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今回は、manabiaiで大切にしている対話についてですね、お話をしたいなと思っています。
対話というのを改めて考えてみると、対話って何なんだということなんですけど、
対話の特徴にはですね、評価をしないということや、判断をしないということがあります。
で、よくも悪くも、私たちの日常を振り返ってみると、何が正しいのかとか、どうあるべきなのかとか、
仕事をしてたりするとですね、そういう何が正しいのかっていうようなことで物事を見たりとか、コミュニケーションをとることっていうのが非常に多いんじゃないかなと。
そう考えると、対話の特徴が評価や判断をしないことだとしたら、いつも自分自身や他者とのコミュニケーションの中で何かを評価したり、何かを判断したりしていることにあふれていて、
評価や判断をせずにですね、物事を捉えたりコミュニケーションをとっているということがものすごく実は少ないんじゃないかなというふうに思っています。
もう一つ特徴としてはですね、意識と無意識ということだったりとか、氷山の一角ということで、目に見えるものっていうのはすごく小さな割合で、
目に見えないもの、氷山の、海の中に隠れている氷山の方がすごく大きいですと。こういう話を聞かれたことってあると思うんですけど、
行動とか発言とか意見っていうのは目に見えているもの、顕在化しているものなので、氷山の海の海面に出ている部分なので1割ぐらいですね。
それに対して、意見とか発言を生んだ海面の中にある氷山ですね。どんな思いを持っているのかとか、過去にどんな経験をしてきたことがその意見につながっているのかということだったりとか、
人生観とか人間観をどのように捉えているのかとか、どんな価値観を持っているのかとか、こういう目に見えていない情報ですね。
こちらが、さっきの顕在化しているものが1割に対して、潜在的なもの、目に見えないものというのが9割あるとしたときに、ここに目を向けていくことを対話というふうに考えます。
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なので、評価判断というものをせずに、この発言や意見の背景にある価値観とか感情とか思いとか経験、こういったところに目を向けてコミュニケーションを取っていくことを対話というふうに呼びたいなと思っています。
学び合いでは3つ対話を定義というか考えていまして、1つは自分と対話するということですね。
結構自分自身に厳しくコミュニケーションを取る人って多いと思うので、評価判断というのを常にしちゃっているんじゃないかなと思いますので、
そもそも自分はなんでこういう行動をしたんだろうとか、なんでこういう発言をしているんだろうとか、なんでこのときこういうことを感じたんだろうということを評価判断せずに、
自分の深い内面の部分と向き合っていくこと、こういった自己対話というものをぜひ習慣化してもらいたいなというふうに思っています。
そして、他者との対話ですね。
普段会話だったりとかコミュニケーションというのは結構取っていると思うんですけど、その評価判断せずに相手がなぜそのようなことを言っているのかとか、
なぜそういう行動を取るのかということの背景に目を向けてもらって、率直にコミュニケーションを取って対話を深めていただくということをしていただくと、
また新たな視点が得られるんじゃないかなというふうに思っています。
そしてもう一つ、本当の対話ということで、人間の脳というのは自分が体験したことじゃなくてもあったかも体験したかのように捉えていくことができます。
そういう意味では、人生、時間の限りがある中で、いろんな書籍を読んで自分の体験を豊かにしていくということができるんですけど、
本というのはまさにその著者が体験したこととか感じたことというのが記されているので、本と対話するというつもりで、
本と向き合っていただくと、得られるものというのがすごくたくさんあるんじゃないかなというふうに思っています。
なので、評価判断をしないという対話を本とやったり、自分自身とやってみたり、他者とのコミュニケーションに取り入れていただくと。
そうすることで、豊かな物の見方を醸成して、それが豊かなキャリアや豊かな人生につながっていくと。
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そんな形のお手伝いをしていけたらいいかなというふうに思っています。
今日は対話ということについてお話をさせていただきました。