福度ランキングというランキングで、
12年連続日本一ととってまして、
ただその幸福度ランキングで日本一になったよって言った日のニュースでですね、
県民の方に、ランキングは日本一じゃないけど実感がないよねっていう一言があってですね、
それに一方、かなり先天の霹靂というか、雷に打たれたようなショックを受けて、
いやこれなんとかしたいなと思って、
そのときに人事のチャレンジ制度っていう手を挙げられる制度があったんですね。
そこに手を挙げて幸福実感ディレクターにちょっとなったというところですね。
なるほど、ありがとうございます。
幸福度ランキングと県民の実感の乖離
そっかそっか、そういう流れで皆さんは幸福実感ディレクターになったんですね。
そうなんです。
幸福度ランキングっていうのがいわゆる統計データ、
いろんな例えば学力テストの点数であったりとか、
一人当たりの県民所得であったりとか、
そういった85個の指標があるんですけど、
それを点数化して積み上げたときに福井県一番点数が高いですよっていう評価なんですけど、
それって実際の県民の方の幸せに感じてるかどうかっていうのがまた別物なんですよね。
そこでちょっと実感がないって言われてしまってですね、
これはと思ってですね、そういった経緯でディレクターに手を挙げてなったというところです。
なるほど、そうだったんですか、そっかそっか。
でも県庁職員の方の、職員というか各都道府県庁あると思いますけど、
幸福実感ディレクターっていう役割がある場所は他にあるんですか。
多分ディレクターとしてこの肩書を持ってるっていうところは他にないと思います。
そっかそっか。
ないですね。
そもそもちょっと幸福実感ディレクターってちょっと響きが怪しげというか、
何やってるんだろうみたいな。
まだあれじゃないですか、県庁って入ってるから行政なんだなってわかりますけど、
それ単体だとえ?みたいな。
え?みたいな感じはありますよね、そうなんですよね。
そうなんですよ、ちょっと自分が活動するときには、
本当にディレクター制度自体も他の自治体にないと思ってるんですけど、
ディレクターっていうのはテーマを幸福実感を高めるっていうテーマだけもらって、
あとはもう好きにやっていいっていう。
それぐらいなんですか、幸福実感を高めるっていう抽象なんですか。
そうそう。
すごいな。
で、自分で活動を考えるんですけど、やっぱり行政のやることなので、
幸福実感をどう県民の方にわかりやすく活動にしていくかっていうところはすごく気を配ったところですね。
はー、なるほど。すごいな。
その目標設定で数年間動くのすさまじいですね。
すごいな。
へー、なるほど。
幸福実感の可視化と測定、そして活動の振り返り
なんか日田さん的にはこの3年間のこの幸福実感ディレクターをある意味終えられたわけじゃないですか、今。
で、新しい役割というか、場所にいらっしゃって、別にもちろん日田さんとしてメルビーイングとの関わりだったり、
それがある意味県の中、福井の中により広がり感じられるようになっていくっていうところの、
まあ思いというか感覚みたいなものはおそらく変わらずに今もあられながら次のところにいらっしゃるのかなーってなんとなく遠くから思ってたんですけど。
日田さん的にはこの3年間の中、振り返ってみたりするとどんなふうな3年間だった感覚があるんですか、今。
そうですね、3年間を振り返ってですね。
あとそうですね、晴天の霹靂みたいな雷に打たれたところから始まるんですけど、
幸福実感っていったところを行政と取り組みにあたって、幸せってすごく概念的じゃないですか。
そこをまず見えるか、測るっていうことですね。
そこから始めようって言ったところから最初にスタートしてまして、
幸福実感、今広く注目されてる言葉としてウェルビーングっていう言葉があるんですけど、
ウェルビーングを測る方法みたいなところも一般的にあって、
現在あなたはどの程度幸せですか、0点から10点で答えてくださいみたいな聞き方があるんですよ。
この説問と、あとは幸福実感に関連するような項目、
例えば仕事のやりがいであったりとか、地域の愛宅であったりとか、
人とのつながりであったりとか、こういったところも説問として設けてですね、
年に1回県民の方に聞くって言ったところから始める。
そういうのやってるんですね、そうなんだ、そうなんだ、なるほど。
行政だけでは十分な説問設計とか分析はできないので、
大学の方々とも共同してやる。
測ってみたら福井県の幸福実感の点数は平均で7点という点数が出て、
0から10点の中で7点という点数は実は高かったんですよね。
それは水準としては高いんですね。
そうなんですよ、これ実は世界的にも測られていて、
ワールドハピネスレポートっていう、
世界各国での0から10で測ったときの点数っていうのがあるんですけど、
1位がフィンランドで7.74点っていうのが一番トップなんですけど、
トップでそれぐらいなんだ、なるほど。
福井県の順番で言うと、12番目とか13番目ぐらいで、
あれこれ低くなかったなみたいな。
なるほどね、面白い。
47都道府県でも実は測られてたりするんですけど、
それをプロットしてみて、
おやおや福井県、主観的ウェルビーもそんなに低くなかったぞみたいな。
もともとの客観的な幸福度っていうのは高かったので、
その両方で見ていったときに、
もちろん私が就任したときは1番目ではなかったんですけど、
でもそれなりにいい位置にいたと。
そこからこれをさらに積み上げていくために何をするかっていったところを、
そこをスタートに重ねていったっていう感じで。
なるほどなあ、そっか。
でもなんか今の聞いて思ったんですけど、
それこそ1位だよって言われたけど実感がないっていう話から、
日田さんのこのディレクターとしての道が始まったって言ってくれたじゃないですか。
確かにでも実際またデータを改め取ってみると、
低いわけじゃないしどっちかっていうと高めみたいな。
聞いてみて思ったのが、
やっぱなんか自分自身が及び自分の周辺が幸せであるとか、
ウェルビングであるみたいなことをそのまま認識するのってやっぱ難しいんだなあ、
みたいなことを思ったんですよ。
なんかそれこそなんて言うんですか、
これが幸せだなっていうところに意識が向く日々の方が、
きっとなんかある意味より幸せというか、
なんかいいなあって僕は客観的には聞きながら感じたんですけど、
ただ一方、やっぱ日々生きてたりすると、
それが幸せなのであるってことに気が付くのってすごく難しいというか、
なんか日々そのやりがいがありながら仕事ができてるとか、
美味しいご飯が食べれているとか、
家族関係が良いみたいな話を、
毎回毎回幸せだなって感じ続けるのもきっと多分、
なんか人間的に負担なんだろうなみたいな気もしてて、
なんかきっとそれを感じる、
日々の喜びとか幸せを感じるのことの難しさってあるんだろうなあ、
っていうのはなんか今の聞きながらすごい僕なりに感じたところでしたね。
そうですね、本当に。
福井県の人もですね、結構友働きであったりとか、
また高齢者になっても引き続き働かれてる人の割合とか、
全国トップクラスなんですよね。
そうなんだ。
日々お忙しい中でですね、
自分の幸せを考えたりとかするっていうこと自体もなかなか、
そういう機会っていうのがないのかなとも思いましたし、
今本当に安田さんがおっしゃられたように、
日々の当たり前のところっていうところに目を向けるっていうことも、
なかなかないのかなっていうところがあって、
本当にそこの部分すごく大事だなと思って、
活動の具体的な一つとしても、
自らの幸せを考えて対話する機会作りっていうのは、
本当に大事な一つの柱としてやってきましたね、2年間。
そういうのもやられてきたんですね、ずっと。
はい、そうですね。
それはどういう方が参加されるんですか。
「イーメンジャー」プロジェクトと連携の重要性
そうですね。
広くは一般県民向けのセミナーとかフォーラムみたいなところもやるんですけど、
例えばですね、小学生と保護者さん向けみたいなところで、
PTAの方と連携をしてですね、
小学生になかなかウェルビングって言っても伝わらないので、
ヒーロー劇にしちゃおうみたいな。
なるほどね。
なんかこうイーメンジャーっていう、
いいところに目を向けていこうっていうヒーローが登場する。
そうそうそうなんです。
そうですね、すごく怖い担任の先生がいます。
担任の先生のお名前を出しながら、
担任の先生のいいところを見つけてみようとやりつつですね。
なるほどね。
そうですね、いいところを目を向けると、
すごく気持ちも前向きになるし、みたいな話をした後に、
そこは保護者と児童が一緒に来ている場なんですけど、
家族で家族のいいところを探してみようということをして、
その後に別の家族と自分の家族のいいところを話してみようということをしたんですよね。
そしたら小学1年生から6年生みたいな、結構幅広く来られてたんですけど、
小学1年生の子がすごくいいところに目を向けるということで、
幸せな気持ちになれましたみたいなことを感想してくれて、
すごく嬉しかったですね。
そんな取り組みもやったりしました。
イーベンジャーですか。いいですね。
イーベンジャー。
なるほどね。
でも本当に今、一部やられてきたことをおっしゃっていただきましたけど、
多分これまで3年間あったから、おそらくもっと今以上にいろんな取り組み、
いろんな方向やり方でたくさん来てやられてきたんでしょうね。
すごいなあ。改めてお疲れ様でしたですね。
ありがとうございます。
ちょっとディレクター制度について少し言ってもらいたいんですけど、
ディレクター制度って課長総統職っていうところの役割をいただくんですけど、
先ほど言った幸福実感についてテーマをもらって、
活動するのって基本一人なんですよ。
部下がいるわけじゃなくて。
ソロ活動なわけですね。
ソロ活動なんですよ。
ただ一人でやれることっていうところにも限界があるので、
県庁の中もそうなんですけど、
県庁の外にいろんな、先ほど申し上げた大学との共同研究であったりとか、
PTAの方であったりとか、企業さんであったりとか市町村であったりとか、
いろんな方々とともに幸せをつくっていくっていう、
そういうスタンスで活動してきたっていうところがあってですね。
3年間いろんな方といろんなことをやってきたって言ったところで、
非常にやりがいを感じて。
すごいなー。
なるほどねー。
いやーなんか、イメージャーをみにみに見に行きたくなったな。
イメージャー。
イメージャー本当にPTAの役員さんが先代役をしてくれて、
いろんなキャストが出てくるんですけど、
お母さん役が校長先生とか。
なるほどね。
そうなんですけど。
で、一緒に今私と活動しているのが地域おこし協力隊っていう、
あーそうか、そこで協力隊の方とののが出てくるんですね。
そうなんです。先ほど言った塚ちゃんも協力隊で、
また次から別の活動されてるんですけど、
私と一緒に活動している小張さんと大竹さんっていう2人いるんですけど、
その中の小張さんが演劇をずっとやってらっしゃって。
あーそういうことなんだ。
そうそう。台本を書いてくださって。
めっちゃいい。
そうなんだー。
最高ですね。
そうなんですよ。多分行政だけじゃこれは実現しなかったと思うんですよね。
こういうプロジェクトって。
本当に間だけじゃなくて、
いろんな方とご一緒することによって、
すごいほっこりした場を作れたなっていうふうに。
あー。そうかー。なるほどね。
長野県との幸福度に関する交流
いずれ私と福井に。
多分神奈川に住んでるときと比べると福井がすごい近くなったので。
本当ですね。
北陸新幹線ちょっと乗ったらいけるなみたいな感じになってきたので。
確かに確かに。
ぜひ遊びに行かせてください。
ぜひとも本当に遊びに来てください。
中野県も幸福堂ランキングすごく上位なんですよ。
そうなんだ。知らなかった。
幸福堂のつながりで。
福井は本当にありがたいことにずっと一番取らせていただいてるんですけど、
日本総研さんが出されている幸福堂ランキングって、
実は7回やってるんですよ。
そのうちの6回は福井県1位だったんですけど、
もう1回は長野県さんが実は1位で。
そうなんですか。
そうなんです。
全7回通してみても、ベスト5の中には長野県さんの名前がほぼわかってくる。
そういう感じなんだ。
そうなんです。長野県さん、本当に幸福とつながりで、ぜひ今後ともよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
確かに僕も一応ね、町役場の人間にはなったので。
そうか、そういう会話があるのか。
そうですね、そういうちょっと荒瀬さんとすごいつながり。
確かにそうですね。
でも確かに多分、屋外るお布施って比較的何でしょう。
町づくりとかで結構昔、特徴的なことをやってきた町で、
最近いつだっけな、先月だったかな。
この屋外るお布施って町長が毎月記者会見をしてて、
住民が行っても聞けるようになってるんですけど、
その中でも町長が言ってくれてたんですけど、
どこの会社か忘れたけど、住み続けたい町ランキングっていうのがあって、
それでなんか2025年度で全国2位だったらしくて。
すごいですね。
そうそう、1位がどっちだっけな、
神奈川の葉山か兵庫の足矢かどっちかだった気がする。
でもなんか葉山の次、そんな感じで、
なんかそうなんだなって思うと当時に、
確かにだったらウェルビーイングとかってどんな感じなんだろうなみたいな。
だからちょっとふとその時一瞬思ったなみたいなことを思ってて、
ちょっとなんか調べ直そうと思いました。
素敵なところですね。
いやー、平田さんもぜひいずれ東京に出張に行くついでとかに、
途中で長野駅で降り立って来ていただけると。
ぜひ目的としてお伺いさせていただきたいと思います。
ぜひぜひ。
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