はい、じゃあ今日も始めていきます。読書のまにまに。この番組はあらしろゆうきがナビゲートをしてお届けしております。
この番組は、ゲストの方がこれまでの人生の中で読みかけてきた本について取り上げながら、
その本とゲストの方の心のままに、その瞬間の読書を楽しむごとに意識を向けていく番組でございます。
本を読み終えるとは何なのか、みたいな問いを持ったときにですね、
読み終えることなんてなくて、どんな本も読みかけなのであると考えると、もっと読書は気楽で楽しいものになるんじゃないかな、
みたいなことを思っています。一度目を通した本、買っただけの本、ドキドキ手にする本、本屋さんで見かけるだけの本、どれもあなたにとって読みかけであり、それでいいんじゃないかなと。
今回もゲストの方をお呼びをして、一緒に読みかけの本を楽しんでいきたいと思っています。
さて、今回のゲストはですね、日本舞踊家の中村ウメさんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。中村ウメさんとお名前をお呼びしましたが、普段エイリーちゃんとお呼びをしておりまして、多分今日もエイリーちゃんとお呼びをしますが、よろしくお願いします。
AI防止ですか?
OKです。リスナーの方が混乱しなければ大丈夫だと思います。
はい、2人しかいないので大丈夫ではなかろうが、さっき2人で話をしておりましたが。
じゃあ、ちょっとエイリーちゃんと僕も話すのは何年ぶりなのかなとさっきも話してました。多分2年前ぐらいに一方的に、一方的に見かけるってわけじゃないんだけど、見た、見さ、拝見したのが。
そうですね、私の舞台を見に来てくださったのが最後でしたね。
そうですね、多分すごいがっつり話したのは、もしかしたらコロナ前かもしれないかなって気もしたり、どうなんでしょうね。
そうだと思います。
いや、コロナになりたての頃に思い出した、Zoomを教えてもらったんですよ。
リスナーの方が出したら何かあったかもしれない。
思い出した、そうだ。
いや、その頃私Zoomを使ったことがなくて、これからZoomがスタンダードになるからアカウント作った方がいいよみたいなことを言ってもらって。
なんか時代を感じるね。
そう、それがコロナの本当に直前ぐらいだったんじゃないかな。
でもそうかも、確かに。
多分6年ぐらい前かも。
5、6年ぐらい前かもしれない。
そうそう、なんか稽古場でやった記憶が今突然蘇ってきました。
あー、稽古場でね、えりちゃん家のね。
いやー、そんなこともあったような気がしました。
お久しぶりですというところで。
お久しぶりでございます。
ちょっとえりちゃんのこと、中村うめさんのことを知らない方もこの番組に来てくださっている方々の中にいらっしゃるなというふうに思っておりますので、
ちょっと簡単に普段どんなことがされているのか考えているのかなどを含めつつ、自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、先ほどご紹介いただきました。
日本舞踊の日本舞踊家として活動してます。中村うめと申します。
日本舞踊家って言うとね、あんまり親しみがないと思うんですけども、そのまま文字通り日本舞踊を踊っている人ということで、
日々の活動としては舞台に立ったり、お弟子さんに日本舞踊の稽古をつけたりということをしていましたが、
実は2年前に結婚しまして、主人の仕事の関係で、今実はサンフランシスコに住んでおります。
ところが2週間後に日本に帰るタイミングでこのコートキャストの収録をしているという現状でございまして、
今、日本は朝なんですが、アメリカは夕方の夜7時ぐらいの時間。
ちょっとタイムラグがありますけれど、日本と繋いで収録をしている感じです。
ありがとうございます。
今、自己紹介してもらっている間に、えりちゃんとのFacebookのメッセンジャーを遡っていたんですが、
何年か前、それこそ何年前なんだろうね、お家がとても近い時期がありまして、
ラーメンに一緒に行ったメッセージが出てきまして、ラーメンに行くみたいなそういう。
行った。ラーメンとかチャーハンも行った。チャーハンとラーメンは一緒かな。
いや、一緒かな。別のお店かもしれない。
でも、何か時々行ったりしましたね。
行きましたよ。
お家に遊んでいたり。
パン屋さんとかも行った。その時もね、ゆうきくんね、本読んでて。
なんかね、ゆうきくんがゆうきの本読んでたの。
よく覚えてるね。そっか。
すごい、何かそれが面白くて、すごく覚えてます。
あー、そうですか。あれ何年前?あれ結構前だよね。
あそこ僕いたのが多分2018年?もうちょっと前かな。2016年、7年とかな気がします。
そう、多分その頃に初めて会ったはず。
あー。
それで、なんかもう初めて会って、すぐ引っ越しちゃったんだよね、ゆうきくんが。
あー、そうだったかも。
結構すぐいなくなっちゃって。
近かったのにね、みたいな。
そうそうそうそう。
今私もそれが面白くてインスタに載せたの見たけど、2017年の5月に朝からゆうきくんとおしゃべり会をしたけど、ゆうきくんがゆうきの本を読んでたってインスタに載せてて。
ゆうきの科学っていう本を。
それも昔読んでましたね。
読んでたね。
いやー懐かしい。すごいね。
すごいね。
無情コーヒー、懐かしそうだそうだ今は泣き。
え、どこだっけ?
あのね、江戸川橋に下ってくるすごい急な坂の途中にあるカフェ。
あー、なんかあったね。
紹介してもらって、我が家からもすごい徒歩5分みたいな感じで。
そうでした、そうでした。
懐かしい。
そうですね。
いやー、そんなこともありましたね。
いやー、そこから比べると。
その時も本読んでたわ。
それを覚えてるのがちょっとすごいな。
ちょっとあの、ありがとうございます。覚えててもらって。
たぶん我々は、たぶん最初24歳、25歳とかたぶんそれぐらいのときにあつまもない年で、そこから年月が経ってきましたみたいな感じですね。
そうですね。ほとんど10年ぐらい前だったね。
10年ぐらい前な気がします。
いやー、そっかそっか。
そんな時が経ったんだ。
久々にお話をできたし、ここにお呼びできて嬉しいなと思っております。
いや、私もです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ちなみに、そちらには今2年弱ぐらいいるんだっけ?
そうですね。アメリカには1年9ヶ月ぐらいかな。
1年目はロサンゼルスに住んでたんですけど、2年目、夏にまず日本からやってきて、1年間ロスに住んで、去年の夏から今まではサンフランシスコに住んでます。
ちなみにえりちゃんご自身としてはこの2年間はどんな風に過ごしたんですか?
いやー、なんか生まれ変わっちゃったみたいな感じ?
いやー、環境違いすぎるもんね。
違いすぎて、ゆきくんは知ってると思うんだけど、
私は日本舞踊っていうめちゃくちゃ日本の伝統のガチガチの世界に生きていて、30年近く生きてて、
なおかつ家族の仕事の関係もあって、歌舞伎っていうとっても異色な世界と隣り合わせの環境で生活してきたわけなんだけれども、
いろいろしがらみとかめどくさいこととかもあるじゃないですか。
あと、歴史がこんなにある国ってやっぱり世界に限られているじゃないですか。
そこにもすごいみんな興味を持ってくれるから、
もちろんアニメとか漫画はもちろん素晴らしいコンテンツだと思うけれども、
やっぱり伝統文化っていうところ、
もうちょっと日本人はうまく武器にできるはずなのになーみたいなことをすごく感じました。
なるほど。面白い。
こんなにみんな世界中の人がオンリーワンのことを探してるのに。
なるほどね。
日本人を。
探してるか。
なるほど。
それこそアメリカに行く前のにりちゃんが日本の中でやっていたことって、
それこそ日本人が日本人あるそこに持っている伝統というか文化芸能を、
より一人一人は気づいていく、とか知っていくみたいなことに関して、
もともとそういう活動というか動きはにりちゃん自身としてしてくれていたような、
みたいなことをすごく昔のことを思い返しながらすごく感じていて、
それがアメリカに行くことによって、
よりなんかその感覚が日本の国外から見たときの動き方になっていくみたいな変化を、
この数年間でしていたのかなというのを聞きながら想像してました。
まさしく。
まさしくですね。
なるほどね。
ちなみにさっき言ってた2つの方の前者の方でいう、
その窮屈だったのは何が窮屈だったのか?
日本の。
えーなんか、
やってみたときに。
あのね、日本ってすごくさ、周りの目を気にするじゃない?
はいはいはい。
気にしない?
たぶんするよね、するよね。
するし、特に昨今さ、
メディアとか、芸能ネタとかもそうだけど、
そうです。
政治もそうだけどさ。
なんかアメリカって人が多すぎて、
アメリカのことなんて皆さんの方がもちろん私なんかより知っていらっしゃると思いますけど、
私は本当に日本しか知らないでアメリカに来ちゃったんでとってもびっくりしたんだが、
アメリカ人って、アメリカって人が多すぎるし広すぎるから、
人のことなんか別にそんなに気にしないみたいな風潮があるなってすごい感じて、
へー。
自分は、
うんうんうん。
なんていうの、自分が良ければいいっていうのはちょっと言い過ぎですけど、
はい。
他の人の目を気にしすぎて挑戦しなかったりとか、
ひるんじゃったりとかってことが私は今まであったんですよね。
うんうん。
それは日本舞踊に関して、生活でもそうだけど、
でもなんかそういう考え方がアメリカにはあんまりない。
あー、はいはいはい、なるほどね。
だけどね、アメリカに住んでる人たちって、
うん。
最低限のルールは基本的に守るっていう、
あー。
それそれ、日本もそうだけどさ、
うんうんうん。
なんて言うんだろう、そのレベルが日本より高い気がした。
え、レベルが高い人どういうこと?
なんて言うんだろう、ちょっと今なんかあんまりうまく説明できる自信がなくなってきたんですけど、
ちょっと違うかもしれないけど、
例えばね、アメリカって私本当にびっくりしたんですけど、
すごい自然が素晴らしいんですよ。
あー、はいはいはい。
知ってると思いますけど、私ほんと知らなくて、
こっち来てびっくりしたのね。
うんうん。
こんなすごいんだみたいな。
うんうん。
で、もうほんとバケみたいな、
例えばグランドキャニオンとか有名じゃないですか、
ラスベガスの方から行くグランドキャニオン。
うんうんうん。
もうすごい絶景でもう、
確かに。
広大な大地で、
もうすっごいもうパッて見たら下に何百メートルみたいなとこなんだけど、
柵がないのよ。
あー確かにそうですね。
ここから入らないでくださいみたいな。
うんうんうん。
柵がないのね。
うんうんうん。
でも普通に歩いてたら死んじゃう、落ちて死んじゃうんですよ。
確かに確かに。
で、でも日本だったら絶対柵がある。
はい。
立ち入り禁止とかさ。
うんうんうん。
それは、
もう、
depends on、
もう、
なに、
あなた次第だから、
だからもう落ちたらその人の責任みたいな。
はいはいはいはい。
なんか日本だったらさ、
例えばそこで落ちちゃって、
亡くなっちゃった方がいたら、
なんかそこに柵なんで作んなかったんだ、
みたいな。
まあまたその国立公園の責任じゃないかみたいな話ね。
言われがちじゃない?そうそうそうそう。
なんかちゃんと整備しなかったからいけないんじゃないか。
うんうんうん。
そこまで危ないところに行ったあなたが悪いんでしょ?
うんうんうん。
っていうのがアメリカの考え方。
はいはいはい。
とか、
ゴミなんて全く落ちてないですよ、本当に。
そういうところでは。
あーなるほどね。
へー。
富士山とかってさ、
なんかゴミ拾いしましょうとかあるじゃない?
うんうんうんうん。
ゴミなんてない、そこに本当に。
あー。
捨ててる人とか見たことないし、
そもそもない。
あー確かにね。
なるほど確かに、
富士山はあれだけなんか綺麗にしようとしてるけど、
全く綺麗になっていかず、
もちろん頑張ってる人たちたくさんいるけど。
うん。
けどやっぱり確かに。
頑張ってる方がいてこそ、
今の状態をキープできてるのが富士山っていう、
なんかイメージが。
ごめんなさい、私はとってもその、
そんなに富士山に対して情報がないんだけれども。
うんうんうん。
なんかアメリカで汚い国立公園とか、
なんていうの?
あんま見たことない。
あー確かに、
街中とかは一旦置いといたときに、
確かに国立公園とかはそうかもね。
僕も10年くらい前、
グランドキャニオン行ったことあるけど、
すごい綺麗だなって確かにすごい思った記憶がある。
思ったでしょ?
でさ、国立公園、
なんていうの、
すごい綺麗なスポットが綺麗なんじゃなくて、
そこに行く道中も綺麗じゃない?
うん、確かに確かに。
でもさ、
富士山登る道中にいっぱいゴミがある。
日本と比べたらなんか、
確かにそれ何なんだろうね。
そういうとこでは捨てないっていうのが、
もう常識なんだろうけど、
なんていうの、
そういう最低限のルールと、
あと、
基本自己責任。
いうところ。
あーそっか。
そういう感覚なんだね。
なるほどね。
だからなんかさ、
道にガードがないんだよ。
あーはいはいはい。
確かに確かに。
アメリカにガードレールって、
ほとんどないんですよ。
なるほど。
すごい自己責任感があって、
だからこそ自分でチョイスできる。
だからこそね。
だからこそか。
だから別にそんな死んでもいいって思ってるんだったら、
適当に歩けばいいし。
確かになー。
すごい怖いんだけど、
でもその分自分でいろいろ選べるし、
みんな自分でちゃんと選んで生活、
生きてるから人生を。
なんか人が選んだものに対して、
彼彼女はそういう選び方をしたんだね。
っていう考え方になる。
なるほどなー。
それがすごい新鮮だった。
なるほどね。
なんかすごい興味ある、
興味あるというか興味深いなと思って、
それこそある意味さっきエリちゃんも言ってくれたけど、
何かしらのそういう日本の窮屈さというか、
これまであった規範みたいなものがあってこそ、
伝統文化だったり日本の中で発展していること?
ほんとそうほんとそう。
きっとある。
一方、ある意味それこそ、
言い方からさっき言ってくれたようにガードレールがたくさんある、
みたいな伝統文化である、
みたいなものが仮に言えると仮定したら、