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2025-07-21 30:41

#54 『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』ーー「動かないと死んだも同然」そしてインド アッサムへ | ゲスト・スパイスティーブランド「Patta(パッタ)」創業者 / 鈴木崇弘さん

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スパイスティーブランド「Patta(パッタ)」創業者の鈴木崇弘さんをお迎えして、“読みかけの本”について語り合います。
 
【今回のゲスト】

「紅茶の香りに導かれて、人生を方向転換。」
スパイスティーブランド「Patta(パッタ)」創業者 / 鈴木崇弘さん


リクルートで人事・営業を経て2021年退職。2022年、東京で出会ったアッサムティーの香りに衝動を覚え、「この香りの源流に触れたい」とインド・アッサムへ。茶畑の土に埋もれ、素材と文化に飛び込む体験を経て、2025年に「Patta」を立ち上げ。紅茶・スパイス・ハーブのブレンドを通して、日常にふと芽生える自由や静けさ、変化の入り口を届けている。
…と言いつつも、本当のところは、ただただ“推しのお茶”を無邪気に推す、これは僕なりの推し活である。
https://www.instagram.com/patta.tea
 
【登場した本】
『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』鈴木 忠平
『アンビシャス 北海道にボールパークを創った男たち』鈴木 忠平

サマリー

鈴木崇弘さんが創業したスパイスブランド「パッタ」のクラウドファンディングは、予想を超えて早期に目標金額を達成し、彼のインドでの挑戦とその過程での感謝の気持ちが語られています。このエピソードでは、彼の旅やブランドについて、深い対話が展開されています。ポッドキャスト第54話では、落合博満監督が中日ドラゴンズに与えた影響と、鈴木崇弘さんが描く彼の人物像について考察がなされています。鈴木さんは「嫌われた監督」について語り、落合の哲学や成功の背後にある価値観を深掘りしています。また、落合博満監督が中日ドラゴンズに与えた影響について語る中で、鈴木崇弘さんの視点からそのスタイルやリアリティの重要性が強調されています。さらに、経験を基にした行動の重要性が示され、「頭で考え始めたら、お前は死んでいる」という教えが印象に残ります。

ポッドキャストの紹介
こんにちは、あらしろゆうきです。【読書のまにまに】は、今読み終えていない読みかけの本をきっかけに、ゲストと語り合う対話型ポッドキャストです。
本は最後まで読むことだけが目的ではないと思っております。閉じられたページ、止まった一節、そこにその人だけの時間や思いが刻まれている。
本に触れながら、本や書き手の声に触れる。そうすると、あの頃の自分のささやかながらも大切な記憶や気持ちが浮かび上がってくる。
この番組は、本とゲストのそんな関係性について、ゲストの方と一緒にそっと耳を澄ませていきます。
今回のゲストは、スパイスティーブランド「パッタ」創業者の鈴木崇弘さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
はい、お願いします。
はい。
いやー、改めて、たかさんに、ちなみに今、鈴木崇弘さんとお呼びしましたが、僕はずっとたかさんと呼んでるので、今回もたかさんでいこうかなと。
それでいきましょう。
はい、お願いします。たかさん、お呼びできて、しかもすごくタイムリーなタイミングでお呼びできて嬉しいなと思っております。
ありがとうございます。僕もずっとたかさんで来たんで、来たまさんでいいですか。
全然大丈夫です。
はい、じゃあ、そう言わせていただきます。
ありがとうございます。
じゃあ、そうだな。たかさんの今、ご紹介を軽くさせてもらいましたが、たかさんを知らない方もリスナーの方にいらっしゃるかなというふうに思っておりまして、簡単に自己紹介をお願いしてもよろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。鈴木崇弘と申します。
自己紹介めっちゃ苦手なんですけど、今やってることから言ったほうがいいかな。
僕今、ちょうどスパイスティーのブランドのパッタというブランドをローンチしまして、なのでお茶、スパイスティーを扱っている仕事をしています。
インドから輸入して、主に日本で販売しているという形なんですけど、全然もともとは違ったフィールドにいまして、
リクルートという会社で人事系のお仕事で、そこで人事ですとか営業とかをやっていたんですけれども、
それを2021年に辞めて、2022年に本当にインドも行ったことなかったんですけど、
もうインドにこれは呼ばれているなと思って、そのままインドに行ってしまって、それがきっかけとなって今、お茶の事業をするという形になっています。
簡単に言うとこんな感じの人です。
クラウドファンディングの成功
ありがとうございます。今の話を聞くだけでも、え、それどういうことなの?みたいな方も結構いらっしゃるんじゃないかなと思いながら聞いておりましたけれども。
今日こうやって収録をさせていただいておりますと、先週というか数日前ぐらいに急遽決めさせていただいたわけですが、
ちょうどタカさんがやられているそちらのパッタ、スパイシティブランドのクラウドファンディングが、いつでしたっけ、先週の水曜?
17日なんで木曜ですね。
木曜か、はい。木曜にオープンをするというところで事前に連絡をいただいて、簡単に言うと買ってくれというふうな連絡をいただいて。
そうですね、キャムさんお願いしますって言ってましたけどね。
はい、はーいって言う感じで。
あった時に、あ、そうかタカさんそういえばそれがあったと思って、確かにそのタイミングでちょっとなんか、まあ単純に僕もタカさんのそのお話たくさんもっと聞きたいなみたいなことを思っていたし、
何かしらちょっとクラファーにつながったりしたらいいなみたいなことをちょっと思ったりもして、お呼び立てをしておりました。
5日後ってことですよね。木曜さんみたいに連絡した5日後ぐらいの話ってことですね。
はい、ちなみにあの大体いつもこちらのポップキャストですね、収録をしてから大体オープンするまでに3週間、長いと1ヶ月ぐらい。
まあそれ前に撮らせてもらっている方の週1で出させてもらっているので、それぐらいかかってるんですけど、まあちょっとタイムリーな感じでもあるので、
タカさんのこちらの収録、今日撮って今日出すような気持ちで撮らせていただいております。
すみません、なんか。
いえいえいえ。
ありがとうございます。
ではでは、なんかあのそうだな、ちょっとなんかこの番組の本の話とかにも入っていくところも、
まあ後ほどやっていきたいなというふうに思っておるんですけれども、
ちょっともうちょっとですね、そのブランド何なのみたいな話とかも先にもうちょっと聞いていけたらなみたいなことを思っておったりしまして、
あのさっき見てすごいびっくりしたんですけど、その目標金額100万だったわけですが、もう300パー超えてるんですね。
いや本当にありがたい限りで、これにはただただ、もうそれしかないです。ありがとうございますという気持ちしかないですね。
実はですよ、もうびっくりしました。てかまあ初日で100パー言ってたから、あれはめっちゃびっくりしました。
いや本当に僕らもびっくりしました。
いや多分ね、当日17、えっと7月17日木曜日の、僕は多分お昼ぐらいかなとかに、あ、そういえばたかさんのがあって、
あのカレンダーに入れてたんで思い出して見てみたらですね、すでに100パーを超えていて、え、これん?みたいな感じになりまして、
え、この6時間、12時間ぐらいとかでいっちゃったの?みたいな。僕が入れる意味あるかな?みたいなことを一瞬思ったみたいなことを思い出しましたけれども、
実際なんかあの、超えた瞬間とかは何時ぐらいだったんですか?
朝の10時ぐらいかな?に、そうですね、なんか、そう、あのキャンペーンの方からメールいただいて、
超えました、超えましたね、みたいな。僕らもその瞬間気づいてなくて。はいはいはい。急すぎて。
え、超えたって連絡来たんだけど?みたいなことを送ると、相方のログニッシュっていう共同創業がいるんですけど、
え、え、超えたらしい、おめでとう!みたいな。って終わりました。
そっか、そうなんだ。なるほどな。はいはい。え、ちなみに、たかさんイメージとしては、目標金額はいつぐらいに超えるようなイメージを持ってたんですか?
これはですね、正直わからなくて、あの、っていうのもクラファン初めてだし、で、お茶っていう、何でしょう、物自体って、
わ、めっちゃ新しいねっていう感じでもないんで、これ正直わからなくて、目標金額を自分たちで定めれるじゃないですか、クラファンで自由に。
うんうんうん。
何、どこ?みたいな。なので、これはほんと正直ですね、全くわからなかったっていうのが正直なとこなんですよ。
そうなんですか、そうなんだ。
そう、これはね、全然わかんなくて、だからもう、わくわく半分、そわそわ半分、不安半分、じゃあ3つに分けるから半分じゃない。3分の1ぐらい。
はい、33%ぐらいですね。
そうそうそうそう。で、バンって朝開いて、だから、どんな感じよって。
うんうんうんうん。
っていうのがもう正直なところですね、正直。
へー。
だから、1日で行くかも、1ヶ月かかっても行かないかも、1週間で行くかも、どれが来ても全然不思議じゃなくて。
はいはいはいはい。
僕らの気持ちとしては。
なるほどね。
もちろん事前に、支援するねって言ってくださってる方いっぱいいたんですけど、それもわからないじゃないですか。で、しかもあれ誰が支援したかも見えないんですよね。
え、あれ見えないんですか。
えっと、そうなんですよ。あれ、誰がどの人を支援しましたかみたいなそのリターンにする配送の情報って、今の段階だと見れなくて。
ユーザーネームでもちろんオープンしていただいてる方とか、支援したよって直接連絡くれる方はもちろんわかるんですけど。
はいはいはい。
でも何を支援したかはわからなかったりするんですよ。支援したよと言われつつ。
そうなんだ。へー。
そうなんですよ。だから今の段階で正確にはわかってなくて。
誰が何もわからない。執局なんか声かけた人も誰がやったのか言ってないかもよくわかんないって感じなんですね。
そうなんですよ。
あー。
っていう仕組みになってるので、ファンディングが終わる9月15日までは、その正確な配送に必要な情報とかはわからない形になってるんですよね。
へー。あ、そういうものなんだ。なるほど、なるほど。
僕は超理解してるんですけど、これがあれですね、初心者ながら違ったら面白いですけど、一旦僕の理解によると、多分間違いないと思うんですけど。
めっちゃ面白いですけどね。
そう。
一旦見えたみたいに。
おい見えるよみたいなことをリスナーの方が思ってたらめっちゃ面白いんですけど、僕多分どこ見てもないんで。で、しかも一応調べたんで。
そこそこ。
そうだと思います。
なるほど。じゃあ2ヶ月間わかんないんですね。
そうなんですよ。
あ、そうか。いやそれこそほら、木曜日か。木曜日にこちら拝見したときに、何でそんな数時間で100%いってんの?と思ってリターンのところ拝見してるときに。
これ見える情報だからいいと思うんですけど。
あーそう。
数千円から数万円のリターンがある中で、下の方行って100万なんてすごいなーみたいなことを思ったら、そこに支援者1人って返して100万みたいなことを思い。
いやすごいですね。びっくりしました。
それ最強だなーみたいなことを思った結果、でもタカさんが誰かわかんないんですみたいなことをメッセージしてて、わかんないんだ、そういうもんなんだってそのとき思ってたんですけど、いや本当わかんないんですよ。
そうですね。でも今になると結構近しい方だということまではわかってるんですけど。
あーそうかそうかそうか。そのときはわかんなかったですね。
そのときはだからもうユーザーネームわかんないから、は?みたいな。
いやそうですね。そういうなんか高いやつ。カルラファンってもちろん低いものから高いものまでありますけど、なんていうんですか、高いやつは本当にあったらいいなーぐらいのものとして置かれることも結構多いだろうし、いやすごいですわ。
本当になんかやってみないとわかんないことだらけだなっていうのを本当になんかずっと感じてますね、先週から。
いやだけど、もうめっちゃ最初の数時間で本当にやってよかったなっていうのは、なんかやりとりさせていただいて、もうなんか再投稿なんかしてくれる方、ポスト再投稿してくれる方とかメッセージいただいたりとか。
そう、もう始まる前から楽しかったんですよ、なんかいろんな方とメッセージやりとりしていただいて、元気みたいな感じとかっていうのが、なんかそのやりとり自体がすごい楽しくて、もうなんかそれだけで、
あ、こんなになんか応援してくれる人とか楽しみにしてくれてる人がいるんだなってわかったの自体が、とてつもないパワーでして。
なんで、これはなんかもう金額達成とか云々じゃなく、こういうことがないとそういう連絡ってしなかったなっていうふうに思うんで。
で、しかも期日も切られて、オープニングも切られてみたいな、やっぱこの追い込まれていく感があったからこそ、普段なかなかね、5年ぶりとか10年ぶりでいきなりこんにちはっとだけ送んないじゃないですか、なかなか。
そうですね、用事ありますもんね、なんかないと送んないし。
そうそうそう、っていうので、なんかそこが一番大きいかもな。
あー、そうなんだ。
そう。
そうなんだ。
うん、なんでこれはなんか全然、お金とかファミリーももちろんすごい大きなことではあるんですけど。
うんうんうんうん。
っていうことじゃないとところになんか、実はなんでしょうね。
なんか感情的なありがたさとかそういうものの比重はなんかすごいあるなっていうのをずっと味わわせてもらってるって、なんかそんな感じですかね。
すごい。
ブランドの立ち上げと選択
まあ確かに、クラファンやらずに、こういうブランドを作って立ち上げをして売り始めることも別にできるわけですもんね。
だからそういう場合もなんかどっかのお店に下ろすなり、どっかで開始する、オンラインでベースとかでパッと売り始めるとかもできる中でやっぱりこれを選択したことによってそれが起きてるんですね。
そうですね、実際オンラインショップはもう開いてたんですよ、数週前から。
うんうんうん。
なんですけど、やっぱりスタートはこのクラウンファンディングにしようっていうことは明確にチーム内で決めていて。
そうなんですね。
はい、なので、もうほぼ誰にも言ってなかったんですけど、そのウェブサイトのこと。
そうかそうか。
なるほど。
いやー、なんかいいですね。お金じゃなくて、そういう関係性だったり、この感謝みたいなところにここで得られたものであると、既に思われているところ自体が。
いやなんか、でもこの流れでいくともっとなんかね、広がりそうな感じもするし、すごいなぁ。
なので、実はなんかそういうふうに思い始めてからの方が、なんかもう楽しくなっちゃって。
楽しくなっちゃったんだ。
そう、いやこれなんかめっちゃいろんな人といろんな連絡させてもらえて楽しいなーみたいな感じで、今います。
いやーいいっすね。そっかー。
準備してるときの方がいわゆるなんか、準備みたいな感じで。
そっかそっか。
いやーそうですよね、ここに書いてる文章も全部一つ一つ丁寧にね、書いてきながら何書いたらいいのかな、ダメなのかな、みたいなことを繰り返してるわけですもんね、きっと。
そうですね、事務局からなんかすごいいっぱいこう、これは載せちゃダメですとか、これは修正してくださいみたいなやつもあるんですよ。
そういうのあるんだ、なるほど。
え、これ修正しなきゃいけないんですか?みたいな。
そういう細かなことが苦手な僕にとっては。
なるほどー。
これはまあ準備だと思うんですけど、いざなんかこういう風に出ていくと、楽しさの方が全然増してるなーっていう。
鈴木忠平の作品
そっかー。いやー、なんかそれを聞くだけでもなんか嬉しい気持ちに僕もなってきましたわ、ありがとうございます。
いやーありがとうございます。いや、というか、あれですよ、この今の話、僕話してますけど、言語化してないんで、これ自体が超ありがたいですね、僕。
あ、そうなんだ。
こんなふうに思ってるんだって僕自身もなんか今思ってます。
あーそうなんですね。そっかそっか、じゃあもうこのホットキャスト今日終わって大丈夫?
いや、究極終わって大丈夫かもしれない。ダメだけど。ホットキャスト的にはダメだけど、あ、僕こんなこと思ってるんだなって今思いますよね。
そうなんだー。今すでに言語化してるなーって思ってました。
してなかったなー。
あーそう、まあでも、そうだよな、さっきもちょっとこれ収録始める前にもおっしゃってましたけど、ちょっとこの数日間の堂々さ?みたいなことすごくおっしゃってたし、いやまあそれは堂々だよなって思ってたんですけど、そうですよね、なかなか感じたりする時間って取りづらいですよね。
そうですね、いやー多分ちょっと詰まりすぎてた感じがするんで、なんか、あ、ようやく息継ぎしたなみたいな。
そっかそっかー。
息継ぎ忘れて泳いでた人みたいな感じで。
そっか、じゃあ今ようやく水面に顔を上げて、はーっとしたところなんですね。
うーん、そんな感じがしますね。
そっかーそっかー、いやーなんか嬉しいな。
で、なんかその話もずっとなんか聞いていたい気持ちもありつつ、まあちょっとせっかくなんで、まあちょっとこの番組の主題でもある本の方に。
行きましょう行きましょう。
まあ本の話してると気がついたらまた話したい話になってくる気がするんで。
そうそうそう。
そう、そっち側にも行けたらなと思っております。
ちょっとあの、たかさんにもどんな、今のご自身として読みかけの本って何ですか?みたいなふうに聞かれたらどんな本をあげますか?みたいなことを事前に聞かせてもらっておったんですけど。
今そちらどんな本なのか教えていただいてもよろしいですか?
えーと、なんか2つ、2つというか2つがわかんないですけど、ちょっと1回話してみると。
面白い。
1つ目はなんかこの話もあって、まあ何だろうなと思ってパッて出てきた、まあ本というかほぼ人に近しいんですけど。
何それ?
いくつかあるんです。その作者の本が僕好きで、その人も鈴木さんって言うんですけど、鈴木忠平さんというノンフィクション作家で有名なのだと、嫌われた監督っていう中日の監督だったオチェアイヒノミです。
あー、オチェアイさんの、はいはいはい。
オチェアイさんについて書いた本がたぶん一番その人で有名なんですけども、他にもあの北海道日本ハムのアンミシアス北海道にボールパークを作った男たちっていう本を書いてたりとか、まあいくつか他にも書いてたりするんですけど、この鈴木さんの本がパッと思い浮かんで。
ちょっと始まる前にも言ったんですけど、たぶん99パイ読みかけつんどく途中で放棄なんですよ、あの本って。なんなら買ったまま読まない本も結構あって。
はい。
なんですけど、鈴木さんの本はたぶんほぼ読み切ってるんですけど、僕にとってはずっと読みかけみたいな感じで、この人の本は。
落合博満の影響
へー、そうなんだ。はいはいはいはい。
っていうのが一つの方向性で、僕これでいいかなと思ったんですけど、なんか冒頭北海道さんの話してたら、なぜこの本が出てきたか全くわからないんですが。
おー、いいっすね。
あの、リリー・フランキーの東京タワーっていう本。
あ、懐かしいですね。昔ありましたね。はい。
初めて読んだの大学時代なんじゃないかな。で、大学時代に読んで、僕だいたい本、読んだら処遇するか、あんま持ち続けてる本ってないんですけど、なんかね物理的にその大学時代に読んだ本、持ってるんですよね、ずっと。
へー、そうなんだ、そうなんだ。
なんかね、これもずっと読みかけな感じがしていて、なんならリリー・フランキーなんか最近、ネットワークスで出た地面詩、どっちかっていうとそっちで見てた方が新しい役者じゃんみたいな。
はいはいはい。確かに確かに。出てましたね、地面詩。
そうそうそう、出てて。そっちで、なんならその時なんか全然東京タワーなんか思い出さなかったんですけど、なぜかこの1時間で僕は東京タワーを思い出して読みかけかもなって思っているっていう。
へー。
おもしろーい、おもしろいそれ。
という今2方向あるんですが、どうしましょうという感じですかね。
これは確かに結構な2方向ですね。
全然違うでしょ。
確かに。
じゃあちょっと先に、せっかく先に出してもらって準備もして、想像していただいていたので、鈴木田太平さんの方から聞いてみたいなみたいなことを持っておったんですけど、いいですか?
ぜひぜひ。
ありがとうございます。
これどっちでも多分大丈夫だと思う。
なるほど。
じゃあ、この鈴木田太平さんの本はいつぐらいから読み始めたんですか。
いつだっけ、いつかな、もうでも数年以上前なのは間違いなくて。
最初に読んだのは嫌われた監督ですね。
大谷さんの。
僕はもともと三重県出身なんで、ちっちゃい頃から中日ファンの家で育ってるんで、それっていうのもあるんですけど、書評を読んだときに、別にこれ中日ファンじゃなくても読むなって気がしたんですよ。
へー。
で、なんか天塚さん覚えていて、この人のディープダイブする感じがすごい好きで、もともと新聞記者なんですよ、この人。
そうなんですか、鈴木さんが。
鈴木さん自身が新聞記者で、全然やる気ない新聞記者だったというか、もう取材チームの中でも末席で、雑多な記事しか書いてなくて、いつまで新聞記者やるのかなーみたいな感じの記者だったところから、
その落合という人物に会って、記者としての本能というか、もともと持ってたような気もするんですけど、それが穴開いてガンガン深いところに入り込んで、取材しに行って、もはや誰も書けないような記事を書くようになっていくっていう。
あー。
これ落合監督の話かと思いきや、これなんか鈴木さんの編纂を落合という人物を通して書いている本だなとも思っていて。
おもしろ。あ、そうなんですか。落合さんの本じゃないんだ。
落合さんの本に見えるんですけど、これ鈴木さんの新しい形の辞伝という感じにも思えていて。
はいはいはい。
自分のことをすごい新しい記事で書いてんだみたいなふうにも見えていて。
すごいですね。それをまたそんな落合さんなんて、ある程度誰もが知っているような人の本を書きつつもそれを自分を表現しているっていうのはすごいですね。
そう、だから落合さんの話として見ても、鈴木さんの話として見ても、なんかすんげーなこの本みたいな感じなんですよ。
あー。はいはいはい。なるほどね。
その落合さんの話ともう一つ鈴木さんの本でもあるみたいなものの面白さみたいなものは、
たかさんにとってはどのあたりがすごく響くというか印象深いんですか。
なんて言うんでしょうね。大事なことを突き詰めるとか、大事なことをぶらさないとか、そういう感じが。
あーはいはいはい。
どっちの方向から見ても貫かれてる本っていう感じがするんです。なんか落合博打する人物もそうだし、
鈴木さん自身も最初は全然そんなことはなかったけど、結局ここが大事だっていうことをもうなんか生き切ってる。
で、生き切るからこそ落合監督が話してもらえるようになったりとか。
うんうんうん。
なんかね、そういう人にしか多分応対をしない人なんですよね、落合博打する人が。
あー、そういうことか。はいはいはい。
なんかこれ多分対象が違ったら、どちらの本としても成り立ってないというか。
なるほどなるほど。
みたいな、奇跡のマッチングが生んだ本みたいな。
あー、面白い。
なんかテーマとして貫かれてるのは、本当に大事なことを貫く、生き切る、ぶらさないみたいなのが、
共通のこの2人のテーマであったのかな、で、この本のテーマでもあるのかなというふうな捉え方をしていてですね。
もう3週ぐらい読んでるのか、でも未だに読みかけな感じがするんだよな。
すごい。
ちなみにそれは1回目読んだ時、ただまだ2回目、3回目の時って、どういうタイミングで読むんですか?
えっとね、どういうタイミングだったかな。
で、1回目は何でしょうね、あれ何でだったかな。
もう大谷監督、引退してからだいぶ経ってから出て、本が出てからもそこそこ経ってた気がするんですけど。
なんだっけな。
なんか、大谷翔平について、大谷監督が、もう監督じゃないですけど、大谷さんが語ってたのを見たときに、なんか読もうと思ったような気がします。
そうなんだ。
それはなんか、じゃあ、たかさんにとっては、なんだろう、その語り口が新鮮だったり印象深かったり驚いたり、なんかしらたかさんの中で感情が出てきたんですかね、それを聞いたときに。
でもなんか久しぶりに落ち合い見たな、みたいな感じで。
なるほどね。
ぐらいな感じだったかもしれないですね。
どうなんだ。
だから全然読んでなかったんですよ。
はいはいはいはい。
出たらすぐ読むとかでもなくて。
落合監督の影響とスタイル
じゃあ、そうか、別に本が出てすぐじゃなくて、どこどのタイミングでふと見かけてっていう感じだったんですね。
うん。
はいはい。
そんな感じでしたね。
そっか。
で、2週目3週目どんなときでした?
えっとね、どんなときだったかな。
えっとね、タイミングわかんないですけど残ってる独語感を覚えていて、1週目読んだときは完全に落ち合い側、落ち合い広見津側とか中日ドラマとか、あぁこのシーンあったなみたいな感じで読んでたんですけど。
あぁなるほどね。
2週目は、そう、鈴木さん側に移ったんですよ、たぶん。
えぇ、おもしろ。はい、なるほどね。
そう、なんかよくよく考えるとこの人やばいなと思って、でそのタイミングぐらいに、たぶんね2冊目に行ったんですよ、その鈴木さん塾で補完本読んだんですよ。
あぁー、はいはい。
っていう移り方をしていて。
うんうん。
それ、鈴木さん塾に移ったのとか最近じゃないですか。
北海道日本ファンの話とかで、ボールパークの話とか結構最近話したんで、なんか割と最近な気がするんですけど。
そう、っていう感じで移っていった気がしますね。
すごい。この北海道にボールパークをっていう、まぁアンビシャスってやつか。
そうですね。
は、2023年って書いてますね。
あぁー、だとしたらそれ自体はたぶんだから結構もう出版直後ぐらいだった気がしますね。
あぁー、そっちはそれぐらいなんですね。
2023年、そうそうそうそう。
間違いない、インドから戻ってきてる後だから。
あぁー、そっか、インドの後なんだ。タイミングとしては。
うん、2022年にインド行って、うん、なんで、そう。
はぁー、なるほどねー。
そう、23だったなぁ、たぶん。
その時の鈴木さんに対してはどんな風に感想を持ってたんですか。
なんかね、この鈴木さん自体に興味が湧いたんですよ。
これ、他のテーマでどんな本書くんだろうなと思ったら、僕のやっぱり一緒だったんですよ。
なんか、本書いても、あっ、これやっぱこの人の持ってるもので書かれてる本たちだなっていう感じがして。
あぁー、面白い。
なんかね、やっぱスタイルが一緒。
まぁ、鈴木さん自身もオチアイさんとの話でそのスタイルを確立させてる話なのかもしれないですけど、
なんかやっぱ、人の内面とか、なんかすごいリアリティを大事にするというか、やっぱ足運ぶ。
そう、徹底的に足を運ぶみたいなところは、なんだろうな、でも実はそこが共感ポイントなのかもしれないですね、なんか。
へぇー、はいはいはい、共感ポイント。
そう、オチアイ監督の家にピンポンしに行くんですよ。ピンポンしに行くんですけど、奥さんにピンポンしに行くシーンとかがあるんですけど、本の中で。
ピンポンしに行くんだ。
そう、もう自宅に行くんですけど、なんか、この点だけどうしても聞きに来たんです、あなたにって言って奥さんに突撃しに行く。
あぁー、そっちなんだ、はいはい。
で、奥さんも、あんたなにそんなこと聞きに来たの、いいわよ、上がりなさいよみたいな感じで、奥さんと楽しく話してるみたいな話があるんですけど、
なんかね、そういうのとかがやっぱり決定的に大事なんだろうなとか、で、それをやるかやらないかみたいなのが大事なんだろうな、みたいなのが、そのスタイルがやっぱり、本が変わってもやっぱり中の話を読んでいくと貫かれたりするんですよね。
うんうんうん、面白い。
え、なんか、この本、鈴木さんの本については読みかけである、読み終わってはおらず読みかけである、さっき言って消えてましたけど、
終わっておらず読みかけなのって何なんでしょうね、坂さんがそういうふうに言ってくれるのって。
毎回何でしょうね、そうだよね、こういうことが大事だよねっていうものに、なんか、気づかされる立ち戻るみたいなものが眠ってる感じですかね、僕にとってはなんか。
あぁー。
なんか、この本を読むと必ず思い出す言葉があるんですけど、この本というか、鈴木さんの本を読むと思い出す言葉が。
リクルート新卒で入ったときに、入った部署会社人事だったんですよ、新卒採用の人事で。
そのときの部長の方がいるんですけど、結婚式で挨拶もしてもらったぐらいの方なんですけど、
お前なんかごちゃごちゃ考えてるだろうと、お前にはこれしかないやろうが、って言って僕なんか太ももをめちゃくちゃ強く叩かれたんですよ。
お前には、要は足しかないだろうが、みたいな感じなんですよ。
頭で考え始めたらお前は死んでんのと一緒だ、みたいなこと言われたんですけど。
なるほどなるほど、そうなんだ。
それが出てくるんですね、その声が。
そう、なんかね、そう、それがなんかすごい思い出されるんですよ。
なんで、お前には足しかないだろう、みたいなことをすごい言われて、それは心に残ってるんですけど。
え、ちなみにそれは言われたときとかはどんなふうに思ってたんですか?
言われたときはよくわかんなかったんですよ。
あー、よくわかんなかった。
じゃあ、今はよくわかった感じがするんですか?
なんか、そうですね、なんか時にすごい忘れがちになるなっていう感じもしてるんですけど、
今は、そうですね、結局足しかないな。
そうなんだ。
結局、なんかよくわかんなくなってるときとうまくいってないときは、
まあ、一回足動かすから、みたいな。
行動の重要性
うんうんうんうんうん、そうなんだ。
30:41

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