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2026-03-07 11:40

2026/03/02 いのちのハーモニー

 ゲスト:前野隆司さん(慶応義塾大学教授)、前野マドカさん(EVOL株式会社CEO)

サマリー

慶応義塾大学教授の前野隆司さんとEVOL株式会社CEOの前野マドカさんをゲストに迎え、ウェルビーイングとハピネスについて語る。国際幸福デーやウェルビーイングの定義、そして個人の幸せから地球全体の幸せへと視野を広げることの重要性が解説される。また、心の貧困をなくすための思いやりや、利他的な社会の実現に向けた取り組みについても触れられている。

番組紹介とゲスト紹介
NPO法人 世界被爆者展がお送りする
いのちのハーモニー
いのちのハーモニーでは、自然と調和し、多彩な命がハーモニーを奏でる、母なる地球の新しい文明の創造に向けて、命の視点から世界を変えていこうとする人たちをゲストにお迎えし、自由に語っていただきます。
進行は森下美穂と
安西尚人です。
この番組は、NPO法人 世界被爆者展がお送りします。
今日のゲストは、ウェルピング研究の第一人者であり、講師ともにパートナーとして活動される武蔵野大学教授、慶応義塾大学名誉教授の前野孝さんと、エボル株式会社代表の前野孝さんです。
孝さん、孝さん、よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
EVOL社名に込められた思いと国際幸福デー
孝さん、エボルという社名にはどんな思いが込められているんですか。
はい、エボルというのは、ラブの反対なんですね。
EVOLで、愛にあふれた幸せな世界をバックキャスティングして、今できることをするという会社名なんですが、もう一つの意味は、エボリューション、進化ですね。
世の中って、日々はどんどん進化していくので、そこに対応できるような、そんな思いをつけていた会社名です。
深い思いですね。
そうですね。
3月20日は国際幸福デーですね。まだあまりなじみがないんですけど、なぜ世界中で幸せを考える日が作られたんでしょうか。
はい。国際幸福デー、The World Day of Happinessというのは、2012年に国連で制定されたんですよ。
なぜかと言いますと、やっぱりGDPのアップだけじゃなくて、人々のウェルビングやハピネスについて考える日を作ろうと、国連で議決されたということなんですよね。
この日はどんなことが世界で行われているんでしょう。
世界中でウェルビングについて、あるいはハピネスについてのイベントとかですね、勉強会みたいなのが行われています。
日本では私たちがThe Wellbeing Week 2026っていうのをやってまして、みんなでですね、ウェルビングとかハピネスについて考えるイベントをやっているところです。
今年はですね、ウェルビング学会主催で、例えば武蔵野大学、佐賀大学とか、コマニーっていうね、独立の会社とか、いろんなところが共催してやっています。
ウェルビーイングの定義と幸福への要素
ウェルビングっていう言葉自体が、まだなじみがないような気もするんですけど、そのあたりちょっと説明してもらえますか。
そうですね、ウェルビングっていうのは、ウェルとビーング、良い状態って意味なんですよね。
もともと国連が1946年に定めた健康の定義ですね。
健康とは身体的、精神的、社会的に良い状態であるっていう意味で、良好な状態、体と心と社会の良い状態、これがウェルビングだと思いますね。
特に心の部分だけ取り出すと、幸せ幸福に近いですが、ハピネスは心の感情としての良い状態ですので、
もう少し広い意味での良い状態というのがウェルビングです。
どうなったらウェルビングになれるみたいなことは、一般的にはどんなふうに考えられているんですか。
心理学でいろいろ分かってまして、例えば視野の広い人は幸せ、利他的な人は幸せ、寛容な人は幸せとかですね、
自己肯定感が高い人は幸せ、感謝する人は幸せ、チャレンジする人は幸せ、楽観的な人は幸せなど、
かなりいろんなことが分かっているので、みんなが幸せに生きるということを考えるための啓発活動というのを広げていくといいんじゃないかと思っています。
個人の幸せから地球全体の幸せへ
自分だけの幸せじゃなくて他の人の幸せとか、もっと広い意味があるわけですね。
そうですね、今非常に世界中で言われているのは、個人の幸せから社会の幸せ、そして人類全体の幸せ、地球全体の幸せ、プラネタリーウェルビングということも言われるようになってきていますね。
他の生き物も含めてみたいな、地球のというのはそんな意味も含めてなんですかね。
そうですね、ぜひそうしたいですね。
はい、そうですね。やっぱり身近なところでしたら、自分が関わっている、例えばコミュニティとか会社とか、あともちろん家族ですけど、
みんながより良く、それぞれがそれぞれの良さを生かして、いい状態になるためにはどうすればいいかなというのを考えればいいと思うんですけど、
そんな時に自分はやっぱりどうしたいかということもしっかり考えた上で、
じゃあ私たちって主語を私たちにして、共に地球のために何ができるかなとか、地球環境のためにいいことなんだろう、
そんな風に主語を変えて考えたら、もうちょっと広い範囲で地球の幸せについて、プラネタリーウェルビングについて考えられるんじゃないかなと思います。
困難な状況下での幸せと仲間、利他の重要性
新婚とかいろいろ苦しい思いをしている人も多いと思うんですけども、そういう中で人のことを思いやる余裕ってない人も多いんじゃないかと思うんですが、そのあたりはどうなんでしょうか。
その場合はやはり自分自身にとって、自分の良さとか既にある、それでも既にある幸せ、
例えば友達がいるとか仲間がいるとか、そういったところに希望の光ですね、それを見つけていただいて、そんなみんなと一緒にどうやったら今日よりも明日、明日よりも未来が少しずつでもいい状態になるかなっていうのを仲間とともに考えるっていうのが、やはり幸せな状態にいい状態になるんじゃないかなと思います。
仲間がいるってことがとても重要だってことですかね。
はい、そうですね。
もう一つはやっぱり利他ですよね。
人を助ける余裕がない人っていうのは、残念ながら利他的な行為とか思考っていうところに至ってないかもしれませんから、まさに仲間を作ることによって、みんなに支えられて自分は生きてるんだな、みんなとともに困ってる人がいたら助けたいなっていう気持ちを高めると幸せになるわけですよ。
だから社会全体としていかにしてみんなが助け合うか、ボランティアとか寄付とか、あるいは手助けをするとかいろんなことを通して、貧困で困ってる方もお金がたくさんある方もみんながもっと利他的になる社会を作っていくっていうのが、ウェルビングやハピネスのために必要だと思います。
お金に困ってる人が困らないようにするっていう社会の仕組みを作ることはもちろん重要なんでしょうけど、それとともに心の持ちようっていうのも大事だっていうことですかね。
そうですね。やっぱり物質的な貧困は、そこはもちろん支援をするってことはすごく大事だと思います。技術とかお水を作る技術とかですね。
ですが、心の貧困っていうのは、やはり私たちはいてくれてよかったとか、相手のことを思いやるとか、今高橋さんが言ったリダの心とか、そういったことで、共にいる、ここにいるんだよ、すでにあるんだよっていうことに気づくことができると思うので、心の貧困はみんなが相手のことを思いやることでなくしていけるんじゃないかなと思います。
藤井和「花」と視野を広げるための意識
それではここで1曲お聴きいただきます。高橋さん、曲の紹介をお願いします。
はい、私の好きな曲、藤井和さんの花という曲です。すべての人は一人だけども、すべては一つであるっていう世界について、世界観について歌っています。
人類が今より思考を広げる、白い視点を持つためには、私たちは日頃どんなことを意識すればいいんでしょう。
そうですね。いろいろな考え方もありますし、いろいろなことができると思うんですが、広い視野を持つためには、やはり自分ごとにして、自分が何か一つできるアクションを取るというために、先ほどもお伝えしましたけれども、地球のために私たちが何ができるかなっていう、私たちっていう主語ですね、そこをみんなっていうのにするのがいいかなと思っています。
どうしてもともすると、自分の目の前のことだけに意識が行きがちになるんですけど、この地球全体とか、みんなで私たちは協力しながら生活しているので、私たちが今より、人類が今よりいい世界を作るためにですね、思考を広げるためにどうすればいいかっていうのは、自分の意識をまず、私たちっていうところに持っていくのがいいかなと思います。
私から私たち。
そうですね。
分断された社会と地球人としての視点
今の世の中は非常に分断の世の中になってますよね。
自分の国のことばっかり、自分のことばっかり、みんなが利己的になりがちな社会だと思うんですよ。
だからこの私たちっていうのを、アメリカ全体、日本全体じゃなくて、やっぱり地球全体、動物も植物も生きとし生けるものっていうところまで私たちを広げるっていうのが、今必要で、そのためには一つは教育、一つはやっぱりみんなが体験して、貧困とかですね、環境問題とか、戦争とか様々な問題をきちんと直視して、
このままじゃいけないなっていう実感をみんなが持って、地球全体を私たちと思うことが必要だと思います。
地球人としての私たちという視点、とても大切だと思いました。
皆さんはどう思いましたか?
平和への思いと番組休止のお知らせ
お二人は、高橋さんが広島、窓川さんが長崎の被爆にせいで、平和への思いも取り分け強いようです。
来週はそのあたりのお話を伺います。
高橋さん、窓川さん、ありがとうございました。
はい、ありがとうございました。
ありがとうございました。
来週もよろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
よろしくお願いいたします。
最後にお知らせがあります。
2023年10月から続けてきたこの命のハーモニーの放送を、今月末で一旦休止させていただきます。
この番組でもお伝えしていますように、NPO法人世界被爆者展は、今年から2030年までの5年間に、世界の学校1000校に世界被爆者展の写真を届ける、旅する被爆者というプロジェクトを立ち上げます。
プロジェクトの立ち上げ時には様々な準備をする必要があり、その時間を確保するために番組を一旦お休みさせていただくことにしました。
この2年半、とても素晴らしいゲストの方々をお迎えし、充実したお話をお聞きすることができました。
旅する被爆者のプロジェクトでは、世界の若者がコミュニケーションし合えるAIを活用したネット上の仕組みも作っていこうと考えています。
将来、FM朝方家のリスナーの皆様にもその成果をお伝えできるように是非したいと思っています。
その時まで、ネットでの発信にも是非ご注目いただければと思います。
この番組は、NPO法人世界被爆者展がお送りしました。
では、皆さんまた来週。ごきげんよう。
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