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2025-05-12 38:26

#44 『集まる場所が必要だ ──孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学』 ーー未来をちょっとでも楽しくするには? | ゲスト・横浜のシェア型書店 LOCAL BOOK STORE kita.主宰 / 森川正信さん【読書のまにまに】

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横浜・日本大通りのシェア型書店 LOCAL BOOK STORE kita.を運営されている森川正信さんをゲストに迎えて、トークセッション。多様な人たちが集う「場」づくりを行う森川正信さんの人生とその時々に在った本たちについて話していきます。

 

【今回のゲスト】

LOCAL BOOK STORE kita.主宰 / 森川正信さん
地元横浜に戻った際にコワーキングスペースの立ち上げに携わり、さまざまな価値観を持つ人たちが集う”場”の運営に興味を持ち、人と人が出会い、学びやあたらしい価値観に出会う機会づくりをなりわいにしている。最近では「コワーキング」+「something」をテーマに、本屋やパン屋など、多様な人たちが集う「場」づくりと合わせて、その地域や社会をアップデートするような学びのプラットフォームづくりに興味あり。
kita_books Instagram : https://www.instagram.com/kita_books/
mass×mass Instagram : https://www.instagram.com/mass.x.mass/

 

【登場した本】
『集まる場所が必要だ ──孤立を防ぎ、暮らしを守る「開かれた場」の社会学』 Eric Klinenberg

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そう、その辺はなんかね、LOCAL BOOK STORE kitaもみんなで持ち寄って運営してますけど、
その本の見せ方とか、箸の仕方とか、売り方っていうのももちろん隣の人からいろいろ聞けたりするじゃないですか。
それも、その本だけじゃなくて、それこそ最近ね、花シャッフルとかって3ヶ月1回やってますけど、
やっぱり少しずつみんなが顔見知りになってくると、
もちろん本の話もしながら、いや実は介護のね、お父さんお母さんのこういう介護についてどうやってやったらいいのかなーとかさ。
暮らしのチップスみたいなものもどんどんシェアされていったりするし。
なんかそういうのっていいなと思うんですよね。
それが同じ地域の地域の中の自治会とかだと、
やっぱり多少なんか今、ちょっと息苦しいじゃないけど、
そのテーマ型で集うことで、あんまり家自体は近くないけど、
緩やかにつながるコミュニティがあることの暮らしの豊かさみたいなのはすごい感じてますと。
へー。
それがシェアオフィスってコワーキングっていうビジネスをする企業をするっていうところのコミュニティも今は運営しながら、
ローカルブックストア北は本っていうテーマでコミュニティ運営をやってるって感じですね。
あーなんか、今の話の流れを聞いたときに、
あそこにパン屋さんができたのはそういう流れなんだってことをちょっと人が。
そうですね、なるほど。
そう、だから今回12月に移転したときに、パン屋さんも同じフロアに作らせていただいたんですけど、
パン屋さんが今回できたことで、またすごい新しいコミュニティっていうのかな。
地域への入り口ができたっていうふうに感じてて。
へー。
やっぱりパンっていうものの、みなさん毎日食べれるし、
なんかちょっと気持ちのいい週末の朝食べたいとかね。
たまに訪れてくれる。毎日はないけど、そのときに、あのタイミングで来てくれて。
それが、隣に本屋があるから本屋にも来てくれてっていう。
パン屋ではすごくいいチャレンジですね。
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一回に本屋さんとパン屋さんがどっちともあってって、なんかいいっすよね。
いや、めっちゃいいですよね。
もう自分だったら行っちゃいますもんね。
いやですよね。しかも同じ会社じゃないにせよ、道路を挟んだところにおいしいコーヒーもたくさんある。
そうそうそうそう。あそこのグッズさんがまたいいんですよね。
なんかあそこも大学のコラボで作られたお店らしいですね。
あーらしいですよね。ずいぶん前らしいけど。
そうそうそう。何年前ですよね。
横市?横国?どこだっけな。
そうか。何個かの大学が連携して作ったみたいですね。
はいはいはいはい。
確かに。やっぱり時々行かせてもらうと、やっぱりあそこでコーヒー選ぶの楽しいですもんね。
いいですよね、あのスタイル。
安いなと。大丈夫なのかなとか思うから。
でも本当、日本大通りっていう光の感じとか、改めてこの季節が今よくなってきてすごくいいなっていうのを思います。
そうですね。去年の紅葉の時期か、胃腸の時期か、あの時期はすごいよかったなーみたいな感じがしました。
あそこもよかったですね。本は港ね、やったときに。
そうそうそうそう。
いやー、どっかー、なるほどなー。
ちなみに結構、さっき集まる場所が必要だの話してくれたじゃないですか。
結構森川さんとしては、そういうコミュニティとか、
広く言ったら社会学寄りというか、人とのつながりみたいなところに関わるような本は結構読むことが、眺めることが多かったりするんですけど、そういうわけでもないんですか。
そうですね。一応そういうのはテーマとして気になるから、見るようにはしてますけど、
でもそれ以外に、たとえばデザインの本とか、もともとそういうデザインの人なんで、
やっぱり情報がどう人に伝わっていくのかとか、
そこにデザインがどういう役割があるのかとか、
普通に、雑誌とかもすごい僕好きですけどね。
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特に最近は家とか空間。空間が好きなのかな。
でも面白いですね。もともと製作会社というか映像とかホームページとかで作られてたって、
ある意味空間ではあるけれども、画面の中というかの空間を作られていたのが、
それこそ時代が経って、今となっては画面の中じゃなくてリアルな場所、空間を作ってるみたいな。
そこの代わりってすごい面白いなって思っちゃいました。
本当ですね。それはコアキングに携わる中で、結構全国のコアキングをやってる人たちと出会って。
はいはい。いろんなところに行かれてるイメージがある。もう一つ。
遊びに行ったり呼んでもらったり。やっぱり身体性っていうのかな。空間と人間の心の関係ってすごいあるなと思うんですよね。
どういうことですか。身体性と心の関係があるとか。
田舎っていう森の中にあるコアキングとか行くと、もちろん自然の中なんで開放的になりながらリラックスして仕事に向かえるみたいな。
都会にいる僕たち、横浜っていう都市の中にいるけれども、
完全に自然の中のコアキングと同じ空間は作れないけど、
例えば麻生麻生木産もそうですけど、そういう木の材を使うとか。
手に触れるところはそういう木材にして、
ちゃんと奈良の東吉野のカウンター、一枚板のカウンターでとか、
神奈川県産材の木ですとか、間伐材ですとか。
そういうストーリーがわかる木材にするだけで、ぐっと変わってきたりするっていうのも思ってて。
やっぱりちゃんと都会ならではのリラックスできる空間って、
そういうめっちゃ自然の中にある場の何がいいんだろうみたいなことを紐づけていくと、
何回でも表現できることあるよなーみたいなことに気がついたりとか。
そういうのは思ったりしますね、最近は。
ちなみにそういうふうにリラックスできるみたいなこととかにも意識を向けてらっしゃるわけじゃないですか。
やっぱりそこにいる人たちがリラックス一切できなかったら、あまり人が集まらないだろうし、
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リラックスできるとか心地よいみたいなものも意識を向けてらっしゃるんだろうなーって今聞きながら思っていたんですけど。
森川さん的には、ああいう場に人が集うことによって、その人一人一人に起きてることって、どういうことが起きているように捉えてるんですか。
一人一人の人が。
そこに来ることによって、やっぱりそれぞれ聞きたいと思わなかったら行かないし、それが良かったなって思わないと継続していかなかったりもするだろうし。
もちろん一人一人そこで得ているものとかって全然違うと思うんですけど、そこに来たことがその人たちの人生にとってどうより良いのかみたいなって、
どんな感じなんだろうなーと思って。
でも意識してるのは、話しかけるっていうスタイルとしては、
ギターもそうですけど、必ず話しかけてみようと。
本屋なんだけど、一言二言。
いや、こういう視野型書店なんですとか、近くなんですかとか。
そこで、空間っていうものから人との触れ合いみたいなものがひも付く。
そこから会話がもちろん始まる人もいれば、ありがとうございますってすっと終わる場合もある。
でもコアキングのほうもそうですけど、ちょっとした会話をすることで感覚が変わるっていうか。
自分以外の要素、それこそインターネットとかでレコメンドとかいろいろ。
本もそうですけど、判決できるのが情報として入ってくるっていうのもあるけど、
リアルな醍醐味って、外しかけられちゃったら対応しないといけないわけで。
でもそれがノイズではあるんだけど、それはこの時代においてグッドなノイズなんだと。
リアルに来てくださったからこそ話しかける。
そしてそこの人と今日いい天気でっていう一つのコミュニケーションで何かが変わっていくというか。
どちらかというと、来てくださった人に一言二言必ず会話をするっていうのが僕らの今やってることで。
そこからそれぞれ、かぼりたかったらまた会話が続いてくるんだろうし。
でもそれが精神衛生上気持ちいいっていうか。
12:03
それこそ今って家でも仕事できる時代なわけですよ。
だけどわざわざリアルな場に足を運んでくださって、パソコン持ってくるけど、
その前後でスタッフと話をするとか、スタッフ同士で話をするっていう、そこのリアルな時間の価値っていうかな。
こういうものがリアルなものの醍醐味だから。
結構そういうことを意識して運営してるっていう感じですかね。
それを聞くと、あ、だからなのかなって思い出したことがあって。
棚主、オーナーやらせてもらってると、3ヶ月に1回なのかな、これぐらい売れましたよって言って、売上金って言って私に来てくれるじゃないですか。
毎度すごいびっくりするんですけど、時々その機体ってフォアキングで働かせてもらって、
一人お一人スタッフの方が、今回の分ですよって封筒に入れて持ってきてくれて、それでちょっと一瞬おしゃべりするみたいなことがあって、
毎回名前も言ってないのにそれなんかやってくれてマジすげえなみたいなことを思ったりとか、
たまたまそれを開いてみたりすると、本を置くときにスリーブを入れてるわけですが、
そこにどの本が買われたのかっていう、買われたスリーブをまとめてくれてるじゃないですか。
ここに全員じゃないときももちろんあるんだけど、そのスリーブの上にこんな人でしたみたいな、こんなこと言ってましたって赤いペンで書いてくれてる。
うんうん、そうですね。
それを見ながら、あ、そうなんだと思って受付とか行ったときに、こんな人いたんですねみたいな話をちょっとするみたいな、
どうさせてもらってるなみたいなことを思っていて、単純に僕としてはそれめっちゃ嬉しいなって思ったんですけど、
結構今森川さんの聞いてたら、それを本当に場として大事にしてるんだなって、改めてすごくじんわりした感じがしました。
そうそう。効率化だけ求めていくと、もう現金手渡しじゃなくて、
そもそも潜り込もうよみたいなことですよね。
なっていくんだと思うんですよ。
それは効率化で嬉しいっていう人もいるけど、でもそもそもローカルブックスは来たわ。
わざわざ本を持ってきてスリーブも一個一個書かなきゃいけないし、
もう面倒なことをやってるわけですよね。
それをやってもいいよっていう人たちが集まってるから、僕はコミュニティーな感じがしてて。
ああ、面白い。
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アナログなものを大事にしてる方々じゃないと、あれはできないと思うんですよ。
はいはい、確かにね。
もちろんみなさん忙しいから、要所要所。
でもああいう場を持つことによって、自分の好きな本を紹介しながら売り上げる。
たぶんね、社会との接続と、何かが時代性なのか、
あなたの何かを獲得していける場所なんだと思うんですよね。
なるほどなー。
いやー、確かにね、スリーブを書く側からしてみたら、
実際入れるにとしても毎回、印刷してない、印刷ちょっとめんどくさいみたいなことを思ったりとか、
いつも印刷をしたときにハサミ持ってなかったりするから、
全部線を引いて指で切ってるんですけど、
これ指切るの大変だな、ハサミついに持つのかなーみたいなことを毎度思ったりしてるんですけど。
ますます北にありますからね。
ありがとうございます。
外とかね、行く前とかにやったりするときに。
それで、いやーみたいなことを思っていたりするときは全然あるんですけど。
ありますよね。
あるけど、確かに本当に嫌だったらやってないというか。
でもまあ、やっぱりそれによってなんかちょっと面白かったり、意外と誰かに対して文字を書くってそんなに今ないじゃないですか。
あー、それは本当だ。なんだ。
そうそう、手紙感がやっぱすごい。それが意外と書き終わったときに、ちょっとまあめんどくささとか大変さあるんだけど、
でもなんかちょっと良かったなっていう感じの気持ちが最後すごいたくさん残って終わって、なんか書き終えてる感じがしてて。
そうですね。確実にでも、その手紙は売れるっていう行為の中で読んでもらって、何か得てもらったからその本を買ってくださってますからね。
そうですよね。
なるほどね。
面白いな。
面白い。
ちなみにそういうなんかその人との触れ合いみたいなことって、森川さんの、それこそこの2010年前後ぐらいとかではなく、もっとなんか前、それこそなんかそうだな。
例えば幼少期とかって、そういうことってすごい大事にして、大事にしてってその時に言語化してることはないかもしれないですけど、
そういうものが大好きだったとか、そういう感覚ってあるんですか?5、6歳とかそういうものをころついたちょっとぐらいみたいな。
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そう、結構なんだかわんぱくな少年だったんで、もう走り回って、まあ今日ここまでですけどね、それこそ鎌倉のほうに行く瀬上の山って。
もうそこまで、ザリガニとかお魚取りに行ったりとか。
小さい頃はサッカーとか野球とかそういう昆虫を捕まえに行くみたいなことしかやってなくて。
へー、そうなんだ。
コミュニケーションジェレムは遊ぶことが命でしたよね。
命だったんですね。
毎日やっぱり暗くなるまで遊ぶんで、なんか気持ちよくご飯食べて寝るみたいな、子供らしい生活してた気がしますね。
なんか今なんでそれ聞いたかっていうと、このフォトキャストの何個前かに言ってた、さっきちょっと一瞬話しましたけど、鎌倉のケーキ屋さん。
アービットっていう財木座の海岸すぐ近くでやってるケーキ屋さんがあるんですけど、そこのオーナーに出てもらってたんです。
で、その人と話してるときに、どんな運命かちょっと忘れましたけど、
やっぱり5、6歳のときに一番好きだったものって、やっぱ大人になってもすごい一番コアにあるような気がするんだよねみたいな。
お通いしたのが、なんかああなるほどなってすごい思って、その人はなんかめちゃめちゃ二宮金次郎ばりにめちゃめちゃ本読みまくってたみたいな話を。
そうなんだ。
で、本当に忙しかったけど、ここ最近本読むようになったらなんかすごく人生の感覚変わってきたみたいな話をしてて、
なるほどーみたいなことを話したんですけど、それを一瞬思い出して、
森川さんって何だったんだろう、5、6歳のときの一番好きなことみたいなことをちょっと思っちゃったみたいな感じでした。
なんかその本を改めて読んだっていうのは、僕はその病気になったときに、
一年ぐらいそういう療養っていうかな、致力をしてるときに、
ちょうどiPhoneが出てきたときだったんでiPhoneは持ってた。
2009年、そうです。それぐらいですよね。
でもやっぱり画面小さいし、見るの疲れちゃうから、そのときに改めて本をAmazonでバシバシ買って、ベッドの上で読んでたんですよね。
改めて、子供の頃も図書館とか両親と行って本読んでたけど、改めて本と向き合ったのは実はそのタイミング33歳とかで。
じゃあちょうど今の僕の年齢ですね。
そう。だから面白い。やっぱ本っていいなと。
へー。
本に関してはすごい原体験。
あーそうなんだ。
本があることで救われたっていうのはまさにそのタイミングで。
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最初、実は個人事業主になったときに、
本に関するサービスを作ろうって言って提案・企画を考えてたんですよ。
そうなんですか。
それはベタですけど、やっぱり病気になったときにいろんな情報にアクセスするわけですけど、
ちょっと2009年だから、本当そういう信憑性がないものも普通にあって。
確かに確かに。
そういうものにアクセスして、お金や退金払って治療しちゃうみたいな人もたくさんいたし、
たまたまそれがエビデンスないけど治っちゃったりしたら、これがいいんだと発信してたりするわけですよね。
います。
それをまた違う人が信じちゃうみたいなことがあったりして。
インターネットはまだその時代だからね、ちょっといろんなものがあった場所だった。
僕はやっぱり本はきちっと少なくともそこに編集者がいて、内容の精査があって、
信憑性があるものしか社会に流通しないだろうって感じたので。
本の書評サイトみたいなのを、少しそういう健康とか病気とかに向けた、
これはいいよみたいなのを買ったらいいんじゃないかなと思って、
実は比較して先輩の起用家とかに提案してたりしたんですよ。
こういうのどう思いますかね、みたいな。
はいはいはい。
それはなんか、そうですね、病気があったから本と向き合ったみたいなことはすごくありましたね。
向き合ったってことは結構印象的だなと思って。
向き合ったって、他の言葉で言うとどういうことをされてたんですか。
まあでも読んでいく。
だから本を読むっていうことが、
ちゃんとそれが頭で入れて咀嚼し始めたっていうのが、僕はたぶんそのタイミングなんだと思うんですよね。
あーなるほど。
読んで情報としてのインプットはしてたけど、
入れたものに対する思考をちゃんと時間をとってできたのが、僕はたぶんそのときがすごい…こんな感じがしたんですよね。
治療中だから時間だけはめちゃくちゃあるんですよね。
それこそお酒とか、その前タバコもちょっとしてたんで、
24:00
全くなくなったときに、なんかね、頭が冴えたんですよ。
これ面白いけど、20代とか仕事を徹夜とかしまくってたし、ある意味不健康なわけですよ。
それが一気に健康的な暮らし?
そうなったときの頭の冴え具合が、今思ってもすごい良かったんですよね。
すごかった。キレキレみたいな。
そういう意味ではすごくいい時間だったんですよね、あの時間って。
あーそうだった。でも確かにそれがなかったら全然違う人生だったかもしれないですよね、本当に。
そうね。
だからそういう大きな病気で、そしたらこれ治んないかもしれないっていうことも考えるわけで。
そしたら33で終わるみたいなことを想像して、それまでしてなかったから、
少なくとも70とかぐらいまで生きるという認識で暮らしてたから、
改めて、あ、生きるってことはどういうことなのかと。
この生というものがあるときに、自分は何してたんだ、みたいな感覚にもなって。
だからそういう意味では自分のこの時間をどう使うかっていうことを真剣に考えたっていうときだったんですよね。
いやー、なるほどね。
ちなみに、今、生きるとはどういうことなのか、自分の時間をどう使うのかっていう問いを出してくれてましたけど、
今の森川さんはそこの問いについてはどんなふうに捉えてるんですか。
そうですね。
結構ね、改めて人間っていうのはすごい流される生き物だなっていうのはすごい感じてますし、
だけど、やっぱり生きるってことは自分の中の納得?
自分の中で腹打ちしてるっていうことが一番大事で、
誰かに言われて生きる、これやって、って盲目になってやるっていうんじゃなくて、
そこを自分が納得して、これをやりたいって思うことに出会ったり、見出せていたらそれはすごく幸せなことなんで、
きちっと考えて自分が納得する仕事をする。
やっぱり生きるってことは誰かの役に立つっていうことでもあるので、
27:01
自分、仕事を通して社会に貢献する?誰かに貢献するってことがすごく大事だと思うんですよね。
だから、何をするかっていうこと、誰が喜んでくれるかっていうのは結構すごい大事で、
そこは改めて意識するようになりましたけどね。
へー。そうだよな。もし差し支えなければ聞いてみたくなってしまったんですが、
今、森川さん的に一番喜んでほしい人なのか場なのかわかんないですけど、どんな人、場なんですか?
身近な人に行くと家族?
まあ喜ぶっていうのが、たぶん一番自分にとってハッピーなんだろうなっていうのはあります。
場じゃないとしたら、やっぱり僕は今、ローカルブックスが来たとか、マスマスとか、
あの場所を身を置いていろんなことを考えていて、
あそこに関わる人たちが、さっきの話じゃないですけど、
足を運んでくれて、また誰かと出会ったり、情報のインプットしたり、それによって何か始めたりとかっていう。
そういうことで、ちょっとでも今日とか明日とかが楽しくなる?
はいはい。
楽しくなるだけじゃなくて前向きになる?
明日とか来年とか未来において、ちょっとでも楽しくなれば僕はもうそれで人生ってハッピーだと思うんですよね。
あーなるほど。
希望があれば楽しくチャレンジできるから、
その希望につながる何かが、それが応援してくれる人がいるでもいいし、
自分のアイディアを壁打ちしてくれる人がいるだけでもいいし、
なんかそのより良い関係性がそこに生まれる、みんなそのコミュニティにおいて。
はいはい。
それが一番いいことっていうか。
へー。
いやーめっちゃいいっすねっていうのと、あとやっぱりなんか普段、森川さんがやられてることとそこの思いみたいなもののつながり感っていうか納得感みたいな言葉も使われてましたけど、
それをなんか改めて、めちゃめちゃつながりながら生きてらっしゃるんだなって感じましたね。
いやーなんかね改めて話したら、いいですね自分もなんか、そういうこと考えてたんだなって。
いいですね。
30:02
いやーなんかあの、本当にね最近、正直この番組どうしようかなって思ってるところがあってて、話を一瞬するんですけど。
うん、お聞かせください。
いやー、もともとは読書っていう視点からやってたんだけど、
やっぱり本の話でもするけど、結構前はその人の人生上の本をめちゃめちゃたくさん聞いてたりとかしたんですよ。
ただ、たくさん別に本出してもらうことが目的なわけではないし。
なんかもう一冊で十分だなみたいな感じが結構最近あって。
だから結構読みかけの本をたくさん出すとかじゃなくて、読みかけの本を定期にしながら、その人の人生を聞かせていただくみたいな感じ。
すごい個人的に楽しいなって思ってるんですけど、なんか番組のたてつけ上どうするといい感じなのかなって。
いいと思いますよ。一冊とか二冊とか三冊だけでも、その人の考え方とかに一番触れたいと思うんですよね。
そうですね。
イラストの魅力ってそういうところあるじゃないですか。
パーソナルな話もしやすいし、関係性で話してくれるから。
そうですね。
そうなんだよな。
本当に思うのが、どんな人にもちろん大事な本があるって話もそうなんだけど、それって何なのかって思って、どんな人にもそれぞれに大事にしてるものがあって、それを記念にみんなそれぞれ生きている。
もし知り合いじゃないと、知り合いだとしてもだいたいそこらへんってそんなに知り合ってなかったりするような気がしてるんですけども。
そういうものを出し合えたほうが、よりみんなハッピーになるんじゃないかってことは結構思ってるなみたいな。
確かに。
そういうコミュニティはいいですよね。
でもほら、こないだのあらしろさんが提案してくれた音声の、ローカルブックスが来たのはオーナーさんのね、あれも多分そういうことですよね。
そうですね。
オーナーさんの情報って少ないっちゃ少ないので、でも音声コンテンツでちょっとお話を聞くだけでもなんとなくイメージつくし、
こういう人なんだとかっていう、その情報ってやっぱりああいうお店に関してはすごい大事ですよね。
そうですね。
意外とね、なんで本棚をやってるの?みたいな話って、その人の大切にしてることが価値観と一切ひも付いてないみたいなことは多分あんまないような気はしてて。
何かしら思ってないとあそこに絶対いない気がするので、それをお互い棚主の方のやつを聞いてみると、
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意外とそこにその人として人生上大事にしてることが詰まってるみたいな感覚がすごいあって。
だから目に見えるものとしては本が置かれてるんだけど、目に見えないものとしてはすごいその人たちの他の人には知り得ないめっちゃ強い思いみたいなものがあそこにあるんだろうなーみたいな感覚がいくたびに感じるんですよ。
いやー確実にありますよね、皆さん。
この前聞いてもめちゃめちゃ思いましたけど、みんな話止まんないなーみたいな。
いやそうですね、そういうのも改めて安心したりそういう機会を作っていったらよかったらいいんですよね。
ですよねー。ありがとうございます。
そして結構いい時間だなと思っておりまして、改めてたくさん聞かせてくれてありがとうございます。
単純に僕が楽しい時間でございました。
こちらこそ改めて振り返る時間ができた感じします。
ありがとうございます。
ちょっと最後なんですけど、毎回僕が忘れなかった場合に最後聞かせてもらってる質問がありまして、
今日の話を受けてでもいいですし、今日の話問わずでもいいんですけど、
改めてこの番組聞いてくれているリスナーの方に、これ一緒に考えたいなとか、一緒に頭の中で思い浮かべたいなという問いみたいなものを一つ投げかけてもらいながら終わっていくみたいなことが毎度させてもらっておりまして、
そんな問いとかっていうのを森川さんにも頭の中で浮かんで、今それこそ森川さんご自身が考えたいと思っている問いでもいいですし、
またまた1年後のご自身に投げてみたい問いとかでもいいんですけど、そういったものがもらえるとありがたいなーみたいなことを思っていたりしたんですが、そういうのってあったりします?
そうですね、問いか。
ねえ、結構難しいな。
でも今、いろいろなことをやりながら、走りながらいろいろ日々仕事をしてますので、
みんなで、そういう時間が大事だなと思ってて。
僕のポッドキャストもそうですけど、やっぱり暮らしの中で振り返ったり、
きちっと考えるみたいなことが減ってきちゃうんですよね。忙しかったり、暮らしの日々のあれに流されちゃうとね。
そういうものをどうやったらポイントポイントで振り返れるかみたいなことは大体、
36:10
それをどう、こう、
まあだからポッドキャストやれってことなんでしょうかね。どうなんでしょうか。
人生の中で振り返るポイントをどうやって持つかみたいな。
みなさんにとってはどうなんだろう。
なんか聞いてみたい。
ありがとうございます。
そっかそっか。
実はこれは面白くてですね、最後これ言っていただいた問いとかを半年後とか1年後とかに、
あ、それこそあれですよ。
この番組に一番最初が、AD出版の編集者がしてる、
あの、階村優弥さんっていう僕の大学時代の先輩なんですけど、
一人目入れてくれてて、彼とかが面白くて、
最後にこういうふうに同じく、最後と問いを言ってもらって終わったんですけど、
半年後ぐらいにその彼が、このポッドキャスト自分が出たやつをもう一回聞いてくれたらしくて、
そしたら自分が言ってた問いが妙に自分に刺さったらしく。
そのとき半年前もそうしたけど今自分なんだろうって思って、それで彼が連絡してくれたりした。
そういう過去の自分から問いがやってくるって結構面白いなみたいなことを思ってます。
そこはやっぱり大事なんだな。
自分が考えたこと、考えてたことをちゃんと思い出すってことですかね、そこは。
ちょっと半年後ぐらいか1年がかかんないけど、
森川さんに会ったときにちょっと今の話を一回森川さんに投げようかなと思いました。
そしたら何かもしかしたら見出してるかもしれないし。
そうそうそう。何もしなかったかもしれないという感じかもしれない。
それはちょっと楽しみですね。自分も。
ありがとうございます。
そんなこんなで終わっていこうかなと思っております。
また北で会いましょう。
はい、ぜひまた北でお会いしましょう。
改めて森川さんありがとうございました。
はい、ありがとうございます。
今回のゲスト、横浜の本屋さん、ローカルブックストア北の森川正信さんでした。
改めてありがとうございました。
ありがとうございます。
38:26

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